4541 日医工 2021-11-12 15:00:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年11月12日
上場会社名 日医工株式会社 上場取引所 東
コード番号 4541 URL https://www.nichiiko.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)田村 友一
問合せ先責任者 (役職名) 上席執行役員管理本部長 (氏名)石田 修二 TEL 076-432-2121
四半期報告書提出予定日 2021年11月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の
売上収益 コア営業利益 営業利益 税引前利益 四半期利益 所有者に帰属する
四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第2四半期 85,931 △4.1 △8,790 - △14,026 - △13,626 - △14,760 - △14,593 -
2021年3月期第2四半期 89,631 △2.1 1,360 △65.3 523 △86.1 369 △91.9 114 △96.1 146 △95.1
四半期包括利益 基本的1株当たり 希薄化後1株
合計額 四半期利益 当たり四半期利益
百万円 % 円 銭 円 銭
2022年3月期第2四半期 △14,006 - △224.30 △224.30
2021年3月期第2四半期 △1,051 - 2.28 2.28
(注)コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因による損益(非経常項目)を除いて算出しております。
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2022年3月期第2四半期 365,080 102,337 101,502 27.8 1,441.09
2021年3月期 363,572 112,435 111,167 30.6 1,733.58
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 15.00 - 10.00 25.00
2022年3月期 - 0.00
2022年3月期(予想) - 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上収益 コア営業利益 営業利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 185,000 △1.7 △11,900 - △17,100 - △18,600 - △275.39
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-、 除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q 71,382,652株 2021年3月期 65,162,652株
② 期末自己株式数 2022年3月期2Q 948,025株 2021年3月期 1,036,650株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期2Q 65,061,333株 2021年3月期2Q 63,974,164株
(注)期末自己株式数には、従業員持株会専用信託が所有する株式が含まれております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(決算補足説明資料の入手方法)
当社は、2021年11月12日(金)に決算補足説明資料を当社ホームページに掲載します。
日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 6
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 6
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 …………………………………………… 8
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 12
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 13
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 18
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症再拡大により、緊急事態宣言やま
ん延防止等重点措置が発出されるなど、引き続き経済・社会活動への制限が継続し、景気の先行きは不透明な状況
が続いております。
後発医薬品業界におきましては、薬価改定による薬価の下落等あり一層の収益力向上が求められるとともに、品
質面のみならず安定供給面でも、一層の取り組み強化が求められています。
このような状況下で当社におきましても、製造管理体制と品質管理体制の改善に取り組むとともに富山第一工場
での製造・出荷再開に最大限注力しております。そして当社グループでは、2021年8月に株式会社メディパルホー
ルディングス(以下「メディパル」)との間で、メディパルが有する医薬品流通に関するインフラと、当社の有す
る医薬品製造販売に関するインフラを掛け合わせ、ジェネリック医薬品の安定的・効率的な供給を可能とする提携
モデルを構築することなどを目的とした資本業務提携を行うことを決定し、2021年9月には、メディパルを割当先
とした第三者割当増資を実施いたしております。
A.セグメント別の業績
日医工グループ Sagent グループ
(単位:百万円) 2021年3月期 2022年3月期 2021年3月期 2022年3月期
増減 増減
第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期
売上収益 72,513 65,614 ▲6,899 17,304 20,316 +3,011
コア営業利益 2,449 ▲8,137 ▲10,586 ▲1,088 ▲652 +435
(注)1.セグメント区分は、「日医工グループ」「Sagent グループ」の2つのセグメント区分としており、
「Sagent グループ」は、Sagent Pharmaceuticals, Inc. 及びその連結子会社で構成され、「日医工
グループ」は、「Sagent グループ」を除いた会社にて構成されております。
2.当社グループでは、経常的な収益性を示す指標として「コア営業利益」を採用しており、セグメント
利益にも「コア営業利益」を採用しております。「コア営業利益」は営業利益から非経常的な要因に
よる損益を除いて算出しており、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
①日医工グループ
日医工グループにおいては、富山第一工場製造品について安心と信頼の医薬品をお客様に届けるべく、厳重な品
質管理を行ったうえで順次生産・出荷を再開するとともに、安定供給体制構築を見据えたグループ全体での生産体
制最適化に向けた取り組みを進めております。
当第2四半期連結累計期間の日医工グループにおける業績は、岐阜工場品の売上への寄与(約176億円)があっ
たものの、薬価改定による薬価引き下げや、製造委託先(小林化工株式会社)での生産・出荷停止に起因するエル
メッド製品の売上減少に加え、富山第一工場では順次出荷を再開しているものの想定よりも出荷再開に時間を要し
ていることなどから、売上収益は656億14百万円(前年同期比68億99百万円減)、セグメント損失は81億37百万円
(前年同期比105億86百万円減)と大幅な減収減益となりました。
②Sagent グループ
Sagent グループにおいては、コスト競争力・安定供給能力の強化を目指し、Sagent・ローリー工場、Omega・モ
ントリオール工場、SterRx における内製化・自社製造能力の拡充に向けた体制強化を進めております。また、バ
イオシミラー、オーファンドラッグの米国市場への早期上市、Sagent 開発品の日本・東南アジア市場への導出に
向けた取り組みを進めております。
当第2四半期連結累計期間のSagent グループにおける業績は、新型コロナウイルス関連製品が引き続き好調で
あったことやカナダ市場での売上増加、経費節減による販管費の減少などにより、前年同期よりも改善し、売上収
益は203億16百万円(前年同期比30億11百万円増)、セグメント損失は6億52百万円(前年同期比4億35百万円の
損失減)となりました。
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
B.グループ全体の業績
2021年3月期 2022年3月期
(単位:百万円) 増減
第2四半期 第2四半期
売上収益 89,631 85,931 ▲3,699
コア営業利益 1,360 ▲8,790 ▲10,151
営業利益 523 ▲14,026 ▲14,550
税引前四半期利益 369 ▲13,626 ▲13,995
親会社の所有者に帰属する四半期利益 146 ▲14,593 ▲14,739
希薄化後1株当たり四半期利益 2.28 ▲224.30 ▲226.58
(注) 当社グループでは、経常的な収益性を示す指標として「コア営業利益」を採用しております。「コア営
業利益」は営業利益から非経常的な要因による損益を除いて算出しております。
売上収益は、Sagent グループは増収も日医工グループの減収があり、前年同期比36億99百万円の減収となりま
した。
コア営業利益は、日医工グループの減益があり前年同期比101億51百万円の大幅な減益となりました。
営業利益は、日医工グループにおいて、富山第一工場製造品について、当社グループで保有する同種同効成分製
剤へ統合を図ることが可能なもの、一定の時間をかけて改善措置を図ることができるもの、製造再開に想定以上の
時間を要することが見込まれるものに区分した上で検討を行った結果、今後廃棄となる可能性が高いと見込まれる
原材料、仕掛品等について評価損の計上(約48億円)を行ったことなどから、前年同期比145億50百万円の大幅な
減益となりました。
税引前四半期利益は前年同期比139億95百万円の減益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比147億
39百万円の減益となりました。
(新型コロナウイルス感染症の影響について)
新型コロナウイルス感染症に関して、当社グループでは在宅勤務、時差出勤、各部署の執務場所分散等の実施、
加えて、富山本社、富山第一工場、岐阜工場において職域接種を実施する等、引き続き感染拡大防止に努めており
ます。
業績への影響に関しては、患者様の受診抑制、手術延期、営業活動制限による売上への影響や、米国において調
達先からの一部製品についての資材供給が滞るなどの影響がありましたが、新型コロナウイルス関連製品の売上が
伸長するなどのプラス面もあり、これまでのところ大きな影響は出ておりません。
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び資本の状況
当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ15億7百万円増加し、3,650億80
百万円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
増減額
主な要因
(百万円)
現金及び現金同等物 △4,177 富山第一工場生産再開を見据えた原材料調達など
2021年4月の薬価改定及び富山第一工場製造品の出荷遅延に
売上債権及びその他の債権 △2,267
よる売上減少など
富山第一工場生産再開を見据えた原材料調達及び仕掛品確保
棚卸資産 +4,952
など
有形固定資産 △2,612 減価償却費の計上及び設備投資など
製造販売権の取得、バイオシミラー及びジェネリック医薬品
無形資産 +6,619
の開発投資など
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ116億5百万円増加し、2,627億42
百万円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
増減額
主な要因
(百万円)
仕入債務及びその他の債務 △9,233 富山第一工場生産調整に伴う発注減など
借入金 +14,679 運転資金の調達など
その他の金融負債 +5,190 リース負債の増加など
当第2四半期連結会計期間末の資本につきましては、前連結会計年度末に比べ100億97百万円減少し、1,023億37
百万円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
増減額
主な要因
(百万円)
資本金 +2,615 第三者割当方式による新株式発行
資本剰余金 +2,615 第三者割当方式による新株式発行
利益剰余金 △15,737 四半期損失の計上など
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ41億77百万円減少し、
249億65百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況の詳細は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、当第2四半期連結累計期間において198億59百万円の支出超過となり
ました。これは主に以下の要因によるものであります。
金額
内容
(百万円)
税引前四半期損失の計上 △13,626
減価償却費及び償却費の計上 6,171
棚卸資産の増加 △4,508
売上債権及びその他の債権の減少 2,425
仕入債務及びその他の債務の減少 △8,796
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、当第2四半期連結累計期間において76億80百万円の支出超過となりま
した。これは主に以下の要因によるものであります。
金額
内容
(百万円)
有形固定資産の取得による支出 △2,090
無形資産の取得による支出 △7,937
持分法で会計処理されている投資の売却による収入 2,500
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(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、当第2四半期連結累計期間において235億17百万円の収入超過となり
ました。これは主に以下の要因によるものであります。
金額
内容
(百万円)
借入金の純増 14,562
新株式の発行による収入 5,207
セール・アンド・リースバックによる収入 5,641
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第2四半期連結累計期間の業績、今後の業績見込を踏まえ、2021年8月10日に公表いたしました2022年3月期
通期連結業績予想を、2021年11月11日に下記のとおり修正し公表しております。
詳細につきましては、2021年11月11日に公表いたしました「棚卸資産評価損の計上及び業績予想の修正並びに配
当予想の修正(無配)に関するお知らせ」をご覧ください。
親会社の所有者に
売上収益 コア営業利益 営業利益 基本的1株当たり
帰属する当期利益
(百万円) (百万円) (百万円) 当期利益(円)
(百万円)
前回発表予想(A) 195,000 700 500 200 3.12
今回修正予想(B) 185,000 △11,900 △17,100 △18,600 △275.39
増減額(B-A) △10,000 △12,600 △17,600 △18,800
増減率(%) △5.1 - - -
(参考)前期通期実績
188,218 977 107 △4,179 △65.28
(2021年3月期)
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2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 29,142 24,965
売上債権及びその他の債権 42,882 40,615
棚卸資産 96,110 101,062
未収法人所得税 55 -
その他の金融資産 3,715 3,716
その他の流動資産 3,195 3,405
小計 175,102 173,765
売却目的で保有する資産 - 824
流動資産合計 175,102 174,589
非流動資産
有形固定資産 68,943 66,331
のれん 45,661 46,065
無形資産 56,957 63,577
持分法で会計処理されている投資 2,202 81
その他の金融資産 11,635 11,853
繰延税金資産 12 14
その他の非流動資産 3,058 2,566
非流動資産合計 188,469 190,490
資産合計 363,572 365,080
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
仕入債務及びその他の債務 65,359 56,125
借入金 63,113 71,481
その他の金融負債 1,615 2,034
未払法人所得税 937 2,014
返金負債 2,712 2,105
契約負債 127 117
その他の流動負債 9,707 9,810
流動負債合計 143,574 143,691
非流動負債
借入金 86,021 92,332
その他の金融負債 4,182 8,954
退職給付に係る負債 960 961
引当金 83 83
返金負債 98 75
契約負債 631 582
繰延税金負債 14,711 14,972
その他の非流動負債 874 1,089
非流動負債合計 107,562 119,050
負債合計 251,136 262,742
資本
資本金 23,360 25,975
資本剰余金 21,896 24,511
その他の資本性金融商品 9,918 9,918
自己株式 △2,267 △2,124
利益剰余金 50,822 35,084
その他の資本の構成要素 7,437 8,136
親会社の所有者に帰属する持分合計 111,167 101,502
非支配持分 1,268 835
資本合計 112,435 102,337
負債及び資本合計 363,572 365,080
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(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
(要約四半期連結損益計算書)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上収益 89,631 85,931
売上原価 73,950 85,079
売上総利益 15,680 851
販売費及び一般管理費 13,074 13,483
研究開発費 1,879 1,819
その他の営業収益 142 751
その他の営業費用 346 327
営業利益(△は損失) 523 △14,026
金融収益 90 628
金融費用 445 427
持分法による投資損益 200 199
税引前四半期利益(△は損失) 369 △13,626
法人所得税費用 254 1,134
四半期利益(△は損失) 114 △14,760
四半期利益の帰属
親会社の所有者 146 △14,593
非支配持分 △31 △167
四半期利益(△は損失) 114 △14,760
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(△は損失)(円) 2.28 △224.30
希薄化後1株当たり四半期利益(△は損失)(円) 2.28 △224.30
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(要約四半期連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期利益(△は損失) 114 △14,760
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金
355 97
融資産
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対す
△0 -
る持分
純損益に振り替えられることのない項目合計 354 97
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △1,520 656
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 △1,520 656
その他の包括利益(税引後) △1,166 753
四半期包括利益 △1,051 △14,006
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 △982 △13,848
非支配持分 △68 △158
四半期包括利益 △1,051 △14,006
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(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
その他の資本
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 在外営業活 括利益を通
性金融商品
動体の換算 じて公正価
差額 値で測定す
る金融資産
2020年4月1日時点の残高 23,360 21,896 9,918 △2,562 57,365 4,339 1,235
四半期利益(△は損失) 146
その他の包括利益 △1,483 354
四半期包括利益合計 - - - - 146 △1,483 354
その他の資本性金融商品の所有者に
△220
対する分配
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 △24 127
新株予約権の失効 29
配当(注) △959
利益剰余金から資本剰余金への振替 24 △24
所有者との取引額合計 - - - 127 △1,174 - -
2020年9月30日時点の残高 23,360 21,896 9,918 △2,435 56,337 2,856 1,589
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
合計
その他 合計
2020年4月1日時点の残高 274 5,848 115,826 1,343 117,170
四半期利益(△は損失) - 146 △31 114
その他の包括利益 △1,128 △1,128 △37 △1,166
四半期包括利益合計 - △1,128 △982 △68 △1,051
その他の資本性金融商品の所有者に
- △220 △220
対する分配
自己株式の取得 - △0 △0
自己株式の処分 - 103 103
新株予約権の失効 △29 △29 - -
配当(注) - △959 △959
利益剰余金から資本剰余金への振替 - - -
所有者との取引額合計 △29 △29 △1,076 - △1,076
2020年9月30日時点の残高 245 4,690 113,767 1,274 115,042
(注)配当の金額には従業員持株会専用信託への配当金額を含めておりません。
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
その他の資本
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 在外営業活 括利益を通
性金融商品
動体の換算 じて公正価
差額 値で測定す
る金融資産
2021年4月1日時点の残高 23,360 21,896 9,918 △2,267 50,822 6,526 669
四半期利益(△は損失) △14,593
その他の包括利益 648 97
四半期包括利益合計 - - - - △14,593 648 97
新株の発行 2,615 2,615
新株の発行に係る直接発行費用 △23
その他の資本性金融商品の所有者に
△220
対する分配
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 △58 133
自己株式処分差損の振替 58 △58
新株予約権の行使 △3 8
新株予約権の失効 39
配当(注) △641
非支配持分との資本取引及びその他 △236
利益剰余金から資本剰余金への振替 263 △263
その他の資本の構成要素からの振替 1 △1
所有者との取引額合計 2,615 2,615 - 142 △1,143 - △1
2021年9月30日時点の残高 25,975 24,511 9,918 △2,124 35,084 7,174 765
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
合計
その他 合計
2021年4月1日時点の残高 240 7,437 111,167 1,268 112,435
四半期利益(△は損失) - △14,593 △167 △14,760
その他の包括利益 745 745 8 753
四半期包括利益合計 - 745 △13,848 △158 △14,006
新株の発行 - 5,231 5,231
新株の発行に係る直接発行費用 - △23 △23
その他の資本性金融商品の所有者に
- △220 △220
対する分配
自己株式の取得 - △0 △0
自己株式の処分 - 74 74
自己株式処分差損の振替 - - -
新株予約権の行使 △5 △5 0 0
新株予約権の失効 △39 △39 - -
配当(注) - △641 △641
非支配持分との資本取引及びその他 - △236 △274 △510
利益剰余金から資本剰余金への振替 - - -
その他の資本の構成要素からの振替 △1 - -
所有者との取引額合計 △44 △46 4,183 △274 3,909
2021年9月30日時点の残高 195 8,136 101,502 835 102,337
(注)配当の金額には従業員持株会専用信託への配当金額を含めておりません。
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益(△は損失) 369 △13,626
減価償却費及び償却費 6,312 6,171
減損損失(又は戻入れ) - 212
受取利息及び受取配当金 △90 △144
支払利息 279 301
持分法による投資損益(△は益) △200 △199
関連会社株式売却損益(△は益) - △363
売上債権及びその他の債権の増減額(△は増加) 10,390 2,425
棚卸資産の増減額(△は増加) △7,357 △4,508
仕入債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △4,995 △8,796
返金負債の増減額(△は減少) △823 △639
預り金の増減額(△は減少) △866 △1,060
その他 △1,895 607
小計 1,123 △19,619
配当金の受取額 60 76
利息の受取額 4 1
利息の支払額 △275 △331
法人所得税の支払額 △154 △140
法人所得税の還付額 360 154
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,119 △19,859
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △3,536 △2,090
無形資産の取得による支出 △5,463 △7,937
子会社の取得による支出 - △108
持分法で会計処理されている投資の売却による収入 - 2,500
その他 54 △43
投資活動によるキャッシュ・フロー △8,945 △7,680
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 7,037 5,669
長期借入による収入 - 14,170
長期借入金の返済による支出 △4,685 △5,276
セール・アンド・リースバックによる収入 - 5,641
リース負債の返済による支出 △990 △1,106
株式の発行による収入 - 5,207
配当金の支払額 △959 △641
その他の資本性金融商品の所有者に対する分配額 △220 △220
その他 103 74
財務活動によるキャッシュ・フロー 283 23,517
現金及び現金同等物に係る換算差額 △57 △154
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △7,599 △4,177
現金及び現金同等物の期首残高 42,944 29,142
現金及び現金同等物の四半期末残高 35,344 24,965
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
(1)報告セグメント
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、
取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもので
あります。
当社は医薬品事業を構成する「日医工グループ」「Sagent グループ」の2つの報告セグメントにしており
ます。「Sagent グループ」は、Sagent Pharmaceuticals,Inc. 及びその連結子会社で構成されています。「日
医工 グループ」は、「Sagent グループ」を除いた会社にて構成されています。
報告セグメントの売上収益及びセグメント利益は以下のとおりであります。
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額 連結
日医工 Sagent
合計
グループ グループ
売上収益
外部収益 72,513 17,304 89,818 - 89,818
セグメント間収益 - - - - -
合計 72,513 17,304 89,818 - 89,818
セグメント利益(△は損失)
2,449 △1,088 1,360 - 1,360
(コア営業利益)(注)
(注)コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因による損益を除いており、売上収益からも非経常的な要因は除
外しております。
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額 連結
日医工 Sagent
合計
グループ グループ
売上収益
外部収益 65,614 20,316 85,930 - 85,930
セグメント間収益 - 18 18 △18 -
合計 65,614 20,334 85,948 △18 85,930
セグメント利益(△は損失)
△8,137 △652 △8,790 - △8,790
(コア営業利益)(注)
(注)コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因による損益を除いており、売上収益からも非経常的な要因は除
外しております。
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
報告セグメントの合計額と要約四半期連結財務諸表計上額の差異の調整は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上収益計 89,818 85,930
自主回収引当(△は戻入) 187 △1
要約四半期連結財務諸表上の売上収益 89,631 85,931
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
セグメント利益(△は損失) 1,360 △8,790
統合関連費用 90 24
自主回収費用 746 161
在庫評価減(注) - 4,837
減損損失 - 212
営業利益(△は損失) 523 △14,026
金融収益 90 628
金融費用 445 427
持分法による投資損益 200 199
税引前四半期利益(△は損失) 369 △13,626
(注)富山第一工場において今後廃棄となる可能性が高いと見込まれる原材料・仕掛品等についての評価損を計上
しております。
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(2)製品及びサービスに関する情報
製品及びサービスごとの売上収益は以下のとおりであります。
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
日医工 Sagent
合計
グループ グループ
商品及び製品の販売
循環器官用薬 14,753 - 14,753
血液及び体液用薬 13,220 - 13,220
抗生物質 3,941 4,604 8,545
救急救命用薬 - 7,790 7,790
消化器官用薬 7,691 - 7,691
神経系用薬 8,878 - 8,878
化学療法剤 1,157 4,259 5,416
外皮用薬 3,515 - 3,515
その他 19,354 650 20,004
合計 72,513 17,304 89,818
(注)コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
日医工 Sagent
合計
グループ グループ
商品及び製品の販売
循環器官用薬 10,154 - 10,154
血液及び体液用薬 9,807 - 9,807
抗生物質 4,202 5,544 9,746
救急救命用薬 - 9,658 9,658
消化器官用薬 7,026 - 7,026
神経系用薬 7,353 - 7,353
化学療法剤 1,194 4,343 5,538
外皮用薬 5,185 - 5,185
その他 20,689 770 21,459
合計 65,614 20,316 85,930
(注)コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
日医工グループ Sagentグループ 合計
商品及び製品の販売 72,454 17,304 89,759
製品の販売等に関するライセンス契約 58 - 58
合計 72,513 17,304 89,818
(注)コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
日医工グループ Sagentグループ 合計
商品及び製品の販売 65,554 20,316 85,870
製品の販売等に関するライセンス契約 59 - 59
合計 65,614 20,316 85,930
(注)コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(3)地域別に関する情報
売上収益の地域別内訳は以下のとおりであります。
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
日医工 Sagent
合計
グループ グループ
日本 72,428 - 72,428
米国 - 15,015 15,015
その他 85 2,289 2,374
合計 72,513 17,304 89,818
(注)1.売上収益は、販売仕向先の所在地によっています。
2.コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
日医工 Sagent
合計
グループ グループ
日本 65,453 - 65,453
米国 - 17,189 17,189
その他 160 3,126 3,287
合計 65,614 20,316 85,930
(注)1.売上収益は、販売仕向先の所在地によっています。
2.コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
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日医工株式会社(4541) 2022年3月期 第2四半期決算短信
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループでは今年4月以降、FMEA等の独自の厳しい品質チェック等を行いながら、順次、生産・出荷を再開し
てはおりますがいまだ全品目の出荷再開には至っておりません。加えて、薬価改定による薬価引き下げ、製造委託先
での生産・出荷停止に起因するエルメッド製品の売上減少、更には富山第一工場製造品について、当社グループで保
有する同種同効成分製剤へ統合を図ることができるもの、一定の時間をかけて改善措置を図ることができるもの、製
造再開に想定以上の時間を要することが見込まれるものに区分した上で検討を行った結果、今後廃棄となる可能性が
高いと見込まれる原材料、仕掛品等について評価損の計上(約48億円)を行ったこと等から、当第2四半期連結累計
期間において140億26百万円の営業損失及び145億93百万円の親会社の所有者に帰属する四半期損失を計上し、継続企
業の前提に重要な疑義を生じさせうるような事象等が存在する状況となっております。
しかしながら当社グループにおいては、今後、富山第一工場製造品の生産・出荷を順次再開させていくとともに、
引き続きグループ全体での生産体制の最適化に向けた取り組みも推し進め収益力改善に取り組んでいること、加えて
全社レベルでの経費削減や物流コストの抑制、在庫・仕入管理の徹底により、キャッシュ・フローの改善に向けた施
策を講じております。これらの施策に加えて、金融機関からの融資についても必要運転資金を賄える融資枠を確保し
ていることもあり、当面の資金状況に重要な懸念はなく、継続企業の前提に重要な不確実性は認められないと判断し
ております。
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