田辺三菱製薬株式会社
ESGに関する意見交換会
2019年9月27日
アジェンダ
1 価値創造プロセスとマテリアリティ 代表取締役社長
三津家 正之
2 ESGに関する取り組み
G : コーポレート・ガバナンス
S : ダイバーシティ&インクルージョン/健康経営/企業市民活動
代表取締役 専務執行役員
E:環境への取り組み
子林 孝司
3 意見交換・質疑応答 〈ファシリテーター〉
有限責任監査法人トーマツ 秋山 造
ESG・統合報告アドバイザリー
シニアマネジャー 公認会計士
2
1 価値創造プロセスとマテリアリティ
代表取締役社長 三津家 正之
3
1.価値創造プロセスとマテリアリティ
企業理念と中期経営計画16-20
企業理念
医薬品の創製を通じて、
世界の人々の健康に貢献します
4
1.価値創造プロセスとマテリアリティ
企業理念と中期経営計画16-20
中期経営計画16-20
未来を切り拓く 挑戦1 パイプライン価値最大化 挑戦3 米国事業展開
「4つの挑戦」 挑戦2 育薬・営業強化 挑戦4 業務生産性改革
重点領域 免疫炎症 中枢神経 糖尿病・腎 ワクチン
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1.価値創造プロセスとマテリアリティ
企業理念と中期経営計画16-20
社会への価値提供
健康寿命の延伸
治療 予防
患者さんやご家族のQOL向上 病気の重症化、感染症の発症を防ぐ
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1.価値創造プロセスとマテリアリティ
健康寿命の延伸
治療 患者さんやご家族のQOL向上
• 世界初の抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤
レミケード • 関節破壊・激しい痛みを抑制し、
(関節リウマチ他)
リウマチ患者さんのQOL向上に貢献
免疫炎症
• 臨床開発中
MT-5547 〈アンメット・メディカル・ニーズ〉
(変形性関節症)
• 既存治療よりも鎮痛効果が高く、副作用が少ない治療法
ラジカヴァ/ • 自社創製のフリーラジカル消去剤
ラジカット • 米国で約20年ぶりのALS治療薬であり、
(ALS) 病態の進行を抑制する
中枢神経
• 臨床開発中
ND0612 • 医薬品とデバイスを融合
(パーキンソン病) 〈アンメット・メディカル・ニーズ〉
• 標準治療薬でコントロールできない不随意運動等の改善
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1.価値創造プロセスとマテリアリティ
健康寿命の延伸
予防 病気の重症化、感染症の発症を防ぐ
カナグル/ • 自社創製のSGLT2阻害剤
インヴォカナ • 糖尿病性腎症を有する患者さんに対し、腎および心
(2型糖尿病) 血管イベント抑制のグローバルエビデンスが発表された
糖尿病・腎 • 日本:申請中
• 1日1回の経口投与による良好な貧血改善効果と
MT-6548 安全性が確認された
(腎性貧血)
〈アンメット・メディカル・ニーズ〉
• 従来の注射剤とは異なる新たな治療選択肢
季節性インフルエンザ • BIKEN財団※1が開発・製造したワクチンの販売を実施
風疹・麻疹 • 国民の生命と安全を守るために予防接種・ワクチンは
水痘 など 必須の保健サービス
ワクチン
• 臨床開発中
MT-2271 • 植物由来VLP技術を使用
(季節性インフルエンザ) 〈アンメット・メディカル・ニーズ〉
• 安全面や製造期間において優れたワクチン
※1 一般財団法人 阪大微生物病研究会 8
1.価値創造プロセスとマテリアリティ
マテリアリティの特定プロセス
事業を通じて社会に価値を提供し、持続可能な社会の実現に寄与する考えを
明確化した上で、当社が取り組むべき重要課題を「マテリアリティ」として特定しています
特定プロセス
ス
考慮すべき社会課題の抽出 テ
ー マテリアリティ
ク
ホ
社会課題の優先順位づけ ル
ダ
ー
の
妥当性確認と 重
マテリアリティの特定 要
度
7つのマテリアリティ 当社グループの重要度
9
1.価値創造プロセスとマテリアリティ
7つのマテリアリティ
7つのマテリアリティ SDGs
① 新たな価値を持つ医薬品・医療サービスの創製
② 製品の品質保証と安定供給
③ 製品の適正使用の推進
④ 倫理的で公正・誠実な事業活動
⑤ ステークホルダーとの対話と
信頼される情報開示
⑥ 従業員の健康と多様性の尊重
⑦ 人々の健康に関連する
社会貢献活動
健康寿命の延伸
(治療、予防)
マテリアリティ
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1.価値創造プロセスとマテリアリティ
マテリアリティとモニタリング指標
2018年 関連する
マテリアリティ 主なモニタリング指標
実績 SDGs
承認数(過去5年) 23件
① 新たな価値を持つ
当社が提供する
医薬品・医療サービス
オーファンドラッグの使用患者数 10万人
の創製
ワクチン出荷数 1,700万本
グループ製造所における
② 製品の品質保証と
安定供給 自責クレーム発生率 1ppm
品質の問い合わせに対する顧客満足度 92.4%
③ 製品の
臨床研究に関する外部発表数 56件
(論文・学会等)
適正使用の推進
MRによる安全管理情報収集件数 7,419件
コンプライアンス研修受講率 97.7%
④ 倫理的で
コンプライアンスに関する従業員の意識 4.34点
公正・誠実な事業活動
(5点満点)
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1.価値創造プロセスとマテリアリティ
マテリアリティとモニタリング指標
2018年 関連する
マテリアリティ 主なモニタリング指標
実績 SDGs
⑤ ステークホルダーとの 投資家向け説明会・面談実施数 198回
対話と信頼される 従業員の経営層に対する理解度 3.68点
情報開示 (5点満点)
有給休暇取得率 68%
⑥ 従業員の健康と多様性 喫煙率 19.8%
の尊重 女性管理職比率 20.2%
従業員国籍数 29カ国
健康支援サイト訪問者数 729万人
⑦ 人々の健康に関連する
手のひらパートナープログラム助成団体数 91団体
社会貢献活動
(2013年度助成開始以降累計)
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1.価値創造プロセスとマテリアリティ
価値創造モデル
社会への価値提供
事業・戦略
マテリアリティ
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2 ESGに関する取り組み
G : コーポレート・ガバナンス
S : ダイバーシティ&インクルージョン/健康経営/企業市民活動
E:環境への取り組み
代表取締役 専務執行役員 子林 孝司
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2.ESGに関する取り組み
G:コーポレート・ガバナンス体制
株主総会
選任/解任 選任/解任 報告 選任/解任
連携 会計監査
監査役会 監査 答申
取締役会 会計監査人
監査役 諮問
監査 監督 指名委員会(任意) 会計監査
連携 決定 連携
報酬委員会(任意)
コンプライアンス推進委員会 社長執行役員
チーフ・コンプライアンス・オフィサー
経営執行会議
各種委員会
担当執行役員・本部長 リスクマネジメント委員会等
内部監査部門 監査
各業務部門、子会社
「監査役会設置会社」を採用
• 製薬会社として、経営判断、監査における薬事・薬業に係る
深い知識と経験の必要性への対応
• 独立社外取締役による経営の意思決定・監督機能における透明性、客観性の確保
• 高い専門性と経験を有する独立社外監査役による客観的な立場からの適切な監査
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2.ESGに関する取り組み
G:社外役員の構成
独立社外取締役
いわね しげき かみじょう つとむ むらお かずとし
社外 岩根 茂樹 上條 努 村尾 和俊
社内 3名 関西電力㈱ サッポロホールディングス㈱ 西日本電信電話㈱
代表取締役 取締役会長
6名 相談役
取締役社長
専門性 企業経営 企業経営 企業経営
独立社外監査役
ふくだ ただし えのき ひろし まる みつえ
福田 正 榎 宏 丸 光惠
社内
社外 弁護士 公認会計士
2名 甲南女子大学
3名 弁護士法人 榎宏公認会計士
看護リハビリテーション学部
第一法律事務所 事務所 代表
国際看護開発学 教授
代表社員
専門性 法律 会計 医療
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2.ESGに関する取り組み
G:任意の諮問委員会(指名・報酬)
独立社外取締役を委員長とし、過半数を独立社外取締役で構成する任意の
「指名委員会」および「報酬委員会」を設置、運営しています
委員構成 独立社外取締役 社内取締役
岩根 茂樹 上條 努 村尾 和俊 三津家 正之
指名委員会 委員長 〇 〇 〇
報酬委員会 〇 委員長 〇 〇
活動内容:透明性・客観性ある審議を行った上、取締役会へ答申を行う
指名委員会 報酬委員会
l 2018年度の開催回数:4回 l 2018年度の開催回数:4回
l 主な審議内容 l 主な審議内容
• 候補者の選定について • 2017年度個人別業績評価について
(執行役員、取締役、監査役) (取締役・執行役員報酬額)
• 2018年度個人別目標の設定について
• 業績報酬制度の見直しについて
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2.ESGに関する取り組み
G:取締役・執行役員報酬(非常勤取締役を除く)
当社グループの中長期的な業績に連動させるとともに、当社の株価上昇によるメリット
のみならず、株価下落によるリスクを株主の皆様と共有することで、取締役に対する当
社グループの持続的成長と中長期的な企業価値向上へのインセンティブとしています
報 酬 基本報酬(70%) 役位別の定額制
当該年度の会社業績、個人業績評価に基づき、
業績報酬(20%) 役位に応じて、0∼200%の範囲で支給
株式報酬(10%) 中期経営計画期間に対応する
対象期間
事業年度(5事業年度)
業績目標値の達成度に応じて
業績達成条件
0∼200%の範囲で支給
業績指標 連結売上収益、純利益
交付の時期 退任時
方式 信託方式
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2.ESGに関する取り組み
G:取締役会の実効性評価
取締役会の実効性を高め企業価値を向上させることを目的として、
年1回評価を実施し、実効性の向上を図っています
評価の方法(自己評価)
全取締役・監査役 社外取締役 取締役会で 抽出した課題
へのアンケート実施 への意見聴取 議論し評価・公表 への対応
評価 1.機関設計 2.取締役会の構成、運営、審議内容 3.社外役員への情報提供
項目 4.指名・報酬委員会の体制 5.役員研修内容 6.前年度評価に対する対応
2018年度評価結果 概要
l 監査役会設置会社として、実効性は良好に確保されている
l 取締役会で挙げられた改善が期待される点
• モニタリングの充実(中期経営計画の進捗、リスク・コンプライアンスなど)
• 取締役会外での議論の場の設定
• 社外取締役、監査役間のコミュニケーションの充実
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2.ESGに関する取り組み
G:親会社との関係
株式会社三菱ケミカルホールディングス(当社株式56.34%を保有、以下「MCHC」 )
との関係において、少数株主の利益が毀損されることはありません
三菱ケミカルホールディングスグループ
当社のMCHCグループでの位置づけ 経営の自主性
当社は、同社グループ内でヘルスケア事業の 当社は、上場会社として独立した判断基準
中心的な役割を果たしています に基づいて経営を行っています
同社グループの事業会社4社間のシナジーを また、経営上の諸決定事項について、MCHC
最大限に活用し、価値創造につなげています の事前承認を要する事項はありません
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2.ESGに関する取り組み
G:リスクマネジメント・コンプライアンス
リスクマネジメント
「リスクマネジメント規則」を制定。海外子会社を含めたグループ全体の事業活動におけるリスク
の発生を防止し、リスクが発生した場合にはその損失を最小限にとどめるための体制を構築して
います
コンプライアンス
チーフ・コンプライアンス・オフィサーを委員長とするコンプライアンス
推進委員会を中心にコンプライアンス推進体制を構築しています
おおたき めぐみ
年に1度「企業行動憲章確認の日」を設定し、すべての従業員が事業 大瀧 芽久美
活動の原点である企業行動憲章に立ち返る日と位置付けています 執行役員
チーフ・コンプライアンス・オフィサー
企業行動憲章
私たちは、一人ひとりが高い倫理観を持ち、公正かつ誠実であることをすべてに優先し、
つぎのとおり行動します 使命感と誇り 挑戦と革新 信頼と協奏 社会との共生
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2.ESGに関する取り組み
S:ダイバーシティ&インクルージョン
当社は、経営戦略における重要課題として、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に
取り組んでおり、種々の認定および外部表彰を受賞しています
両立支援(仕事と育児) 男性の育児参画
くるみん認定 イクメン企業アワード2018
2007年から連続して取得しています。 両立支援部門で特別奨励
2019年度は、子育てサポート企業とし 賞を受賞しました
て高い水準の取り組みを行っている (2018.9)
企業と認められ、
「プラチナくるみん認定」を取得しました
(2019.7)
女性活躍
えるぼし認定
女性活躍推進に関する取り組
み状況が優良な企業が認定さ
れるもの。当社は最高位の3段
階目に認定されています 営業車にチャイルドシートを設置可能
(2016.4∼)
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2.ESGに関する取り組み
S:健康経営
従業員の健康増進を通じ、労働生産性の向上、企業価値の向上につなげる
健康経営に取り組んでおり、3か年卒煙プログラムは重点施策の一つです
3か年卒煙プログラム:3年間で段階的に禁煙するプログラム
2017年度 2018年度 2019年度 主な取り組み
喫煙率目標 20% 18% l 就業時間中禁煙の就業規則明文化
喫煙率 20.5% 19.8%
喫煙率5% l 社内の喫煙室をすべて撤去
を目標 l 禁煙を望む喫煙者への支援
禁煙DAY 金曜日 全営業日 l 管理職以上の禁煙の率先垂範
Before After
2019年度より、
社内の喫煙室はすべて閉鎖
東京本社では喫煙所を改修し、
憩いのスペースとして再利用
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2.ESGに関する取り組み
S:企業市民活動
患者さんとご家族の支援 医療アクセス向上
「田辺三菱製薬 グローバルヘルス技術振興基金
手のひらパートナープログラム」 (GHIT Fund)
2015年よりプログラムに参画。開発途上国に蔓
2012年に難病患者団体支援助成 延する感染症の撲滅のための共同研究と資金
として創設 提供。抗マラリア薬の候補となるリード化合物2
種類を取得し、共同研究を開始
病気に苦しむ難病患者さんのQOL向上や 途上国ワクチン支援プログラムへの参加
ご家族の支援を行うための活動 従業員参加による途上国の子どもたちへの
ワクチン支援プログラム
助成団体数 国内91団体(累計) 2018年度 支援ワクチン14,500人分
当社オリジナルポスター
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2.ESGに関する取り組み
S:疾患啓発 健康支援サイト
「健康支援サイト」 2018年度、729万人が国内外のWebサイトを訪問
https://di.mt-pharma.co.jp/health-support/
・ Webサイトを通じ、様々な疾患に関する疾患啓発活動を実施
・ 各サイトでは、病気の症状や診断、治療などについて、患者さんやご家族の方々に
わかりやすく掲載
国
内
の
「
健
康
支
援
サ
イ
ト
﹂
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2.ESGに関する取り組み
E:環境への取り組み CO2排出量の削減
環境目標
環境活動において、「省エネルギー・地球温暖化防止」、「廃棄物の削減・水資源の有
効利用」、「化学物質の排出削減」、「生物多様性の保全」の4つの重点課題を設定
120
省エネルギー・地球温暖化防止 100 (%)
100
90
CO2排出量の削減 83
76
86 71 80
2020年目標 160
(千t-CO2) 68
76
国内:40%削減 140 134
9 121 70
60
グローバル:35%削減
120 111 64
13 102 60
100 16 96
14 91
(基準年2010年度比) 80
16 16 40
60 125
108
95 88
40 80
2018年度実績 75
20
20
国内:40%削減 0
2010 2014 2015 2016 2017 2018 (年度)
グローバル:32%削減
0
(基準年)
国内 海外 基準年比 国内
国内基準年比 グローバル基準年比
グローバル
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2.ESGに関する取り組み
E:環境への取り組み 水資源の有効利用
廃棄物の削減・水資源の有効利用
水リスクの評価
気候変動による影響とみられる渇水や洪水、水質汚濁、世界的な水使用量の増加など、企業
活動における水資源への対応は重要な課題と認識しています
2018年度より、国内外の生産・研究拠点を対象に、
地域の水リスク(量的リスク)に関して調査し、水資源に関する取り組みにつなげています
カナダ ■1-2
韓国 ■2-3
中国 ■3-4
日本 ■1-2、■2-3 アメリカ ■1-2、■2-3
台湾 ■1-2
〈2018年度 結果〉
■0-1: Low risk
インドネシア ■2-3 ■1-2: Low to mid risk
■2-3: Mid to high risk
■3-4: High risk
■4-5: Extremely high risk
*世界資源研究所の水リスク地図(AQUEDUCT)より 27
28
注意事項
本資料に記載した一切の記述内容は、現時点での入手可能な情報に基づき、
一部主観的前提をおいて合理的に判断したものであり、
将来の結果はさまざまな要素により大きく異なる可能性がございますので、
ご了承ください。
医薬品(開発品を含む)に関する情報が含まれていますが、それらは
宣伝・広告や医学的なアドバイスを目的とするものではありません。
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