4536 参天薬 2019-08-01 15:00:00
2020年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年8月1日
上場会社名 参天製薬株式会社 上場取引所 東
コード番号 4536 URL https://www.santen.co.jp
代表者 (役職名)代表取締役会長兼CEO (氏名)黒川 明
コーポレート・コミュニケーショングループ (氏名)クリストファー・
問合せ先責任者(役職名)グループマネージャー ホフマン TEL 06-4802-9360
四半期報告書提出予定日 2019年8月2日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2020年3月期第1四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年6月30日)
(1)連結経営成績(累計)
コアベース (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
売上収益 コア営業利益 コア四半期利益 帰属する
コア四半期利益 コア四半期利益
コア四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭 円 銭
2020年3月期第1四半期 59,136 4.7 12,794 9.6 9,671 12.1 9,680 12.2 24.25 24.19
2019年3月期第1四半期 56,483 1.0 11,669 △14.8 8,628 △15.1 8,631 △15.2 21.21 21.15
IFRS(フル)ベース
親会社の所有者に 四半期包括利益
売上収益 営業利益 税引前四半期利益 四半期利益
帰属する四半期利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第1四半期 59,136 4.7 9,246 △7.7 9,002 △4.8 6,390 △6.7 6,399 △6.6 2,423 △65.4
2019年3月期第1四半期 56,483 1.0 10,016 △16.9 9,455 △21.7 6,852 △24.0 6,854 △24.0 7,000 △42.1
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第1四半期 16.03 15.99
2019年3月期第1四半期 16.85 16.79
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期第1四半期 386,304 289,857 288,271 74.6 722.27
2019年3月期 391,186 292,572 290,900 74.4 728.97
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 13.00 - 13.00 26.00
2020年3月期 -
2020年3月期(予想) 13.00 - 13.00 26.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
コアベース (%表示は、対前期増減率)
基本的1株当たり
売上収益 コア営業利益 コア当期利益
コア当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 248,000 6.0 51,000 5.7 37,700 4.5 95.29
IFRS(フル)ベース
基本的1株当たり
売上収益 営業利益 税引前当期利益 当期利益
当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 248,000 6.0 34,500 △23.5 34,300 △20.4 23,200 △27.4 58.98
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
IFRS(フル)ベースの数値からコアベースの数値への調整内容は、添付資料P2「1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する
説明」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(注)詳細は、添付資料P13「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の
変更)」をご覧ください。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期1Q 399,844,054株 2019年3月期 399,782,354株
② 期末自己株式数 2020年3月期1Q 668,368株 2019年3月期 663,412株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期1Q 399,095,566株 2019年3月期1Q 406,881,532株
(注)期末自己株式数には、株式報酬制度に係る信託が保有する当社株式(2019年3月期末 5,642株、2020年3月期1Q 5,642株)が
含まれています。また、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めています。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的である
と判断する一定の前提に基づいています。実際の業績は、事業環境変化、新薬の承認時期、為替レート変動、医薬
品行政の動向など様々な要因により大きく異なる結果となる可能性があります。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
当社は、2019年8月1日(木)に証券アナリスト、機関投資家向けの第1四半期決算カンファレンスコールを開
催する予定です。この説明会で使用する資料は、開催後当社ホームページに掲載する予定です。
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………… 6
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………… 6
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………… 7
(1)要約四半期連結純損益及びその他の包括利益計算書 ……………………………………… 7
(2)要約四半期連結財政状態計算書 ……………………………………………………………… 8
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ……………………………………………………………… 10
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………… 12
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………… 13
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………… 13
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………… 13
3.連結参考資料 ………………………………………………………………………………………… 14
(1)主要製品売上収益 ……………………………………………………………………………… 14
(2)開発状況 ………………………………………………………………………………………… 15
(3)設備投資、減価償却費及び償却費、製品に係る無形資産償却費ならびに研究開発費 … 17
1
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 当第1四半期連結累計期間の業績の状況
(ア)コアベース ※1
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期 対前年同期増減率
売 上 収 益 56,483 59,136 4.7%
コ ア 営 業 利 益 11,669 12,794 9.6%
コ ア 四 半 期 利 益 8,628 9,671 12.1%
親会社の所有者に帰属する
8,631 9,680 12.2%
コ ア 四 半 期 利 益
[売上収益]
前年同期と比べ4.7%増加し、591億円となりました。
主力の医療用医薬品事業においては、日本では前年同期と比べ横ばいとなりました。EMEA(ヨ
ーロッパ、中東およびアフリカ)・中国を含むアジア地域では当社製品は順調に市場浸透し、成
長を維持しています。
売上収益の内訳は次のとおりです。
(単位:百万円)
日本 中国 アジア EMEA 米州 合計
医療用医薬品 33,584 6,740 4,363 9,352 208 54,247
△0.4% 26.3% 20.2% 0.9% 115.5% 4.2%
一般用医薬品 3,637 - 76 - - 3,713
5.3% - 25.5% - - 5.6%
医 療 機 器 729 - - 104 1 834
14.4% - - 377.5% - 26.5%
そ の 他 316 13 14 - - 343
31.9% 19.9% △34.9% - - 26.0%
合 計 38,265 6,753 4,453 9,456 208 59,136
0.6% 26.3% 19.9% 1.8% 116.1% 4.7%
(注)外部顧客に対する売上収益を表しています。 上段:金額
アジアには中国を含んでいません。 下段:対前年同期増減率
<医療用医薬品>
◇日本
前年同期と比べほぼ横ばいの336億円となりました。各疾患領域の主力製品の売上推移は次
のとおりです。
・緑内障・高眼圧症治療剤領域
「タプロス点眼液」 24億円 (対前年同期増減率 △ 0.7%)
「タプコム配合点眼液」 7億円 (対前年同期増減率 + 3.8%)
「コソプト配合点眼液」 20億円 (対前年同期増減率 △28.4%)
・角結膜疾患治療剤領域
「ヒアレイン点眼液」 21億円 (対前年同期増減率 △ 6.5%)
「ジクアス点眼液」 36億円 (対前年同期増減率 + 7.4%)
・抗アレルギー点眼剤領域
「アレジオン点眼液」 21億円 (対前年同期増減率 △ 9.6%)
・網膜疾患治療剤領域
「アイリーア硝子体内注射液※2」 151億円 (対前年同期増減率 + 8.4%)
2
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
◇中国
円換算ベースで前年同期と比べ26.3%増加し、67億円となりました。主力製品の売上推移は
次のとおりです。
・角結膜疾患治療剤領域
「ヒアレイン点眼液」 24億円 (対前年同期増減率 +21.7%)
・眼感染症治療剤領域
「クラビット点眼液」 30億円 (対前年同期増減率 +41.9%)
◇アジア(中国除く)
円換算ベースで前年同期と比べ20.2%増加し、44億円となりました。主力製品の売上推移は
次のとおりです。
・緑内障・高眼圧症治療剤領域
「コソプト配合点眼液」 10億円 (対前年同期増減率 +11.7%)
・角結膜疾患治療剤領域
「ジクアス点眼液」 8億円 (対前年同期増減率 +147.9%)
◇EMEA
円換算ベースで前年同期と比べ0.9%増加し、94億円となりました。主力製品の売上推移は
次のとおりです。
・緑内障・高眼圧症治療剤領域
「タプロス点眼液」 17億円 (対前年同期増減率 △ 0.0%)
「タプコム配合点眼液」 6億円 (対前年同期増減率 +32.5%)
「コソプト配合点眼液」 24億円 (対前年同期増減率 △ 2.4%)
「トルソプト点眼液」 7億円 (対前年同期増減率 + 3.7%)
・角結膜疾患治療剤領域
「アイケルビス」 7億円 (対前年同期増減率 +16.8%)
<一般用医薬品>
前年同期と比べ5.6%増加し、37億円となりました。
「サンテボーティエシリーズ」、新「サンテメディカルシリーズ」、「ソフトサンティアシ
リーズ」などの高価格帯品に引き続き注力しています。
<医療機器>
前年同期と比べ26.5%増加し、8億円となりました。
これまでの主力品の「エタニティ」シリーズに加え、2019年4月に発売した眼内レンズ「レ
ンティス コンフォート」(Oculentis社(オランダ)から導入)の普及促進活動に注力して
います。
<その他>
その他の売上収益は3億円となりました。サプリメント製品の販売、株式会社クレール(連
結子会社)での無塵・無菌服のクリーニング業によるものです。
[コア営業利益]
売上総利益は、前年同期と比べ4.6%増加し、350億円となりました。
販売費及び一般管理費は、前年同期とほぼ横ばいの、160億円となりました。
研究開発費は、前年同期と比べ9.9%増加し、62億円となりました。
以上により、コアベースでの営業利益は、前年同期と比べ9.6%増加し、128億円となりまし
た。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(イ)IFRS(フル)ベース
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期 対前年同期増減率
売 上 収 益 56,483 59,136 4.7%
営 業 利 益 10,016 9,246 △7.7%
四 半 期 利 益 6,852 6,390 △6.7%
親会社の所有者に帰属する
6,854 6,399 △6.6%
四 半 期 利 益
[売上収益]
コアベースからの調整はありません。
[営業利益]
売上総利益、販売費及び一般管理費、研究開発費について、コアベースからの調整はありませ
ん。
製品に係る無形資産償却費は、前年同期と比べ42.5%増加し、25億円となりました。これは主
に、米メルク社から2014年に譲受けた眼科製品に関する無形資産、2015年より欧州で販売を開始
した「アイケルビス」に関する無形資産、ならびに2016年のInnFocus,Inc.買収に伴い取得した
DE-128(PRESERFLO MicroShunt)に関する無形資産(2019年4月より償却開始)によるもので
す。
その他の収益は、1億円となりました。
その他の費用は、12億円となりました。主に、2016年のInnFocus,Inc.買収に係る条件付対価
の公正価値の変動によるものです。
これらにより、IFRS(フル)ベースの営業利益は、前年同期と比べ7.7%減少し、92億円とな
りました。
[親会社の所有者に帰属する四半期利益]
親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期と比べ6.6%減少し、64億円となりまし
た。売上収益に対するその比率は、10.8%となりました。
※1 参天製薬グループではIFRS適用を機に、IFRSによる業績(「IFRS(フル)ベース」)から
一部の収益および費用を控除した「コアベース」での財務情報を経常的な業績を示す指標
として開示しています。IFRS(フル)ベースによる業績からコアベースでの業績への調整
において控除する以下の収益および費用とそれらに係る法人所得税費用を調整し、コアベ
ースを算出しています。
・製品に係る無形資産償却費
・その他の収益
・その他の費用
・金融収益
・金融費用
・販売費及び一般管理費のうち企業買収に係る一過性費用
※2 製造販売元であるバイエル薬品株式会社とのコ・プロモーション製品です。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
② 研究開発活動
<緑内障・高眼圧症領域>
プロスタグランジンF₂α誘導体およびβ遮断剤の配合剤DE-111(一般名:タフルプロスト/
チモロールマレイン酸塩)は、中国で2019年1月に第Ⅲ相試験を開始しました。
EP2受容体作動薬DE-117(一般名:オミデネパグ イソプロピル)は、米国で2018年9月に第
Ⅲ相試験を開始しました。日本では2018年11月に発売しました。アジアでは2019年4月より韓
国をはじめとして順次、販売承認を申請しています。
FP/EP3受容体デュアル作動薬DE-126(一般名:sepetaprost)は、米国および日本で、2017
年7月より後期第Ⅱ相試験を実施しています。
緑内障用デバイスDE-128は、FDA承認取得に向け米国および欧州にて第Ⅱ/Ⅲ相試験を実施
しています(欧州にてCEマーク承認取得済み)。
プロスタグランジンF₂α誘導体の乳化点眼剤DE-130A(一般名:ラタノプロスト)は、欧
州、およびアジアで2019年4月より第Ⅲ相試験を実施しています。
<角結膜疾患(ドライアイを含む)領域>
DE-076C(開発品名:Vekacia、一般名:シクロスポリン)は、2018年7月に欧州委員会より
医薬品販売承認を取得し、イギリスで2018年10月に発売しました。アジアでは、2018年11月に
販売承認を申請しました。カナダでは、2018年12月に販売承認を取得しました。
<網膜・ぶどう膜疾患領域>
DE-109(一般名:シロリムス)は、米国で2018年12月よりぶどう膜炎を対象とした追加の第
Ⅲ相試験を実施しています。
DE-122(一般名:carotuximab)は、米国での開発を目指し、2017年7月より滲出型加齢黄
斑変性を対象とした前期第Ⅱ相試験を実施しています。
<その他疾患領域>
DE-127(一般名:アトロピン硫酸塩)は、アジアで2017年11月より近視を対象とする第Ⅱ相
試験を実施しています。日本では、2019年度上期より第Ⅱ/Ⅲ相試験を実施予定です。
眼内レンズMD-16は、日本で2019年5月に製造販売承認を申請しました。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
① 資産、資本及び負債の状況
当第1四半期末の資産は、3,863億円となりました。IFRS第16号「リース」適用による有形固
定資産の増加などの一方、現金及び現金同等物および営業債権及びその他の債権の減少などによ
り前期末と比べ49億円減少しました。
資本は、2,899億円となりました。利益剰余金の増加などの一方、その他の資本の構成要素の
減少などにより前期末と比べ27億円減少しました。
負債は、964億円となりました。IFRS第16号「リース」適用による金融負債およびその他の金
融負債の増加などの一方、営業債務及びその他の債務および法人所得税等の支払による未払法人
所得税等の減少などにより前期末と比べ22億円減少しました。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前期末と比べ0.2ポイント増加し、74.6%となり
ました。
② キャッシュ・フローの状況
当第1四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは、50億円の収入(前年同期は、32億円の
支出)となりました。これは法人所得税の支払いが63億円あったことなどの一方、四半期利益が
64億円および減価償却費及び償却費が41億円あったことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、14億円の支出(前年同期は、18億円の支出)となりま
した。これは有形固定資産および無形資産の取得による支出が21億円あった一方、投資の売却に
よる収入が8億円あったことなどによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、57億円の支出(前年同期は、66億円の支出)となりま
した。これは配当金の支払いが51億円あったことなどによるものです。
以上の結果、現金及び現金同等物の当第1四半期末残高は、前期末と比べ30億円減少し、678
億円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第1四半期の業績は、概ね予定通り推移しており、2019年5月9日に公表した業績予想から
の変更はございません。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結純損益及びその他の包括利益計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上収益 56,483 59,136
売上原価 △23,022 △24,120
売上総利益 33,461 35,016
販売費及び一般管理費 △16,173 △16,047
研究開発費 △5,619 △6,174
製品に係る無形資産償却費 △1,739 △2,477
その他の収益 118 101
その他の費用 △33 △1,172
営業利益 10,016 9,246
金融収益 500 441
金融費用 △1,060 △684
税引前四半期利益 9,455 9,002
法人所得税費用 △2,604 △2,612
四半期利益 6,852 6,390
その他の包括利益
純損益に振り替えられない項目:
確定給付制度の再測定 - -
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
△1,327 △909
金融資産の純変動
純損益に振り替えられる可能性のある項目:
在外営業活動体の換算差額 1,476 △3,058
その他の包括利益 149 △3,967
四半期包括利益合計 7,000 2,423
四半期利益の帰属
親会社の所有者持分 6,854 6,399
非支配持分 △3 △9
四半期利益 6,852 6,390
四半期包括利益合計の帰属
親会社の所有者持分 7,028 2,509
非支配持分 △27 △86
四半期包括利益合計 7,000 2,423
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 16.85 16.03
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 16.79 15.99
<コアベース>
売上収益 56,483 59,136
コア営業利益 11,669 12,794
コア四半期利益 8,628 9,671
基本的1株当たりコア四半期利益(円) 21.21 24.25
希薄化後1株当たりコア四半期利益(円) 21.15 24.19
コア四半期利益の帰属
親会社の所有者持分 8,631 9,680
非支配持分 △3 △9
コア四半期利益 8,628 9,671
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(2)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産
非流動資産
有形固定資産 31,699 39,144
無形資産 131,110 127,243
金融資産 30,044 27,864
繰延税金資産 1,771 1,743
その他の非流動資産 1,819 1,982
非流動資産合計 196,444 197,976
流動資産
棚卸資産 35,235 33,738
営業債権及びその他の債権 84,618 82,349
その他の金融資産 267 395
その他の流動資産 3,826 4,048
現金及び現金同等物 70,796 67,798
流動資産合計 194,742 188,328
資産合計 391,186 386,304
8
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金 8,252 8,283
資本剰余金 8,661 8,715
自己株式 △1,131 △1,131
利益剰余金 258,659 260,287
その他の資本の構成要素 16,461 12,118
親会社の所有者に帰属する持分合計 290,900 288,271
非支配持分 1,672 1,586
資本合計 292,572 289,857
負債
非流動負債
金融負債 23,520 30,178
退職給付に係る負債 1,992 2,066
引当金 1,255 1,256
繰延税金負債 9,389 8,814
その他の非流動負債 1,795 1,320
非流動負債合計 37,951 43,634
流動負債
営業債務及びその他の債務 32,079 27,189
その他の金融負債 12,116 13,865
未払法人所得税等 7,185 3,273
引当金 717 815
その他の流動負債 8,566 7,671
流動負債合計 60,663 52,812
負債合計 98,614 96,447
資本及び負債合計 391,186 386,304
9
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)
(単位:百万円)
その他の資本の構成要素
その他の包括
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 確定給付制 利益を通じて
公正価値で測
度の再測定 定する金融資
産の純変動
2018年4月1日残高 8,032 8,657 △11 249,225 - 14,364
四半期包括利益
四半期利益 6,854
その他の包括利益 △1,327
四半期包括利益合計 - - - 6,854 - △1,327
所有者との取引額
新株の発行 29 29
自己株式の取得 △1
配当金 △5,289
所有者との取引額合計 29 29 △1 △5,289 - -
2018年6月30日残高 8,061 8,687 △12 250,790 - 13,037
その他の資本の構成要素
親会社の
在外営業 所有者に 非支配持分 資本合計
活動体の 新株予約権 合計 帰属する
換算差額 持分合計
2018年4月1日残高 4,583 975 19,921 285,823 1,734 287,557
四半期包括利益
四半期利益 - 6,854 △3 6,852
その他の包括利益 1,500 173 173 △25 149
四半期包括利益合計 1,500 - 173 7,028 △27 7,000
所有者との取引額
新株の発行 △40 △40 18 18
自己株式の取得 - △1 △1
配当金 - △5,289 △5,289
所有者との取引額合計 - △40 △40 △5,271 - △5,271
2018年6月30日残高 6,083 935 20,054 287,580 1,707 289,287
10
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
当第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
(単位:百万円)
その他の資本の構成要素
その他の包括
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 確定給付制 利益を通じて
公正価値で測
度の再測定
定する金融資
産の純変動
2019年4月1日残高 8,252 8,661 △1,131 258,659 - 10,230
四半期包括利益
四半期利益 6,399
その他の包括利益 △909
四半期包括利益合計 - - - 6,399 - △909
所有者との取引額
新株の発行 31 31
自己株式の取得 △0
配当金 △5,189
株式報酬取引 23
その他 418 △418
所有者との取引額合計 31 54 △0 △4,771 - △418
2019年6月30日残高 8,283 8,715 △1,131 260,287 - 8,904
その他の資本の構成要素
親会社の
在外営業 所有者に
帰属する 非支配持分 資本合計
活動体の 新株予約権 合計
換算差額 持分合計
2019年4月1日残高 5,428 802 16,461 290,900 1,672 292,572
四半期包括利益
四半期利益 - 6,399 △9 6,390
その他の包括利益 △2,981 △3,890 △3,890 △77 △3,967
四半期包括利益合計 △2,981 - △3,890 2,509 △86 2,423
所有者との取引額
新株の発行 △35 △35 28 28
自己株式の取得 - △0 △0
配当金 - △5,189 △5,189
株式報酬取引 - 23 23
その他 △418 - -
所有者との取引額合計 - △35 △452 △5,138 - △5,138
2019年6月30日残高 2,447 768 12,118 288,271 1,586 289,857
11
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
四半期利益 6,852 6,390
減価償却費及び償却費 2,749 4,122
金融収益及び金融費用(△は益) △155 △231
法人所得税費用 2,604 2,612
営業債権及びその他の債権の増減(△は増加) △1,991 1,841
棚卸資産の増減(△は増加) △1,329 1,361
営業債務及びその他の債務の増減(△は減少) △2,581 △4,885
引当金及び退職給付に係る負債の増減(△は減少) △332 217
その他 △2,296 △339
小計 3,521 11,089
利息の受取額 58 24
配当金の受取額 257 258
利息の支払額 △3 △59
法人所得税の支払額 △7,040 △6,313
営業活動によるキャッシュ・フロー △3,207 4,999
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資の取得による支出 △211 -
投資の売却による収入 - 760
有形固定資産の取得による支出 △1,122 △1,182
無形資産の取得による支出 △446 △924
その他 △24 △8
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,802 △1,355
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △1,454 -
配当金の支払額 △5,205 △5,102
その他 17 △641
財務活動によるキャッシュ・フロー △6,642 △5,743
現金及び現金同等物の増減額 △11,652 △2,099
現金及び現金同等物の期首残高 69,283 70,796
現金及び現金同等物の為替変動による影響 △207 △899
現金及び現金同等物の四半期末残高 57,425 67,798
12
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下に記載する会計方針の変更を
除き、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。
参天製薬グループでは、当第1四半期連結会計期間より、以下の基準を適用しています。
強制適用時期 参天製薬グループ
基準書 新設・改訂の概要
(以降開始年度) 適用時期
IFRS第16号 リース 2019年1月1日 2020年3月期 リースの認識に関する会計処理の改訂
IFRS第16号「リース」
参天製薬グループでは、これまでIAS第17号「リース」(以下「IAS第17号」という。)を適用して
きましたが、当第1四半期連結会計期間よりIFRS第16号を適用しています。
前連結会計年度において、参天製薬グループは、実質的にすべてのリスクおよび経済的便益を享受
するリース契約をファイナンス・リースとして分類しています。リース資産は公正価値または最低支
払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で当初認識しています。ファイナンス・リース以外の
リース契約はオペレーティング・リースに分類しており、参天製薬グループの連結財政状態計算書に
は計上されていません。オペレーティング・リースの支払リース料は、費用としてリース期間にわた
って定額法で認識しています。
当第1四半期連結累計期間において、参天製薬グループは、IFRS第16号に基づき、契約の締結時に
契約がリースであるかまたはリースを含んでいるかを判定しています。契約が特定された資産の使用
を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるかまた
はリースを含んでいると判定しています。
契約がリースであるかまたはリースを含んでいると判定した場合、リースの開始日に使用権資産と
リース負債を認識しています。リース負債は、リース開始日における未決済のリース料の割引現在価
値として当初測定しています。使用権資産は、リース負債の当初測定額に当初直接コスト、前払リー
ス料等を調整した取得原価で当初測定し、リースの開始日から経済的耐用年数またはリース期間のい
ずれか短い期間にわたり規則的に償却しています。なお、参天製薬グループは、リース期間が12ヶ月
以内のリースおよび原資産が少額であるリースについては使用権資産とリース負債を認識せず、リー
ス期間にわたり定額法により費用として認識しています。
参天製薬グループでは、経過措置に従ってIFRS第16号を遡及適用し、適用開始の累積的影響額を適
用開始日(2019年4月1日)に認識しています。IFRS第16号への移行に際し、契約にリースが含まれ
ているか否かについては、IFRS第16号C3項の実務上の便法を選択し、IAS第17号およびIFRIC第4号
「契約にリースが含まれているか否かの判断」のもとでの判断を引き継いでいます。
参天製薬グループは、過去にIAS第17号を適用してオペレーティング・リースに分類したリースに
ついて、IFRS第16号の適用開始日に、リース負債を認識しています。
適用開始日において要約四半期連結財政状態計算書に認識した使用権資産は7,696百万円、リース
負債は8,564百万円です。使用権資産は「有形固定資産」に含まれており、リース負債は「金融負
債」または「その他の金融負債」に含まれています。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
13
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
3.連結参考資料
(1)主要製品売上収益
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
品目名
薬効成分 地域 第1四半期 対前年 通期 対前年 第1四半期 対前年 通期 対前年
(有効成分・剤形)
累計実績 伸長率 実績 伸長率 累計実績 伸長率 見込 伸長率
合計 3,766 0.5% 15,028 0.6% 4,549 20.8% 15,733 4.7%
クラビット点眼液 日本 898 △23.6% 3,175 △22.7% 722 △19.6% 2,528 △20.4%
合成抗菌 点眼剤 中国 2,112 12.4% 8,860 10.9% 2,997 41.9% 9,924 12.0%
(レボフロキサシン点眼液)
アジア 336 19.8% 1,524 23.5% 448 33.5% 1,873 22.9%
EMEA 420 2.0% 1,468 △9.0% 384 △8.6% 1,407 △4.2%
合計 358 △24.4% 1,445 △8.6% 410 14.6% 1,472 1.9%
タリビッド点眼液 日本 136 △6.0% 482 △5.2% 112 △17.6% 364 △24.5%
合成抗菌 点眼剤
(オフロキサシン点眼液) 中国 146 △15.9% 599 △13.8% 179 22.6% 581 △3.0%
アジア 76 △51.2% 364 △3.7% 119 56.5% 527 44.9%
合計 1,155 24.9% 4,788 23.0% 1,356 17.4% 5,708 19.2%
タプコム配合点眼液
日本 644 △0.3% 2,549 2.8% 668 3.8% 2,724 6.9%
(タフルプロスト/ 緑 内 障 治 療 剤
アジア 66 148.8% 308 94.9% 98 49.5% 400 29.7%
チモロールマレイン酸塩点眼液)
EMEA 445 76.4% 1,930 53.9% 590 32.5% 2,583 33.8%
合計 4,615 2.1% 18,014 1.0% 4,662 1.0% 18,645 3.5%
タプロス点眼液 日本 2,414 △4.4% 9,554 △0.6% 2,396 △0.7% 9,135 △4.4%
緑 内 障 治 療 剤 中国 38 64.3% 228 54.8% 85 122.2% 370 62.3%
(タフルプロスト点眼液)
アジア 484 24.9% 1,857 11.9% 502 3.7% 1,992 7.2%
EMEA 1,679 5.9% 6,375 △0.8% 1,678 △0.0% 7,149 12.1%
合計 6,129 △0.4% 21,985 △9.2% 5,398 △11.9% 20,341 △7.5%
コソプト配合点眼液
日本 2,759 △8.2% 8,919 △21.8% 1,977 △28.4% 7,608 △14.7%
(ドルゾラミド塩酸塩/ 緑 内 障 治 療 剤
アジア 937 17.7% 3,675 14.9% 1,047 11.7% 3,745 1.9%
チモロールマレイン酸塩点眼液)
EMEA 2,432 3.4% 9,392 △2.2% 2,374 △2.4% 8,988 △4.3%
合計 275 △31.6% 991 △31.7% 241 △12.4% 1,350 36.2%
チモプトール点眼液 日本 139 △40.1% 494 △37.1% 114 △18.1% 454 △8.1%
緑 内 障 治 療 剤
(チモロールマレイン酸塩点眼液) アジア 30 5.6% 113 △2.8% 41 37.1% 122 8.4%
EMEA 106 △25.2% 384 △30.0% 86 △19.0% 773 101.5%
合計 513 △14.8% 1,883 △15.2% 441 △13.9% 1,406 △25.3%
チモプトールXE点眼液 日本 323 △17.7% 1,151 △18.2% 264 △18.3% 1,107 △3.8%
緑 内 障 治 療 剤
(チモロールマレイン酸塩持続性点眼液) アジア 28 6.7% 108 2.6% 27 △2.1% 109 0.8%
EMEA 162 △11.9% 624 △12.0% 150 △7.2% 190 △69.5%
合計 1,154 △2.9% 4,586 △1.9% 1,159 0.4% 4,530 △1.2%
トルソプト点眼液 日本 398 △11.1% 1,474 △10.2% 362 △9.0% 1,359 △7.8%
緑 内 障 治 療 剤
(ドルゾラミド塩酸塩点眼液) アジア 100 28.9% 415 26.9% 117 16.5% 526 26.6%
EMEA 656 △1.1% 2,697 △0.4% 680 3.7% 2,645 △1.9%
エイベリス点眼液 合計 - - 431 - 285 - 2,366 449.0%
緑 内 障 治 療 剤
(オミデネパグ イソプロピル点眼液) 日本 - - 431 - 285 - 2,366 449.0%
アレジオン点眼液 合計 2,345 △12.0% 19,445 15.4% 2,120 △9.6% 21,865 12.4%
抗アレルギー点眼剤
(エピナスチン塩酸塩点眼液) 日本 2,345 △12.0% 19,445 15.4% 2,120 △9.6% 21,865 12.4%
合計 841 △6.7% 3,302 △5.6% 808 △3.9% 3,293 △0.3%
フルメトロン点眼液 日本 405 △25.5% 1,640 △22.4% 305 △24.6% 1,432 △12.7%
抗 炎 症 点 眼 剤
(フルオロメトロン点眼液) 中国 318 22.1% 1,231 16.2% 381 19.7% 1,309 6.3%
アジア 118 22.0% 430 32.6% 122 3.1% 552 28.3%
合計 1,015 △17.0% 4,076 △7.6% 1,000 △1.5% 4,122 1.1%
カリーユニ点眼液 日本 671 △8.5% 2,604 △5.0% 647 △3.6% 2,597 △0.2%
老人性白内障治療剤
(ピレノキシン点眼液) 中国 169 △2.4% 760 △14.1% 148 △12.6% 756 △0.5%
アジア 175 △44.7% 713 △9.5% 205 17.6% 768 7.8%
OftanCatachrom(オフタンカタクロム) 合計 627 △18.8% 2,397 △11.1% 589 △6.0% 2,445 2.0%
(チトクロームC/アデノシン/ 老人性白内障治療剤
ニコチンアミド含有点眼液) EMEA 627 △18.8% 2,397 △11.1% 589 △6.0% 2,445 2.0%
オペガンハイ眼粘弾剤 合計 542 △12.8% 2,154 △6.5% 567 4.7% 2,011 △6.7%
眼科手術 補助剤
(ヒアルロン酸ナトリウム眼科手術補助剤) 日本 542 △12.8% 2,154 △6.5% 567 4.7% 2,011 △6.7%
アイリーア硝子体内注射液 合計 13,976 6.6% 56,157 9.0% 15,148 8.4% 58,363 3.9%
(アフリベルセプト(遺伝子組換え) 眼科用VEGF阻害剤
硝子体内注射液) 日本 13,976 6.6% 56,157 9.0% 15,148 8.4% 58,363 3.9%
合計 4,864 3.3% 18,902 4.0% 4,948 1.7% 19,207 1.6%
ヒアレイン点眼液 日本 2,287 △23.6% 8,763 △18.7% 2,139 △6.5% 7,152 △18.4%
角結膜疾患治療剤
(ヒアルロン酸ナトリウム点眼液) 中国 1,986 52.8% 7,567 31.3% 2,417 21.7% 9,792 29.4%
アジア 591 41.7% 2,572 57.3% 392 △33.7% 2,263 △12.0%
合計 3,678 4.8% 15,367 7.6% 4,434 20.6% 16,866 9.8%
ジクアス点眼液 日本 3,355 5.2% 13,932 8.7% 3,605 7.4% 15,082 8.3%
角結膜疾患治療剤
(ジクアホソルナトリウム点眼液) 中国 - - 25 - 30 - 235 829.7%
アジア 322 0.1% 1,409 △3.7% 799 147.9% 1,549 10.0%
合計 723 50.8% 3,391 65.5% 920 27.2% 4,091 20.7%
Ikervis(アイケルビス)
角結膜疾患治療剤 アジア 82 - 459 570.3% 171 107.7% 917 99.7%
(シクロスポリン点眼液)
EMEA 641 34.1% 2,932 48.0% 749 16.8% 3,174 8.3%
合計 604 20.1% 2,512 20.1% 715 18.3% 3,486 38.7%
アジア 37 △22.9% 168 △15.8% 47 28.3% 322 91.8%
Cationorm(カチオノーム) 角結膜疾患治療剤
EMEA 515 27.2% 1,989 19.1% 500 △2.9% 2,634 32.4%
米州 53 3.5% 355 59.1% 168 218.8% 530 49.1%
白 内 障 治 療 用 合計 - - 129 - 183 - 2,910 -
レンティス コンフォート
眼 内 レ ン ズ 日本 - - 129 - 183 - 2,910 -
合計 3,514 △11.7% 14,223 △2.5% 3,713 5.6% 15,128 6.4%
一般用医薬品 日本 3,454 △11.8% 13,930 △2.6% 3,637 5.3% 14,707 5.6%
アジア 60 △2.2% 293 △0.1% 76 25.5% 421 43.5%
2019年3月期 2020年3月期
主要通貨 為替換算レート 通貨 2019年3月期 2020年3月期(予想)
第1四半期 第1四半期
米ドル 108.87 110.82 109.86 110.00
ユーロ 129.57 128.38 123.06 130.00
中国元 17.01 16.52 16.14 16.00
※上記の予想等は、現在において入手可能な情報に基づいて作成しています。実際の業績等は、事業環境変化などにより、大きく結果が異なる可能性があります。
14
参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(2)開発状況
※2019年8月1日現在
■開発状況一覧表(臨床段階)
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国
日本
シロリムス DE-109 ぶどう膜炎 自社
欧州
アジア 2015年4月
免疫抑制作用、血管新生抑制作用などを有する硝子体内注射剤。米国で、2018年12月に追加のフェーズ3試験を開始、
2022年度頃に終了予定。アジアで、2015年4月に販売承認を申請。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
タフルプロスト/
DE-111 緑内障・高眼圧症 AGCと共同開発 中国
チモロールマレイン酸塩
プロスタグランジンF₂α誘導体およびβ遮断剤の配合剤。2014年11月、日本で発売。2015年1月以降、欧州で順次発
売。2016年4月以降、アジアで順次発売。中国で、2019年1月にフェーズ3試験を開始、2020年度上期に終了予定。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
日本ベーリンガー
エピナスチン塩酸塩 DE-114A アレルギー性結膜炎 日本 2018年9月
インゲルハイム
H₁拮抗作用と膜安定化作用を併せ持つアレルギー性結膜炎治療剤。高用量製剤。日本で、2018年9月に製造販売承認を
申請、2019年12月までに承認予定。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国
オミデネパグ 宇部興産と
DE-117 緑内障・高眼圧症 日本 2018年11月
イソプロピル 共同開発
アジア 2019年4月
新規メカニズムのEP2受容体作動薬。米国で、2018年9月にフェーズ3試験を開始、2020年1月~6月に終了予定。日
本で、2018年11月に発売。アジアでは2019年4月より韓国をはじめとして順次販売承認を申請、2020年度上期に承認予
定。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
carotuximab DE-122 滲出型加齢黄斑変性 TRACON社 米国 (フェーズ2a)
抗エンドグリン抗体の硝子体内注射剤。米国での開発を目指し、2017年7月にフェーズ2a試験を開始、2019年度下期
に終了予定。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国 (フェーズ2b)
sepetaprost DE-126 緑内障・高眼圧症 小野薬品工業
日本 (フェーズ2b)
FP受容体およびEP3受容体への作動作用(デュアル作動薬)を有する新規メカニズムのプロスタグランジン誘導体の緑
内障・高眼圧症治療剤。米国および日本で、2017年7月にフェーズ2b試験を開始。
一般名 開発コード 効能・効果
自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
Singapore Health 日本
アトロピン硫酸塩 DE-127 近視 Services社、
南洋理工大学 アジア
小児における近視の進行を抑制するムスカリン受容体拮抗薬。日本で、2019年度上期にフェーズ2/3試験を開始予
定。アジアで、2017年11月にフェーズ2試験を開始、2019年度下期に終了予定。
― 開発コード 効能・効果 自社/導入等
地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
米国 (フェーズ2/3)
緑内障用デバイス DE-128 緑内障 自社
欧州
原発開放隅角緑内障における眼圧下降を目的とし、房水の流出を促すインプラント手術用デバイス。FDA承認取得に向
け米国および欧州にて、フェーズ2/3試験を実施中。2019年に市販前承認(PMA)の段階的申請を完了し、2020年に
上市予定。欧州にてCEマークの承認を取得済み。
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請承認 発売
欧州 2018年10月
DE-076C
シクロスポリン 春季カタル 自社 アジア 2018年11月
(Vekacia)
その他 2018年12月
免疫抑制作用により、春季カタルの症状を改善する乳化点眼剤。カチオニック製剤技術により組織移行性を高めた製
剤。2018年7月に欧州委員会より医薬品販売承認を取得し、イギリスで、2018年10月に発売。アジアで、2018年11月に
販売承認を申請、2019年7月~12月に承認予定。カナダで、2018年12月に販売承認を取得、2019年に発売予定。
一般名 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
DE-130A 欧州
ラタノプロスト 緑内障・高眼圧症 自社
(Catioprost) アジア
プロスタグランジンF2α誘導体の緑内障・高眼圧症治療用乳化点眼剤。欧州およびアジアで、2019年4月にフェーズ3
試験を開始、2021年に終了予定。
― 開発コード 効能・効果 自社/導入等 地域 フェ-ズ1 フェ-ズ2 フェ-ズ3 申請 承認 発売
眼内レンズ MD-16 白内障 Oculentis社 日本 2019年5月
白内障手術後無水晶体に挿入する、乱視用(トーリック)眼内レンズ。日本で、2019年5月に製造販売承認を申請、
2020年1月~6月に承認予定。
■2018年度第4四半期決算発表時(2019年5月9日)からの変更点
開発コード 変更点
MD-16 日本で、2019年5月に製造販売承認を申請
DE-109 米国で、2022年度頃に追加のフェーズ3試験を終了予定
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参天製薬(株)(4536) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(3)設備投資、減価償却費及び償却費、製品に係る無形資産償却費ならびに研究開発費
■設備投資
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
第1四半期 第1四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
設 備 投 資 額 1,280 7,220 1,853 10,000
(注) 使用権資産の増加は除いています。
■減価償却費及び償却費
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
第1四半期 第1四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
総 額 1,009 3,981 1,098 4,760
製 造 経 費 473 1,872 566 2,140
販 売 管 理 費 375 1,478 372 1,860
研 究 開 発 費 161 631 160 760
(注) 製品に係る無形資産償却費、長期前払費用の償却費および使用権資産の償却費は除いています。
■製品に係る無形資産償却費
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
第1四半期 第1四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
総 額 1,739 6,988 2,477 9,900
メ ル ク 無 形 資 産 償 却 費 1,452 5,808 1,452 5,810
DE-128 * 無形資産償却費 - - 705 2,830
アイケルビス無形資産償却費 183 727 174 740
そ の 他 103 453 146 520
*DE-128(PRESERFLO MicroShunt)
■研究開発費
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
第1四半期 第1四半期
通期実績 通期見込
累計実績 累計実績
研 究 開 発 費 5,619 23,759 6,174 28,000
対 売 上 収 益 比 9.9% 10.2% 10.4% 11.3%
※上記の見込等は、現在において入手可能な情報に基づいて作成しています。実際の業績等は、事業環境変化などにより、大きく結果が異なる
可能性があります。
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