4526 理研ビタミン 2020-10-28 13:30:00
過年度の有価証券報告書の訂正報告書に係る監査報告書の監査意見不表明等に関するお知らせ [pdf]

                                               2020 年 10 月 28 日
各     位
                            会 社 名   理研ビタミン株式会社
                            代表者名    代 表 取 締 役 社 長  山木 一彦
                                     (コード番号4526 東証第一部)
                                    経営企画部長
                            問合せ先
                                     兼 広報・IR室長     池田 航
                                     (TEL    03-5362-1315)


              過年度の有価証券報告書の訂正報告書に係る
            監査報告書の監査意見不表明等に関するお知らせ

 当社は、平成 28 年3月期から 2020 年3月期までの訂正後の連結財務諸表について監査意見を表明し
ない旨の監査報告書を、財務諸表については限定付適正意見の監査報告書を受領しました。また、平成
30 年3月期第2四半期から 2020 年3月期第3四半期までの訂正後の四半期連結財務諸表および 2021
年3月期第1四半期の四半期連結財務諸表について結論を表明しない旨の四半期レビュー報告書を受領
いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。


                             記


1. 監査およびレビューを実施した監査法人の名称
    有限責任 あずさ監査法人


2. 監査報告書、四半期レビュー報告書の内容
(1) 有価証券報告書に係る監査報告書
 受領した平成 28 年3月期、平成 29 年3月期、平成 30 年3月期、2019 年3月期、および 2020 年3
月期の訂正後の連結財務諸表に係る監査報告書の意見不表明の根拠は次のとおりです。
 当社は、2019 年3月期および 2020 年3月期の連結会計年度の連結財務諸表の作成にあたって、連結
子会社の青島福生食品有限公司において実在性が確認できなかった特定の顧客向けのエビ加工販売等の
取引に係る売上高を取り消し、既入金額を仮受金として計上するとともに、取り消した売上に対応する
売上原価(特定の仕入先からの仕入高を含む)を特別損失の水産加工品取引関連損失として計上してお
りますが、監査法人は当該売上の計上及び取り消し処理について裏付けとなる十分な記録及び資料を当
社から入手することができませんでした。
 また、当社は、平成 28 年3月期、平成 29 年3月期、平成 30 年3月期、2019 年3月期、2020 年3月
期の連結会計年度の連結財務諸表の作成にあたって、青島福生食品有限公司において過年度より滞留し
ていたたな卸資産に係る評価損を売上原価として計上しておりますが、監査法人は当該たな卸資産の評
価について裏付けとなる十分な記録及び資料を当社から入手することができませんでした。

                             1
 さらに、当社は、当該たな卸資産の評価に関する事実関係、他の財務数値への影響及び内部統制への
影響についての調査を継続中であるため、監査法人は当該調査の結果を評価できておらず、また、青島
福生食品有限公司の全社的な内部統制に重要な不備が存在するため、同社の他の財務数値において、上
記の連結財務諸表に重要な虚偽表示を生じさせる取引やその他の事象があるか否かについて判断するこ
とができませんでした。
 これらの結果、監査法人は、当社の連結財務諸表を構成する青島福生食品有限公司の財務情報に関し
て十分かつ適切な監査証拠を入手することができなかったため、連結財務諸表を構成する数値に修正が
必要かどうかについて判断することができませんでした。


 なお、財務諸表に係る監査報告書につきましては、青島福生食品の財務情報から影響を受ける勘定科
目が限定されており、当該影響を除外すれば、訂正後の財務諸表に及ぼす可能性のある影響は重要であ
るが広範ではないとの理由により、限定付適正意見となっております。


(2) 四半期報告書に係る四半期レビュー報告書
 平成 30 年3月期第2四半期および第3四半期、2019 年3月期、2020 年3月期の訂正後の四半期連結
財務諸表、ならびに 2021 年3月期第1四半期連結財務諸表に係る結論の不表明の根拠は次のとおりで
す。
 当社は、2019 年3月期、2020 年3月期の訂正後の四半期連結財務諸表、ならびに 2021 年3月期第1
の四半期連結財務諸表の作成にあたって、連結子会社の青島福生食品有限公司において実在性が確認で
きなかった特定の顧客向けのエビ加工販売等の取引に係る売上高を取り消し、既入金額を仮受金として
計上するとともに、取り消した売上に対応する売上原価(特定の仕入先からの仕入高を含む)を特別損
失の水産加工品取引関連損失として計上しておりますが、監査法人は当該売上の計上及び取り消し処理
について裏付けとなる十分な記録及び資料を当社から入手することができませんでした。
 また、当社は、平成 30 年3月期第2四半期および第3四半期、2019 年3月期、2020 年3月期の訂正
後の四半期連結財務諸表、ならびに 2021 年3月期第1四半期の四半期連結財務諸表の作成にあたって、
青島福生食品有限公司において過年度より滞留していたたな卸資産に係る評価損を売上原価として計上
しておりますが、監査法人は当該たな卸資産の評価について裏付けとなる十分な記録及び資料を当社か
ら入手することができませんでした。
 さらに、当社は、当該たな卸資産の評価に関する事実関係、他の財務数値への影響及び内部統制への
影響についての調査を継続中であるため、監査法人は当該調査の結果を評価できておらず、また、青島
福生食品有限公司の全社的な内部統制に重要な不備が存在するため、同社の他の財務数値において、上
記の四半期連結財務諸表に重要な虚偽表示を生じさせる取引やその他の事象があるか否かについて判断
することができませんでした。
 これらの結果、監査法人は、当社の四半期連結財務諸表を構成する青島福生食品有限公司の財務情報
に関して結論の表明の基礎となる証拠を入手することができなかったため、四半期連結財務諸表を構成
する数値に修正が必要かどうかについて判断することができませんでした。


3. 監査報告書および四半期レビュー報告書の受領日
     2020 年 10 月 28 日

                           2
4. 今後の方針
 当社といたしましては、今回の監査法人の意見不表明に至った事由を重く受け止め、今後適切に対処
してまいります。


 このような事態になり、株主や投資家をはじめとする関係者の皆さまには、多大なるご迷惑、ご心配
をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。


                                           以   上




                      3