4543 テルモ 2020-08-06 15:00:00
2021年3月期 第1四半期 連結決算の概要 [pdf]
2021 年3月期 第1四半期
連結決算の概要
テルモ株式会社
代表者 代表取締役社長 CEO 佐藤 慎次郎
問合せ先責任者 IR 室長 畑 謙一
TEL:03-6742-8550
E-mail:kouhou_terumo01@terumo.co.jp
URL:https://www.terumo.co.jp/
2020 年8月6日
2021年3⽉期 第1四半期
決算概要
2020年8⽉6⽇
テルモ株式会社
Chief Accounting and Financial Officer
武藤 直樹
⼼臓⾎管が新型コロナの影響を受けるも、他カンパニーで緩和
(億円)
為替除く
19年度Q1 20年度Q1 増減率
増減率
売上収益 1,525 1,313 -14% -11%
売上総利益 852 (55.8%) 689 (52.5%) -19% -15%
⼀般管理費 445 (29.2%) 401 (30.5%) -10% -8%
研究開発費 118 ( 7.8%) 112 ( 8.5%) -6% -4%
その他収益費⽤ 4 5 - -
営業利益 292 (19.1%) 181 (13.8%) -38% -31%
調整後営業利益 339 (22.3%) 217 (16.5%) -36% -30%
税引前利益 288 (18.9%) 179 (13.6%) -38%
当期利益 228 (14.9%) 140 (10.7%) -39%
USD 110円 108円
期中平均レート
EUR 123円 119円
売上収益︓⼼臓⾎管は新型コロナの影響受けるも、ホスピタルと⾎液・細胞テクノロジーへの影響は軽微
調整後営業利益︓売上減少による減益。研究開発費の抑制は限定的としながらも、⼀般管理費は
抑制し前年度⽐で減少
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調整後営業利益増減分析
49 (億円)
47
29
91
81
売 売
4
上 上 28
総 減 研 20
339 利 に 29 7 34
売 14 究 為
益 よ 欧 開 36
上 価 州 ⼀ 替
の る 発 の
292 総 ︵格 規 般
利 管 費 影
減 制 の
益 -3
︶ 対 理 響
少 率 減
応 費 217
悪の 薬 の 少
費 181
化 価 ︵ 減
に 公 少
よ 定 -4
︶
る ︵価
減
少 -11 IT 投
︶
資
19年度Q1 19年度Q1 ︵ 20年度Q1 20年度Q1
営業利益 調整後 調整後 営業利益
営業利益 -3
︶ 営業利益
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地域別売上収益 20年度Q1
19年度Q1
売上収益 売上収益前年⽐較
⾦額(億円) 増減率 コメント
100%=1,313億円
( )内は為替影響除く
443 ⼼臓⾎管において新型コロナの影響を受けるも
⽇本 -4%
34% 460 ホスピタルでは体温計や消毒剤等の需要増
255 -15% ⼼臓⾎管は⼆桁減収。ホスピタルと⾎液・細胞
欧州 300 (-12%) テクノロジーは⼀桁後半から⼆桁伸⻑と堅調
19%
363 -21% ⼼臓⾎管は⼆桁減収も、ホスピタルは中南⽶
⽶州 460 (-18%) が牽引し⼆桁に近い伸⻑
28% 全般的に回復傾向も、ニューロ代理店の受注
中国 102 -25%
136 (-21%) タイミングの影響を受ける
8%
151 -11% 全カンパニーにおいて、新型コロナの影響は欧⽶
11% アジア他 169 (-7%) と⽐較し軽度
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カンパニー別売上収益 20年度Q1
19年度Q1
売上収益 売上収益前年⽐較
100%=1,313億円 ⾦額(億円) 増減率 コメント
( )内は為替影響除く
673
-24% 待機症例の延期による需要減。
⼼臓⾎管 885 (-21%) 6⽉より業績の回復基調を確認
51%
アライアンスの⼆桁伸⻑にくわえ体温計
392 -1%
ホスピタル や消毒剤の需要増が、全般的な需要
398 (-0%)
減の影響を相殺
30%
⾎液・細胞 247
+2% アフェレシス治療数減少の影響を受けた
19% テクノロジー 242 (+7%) ものの成分採⾎装置が牽引し安定成⻑
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⼼臓⾎管: 想定範囲内の新型コロナの影響
(億円)
19年度Q1 20年度Q1 増減率 主なトピック ⾦額
( )内は為替影響除く
885
TIS ︓製品群全般に需要減の影響 -140
673
ニューロ︓脳動脈瘤治療数の減少 -44
売上 -24%
収益 (-21%) CV ︓需要減の影響を
⽇本における装置売上増が緩和 -18
⾎管 ︓⼈⼯⾎管、ステントグラフトともに需要減 -10
調整後 245
営業 124 -49% 売上減による減益。安定供給の為の在庫積上げにより
利益 (-45%) 製造原価の低減効果があり、減益の⼀部を緩和
(率)
(28%) (18%)
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ホスピタル: 費⽤をコントロールし収益性を維持
(億円)
19年度Q1 20年度Q1 増減率 主なトピック ⾦額
( )内は為替影響除く
398 392 医療器 : 診療制限の影響 -15
売上 -1% 医薬品 : 輸液剤の減少を疼痛緩和がカバー -2
収益 (-0%)
DM・ヘルスケア: 体温計等ヘルスケア製品の需要増 +5
アライアンス : 海外が牽引し⼆桁伸⻑を維持 +7
調整後 売上減にくわえ海外⼯場におけるロックダウンによる⽣産
営業 -1%
52 52 稼働率の低下の影響があったものの、費⽤コントロールに
利益 (+1%)
より収益性維持
(率)
(13%) (13%)
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⾎液・細胞テクノロジー: 増収増益を達成
(億円)
19年度Q1 20年度Q1 増減率 主なトピック ⾦額
( )内は為替影響除く
242 247 ⾎液センター ︓成分採⾎装置の新ソフトウェアに
売上 +2% よる牽引。新型コロナ回復期⾎漿
収益 (+7%) に向けた需要増 +16
アフェレシス治療︓待機症例の延期による需要減 -7
調整後
営業 +48% 製品ミックスによる売上総利益増に加え、費⽤コント
利益 39 ロールが寄与し⼤幅増益
26 (+71%)
(率)
(11%) (16%)
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主なトピックス
新型コロナウイルス感染症対策に合計240万⽶国ドルの⽀援
全社
欧州医療機器規則(EU-MDR)の認証初取得
オープンステントグラフト「Thoraflex Hybrid」が⽶国で オープンステントグラフト
「Thoraflex Hybrid」
ブレークスルーデバイスに指定
⼼臓⾎管
⽣分解性薬剤溶出型ビーズ「BioPearl」がCEマーク認証取得 ⽣分解性薬剤溶出型ビーズ
「BioPearl」
⽶国で腹部⼤動脈ステントグラフト「TREO」が販売承認 腹部ステントグラフト
「TREO」
消毒しやすい体温計を発売 オープン形状の
収納ケース付き体温計
ホスピタル
テルモ⼭⼝で製造するアダリムマブのバイオシミラーに関し⽇本のGMP適合取得
⾎中サイトカインの減少を⽬的に、遠⼼型⾎液成分分離装置が⽶国で緊急使⽤許諾
⾎液・細胞
テクノロジー 遠⼼型⾎液成分
病原体低減化技術、新型コロナウイルスへの有効性証明 病原体低減システム
分離装置
「Optia」
「Mirasol」
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20年度パイプライン製品のローンチ状況
領域 製品 地域 ローンチ 領域 製品 地域 ローンチ
スティーラブルシース ⽇ ⾎管 腹部ステントグラフト ⽶
⼼臓
PTCAバルーン(Essen社製) 中 次期シリンジポンプ ⽇
イメージング IVUSカテーテル ⽇ 済み 医療器 次期針刺し防⽌機構付留置針 ⽇
⽣分解性薬剤溶出型ビーズ 欧 Open-TCI⽤シリンジポンプ 欧亜 欧︓済み
オンコロジー
末梢⾎管塞栓⽤プラグ ⽶ 医薬品 強オピオイド鎮痛薬 ⽇ 済み
⾎流改変ステント ⽇⽶ 済み 次期持続⾎糖測定器 ⽇
DM・
バルーン付きガイドカテーテル 欧 ⾎糖測定システム ⽇
ヘルスケア
脳
頸動脈ステント ⽇ 次期体温計 ⽇ 済み
袋状塞栓デバイス
⽇
(Woven EndoBridgeデバイス)
次世代⼈⼯肺 ⽇ 済み
カーディオ
⼈⼯⼼肺装置(再出荷) ⽇ 済み
バスキュラー
⽇⽶亜︓
オフポンプ⽤臓器固定器具 グローバル
済み
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20年度業績予想の考え⽅
売上は、Q1で底打ちし下期には回復基調へ。新型コロナ第2波の影響は不透明で
あるため盛り込んでいない
⼀般管理費は⼀定の抑制を効かせつつ、早期回復を図るべく業績を⾒極めながら適切に投下
研究開発費は原則として活動レベルを下げることなく投資継続
Q1にBCP⽬的で積み上げた在庫はQ2以降、適正⽔準へ⽣産稼働レベルを調整
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20年度業績予想
(億円)
19年度 20年度 増減率
実績 業績予想 (為替除く増減率)
-5%
売上収益 6,289 6,000
(-2%)
営業利益 1,106 850 -23%
(率) (17.6%) (14.2%) (-20%)
調整後営業利益 1,250 1,030 -18%
(率) (19.9%) (17.2%) (-14%)
当期利益 852 650 -24%
(実績) (予想)
USD 109円 105円
為替レート
EUR 121円 120円
配当に関し、5⽉決算時に発表した予想から変更なし
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20年度業績予想
(億円)
売上収益 コメント
⾦額 増減率
( )内は為替影響除く
20年度予想 3,220
-8% 待機症例の延期による需要減
⼼臓⾎管
(-5%) を⾒込むも下期は回復傾向
19年度実績 3,506
1,720 診療制限の影響はあるも、アラ
ホスピタル
+1% イアンス等の成⻑により相殺。
(+1%)
1,710 慢性疾患向け製品多く安定的
1,060 ⾎液バッグの売上減を、成分採
⾎液・細胞 -1%
テクノロジー (+2%) ⾎装置の拡⼤により相殺
1,072
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20年度業績予想 売上四半期推移イメージ
Q1に底打ちし下期より前年度⽐プラス成⻑へ回帰
110%
19年度実績※
100%
90%
※為替影響除く
80%
Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
19年度 20年度
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2021年3月期 第1四半期決算 補足資料(IFRS)
セグメント別売上概況 (単位:百万円)
%=前年比
2020年3月期 第1四半期累計 2021年3月期 第1四半期累計
日本 海外 合計 日本 % 海外 % 合計 %
TIS 8,341 52,203 60,544 6,908 -17.2% 39,633 -24.1% 46,542 -23.1%
ニューロバスキュラー 853 11,011 11,864 905 6.1% 6,539 -40.6% 7,445 -37.2%
カーディオバスキュラー 2,283 8,624 10,908 2,525 10.6% 6,621 -23.2% 9,147 -16.1%
血管 669 4,515 5,184 571 -14.7% 3,609 -20.1% 4,180 -19.4%
心臓血管カンパニー 12,148 76,354 88,502 10,911 -10.2% 56,403 -26.1% 67,315 -23.9%
医療器 11,754 5,926 17,681 10,848 -7.7% 5,347 -9.8% 16,196 -8.4%
医薬品 10,890 - 10,890 10,609 -2.6% - - 10,609 -2.6%
DM・ヘルスケア 4,932 700 5,633 5,466 10.8% 646 -7.8% 6,113 8.5%
ホスピタルシステム小計 27,577 6,627 34,205 26,925 -2.4% 5,994 -9.6% 32,919 -3.8%
アライアンス 3,630 1,921 5,551 3,896 7.3% 2,368 23.3% 6,264 12.8%
ホスピタルカンパニー 31,207 8,548 39,756 30,821 -1.2% 8,362 -2.2% 39,183 -1.4%
血液・細胞テクノロジーカンパニー 2,543 21,669 24,212 2,535 -0.3% 22,197 2.4% 24,733 2.2%
その他 54 - 54 65 19.8% - - 65 19.8%
計 45,954 106,572 152,526 44,334 -3.5% 86,963 -18.4% 131,298 -13.9%
(期中平均為替レート) (USD1=\109.90) (USD1=\107.63)
(EUR1=\123.50) (EUR1=\118.59)
2020年3月期 2021年3月期
キャッシュ・フロー計算書(要約) 第1四半期累計 第1四半期累計
営業キャッシュ・フロー 19,221 17,409
投資キャッシュ・フロー △ 18,680 △ 19,678
フリーキャッシュ・フロー 540 △ 2,268
財務キャッシュ・フロー △ 11,235 47,869
現金及び現金同等物の換算差額 △ 2,446 △ 484
現金及び現金同等物の増減 △ 13,140 45,115
現金及び現金同等物の期首残高 122,982 166,898
現金及び現金同等物の期末残高 109,842 212,014
参考情報
2020年3月期 2021年3月期 2021年3月期
第1四半期累計 第1四半期累計 業績予想
研究開発費 11,845 11,178 48,000
設備投資額 18,295 16,143 85,000
*1
減価償却費及び償却費 11,327 12,099 52,500
基本的一株当たり当期利益(円) 30.67 18.57 86.19
*1 使用権資産償却費を含んでおりません。
テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基
づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知お
きください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。