4526 理研ビタミン 2019-07-31 16:00:00
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
理研ビタミン㈱(4526)2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 8
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 8
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費については雇用・所得環境の改善により持ち直しの
動きが見られますが、企業収益は輸出関連産業など弱含みで推移し足踏み状態となりました。一方、海外経済は、
米国は良好な雇用・所得環境を背景に消費が堅調に推移しておりますが、米中通商摩擦に加え、中国の景気減速な
ど各国の政治政策動向および地政学的リスクの高まり等により、先行きの不透明感は払拭できない状況が続いてお
ります。
また、当社を取り巻く食品業界においては、国内市場では、消費者の節約志向が依然として続く一方で、健康志
向や簡便化志向が強まっており、ライフスタイルの変化やニーズの多様化への対応が求められています。他方、成
長が見込める海外市場では、成長エリアに対する積極的な取組みが求められる状況にあります。
このような事業環境のもと、当社グループでは、2018年4月より2021年3月までの3年間を対象として、
◇成熟市場にある国内事業では収益基盤のさらなる強化
◇拡大市場にある海外事業では構造基盤の強化による成長エンジンの加速化
◇独自の技術力・開発力に磨きをかけ、新領域に挑戦
◇CSR経営の推進
を基本に据えた「中期経営計画」を策定し、持続的成長を図るべくグループを挙げて取組みを推進しております。
当第1四半期連結累計期間の経営成績につきましては、『国内食品事業』および『国内化成品その他事業』では
前年同期を下回る売上となった一方、『海外事業』においては青島福生食品有限公司(中国)の売上が大きく伸長
し、売上高は228億64百万円(前年同期比7億56百万円、3.4%増)となりました。
利益面では、『国内食品事業』においては、原料である海藻価格の上昇に加え、家庭用ドレッシングのリニュー
アルに伴う広告宣伝費の増加等により前年同期を下回りました。一方、『国内化成品その他事業』では高付加価値
品の拡販、『海外事業』では売上高の増加に加え、高付加価値品の拡販および効率的な生産オペレーションの推進
等により前年同期を上回りました。この結果、営業利益は16億40百万円(前年同期比2億75百万円、20.2%増)、
経常利益は15億75百万円(前年同期比2億12百万円、15.6%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半
期純利益は10億40百万円(前年同期比1億59百万円、18.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
〔国内食品事業〕
『家庭用食品』では、乾燥わかめ「ふえるわかめちゃん®」は、堅調な推移を示し前年同期を上回る売上を確保
しました。一方、「リケンのノンオイルドレッシング青じそ」の発売30周年を機に一新したリケンのノンオイルシ
リーズは、TVCMなど積極的なプロモーション活動を展開しましたが、昨年2月に全面リニューアルを実施しま
した「リケンのノンオイル セレクティ®」の販売不振もあり、ドレッシング全体では前年同期より売上が減少し
ました。この結果、『家庭用食品』の売上は、前年同期を下回りました。
『業務用食品』では、乾燥わかめおよび冷凍海藻が堅調に推移しましたが、ドレッシングおよびエキス調味料
関係が伸びを欠き、売上は前年同期を下回りました。
『加工食品用原料等』では、販売および技術・開発部門の連携により顧客ニーズに的確に対応した結果、食品
用改良剤の着実な伸長に加え、医薬用マイクロカプセルの実績回復もあり、前年同期を上回る売上を確保しまし
た。
この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から3億円(2.0%)減少した145億60百万円となり、営業利益は
13億15百万円(前年同期比1億45百万円減)となりました。
〔国内化成品その他事業〕
化学工業用分野(プラスチック・農業用フィルム・食品用包材・ゴム製品・化粧品など)において、機能性付加
および加工性向上に効果的な『化成品(改良剤)』では、顧客ニーズを捉えたソリューションビジネスを展開した
結果、化粧品向けが着実に伸長しましたが、一部の分野では関係先業界の業況の影響を受けて伸びを欠き、部門全
体の売上は前年同期にわずかに届きませんでした。
また、『その他』の事業では、飼料用油脂の売上が前年同期を上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から24百万円(1.5%)減少した15億76百万円となり、営業利益は
1億88百万円(前年同期比22百万円増)となりました。
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〔海外事業〕
『改良剤』分野においては、情報発信基地である「アプリケーションセンター」と世界各地に設けた販売会社と
の連携による既存市場の深耕および新市場の開拓ならびに高付加価値品の拡販等の施策を推進した結果、売上およ
び営業利益ともに前年同期を上回る実績を確保しました。
また、水産加工品が高いウエイトを占める『青島福生食品有限公司』においては、売上は前年同期の実績を大き
く上回り、前年同期の営業損失から黒字に回復しました。
この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から10億75百万円(17.9%)増加した70億88百万円となり、営業
利益は1億77百万円(前年同期は営業損失1億8百万円)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の総資産は1,082億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ31億42百万円減少し
ました。主な増加は、たな卸資産9億78百万円であり、主な減少は、現金及び預金22億29百万円、投資有価証券18
億60百万円であります。
負債は469億79百万円となり、前連結会計年度末に比べ27億88百万円減少しました。主な減少は、支払手形及び
買掛金8億26百万円、流動負債における引当金8億15百万円、未払法人税等4億17百万円、短期借入金3億4百万円で
あります。
純資産は612億69百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億54百万円減少しました。主な要因として、利益剰余
金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上で10億40百万円増加し、剰余金の配当で7億9百万円減少しました。
また、その他有価証券評価差額金が8億71百万円減少しております。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019年4月25日発表の第2四半期累計期間及び通期の業績予想は修正しておりません。今後の事業環境の変化を
見極めた上で、見直しの必要が生じた場合には、速やかに開示いたします。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 16,587 14,358
受取手形及び売掛金 23,323 23,117
電子記録債権 706 650
商品及び製品 7,013 7,336
仕掛品 3,248 3,475
原材料及び貯蔵品 8,068 8,496
その他 1,518 1,860
貸倒引当金 △1,447 △1,436
流動資産合計 59,018 57,859
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 12,264 12,481
機械装置及び運搬具(純額) 11,139 10,606
その他(純額) 4,463 4,647
有形固定資産合計 27,867 27,734
無形固定資産 656 676
投資その他の資産
投資有価証券 20,818 18,958
退職給付に係る資産 1,492 1,535
その他 1,574 1,522
貸倒引当金 △35 △37
投資その他の資産合計 23,849 21,978
固定資産合計 52,373 50,389
資産合計 111,392 108,249
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 9,023 8,197
電子記録債務 757 680
短期借入金 9,753 9,448
未払法人税等 891 473
引当金 1,156 340
その他 7,246 7,424
流動負債合計 28,827 26,565
固定負債
長期借入金 15,243 15,243
引当金 54 63
退職給付に係る負債 212 214
その他 5,430 4,892
固定負債合計 20,940 20,414
負債合計 49,767 46,979
純資産の部
株主資本
資本金 2,537 2,537
資本剰余金 3,079 3,079
利益剰余金 61,040 61,371
自己株式 △13,831 △13,825
株主資本合計 52,826 53,163
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 7,931 7,059
繰延ヘッジ損益 3 △4
為替換算調整勘定 578 789
退職給付に係る調整累計額 △198 △198
その他の包括利益累計額合計 8,315 7,646
非支配株主持分 482 459
純資産合計 61,624 61,269
負債純資産合計 111,392 108,249
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 22,108 22,864
売上原価 15,472 15,913
売上総利益 6,635 6,950
販売費及び一般管理費 5,270 5,310
営業利益 1,364 1,640
営業外収益
受取利息 17 14
受取配当金 193 218
デリバティブ評価益 - 167
その他 61 49
営業外収益合計 272 449
営業外費用
支払利息 181 183
為替差損 77 321
その他 14 9
営業外費用合計 273 514
経常利益 1,363 1,575
特別利益
固定資産売却益 0 -
補助金収入 22 20
特別利益合計 23 20
特別損失
固定資産除却損 29 8
投資有価証券評価損 - 49
特別損失合計 29 58
税金等調整前四半期純利益 1,356 1,537
法人税等 480 499
四半期純利益 876 1,038
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △3 △1
親会社株主に帰属する四半期純利益 880 1,040
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
四半期純利益 876 1,038
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1,393 △871
繰延ヘッジ損益 △13 △8
為替換算調整勘定 △212 190
退職給付に係る調整額 △55 △0
その他の包括利益合計 1,112 △689
四半期包括利益 1,989 348
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,998 370
非支配株主に係る四半期包括利益 △9 △22
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理研ビタミン㈱(4526)2020年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
なお、法人税等調整額は、法人税等に含めて表示しております。
(セグメント情報)
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自2018年4月1日 至2018年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
国内 国内化成品 (注)1 計上額
海外事業 合計
食品事業 その他事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 14,761 1,600 5,746 22,108 - 22,108
セグメント間の内部売上高
99 - 266 366 △366 -
又は振替高
計 14,860 1,600 6,013 22,474 △366 22,108
セグメント利益又は損失
1,461 165 △108 1,518 △153 1,364
(△)
(注)1.セグメント利益又は損失の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△113百万円、たな卸
資産の調整額△39百万円が含まれております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であ
ります。
2.セグメント利益又は損失は四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自2019年4月1日 至2019年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
国内 国内化成品 (注)1 計上額
海外事業 合計
食品事業 その他事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 14,457 1,576 6,830 22,864 - 22,864
セグメント間の内部売上高
103 - 257 361 △361 -
又は振替高
計 14,560 1,576 7,088 23,225 △361 22,864
セグメント利益 1,315 188 177 1,681 △40 1,640
(注)1.セグメント利益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△90百万円、たな卸資産の調整
額50百万円が含まれております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2.セグメント利益は四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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