4536 参天薬 2021-02-04 15:00:00
単独株式移転による持株会社体制への移行および決算期の変更に関する準備開始のお知らせ [pdf]

各   位


                                                      2021 年2月4日


                       会社名      参   天    製      薬      株       式       会      社
                       代表者名     代表取締役社長兼 CEO                    谷内         樹生
                                (コード番号           4536        東証第1部)
                       問合せ先     IR 室    室長                     板垣        香里
                                             ( T E L : 0 6 - 7 6 6 4 - 8 6 2 1)



              単独株式移転による持株会社体制への移行
        および決算期(事業年度の末日)の変更に関する準備開始のお知らせ

 参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下、
                   「当社」
                      )は、本日開催の取締役会において、2022 年
4月1日(予定)を目途に持株会社体制に移行するため、その準備を開始することを決議いたし
ましたので、下記のとおりお知らせいたします。なお、持株会社体制への移行は、2021 年 12 月 21
日に開催予定の臨時株主総会における承認が得られることを条件に実施する予定です。詳細につ
きましては、決定次第改めてお知らせいたします。
 また、同取締役会において、2021 年6月 25 日に開催予定の第 109 期 定時株主総会で「定款一
部変更の件」が承認されることを条件として、決算期(事業年度の末日)の変更を行うことも決
議いたしましたので、あわせてお知らせいたします。


                         記
1. 背景
 当社は、2010 年策定の長期ビジョン「Vision 2020」における「世界で存在感のあるスペシャリ
ティ・カンパニー」の実現を目指し、事業のグローバル化を推進してまいりました。現在、連結
子会社は国内外合わせて 31 社、製品の販売国および地域は 60 以上、売上高は 2,416 億円、その
規模は過去十年間で約二倍となり、策定当初の想定を上回る成長を遂げました。※1 とりわけ、海
外事業につきましては売上比率が 32%に達し、地域軸での事業の広がりが当社成長の大きな原動
力となりました。※1 また、事業領域においても、眼科デジタルデバイスの開発・商業化を目指し
た合弁会社設立や遺伝子治療・細胞治療の最先端技術活用に着手する等、これまでの基盤事業で
ある医療用医薬品以外へのポートフォリオの拡大を通じて、事業軸での多様化を行ってまいりま
した。
 昨年策定した 2030 年とその先を見据えた長期ビジョン「Santen 2030」では、製薬の枠を越え、
目の疾患や不具合の解消に必要な製品、サービスを幅広く提供できる Social Innovator として革
新的な価値を世界中の人々にお届けすることを標榜しております。この当社のビジョンを着実に
実行すべく、地域軸・事業軸ともに広がりつつある事業群を機動的に束ね、スピーディで効率的
な戦略実行を可能とする経営・組織体制の構築・強化を目的に、このたび持株会社体制への移行
および事業年度の変更を決定いたしました。


2. 持株会社体制への移行
(1)目的
       グローバル視点のコーポレート本社機能強化
       迅速な意思決定の促進および地域・事業間での有機的な連携強化
       グループガバナンス機能強化・全社戦略の浸透促進


(2)持株会社体制への移行方法とスケジュール
 当社を株式移転完全子会社とする単独株式移転により持株会社を設立することで、持株会社体
制に移行する予定です。この結果、当社普通株式は上場廃止となりますが、当社の株主の皆様に
新たに交付される持株会社の普通株式につきましては、東京証券取引所第一部にテクニカル上場
を申請し、引き続き同市場第一部に上場することを予定しているため、実質的には株式の上場を
維持する方針です。※2


【スケジュール】
  2021 年9月1日(予定)         持株会社体制への移行に関する取締役会
  2021 年9月 30 日(予定)      持株会社体制への移行に関する臨時株主総会基準日
  2021 年 12 月 21 日(予定)   持株会社体制への移行に関する臨時株主総会
  2022 年4月1日(予定)         持株会社体制への移行


3. 決算期(事業年度の末日)の変更
(1)目的
       1月-12 月期への決算期変更によるグローバル化のさらなる推進


(2) 決算期変更の内容
  現在 : 毎年 3月 31 日
  変更後:毎年 12 月 31 日


 決算期変更の経過期間となる第 110 期は、2021 年4月1日から 2021 年 12 月 31 日までの
9カ月決算となる予定です。また、現在、決算期が 12 月 31 日以外の連結子会社につきましても
同様の変更を行う予定です。


(3) 定款の一部変更について
  上述の決算期変更に伴い、定款の変更を行う予定です。2021 年5月開催予定の取締役会におい
て、2021 年6月 25 日に開催予定の第 109 期定時株主総会の議案として「定款一部変更の件」を
決議した後、速やかに開示いたします。


4. 今後の見通し
  持株会社体制への移行に関するその他詳細につきましては現時点で未定であり、今後、具体的
に検討してまいります。決定次第改めてお知らせいたします。
  また、 110 期業績見通しにつきましては、
     第                  2021 年5月に開示予定の「2021 年3月期決算短信」
で公表する予定です。



※1 2019 年度実績

※2 現時点の市場区分に基づく




                                                            以上


Santen(参天製薬株式会社、本社:大阪市)について
Santen は、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医療用・一般用の医薬品や、医療機器の研究、
開発、販売・マーケティング活動を行っています。世界約 60 を超える国・地域で製品を販売しており、国内の医
療用眼科薬市場においては No.1 のシェアを有しています。130 年の歴史の中で培われた科学的知見や企業力を活
かし、今後も、価値ある製品・サービスの提供を通じ、患者さんや患者さんを愛する人たちを中心として、社会へ
の貢献を果たしてまいります。詳細については、当社ホームページ www.santen.co.jp をご参照ください。