4526 理研ビタミン 2021-11-11 16:00:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2022年3月期              第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                            2021年11月11日
上場会社名   理研ビタミン株式会社                                                                   上場取引所             東
コード番号   4526  URL https://www.rikenvitamin.jp/
代表者     (役職名) 取締役社長                  (氏名)山木 一彦
問合せ先責任者 (役職名) 経営企画部長                 (氏名)池田 航                                      TEL 03-5362-1315
四半期報告書提出予定日   2021年11月11日            配当支払開始予定日                                 2021年12月6日
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無      :有 (証券アナリスト・機関投資家向け)

                                                                                                      (百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
 (1)連結経営成績(累計)                                                                 (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                                       親会社株主に帰属する
                       売上高                            営業利益                経常利益
                                                                                                         四半期純利益

                      百万円              %              百万円      %          百万円                  %           百万円          %
2022年3月期第2四半期         38,603          1.7             2,396    -             2,518             -           17,162       -
2021年3月期第2四半期         37,960         △8.6             △495     -             △561              -           △2,858       -
(注)包括利益 2022年3月期第2四半期 18,915百万円 (-%)                             2021年3月期第2四半期                       △847百万円 (-%)

                                                    潜在株式調整後
                     1株当たり
                                                     1株当たり
                    四半期純利益
                                                     四半期純利益

                                     円 銭                      円 銭
2022年3月期第2四半期                    523.29                        -
2021年3月期第2四半期                   △87.18                         -
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から
   適用しており、2022年3月期第2四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となってお
   ります。

 (2)連結財政状態
                           総資産                                 純資産                                    自己資本比率

                                             百万円                             百万円                                        %
2022年3月期第2四半期                                96,681                          64,912                                   66.6
2021年3月期                                    106,535                          46,674                                   43.3
(参考)自己資本  2022年3月期第2四半期   64,382百万円 2021年3月期 46,157百万円
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から
   適用しており、2022年3月期第2四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となってお
   ります。

2.配当の状況
                                                              年間配当金
                  第1四半期末                    第2四半期末            第3四半期末                    期末                      合計
                               円 銭                    円 銭              円 銭                         円 銭               円 銭
2021年3月期                        -                     21.00             -                          21.00             42.00
2022年3月期                        -                     21.00
2022年3月期(予想)                                                            -                          21.00             42.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無

3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                                                                          (%表示は、対前期増減率)
                                                                                 親会社株主に帰属                     1株当たり
                    売上高                      営業利益              経常利益
                                                                                  する当期純利益                     当期純利益

                  百万円            %          百万円          %    百万円         %           百万円              %             円 銭
     通期           78,000        0.4         4,600     236.4    4,800   190.4          19,000           -             579.26
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※    注記事項
    (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
       新規 -社、除外 1社 (社名)青島福生食品有限公司

    (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
       (注)詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記
          事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。

    (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
      ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更    :有
      ② ①以外の会計方針の変更           :有
      ③ 会計上の見積りの変更            :無
      ④ 修正再表示                 :無
       (注)詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記
          事項(会計方針の変更)」をご覧ください。

    (4)発行済株式数(普通株式)
      ① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q        40,705,100株   2021年3月期     40,705,100株
      ②    期末自己株式数             2022年3月期2Q   7,901,659株    2021年3月期     7,910,379株
      ③    期中平均株式数(四半期累計)      2022年3月期2Q   32,798,006株   2021年3月期2Q   32,792,675株
          (注)期末自己株式数には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式(2022年3月期2Q132,660株、2021
             年3月期134,414株)及び「株式付与ESOP信託」が保有する当社株式(2022年3月期2Q60,761株、
             2021年3月期67,829株)が含まれております。
             また、「役員報酬BIP信託」及び「株式付与ESOP信託」が保有する当社株式を、期中平均株式数の
             計算において控除する自己株式に含めております(2022年3月期2Q198,888株、2021年3月期2Q
             204,336株)。


※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     (将来に関する記述等についてのご注意)
      本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
     断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
     は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての
     注意事項等については、添付資料P.4「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測
     情報に関する説明」をご覧ください。

     (決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
      当社は、2021年11月25日(木)に証券アナリスト・機関投資家向け説明会を開催する予定です。
      当日使用する決算説明資料については、事前に当社ウェブサイトに掲載します。また、当日の模様及び説明内容
     (音声)については、開催後速やかに当社ウェブサイトに動画を掲載する予定です。
                                 理研ビタミン㈱(4526)2022年3月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次

1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………         2
 (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………         2
 (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………         3
 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………         4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………         5
 (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………         5
 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………         7
    四半期連結損益計算書
     第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………         7
    四半期連結包括利益計算書
     第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………         8
 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………         9
   (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………         9
   (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………         9
   (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………………………         9
   (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………         9
   (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………        10
   (セグメント情報) …………………………………………………………………………………………………        12




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                                   理研ビタミン㈱(4526)2022年3月期 第2四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により停滞していた経
  済活動の段階的再開およびワクチン接種の開始により、個人消費および企業収益に持ち直しの動きが見られたもの
  の、変異株の流行などによる感染再拡大を受けたまん延防止等重点措置や緊急事態宣言の再発出・延長が回復に向
  けた動きの重石となりました。その後、ワクチン接種の促進などにより新規感染者数は減少傾向にありますが、先
  行きは極めて不透明な状況です。一方、海外経済においては、欧米ではワクチン接種の進展を背景に経済活動の再
  開が進んでいますが、一部地域において変異株の流行など感染が再拡大しており、依然として予断を許さない状況
  が続いています。また、東南アジアではワクチン確保の遅れから接種率が伸び悩み、経済活動規制の強化による工
  場稼働を制限した結果、世界のサプライチェーンの停滞を招いています。さらに、米中の対立や各国の政治政策動
  向、地政学的リスクの高まりに加え、世界的な半導体不足や海運を始めとする物流の混乱、原油や穀物といった国
  際商品市場の高騰もあり、先行き不透明な状況が続いております。


   また、当社グループを取り巻く食品業界においては、国内市場では、消費者の節約志向が強まる一方で、健康志
  向や簡便化志向が強まっており、ライフスタイルの変化やニーズの多様化への対応に加え、最近ではフードロス
  (食品ロス)も社会問題化しており取組みが求められています。他方、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出
  自粛などの影響を受け、内食需要の継続が見られる一方で、外食需要の低迷が長引くなど消費行動や市場構造に大
  きな変化が生じており、新常態と言われる新しい消費動向への対応が課題となっております。また、成長が見込め
  る海外市場においても、国・地域によって新型コロナウイルスの感染状況は異なりますが、依然として感染の収束
  が見通せない状況であり、中国や東南アジアといった成長エリアに対してもこれまでの取組みに加え、新しい生活
  様式への対応が求められる状況にあります。さらに、高騰が続いている原材料価格や物流コストなどが企業収益を
  圧迫しており、経営環境は一層厳しさを増しております。

   当社は、青島福生食品有限公司(以下「青島福生食品」という。)の業績悪化および不適切な会計処理を契機と
  して、グループ内における同社の位置付けについて検討を行い、当社と青島福生食品との間でシナジーが見込めな
  いこと、また、当期においても冷凍水産品の販売低迷等により同社の収益が悪化していることなどから、青島福生
  食品の全持分を譲渡することが最善であると判断し、2021年6月29日に青島福生食品の全持分を同社と同じ青島膠
  州市で農産品の生産販売等を行う青島農邦農副産品有限公司に譲渡しました。また、本件持分譲渡の一環として、
  当社の青島福生食品に対する貸付債権の一部を放棄しました。これらに伴い、2022年3月期第2四半期決算におい
  て、特別利益および特別損失、ならびに繰延税金資産を計上しております。
   なお、2021年8月6日に公表しました「東京証券取引所への「改善状況報告書」の提出に関するお知らせ」のと
  おり、過年度決算短信等を訂正した件につきまして、改善措置の実施状況および運用状況を記載した「改善状況報
  告書」を株式会社東京証券取引所に提出しております。

   当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、『国内食品事業』は売上が前年同期を下回りましたが、
  『国内化成品その他事業』、『海外事業』は前年同期を上回る実績を確保し、売上高は386億3百万円(前年同期比
  6億43百万円、1.7%増)となりました。
   利益面では、引き続き油脂原料価格の高騰の影響を受けましたが、売上の回復による売上総利益の獲得に加え、
  新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の制限を受けて活動諸経費が引き続き低水準で推移した結果、営業
  利益は23億96百万円(前年同期は営業損失4億95百万円)、経常利益は25億18百万円(前年同期は経常損失5億61百
  万円)となりました。また、当社の連結子会社であった青島福生食品の全持分の第三者への譲渡および同社に対す
  る債権放棄の実施に伴い、特別利益として関係会社出資金売却益120億76百万円、および特別損失として関係会社
  出資金売却関連費用1億50百万円を計上しました。加えて、当社において繰延税金資産の計上に伴い法人税等調整
  額△30億36百万円を計上したことにより、法人税等は△27億7百万円となりました。その結果、親会社株主に帰属
  する四半期純利益は171億62百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失28億58百万円)となりまし
  た。


   なお、会計方針の変更として、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第
  1四半期連結会計期間の期首から適用しております。このため、前年同期比較は基準の異なる算定方法に基づいた
  数値を用いております。詳細については、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に
  関する注記事項(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基準等の適用)」をご参照ください。




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                                   理研ビタミン㈱(4526)2022年3月期 第2四半期決算短信


  セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 〔国内食品事業〕
  『家庭用食品』では、ドレッシングのTVCMやわかめスープ発売40周年記念キャンペーンなどのプロモーション活
 動の展開が需要喚起に貢献しましたが、前年同期の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や在宅勤務等を
 背景とした内食需要の急激な高まりの反動を受け、部門全体の売上は前年同期を下回りました。
  『業務用食品』では、外食産業は依然として厳しい状況が続いていますが、学校給食の需要が回復した結果、部
 門全体の売上は前年同期を上回りました。
  『加工食品用原料等』では、販売および技術・開発部門の連携により顧客ニーズに対応した取組みの推進に加
 え、関係先業界の一部で需要の回復が進んだことにより、部門全体の売上は前年同期を上回る実績を確保しまし
 た。一方で、引き続き原材料価格の高騰が収益面に影響を与えています。

  この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から1億21百万円(0.4%)減少した269億68百万円となり、営業
 利益は25億円(前年同期比3億24百万円増)となりました。

 〔国内化成品その他事業〕
  化学工業用分野(プラスチック・農業用フィルム・食品用包材・ゴム製品・化粧品など)において、機能性付加
 および加工性向上に効果的な『化成品(改良剤)』では、顧客ニーズを捉えたソリューションビジネスの展開に加
 え、前年同期に新型コロナウイルスの感染拡大および米中貿易摩擦の影響を受けた関係先業界の業況が波及した一
 部の分野において需要の回復が見られることから、部門全体の売上は前年同期を上回りました。
  また、『その他』の事業では、飼料用油脂の売上が前年同期を下回りました。


  この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から3億21百万円(10.9%)増加した32億77百万円となり、営業
 利益は3億35百万円(前年同期比1億6百万円増)となりました。

 〔海外事業〕
  『改良剤』分野においては、情報発信基地である「アプリケーションセンター」と世界各地に設けた販売会社と
 の連携による既存市場の深耕および新市場の開拓ならびに高付加価値品の拡販等の施策の推進に加え、経済活動の
 正常化が進む中国や米国を中心に業績が回復した結果、売上は前年同期を上回りました。また、営業利益は、高水
 準で推移している原材料価格や海上運賃の影響を受けつつも、前年同期を上回る実績を確保しました。
  また、『青島福生食品』においては、水産加工品の輸出の減少に加え、中国国内向け販売の低迷が続いた結果、
 売上は前年同期の実績を下回り、営業損益は損失計上となりましたが、前年同期に棚卸資産評価損22億92百万円を
 計上していたため、前年同期から営業損失額が大幅に減少しました。なお、当社は青島福生食品の全持分を譲渡し
 ているため、当第2四半期連結累計期間の売上高、営業利益は第1四半期連結会計期間までの実績を反映しており
 ます。

  この結果、当セグメントの売上高は、前年同期から3億38百万円(3.9%)増加した89億62百万円となり、営業損
 失は2億63百万円(前年同期は営業損失24億6百万円)となりました。

(2)財政状態に関する説明
  当第2四半期連結会計期間末の総資産は966億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ98億54百万円減少しま
 した。主な増加は、投資有価証券23億48百万円、主な減少は、現金及び預金95億49百万円、建物及び構築物14億18
 百万円であります。

  負債は317億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ280億92百万円減少しました。主な増加は、長期借入金
 102億6百万円、主な減少は、短期借入金203億48百万円、仮受金142億96百万円であります。

  純資産は649億12百万円となり、前連結会計年度末に比べ182億37百万円増加しました。主な要因は、利益剰余金
 が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上で171億62百万円増加し、剰余金の配当で6億92百万円減少したことに
 よるものであります。




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                                   理研ビタミン㈱(4526)2022年3月期 第2四半期決算短信


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
   2022年3月期の通期連結業績予想につきましては、2021年11月10日の「業績予想の修正に関するお知らせ」で公
  表しました通期の業績予想に変更はありません。今後の事業環境の変化を見極めた上で、見直しの必要が生じた場
  合には、速やかに開示いたします。




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                             理研ビタミン㈱(4526)2022年3月期 第2四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                 (単位:百万円)
                         前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                        (2021年3月31日)          (2021年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                          19,230               9,680
   受取手形及び売掛金                       17,808              17,431
   電子記録債権                             625                 697
   商品及び製品                           6,111               6,370
   仕掛品                              3,428               3,327
   原材料及び貯蔵品                         4,748               4,298
   その他                              1,497               1,137
   貸倒引当金                            △122                  △1
   流動資産合計                          53,326              42,942
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                   13,664              12,246
     機械装置及び運搬具(純額)                  9,371               8,275
     その他(純額)                        4,824               5,395
     有形固定資産合計                      27,861              25,917
   無形固定資産                             681                 683
   投資その他の資産
     投資有価証券                        20,573              22,921
     退職給付に係る資産                      2,869               3,005
     その他                            2,701               1,215
     貸倒引当金                        △1,477                  △3
     投資その他の資産合計                    24,667              27,139
   固定資産合計                          53,209              53,739
 資産合計                             106,535              96,681




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                                               (単位:百万円)
                       前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                      (2021年3月31日)          (2021年9月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                      6,059               6,449
   電子記録債務                           518                 492
   短期借入金                         23,920               3,571
   未払法人税等                         1,307                 257
   仮受金                           14,296                  -
   引当金                            1,099               1,154
   その他                            5,611               5,274
   流動負債合計                        52,812              17,200
 固定負債
   長期借入金                            451              10,657
   引当金                               56                  60
   退職給付に係る負債                        219                 228
   その他                            6,321               3,620
   固定負債合計                         7,048              14,568
 負債合計                            59,861              31,768
純資産の部
 株主資本
   資本金                            2,537               2,537
   資本剰余金                          3,079               3,079
   利益剰余金                         45,230              61,700
   自己株式                         △13,804             △13,785
   株主資本合計                        37,043              53,532
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                   8,326               9,950
   繰延ヘッジ損益                            3                   0
   為替換算調整勘定                          29                 235
   退職給付に係る調整累計額                     753                 663
   その他の包括利益累計額合計                  9,113              10,849
 非支配株主持分                            517                 530
 純資産合計                           46,674              64,912
負債純資産合計                         106,535              96,681




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                                理研ビタミン㈱(4526)2022年3月期 第2四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
 (四半期連結損益計算書)
  (第2四半期連結累計期間)
                                                     (単位:百万円)
                        前第2四半期連結累計期間           当第2四半期連結累計期間
                         (自 2020年4月1日            (自 2021年4月1日
                          至 2020年9月30日)          至 2021年9月30日)
売上高                                   37,960               38,603
売上原価                                  28,202               25,993
売上総利益                                  9,757               12,609
販売費及び一般管理費                            10,253               10,213
営業利益又は営業損失(△)                          △495                 2,396
営業外収益
 受取利息                                    25                   14
 受取配当金                                  225                  241
 為替差益                                    -                    36
 その他                                    152                  157
 営業外収益合計                                404                  450
営業外費用
 支払利息                                  362                   108
 為替差損                                   31                    -
 デリバティブ評価損                              34                   114
 支払手数料                                  15                   103
 その他                                    26                     2
 営業外費用合計                               470                   328
経常利益又は経常損失(△)                         △561                 2,518
特別利益
 固定資産売却益                                  0                     0
 投資有価証券売却益                               28                     0
 補助金収入                                   21                    49
 関係会社出資金売却益                              -                 12,076
 特別利益合計                                  50                12,126
特別損失
 固定資産売却損                                  4                   -
 固定資産除却損                                 42                   24
 固定資産圧縮損                                 21                   -
 投資有価証券評価損                                1                    0
 本社移転費用                                  91                   -
 特別調査費用                                 131                   -
 水産加工品取引関連損失                          1,478                   -
 関係会社出資金売却関連費用                           -                   150
 特別損失合計                               1,770                  175
税金等調整前四半期純利益又は
                                     △2,281                14,469
税金等調整前四半期純損失(△)
法人税等                                    569               △2,707
四半期純利益又は四半期純損失(△)                    △2,851               17,177
非支配株主に帰属する四半期純利益                          7                   14
親会社株主に帰属する四半期純利益又は
                                     △2,858                17,162
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)




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                            理研ビタミン㈱(4526)2022年3月期 第2四半期決算短信


 (四半期連結包括利益計算書)
  (第2四半期連結累計期間)
                                                (単位:百万円)
                    前第2四半期連結累計期間          当第2四半期連結累計期間
                     (自 2020年4月1日           (自 2021年4月1日
                      至 2020年9月30日)         至 2021年9月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△)                △2,851               17,177
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                     1,692                1,623
 繰延ヘッジ損益                            △3                   △2
 為替換算調整勘定                           213                  208
 退職給付に係る調整額                         101                 △90
 その他の包括利益合計                       2,003                1,738
四半期包括利益                           △847                18,915
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                  △860                18,898
 非支配株主に係る四半期包括利益                    13                    16




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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
  該当事項はありません。


 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
  第1四半期連結会計期間より、青島福生食品有限公司は持分譲渡したため、連結の範囲から除外しております。こ
 の結果、当第2四半期連結累計期間において、利益剰余金が12,076百万円増加しております。

 (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
  (税金費用の計算)
  税金費用については、当社の連結子会社において、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当
 期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗
 じて計算しております。
  なお、当社における税金費用については、第1四半期連結会計期間より年度決算と同様の方法により計算して
 おります。
  また、法人税等調整額は、法人税等に含めて表示しております。


 (会計方針の変更)
  (収益認識に関する会計基準等の適用)
  「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)
 等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財の支配が顧客に移転した時点で、当該財と交換に受け
 取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。これにより、中国において従来は出荷時に収益認識
 しておりました商品又は製品の販売の一部について、当該商品又は製品の支配が顧客に移転した時点で収益を認識
 する方法に変更しております。収益認識会計基準等の適用によるそのほかの変更点は、以下のとおりです。
 ・変動対価及び顧客に支払われる対価
  従来は販売費及び一般管理費に計上しておりました販売促進費等の一部を、売上高から控除する方法に変更して
 おります。
 ・有償支給取引
  買戻し契約に該当する有償支給取引について、従来は有償支給した原材料等について消滅を認識しておりました
 が、当該取引において買い戻す義務を負っていることから、有償支給した原材料等について消滅を認識しない方法
 に変更しております。
 ・有償受給取引
  顧客から製造のために使用する原材料等の支給を受け、加工を行ったうえで売り戻す有償受給取引のうち、従来
 は有償支給元への売戻し時に売上高と売上原価を計上しておりました取引については、加工代相当額のみを純額で
 収益として認識する方法に変更しております。


  なお、「収益認識に関する会計基準の適用指針」第98項に定める代替的な取扱いを適用し、商品又は製品の国内
 の販売において、出荷時から当該商品又は製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合に
 は、出荷時に収益を認識しております。
  収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従ってお
 り、第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、第1四半期連
 結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。ただし、収益認
 識会計基準第86項に定める方法を適用し、第1四半期連結会計期間の期首より前までに従前の取扱いに従ってほと
 んどすべての収益の額を認識した契約に、新たな会計方針を遡及適用しておりません。
  この結果、従前の会計処理と比較して、当第2四半期連結累計期間の売上高は9億13百万円、売上原価は1億95百
 万円、販売費及び一般管理費は7億12百万円それぞれ減少し、営業利益、経常利益および税金等調整前四半期純利
 益はそれぞれ4百万円減少しております。また、受取手形及び売掛金は10百万円、棚卸資産は99百万円、流動資産
 その他は71百万円、流動負債その他は1億86百万円それぞれ増加しております。なお、利益剰余金の当期首残高に
 影響はありません。
  また、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過
 的な取扱いに従って、前第2四半期連結累計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記載してお
 りません。




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(時価の算定に関する会計基準等の適用)
 「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等
が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することといたしました。これによる四半期連結財務諸表に与え
る影響はありません。

(税金費用の計算方法の変更)
 税金費用については、従来、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果
会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しておりました
が、経営環境の変化により業績に影響を与える要因が増加し、合理的な見積実効税率の算定が困難となったため、
当社における税金費用については、第1四半期連結会計期間より年度決算と同様の方法に変更しております。
 また、連結子会社における税金費用については、従来と同様に当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の
税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税
率を乗じて計算しております。
 なお、当該会計方針の変更による前第2四半期連結累計期間の損益に与える影響は軽微であるため、遡及適用は
しておりません。


(追加情報)
 (新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについて)
 新型コロナウイルス感染症拡大の影響は翌連結会計年度までの一定期間にわたり当該影響が継続する仮定のも
と、会計上の見積りを行っております。
 なお、海外事業では前連結会計年度より中国において輸入冷凍水産品から新型コロナウイルスが検出され、販売
の見通しが立たない輸入冷凍水産品に対して棚卸資産評価損を計上しておりましたが、第1四半期連結会計期間よ
り当社連結子会社であった青島福生食品有限公司を持分譲渡により連結の範囲から除外しているため、当社グルー
プへの財政状態、経営成績に与える影響は軽微であると考えております。
 また、国内食品事業、国内化成品その他事業においても、新型コロナウイルス感染症拡大による当社グループへ
の財政状態、経営成績に与える影響は軽微であると考えております。




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(実在性等を確認できない取引に関する事項)
 当社連結子会社であった青島福生食品有限公司(以下「青島福生食品」という。)における特定の顧客向けのエ
ビ加工販売等の取引について、取引開始の経緯や取引高が急増した背景や、特定の仕入先を含む取引全体の商流な
ど、取引の全容が解明できず、取引としての実在性を確認できなかったため、当社は、外部専門家を含む特別調査
委員会を設置し、事実関係の調査を行いました。
 その結果、当該取引の仕入・加工販売取引の実在性を否定すべき明確な根拠は検出されなかったものの、取引を
行った理由や取引全体の商流を明らかにすることができず、また、青島福生食品において当該取引に関連する記録
および資料の適切な管理が徹底されていなかったことや十分な調査協力が得られなかったこともあり、特定の仕入
先からの仕入取引、加工、特定の顧客への販売取引についての取引の全容の解明、当該取引の実在性を確認するに
は至りませんでした。
 特別調査委員会の調査結果および特別調査委員会終了後に当社が外部の専門家とともに行った件外調査の結果を
踏まえ、前連結会計年度および前第2四半期連結累計期間において、取引の全容および実在性が確認できなかった
特定の顧客向けの売上高を取り消し、既入金額を仮受金として計上するとともに、取り消した売上に対応する売上
原価(特定の仕入先からの仕入高を含む)は営業損益以外の項目と判断し、特別損失に計上しております。
 なお、当第2四半期連結累計期間において当該取引は発生しておりません。また、第1四半期連結会計期間より
青島福生食品は持分譲渡に伴い連結の範囲から除外しているため、前連結会計年度に当該取引の既入金額として計
上していた仮受金は当第2四半期連結会計期間の四半期連結貸借対照表に含まれておりません。


 四半期連結貸借対照表
                                 前連結会計年度      当第2四半期連結会計期間
  仮受金                            14,296百万円            -百万円


 四半期連結損益計算書
                       前第2四半期連結累計期間           当第2四半期連結累計期間
  水産加工品取引関連損失                     1,478百万円            -百万円


(棚卸資産の評価の修正について)
 当社連結子会社であった青島福生食品有限公司(以下「青島福生食品」という。)が、2020年8月に鱈などを中
心とした水産加工品を廉価で処分販売した事実が判明したことに伴い、青島福生食品の棚卸資産の評価が適切に行
われていなかった疑いが生じたため、当社は、外部専門家を含む特別調査委員会を設置し事実関係の調査を行いま
した。
 その結果、青島福生食品において適切な棚卸資産の管理がなされておらず、棚卸資産を評価するための記録が正
確に作成されていなかったため、過年度において連結貸借対照表上の棚卸資産の評価が適切に行われていなかった
ことが判明いたしました。
 当社は、2020年10月上旬に実地棚卸を行うとともに、2020年8月に廉価で販売した水産加工品に関する書類およ
び青島福生食品からの事実関係の説明による入手可能な情報に基づいて、棚卸資産評価損を計上いたしました。こ
の棚卸資産評価損の計上による前第2四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書への影響額は、売上原価279百
万円です。また、当該棚卸資産は前連結会計年度末も保有しており、同様の評価を行っております。
 なお、第1四半期連結会計期間より青島福生食品は持分譲渡に伴い連結の範囲から除外しているため、上記棚卸
資産は当第2四半期連結会計期間の四半期連結貸借対照表には含まれておりません。前連結会計年度における当該
棚卸資産の金額、前第2四半期連結累計期間および当第2四半期連結累計期間における棚卸資産評価損の金額は以
下のとおりです。

 四半期連結貸借対照表
                            前連結会計年度          当第2四半期連結会計期間
  商品及び製品                          259百万円            -百万円
  原材料及び貯蔵品                        768百万円            -百万円


 四半期連結損益計算書
                      前第2四半期連結累計期間           当第2四半期連結累計期間
  棚卸資産評価損(※)                     2,626百万円            2百万円

※ 前連結会計年度末に計上した棚卸資産評価損と、当第2四半期連結累計期間に計上した棚卸資産評価損の純額


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 (セグメント情報)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
  1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                 (単位:百万円)
                                報告セグメント                                四半期連結
                                                               調整額     損益計算書
                    国内        国内化成品                           (注)1     計上額
                                        海外事業       合計
                   食品事業       その他事業                                     (注)2

 売上高
  外部顧客への売上高          26,862     2,955      8,141   37,960         -     37,960
  セグメント間の内部売上高
                       227         -        482         710     △710       -
  又は振替高
         計           27,090     2,955      8,624   38,670       △710    37,960

 セグメント利益又は損失(△)      2,176        228    △2,406         △0      △494     △495
 (注)1.セグメント利益又は損失の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△368百万円、棚卸
      資産の調整額△125百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理
      費であります。
    2.セグメント利益又は損失は四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

  2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    該当事項はありません。

Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
  1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
                                                                 (単位:百万円)
                                報告セグメント                                四半期連結
                                                              調整額      損益計算書
                    国内        国内化成品                           (注)1     計上額
                                        海外事業       合計
                   食品事業       その他事業                                    (注)2

 売上高
  一時点で移転される財         26,968     3,277      8,356   38,603         -     38,603
  一定の期間にわたり移転され
                         -         -         -          -         -         -
  る財
  顧客との契約から生じる収益      26,968     3,277      8,356   38,603         -     38,603
  その他の収益                 -         -          -          -        -         -

  外部顧客への売上高          26,968     3,277      8,356   38,603         -     38,603
  セグメント間の内部売上高
                         -         -         605        605     △605        -
  又は振替高
         計           26,968     3,277      8,962   39,208       △605    38,603
 セグメント利益又は損失(△)       2,500       335      △263     2,573       △176     2,396
 (注)1.セグメント利益又は損失の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△178百万円、棚卸
       資産の調整額1百万円が含まれております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であ
       ります。
    2.セグメント利益又は損失は四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

  2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    該当事項はありません。




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                                理研ビタミン㈱(4526)2022年3月期 第2四半期決算短信


3.報告セグメントの変更等に関する事項
 (収益認識に関する会計基準等の適用)
  「(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基準等の適用)」に記載の通り、第1四半期連結会計期間の期
首より収益認識会計基準等を適用し、収益認識に関する会計処理の方法を変更したため、事業セグメントの利益
又は損失の測定方法を同様に変更しております。
 これにより、従来の方法に比べて、当第2四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は国内食品事業で
699百万円、国内化成品その他事業で181百万円、海外事業で32百万円減少しております。また、セグメント利益
は国内食品事業で0百万円、国内化成品その他事業で5百万円減少し、海外事業で1百万円増加しております。




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