4528 小野薬 2020-12-15 15:00:00
Chordia TherapeuticsとMALT1阻害剤「CTX-177」に関するライセンス契約を締結 [pdf]

                                                                        2020 年 12 月 15 日


各位


                                            会 社 名: 小野薬品工業株式会社
                                            代表者名: 代表取締役社長                        相良 暁
                                                       (コード: 4528 東証第一部)
                                            問合せ先: 常務執行役員
                                                       コーポレートコミュニケーション統括部長 谷 幸雄
                                                       (TEL: 06-6263-5670)


     Chordia TherapeuticsとMALT1阻害剤「CTX-177」に関するライセンス契約を締結

  小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良暁、以下、当社)は、本日、
Chordia Therapeutics 株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:三宅洋、以下、Chordia)と、
Chordia の MALT1 阻害剤「CTX-177」およびその関連化合物に関するライセンス契約を締結しまし
たので、お知らせします。


  本契約の締結に伴い、当社は、全世界において CTX-177 およびその関連化合物を独占的に開発、
製造および商業化する権利を Chordia より取得します。当社は、契約一時金として 8 億円、第Ⅰ相
試験開始時の開発マイルストンとして 25 億円、その後の開発の進捗および売上高に応じたマイル
ストンとして最大 496 億円を Chordia に支払います。また、当社は、CTX-177 の全世界での売上高
に応じて、一桁台後半から二桁台前半のロイヤルティを Chordia に支払います。


CTX-177 について
  CTX-177 は、リンパ球系の血液細胞において、その細胞内シグナル伝達に関与することが知られ
て い る 粘 膜 関 連 リ ン パ 組 織 リ ン パ 腫 転 座 1 ( Mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma
translocation protein 1、以下、MALT1)に対する選択的な阻害剤です。MALT1 の活性化は、リン
パ球系の血液細胞のがん化に重要であることが報告されており、CTX-177 は MALT1 の活性を阻害
することにより、これらリンパ球系の血液腫瘍に対する抗腫瘍効果が期待されます。
  なお、CTX-177 の前臨床試験に関する結果は、本年 12 月 5 日から 8 日に開催された第 62 回米国
血液腫瘍学会で発表されました(Abstract #141824: Daisuke Morishita et.al. Preclinical Evaluation
of a Novel MALT1 Inhibitor CTX-177 for Relapse/Refractory Lymphomas)。


Chordia Therapeutics 株式会社について
  Chordia は、2017 年 11 月にがん領域に特化した研究開発型バイオベンチャーとして神奈川県藤
沢市の湘南ヘルスイノベーションパークに設立され、新しい作用機作を有する抗がん薬の研究と開
発を行い、革新的な新薬を生み出すことを目指しています。
  詳細については https://www.chordiatherapeutics.com をご覧ください。


                                                                                   以 上