4543 テルモ 2019-05-09 15:00:00
2019年3月期 連結決算の概要 [pdf]
2019 年3月期
連結決算の概要
テルモ株式会社
代表者 代表取締役社長 CEO 佐藤 慎次郎
問合せ先責任者 広報室長 大曲 昌夫
TEL:03-6742-8550
E-mail:kouhou_terumo01@terumo.co.jp
URL:https://www.terumo.co.jp/
2019 年5月9日
2019年3⽉期決算概要
テルモ株式会社
常務執⾏役員
北畠 ⼀明
2019年5⽉9⽇
売上・利益ともに修正業績予想通りの着地
(億円)
(億円)
為替除く
17年度 18年度 増減率
増減率
売上収益 5,878 5,995 +2% +3%
売上総利益 3,193 (54.3%) 3,265 (54.5%) +2% +4%
⼀般管理費 1,710 (29.1%) 1,787 (29.8%) +4% +5%
研究開発費 413 ( 7.0%) 477 ( 8.0%) +15% +15%
その他収益費⽤ 16 65 - -
営業利益 1,086 (18.5%) 1,066 (17.8%) -2% +2%
調整後営業利益 1,249 (21.3%) 1,221 (20.4%) -2% +1%
税引前利益 1,066 (18.1%) 1,027 (17.1%) -4%
当期利益 913 (15.5%) 795 (13.3%) -13%
USD 111円 111円
期中平均レート
EUR 130円 128円
売上収益 ︓愛鷹⼯場出荷遅延は解消し、全カンパニーがプラス伸⻑へ
調整後営業利益︓⼼臓⾎管の回復に伴い、減益幅がQ3累計と⽐較し⼤幅に縮⼩
税引前利益 ︓前年度は為替差損5億に対し、今年度は差損が38億に拡⼤
当期利益 ︓前年度は⽶国税制改⾰による⼀過性プラス要因(153億)
2/14
調整後営業利益: 調整額
(億円)
17年度 18年度
営業利益 1,086 1,066
調整① 買収無形資産の償却費 +145 +146
調整② ⼀時的な損益 +19 (※)+9
調整後営業利益 1,249 1,221
※調整項⽬ (※)18年度 調整② 「⼀時的な損益」の主な項⽬ 調整額
買収関連費⽤ 損害保険収⼊ ニューロWEB マイルストーン⽀払い引当計上(-20) +20
訴訟関連損益 災害による損失 和解⾦受取(+23) -23
減損損失 その他⼀時的な プエルトリコ⼯場災害保険⾦受取(+16) -16
事業再編費⽤ 損益 ベンチャー開発投資除却(-10) +10
固定資産除却損等(-11) +11
買収アドバイザリー費⽤等(-7) +7
3/14
調整後営業利益増減分析
40 67 (億円)
売
上 価
83
143 総 格︵
利
益 -25
︶ ⼀ 45
率 薬 般 21
そ 37
売 売 効 価 管
上 上 研 の
果 公 理 究 他 為
163 総 に増 定 費 替
利 よ 開
価 の 発 の 155
の益 る ︵ 増 影
増 費
加 の 響
1,249 加 -42
︶ 増
加 1,221
1,086 1,066
17年度 17年度 18年度 18年度
営業利益 調整後 調整後 営業利益
営業利益 営業利益
4/14
地域別売上収益
18年度
17年度
売上収益 売上収益前年⽐較
100%=5,995億円 ⾦額(億円) 増減率 コメント
( )内は為替影響除く
⼼臓⾎管は公定価改定や出荷遅延によるマ
1,885 -0% イナス影響を受ける。ホスピタルと⾎液システム
⽇本
31% 1,889 は年度を通して好調維持
1,204 +2% ⼼臓⾎管は通期でプラス伸⻑。ホスピタルは⼆
欧州 (+4%)
1,182 桁伸⻑継続。⾎液システムは堅調に推移
20%
出荷遅延があったが⼼臓⾎管は⼀桁半ばの
1,756 +2%
⽶州 1,716 (+3%)
伸⻑を維持。ホスピタルは好調維持。⾎液シ
ステムは治療アフェレシスの影響でマイナス伸⻑
29%
中国 462 +11% 製品出荷の正常化により、⼼臓⾎管のTISが
415 (+12%) ⼤幅に回復し⼆桁伸⻑へ回帰
8%
688 +2% ⾎液システムが⼤幅回復。全カンパニーでプラス
12% アジア他 (+5%) 伸⻑へ
676
5/14
カンパニー別売上収益
18年度
17年度
売上収益 売上収益前年⽐較
100%=5,995億円 ⾦額(億円) 増減率 コメント
( )内は為替影響除く
⼼臓
3,285 +1% 出荷遅延が正常化し
55% (+2%) 回復基調が継続
⾎管 3,240
1,658 +4% 通期で堅調を維持。アライアンスは
ホスピタル
1,588 (+5%) ⽇本と欧州が牽引し3割伸⻑を継続
28%
⾎液 1,050
+0% ⾎液センター向け製品がグローバルで
17% システム 1,047 (+2%) 堅調に推移
6/14
⼼臓⾎管: 出荷遅延の影響を乗り越え増収
(億円)
17年度 18年度 増減率 主なトピック ⾦額
( )内は為替影響除く
3,240 3,285
TIS ︓公定価改定や出荷遅延の影響
+1% を乗り越えプラス伸⻑へ回帰 +2
売上
収益 (+2%) ニューロ︓通期で⼆桁伸⻑を継続 +47
CV ︓次期⾎液モニターへの切り替え遅れ -3
⾎管 ︓国内ステントグラフトの直販移⾏準備 -1
836 809
調整後
営業
-3% TIS製品における売上収益の回復により、Q3累計と
利益
(-1%) ⽐較し減益幅が⼤幅に縮⼩
(率)
(26%) (25%)
7/14
ホスピタル: 全事業が売上堅調
(億円)
17年度 18年度 増減率 主なトピック ⾦額
( )内は為替影響除く
医療器 : 国内で輸液ラインに加えポンプや閉鎖
1,588 1,658
+4% 式抗がん剤投与システムが牽引 +14
売上 (+5%) 医薬品 : 輸液剤や疼痛緩和が好調。
収益
癒着防⽌材の売上が継続拡⼤ +11
DM・ヘルスケア: DM事業は堅調に推移 0
アライアンス : ⽇本と欧州が牽引し3割伸⻑ +47
268 268
調整後
営業 +0% ⾼付加価値製品の伸⻑が研究開発費増を吸収し
利益 (+0%) 増益。⼭⼝⼯場の償却は19年度から本格化
(率)
(17%) (16%)
8/14
⾎液システム: 売上堅調、利益はプラス伸⻑へ回復
(億円)
17年度 18年度 増減率 主なトピック ⾦額
( )内は為替影響除く
⾎液センター ︓⾎液⾃動製剤システムなどの
1,047 1,050
売上 +0% 牽引によりグローバルで堅調 +28
収益 (+2%)
アフェレシス治療︓昨年度の特需の影響を受け
マイナス伸⻑ -26
調整後 151 157
営業 +4% 予定通り⽶政府からの研究開発助成⾦が
利益 (+13%) Q4にあり増益へ
(率)
(14%) (15%)
9/14
18年度 主なトピックス
サテライトオフィス開設、ウェアラブル端末配布など、働き⽅改⾰と健康経営を推進
全社 5年連続「健康経営銘柄」に選定(2⽉)
5製品がグッドデザイン賞を受賞。テルモとして23年連続の受賞(10⽉)
薬剤溶出型ステント「Ultimaster Tansei」、欧州発売(5⽉)、⽇本発売(9⽉)
⽶デクスコム社より、持続⾎糖測定器の⽇本・独占販売権取得(5⽉)、発売(2⽉)
アライアンス事業のPFS⽣産設備増設を決定︓テルモ⼭⼝D&Dで約70億円(7⽉)
事業 受託製造している薬剤充填⽤注射器「PLAJEX」採⽤のバイオシミラー、欧州導⼊(12⽉)
脳動脈瘤治療⽤の袋状塞栓デバイス「WEB」、⽶FDA承認取得(12⽉)
薬剤溶出型ステント専業メーカー中国エッセン・テクノロジー社を買収(12⽉)
TIS⽣産体制強化の為、ベトナム⼯場新棟建設に向けた150億円の投資決定 (2⽉)
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18年度パイプライン製品のローンチ状況
領域 製品 地域 ローンチ 領域 製品 地域 ローンチ
欧⽶ 済み
アクセス ディスタルラジアル⽤⽌⾎デバイス ⽇ FY19 次世代⼈⼯肺
⽇ FY19
CV
PTCAバルーン ⽶ 済み 次期⾎液モニター 欧⽶亜 済み
⽇ 済み
⼼臓 PTCAバルーン 胸部⽤ステントグラフト (低プロファイル) 欧 済み
欧亜 FY19
⾎管
DES (Ultimaster Tansei) ⽇欧亜 済み 腹部⽤ステントグラフト (アナコンダ細径) 欧 済み
ステント (TRI) ⽇⽶ FY19 医療器 静脈可視装置 ⽇ 済み
PTAバルーン (TRI) ⽇⽶ 済み DM パッチ式インスリンポンプ ⽇ FY19上期
ペリ
フェラル
PTAガイディングシース (TRI) ⽇⽶ 済み 次期成分採⾎装置ソフトウェア 欧⽶亜 済み
⾎液
薬剤塗布バルーン 欧 FY19 ⾎液⾃動製剤システム・新ディスポ 欧⽶亜 済み
中間カテーテル (Sofia EX) 欧⽶ FY19上期
脳
ミニ・バルーン 欧⽶ FY19上期
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19年度業績予想
(億円)
18年度 19年度 増減率 16〜19年度
実績 業績予想 (為替除く増減率) CAGR
+6%
売上収益 5,995 6,350 +7%
(+8%)
営業利益 1,066 1,090 +2%
+7%
(率) (17.8%) (17.2%) (+7%)
調整後営業利益 1,221 1,240 +2%
(率) (20.4%) (19.5%) (+6%)
+6%
当期利益 795 810 +2% +14%
USD 111円 108円
為替レート
EUR 128円 123円
12/14
業績予想 調整後営業利益
48 80
(億円)
売
上 価 47
総 格︵
利 欧
益 ︶
-50 州 125
330 率 薬 規
効 価 制
果 公 対 ⼀ 57
定 応 般
価 費 管
︵ 理 研 50
︵ 究
-32
︶ の費
売 売 増 開 為
︶
-30 や 替 150
155 上 上 加 発
総 増 費の の影
IT
投 増 響
利 に 1,290
益 よ 資 加
1,221 ︵ 1,240
の る
増
1,066
加 -15
︶ 1,090
18年度 18年度 19年度 19年度 19年度
営業利益 調整後 調整後 調整後 営業利益
営業利益 営業利益 営業利益
(為替なし)
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19年度業績予想
売上収益 調整後営業利益 コメント
⾦額(億円) 増減率 ⾦額(億円) 増減率
( )内は為替影響除く ( )内は為替影響除く
19年度 3,570 24% 850 TIS事業の売上収益は⼆桁伸
⼼臓 +9% +5% ⻑へ回帰。公定価改定、為替の
⾎管 (+12%)
809
(+10%)
18年度 3,285 25%
影響
1,710 15% 255 モメンタムは堅調継続。
+3% -5%
ホスピタル (+4%) (-5%) アライアンス事業において
1,658 16% 268
⼭⼝⼯場増設の償却費増
1,070 14% 155
⾎液 +2% -1% ⾎液センター向け中⼼に堅調。
システム 1,050
(+5%) (+5%) 為替の影響
15% 157
14/14
2019年3月期 補足資料(IFRS)
セグメント別売上概況 (単位:百万円)
%=前年比
2018年3月期 2019年3月期
日本 海外 合計 日本 % 海外 % 合計 %
TIS 37,787 185,402 223,189 32,602 -13.7% 190,742 2.9% 223,345 0.1%
ニューロバスキュラー 3,061 32,365 35,427 3,267 6.7% 36,890 14.0% 40,158 13.4%
CV 10,306 34,753 45,059 10,009 -2.9% 34,787 0.1% 44,796 -0.6%
血管 2,830 17,494 20,325 1,967 -30.5% 18,232 4.2% 20,200 -0.6%
心臓血管カンパニー 53,985 270,015 324,001 47,846 -11.4% 280,653 3.9% 328,500 1.4%
医療器 50,283 26,198 76,481 51,498 2.4% 26,406 0.8% 77,904 1.9%
D&D 42,474 - 42,474 43,388 2.2% - - 43,388 2.2%
DM・ヘルスケア 21,085 3,093 24,179 20,938 -0.7% 3,117 0.8% 24,056 -0.5%
ホスピタルシステム小計 113,843 29,292 143,135 115,825 1.7% 29,524 0.8% 145,349 1.5%
アライアンス 8,877 6,835 15,712 12,038 35.6% 8,377 22.6% 20,416 29.9%
ホスピタルカンパニー 122,720 36,127 158,848 127,864 4.2% 37,902 4.9% 165,766 4.4%
血液システムカンパニー 11,933 92,763 104,697 12,540 5.1% 92,444 -0.3% 104,984 0.3%
その他 216 12 228 217 0.4% 13 8.3% 230 0.8%
計 188,856 398,919 587,775 188,468 -0.2% 411,013 3.0% 599,481 2.0%
(期中平均為替レート) (USD1=\110.85) (USD1=\110.92)
(EUR1=\129.66) (EUR1=\128.44)
2018年3月期 2019年3月期
キャッシュ・フロー計算書(要約)
営業キャッシュ・フロー 114,562 93,571
投資キャッシュ・フロー △ 44,105 △ 74,792
フリーキャッシュ・フロー 70,457 18,778
財務キャッシュ・フロー △ 4,132 △ 67,540
現金及び現金同等物の換算差額 △ 3,538 3,912
現金及び現金同等物の増減 62,786 △ 44,849
現金及び現金同等物の期首残高 105,046 167,832
現金及び現金同等物の期末残高 167,832 122,982
参考情報
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
研究開発費 41,342 47,681 50,000
設備投資額 43,620 60,845 75,000
減価償却費及び償却費 42,035 44,035 49,000
*1
基本的一株当たり当期利益(円) 129.56 108.70 109.03
*1 当社は、2019年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っており、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して「基本的
一株当たり当期利益」を算定しております。
テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の
前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があ
ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、
競争状況などがあります。