4523 エーザイ 2019-04-23 12:30:00
エーザイ サイエンティフィックミーティング2019資料(その2) [pdf]

         エーザイ ニューロロジー アップデート

    3) カン研究所 EphA4 Project
       シナプスの繋がりを保つことで
         記憶情報の損失を防ぐ




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                     将来見通しに関する注意事項

     本資料中の目標数値はあくまで中期的戦略、めざす方向性、ビジョン等を示すものであり正式な業績予想ではありません。
     正式な業績予想は東京証券取引所規則に基く年次決算短信での開示をご参照ください。


     本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
     これらの文言は、現在における見込み、予測、リスクを伴う想定、実質的にこれらの文言とは異なる現実的な結論、
     結果を招き得る不確実性に基くものです。


     それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な
     経済状況が含まれます。リスクや不確実性は、特に製品に関連した見通し情報に存在します。製品のリスク、不確実性には、
     技術的進歩、特許の競合他社による獲得、臨床試験の完了、製品の安全性ならびに効果に関するクレームや懸念、規制機関に
     よる審査期間や承認取得、国内外の保健関連改革、マネジドケア、健康管理コスト抑制への傾向、国内外の事業に影響を与える
     政府の法規制など、新製品開発に付随する課題などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。


     また、承認済み製品に関しては、製造およびマーケティングのリスクがあり、需要を満たす製造能力を構築する能力を欠く状況、
     原材料の入手困難、市場の受容が得られない場合などが含まれますが、これに限定されるものではありません。


     新しい情報、将来の出来事もしくはその他の事項より、見通し情報に更新もしくは改正が望ましい場合であっても、
     それを行う意図を有するものではなく、義務を負うものではありません。


     当社の連結財務諸表は国際会計基準(IFRS)にて開示しています。

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               株式会社カン研究所
          統合細胞生物学に立脚したバイオロジクス創薬

                         “統合細胞生物学”による自社発/新たな創薬コンセプト
                         独自性の高い“抗体/核酸創薬技術”の開発
                         知的クラスターである神戸医療産業都市に位置し、
                         小組織ならではのフットワークを生かした積極的な“社外連携”
       カン研究所@神戸


    Fractalkineコンセプト   独自        社外連携(AMED*1-CiCLE*2) 代表
                              Tanaka Y et.al.
                              Mod Rheumatol
      特定の免疫細胞の                2018 他     新規の核酸合成とデリバリー
      組織移行に必須                            技術を用いた核酸創薬研究
      中和抗体E6011の開発                           AMEDの支援を受け、
                                             大阪大学薬学部、
    フェーズⅡ試験(RA)、非臨床試験(神経)
                                             国立がんセンター、
                        独自
    EphA4コンセプト 独自                            東京女子医科大学、
                          完全ヒト抗体ライブラリー等
                                             新潟大学医学部などと
                           - 抗体/核酸創薬技術
       EphA4の機能調節が                           共同開発
                           - 改変動物作出技術
       脳内シナプスの賦活化に重要                     日本発核酸医薬の臨床
                                         導入に向け進行中
                              Inoue E et.al.
    非臨床試験(神経)                 JCB 2009他         近い将来にフェーズI試験を開始予定

      *1 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 *2 医療研究開発革新基盤創成事業
3
                        シナプス結合の安定性と記憶の関係




                             アルツハイマー病                    シナプス安定化
                                                神経伝達物質
                           シナプス小胞                受容体




                                        不安定化                 安定化
                                        シナプス                 シナプス


    シナプス結合の低下(不安定化)が認知機能障害の程度と強く相関する*
4   * S.W. Scheff. et al. Neurology 68, May 1. 2007
    アルツハイマー病におけるEphA4の変化


                            海馬に豊富に存在する受容体型
                             チロシンキナーゼ EphA4は、
                             神経発生期に機能するシナプス
                             消失誘導タンパク質である
                            アルツハイマー病脳において、
                             活性化されたリン酸化EphA4が
                             増加する

     アルツハイマー病
                EphA4活性化
       シナプス小胞




                不安定化
                シナプス

                                Huang et al., JEM, 2017
5
                            EphA4 プロジェクト
           シナプスの安定化による記憶回路の維持

 シナプスの安定化に関わる新しい
  EphA4の制御メカニズムを発見
     – EphA4は神経活動依存的に切断される
                          神経活動




                               切断
                               EphA4
                                                  シナプス安定化
           Inoue et al., J. Cell. Biol., 2009                     EphA4の切断
                                                         シナプス小胞
        EphA4モジュレーター
     (プロセッシング増強剤)は、
      アルツハイマー病患者様の
    残存シナプス機能を賦活化させ、
    維持する新しい治療パラダイムを
     生み出すポテンシャルを有する
                                                コントロール              切断されたEphA4
      2020年度 臨床導入予定
6
                             エーザイ ニューロロジー アップデート

                                      4) EKID*
                    リバース トランスレーショナルに
                      基づく脳防御機構研究




    * Eisai-Keio Innovation Lab for Dementia: エーザイ・慶應義塾大学 認知症イノベーションラボ
7
              エーザイ・慶應義塾大学 認知症イノベーションラボ
    EKIDとは、AMED*による医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)に基づき、慶應義塾大学
    信濃町キャンパス内に設立した産医連携拠点であり、基礎から臨床までの横断的共同研究
    と緊密な技術・人材交流から生まれるメリットを最大限に活かし、認知症治療の創薬標的
    創出を目標としている
                    EKIDの研究の着眼点と研究の進め方
                                           • 最新質量分析系による
脳内の恒常性維持機構に着目し、臨床試料を        • サンプル採取、保存プロト   試料の測定
                              コルの標準化による    • マルチオミクス(タンパク質、
起点としたリバーストランスレーショナル研究から                      脂質、代謝物、mRNA、ゲノム)
                              高質なサンプル取得
トランスレーショナル研究という双方向トランス      • 慶應バイオバンクとの連携 • グローバル/フォーカス/
レーション研究を推進する                                 ファンクショナルオミクス技術

                               サンプル収集          オミクス分析
詳細な臨床情報が付加した臨床試料を取得、
分析し、AIを駆使して各種オミクスデータや
臨床データを多次元相関解析することで              仮説創出
新たな創薬仮説を構築する                                    データ解析
                                /標的検証
仮説から抽出された創薬標的の資質を認知症   • 標的・仮説候補の検証の
                                            • マルチオミクスデータ、臨床
モデル細胞・動物にて検証し、見出された知見を ための病態モデル動物の            データ(画像、神経心理など)
                         確立
さらに臨床試料で確認することで創薬仮説・                          を統合したマルチモーダル解析
                       • 病態モデルでの介入実験
標的の信頼性を高め、成功確度の高い創薬                         • 深層学習やテキストマイニング
                         による標的・仮説候補の
研究へと繋げる                                       を用いたAIによる解析
                         検証
8    * 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
                    リバーストランスレーションによる仮説生成と
                        認知症創薬ターゲットの創出
       慶應義塾大学病院
        メモリーセンター
      慶應義塾大学医学部
      百寿総合研究センター


     防御因子を
                     認知症
      保有する
    百寿・超高齢者          患者様          認知症スコア        プロテオミクス
              健常人                脳画像(MRI、PET)   メタボロミクス

                                各種バイオマーカー        リピドミクス          生体内クリアランスの増強に
                                         A.I.の利活用                 焦点を当てた研究を進めて
            最新                                                 in vitro、in vivo の病態モデルを
          オミクス技術                   深層学習          機械学習         駆使して、脳リンパドレナージ系への
     病態モデル
                      公開            テキスト                              影響を検証していく
      動物                           マイニング        ネットワーク解析
                    ビッグデータ
    脳オルガノイド
                                エンリッチメント解析       xQTL解析                    神経細胞
                                                                                    ミクログリア

                                                           血液脳関門血液周囲腔                 アストロサイト


      エーザイの認知症研究の
          ナレッジ                                                          脳内クリアランス系
                                                                           変性
                                                            物質交換                             物質交換
      エーザイのバイオマーカー                                                           神経原線維変化
          研究力                                                                      老人斑




                             次元の異なるデータを統合的に解析して
                                                               介入実験によりターゲット候補の
   臨床サンプルから個々人の               バイオマーカーシグニチャーを同定し、
                                                               資質・ ポテンシャルを検証し、
高質かつ多様なビッグデータを生み出す              認知症発症プロセスの解明と
                                                                創薬ターゲットを創出する
9
                                創薬ターゲット候補を創出する
                      EKIDのめざす薬剤像とタイムライン
                         脳内クリアランス系促進による防御機構の強化
                  < 認知症/老化 >                               < 目指す薬剤像 >
                脳内クリアランス系の障害                           神経変性を起こさない脳環境の維持
                      神経変性


                                                               脳内クリアランス系




                         神経細胞

        血管                              血管
               アストロサイト




        2018   2019       2020   2021    2022   2023    2024        2025   2026

           <短期>                         <中期>                           <長期>
     既存データ解析と臨床エビデンスの             高質なデータ統合とAI活用による                 得られたナレッジと新技術を
     融合による創薬ターゲット候補の選定             バイオマーカーシグニチャーと                     組み合わせた
                                     創薬ターゲットの発見                     創薬ターゲットの発見
       ①     防御機構強化による            ②       アストロサイトを             ③
              脳内クリアランス                    ターゲットとした                 神経ネットワーク賦活剤
                促進薬                      脳内恒常性改善薬


     短期・中期・長期に成果目標を設定し、3つ以上の創薬ターゲットの選定をめざす
10
                   エーザイ ニューロロジー アップデート

                        5) G2D2
     (Eisai Center for Genetics Guided Dementia Discovery)


 Genetic Guided Immuno-Dementia Discovery




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                          G2D2
     Eisai Center for Genetics Guided Dementia Discovery
                       サイエンスとイノベーションに重点を置くバイオベンチャー気風
                       • バイオテクノロジーのハブである米国マサチューセッツ州
                         ケンブリッジに創設された50,000フィートの敷地を有する
                         最先端の研究所
                       • 学際領域での企業家精神に富む共同研究モデルを通して
                         創薬研究を加速

                       ヒューマンジェネティクスとデータサイエンスによる成功確率の向上
                       • データを駆使し、創薬ターゲットの同定やバリデーションのみ
                         ならず、そのターゲットに対して新たなアプローチの導入と
                         適切な患者様への適合を目指す

                       テイラーメイドの最先端の医薬品をお届けする
                       • ヒューマンジェネティクスに裏打ちされたターゲットに対し、
                         プレシジョンケミストリーを戦略的に推進し、テイラーメイドの
                         低分子化合物やアンチセンスオリゴヌクレオチドによる
                         分子標的治療薬を創出する
       ヒューマンジェネティクス、データサイエンス、プレシジョンケミストリーの力で
          ヒューマンヘルスケアを実現する革新的な医薬品をお届けする
12
                         Genetics Guided Target Selection

     遺伝学的エビデンス                       アルツハイマー病の大規模遺伝学研究                 ミクログリアの免疫機能調整に
     は成功確率を2倍に                        からミクログリア関連遺伝子を同定                 関わるパスウェイをターゲットに
                                                                            CD33
                    フェーズ II プロジェクト




                                                                                   TREM2
     プロジェクト比 (%)




                                                                                   PLCG2

       創薬ターゲットと対象疾患における
         遺伝学的関連性の有無

                   終結   実施中もしくは成功
                                     Jansen, et al. Nat. Genet. 2019


            アルツハイマー病遺伝学から、ミクログリアの免疫機能変調(CD33, TREM2, PLCG2など)が
                   アルツハイマー病の高いリスクファクターであることが強く示唆される
13
                       Immuno-Dementia*1 プロジェクト
                                                                                                        Immuno-Dementia分野の
                                                                                                            リーダーをめざす
                   分野 1                                  分野 2                                   分野 3       2021年度 臨床導入予定
               Aβ特異的薬剤                                タウ特異的薬剤                              Immuno-Dementia薬剤
                          Aβオリゴマー



                                             貪食↑


                   抗炎症性因子↑
                   炎症誘発性因子↓
                          ミクログリア防御機能↑

                                               ミクログリア


            ニューロン
                                             貪食↑


                                              タウ
     大規模なAD GWAS*2 および後続の研究により、リスク遺伝子TREM2、CD33、PLCg2が、ミクログリア機能調整に関わる同一パスウェイ上に存在することが
     見出された。これらの遺伝子を標的としてパスウェイを変調することにより、Aβ及びタウ抗体をターゲットとする薬剤の効果を高め、またAβ及びタウ抗体とは
     関連しないメカニズムの効果の可能性という2つの相互的なベネフットが期待されている。

                     遺伝子学から示されたミクログリア防御機能の変調が
                  アルツハイマー病の広い病勢に治療機会をもたらす可能性を追求
14     *1 Immuno-Dementia: 認知症免疫療法 *2: Genome-wide association studies in Alzheimer's disease
     エーザイ オンコロジー アップデート




15
         Oncology 本日説明するパイプライン一覧
                                                                        ®
                                                     キイトルーダ との併用療法
             レンビマ                           腎細胞がん、子宮内膜がん、肝細胞がん、非小細胞肺がん、
     免疫モジュレーション活性を                            メラノーマ、膀胱がん、頭頸部がん、バスケット型試験                                           フェーズⅡ/Ⅲ試験進行中
     有するマルチキナーゼ阻害剤                     (トリプルネガティブ乳がん、胃がん、卵巣がん、大腸がん、膠芽腫、胆道がん)


             E7090                                   FGFR2融合遺伝子を有する胆道がん
                                                                                                                    フェーズⅠ試験進行中
         FGFR1,2,3阻害剤                               FGFR2遺伝子増幅を有する胃がんなど

            E7386*1                             Wntパスウェイががん化や治療抵抗性に
                                                                                                                    フェーズⅠ試験進行中
     CBP/β-カテニン阻害剤                           関与している固形がん(大腸がん、肝細胞がんなど)

           E7389-LF                                                 固形がん                                            フェーズⅠ試験進行中
      エリブリンリポソーム製剤

            E7130*2                                                 固形がん                                            フェーズⅠ試験進行中
     次世代がん微小環境改善薬

         MORAb-202                                   葉酸受容体α(FRA)陽性の固形がん
     ファルレツズマブ-エリブリン                                  (卵巣がん、トリプルネガティブ乳がん、                                            フェーズⅠ試験進行中
      抗体薬物複合体(ADC)                                   子宮内膜がん、非小細胞肺がんなど)

         H3B-6545                                                ER陽性乳がん                                         フェーズⅠ/Ⅱ試験進行中
            ERα阻害剤

         H3B-6527                                    FGF19高発現の肝細胞がんなど                                               フェーズⅠ試験進行中
           FGFR4阻害剤

         H3B-8800                                                   血液がん                                            フェーズⅠ試験進行中
        SF3B1モジュレーター

             E7766                                                  固形がん                                            フェーズⅠ試験準備中
            STING作動薬
     キイトルーダ®は Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme Corpの登録商標。キイトルーダ®との併用療法:Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の子会社で
16   あるMSD ONCOLOGY HOLDINGS LTDとの提携による臨床試験に基づき適応取得をめざす。*1 PRISM BioLabとの共同開発品 *2 ハーバード大学との共同創出品
             エーザイ オンコロジー アップデート
     1) Oncology Research Overview




17
      Immuno Oncology の進化

            Immuno Modulation

     Next Generation Immuno Treatment



18
                   オンコロジー領域の創薬戦略の進化
  - Immuno modulation活性を持つがん微小環境改善にフォーカス -
 レンビマ、ハラヴェンのトランスレーショナル研究から、がん細胞と微小環境、並びにその変化の理解を深めている
  その知をもとに最適な創薬ターゲットとモダリティを選択し、がんの治癒をもたらす革新的な治療法を創出する

    がん微小環境                                                      がん微小環境
   ①間葉系間質細胞                                                  ②骨髄系細胞/リンパ系細胞
 がん関連線維芽細胞 ハラヴェン                                             腫瘍関連マクロファージ                                      細胞傷害性T細胞
 周皮細胞      E7389-LF                                                               レンビマ                                レンビマ+
           MORAb-202
           E7130                                             抗原提示細胞(樹状細胞)                                            キイトルーダ®
           E7090
                                                                                   E7766
           E7386

      がん微小環境                                                        がんゲノミクス
                                                                                                      E7090
     ③血管内皮細胞                                                         がん細胞                             E7386
  腫瘍血管新生                                                              ドライバー遺伝子異常                      H3B-6527
                                                                      スプライシング異常                       H3B-6545
                                 レンビマ                                                                 H3B-8800
                                                                                                      スプライシングモジュレーター

  既存の分子標的治療薬やIO*療法とは異なる標的や作用機序を有する新薬候補群の充足と進展
   キイトルーダ®は Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme Corpの登録商標、キイトルーダ®との併用療法:Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J.,
19 U.S.A.の子会社であるMSD ONCOLOGY HOLDINGS LTDとの提携による臨床試験に基づき適応取得をめざす * Immuno-Oncology
                                                   免疫モジュレーション
                          - FGF-FGFR阻害のがん治療における重要性-
                                                                              TAMの割合を減少させることで
                                                                               細胞障害性T細胞を活性化


                                                免疫抑制性の
                                                                                          レンビマ
                                              腫瘍関連マクロファージ
                                                     *1
                                                 (TAM )
                                                                                                                               抗PD-1抗体

                                                            細胞傷害性T細胞                                       細胞傷害性T細胞
                                                                                                                                             ケモカイン
                                       IFNγ




                                                                                   IFNγ
                                                                                                                             TCR
                                                                                                            GzmB




                                                                                                                                     PD-L1
                                                                                                                               B2M
                                                                                                                      MHC
                                  がん細胞において
                                  FGFRパスウェイは                                               レンビマ
                                  IFNγパスウェイに                  JAK    FGFRがIFNγ シグナルを阻害                   JAK1/2
                                 対して抑制的に作用                                                                STAT1
                                         FGFR                                                  FGFR
                                                              SOCS                                                          IRF-1
                                                                                           FGFR阻害により
                                                                    がん細胞                  IFNγパスウェイを                  がん細胞
                                                                                             活性化して
                                                                                          PD-L1発現を誘導

                                自社創製の2つのFGFR阻害剤の開発戦略に反映
                          1) FGFR1,2,3阻害剤 E7090 2) FGFR4阻害剤 H3B-6527
                                免疫モジュレーターとしての活性にはFGFR阻害が重要*2
20   *1 Tumor Associated Macrophage *2 American Association for Cancer Research (AACR) annual meeting 2019 抄録番号2242
                         Immuno-Oncologyを進化させる
                                                                   *1
                             次世代IO 療法の確立
     免疫不活性化に重要な役割を果たす                                                            網羅的な画期的創薬を推進する
       シグナルパスウェイの阻害                                                               低分子化合物ライブラリー

                         E7090: FGFR1,2,3阻害剤                              E3 ユビキチン
      FGF*2
                         H3B-6527: FGFR4阻害剤                               リガーゼ複合体                     SF3b結合型モジュレーター
                                                                                                                    *6
                                                                                                     プラジエノライド類縁体など
       Wnt*3             E7386:
                         CBP/β-カテニン阻害剤
                                                                                                             SF3b
                         E7130:                                                                              複合体
     TGF-β*4
                         次世代がん微小環境改善薬


     STING*5              E7766:                                                      選択的標的タンパク質分解薬
                          STING作動薬                                                     スルホンアミド系化合物
                                                                                                  *6




                            新規IO療法開発に向けて様々な角度からアプローチ
     *1 Immuno-Oncology *2 American Association for Cancer Research (AACR) annual meeting 2019 抄録番号2242 *3 AACR annual meeting 2017 抄録番号5172
     *4 Goto W. et al. Anticancer Res. 2018: 2929-2938 *5 STING作動薬
21   *6 Kotake Y. et al. Nat. Chem. Biol. 2007: 570-575 *6 Uehara T. et al. Nat. Chem. Biol. 2017: 675-680
             レンビマ
     (免疫モジュレーション活性を有するマルチキナーゼ阻害剤)




22
                                         ®
                キイトルーダ との併用療法の開発を加速
                   進行中の新規適応試験(IND*申請を達成し、近日中に開始予定の試験を含む)
            腎細胞がん 1L                  子宮内膜がん 2L                 子宮内膜がん 1L
              2016年10月試験開始                2018年6月試験開始               2019年4月試験開始               複数のがん種を
              (フェーズⅢ 307試験)              (フェーズⅢ 309試験)           (フェーズⅢ LEAP-001試験)
                                                                                               対象とした
                                                                                              バスケット型試験
            肝細胞がん 1L                    メラノーマ 1L                    メラノーマ 2L
             2018年12月試験開始                2019年3月試験開始                2019年1月試験開始              (トリプルネガティブ乳がん、
           (フェーズⅢ LEAP-002試験)         (フェーズⅢ LEAP-003試験)         (フェーズⅡ LEAP-004試験)            胃がん、卵巣がん、
                                                                                               大腸がん、膠芽腫、
           非小細胞肺がん 1L                                                                             胆道がん)
                                      非小細胞肺がん 1L
              非扁平上皮がん                                            非小細胞肺がん 2L                   2019年2月試験開始
              化学療法との併用
                                           PD-L1陽性                2018年12月IND申請達成
                                         2019年3月試験開始                                       (フェーズⅡ LEAP-005試験)
              2019年3月試験開始                                        (フェーズⅢ LEAP-008試験)
                                      (フェーズⅢ LEAP-007試験)
           (フェーズⅢ LEAP-006試験)


              膀胱がん 1L
            2019年5月試験開始予定
           (フェーズⅢ LEAP-011試験)


                 2019年度上期中に開始予定の試験
                                                                            米国FDAよりブレークスルーセラピー指定受領
            頭頸部がん 1L                   頭頸部がん 2L


                2019年度上期中に全ての新規適応試験を開始予定
     キイトルーダ®は Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme Corpの登録商標
     キイトルーダ®との併用療法:Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の子会社であるMSD ONCOLOGY HOLDINGS LTDとの提携による臨床試験に基づき適応取得をめざす
23   1L:ファーストライン、2L:セカンドライン * Investigational New Drug
                          レンビマによるIO*1療法の増強を期待した
                           キイトルーダ®との併用療法の実施状況
                                                                                比較薬
       試験名                  対象がん種                         検証薬                                   主要評価項目            予定患者数           試験開始時期
                                                                              (現標準療法)
                                                                     ®
                                                   レンビマ+キイトルーダ                                      PFS
                                                                                                       *3
     307/MK-581            腎細胞がん1L                 /レンビマ+エベロリムス                 スニチニブ                  *4            1050         2016年10月
                                                                                                    OS

                                                                                     *2              PFS
     309/MK-775           子宮内膜がん 2L                                              TPC                                 780           2018年6月
                                                                                                     OS
                                                                             パクリタキセル+                PFS
      LEAP-001            子宮内膜がん 1L                                                                                  720           2019年4月
                                                                             カルボプラチン                 OS
                                                                                                     PFS
      LEAP-002             肝細胞がん 1L                                              レンビマ                                750          2018年12月
                                                                                                     OS
                                                        レンビマ+                             ®          PFS
      LEAP-003             メラノーマ 1L                    キイトルーダ
                                                              ®               キイトルーダ                                 660           2019年3月
                                                                                                     OS
                          メラノーマ 2L                                                                     *5
      LEAP-004                                                                    なし               ORR               100           2019年1月
                     抗PD-1/L1抗体治療歴あり
                     トリプルネガティブ乳がん、
                     胃がん、卵巣がん、膠芽腫、                                                                  ORR
      LEAP-005                                                                    なし                   *6            180           2019年2月
                       大腸がん、胆道がん                                                                    AE
                       全身化学療法歴あり
                                                                                                            *7
                                                                              ペメトレキセド+         Part 1:DLT /AE
                         非小細胞肺がん 1L                レンビマ+ペメトレキセド+
      LEAP-006                                                 ®               白金製剤+           Part 2:PFS            726           2019年3月
                          非扁平上皮がん                  白金製剤+キイトルーダ                       ®
                                                                              キイトルーダ                  OS
                         非小細胞肺がん 1L                                                       ®          PFS
      LEAP-007                                                                キイトルーダ                                 620           2019年3月
                           PD-L1≧1%                     レンビマ+                                        OS
                                                              ®
                           膀胱がん 1L                     キイトルーダ                             ®          PFS                           2019年5月
      LEAP-011                                                                キイトルーダ                                 694
                          白金製剤不適格                                                                    OS                              (予定)


                                          一部計画前倒しで順次試験を開始
       キイトルーダ®は       Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme Corpの登録商標
       キイトルーダ®との併用療法:Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の子会社であるMSD ONCOLOGY HOLDINGS LTDとの提携による臨床試験に基づき適応取得をめざす
24     1L:ファーストライン、2L:セカンドライン、https://clinicaltrials.gov/から情報を抜粋 *1 Immuno-Oncology がん免疫療法 *2 Treatment of Physician’s Choice *3 Progression-
       free survival 無増悪生存期間 *4 Overall survival 全生存期間 *5 Objective response rate 奏効率 *6 Adverse event 有害事象 *7 Dose limiting toxicity 用量制限毒性
                                  キイトルーダ®との併用療法の開発の加速(1)
                                     子宮内膜がんでのIO*1療法の増強
                                 子宮内膜がん患者様53名を対象とした
                         フェーズⅠb/Ⅱ試験中間解析(111試験)をLancet Oncology誌に発表*2
                           PD-L1発現の有無、MSI*3の状態に                                                                               *5                     *6         PFS*7
                                                                                                           irRECIST基準                           ORR
                            関わらず腫瘍縮小効果を確認                                                                                                                       (中央値)

                           完全奏功*43例                                                                          主治医判定                             39.6%          7.4カ月
 腫瘍径変化率(%)




                                                                                                            独立画像判定                              47.2%               -

                                                                                                                  参考
                                                                                                                          *8                     ORR              PFS
              MSIの状態                         PD-L1の状態                                                         RECIST v1.1                                       (中央値)
              ■高頻度MSI                        +陽性
              ■マイクロサテライト安定                   -陰性                                                           レンビマ単剤療法
                                                                                                                     *9                         21.8%           5.4カ月
              ■不明                            ○不明                                                          133名 主治医判定
                                                                                                                       ®
                                                                                                          キイトルーダ 単剤療法
                                                                                                          24名 主治医判定*10
                                                                                                                                                13.0%           1.8カ月

 レンビマ+キイトルーダ投与後の臨床血清バイオマーカー
                                                                                                      初期53症例の中間解析ではirRECISTの
                                                                                                      判定基準でORRとPFSともに各単剤療法の
                                         臨床サンプルにおいても                                                  場合を上回る値を確認
                                         前臨床試験と同様に
                                         免疫モジュレーションに関係する
                                         バイオマーカーの変化を確認*11                                            FDAに認められたブレイクスルーセラピー指定
                                                                                                       にもとづき2019年度中の申請をめざす
                 初期値からの変化(%、中央値)
     キイトルーダ®は Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme Corpの登録商標、キイトルーダ®との併用療法:Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の子会社であるMSD ONCOLOGY HOLDINGS LTDと
     の提携による臨床試験に基づき適応取得をめざす *1 Immuno-Oncology がん免疫療法 *2 Makker V. et al. Lancet Oncol 2019: online *3 Microsatellite instability: マイクロサテライト不安定性 *4 独立画像判定による *5 immune-
     related Response Evaluation Criteria In Solid Tumors: がん免疫療法による固形がんの治療効果判定ガイドライン *6 Objective Response Rate: 奏効率 *7 Progression-Free Survival: 無増悪生存期間 *8 固形がんの治療効果判定ガイ
25   ドライン *9 ASCO 2013 抄録番号 5520 *10 Ott P. el al. J. Clin Oncol 2017: 2535-2541 *11 ASCO 2018 Annual Meeting 抄録番号5597
                              キイトルーダ®との併用療法の開発の加速(2)
                                 腎細胞がんでのIO*1療法の増強

            腎細胞がん患者様30名を対象としたフェーズⅠb/Ⅱ試験中間解析(111試験)*2
                                          前治療歴なし40%              PD-L1(+):40.0%
                                          前治療歴あり60%              PD-L1(-):46.7%
                                                                   不明    :13.3%                    irRECIST基準            *3
                                                                                                                                 ORR    *4       PFS*5
腫瘍径変化率(%)




                                                                                                                                                (中央値)

                                                                                                      主治医判定                     70.0%               -

                                                                                                    独立画像判定                      66.7% 18.0カ月
                                                                                                                   *6
             PD-L1発現の有無、前治療歴に                                                               (参考) RECIST v1.1 基準によ
                                                                                                                                       ORR               PFS
                                                                                                 る独立画像判定                                                (中央値)
              関わらず腫瘍縮小効果を確認                                                                   ニボルマブ/イピリムマブ*7                          42.0%           11.6カ月

                             各薬剤投与後24時間で血液中の                                                キイトルーダ®/アキシチニブ*8                          59.3%           15.1カ月
                             FGF23(FGFR阻害を示唆する                                               アベルマブ/アキシチニブ*9                           51.4%           13.8カ月
                             バイオマーカー)の濃度を測定
                                                                                               初期30症例の中間解析では約70%という
                                                   VEGFR阻害剤
                                                                                                高いORRの値(irRECIST基準)を示した
                                                   アキシチニブは
                                                 FGFRを阻害しない*10
                                                                                          FDAからブレイクスルーセラピー指定を受領

   キイトルーダ®は Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme Corpの登録商標、キイトルーダ®との併用療法:Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の子会社であるMSD
   ONCOLOGY HOLDINGS LTDとの提携による臨床試験に基づき適応取得をめざす *1 Immuno-Oncology がん免疫療法 *2 American Society of Clinical Oncology (ASCO) Annual Meeting 2018 抄録番号
   4560 *3 immune-related Response Evaluation Criteria In Solid Tumors: がん免疫療法による固形がんの治療効果判定ガイドライン *4 Objective Response Rate: 奏効率 *5 Progression-Free Survival:
26 無増悪生存期間 *6 固形がんの治療効果判定ガイドラインfor Cancer Research (AACR) J. Med. meeting1277-1290 *8 Rini B.I. et al. N Engl. J. Med. 2019 : 1116-1127 *9 Motzer R.J. et al. N Engl.
   J. Med. 2019: 1103-1115 *10 American Association
                                                        *7 Motzer R.J. et al. N Engl.
                                                                                      annual
                                                                                             2018:
                                                                                                   2019 抄録番号2242
                                   キイトルーダ®との併用療法の開発の加速(3)
                                      肝細胞がんでのIO*1療法の増強
                                       切除不能な肝細胞がん患者様30名を対象とした
                                     フェーズⅠb試験中間解析(116試験)をAACR2019で発表*2
                                                                        PD-L1(+):36.7%
                      ソラフェニブ治療歴あり13.3%                                  PD-L1(-):30.0%
                                                                          不明 :33.3%
腫瘍径変化率(%)




                                                                                                  PD-L1発現の有無、発がんの原因
                                                                                                   に関わらず腫瘍縮小効果を確認

                   ■B型肝炎ウイルス ■C型肝炎ウイルス                                                            完全奏功3例
                   ■アルコール性 ■不明 ■その他

                    a: 未確定PR


                      mRECIST基準*3                                   ORR*4                    PFS*5             初期30症例の中間解析では
                                                                                            (中央値)
                                                                                                                mRECIST基準の独立画像
                                                                36.7%(確定)
                         主治医判定
                                                             43.3%(未確定PRを含む)
                                                                                            9.7カ月                判定でORRとPFSともに
                                                                50.0%(確定)                                        各単剤療法の場合を
                       独立画像判定                                                               9.7カ月
                                                             60.0%(未確定PRを含む)                                       上回る値を確認
            (参考) mRECIST 独立画像判定                                       ORR                     PFS
                                                                                            (中央値)               100例まで症例数を増やし
                                              *6
                  レンビマ単剤療法 1stライン                                    40.6%                   7.4カ月
                           ®                       *7
                                                                                                                ブレイクスルーセラピー指定
               キイトルーダ 単剤療法 2ndライン                                    15.4%                   3.2カ月
                                                   *6
                                                                                                                   の取得をめざす
                ソラフェニブ単剤療法 1stライン                                    12.4%                   3.6カ月
            キイトルーダ®は Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme Corpの登録商標、キイトルーダ®との併用療法:Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の子会社である
            MSD ONCOLOGY HOLDINGS LTDとの提携による臨床試験に基づき適応取得をめざす *1 Immuno-Oncology *2 American Association for Cancer Research (AACR) annual meeting 2019 抄録番号18
            *3 腫瘍壊死による血流低下を判定基準に加えた肝細胞がんの治療効果判定ガイドライン *4 Objective Response Rate: 奏効率 *5 Progression-Free Survival: 無増悪生存期間 *6 Kudo M. et al.
27          Lancet 2018: 1163-1173 *7 Zhu A. et al. Lancet Oncol 2018: 940-952
      がんゲノミクスと次世代IO療法を中心とするパイプラインの進展
                                                       フェーズ I  フェーズ II                           フェーズ III
 免疫モジュレーション活性を有する                                     キイトルーダ®との併用療法
   マルチキナーゼ阻害剤                   腎細胞がん、       子宮内膜がん、肝細胞がん、非小細胞肺がん、メラノーマ、膀胱がん、頭頸部がん*3

          レンビマ                                        バスケット型試験
                               (トリプルネガティブ乳がん、胃がん、卵巣がん、大腸がん、膠芽腫、胆道がん)
      FGFR1,2,3阻害剤
         E7090
                                    FGFR2融合遺伝子を有する胆道がん                            米国FDAよりブレークスルーセラピー指定受領
                                   FGFR2遺伝子増幅を有する胃がんなど
                                                                                 厚生労働省より先駆け審査指定制度対象品目の指定受領
      CBP/βカテニン阻害剤
        E7386*1
                                 WNTパスウェイががん化や治療抵抗性に
                               関与している固形がん(大腸がん、肝細胞がんなど)
     エリブリンリポソーム製剤
                                              固形がん
      E7389-LF
     次世代がん微小環境改善薬
        E7130*2                               固形がん
      ファルレツズマブ-エリブリン
        抗体複合体(ADC)               葉酸受容体α(FRA)陽性の固形がん
     MORAb-202                       (卵巣がん、トリプルネガティブ乳がん、
                                     子宮内膜がん、非小細胞肺がんなど)
          ERα阻害剤                                                                               免疫モジュレーター
      H3B-6545                              ER陽性乳がん
                                                                                               がんドライバー遺伝子
        FGFR4阻害剤
      H3B-6527                  FGF19高発現の肝細胞がんなど                                               エリブリンプラットフォーム
       SF3B1モジュレーター
      H3B-8800                                血液がん                                             スプライシングプラットフォーム
          STING作動薬
         E7766                                固形がん                                             免疫エンハンサー

     キイトルーダ®は Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme Corpの登録商標
     キイトルーダ®との併用療法:Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.の子会社であるMSD ONCOLOGY HOLDINGS LTDとの提携による臨床試験に基づき適応取得をめざす
28   *1 PRISM BioLabとの共同開発品 *2 ハーバード大学との共同創出品 *3 2019年度上期中に開始予定
        エーザイ オンコロジー アップデート

     2) 次世代がん微小環境改善薬
        (進化する低分子科学)




29
       E7090
     (FGFR1,2,3阻害剤)




30
                        E7090 FGFR*11,2,3阻害剤
          厚生労働省の「先駆け審査指定制度*2」において対象品目に指定
        FGFR2融合遺伝子を有する切除不能な胆道がんに対する治療を対象
          様々ながん種におけるFGFRのドライバー遺伝子異常
       がん種               遺伝子異常                     頻度
                                                             ・胆道がんは、胆管がん(肝内および
                                                21 - 22%      肝外)、胆嚢がん、乳頭部がんに
                       FGFR1遺伝子増幅                             分類される
       肺がん                                  扁平上皮がんの34%
                       FGFR2遺伝子増幅           扁平上皮がんの23%
      胆道がん             FGFR2遺伝子融合            肝内胆管がんの14%      ・胆道がんの15~30%が肝内胆管
     子宮内膜がん            FGFR2遺伝子変異                10 - 16%     がんで、その内の14%にFGFR2
      食道がん             FGFR1遺伝子増幅                  10%        遺伝子融合が認められる
                                                    4%
       胃がん             FGFR2遺伝子増幅
                                              びまん型の16%       ・胆道がんの5年相対生存率は
      膀胱がん
                       FGFR3遺伝子融合                   5%        20%*3と報告されており、膵がんに
                       FGFR3遺伝子変異           非浸潤型の50-60%
                                                              次いで予後が悪い
       膠芽腫        FGFR1あるいはFGFR3遺伝子融合               3%
                                              HER2陰性の9%
                       FGFR1遺伝子増幅                            ・胆道がんに対して確立されている
       乳がん                                     ER陽性の12%
                                                              標準治療はゲムシタビン+
                       FGFR2遺伝子増幅           トリプルネガティブの4%
                       FGFR3遺伝子融合                  21%
                                                              シスプラチン併用療法のみで、
     多発性骨髄腫          FGFR3遺伝子融合および
                                                              その治療効果は限定的である
                                            染色体転座型の5%         (奏効率20~26%、全生存期間の
                          遺伝子変異
        肉腫             FGFR4遺伝子変異            横紋筋肉腫の8%         中央値は1年未満)

                  胆道がんは現在のところ、既承認の分子標的薬は存在せず、
                    アンメットメディカルニーズが極めて高いがん種である
     *1 繊維芽細胞増殖因子受容体 *2 原則として既承認薬と異なる作用機序により、極めて高い有効性が期待される医薬品が指定される。薬事承認に係る相談・審査で優先的な
31      取り扱いを受けることができる *3 最新がん統計, 国立がん研究センター がん登録・統計
                                  E7090 FGFR*11,2,3阻害剤
                   レンビマ創薬の経験知を活かした独創的な自社創製品
    レンビマの創薬経験知 (FGFR阻害の重要性、 E7090の速度論的解析
                                                        *2
•
                                                           素早い結合                                                                         遅い乖離
    ならびに標的チロシンキナーゼに対する                 IC
                                              強力な結合
                                                  Kd                                                                                             Residence
                                                                                   50
    タイプ V 結合様式) に基づき、斬新な                                  Kon (s × M )                                       -1    -1             Koff (s-1)
                                     (nmol/L)  (nmol/L)                                                                                          time (min)

    化合物を同定                    E7090
                             コハク酸塩
                                    5.00±0.15 2.50±0.08
                                                            34.3×10
                                                           ±4.78×10
                                                                                                                   4
                                                                                                                       4
                                                                                                                              8.57×10-4
                                                                                                                              ±1.45×10-4
                                                                                                                                                  19±3

                                                                  AZD4547
                                                                                                          75.1×104            22.6×10-4
                                                                    Type I     6.02±0.22   3.01±0.11                                               7±1
                                                                                                          ±1.19×105           ±4.43×10-4
                                                                   inhibitor
                                                                  Ponatinib
                                                                                                          2.62×104            2.93×10-4
                                                                   Type II     22.4±1.30   11.2±0.65                                              57±6
                                                                                                          ±1.11×103           ±2.93×10-5
                                                                  inhibitor


                                                                      素早い結合と遅い乖離による強力な結合
                                                                                E7090のキナーゼ阻害活性(カイノームツリー)

                                                                                                RTK        FGFR1           FGFR2        FGFR3      FGFR4
                                                                                              IC50 (nM)     0.7             0.4           1.2       120
•   他のFGFR阻害剤と異なり、ジメトキシフェニル                                                                     RTK         RET            DDR         PDGFR a     VEGFR2
    基を持たない基本構造を有し、速度論的解析                                                                      IC50 (nM)     3.9             4.7          14.9       16.2

    実験からFGFRに素早く、強力に結合し、かつ                                                                        FGFRに対する高い選択性
    高い選択性を示すユニークな結合様式
                                                                                                      (赤い大きな丸)
    (タイプV)に基づくキナーゼ阻害作用により
    抗腫瘍効果を発揮することが推察されている*2




32 *1 繊維芽細胞増殖因子受容体 *2 Watanabe M.S. et al. Mol Cancer Ther. 2016: 2630-2639
                                               E7090 FGFR*11,2,3阻害剤
  前臨床試験におけるFGFR2融合遺伝子依存性評価モデルでの明確な阻害効果*2
     人工的に合成したFGFR2融合遺伝子を導入した                                                           FGFR2融合遺伝子陽性の患者様由来胆管がん
      マウス線維芽細胞株NIH3T3の足場非依存的                                                            皮下移植モデルにおける抗腫瘍効果(in vivo)
        細胞増殖に対する阻害作用(in vitro)                                                               (FGFR2-BICC1融合遺伝子)
                             1000.0                                                                  *:p<0.05 (Dunnett test vs vehicle)
  E7090の細胞増殖抑制作用( IC50 nM)




                              100.0




                                                                           腫瘍体積(mm3)
                               10.0



                                1.0



                                0.1




                                                                                                     日数
                                  FGFR2融合遺伝子    活性化RAS遺伝子                                患者様由来のFGFR2融合遺伝子陽性
                                        遺伝子改変NIH3T3株                                     腫瘍に対して明確な抗腫瘍効果を発揮
                                          胆管がんで実際に認められるFGFR2融合遺伝子よる
                                          細胞増殖に対する選択的かつ強い細胞増殖の抑制
33 *1 繊維芽細胞増殖因子受容体 *2 American Association for Cancer Research (AACR) annual meeting 2017 抄録番号2095
                                               E7090 FGFR*11,2,3阻害剤
                          戦略的フェーズI試験デザインによって確固たるClinical PoC*2を達成*3
                                                                                                                      拡張パート
日本で実施のFirst in human フェーズI試験                                                 腫瘍縮小効果を確認*5                       (FGFR遺伝子変異の固形がん)
     用量漸増パート                        DLT1/3(Gr3. AST/ALT上昇)
      (固形がん)                                                            •   E7090 180 mg 1日1回投与
                                                                                                                         140 mg QD*6
      100-180 mg における                                     DLT*4なし       •   びまん性低分化型胃がん
       PD biomarker の変化
                                                                        •   傍大動脈ならびに骨への転移                                Prelude試験や
                                                                        •   前治療として化学療法三レジメン                              SCRUM-JPの
                                                                        •   FGFR2遺伝子増幅(コピー数51)                           枠組みを活用
                                                                                                                               胃がん
                                                                                                                          FGFR2遺伝子増幅
FGFR阻害のPDバイオマーカーによる推奨用量の設定                                                                                                    (n=10)


                                                                                                                             胆管がん
PDバイオマーカーの変化率(%)




                                                                                                                         FGFR2融合遺伝子
                                                                                                                            (n=5-10)




                              140 mgでPDバイオマーカーの変化を確認

                    パート1 180mgコホートにおいて1例のDLT(Gr. 3 AST/ALT上昇)が認められた
                    PK/PD及び安全性データを加味し、140mg QDを拡張パートの推奨用量に定めた
                   *1 繊維芽細胞増殖因子受容体 *2 POC(Proof of concept) 創薬概念の検証 *3 EORTC-NCI-AACR (ENA) annual meeting 2017 抄録番号39
34                 *4 Dose limiting toxicity 用量制限毒性 *5 本スライドにおける画像については医療機関より許諾を得ています *6: 1日1回
                             E7386
                                 *

             (CBP/β-カテニン阻害剤)




35   * PRISM BioLabとの共同開発品
                                                                                                                         E7386*1 CBP/β-カテニン阻害剤
                                                                                                                 抗PD-1抗体との併用によりがんの治癒を目指す

     抗PD-1抗体抵抗性腫瘍モデル: Wnt1マウス腫瘍モデル(Wnt1高発現乳がん)
                                                                                                 E7386投与による腫瘍浸潤リンパ球の誘導                                                 Wnt1マウス腫瘍モデルにおける
                                                                                                                                                                      抗PD-1抗体との併用抗腫瘍効果*2
                                                                                                                                                                         Control #: P < 0.05 vs. each single administration
                                                                                                                                                                         E7386
                                                                                                                                                                         抗PD-1抗体




                                                                                                                                                          腫瘍体積(mm3)
                                                                                                                                                                         E7386+抗PD-1抗体




                                                                                                                          赤い点:CD8陽性T細胞
                                           in t u m o r c r o s s s e c t io n ( 0 .3 4 m m )
                                           2




                                                                                                25                   *
     T h e n u m b e r o f C D 8 c e lls




                                                                                                                         *: p<0.05
        腫瘍浸潤リンパ球数




                                                                                                20
                                                                                                                         (Student's t-Tests vs Vehicle)
     +




                                                                                                                                                                                         日数
                                                                                                15


                                                                                                10
                                                                                                                                                    抗PD-1抗体抵抗性腫瘍モデルにおいて
                                                                                                 5

                                                                                                                                E7386は腫瘍浸潤                              E7386は抗PD-1抗体と高い
                                                                                                 0
                                                                                                            e
                                                                                                      Control
                                                                                                         cl
                                                                                                                    6
                                                                                                                E7386
                                                                                                                 38
                                                                                                                                 リンパ球を誘導する                                 併用抗腫瘍効果を発揮する
                                                                                                      hi        E7
                                                                                                     Ve



                                                                                                                     抗PD-1抗体に応答性の低い患者様に対して
                                                                                                                       新たな治療選択肢を提供する可能性
36            *1 PRISM BioLabとの共同開発品 *2 American Association for Cancer Research (AACR) annual meeting 2017 抄録番号5172
                                               E7386*1 CBP/β-カテニン阻害剤
                                            レンビマとの併用によりがんの治癒を目指す

                       レンビマ投与後の腫瘍血管における                                FGFおよびWNTシグナル経路依存性マウス腫瘍モデル:
                      Wnt/β-カテニンシグナル経路の活性化                           4T1マウス腫瘍モデル(マウスFGF1/WNT7a高発現乳がん)
                          (ヒトがん細胞株移植モデル)                                                                    レンビマとE7386の併用効果*2
                                                                                                    抗腫瘍効果                                                              血管密度
活性化β-カテニン陽性腫瘍血管率(%)




                                                                              *; p < 0.05 vs E7386 or lenvatinib alone                                        ***; p < 0.001, ***; p < 0.0001 vs Control
                                          ■ Control ■ レンビマ 10mg/kg            (Repeated measures ANOVA followed by Dunnet’s multiple comparison)              #; p<0.05, ####; p<0.0001 vs combination
                                                                                                                                                              (Dunnet’s multiple comparison)
                                                                                         Control
                                                                                         レンビマ 10mg/kg
                                                                                         E7386 25mg/kg




                                                                                                                                                   血管数/mm2
                                                                                         併用療法




                                                                     相対腫瘍体積

                                       がん細胞株
                                                                                                    投与開始後日数

                                                                                レンビマとの併用で高い                                                                  レンビマの血管新生
                                                                                 抗腫瘍効果を発揮する                                                                    阻害作用を増強する
                      フェーズⅠ試験が進行中
                       2017年7月フェーズⅠ開始(グローバル): 進行性腫瘍
                       2019年3月フェーズⅠ開始(日本): 大腸がんを含む固形がん*3

                                     レンビマ抵抗性の腫瘍血管が生じた患者様に対して
                                         新たな治療選択肢を提供する可能性
    37                *1 PRISM BioLabとの共同開発品 *2 AACR Annual Meeting 2017 抄録番号5176 *3 AMED GAPFREEのリソースをトランスレーショナル研究に活用
     エリブリンプラットフォーム




38
                   ハラヴェンのヒューマンバイオロジーを活かした
                     次世代がん微小環境改善剤の創出
                                                                                             腫瘍への直接作用
                                                                                                   • 微小管に結合し伸長を阻害
                                                                                                   • 細胞分裂を止め腫瘍細胞死を誘導

                                                                                                           エリブリン

                                                                                                      がん微小環境改善作用
     Halichondria okadai
       クロイソカイメン
                           ハラヴェン(エリブリンメシル酸塩)

            効能・効果                                                   血管リモデリング                    がん微小環境下における
                                                                  血流の正常化による                    間葉系から上皮系への転換
             手術不能又は再発乳がん                                         腫瘍内低酸素領域の減少                           エリブリン
             悪性軟部腫瘍                                                  エリブリン                              投与
                                                                      投与

                                                                  低酸素                低酸素
                              E7389-LF                                                       間葉系細胞             上皮系細胞
                           エリブリンリポソーム製剤                                                    (Mesenchymal)       (Epithelial)
                                                              腫瘍組織の断面図
                                                                                血管            転移能の亢進
                                                                                                               細胞・細胞間接着
                                                                      腫瘍内の大きな血管             ストレス抵抗性の獲得
                                                                                                               細胞・基質間接着
                                                                                           薬剤耐性・免疫抑制の誘導
                                                                      腫瘍内の小さな血管




                海外フェーズⅠ試験終了(乳がんなど)                                                                     MORAb-202
                                                                               E7130*2
                  国内フェーズⅠ試験進行中                                                                  ファルレツズマブ-エリブリン
                                                                  次世代がん微小環境改善薬
                                                                                                 抗体薬物複合体(ADC)
                複数の患者様で腫瘍縮小効果を確認*
39      *1 Evans T. R. J. et al. Br J Cancer 2019:379-386. *2 ハーバード大学との共同創出品
                        E7130
                            *

        (次世代がん微小環境改善薬)




40   * ハーバード大学との共同創出品
         E7130 次世代がん微小環境改善薬
       エーザイの有機合成力によるハラヴェンを超える
         新規ハリコンドリン全合成由来の化合物
 四半世紀を越える天然物創薬の結晶
 • ハリコンドリン全合成由来の化合物
 • 分子量1000を超える中分子薬         ハリコンドリンB

 • ハーバード大学との共同研究による精密有機合成の粋を尽くした大量合成経路を確立
E7130: 次世代ハラヴェンの合成経路       • 31の不斉炭素を厳密に制御
                           • 純度99.7%以上の原薬を安定供給




                           E7130: 次世代ハラヴェン




41
                           E7130 次世代がん微小環境改善薬
                       単なる化学療法薬にはないがん微小環境改善作用
                             E7130のユニークながん微小環境改善作用
                                                                   *
                        血管リモデリング効果        TGF-β の発現抑制: 免疫活性化効果の可能性

                                                                        FaDuマウスモデルにおける
                               微小血管密度
                                                            3500
                                                                            TGF-βの低下
                                上昇により                       3000

                              低酸素状態を解除




                                          血漿中TGF-β(pg/mL)
                                                            2500
                                                                                         *免疫不活性化に重要な役割を
                                                                                         果たすシグナルを活性化する因子
                                                            2000
                                                                                                     *
                       がん間質線維芽細胞の抑制                                                        *                  *
                                                            1500
     活性化がん間質線維芽細胞比




                                                            1000
                              がん細胞の悪性化と
                                 関連する                       500


                               がん間質細胞の                        0
                               活性化を抑制                                  Control    22.5
                                                                                 μg/kg
                                                                                         45 μg/kg 90 μg/kg    180
                                                                                                             μg/kg




                         低酸素状態の解除、がん間質細胞に対する抑制作用および
                           TGF-βの発現抑制による免疫活性化効果の可能性
                     ユニークながん微小環境改善作用による画期的な抗がん剤として開発を推進
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