4536 参天薬 2020-02-04 15:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年2月4日
上場会社名 参天製薬株式会社 上場取引所 東
コード番号 4536 URL https://www.santen.co.jp
代表者 (役職名)代表取締役会長兼CEO (氏名)黒川 明
問合せ先責任者(役職名)IR室 室長 (氏名)板垣 香里 TEL 06-4802-9360
四半期報告書提出予定日 2020年2月7日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計)
コアベース (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
売上収益 コア営業利益 コア四半期利益 帰属する
コア四半期利益 コア四半期利益
コア四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 182,326 5.3 37,980 8.3 27,206 6.0 27,229 6.1 68.22 68.02
2019年3月期第3四半期 173,210 2.7 35,082 0.1 25,655 △2.2 25,663 △2.1 63.06 62.87
IFRS(フル)ベース
親会社の所有者に 四半期包括利益
売上収益 営業利益 税引前四半期利益 四半期利益
帰属する四半期利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 182,326 5.3 28,942 △14.0 28,964 △10.6 20,278 △13.2 20,301 △13.2 21,515 △1.0
2019年3月期第3四半期 173,210 2.7 33,657 11.9 32,405 9.7 23,367 △14.6 23,376 △14.5 21,732 △37.2
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 50.86 50.71
2019年3月期第3四半期 57.44 57.26
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期第3四半期 407,712 303,813 302,248 74.1 757.27
2019年3月期 391,186 292,572 290,900 74.4 728.97
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 13.00 - 13.00 26.00
2020年3月期 - 13.00 -
2020年3月期(予想) 14.00 27.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
コアベース (%表示は、対前期増減率)
基本的1株当たり
売上収益 コア営業利益 コア当期利益
コア当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 248,000 6.0 51,000 5.7 37,700 4.5 95.29
IFRS(フル)ベース
基本的1株当たり
売上収益 営業利益 税引前当期利益 当期利益
当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 248,000 6.0 34,500 △23.5 34,300 △20.4 23,200 △27.4 58.98
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
IFRS(フル)ベースの数値からコアベースの数値への調整内容は、添付資料P2「1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する
説明」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(注)詳細は、添付資料P13「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の
変更)」をご覧ください。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 399,864,354株 2019年3月期 399,782,354株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 608,035株 2019年3月期 663,412株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 399,115,964株 2019年3月期3Q 406,966,797株
(注)期末自己株式数には、株式報酬制度に係る信託が保有する当社株式(2019年3月期末 5,642株、2020年3月期3Q 16,430株)
が含まれています。また、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めています。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的である
と判断する一定の前提に基づいています。実際の業績は、事業環境変化、新薬の承認時期、為替レート変動、医薬
品行政の動向など様々な要因により大きく異なる結果となる可能性があります。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
当社は、2020年2月4日(火)に証券アナリスト、機関投資家向けの第3四半期決算カンファレンスコールを開
催する予定です。この説明会で使用する資料は、開催後当社ホームページに掲載する予定です。
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………… 6
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………… 6
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………… 7
(1)要約四半期連結純損益及びその他の包括利益計算書 ……………………………………… 7
(2)要約四半期連結財政状態計算書 ……………………………………………………………… 8
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ……………………………………………………………… 10
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………… 12
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………… 13
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………… 13
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………… 13
3.連結参考資料 ………………………………………………………………………………………… 14
(1)主要製品売上収益 ……………………………………………………………………………… 14
(2)開発状況 ………………………………………………………………………………………… 15
(3)設備投資、減価償却費及び償却費、製品に係る無形資産償却費ならびに研究開発費 … 17
(4)主要通貨為替レート …………………………………………………………………………… 17
1
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 当第3四半期連結累計期間の業績の状況
(ア)コアベース ※1
(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期 対前年同期増減率
売 上 収 益 173,210 182,326 5.3%
コ ア 営 業 利 益 35,082 37,980 8.3%
コ ア 四 半 期 利 益 25,655 27,206 6.0%
親会社の所有者に帰属する 25,663 27,229 6.1%
コ ア 四 半 期 利 益
[売上収益]
前年同期と比べ5.3%増加し、1,823億円となりました。
主力の医療用医薬品事業においては、日本では前年同期と比べ3.7%増加しました。EMEA(ヨー
ロッパ、中東およびアフリカ)、中国およびアジア地域では当社製品は順調に市場浸透し、成長を
維持しています。
売上収益の内訳は次のとおりです。
上段:金額
下段:対前年同期増減率 (単位:百万円)
日本 中国 アジア EMEA 米州 合計
医療用医薬品 107,842 19,321 12,383 28,566 598 168,709
3.7% 18.9% 7.2% 5.8% 59.4% 6.0%
一般用医薬品 9,616 - 229 - - 9,845
△12.7% - 5.9% - - △12.3%
医 療 機 器 2,373 - - 315 1 2,689
24.1% - - 433.1% - 36.4%
そ の 他 981 50 51 - - 1,083
32.9% 58.0% 43.5% - - 34.4%
合 計 120,813 19,371 12,663 28,881 598 182,326
2.6% 19.0% 7.3% 6.7% 59.5% 5.3%
(注)外部顧客に対する売上収益を表しています。
顧客の所在地をもとに国または地域に分類しています。なお、アジアには中国を含んでいません。
<医療用医薬品>
◇日本
前年同期と比べ3.7%増加し、1,078億円となりました。各疾患領域の主力製品の売上推移は
次のとおりです。なお、当第3四半期においては、2019年11月に抗アレルギー点眼剤「アレジ
オンLX点眼液」を発売しました。
・緑内障・高眼圧症治療剤領域
「タプロス点眼液」 73億円 (対前年同期増減率 △ 3.4%)
「タプコム配合点眼液」 20億円 (対前年同期増減率 + 0.3%)
「コソプト配合点眼液」 60億円 (対前年同期増減率 △ 17.1%)
「エイベリス点眼液」 12億円 (対前年同期増減率 +337.8%)
・角結膜疾患治療剤領域
「ヒアレイン点眼液」 63億円 (対前年同期増減率 △ 9.2%)
「ジクアス点眼液」 114億円 (対前年同期増減率 + 5.5%)
・抗アレルギー点眼剤領域
「アレジオン点眼液」(合計) 100億円 (対前年同期増減率 + 29.4%)
「アレジオン点眼液」 76億円 (対前年同期増減率 △ 1.3%)
「アレジオンLX点眼液」 24億円 (対前年同期増減率 - )
・網膜疾患治療剤領域
「アイリーア硝子体内注射液※2」 474億円 (対前年同期増減率 + 8.3%)
2
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
◇中国
円換算ベースで前年同期と比べ18.9%増加し(為替影響を除いた成長率は+25.8%)、193
億円となりました。主力製品の売上推移は次のとおりです。
・角結膜疾患治療剤領域
「ヒアレイン点眼液」 68億円 (対前年同期増減率 +18.1%)
・眼感染症治療剤領域
「クラビット点眼液」 84億円 (対前年同期増減率 +25.3%)
◇アジア(中国除く)
円換算ベースで前年同期と比べ7.2%増加し(為替影響を除いた成長率は+12.7%)、124億
円となりました。主力製品の売上推移は次のとおりです。
・緑内障・高眼圧症治療剤領域
「コソプト配合点眼液」 30億円 (対前年同期増減率 + 9.5%)
・角結膜疾患治療剤領域
「ジクアス点眼液」 14億円 (対前年同期増減率 +42.8%)
◇EMEA
円換算ベースで前年同期と比べ5.8%増加し(為替影響を除いた成長率は+13.1%)、286億
円となりました。主力製品の売上推移は次のとおりです。
・緑内障・高眼圧症治療剤領域
「タプロス点眼液」 50億円 (対前年同期増減率 + 4.0%)
「タプコム配合点眼液」 19億円 (対前年同期増減率 +35.7%)
「コソプト配合点眼液」 73億円 (対前年同期増減率 + 5.5%)
「トルソプト点眼液」 21億円 (対前年同期増減率 + 9.5%)
・角結膜疾患治療剤領域
「Ikervis(アイケルビス)」 23億円 (対前年同期増減率 + 9.7%)
<一般用医薬品>
前年同期と比べ12.3%減少し、98億円となりました。
「サンテボーティエシリーズ」、新「サンテメディカルシリーズ」、「ソフトサンティアシ
リーズ」などの高価格帯品に引き続き注力しています。
<医療機器>
前年同期と比べ36.4%増加し、27億円となりました。
これまでの主力品の「エタニティ」シリーズに加え、2019年4月に発売した眼内レンズ「レ
ンティス コンフォート」(Oculentis社(オランダ)から導入)の普及促進活動に注力して
います。
<その他>
その他の売上収益は11億円となりました。サプリメント製品の販売、株式会社クレール(連
結子会社)での無塵・無菌服のクリーニング業によるものです。
[コア営業利益]
売上総利益は、前年同期と比べ4.4%増加し、1,080億円となりました。
販売費及び一般管理費は、前年同期と比べ3.1%増加し、528億円となりました。
研究開発費は、前年同期と比べ0.4%増加し、172億円となりました。
以上により、コアベースでの営業利益は、前年同期と比べ8.3%増加し、380億円となりました。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(イ)IFRS(フル)ベース
(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期 対前年同期増減率
売 上 収 益 173,210 182,326 5.3%
営 業 利 益 33,657 28,942 △14.0%
四 半 期 利 益 23,367 20,278 △13.2%
親会社の所有者に帰属する
23,376 20,301 △13.2%
四 半 期 利 益
[売上収益]
コアベースからの調整はありません。
[営業利益]
売上総利益、販売費及び一般管理費、研究開発費について、コアベースからの調整はありませ
ん。
製品に係る無形資産償却費は、前年同期と比べ41.7%増加し、74億円となりました。これは主
に、米メルク社から2014年に譲受けた眼科製品に関する無形資産、2015年より欧州で販売を開始し
た「Ikervis(アイケルビス)」に関する無形資産、ならびに2016年のInnFocus,Inc.買収に伴い取
得した「DE-128(PRESERFLO MicroShunt)」に関する無形資産(2019年4月より償却開始)の償却
によるものです。
その他の収益は、3億円となりました。
その他の費用は、19億円となりました。主に、2016年のInnFocus,Inc.買収に係る条件付対価の
公正価値の変動によるものです。
これらにより、IFRS(フル)ベースの営業利益は、前年同期と比べ14.0%減少し、289億円とな
りました。
[親会社の所有者に帰属する四半期利益]
親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期と比べ13.2%減少し、203億円となりまし
た。売上収益に対するその比率は、11.1%となりました。
※1 参天製薬グループではIFRS適用を機に、IFRSによる業績(「IFRS(フル)ベース」)から一
部の収益および費用を控除した「コアベース」での財務情報を経常的な業績を示す指標とし
て開示しています。IFRS(フル)ベースによる業績からコアベースでの業績への調整におい
て控除する以下の収益および費用とそれらに係る法人所得税費用を調整し、コアベースを算
出しています。
・製品に係る無形資産償却費
・その他の収益
・その他の費用
・金融収益
・金融費用
・販売費及び一般管理費のうち企業買収に係る一過性費用
※2 製造販売元であるバイエル薬品株式会社とのコ・プロモーション製品です。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
② 研究開発活動
<緑内障・高眼圧症領域>
プロスタグランジンF₂α誘導体およびβ遮断剤の配合剤DE-111(一般名:タフルプロスト/
チモロールマレイン酸塩)は、中国で2019年1月に第Ⅲ相試験を開始しました。
EP2受容体作動薬DE-117(一般名:オミデネパグ イソプロピル)は、米国で2018年9月に第
Ⅲ相試験を開始しました。日本では2018年11月に発売しました。アジアでは、順次販売承認を
申請しており、韓国で2019年12月に販売承認を取得しました。
FP/EP3受容体デュアル作動薬DE-126(一般名:sepetaprost)は、米国および日本で、後期
第Ⅱ相試験を完了しています。
緑内障用デバイスDE-128は、米国でのFDA承認取得に向け第Ⅱ/Ⅲ相試験を実施しています
(欧州にてCEマーク承認取得済み)。
プロスタグランジンF₂α誘導体の乳化点眼剤DE-130A(一般名:ラタノプロスト)は、欧州
およびアジアで2019年4月より第Ⅲ相試験を実施しています。
<角結膜疾患(ドライアイを含む)領域>
DE-076C(開発品名:Vekacia、一般名:シクロスポリン)は、2018年7月に欧州委員会より
医薬品販売承認を取得し、イギリスで2018年10月に発売しました。アジアでは、2019年8月に
台湾でIkervis(アイケルビス)の適応拡大として販売承認を取得しました。カナダでは、
2018年12月に販売承認を取得し、2019年11月に上市しました。
DE-114A(一般名:エピナスチン塩酸塩)は、日本で2019年9月に製造販売承認を取得し、
2019年11月に上市しました。
<網膜・ぶどう膜疾患領域>
DE-109(一般名:シロリムス)は、米国で2018年12月よりぶどう膜炎を対象とした追加の第
Ⅲ相試験を実施しています。
DE-122(一般名:carotuximab)は、米国での開発を目指し、2017年7月より滲出型加齢黄
斑変性を対象とした前期第Ⅱ相試験を実施しています。
<その他疾患領域>
DE-127(一般名:アトロピン硫酸塩)は、アジアで2017年11月より近視を対象とする第Ⅱ相
試験を実施しています。日本で、2019年8月に第Ⅱ/Ⅲ相試験を開始しました。
白内障手術後無水晶体眼に挿入する乱視用(トーリック)眼内レンズMD-16は、日本で2019
年11月に製造販売承認を取得しました。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
① 資産、資本及び負債の状況
当第3四半期末の資産は、4,077億円となりました。Santen Oyのタンペレ工場(フィンラン
ド)譲渡完了による有形固定資産および棚卸資産の減少、ならびに償却による無形資産の減少な
どの一方、現金及び現金同等物およびIFRS第16号「リース」適用による有形固定資産の増加など
により前期末と比べ165億円増加しました。
資本は、3,038億円となりました。利益剰余金の増加などにより前期末と比べ112億円増加しま
した。
負債は、1,039億円となりました。未払法人所得税等の減少などの一方、IFRS第16号「リー
ス」適用による金融負債およびその他の金融負債の増加などにより前期末と比べ53億円増加しま
した。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前期末と比べ0.3ポイント減少し、74.1%となり
ました。
② キャッシュ・フローの状況
当第3四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは、274億円の収入(前年同期は、227億円
の収入)となりました。これは四半期利益が203億円、減価償却費及び償却費が123億円および法
人所得税費用が87億円あったことなどの一方、中間納付等による法人所得税の支払いが135億円
あったことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、35億円の支出(前年同期は、22億円の支出)となりま
した。これは有形固定資産および無形資産の取得による支出が70億円あったことなどの一方、投
資有価証券の売却による収入が26億円あったことなどによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、115億円の支出(前年同期は、140億円の支出)となり
ました。これは配当金の支払いが103億円およびリース債務の返済による支出が21億円あったこ
となどによるものです。
以上の結果、当第3四半期末の現金及び現金同等物残高は、前期末と比べ118億円増加し、826
億円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第3四半期の業績は、概ね予定通り推移しており、2019年5月9日に公表した業績予想から
の変更はございません。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結純損益及びその他の包括利益計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上収益 173,210 182,326
売上原価 △69,814 △74,357
売上総利益 103,397 107,968
販売費及び一般管理費 △51,224 △52,835
研究開発費 △17,091 △17,153
製品に係る無形資産償却費 △5,233 △7,412
その他の収益 3,929 289
その他の費用 △121 △1,915
営業利益 33,657 28,942
金融収益 863 874
金融費用 △2,115 △853
税引前四半期利益 32,405 28,964
法人所得税費用 △9,037 △8,686
四半期利益 23,367 20,278
その他の包括利益
純損益に振り替えられない項目:
確定給付制度の再測定 - -
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
△2,733 3,303
金融資産の純変動
純損益に振り替えられる可能性のある項目:
在外営業活動体の換算差額 1,098 △2,066
その他の包括利益 △1,635 1,237
四半期包括利益合計 21,732 21,515
四半期利益の帰属
親会社の所有者持分 23,376 20,301
非支配持分 △8 △23
四半期利益 23,367 20,278
四半期包括利益合計の帰属
親会社の所有者持分 21,819 21,622
非支配持分 △87 △107
四半期包括利益合計 21,732 21,515
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 57.44 50.86
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 57.26 50.71
<コアベース>
売上収益 173,210 182,326
コア営業利益 35,082 37,980
コア四半期利益 25,655 27,206
基本的1株当たりコア四半期利益(円) 63.06 68.22
希薄化後1株当たりコア四半期利益(円) 62.87 68.02
コア四半期利益の帰属
親会社の所有者持分 25,663 27,229
非支配持分 △8 △23
コア四半期利益 25,655 27,206
7
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産
非流動資産
有形固定資産 31,699 39,211
無形資産 131,110 124,493
金融資産 30,044 32,567
繰延税金資産 1,771 2,218
その他の非流動資産 1,819 1,811
非流動資産合計 196,444 200,302
流動資産
棚卸資産 35,235 33,037
営業債権及びその他の債権 84,618 87,222
その他の金融資産 267 462
その他の流動資産 3,826 4,094
現金及び現金同等物 70,796 82,595
流動資産合計 194,742 207,411
資産合計 391,186 407,712
8
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金 8,252 8,296
資本剰余金 8,661 8,683
自己株式 △1,131 △1,033
利益剰余金 258,659 269,907
その他の資本の構成要素 16,461 16,394
親会社の所有者に帰属する持分合計 290,900 302,248
非支配持分 1,672 1,565
資本合計 292,572 303,813
負債
非流動負債
金融負債 23,520 30,945
退職給付に係る負債 1,992 2,348
引当金 1,255 612
繰延税金負債 9,389 9,564
その他の非流動負債 1,795 1,477
非流動負債合計 37,951 44,946
流動負債
営業債務及びその他の債務 32,079 30,628
その他の金融負債 12,116 15,944
未払法人所得税等 7,185 3,856
引当金 717 558
その他の流動負債 8,566 7,968
流動負債合計 60,663 58,954
負債合計 98,614 103,900
資本及び負債合計 391,186 407,712
9
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
その他の資本の構成要素
その他の包括
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 確定給付制 利益を通じて
公正価値で測
度の再測定 定する金融資
産の純変動
2018年4月1日残高 8,032 8,657 △11 249,225 - 14,364
四半期包括利益
四半期利益 23,376
その他の包括利益 △2,733
四半期包括利益合計 - - - 23,376 - △2,733
所有者との取引額
新株の発行 87 87
自己株式の取得 △1
配当金 △10,581
株式報酬取引 67 △29
その他 385 △385
所有者との取引額合計 154 57 △1 △10,196 - △385
2018年12月31日残高 8,186 8,714 △12 262,404 - 11,245
その他の資本の構成要素
親会社の
在外営業 所有者に 非支配持分 資本合計
活動体の 新株予約権 合計 帰属する
換算差額 持分合計
2018年4月1日残高 4,583 975 19,921 285,823 1,734 287,557
四半期包括利益
四半期利益 - 23,376 △8 23,367
その他の包括利益 1,177 △1,557 △1,557 △79 △1,635
四半期包括利益合計 1,177 - △1,557 21,819 △87 21,732
所有者との取引額
新株の発行 △150 △150 23 23
自己株式の取得 - △1 △1
配当金 - △10,581 △10,581
株式報酬取引 - 38 38
その他 △385 - -
所有者との取引額合計 - △150 △535 △10,521 - △10,521
2018年12月31日残高 5,759 825 17,830 297,122 1,647 298,769
10
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
その他の資本の構成要素
その他の包括
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 確定給付制 利益を通じて
公正価値で測
度の再測定
定する金融資
産の純変動
2019年4月1日残高 8,252 8,661 △1,131 258,659 - 10,230
四半期包括利益
四半期利益 20,301
その他の包括利益 3,303
四半期包括利益合計 - - - 20,301 - 3,303
所有者との取引額
新株の発行 45 45
自己株式の取得 △22
自己株式の処分 △99 121
配当金 △10,379
株式報酬取引 76
その他 1,326 △1,326
所有者との取引額合計 45 22 99 △9,053 - △1,326
2019年12月31日残高 8,296 8,683 △1,033 269,907 - 12,207
その他の資本の構成要素
親会社の
在外営業 所有者に
帰属する 非支配持分 資本合計
活動体の 新株予約権 合計
換算差額 持分合計
2019年4月1日残高 5,428 802 16,461 290,900 1,672 292,572
四半期包括利益
四半期利益 - 20,301 △23 20,278
その他の包括利益 △1,981 1,322 1,322 △84 1,237
四半期包括利益合計 △1,981 - 1,322 21,622 △107 21,515
所有者との取引額
新株の発行 △62 △62 28 28
自己株式の取得 - △22 △22
自己株式の処分 - 22 22
配当金 - △10,379 △10,379
株式報酬取引 - 76 76
その他 △1,326 - -
所有者との取引額合計 - △62 △1,388 △10,275 - △10,275
2019年12月31日残高 3,447 740 16,394 302,248 1,565 303,813
11
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
四半期利益 23,367 20,278
減価償却費及び償却費 8,223 12,344
固定資産処分益 △3,592 △0
金融収益及び金融費用(△は益) △151 △578
法人所得税費用 9,037 8,686
営業債権及びその他の債権の増減(△は増加) △370 △2,856
棚卸資産の増減(△は増加) △735 1,560
営業債務及びその他の債務の増減(△は減少) △1,696 △1,337
引当金及び退職給付に係る負債の増減(△は減少) △380 △405
その他 594 2,607
小計 34,297 40,299
利息の受取額 154 128
配当金の受取額 518 578
利息の支払額 △7 △129
法人所得税の支払額 △12,268 △13,513
営業活動によるキャッシュ・フロー 22,694 27,362
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資の取得による支出 △767 △149
投資の売却による収入 1,025 2,616
有形固定資産の取得による支出 △4,468 △4,653
有形固定資産の売却による収入 4,338 0
無形資産の取得による支出 △2,165 △2,300
その他 △156 958
投資活動によるキャッシュ・フロー △2,193 △3,528
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 578 917
長期借入金の返済による支出 △4,098 -
配当金の支払額 △10,493 △10,309
リース債務の返済による支出 △3 △2,129
その他 22 6
財務活動によるキャッシュ・フロー △13,993 △11,514
現金及び現金同等物の増減額 6,507 12,320
現金及び現金同等物の期首残高 69,283 70,796
現金及び現金同等物の為替変動による影響 △397 △521
現金及び現金同等物の四半期末残高 75,394 82,595
12
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下に記載する会計方針の変更を
除き、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。
参天製薬グループでは、第1四半期連結会計期間より、以下の基準を適用しています。
強制適用時期 参天製薬グループ
基準書 新設・改訂の概要
(以降開始年度) 適用時期
IFRS第16号 リース 2019年1月1日 2020年3月期 リースの認識に関する会計処理の改訂
IFRS第16号「リース」
参天製薬グループでは、これまでIAS第17号「リース」を適用してきましたが、第1四半期連結会
計期間よりIFRS第16号を適用しています。
前連結会計年度において、参天製薬グループは、実質的にすべてのリスクおよび経済的便益を享受
するリース契約をファイナンス・リースとして分類しています。リース資産は公正価値または最低支
払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で当初認識しています。ファイナンス・リース以外の
リース契約はオペレーティング・リースに分類しており、参天製薬グループの連結財政状態計算書に
は計上されていません。オペレーティング・リースの支払リース料は、費用としてリース期間にわた
って定額法で認識しています。
当第3四半期連結累計期間において、参天製薬グループは、IFRS第16号に基づき、契約の締結時に
契約がリースであるかまたはリースを含んでいるかを判定しています。契約が特定された資産の使用
を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるかまた
はリースを含んでいると判定しています。
契約がリースであるかまたはリースを含んでいると判定した場合、リースの開始日に使用権資産と
リース負債を認識しています。リース負債は、リース開始日における未決済のリース料の割引現在価
値として当初測定しています。使用権資産は、リース負債の当初測定額に当初直接コスト、前払リー
ス料等を調整した取得原価で当初測定し、リースの開始日から経済的耐用年数またはリース期間のい
ずれか短い期間にわたり規則的に償却しています。なお、参天製薬グループは、リース期間が12ヶ月
以内のリースおよび原資産が少額であるリースについては使用権資産とリース負債を認識せず、リー
ス期間にわたり定額法により費用として認識しています。
参天製薬グループでは、経過措置に従ってIFRS第16号を遡及適用し、適用開始の累積的影響額を適
用開始日(2019年4月1日)に認識しています。IFRS第16号への移行に際し、契約にリースが含まれ
ているか否かについては、IFRS第16号C3項の実務上の便法を選択し、IAS第17号およびIFRIC第4号
「契約にリースが含まれているか否かの判断」のもとでの判断を引き継いでいます。
参天製薬グループは、過去にIAS第17号を適用してオペレーティング・リースに分類したリースに
ついて、IFRS第16号の適用開始日に、リース負債を認識しています。
適用開始日において要約四半期連結財政状態計算書に認識した使用権資産は7,696百万円、リース
負債は8,564百万円です。使用権資産は「有形固定資産」に含まれており、リース負債は「金融負
債」または「その他の金融負債」に含まれています。
また、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において、「財務活動によるキャッシュ・フロ
ー」の「その他」に含めて表示していた「リース債務の返済による支出」について、金額的重要性が
増したことから、当第3四半期連結累計期間より独立掲記し、前第3四半期連結累計期間の要約四半
期連結キャッシュ・フロー計算書を組み替えています。
この結果、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において、「財
務活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた△3百万円は「財務活動によるキャッ
シュ・フロー」の「リース債務の返済による支出」として独立掲記しています。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
13
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
3.連結参考資料
(1)主要製品売上収益
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
品目名
薬効成分 地域 第3四半期 対前年 通期 対前年 第3四半期 対前年 通期 対前年
(有効成分・剤形)
累計実績 伸長率 実績 伸長率 累計実績 伸長率 見込 伸長率
合計 11,513 0.7% 15,028 0.6% 12,844 11.6% 15,733 4.7%
クラビット点眼液 日本 2,569 △23.7% 3,175 △22.7% 2,101 △18.2% 2,528 △20.4%
合 成 抗 菌 点 眼 剤 中国 6,697 14.2% 8,860 10.9% 8,390 25.3% 9,924 12.0%
(レボフロキサシン点眼液)
アジア 1,097 14.6% 1,524 23.5% 1,262 15.0% 1,873 22.9%
EMEA 1,150 △7.7% 1,468 △9.0% 1,092 △5.0% 1,407 △4.2%
合計 1,129 △9.4% 1,445 △8.6% 1,158 2.5% 1,472 1.9%
タリビッド点眼液 日本 390 △6.0% 482 △5.2% 339 △13.1% 364 △24.5%
合 成 抗 菌 点 眼 剤
(オフロキサシン点眼液) 中国 470 △14.0% 599 △13.8% 502 6.9% 581 △3.0%
アジア 270 △5.5% 364 △3.7% 317 17.3% 527 44.9%
合計 3,612 21.8% 4,788 23.0% 4,185 15.8% 5,708 19.2%
タプコム配合点眼液
日本 2,002 2.5% 2,549 2.8% 2,008 0.3% 2,724 6.9%
(タフルプロスト/ 緑 内 障 治 療 剤
アジア 221 102.3% 308 94.9% 292 32.0% 400 29.7%
チモロールマレイン酸塩点眼液)
EMEA 1,389 53.7% 1,930 53.9% 1,885 35.7% 2,583 33.8%
合計 13,942 1.1% 18,014 1.0% 14,057 0.8% 18,645 3.5%
タプロス点眼液 日本 7,526 △0.8% 9,554 △0.6% 7,268 △3.4% 9,135 △4.4%
緑 内 障 治 療 剤 中国 156 66.5% 228 54.8% 311 99.2% 370 62.3%
(タフルプロスト点眼液)
アジア 1,415 13.2% 1,857 11.9% 1,439 1.7% 1,992 7.2%
EMEA 4,846 △0.2% 6,375 △0.8% 5,040 4.0% 7,149 12.1%
合計 16,956 △8.9% 21,985 △9.2% 16,361 △3.5% 20,341 △7.5%
コソプト配合点眼液
日本 7,247 △20.0% 8,919 △21.8% 6,006 △17.1% 7,608 △14.7%
(ドルゾラミド塩酸塩/ 緑 内 障 治 療 剤
アジア 2,769 13.5% 3,675 14.9% 3,032 9.5% 3,745 1.9%
チモロールマレイン酸塩点眼液)
EMEA 6,939 △2.6% 9,392 △2.2% 7,323 5.5% 8,988 △4.3%
合計 2,265 △23.2% 2,874 △21.7% 1,967 △13.2% 2,756 △4.1%
チモプトール点眼液
(チモロールマレイン酸塩点眼液) 緑 内 障 治 療 剤 日本 1,320 △26.9% 1,645 △25.0% 1,097 △16.9% 1,561 △5.1%
(* チモプトールXE点眼液を含む) アジア 169 3.1% 221 △0.2% 169 △0.5% 231 4.7%
EMEA 776 △20.8% 1,008 △19.8% 701 △9.6% 963 △4.4%
合計 3,436 △4.2% 4,586 △1.9% 3,551 3.3% 4,530 △1.2%
トルソプト点眼液 日本 1,175 △11.3% 1,474 △10.2% 1,075 △8.5% 1,359 △7.8%
緑 内 障 治 療 剤
(ドルゾラミド塩酸塩点眼液) アジア 300 29.7% 415 26.9% 330 9.7% 526 26.6%
EMEA 1,961 △3.5% 2,697 △0.4% 2,146 9.5% 2,645 △1.9%
エイベリス点眼液 合計 270 - 431 - 1,181 337.8% 2,366 449.0%
緑 内 障 治 療 剤
(オミデネパグ イソプロピル点眼液) 日本 270 - 431 - 1,181 337.8% 2,366 449.0%
合計 7,703 2.5% 19,445 15.4% 9,968 29.4% 21,865 12.4%
アレジオン点眼液(合計)
抗アレルギー点眼剤
(エピナスチン塩酸塩点眼液) 日本 7,703 2.5% 19,445 15.4% 9,968 29.4% 21,865 12.4%
アレジオン点眼液 7,703 2.5% 19,445 15.4% 7,605 △1.3% 16,415 △15.6%
アレジオンLX点眼液 - - - - 2,363 - 5,450 -
合計 2,399 △7.9% 3,302 △5.6% 2,381 △0.8% 3,293 △0.3%
フルメトロン点眼液
抗 炎 症 点 眼 剤 日本 1,132 △27.7% 1,640 △22.4% 942 △16.8% 1,432 △12.7%
(フルオロメトロン点眼液) 中国 935 15.6% 1,231 16.2% 1,030 10.1% 1,309 6.3%
アジア 332 44.6% 430 32.6% 409 23.5% 552 28.3%
合計 3,199 △9.1% 4,076 △7.6% 3,218 0.6% 4,122 1.1%
カリーユニ点眼液 日本 2,069 △5.4% 2,604 △5.0% 2,003 △3.2% 2,597 △0.2%
老人性白内障治療 剤
(ピレノキシン点眼液) 中国 594 △15.9% 760 △14.1% 593 △0.1% 756 △0.5%
アジア 536 △14.3% 713 △9.5% 622 16.2% 768 7.8%
OftanCatachrom(オフタンカタクロム) 合計 1,946 △11.0% 2,397 △11.1% 1,946 △0.0% 2,445 2.0%
(チトクロームC/アデノシン/ 老人性白内障治療 剤
ニコチンアミド含有点眼液) EMEA 1,946 △11.0% 2,397 △11.1% 1,946 △0.0% 2,445 2.0%
オペガンハイ眼粘弾剤 合計 1,683 △8.1% 2,154 △6.5% 2,093 24.3% 2,418 12.2%
眼 科 手 術 補 助 剤
(ヒアルロン酸ナトリウム眼科手術補助剤) 日本 1,683 △8.1% 2,154 △6.5% 2,093 24.3% 2,418 12.2%
アイリーア硝子体内注射液 合計 43,790 9.4% 56,157 9.0% 47,425 8.3% 58,363 3.9%
(アフリベルセプト(遺伝子組換え) 眼科用VEGF阻害剤
硝子体内注射液) 日本 43,790 9.4% 56,157 9.0% 47,425 8.3% 58,363 3.9%
合計 14,943 5.8% 18,902 4.0% 14,607 △2.3% 19,207 1.6%
ヒアレイン点眼液 日本 6,939 △20.2% 8,763 △18.7% 6,300 △9.2% 7,152 △18.4%
角結膜疾患治療剤
(ヒアルロン酸ナトリウム点眼液) 中国 5,779 35.1% 7,567 31.3% 6,827 18.1% 9,792 29.4%
アジア 2,225 92.6% 2,572 57.3% 1,481 △33.4% 2,263 △12.0%
合計 11,762 6.7% 15,367 7.6% 12,896 9.6% 16,866 9.8%
ジクアス点眼液 日本 10,784 8.5% 13,932 8.7% 11,378 5.5% 15,082 8.3%
角結膜疾患治療剤
(ジクアホソルナトリウム点眼液) 中国 13 - 25 - 139 964.1% 235 829.7%
アジア 965 △11.6% 1,409 △3.7% 1,378 42.8% 1,549 10.0%
合計 2,415 45.4% 3,391 65.5% 2,855 18.2% 4,091 20.7%
Ikervis(アイケルビス)
角結膜疾患治療剤 アジア 324 - 459 570.3% 561 72.9% 917 99.7%
(シクロスポリン点眼液)
EMEA 2,091 26.2% 2,932 48.0% 2,294 9.7% 3,174 8.3%
合計 1,873 14.3% 2,512 20.1% 2,225 18.8% 3,486 38.7%
アジア 118 △32.8% 168 △15.8% 220 85.4% 322 91.8%
Cationorm(カチオノーム) 角結膜疾患治療剤
EMEA 1,503 18.7% 1,989 19.1% 1,547 2.9% 2,634 32.4%
米州 251 28.8% 355 59.1% 459 82.8% 530 49.1%
白 内 障 治 療 用 合計 11 - 129 - 773 - 2,910 -
レンティス コンフォート
眼 内 レ ン ズ 日本 11 - 129 - 773 - 2,910 -
合計 11,230 △3.3% 14,223 △2.5% 9,845 △12.3% 15,128 6.4%
一般用医薬品 日本 11,014 △3.5% 13,930 △2.6% 9,616 △12.7% 14,707 5.6%
アジア 216 4.7% 293 △0.1% 229 5.9% 421 43.5%
※上記の予想等は、現在において入手可能な情報に基づいて作成しています。実際の業績等は、事業環境変化などにより、大きく結果が異なる
可能性があります。通期見込については当初想定為替レートで換算して表示しています。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)開発状況
2020年1月時点
■開発状況一覧表(臨床段階)
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国
日本
シロリムス DE-109 ぶどう膜炎 自社
欧州
アジア 2015年4月
免疫抑制作用、血管新生抑制作用などを有する硝子体内注射剤。米国で、2018年12月に追加のフェーズ3試験を開始。
アジアで、2015年4月に販売承認を申請。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
タフルプロスト/
DE-111 緑内障・高眼圧症 AGCと共同開発 中国
チモロールマレイン酸塩
プロスタグランジンF2α誘導体およびβ遮断剤の配合剤。2014年11月、日本で発売。2015年1月以降、欧州で順次発
売。2016年4月以降、アジアで順次発売。中国で、2019年1月にフェーズ3試験を開始。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
日本ベーリンガー
エピナスチン塩酸塩 DE-114A アレルギー性結膜炎 日本 2019年11月
インゲルハイム
H₁拮抗作用と膜安定化作用を併せ持つアレルギー性結膜炎治療剤。高用量製剤。日本で、2019年9月に製造販売承認を
取得し、2019年11月に上市。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国
オミデネパグ 宇部興産と
DE-117 緑内障・高眼圧症 日本 2018年11月
イソプロピル 共同開発
アジア 2019年12月
新規メカニズムのEP2受容体作動薬。米国で、2018年9月にフェーズ3試験を開始。日本で、2018年11月に発売。アジ
アでは順次販売承認を申請しており、韓国で2019年12月に販売承認を取得。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
carotuximab DE-122 滲出型加齢黄斑変性 TRACON社 米国 (フェーズ2a)
抗エンドグリン抗体の硝子体内注射剤。米国での開発を目指し、2017年7月にフェーズ2a試験を開始。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国 (フェーズ2b)
sepetaprost DE-126 緑内障・高眼圧症 小野薬品工業
日本 (フェーズ2b)
FP受容体およびEP3受容体への作動作用(デュアル作動薬)を有する新規メカニズムのプロスタグランジン誘導体の緑
内障・高眼圧症治療剤。米国および日本で、フェーズ2b試験を完了。
一般名 開発コード 効能・効果
自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
Singapore Health 日本 (フェーズ2/3)
アトロピン硫酸塩 DE-127 近視 Services社、
南洋理工大学 アジア
小児における近視の進行を抑制するムスカリン受容体拮抗薬。日本で、2019年8月にフェーズ2/3試験を開始。アジ
アで、2017年11月にフェーズ2試験を開始。
― 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国 (フェーズ2/3)
緑内障用デバイス DE-128 緑内障 自社
欧州
原発開放隅角緑内障における眼圧下降を目的とし、房水の流出を促すインプラント手術用デバイス。米国でのFDA承認
取得に向け、フェーズ2/3試験を実施中。欧州にてCEマークの承認を取得済み。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
欧州 2018年10月
DE-076C
シクロスポリン 春季カタル 自社 アジア 2019年8月
(Vekacia)
その他 2019年11月
免疫抑制作用により、春季カタルの症状を改善する乳化点眼剤。カチオニック製剤技術により組織移行性を高めた製
剤。2018年7月に欧州委員会より医薬品販売承認を取得し、イギリスで、2018年10月に発売。台湾で、2019年8月に
Ikervis(アイケルビス)の適応拡大として承認を取得。カナダで、2018年12月に販売承認を取得し、2019年11月に上
市。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等
地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
DE-130A 欧州
ラタノプロスト 緑内障・高眼圧症 自社
(Catioprost) アジア
プロスタグランジンF2α誘導体の緑内障・高眼圧症治療用乳化点眼剤。欧州およびアジアで、2019年4月にフェーズ3
試験を開始。
― 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
眼内レンズ MD-16 白内障 Oculentis社 日本 2019年11月
白内障手術後無水晶体眼に挿入する乱視用(トーリック)眼内レンズ。日本で、2019年11月に製造販売承認を取得。
■2019年度第2四半期決算発表時(2019年11月6日)からの変更点
開発コード 変更点
DE-114A 日本で、2019年11月に上市。
DE-117 韓国で、2019年12月に販売承認を取得。
DE-076C カナダで、2019年11月に上市。
MD-16 日本で、2019年11月に製造販売承認を取得。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)設備投資、減価償却費及び償却費、製品に係る無形資産償却費ならびに研究開発費
■設備投資
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
第3四半期 第3四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
設 備 投 資 額 5,072 7,220 6,650 10,000
(注) 使用権資産の増加は除いています。
■減価償却費及び償却費
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
第3四半期 第3四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
総 額 2,991 3,981 3,170 4,760
製 造 経 費 1,397 1,872 1,585 2,140
販 売 管 理 費 1,105 1,478 1,100 1,860
研 究 開 発 費 489 631 485 760
(注) 製品に係る無形資産償却費、長期前払費用の償却費および使用権資産の償却費は除いています。
■製品に係る無形資産償却費
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
第3四半期 第3四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
総 額 5,233 6,988 7,412 9,900
メ ル ク 無 形 資 産 償 却 費 4,356 5,808 4,356 5,810
D E - 1 2 8 * 無 形 資 産 償 却 費 - - 2,091 2,830
Ikervis(アイケルビス)無形資産償却費 550 727 514 740
そ の 他 327 453 452 520
*DE-128(PRESERFLO MicroShunt)
■研究開発費
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
第3四半期 第3四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
研 究 開 発 費 17,091 23,759 17,153 28,000
対 売 上 収 益 比 9.9% 10.2% 9.4% 11.3%
(4)主要通貨為替レート
(単位:円)
2019年3月期 2020年3月期 2020年3月期
通貨 2019年3月期
第3四半期 第3四半期 (予想)
米ドル 111.15 110.82 108.87 110.00
ユーロ 129.51 128.38 121.06 120.00
中国元 16.57 16.52 15.66 15.50
※上記の見込等は、現在において入手可能な情報に基づいて作成しています。実際の業績等は、事業環境変化などによ
り、大きく結果が異なる可能性があります。
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