4506 大日住薬 2019-01-31 15:30:00
2019年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2019年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年1月31日
上 場 会 社 名 大日本住友製薬株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4506 URL https://www.ds-pharma.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)野村 博
執行役員 エグゼクティブ
問合せ先責任者 (役職名) コミュニケーションオフィサー (氏名)樋口 敦子 (TEL)03-5159-3300
四半期報告書提出予定日 2019年2月1日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有( 機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満四捨五入)
1.2019年3月期第3四半期の連結業績(2018年4月1日~2018年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に 四半期包括利益
売上収益 コア営業利益 営業利益 四半期利益 帰属する四半期利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期第3四半期 346,871 △2.3 55,863 △28.4 46,831 △33.9 39,969 △8.9 39,969 △8.9 56,061 0.3
2018年3月期第3四半期 355,155 - 78,008 - 70,901 - 43,892 - 43,892 - 55,874 -
(参考) 税引前四半期利益 2019年3月期第3四半期 53,162 百万円 2018年3月期第3四半期 73,768 百万円
※コア営業利益は、営業利益から当社が定めた非経常的な原因による損益(調整項目)を除いて算出しております。
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2019年3月期第3四半期 100.60 -
2018年3月期第3四半期 110.48 -
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期第3四半期 830,065 498,003 498,003 60.0 1,253.48
2018年3月期 809,684 452,723 452,723 55.9 1,139.50
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年3月期 - 9.00 - 19.00 28.00
2019年3月期 - 9.00 -
2019年3月期(予想) 11.00 20.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2019年3月期の連結業績予想(2018年4月1日~2019年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上収益 コア営業利益 営業利益 当期利益 帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 467,000 0.0 77,000 △15.0 53,000 △39.9 35,000 △34.5 35,000 △34.5 88.10
(参考) 税引前利益 通 期 55,000 百万円
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
(注)詳細は、添付資料P.12「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事
項(重要な会計方針)」をご覧ください。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期第3四半期 397,900,154 株 2018年3月期 397,900,154 株
② 期末自己株式数 2019年3月期第3四半期 603,601 株 2018年3月期 601,983 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年3月期第3四半期 397,297,342 株 2018年3月期第3四半期 397,299,259 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・当社グループは、前連結会計年度末(2017年度)より連結財務諸表の作成において国際会計基準(以下「IFRS」)を適用
しております。なお、前第3四半期連結累計期間の財務数値につきましても、IFRSに従って表示しております。
・本資料には、当社グループに関する業績その他の予想、見通し、目標、計画その他の将来に関する事項が含まれています。
これらの事項は、発表日現在において入手可能な情報による当社の仮定、見積り、見通しその他の判断に基づくものであ
り、既知または未知のリスクおよび不確実性が内在しております。したがって、その後のさまざまな要因により、予想・
計画などが記載どおりに実現しない可能性や、実際の業績、開発の成否・進捗その他の見通しなどが記載内容と大きく異
なる結果となる可能性があります。業績予想の前提条件などにつきましては、添付資料P.4「1.当四半期決算に関する定
性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
・四半期決算短信の開示とあわせて、四半期決算補足資料および四半期決算カンファレンスコール説明資料を開示しており
ます。
・当社は、2019年1月31日(木)に機関投資家・アナリスト向けに、第3四半期決算カンファレンスコールを開催する予定
です。このカンファレンスコールの音声については、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
大日本住友製薬株式会社(4506) 2019年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 4
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………… 5
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ……………………………… 5
(2)要約四半期連結財政状態計算書 …………………………………………………………………… 7
(3)要約四半期連結持分変動計算書 …………………………………………………………………… 9
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………11
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………12
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大日本住友製薬株式会社(4506) 2019年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
当社グループは、前連結会計年度末より国際会計基準(以下「IFRS」)に準拠した連結財務諸表を開示しており、前
第3四半期連結累計期間の数値をIFRSに組み替えて比較分析を行っております。
なお、文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したもので
あります。
(1)経営成績に関する説明
(業績管理指標「コア営業利益」について)
業績管理指標 コア営業利益 について
当社グループでは、IFRSの適用にあたり、会社の経常的な収益性を示す利益指標として、「コア営業利益」を設定し、
これを当社独自の業績管理指標として採用しております。
「コア営業利益」は、営業利益から当社グループが定める非経常的な要因による損益(以下「非経常項目」)を除外
したものとなります。非経常項目として除かれる主なものは、減損損失、事業構造改善費用、企業買収に係る条件付対
価公正価値の変動額等です。
当第3四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、以下のとおりであります。
(単位:億円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
増減率
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日 増減
(%)
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
売上収益 3,552 3,469 △83 △2.3
コア営業利益 780 559 △221 △28.4
営業利益 709 468 △241 △33.9
税引前四半期利益 738 532 △206 △27.9
親会社の所有者に
439 400 △39 △8.9
帰属する四半期利益
■ 売上収益は3,469億円(前年同四半期比2.3%減)となりました。
売上収益は3,469億円 前年同四半期比2.3 となりました
当社グループの収益の柱である非定型抗精神病薬「ラツーダ」や抗てんかん剤「アプティオム」の増加等により
北米セグメントは増収となりました。一方、薬価改定や長期収載品の売上減少の影響により日本セグメントが減収
となったこと等から、連結合計では減収となりました。
■ コア営業利益は559億円(前年同四半期比28.4%減)となりました。
コア営業利益は559億円 前年同四半期比28.4 となりました
日本セグメントにおいて薬価改定の影響等により売上総利益が減少したことに加え、北米セグメントにおいて販
売費及び一般管理費が増加しました。また、前第3四半期連結累計期間には、販売権の譲渡に伴うその他の収益の
計上がありましたが、当第3四半期連結累計期間には、このような要因がないことから、コア営業利益は減益とな
りました。
■ 営業利益は468億円(前年同四半期比33.9%減)となりました。
営業利益は468億円 前年同四半期比33.9 となりました
コア営業利益の減益に加え、事業構造改善費用の増加等により、営業利益はさらに減益となりました。
■ 税引前四半期利益は532億円(前年同四半期比27.9%減)となりました。
税引前四半期利益は532 前年同四半期比27.9 となりました
受取利息の増加に加え、当第3四半期連結会計期間末は、為替換算レートが前連結会計年度末に比べ、米ドルに
対し円安に振れたことから当社が保有する外貨建て金融資産において為替差益が発生しました。これらの結果、金
融収益が増加しました。
■ 親会社の所有者に帰属する四半期利益は400億円(前年同四半期比8.9%減)となりました。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は400億
る四半期利益は400億円 前年同四半期比8.9 となりました
親会社の所有者に帰属する四半期利益の売上収益に対する比率は11.5%となりました。
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大日本住友製薬株式会社(4506) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント業績指標「コアセグメント利益」について)
セグメント業績指標 コアセグメント利益 について
当社グループでは、IFRSの適用にあたり、セグメント別の業績では、各セグメントの経常的な収益性を示す利益指標
として、「コアセグメント利益」を設定し、当社独自のセグメント業績指標として採用しております。
「コアセグメント利益」は、「コア営業利益」から、グローバルに管理しているため各セグメントに配分できない研
究開発費、事業譲渡損益等を除外したセグメント別の利益となります。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
【日本】
■ 売上収益は1,006億円(前年同四半期比10.9%減)となりました。
売上収益は1,006億円 前年同四半期比10.9 となりました
2型糖尿病治療剤「トルリシティ」や「シュアポスト」等の売上は増加しましたが、薬価改定に加え、新たに後
発品が発売された高血圧症治療剤「アイミクス」をはじめ長期収載品の売上減少の影響が大きく、減収となりまし
た。
■ コアセグメント利益は232億円(前年同四半期比33.9%減)となりました。
コアセグメント利益は23 前年同四半期比33.9 となりました
薬価改定による売上総利益の減少等により、大幅な減益となりました。
【北米】
■ 売上収益は1,906億円(前年同四半期比4.5%増)となりました。
売上収益は1,906億円 前年同四半期比4.5 となりました
「ラツーダ」が堅調に推移したことに加え、「アプティオム」の売上が伸長したこと等から、増収となりまし
た。
■ コアセグメント利益は825億円(前年同四半期比3.9%減)となりました。
コアセグメント利益は82 前年同四半期比3.9 となりました
売上総利益は増加しましたが、販売費及び一般管理費の増加が大きく減益となりました。
【中国】
■ 売上収益は163億円(前年同四半期比5.8%増)となりました。
売上収益は163億円 前年同四半期比5.8 となりました
主力品であるカルバペネム系抗生物質製剤「メロペン」等の売上が増加したことにより増収となりました。
■ コアセグメント利益は67億円(前年同四半期比15.0%増)となりました。
コアセグメント利益は67 前年同四半期比15.0 となりました
売上総利益が増加したことにより、増益となりました。
【海外その他】
■ 売上収益は102億円(前年同四半期比3.8%減)となりました。
売上収益は102億円 前年同四半期比3.8 となりました
東南アジアにおける「メロペン」の販売は増加しましたが、その他の輸出が減少したこと等から、全体では微減
となりました。
■ コアセグメント利益は30億円(前年同四半期比3.2%増)となりました。
コアセグメント利益は30 前年同四半期比3.2 となりました
売上原価率の改善により、増益となりました。
上記報告セグメントのほか、当社グループは、食品素材・食品添加物および化学製品材料、動物用医薬品、診断薬等
の販売を行っており、これらの売上収益は291億円(前年同四半期比13.9%減)、コアセグメント利益は23億円(前年同
四半期比3.9%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
① 資産、負債及び資本の状況
資産については、非流動資産は、のれんや無形資産が為替換算等により増加したことに加え、その他の金融資産が増
加した結果、前連結会計年度末に比べ208億円増加しました。
流動資産は、棚卸資産や営業債権及びその他の債権が増加しましたが、現金及び現金同等物やその他の金融資産が減
少した結果、前連結会計年度末に比べ微減となりました。
これらの結果、資産合計は前連結会計年度末に比べ204億円増加し、8,301億円となりました。
負債については、引当金やその他の金融負債が増加しましたが、社債の償還等による有利子負債の減少に加え、営業
債務及びその他の債務や未払法人所得税が減少した結果、前連結会計年度末に比べ249億円減少し、3,321億円となりま
した。
資本については、主に利益剰余金とその他の資本の構成要素における在外営業活動体の換算差額等が増加した結果、
前連結会計年度末に比べ453億円増加し、4,980億円となりました。
なお、当第3四半期連結会計期間末の親会社所有者帰属持分比率は60.0%となりました。
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② キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、四半期利益の減少や営業債務及びその他の債務の減少等によるキャッシュの
減少要因に加え、法人所得税の支払額が増加したこと等により、前第3四半期連結累計期間に比べ356億円収入が減少
し、192億円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出は増加しましたが、無形資産や投資の取得に
よる支出が減少したこと等により、前第3四半期連結累計期間に比べ29億円支出が減少し、42億円の支出となりまし
た。
財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の償還や配当金の支払額の増加等により、前第3四半期連結累計期間に
比べ102億円支出が増加し、276億円の支出となりました。
上記のキャッシュ・フローに、現金及び現金同等物の為替換算による影響額を加えた結果、当第3四半期連結会計期
間末における現金及び現金同等物は1,396億円となり、前連結会計年度末に比べ82億円減少しました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
現時点におきましては、2018年5月11日に発表しました業績予想に変更はありません。
なお、当社の主力商品の一つである非定型抗精神薬ラツーダの用途特許等の侵害を理由として、当社の米国子会社と
共同で、米国食品医薬品局(FDA)に後発品申請を行った複数の後発品メーカー(全16社)に対し、2018年2月に米国ニ
ュージャージー州連邦地方裁判所に特許侵害訴訟(以下「本訴訟」)を提起し、本訴訟の追行と並行して、同裁判所の
関与の下、被告各社との間で和解等の協議を進めておりましたが、2018年12月3日付けをもって本訴訟の全ての被告と
の間で訴訟が終結しました。また、2018年8月から10月に追加で提起した3件の特許侵害訴訟(以下「追加訴訟」)に
ついては、2件が和解により終結しました(本書の日付現在、1件がまだ係属中)。本訴訟および追加訴訟の被告であ
った複数の後発品メーカーは、和解契約の条項に従い、2023年2月20日以降、「ラツーダ」の後発品を販売することが
できることになります。
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2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
【要約四半期連結損益計算書】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
売上収益 355,155 346,871
売上原価 88,426 85,181
売上総利益 266,729 261,690
販売費及び一般管理費 139,120 149,457
研究開発費 63,062 61,969
その他の収益 9,290 644
その他の費用 2,936 4,077
営業利益 70,901 46,831
金融収益 3,230 6,497
金融費用 363 166
税引前四半期利益 73,768 53,162
法人所得税 29,876 13,193
四半期利益 43,892 39,969
四半期利益の帰属
親会社の所有者持分 43,892 39,969
四半期利益 43,892 39,969
1株当たり四半期利益(円)
基本的1株当たり四半期利益 110.48 100.60
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【要約四半期連結包括利益計算書】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
四半期利益 43,892 39,969
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目:
その他の包括利益を通じて公正価値で
9,241 7,537
測定する金融資産の変動
純損益にその後に振り替えられる可能性の
ある項目:
在外営業活動体の換算差額 2,710 8,532
キャッシュ・フロー・ヘッジ 31 23
その他の包括利益合計 11,982 16,092
四半期包括利益合計 55,874 56,061
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者持分 55,874 56,061
四半期包括利益合計 55,874 56,061
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(2)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
資産
非流動資産
有形固定資産 58,204 59,868
のれん 95,097 99,367
無形資産 189,681 194,773
その他の金融資産 70,993 84,102
未収法人所得税 2,453 2,394
その他の非流動資産 3,067 3,216
繰延税金資産 41,608 38,188
非流動資産合計 461,103 481,908
流動資産
棚卸資産 60,169 64,987
営業債権及びその他の債権 112,982 121,479
その他の金融資産 22,066 16,308
未収法人所得税 419 520
その他の流動資産 5,170 5,304
現金及び現金同等物 147,775 139,559
流動資産合計 348,581 348,157
資産合計 809,684 830,065
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
負債及び資本
負債
非流動負債
社債及び借入金 30,940 28,720
その他の金融負債 88,427 94,491
退職給付に係る負債 20,700 20,752
その他の非流動負債 6,551 5,210
繰延税金負債 95 84
非流動負債合計 146,713 149,257
流動負債
社債及び借入金 16,460 2,960
営業債務及びその他の債務 58,708 52,013
その他の金融負債 6,278 9,169
未払法人所得税 14,368 3,592
引当金 84,433 90,157
その他の流動負債 30,001 24,914
流動負債合計 210,248 182,805
負債合計 356,961 332,062
資本
資本金 22,400 22,400
資本剰余金 15,860 15,860
自己株式 △669 △674
利益剰余金 396,037 425,230
その他の資本の構成要素 19,095 35,187
親会社の所有者に帰属する持分合計 452,723 498,003
資本合計 452,723 498,003
負債及び資本合計 809,684 830,065
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(3)要約四半期連結持分変動計算書
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包括利
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 確定給付負債
益を通じて公正
(資産)の純額
価値で測定する
の再測定
金融資産の変動
2017年4月1日残高 22,400 15,860 △667 357,769 18,797 -
四半期利益 - - - 43,892 - -
その他の包括利益 - - - - 9,241 -
四半期包括利益合計 - - - 43,892 9,241 -
自己株式の取得 - - △1 - - -
配当金 - - - △7,946 - -
その他の資本の構成要素
- - - 14 △14 -
から利益剰余金への振替
所有者との取引額合計 - - △1 △7,932 △14 -
2017年12月31日残高 22,400 15,860 △668 393,729 28,024 -
2018年4月1日残高 22,400 15,860 △669 396,037 31,735 -
会計方針の変更による
- - - 348 - -
累積的影響額
会計方針の変更を反映した
22,400 15,860 △669 396,385 31,735 -
2018年4月1日残高
四半期利益 - - - 39,969 - -
その他の包括利益 - - - - 7,537 -
四半期包括利益合計 - - - 39,969 7,537 -
自己株式の取得 - - △5 - - -
配当金 - - - △11,124 - -
所有者との取引額合計 - - △5 △11,124 - -
2018年12月31日残高 22,400 15,860 △674 425,230 39,272 -
- 9 -
大日本住友製薬株式会社(4506) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
資本合計
在外営業活動体 キャッシュ・ 合計
合計
の換算差額 フロー・ヘッジ
2017年4月1日残高 △1,871 △20 16,906 412,268 412,268
四半期利益 - - - 43,892 43,892
その他の包括利益 2,710 31 11,982 11,982 11,982
四半期包括利益合計 2,710 31 11,982 55,874 55,874
自己株式の取得 - - - △1 △1
配当金 - - - △7,946 △7,946
その他の資本の構成要素
- - △14 - -
から利益剰余金への振替
所有者との取引額合計 - - △14 △7,947 △7,947
2017年12月31日残高 839 11 28,874 460,195 460,195
2018年4月1日残高 △12,619 △21 19,095 452,723 452,723
会計方針の変更による
- - - 348 348
累積的影響額
会計方針の変更を反映した
△12,619 △21 19,095 453,071 453,071
2018年4月1日残高
四半期利益 - - - 39,969 39,969
その他の包括利益 8,532 23 16,092 16,092 16,092
四半期包括利益合計 8,532 23 16,092 56,061 56,061
自己株式の取得 - - - △5 △5
配当金 - - - △11,124 △11,124
所有者との取引額合計 - - - △11,129 △11,129
2018年12月31日残高 △4,087 2 35,187 498,003 498,003
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(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
四半期利益 43,892 39,969
減価償却費及び償却費 9,399 10,473
条件付対価公正価値の変動額 2,026 5,458
受取利息及び配当金 △2,009 △2,634
支払利息 311 142
法人所得税 29,876 13,193
営業債権及びその他の債権の増減額
△14,472 △6,352
(△は増加)
棚卸資産の増減額(△は増加) △520 △1,523
営業債務及びその他の債務の増減額
1,932 △7,531
(△は減少)
退職給付に係る負債の増減額
468 31
(△は減少)
引当金の増減額(△は減少) 10,527 1,972
その他 △13,020 △12,854
小計 68,410 40,344
利息の受取額 640 1,727
配当金の受取額 1,239 828
利息の支払額 △223 △119
法人所得税の支払額 △15,330 △23,629
営業活動によるキャッシュ・フロー 54,736 19,151
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △3,590 △7,745
有形固定資産の売却による収入 379 1,450
無形資産の取得による支出 △6,000 △2,763
投資の取得による支出 △6,205 △2,234
短期貸付金の純増減額(△は増加) 2,152 7,430
事業譲渡による収入 9,495 -
その他 △3,300 △352
投資活動によるキャッシュ・フロー △7,069 △4,214
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △34,500 △3,500
長期借入れによる収入 34,500 -
長期借入金の返済による支出 △8,700 △2,220
社債の償還による支出 - △10,000
ファイナンス・リース債務の返済による支出 △777 △774
配当金の支払額 △7,936 △11,114
その他 △1 △5
財務活動によるキャッシュ・フロー △17,414 △27,613
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 30,253 △12,676
現金及び現金同等物の期首残高 105,603 147,775
現金及び現金同等物に係る換算差額 919 4,460
現金及び現金同等物の四半期末残高 136,775 139,559
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(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(重要な会計方針)
本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除き、前連結会計年度の連結財務諸表にお
いて適用した会計方針と同一であります。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税は、見積年次実効税率を基に算定しております。
(IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の適用)
当社グループは、第1四半期連結会計期間よりIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」(2014年5月公表)
及び「IFRS第15号の明確化」(2016年4月公表)(合わせて以下「IFRS第15号」)を適用しております。IFRS第15
号の適用にあたっては、本基準の適用による累積的影響額を適用開始日に認識する方法を採用しております。
当社グループは、下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。
ステップ1:顧客との契約の識別
ステップ2:契約における履行義務の識別
ステップ3:取引価格の算定
ステップ4:履行義務への取引価格の配分
ステップ5:企業の履行義務の充足による収益の認識
当社グループは、医療用医薬品等の製商品の販売による収益(製商品の販売)並びに技術導出契約等の締結に伴
う契約一時金、マイルストン収入及びロイヤルティ収入による収益(知的財産権収入)を主な収益としており、そ
れぞれの収益認識基準は、以下のとおりであります。
(1) 製商品の販売
製商品の販売は、製商品を引渡した時点において顧客が当該製商品に対する支配を獲得することから、履行義
務が充足されると判断しており、当該製商品の引渡時点で収益を認識しております。また、収益は、顧客との契
約において約束された対価から、返品、値引き及び割戻し等を控除した収益に重大な戻入れが生じない可能性が
非常に高い範囲内の金額で算定しております。
(2) 知的財産権収入
契約一時金は、技術導出契約等を締結し、開発権及び販売権等を第三者に付与した時点で収益を認識しており
ます。
マイルストン収入は、契約上定められたマイルストンが達成された時点で収益を認識しております。
ロイヤルティ収入は、契約相手先の売上収益等を基礎に算定された技術導出契約等における対価であり、契約
相手先の売上収益等の発生と履行義務の充足のいずれか遅い時点で収益を認識しております。
なお、IFRS第15号の適用による当社グループの業績及び財政状態に及ぼす影響は軽微であります。
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(セグメント情報等)
当社グループでは、会社の経常的な収益性を示す利益指標として、「コア営業利益」を設定し、これを当社独自の
業績管理指標として採用しております。
「コア営業利益」は、営業利益から当社グループが定める非経常的な要因による損益(以下「非経常項目」)を除
外したものとなります。非経常項目として除かれる主なものは、減損損失、事業構造改善費用、企業買収に係る条件
付対価公正価値の変動額等です。
(1) 報告セグメント
当社グループは、主として医療用医薬品の製造、仕入及び販売を行っており、日本、北米、中国等マーケットご
とに医薬品事業の業績管理を行っているため、日本、北米、中国、海外その他の4つを報告セグメントとしており
ます。
なお、当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成要素のうち分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま
す。
(2) セグメント収益及び業績
当社グループの報告セグメントごとの売上収益及び利益又は損失は、以下のとおりであります。
なお、当社グループでは、各セグメントの経常的な収益性を示す利益指標として、「コアセグメント利益」を設
定し、当社独自のセグメント業績指標として採用しております。
「コアセグメント利益」は、「コア営業利益」から、グローバルに管理しているため各セグメントに配分できな
い研究開発費、事業譲渡損益等を除外したセグメント別の利益となります。
① 前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
医薬品事業 その他
合計
(注)
海外
日本 北米 中国 計
その他
外部顧客への売上収益 112,957 182,366 15,441 10,585 321,349 33,806 355,155
セグメント間の内部売上
55 - - - 55 57 112
収益
合計 113,012 182,366 15,441 10,585 321,404 33,863 355,267
セグメント利益
35,099 85,839 5,794 2,908 129,640 2,229 131,869
(コアセグメント利益)
(注)その他の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、食品素材・食品添加物及び化学製品材料、
動物用医薬品、診断薬等の事業を含んでおります。
② 当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
医薬品事業 その他
合計
(注)
海外
日本 北米 中国 計
その他
外部顧客への売上収益 100,646 190,612 16,331 10,180 317,769 29,102 346,871
セグメント間の内部売上
55 - - - 55 25 80
収益
合計 100,701 190,612 16,331 10,180 317,824 29,127 346,951
セグメント利益
23,188 82,502 6,661 3,002 115,353 2,316 117,669
(コアセグメント利益)
(注)その他の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、食品素材・食品添加物及び化学製品材料、
動物用医薬品、診断薬等の事業を含んでおります。
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(3) 報告セグメント合計額と要約四半期連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する
事項)
調整額に関する事項は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
売上収益 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
報告セグメント計 321,404 317,824
「その他」の区分の売上収益 33,863 29,127
セグメント間取引消去 △112 △80
要約四半期連結財務諸表の売上収益 355,155 346,871
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
利益 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
報告セグメント計 129,640 115,353
「その他」の区分の利益 2,229 2,316
セグメント間取引消去 20 22
研究開発費(注) △63,062 △61,969
事業譲渡益等 9,194 124
その他 △13 17
コア営業利益 78,008 55,863
条件付対価公正価値の変動額 △4,280 △5,458
その他の収益 109 503
その他の費用 △2,936 △4,077
要約四半期連結財務諸表の営業利益 70,901 46,831
(注)当社グループは、研究開発費をグローバルに管理しているため、セグメントに配分しておりません。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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