4536 参天薬 2019-02-05 15:00:00
2019年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2019年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年2月5日
上場会社名 参天製薬株式会社 上場取引所 東
コード番号 4536 URL http://www.santen.co.jp
代表者 (役職名)代表取締役会長兼CEO (氏名)黒川 明
コーポレート・コミュニケーショングループ (氏名)クリストファー・
問合せ先責任者(役職名)グループマネージャー ホフマン TEL 06-4802-9360
四半期報告書提出予定日 2019年2月8日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2019年3月期第3四半期の連結業績(2018年4月1日~2018年12月31日)
(1)連結経営成績(累計)
コアベース (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
売上収益 コア営業利益 コア四半期利益 帰属する
コア四半期利益 コア四半期利益
コア四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭 円 銭
2019年3月期第3四半期 173,210 2.7 35,082 0.1 25,655 △2.2 25,663 △2.1 63.06 62.87
2018年3月期第3四半期 168,592 11.9 35,042 6.0 26,231 6.7 26,216 6.6 64.52 64.28
IFRS(フル)ベース
親会社の所有者に 四半期包括利益
売上収益 営業利益 税引前四半期利益 四半期利益
帰属する四半期利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期第3四半期 173,210 2.7 33,657 11.9 32,405 9.7 23,367 △14.6 23,376 △14.5 21,732 △37.2
2018年3月期第3四半期 168,592 11.9 30,087 9.5 29,539 23.5 27,348 59.3 27,332 59.2 34,602 96.8
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2019年3月期第3四半期 57.44 57.26
2018年3月期第3四半期 67.27 67.02
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期第3四半期 388,284 298,769 297,122 76.5 729.98
2018年3月期 388,463 287,557 285,823 73.6 702.54
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年3月期 - 13.00 - 13.00 26.00
2019年3月期 - 13.00 -
2019年3月期(予想) 13.00 26.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2019年3月期の連結業績予想(2018年4月1日~2019年3月31日)
コアベース (%表示は、対前期増減率)
基本的1株当たり
売上収益 コア営業利益 コア当期利益
コア当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 237,000 5.4 48,000 5.8 35,300 5.5 87.26
IFRS(フル)ベース
基本的1株当たり
売上収益 営業利益 税引前当期利益 当期利益
当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 237,000 5.4 40,700 5.2 41,300 5.2 30,400 △13.8 75.21
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
IFRS(フル)ベースの数値からコアベースの数値への調整内容は、添付資料P2「1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する
説明」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(注)詳細は、添付資料P13「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の
変更)」をご覧ください。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期3Q 407,102,254株 2018年3月期 406,847,515株
② 期末自己株式数 2019年3月期3Q 7,821株 2018年3月期 7,411株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年3月期3Q 406,966,797株 2018年3月期3Q 406,304,134株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的である
と判断する一定の前提に基づいています。実際の業績は、事業環境変化、新薬の承認時期、為替レート変動、医薬
品行政の動向など様々な要因により大きく異なる結果となる可能性があります。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
当社は、2019年2月5日(火)に証券アナリスト、機関投資家向けの第3四半期決算カンファレンスコールを開
催する予定です。この説明会で使用する資料は、開催後当社ホームページに掲載する予定です。
参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………… 6
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………… 6
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………… 7
(1)要約四半期連結純損益及びその他の包括利益計算書 ……………………………………… 7
(2)要約四半期連結財政状態計算書 ……………………………………………………………… 8
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ……………………………………………………………… 10
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………… 12
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………… 13
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………… 13
(その他の収益) ………………………………………………………………………………… 14
(法人所得税費用) ……………………………………………………………………………… 14
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………… 14
3.連結参考資料 ………………………………………………………………………………………… 15
(1)主要製品売上収益 ……………………………………………………………………………… 15
(2)医薬品開発状況 ………………………………………………………………………………… 16
(3)設備投資、減価償却費及び償却費、製品に係る無形資産償却費ならびに研究開発費 … 18
1
参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 当第3四半期連結累計期間の業績の状況
(ア)コアベース ※1
(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期 対前年同期増減率
売 上 収 益 168,592 173,210 2.7%
コ ア 営 業 利 益 35,042 35,082 0.1%
コ ア 四 半 期 利 益 26,231 25,655 △2.2%
親会社の所有者に帰属する
26,216 25,663 △2.1%
コ ア 四 半 期 利 益
[売上収益]
前年同期と比べ2.7%増加し、1,732億円となりました。
主力の国内医療用医薬品事業においては、流通における一過性の在庫調整および薬価改定などの
影響により前年同期と比べ減収となりましたが、海外事業においてはEMEA(ヨーロッパ、中東およ
びアフリカ)・アジアで当社製品は順調に市場浸透し、高い成長率を維持しています。
事業別の状況は次のとおりです。
(単位:百万円)
国内 海外 合計
対前年同期 対前年同期 対前年同期
金額 金額 金額
増減率 増減率 増減率
医療用医薬品 104,038 △0.9% 55,165 11.3% 159,203 3.0%
一般用医薬品 11,014 △3.5% 216 4.7% 11,230 △3.3%
医療機器 1,913 2.6% 59 147.7% 1,972 4.4%
その他 738 38.2% 67 142.8% 806 43.3%
合計 117,702 △0.9% 55,508 11.4% 173,210 2.7%
(注) 外部顧客に対する売上収益を表しています。
<医療用医薬品>
◇国内
前年同期と比べ0.9%減少し、1,040億円となりました。各疾患領域の主力製品の売上推移
は次のとおりです。
・緑内障・高眼圧症治療剤領域
「タプロス点眼液」 75億円(対前年同期増減率 △ 0.8%)
「タプコム配合点眼液」 20億円(対前年同期増減率 + 2.5%)
「コソプト配合点眼液」 72億円(対前年同期増減率 △20.0%)
・角結膜疾患治療剤領域
「ヒアレイン点眼液」 69億円(対前年同期増減率 △20.2%)
「ジクアス点眼液」 108億円(対前年同期増減率 + 8.5%)
・抗アレルギー点眼剤領域
「アレジオン点眼液」 77億円(対前年同期増減率 + 2.5%)
・網膜疾患治療剤領域
「アイリーア硝子体内注射液 ※2」 438億円(対前年同期増減率 + 9.4%)
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
◇海外
EMEA
円換算ベースで前年同期と比べ1.7%増加し、270億円となりました。主力製品の売上推移
は次のとおりです。
・緑内障・高眼圧症治療剤領域
「タプロス点眼液」 48億円(対前年同期増減率 △ 0.2%)
「タプコム配合点眼液」 14億円(対前年同期増減率 +53.7%)
「コソプト配合点眼液」 69億円(対前年同期増減率 △ 2.6%)
「トルソプト点眼液」 20億円(対前年同期増減率 △ 3.5%)
・角結膜疾患治療剤領域
「アイケルビス」 21億円(対前年同期増減率 +26.2%)
アジア
円換算ベースで前年同期と比べ22.3%増加し、278億円となりました。主力製品の売上推
移は次のとおりです。
・角結膜疾患治療剤領域
「ヒアレイン点眼液」 80億円(対前年同期増減率 +47.3%)
「クラビット点眼液」 78億円(対前年同期増減率 +14.3%)
<一般用医薬品>
前年同期と比べ3.3%減少し、112億円となりました。
「サンテボーティエシリーズ」、新「サンテメディカルシリーズ」、「ソフトサンティアシ
リーズ」などの高価格帯品に引き続き注力しています。
<医療機器>
前年同期と比べ4.4%増加し、20億円となりました。
高屈折率のアクリル素材を光学部に用いたフォールダブル眼内レンズ「エタニティ」シリー
ズの普及促進活動に引き続き注力しています。
<その他>
その他の売上収益は8億円となりました。サプリメント製品の販売、株式会社クレール(連
結子会社)での無塵・無菌服のクリーニング業によるものです。
[コア営業利益]
売上総利益は、前年同期と比べ10億円増加し、1,034億円となりました。売上原価率は、前年同
期と比べ1.1ポイント増加し、40.3%となりました。
販売費及び一般管理費は、海外事業の拡大に伴い、前年同期と比べ17億円増加し、512億円とな
りました。
研究開発費は、前年同期と比べ8億円減少し、171億円となりました。
以上により、コアベースでの営業利益は、前年同期と比べ0.1%増加し、351億円となりました。
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(イ)IFRS(フル)ベース
(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期 対前年同期増減率
売 上 収 益 168,592 173,210 2.7%
営 業 利 益 30,087 33,657 11.9%
四 半 期 利 益 27,348 23,367 △14.6%
親会社の所有者に帰属する
27,332 23,376 △14.5%
四 半 期 利 益
[売上収益]
コアベースからの調整はありません。
[営業利益]
売上総利益、販売費及び一般管理費、研究開発費について、コアベースからの調整はありませ
ん。
製品に係る無形資産償却費は、前年同期と比べ4.7%増加し、52億円となりました。これは主
に、米メルク社から2014年に譲受けた眼科製品に関する無形資産、ならびに2015年より欧州で販売
を開始した「アイケルビス」に関する無形資産の償却によるものです。
その他の収益は、当社保有の固定資産譲渡などにより39億円、その他の費用は、1億円となりま
した。
これらにより、IFRS(フル)ベースの営業利益は、前年同期と比べ11.9%増加し、337億円とな
りました。
[親会社の所有者に帰属する四半期利益]
親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期と比べ14.5%減少し、234億円となりまし
た。これは、前年同期において米国における連邦法人税率引下げに伴い法人所得税費用が一時的に
減少したことによるものです。売上収益に対する親会社の所有者に帰属する四半期利益の比率は、
13.5%となりました。
※1 参天製薬グループではIFRS適用を機に、IFRSによる業績(「IFRS(フル)ベース」)から一
部の収益および費用を控除した「コアベース」での財務情報を経常的な業績を示す指標とし
て開示しています。IFRS(フル)ベースによる業績からコアベースでの業績への調整におい
て控除する以下の収益および費用とそれらに係る法人所得税費用を調整し、コアベースを算
出しています。
・製品に係る無形資産償却費
・その他の収益
・その他の費用
・金融収益
・金融費用
・販売費及び一般管理費のうち企業買収に係る一過性費用
※2 製造販売元であるバイエル薬品株式会社とのコ・プロモーション製品です。
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
② 研究開発活動
<緑内障・高眼圧症領域>
プロスタグランジンF₂α誘導体およびβ遮断剤の配合剤DE-111(一般名:タフルプロスト/
チモロールマレイン酸塩)は、2019年1月に中国で第Ⅲ相試験を開始しました。
EP2受容体作動薬DE-117(一般名:オミデネパグ イソプロピル)は、米国で2018年9月に第
Ⅲ相試験を開始しました。日本では2018年11月に発売しました。アジアでは2016年12月より第
Ⅲ相試験を実施しています。
FP/EP3受容体デュアル作動薬DE-126(一般名:sepetaprost)は、2017年7月より米国およ
び日本にて後期第Ⅱ相試験を実施しています。
緑内障用デバイスDE-128(MicroShunt)は、FDA承認取得に向け米国および欧州にて第Ⅱ/Ⅲ
相試験を実施しています(欧州にてCEマーク承認取得済み)。
<角結膜疾患(ドライアイを含む)領域>
DE-089(一般名:ジクアホソルナトリウム)は、2018年9月に中国で発売しました。
DE-076B(開発品名:Cyclokat、一般名:シクロスポリン)は、2017年12月以降、タイおよ
び韓国等、アジアで順次発売しています。
DE-076C(開発品名:Vekacia、一般名:シクロスポリン)は、2018年7月に欧州委員会より
医薬品販売承認を取得し、2018年10月にイギリスで発売しました。アジアでは、2018年11月に
販売承認を申請しました。カナダでは、2018年12月に販売承認を取得しました。
<網膜・ぶどう膜疾患領域>
DE-109(一般名:シロリムス)は、2018年12月より米国にてぶどう膜炎を対象とした追加の
第Ⅲ相試験を実施しています。
DE-122(一般名:carotuximab)は、米国での開発を目指し、2017年7月より滲出型加齢黄
斑変性を対象とした前期第Ⅱ相試験を実施しています。
<その他疾患領域>
DE-127(一般名:アトロピン硫酸塩)は、2017年11月よりアジアにて近視を対象とする第Ⅱ
相試験を実施しています。
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(2)財政状態に関する説明
① 資産、資本及び負債の状況
当第3四半期末の資産は、3,883億円となりました。現金及び現金同等物の増加などがあった
一方、金融資産および無形資産の減少などにより前期末と比べ2億円減少しました。
資本は、2,988億円となりました。その他の資本の構成要素の減少などがあった一方、利益剰
余金の増加などにより前期末と比べ112億円増加しました。
負債は、895億円となりました。借入金の返済などによるその他の金融負債の減少および法人
所得税等の支払いによる未払法人所得税等の減少などにより前期末と比べ114億円減少しまし
た。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前期末と比べ2.9ポイント増加し、76.5%となり
ました。
② キャッシュ・フローの状況
当第3四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは、227億円の収入(前年同期は、290億円
の収入)となりました。これは四半期利益が234億円、減価償却費及び償却費が82億円および法
人所得税費用が90億円などあった一方、法人所得税の支払いが123億円あったことなどによるも
のです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、22億円の支出(前年同期は、62億円の支出)となりま
した。これは有形固定資産の売却による収入が43億円などあった一方、有形固定資産の取得によ
る支出が45億円、無形資産の取得による支出が22億円あったことなどによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、140億円の支出(前年同期は、163億円の支出)となり
ました。これは配当金の支払いが105億円、長期借入金の返済による支出が41億円あったことな
どによるものです。
以上の結果、現金及び現金同等物の当第3四半期末残高は、前期末と比べ61億円増加し、754
億円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第3四半期の業績は、概ね予定通り推移しており、2018年5月9日に公表した業績予想から
の変更はございません。
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結純損益及びその他の包括利益計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
売上収益 168,592 173,210
売上原価 △66,150 △69,814
売上総利益 102,442 103,397
販売費及び一般管理費 △49,504 △51,224
研究開発費 △17,895 △17,091
製品に係る無形資産償却費 △4,996 △5,233
その他の収益 368 3,929
その他の費用 △327 △121
営業利益 30,087 33,657
金融収益 809 863
金融費用 △1,357 △2,115
税引前四半期利益 29,539 32,405
法人所得税費用 △2,192 △9,037
四半期利益 27,348 23,367
その他の包括利益
純損益に振り替えられない項目:
確定給付制度の再測定 - -
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
2,854 △2,733
金融資産の純変動
純損益に振り替えられる可能性のある項目:
在外営業活動体の換算差額 4,400 1,098
その他の包括利益 7,254 △1,635
四半期包括利益合計 34,602 21,732
四半期利益の帰属
親会社の所有者持分 27,332 23,376
非支配持分 15 △8
四半期利益 27,348 23,367
四半期包括利益合計の帰属
親会社の所有者持分 34,487 21,819
非支配持分 114 △87
四半期包括利益合計 34,602 21,732
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 67.27 57.44
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 67.02 57.26
※コアベース
売上収益 168,592 173,210
コア営業利益 35,042 35,082
コア四半期利益 26,231 25,655
基本的1株当たりコア四半期利益(円) 64.52 63.06
希薄化後1株当たりコア四半期利益(円) 64.28 62.87
コア四半期利益の帰属
親会社の所有者持分 26,216 25,663
非支配持分 15 △8
コア四半期利益 26,231 25,655
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(2)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
資産
非流動資産
有形固定資産 29,706 31,035
無形資産 134,495 132,725
金融資産 35,775 31,730
繰延税金資産 2,264 2,258
その他の非流動資産 2,855 1,685
非流動資産合計 205,095 199,433
流動資産
棚卸資産 30,636 31,082
営業債権及びその他の債権 78,654 78,720
その他の金融資産 472 256
その他の流動資産 4,322 3,399
現金及び現金同等物 69,283 75,394
流動資産合計 183,367 188,851
資産合計 388,463 388,284
8
参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金 8,032 8,186
資本剰余金 8,657 8,714
自己株式 △11 △12
利益剰余金 249,225 262,404
その他の資本の構成要素 19,921 17,830
親会社の所有者に帰属する持分合計 285,823 297,122
非支配持分 1,734 1,647
資本合計 287,557 298,769
負債
非流動負債
金融負債 21,244 23,243
退職給付に係る負債 1,804 2,240
引当金 1,367 1,299
繰延税金負債 12,909 12,317
その他の非流動負債 1,380 1,738
非流動負債合計 38,704 40,836
流動負債
営業債務及びその他の債務 29,743 27,982
その他の金融負債 14,404 9,091
未払法人所得税等 7,656 3,601
引当金 1,508 641
その他の流動負債 8,890 7,365
流動負債合計 62,201 48,679
負債合計 100,905 89,515
資本及び負債合計 388,463 388,284
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
(単位:百万円)
その他の資本の構成要素
その他の包括
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 確定給付制度 利益を通じて
の再測定 公正価値で測
定する金融資
産の純変動
2017年4月1日残高 7,792 8,417 △10 223,283 - 9,470
四半期包括利益
四半期利益 27,332
その他の包括利益 2,854
四半期包括利益合計 - - - 27,332 - 2,854
所有者との取引額
新株の発行 119 119
自己株式の取得 △1
配当金 △10,563
非支配持分を伴う子会社の
資本変動
株式報酬取引
その他 168 △168
所有者との取引額合計 119 119 △1 △10,395 - △168
2017年12月31日残高 7,911 8,536 △11 240,220 - 12,156
その他の資本の構成要素
親会社の所有
在外営業活動 者に帰属する 非支配持分 資本合計
体の換算差額 新株予約権 合計 持分合計
2017年4月1日残高 5,332 825 15,628 255,110 819 255,929
四半期包括利益
四半期利益 - 27,332 15 27,348
その他の包括利益 4,301 7,155 7,155 99 7,254
四半期包括利益合計 4,301 - 7,155 34,487 114 34,602
所有者との取引額
新株の発行 △39 △39 200 200
自己株式の取得 - △1 △1
配当金 - △10,563 △10,563
非支配持分を伴う子会社の - - 838 838
資本変動
株式報酬取引 218 218 218 218
その他 △168 - -
所有者との取引額合計 - 179 11 △10,146 838 △9,308
2017年12月31日残高 9,633 1,004 22,794 279,451 1,772 281,222
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
その他の資本の構成要素
その他の包括
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 利益を通じて
確定給付制度 公正価値で測
の再測定 定する金融資
産の純変動
2018年4月1日残高 8,032 8,657 △11 249,225 - 14,364
四半期包括利益
四半期利益 23,376
その他の包括利益 △2,733
四半期包括利益合計 - - - 23,376 - △2,733
所有者との取引額
新株の発行 87 87
自己株式の取得 △1
配当金 △10,581
株式報酬取引 67 △29
その他 385 △385
所有者との取引額合計 154 57 △1 △10,196 - △385
2018年12月31日残高 8,186 8,714 △12 262,404 - 11,245
その他の資本の構成要素
親会社の所有
在外営業活動 者に帰属する 非支配持分 資本合計
新株予約権 合計 持分合計
体の換算差額
2018年4月1日残高 4,583 975 19,921 285,823 1,734 287,557
四半期包括利益
四半期利益 - 23,376 △8 23,367
その他の包括利益 1,177 △1,557 △1,557 △79 △1,635
四半期包括利益合計 1,177 - △1,557 21,819 △87 21,732
所有者との取引額
新株の発行 △150 △150 23 23
自己株式の取得 - △1 △1
配当金 - △10,581 △10,581
株式報酬取引 - 38 38
その他 △385 - -
所有者との取引額合計 - △150 △535 △10,521 - △10,521
2018年12月31日残高 5,759 825 17,830 297,122 1,647 298,769
11
参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
四半期利益 27,348 23,367
減価償却費及び償却費 8,092 8,223
減損損失 168 -
固定資産処分益 - △3,592
金融収益及び金融費用(△は益) △158 △151
法人所得税費用 2,192 9,037
営業債権及びその他の債権の増減(△は増加) △6,560 △370
棚卸資産の増減(△は増加) 2,043 △735
営業債務及びその他の債務の増減(△は減少) 617 △1,696
引当金及び退職給付に係る負債の増減(△は減少) 346 △380
その他 323 594
小計 34,411 34,297
利息の受取額 68 154
配当金の受取額 580 518
利息の支払額 △24 △7
法人所得税の支払額 △5,990 △12,268
営業活動によるキャッシュ・フロー 29,045 22,694
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資の取得による支出 △158 △767
投資の売却による収入 514 1,025
有形固定資産の取得による支出 △3,489 △4,468
有形固定資産の売却による収入 - 4,338
無形資産の取得による支出 △3,051 △2,165
その他 △18 △156
投資活動によるキャッシュ・フロー △6,202 △2,193
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 - 578
長期借入金の返済による支出 △6,862 △4,098
非支配株主からの払込による収入 838 -
配当金の支払額 △10,471 △10,493
その他 196 20
財務活動によるキャッシュ・フロー △16,299 △13,993
現金及び現金同等物の増減額 6,544 6,507
現金及び現金同等物の期首残高 52,282 69,283
現金及び現金同等物の為替変動による影響 1,222 △397
現金及び現金同等物の四半期末残高 60,048 75,394
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下に記載する会計方針の変更を
除き、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。
参天製薬グループでは、第1四半期連結会計期間より、以下の基準を適用しています。
強制適用時期 参天製薬グループ
基準書 新設・改訂の概要
(以降開始年度) 適用時期
金融商品の分類及び測定の改訂、
IFRS第9号 金融商品 2018年1月1日 2019年3月期
減損及びヘッジ会計に関する改訂
顧客との契約から
IFRS第15号 2018年1月1日 2019年3月期 収益認識に係る基準の改訂
生じる収益
IFRS第9号「金融商品」
参天製薬グループは、これまでIFRS第9号(2010年10月および2011年12月改訂)を適用してき
ましたが、第1四半期連結会計期間よりIFRS第9号(2014年7月公表版)を適用しています。
金融資産の分類及び測定
IFRS第9号(2014年7月公表版)において、負債性金融商品をその他の包括利益を通じて公正
価値で事後測定する区分が新設されましたが、参天製薬グループは、当該金融商品を保有する事
業モデルおよび金融商品の契約条件を評価し、以下の要件を共に満たす場合に、その他の包括利
益を通じて公正価値で事後測定しています。なお、この分類および測定の変更に関して過年度の
連結財務諸表を修正再表示しないことを認める経過措置を適用しています。
・事業モデルにおいて、契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方を目的として保有して
いる場合
・契約条件により、特定の日に元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・
フローを生じさせる場合
金融資産の減損損失
参天製薬グループは、2018年4月1日より金融資産の減損損失の測定手法を、IAS第39号が規
定する発生損失モデルからIFRS第9号が規定する予想信用損失モデルに移行しました。2018年
4月1日に移行の経過措置に従い過年度の連結財務諸表の修正は行わず、予想信用損失モデル
に基づいて損失評価引当金を測定しています。
IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」
参天製薬グループは、第1四半期連結会計期間より、IFRS第15号を適用しています。この基準
書はIAS第18号「収益」およびIAS第11号「工事契約」を置き換えたものです。IFRS第15号は財務
諸表の表示を含む収益認識の金額、収益認識の時期を決定する包括的フレームワークを定めてい
ます。IFRS第15号の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による累
積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しています。
IFRS第15号の適用に伴い、下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しています。
ステップ1:顧客との契約の識別
ステップ2:履行義務の識別
ステップ3:取引価格の算定
ステップ4:履行義務への取引価格の配分
ステップ5:履行義務の充足による収益認識
これらの基準の適用による参天製薬グループへの影響は軽微です。
13
参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(その他の収益)
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
当社保有の固定資産譲渡により、固定資産処分益3,592百万円をその他の収益に計上していま
す。
(法人所得税費用)
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
米国において、2017年12月22日(現地日付)に、2018年1月1日以降の連邦法人税率を35%
から21%に引下げることなどを柱とする税制改革法が成立しました。これに伴い、参天製薬グ
ループの米国子会社において、新しい法人税率を用いて繰延税金資産および繰延税金負債を再
評価した結果、法人所得税費用が5,105百万円減少しています。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
14
参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
3.連結参考資料
(1)主要製品売上収益
(単位:百万円)
2018年3月期 2019年3月期
品目名
薬効成分 地域 第3四半期 対前年 通期 対前年 第3四半期 対前年 通期 対前年
(有効成分・剤形)
累計実績 伸長率 実績 伸長率 累計実績 伸長率 見込 伸長率
合計 11,434 12.8% 14,944 16.0% 11,513 0.7% 15,443 3.3%
クラビット点眼液 日本 3,369 △11.3% 4,105 △11.9% 2,569 △23.7% 3,415 △16.8%
合 成 抗 菌 点 眼 剤
(レボフロキサシン点眼液) アジア 6,820 26.8% 9,225 32.2% 7,794 14.3% 10,154 10.1%
EMEA 1,245 29.6% 1,614 29.7% 1,150 △7.7% 1,874 16.1%
合計 1,246 △5.1% 1,581 2.6% 1,129 △9.4% 1,507 △4.7%
タリビッド点眼液
合 成 抗 菌 点 眼 剤 日本 414 △9.2% 508 △9.2% 390 △6.0% 458 △9.8%
(オフロキサシン点眼液)
アジア 832 △3.0% 1,073 9.3% 740 △11.1% 1,049 △2.2%
合計 2,966 42.1% 3,892 39.1% 3,612 21.8% 4,950 27.2%
タプコム配合点眼液
日本 1,953 10.9% 2,479 9.9% 2,002 2.5% 2,454 △1.0%
(タフルプロスト/ 緑 内 障 治 療 剤
アジア 109 438.5% 158 317.6% 221 102.3% 289 82.7%
チモロールマレイン酸塩点眼液)
EMEA 904 195.1% 1,255 148.8% 1,389 53.7% 2,208 75.9%
合計 13,791 7.9% 17,844 8.8% 13,942 1.1% 18,883 5.8%
タプロス点眼液 日本 7,590 △0.2% 9,610 0.2% 7,526 △0.8% 9,686 0.8%
緑 内 障 治 療 剤
(タフルプロスト点眼液) アジア 1,343 36.6% 1,807 47.3% 1,571 16.9% 2,026 12.1%
EMEA 4,857 15.9% 6,427 15.0% 4,846 △0.2% 7,171 11.6%
合計 18,622 9.4% 24,200 9.2% 16,956 △8.9% 21,202 △12.4%
コソプト配合点眼液
日本 9,057 0.7% 11,403 0.3% 7,247 △20.0% 8,957 △21.4%
(ドルゾラミド塩酸塩/ 緑 内 障 治 療 剤
アジア 2,440 30.1% 3,197 19.8% 2,769 13.5% 3,317 3.8%
チモロールマレイン酸塩点眼液)
EMEA 7,125 15.9% 9,600 18.1% 6,939 △2.6% 8,928 △7.0%
合計 1,183 1.3% 1,451 △3.8% 780 △34.1% 990 △31.8%
チモプトール点眼液 日本 662 △16.0% 787 △18.7% 398 △39.9% 470 △40.3%
緑 内 障 治 療 剤
(チモロールマレイン酸塩点眼液) アジア 86 △4.3% 116 △2.7% 88 2.1% 112 △3.3%
EMEA 435 50.0% 548 30.1% 295 △32.3% 408 △25.6%
合計 1,766 △6.6% 2,221 △6.8% 1,485 △15.9% 1,976 △11.0%
チモプトールXE点眼液 日本 1,144 △12.2% 1,407 △12.9% 922 △19.4% 1,203 △14.5%
緑 内 障 治 療 剤
(チモロールマレイン酸塩持続性点眼液) アジア 79 20.1% 105 19.1% 82 4.1% 109 3.6%
EMEA 544 4.2% 709 4.4% 481 △11.6% 664 △6.3%
合計 3,587 7.3% 4,677 7.7% 3,436 △4.2% 4,547 △2.8%
トルソプト点眼液 日本 1,325 △4.2% 1,641 △5.2% 1,175 △11.3% 1,446 △11.9%
緑 内 障 治 療 剤
(ドルゾラミド塩酸塩点眼液) アジア 232 11.8% 327 20.9% 300 29.7% 462 41.3%
EMEA 2,031 15.9% 2,709 15.7% 1,961 △3.5% 2,639 △2.6%
レスキュラ点眼液 合計 1,200 △9.2% 1,467 △10.1% 964 △19.6% 1,256 △14.4%
緑 内 障 治 療 剤
(イソプロピルウノプロストン点眼液) 日本 1,200 △9.2% 1,467 △10.1% 964 △19.6% 1,256 △14.4%
アレジオン点眼液 合計 7,515 19.4% 16,851 37.7% 7,703 2.5% 17,727 5.2%
抗アレルギー 点眼剤
(エピナスチン塩酸塩点眼液) 日本 7,515 19.4% 16,851 37.7% 7,703 2.5% 17,727 5.2%
合計 2,604 3.4% 3,497 4.5% 2,399 △7.9% 3,141 △10.2%
フルメトロン点眼液
抗 炎 症 点 眼 剤 日本 1,566 △4.6% 2,113 △5.0% 1,132 △27.7% 1,652 △21.8%
(フルオロメトロン点眼液)
アジア 1,038 18.2% 1,385 23.2% 1,267 22.0% 1,490 7.6%
合計 3,518 9.0% 4,413 7.0% 3,199 △9.1% 4,398 △0.3%
カリーユニ点眼液
老人性白内障治療剤 日本 2,187 △3.7% 2,741 △3.2% 2,069 △5.4% 2,644 △3.6%
(ピレノキシン点眼液)
アジア 1,331 39.0% 1,672 29.6% 1,130 △15.1% 1,755 4.9%
Oftan Catachrom(オフタンカタクロム) 合計 2,186 66.6% 2,695 21.2% 1,946 △11.0% 2,800 3.9%
(チトクロームC/アデノシン/ 老人性白内障治療剤
ニコチンアミド含有点眼液) EMEA 2,186 66.6% 2,695 21.2% 1,946 △11.0% 2,800 3.9%
オペガンハイ眼粘弾剤 合計 1,830 1.8% 2,304 0.8% 1,683 △8.1% 2,109 △8.5%
眼 科 手 術 補 助 剤
(ヒアルロン酸ナトリウム眼科手術補助剤) 日本 1,830 1.8% 2,304 0.8% 1,683 △8.1% 2,109 △8.5%
アイリーア硝子体内注射液 合計 40,010 13.1% 51,517 14.1% 43,790 9.4% 54,473 5.7%
(アフリベルセプト(遺伝子組換え) 眼科用VEGF阻害剤
硝子体内注射液) 日本 40,010 13.1% 51,517 14.1% 43,790 9.4% 54,473 5.7%
合計 14,124 1.6% 18,170 3.3% 14,943 5.8% 17,708 △2.5%
ヒアレイン点眼液
角結膜疾患治療剤 日本 8,692 △8.8% 10,772 △9.1% 6,939 △20.2% 8,541 △20.7%
(ヒアルロン酸ナトリウム点眼液)
アジア 5,432 24.4% 7,397 28.8% 8,004 47.3% 9,167 23.9%
合計 11,028 20.7% 14,286 19.6% 11,762 6.7% 16,087 12.6%
ジクアス点眼液
角結膜疾患治療剤 日本 9,937 17.0% 12,822 16.4% 10,784 8.5% 14,463 12.8%
(ジクアホソルナトリウム点眼液)
アジア 1,091 69.6% 1,463 58.3% 978 △10.4% 1,625 11.0%
合計 1,661 99.2% 2,049 57.2% 2,415 45.4% 2,990 45.9%
Ikervis(アイケルビス)
角結膜疾患治療剤 アジア 4 274.2% 68 - 324 - 437 537.6%
(シクロスポリン点眼液)
EMEA 1,657 99.0% 1,981 52.2% 2,091 26.2% 2,553 28.9%
合計 1,638 26.8% 2,092 14.0% 1,873 14.3% 3,196 52.8%
アジア 176 104.0% 199 72.3% 118 △32.8% 173 △13.2%
Cationorm(カチオノーム) 角結膜疾患治療剤
EMEA 1,267 20.0% 1,670 16.1% 1,503 18.7% 2,713 62.5%
米州 195 30.1% 223 △20.4% 251 28.8% 310 38.8%
合計 11,618 21.6% 14,594 16.3% 11,230 △3.3% 16,498 13.0%
一般用医薬品 日本 11,412 20.6% 14,301 15.1% 11,014 △3.5% 16,144 12.9%
アジア 207 127.9% 293 121.8% 216 4.7% 355 20.8%
(単位:円)
2018年3月期 2019年3月期
主要通貨 為替換算レート 通貨 2018年3月期 2019年3月期(予想)
第3四半期 第3四半期
米ドル 111.75 110.94 111.15 110.00
ユーロ 128.90 129.92 129.51 130.00
中国元 16.64 16.84 16.57 17.00
※上記の見込等は、現在において入手可能な情報に基づいて作成しています。実際の業績等は、事業環境変化などにより、大きく結果が異なる可能性があります。
15
参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(2)医薬品開発状況
※2019年2月5日現在
■医薬品開発状況一覧表(臨床段階)
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
Merck Sharp &
ジクアホソルナトリウム DE-089 ドライアイ Dohme Corp.(米国)
中国 2018年9月
角結膜上皮からムチンや水分の分泌を促すドライアイ治療剤。既存薬と異なる作用機序を持つ。日本で、2010年12月に
発売。2013年10月に韓国、2016年2月にベトナム、2016年4月にタイで発売。アジアで順次販売承認を申請中。中国
で、2018年9月に発売。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国
日本
シロリムス DE-109 ぶどう膜炎 自社
欧州
アジア 2015年4月
免疫抑制作用、血管新生抑制作用などを有する硝子体内注射剤。米国で、2018年12月に追加のフェーズ3試験を開始、
2021年1~6月に終了予定。アジアで、2015年4月に販売承認を申請。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
タフルプロスト/
DE-111 緑内障・高眼圧症 AGCと共同開発 中国
チモロールマレイン酸塩
プロスタグランジンF₂α誘導体およびβ遮断剤の配合剤。2014年11月、日本で発売。2015年1月以降、欧州で順次発
売。2016年4月以降、アジアで順次発売。中国で、2019年1月にフェーズ3試験を開始、2020年度上期に終了予定。
一般名 開発コード 効能・効果
自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
日本ベーリンガー
エピナスチン塩酸塩 DE-114A アレルギー性結膜炎 日本 2018年9月
インゲルハイム
H₁拮抗作用と膜安定化作用を併せ持つアレルギー性結膜炎治療剤。高用量製剤。日本で、2018年9月に製造販売承認を
申請、2019年7~12月に承認予定。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国
オミデネパグ 宇部興産と
DE-117 緑内障・高眼圧症 日本 2018年11月
イソプロピル 共同開発
アジア
新規メカニズムのEP2受容体作動薬。米国で、2018年9月にフェーズ3試験を開始、2020年1~6月に終了予定。日本
で、2018年11月に発売。アジアで、2016年12月にフェーズ3試験を開始、2018年度下期に終了予定。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
carotuximab DE-122 滲出型加齢黄斑変性 TRACON社 米国 (フェーズ2a)
抗エンドグリン抗体の硝子体内注射剤。米国での開発を目指し、2017年7月にフェーズ2a試験を開始、2019年度下期
に終了予定。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等
地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国 (フェーズ2b)
sepetaprost DE-126 緑内障・高眼圧症 小野薬品工業
日本 (フェーズ2b)
FP受容体およびEP3受容体への作動作用(デュアル作動薬)を有する新規メカニズムのプロスタグランジン誘導体の緑
内障・高眼圧症治療剤。米国および日本で、2017年7月にフェーズ2b試験を開始。
一般名 開発コード 効能・効果
自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
Singapore Health
アトロピン硫酸塩 DE-127 近視 Services社、 アジア
南洋理工大学
小児における近視の進行を抑制するムスカリン受容体拮抗薬。アジアで、2017年11月にフェーズ2試験を開始、2019年
度下期に終了予定。
― 開発コード 効能・効果 自社/導入等
地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
DE-128 米国 (フェーズ2/3)
― 緑内障 自社
(MicroShunt) 欧州
2016年8月に、MicroShuntを開発するInnFocus社を買収。原発開放隅角緑内障における眼圧下降を目的とし、房水の流
出を促すインプラント手術用デバイス。FDA承認取得に向け米国および欧州にて、フェーズ2/3試験を実施中。2019年
に市販前承認(PMA)の段階的申請を完了し、2020年に上市予定。欧州にてCEマークの承認を取得済み。
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等
地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
DE-076B ドライアイに伴う 米国
シクロスポリン 自社
(Cyclokat) 重度の角膜炎アジア 2017年12月
免疫抑制作用により、ドライアイに伴う重度の角膜炎を改善する乳化点眼剤。カチオニック製剤技術により組織移行性
を高めた製剤。2015年7月以降、ドイツおよびイギリス等、欧州で順次発売。2017年12月以降、タイおよび韓国等、ア
ジアで順次発売。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
欧州 2018年10月
DE-076C
シクロスポリン 春季カタルアジア 自社 2018年11月
(Vekacia)
その他 2018年12月
免疫抑制作用により、春季カタルの症状を改善する乳化点眼剤。カチオニック製剤技術により組織移行性を高めた製
剤。2018年7月に欧州委員会より医薬品販売承認を取得し、イギリスで、2018年10月に発売。アジアで、2018年11月に
販売承認を申請、2019年7月~12月に承認予定。カナダで、2018年12月に販売承認を取得、2019年に発売予定。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
DE-130A
ラタノプロスト 緑内障・高眼圧症 自社 欧州
(Catioprost)
プロスタグランジンF₂α誘導体の緑内障・高眼圧症治療用乳化点眼剤。
■2018年度第2四半期決算発表時(2018年11月7日)からの変更点
開発コード 変更点
DE-109 米国で、2018年12月に追加のフェーズ3試験を開始。
DE-111 中国で、2019年1月にフェーズ3試験を開始。
DE-117 日本で、2018年11月に発売。
DE-076C (Vekacia) アジアで、2018年11月に販売承認を申請。カナダで、2018年12月に販売承認を取得。
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参天製薬(株)(4536) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(3)設備投資、減価償却費及び償却費、製品に係る無形資産償却費ならびに研究開発費
■設備投資
(単位:百万円)
2018年3月期 2019年3月期
第3四半期 第3四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
設 備 投 資 額 4,460 5,445 5,072 9,000
■減価償却費及び償却費
(単位:百万円)
2018年3月期 2019年3月期
第3四半期 第3四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
総 額 3,095 4,155 2,991 4,260
製 造 経 費 1,445 1,950 1,397 2,040
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 1,076 1,453 1,105 1,520
研 究 開 発 費 574 752 489 700
(注) 製品に係る無形資産償却費および長期前払費用の償却費は除いています。
■製品に係る無形資産償却費
(単位:百万円)
2018年3月期 2019年3月期
第3四半期 第3四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
総 額 4,996 6,740 5,233 6,930
メ ル ク 無 形 資 産 償 却 費 4,140 5,592 4,356 5,810
アイケルビス無形資産償却費 548 736 550 740
そ の 他 308 412 327 380
■研究開発費
(単位:百万円)
2018年3月期 2019年3月期
第3四半期 第3四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
研 究 開 発 費 17,895 24,398 17,091 25,000
対 売 上 収 益 比 10.6% 10.8% 9.9% 10.5%
※上記の見込等は、現在において入手可能な情報に基づいて作成しています。実際の業績等は、事業環境変化などにより、大きく結果が異なる
可能性があります。
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