2020年度（2021年3⽉期）
第2四半期決算説明会
2020年10⽉29⽇
⼤⽇本住友製薬株式会社 代表取締役社⻑ 野村 博
将来予測に関する事項
• 本資料には、当社グループに関する業績その他の予想、⾒通し、⽬標、計画その他の将来に関する事項が含まれています。
これらの事項は、作成時点において⼊⼿可能な情報による当社の仮定、⾒積り、⾒通しその他の判断に基づくものであ
り、既知または未知のリスクおよび不確実性が内在しております。
• したがって、その後のさまざまな要因により、予想・計画・⽬標等が記載どおりに実現しない可能性や、実際の業績、
開発の成否・進捗その他の⾒通し等が記載内容と⼤きく異なる結果となる可能性があります。
• 医薬品（開発中のものを含む）に関する情報が含まれておりますが、その内容は宣伝広告、医学的アドバイスを⽬的とし
ているものではありません。
1
2020年度2Q決算概要
2
2020年度2Q決算概要
2020年度第2四半期 経営成績（コアベース）
⾦額単位︓億円
2019年度 2020年度 前年同期⽐ 2020年度
うち スミトバント社業績
2Q実績 2Q実績 増減額 ％ 7/30予想 ％
為替影響
2020年度2Q 億円
売 上 収 益 2,306 2,615 309 △26 13.4 4,950 52.8 売上収益 37
売 上 原 価 *1 561 707 146 2 26.0 1,400 50.5 販売費及び
150
売 上 総 利 益 1,745 1,908 163 △28 9.3 3,550 53.7 ⼀般管理費
販 売 費 及 び ⼀ 般 管 理 費 研究開発費
*1 888 936 48 △11 5.4 2,190 42.7 138
研 究 開 発 費 コア営業利益 △251
*1 410 492 82 △6 20.0 1,030 47.8
営業利益 △251
コ ア 営 業 利 益 448 480 32 △11 7.2 330 145.4
四半期利益 △249
条件付対価公正価 値の 変動 額（ △ : 損 ） 418 1 △417 △240
親会社の所有者に
そ の 他 の ⾮ 経 常 項 ⽬ （ △ : 損 ） *2 △197 △5 192 150 △180
帰属する四半期利益
営 業 利 益 668 475 △193 △28.9 240 198.1
税 引 前 四 半 期 ( 当 期 ) 利 益 641 437 △205 △31.9 230 189.8
法 ⼈ 所 得 税 338 133 △205 350
四 半 期 ( 当 期 ) 利 益 303 303 0 0.0 △120 -
親会社の所有者に帰属す る四 半期 (当 期) 利益 303 373 70 23.0 90 414.4
*1 ⾮経常項⽬（減損損失、条件付対価公正価値の変動額等）を除く 【為替レート】
*2 その他の収益・費⽤、減損損失等の⾮経常項⽬ 2019年度2Q実績︓ 1$ =108.6円 1元=15.7円
2020年度2Q実績︓ 1$ =106.9円 1元=15.3円
2020年度予想 ︓ 1$ =108.0円 1元=15.5円 3
2020年度2Q決算概要
主要製品売上収益（⽇本セグメント）
⾦額単位︓億円
2019年度 2020年度 前年同期⽐ 2020年度
2Q実績 2Q実績 増減額 ％ 7/30予想 ％
エクア・エクメット － 204 204 － 405 50.4 昨年11⽉から売上計上しているエク
ア・エクメットが増収に⼤きく寄与
トルリシティ * 145 168 23 15.9 366 45.9
トレリーフ 83 83 △0 △0.3 170 48.6
リプレガル 70 69 △1 △1.9 133 51.9
メトグルコ 49 47 △2 △4.5 88 53.4
アムビゾーム 21 18 △2 △10.2 40 46.1 ラツーダは本年6⽉発売以降、おお
ラツーダ － 9 9 － 22 39.8 むね計画通り
ロナセンテープ 1 6 5 470.6 25 22.2 ロナセンテープは10⽉から処⽅⽇数
プロモーション品 計 369 604 235 63.6 1,249 48.3 制限解除
アムロジン 40 33 △6 △16.1 61 54.7
シュアポスト 34 27 △8 △22.8 35 76.1
AG品 38 38 △0 △0.5 72 52.1
その他品⽬等 161 72 △89 △55.1 114 63.4
合計 642 773 132 20.5 1,531 50.5
（注） 上記の各品⽬別の売上収益は、仕切価ベースで記載（*トルリシティのみ薬価ベース）
4
2020年度2Q決算概要
主要製品売上収益（北⽶・中国セグメント）
2019年度 2020年度 前年 2019年度 2020年度 前年同期⽐ 2020年度
うち為 円ﾍﾞｰｽ
2Q実績 2Q実績 同期⽐ 2Q実績 2Q実績 増減額 ％ 7/30予想
替影響 %
百万
北⽶セグメント 百万ドル 億円 億円 北⽶は、好調な進捗であり、
ドル
COVID-19による収益への
ラツーダ 873 978 105 948 1,046 98 △16 10.3 1,740 1,879 55.7 影響は想定より⼩さい
ブロバナ 152 141 △10 165 151 △14 △2 △8.3 275 297 50.9
アプティオム 100 125 25 109 134 25 △2 23.0 216 233 57.3
ロンハラ マグネア 13 9 △3 14 10 △4 △0 △27.6 28 30 33.4
ゾペネックス 18 24 6 20 25 6 △0 29.1 43 46 54.8
キンモビ － 1 1 － 1 1 △0 － 10 11 11.6 キンモビは9⽉末に発売
サノビオン品⽬その他 35 38 3 38 41 3 △1 6.6 45 49 83.6
スミトバント － 34 34 － 37 37 △1 － 37 40 92.0
合計 1,191 1,351 160 1,293 1,445 152 △23 11.7 2,394 2,585 55.9
中国セグメント 百万元 億円 百万元 億円
メロペン 765 649 △116 120 99 △21 △3 △17.5 1,484 230 43.1
中国は、COVID-19の影響
その他 130 157 26 20 24 3 △1 17.0 355 55 43.5 から回復途上であり、進捗
合計 896 806 △90 140 123 △17 △3 △12.4 1,839 285 43.1 は低め
【為替レート】
2019年度2Q実績︓ 1$ =108.6円 1元=15.7円
2020年度2Q実績︓ 1$ =106.9円 1元=15.3円
2020年度予想 ︓ 1$ =108.0円 1元=15.5円 5
2020年度2Q決算概要
セグメント別 経営成績（コアベース）
⾦額単位︓億円
医薬品事業
その他 連結
⽇本 北⽶ 中国 海外その他 合計
売上収益（外部顧客向け） 773 1,445 123 93 2,435 180 2,615
２
売上原価 402 115 22 32 571 136 707
2 ０
売上総利益 372 1,330 101 62 1,864 44 1,908
Q ２
販売費及び⼀般管理費 238 622 38 13 911 25 936
実 ０
コアセグメント利益 133 708 63 49 953 19 972
績 年
研究開発費 488 4 492
度
コア営業利益 465 15 480 ⽇本︓
品⽬構成差により売
売上収益（外部顧客向け） 642 1,293 140 43 2,119 187 2,306
２ 上総利益は減少。費
売上原価 263 114 23 15 416 145 561 ⽤減によりコアセグ
2 ０
売上総利益 379 1,179 117 28 1,703 42 1,745 メント利益は横ばい
Q １
販売費及び⼀般管理費 246 559 42 16 862 26 888
実 ９
コアセグメント利益 133 621 75 12 842 16 857 北⽶︓
績 年
研究開発費 増収とサノビオン社
度 406 4 410
の費⽤減の影響が、
コア営業利益 436 11 448 スミトバント社の費
売上収益（外部顧客向け） 132 152 △17 50 316 △7 309 ⽤増を上回った
増 販売費及び⼀般管理費 △7 63 △3 △3 49 △1 48
減 コアセグメント利益 △0 88 △13 37 112 3 115 中国︓
額 研究開発費
1Qに引き続き減収の
82 △0 82
影響が⼤きく、減益
コア営業利益 29 4 32
6
2020年度業績予想
7
2020年度業績予想
2020年度 業績予想（コアベース）
⾦額単位︓億円
2Qの進捗、今後の⾒通しから通期予想を修正
2020年度 2020年度
増減額
7/30予想 修正予想
売 上 収 益 4,950 5,060 110 ・売上収益︓北⽶セグメント等で増額修正（＋110億円）
売 上 原 価 1,400 1,410 10
売 上 総 利 益 3,550 3,650 100
販 売 費 及 び ⼀ 般 管 理 費 2,190 2,150 △40 ・販管費︓COVID-19の影響により各セグメントで減額
研 究 開 発 費 修正（△40億円）
1,030 1,030 －
コ ア 営 業 利 益 330 470 140
条件付対価公正価値の変動額（△︓損） △240 △40 200 ・条件付対価公正価値の変動額︓ナパブカシンの開発
その他の⾮経常項⽬（△:損）
スケジュール⾒直しにより△200億円（費⽤の減）
150 150 －
営 業 利 益 240 580 340
法 ⼈ 所 得 税 350 360 10 ナパブカシン︓
当 期 利 益 △120 210 330 フェーズ3試験結果判明時期が遅れており、申請・上市
90 330 ⽬標時期を以下の通り⾒直した
親会社の所有者に帰属する当期利益 420
・⽶国上市⽬標︓2021年度→2022年度
R O E（％） 1.7 7.7 ・⽇本上市⽬標︓2022年度→2023年度
R O I C（％） △0.2 1.2
【為替レート】変更なし
2020年度予想︓ 1$ =108.0円 1元=15.5円 8
2020年度業績予想
北⽶ラツーダの上⽅修正について
（単位︓億円）
111
63 価格︓約3割
価格︓約8割 数量︓約7割
数量︓約2割
COVID-19により⾼ 第2四半期までの好
1,942 失業率が継続する想 1,879 調な進捗を踏まえて 1,990
定で下⽅修正 上⽅修正
payer mixの変化 失業率が7⽉時
による価格低下 点想定から改善、
無保険者の増加、 需要増
受診抑制による 90⽇⻑期処⽅や
新規処⽅の減少 薬局在庫の増加
に伴う数量減 に伴う売上増
期初予想 7⽉公表 今回修正
予想 予想
9
2020年度業績予想
セグメント別 業績予想（コアベース）
⾦額単位︓億円
医薬品事業
その他 連結
⽇本 北⽶ 中国 海外その他 合計
売上収益（外部顧客向け） 1,533 2,721 277 169 4,700 360 5,060
２
売上原価 791 239 54 51 1,135 275 1,410
修 ０
売上総利益 742 2,482 223 118 3,565 85 3,650 ⽇本セグメント
正 2
販売費及び⼀般管理費 520 1,461 85 29 2,095 55 2,150 • リプレガル（+4億円）の売上を上⽅
予 0 修正。販管費減少を⾒込むが売上原
コアセグメント利益 222 1,021 138 89 1,470 30 1,500
想 年 価の増加により、増収減益
研究開発費 1,020 10 1,030
度
コア営業利益 450 20 470
北⽶セグメント
売上収益（外部顧客向け） 1,531 2,585 285 169 4,570 380 4,950 • ラツーダ（+111億円）、アプティオ
7 ２
⽉
売上原価 779 225 53 50 1,107 293 1,400 ム（+13億円）の売上を上⽅修正。販
０
3 売上総利益 752 2,360 232 119 3,463 87 3,550 管費の減少を織り込み、増益修正
２
0 販売費及び⼀般管理費 525 1,482 94 32 2,133 57 2,190
⽇
０ 中国セグメント
コアセグメント利益 227 878 138 87 1,330 30 1,360
予 年 • COVID-19の影響の⻑期化でメロペン
研究開発費 1,020 10 1,030
想 度 の減収、販管費の減少を⾒込む
コア営業利益 310 20 330
売上収益（外部顧客向け） 2 136 △8 － 130 △20 110 その他セグメント
増 販売費及び⼀般管理費 • COVID-19の影響を受けて⾷品・化学
△5 △21 △9 △3 △38 △2 △40
製品関連の売上の下⽅修正
減 コアセグメント利益 △5 143 － 2 140 － 140
額 研究開発費 － － －
コア営業利益 140 － 140
10
主なトピックス（北⽶事業・⽇本事業）
11
主なトピックス（北⽶事業）
北⽶︓新薬の販売体制
マイオバント社 ユーロバント社
レルゴリクス（承認申請中） ビベグロン（承認申請中）
営業基盤を構築中、承認に向けsales repsを採⽤予定 営業基盤を構築中、承認に向けsales repsを採⽤予定
• 前⽴腺がん︓sales reps 約100名 • 過活動膀胱︓ sales reps 約160名
（泌尿器科医、腫瘍科医をカバー） （泌尿器科医、⻑期療養施設、
• ⼦宮筋腫︓ sales reps 約200名 処⽅が多いプライマリ・ケア医をカバー）
（産婦⼈科医をカバー）
サノビオン社
コ・プロモーション契約締結
マルチスペシャリティチーム 約80名
（⽶国全⼟のプライマリ・ケア医をカバー）
流通契約締結 （卸への製品物流等をサポート）
キンモビ（2020年9⽉発売）
パーキンソン病に伴うオフ症状の治療の中で優先的な地位の確⽴を⽬指す
• 2020年度はモーニングオフ症状に重点を置き、2021年度はすべてのオフ症状を対象にプロモーションする
• 販売体制︓対⾯とオンラインでのプロモーションを展開、既存sales reps 約80名
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主なトピックス（⽇本事業）
⽇本︓営業本部の取り組み状況
CNS営業部の新設（2020年10⽉）
営業本部⻑がCNS営業部⻑を兼ねる本部直轄のフラットな組織
情報共有および指⽰伝達の効率化を図り、統⼀した戦略を迅速に展開
ラツーダ、ロナセンテープの早期最⼤化を図る
⽀店⻑の管轄から精神神経領域が外れることで糖尿病領域への⽀店マネジメントを強化
イメグリミン上市に向け糖尿病領域の強化を図る
効率的かつ効果的な営業活動
環境変化︓ COVID-19により医療機関の訪問規制やアポイント制導⼊が加速し、対⾯での接点が減少
デジタル⾰新を推進して最適なテクノロジーを導⼊、ニーズに合わせた情報提供活動を推進
リモート専任MR（iMR）、バーチャルMR（vMR）
⾮対⾯でのオンデマンドの情報提供が可能
XR*を活⽤した新たなコミュニケーション基盤構築の試み（KDDIと連携）
3D映像を活かしたコミュニケーションの円滑化、バーチャル空間を活⽤した新たなコミュニケーションスペースの構築
リアルMR
従来の対⾯活動に加え、オンラインでの⾯談・説明会・講演会による情報提供、e-プロモーションと連動したアプローチ
など多様なコミュニケーション⼿段の活⽤
* XR（Extended Reality）︓仮想空間技術の総称
13
研究開発
14
研究開発
主な開発品⽬⼀覧（2020年10⽉28⽇現在）
︓精神神経領域 ︓がん領域 ︓再⽣・細胞医薬分野 ︓その他の領域 ︓フロンティア事業 * 2020年7⽉以降の変更部分は⾚字で⽰しています
地域 フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3 申請
SEP-363856 dubermatinib（TP-0903） SEP-4199 EPI-743 イメグリミン
（統合失調症） （固形がん） （双極Ⅰ型障害うつ） （リー脳症） （2型糖尿病）
EPI-589 DSP-7888 ナパブカシン
⽇本 （筋萎縮性側索硬化症） （固形がん） （結腸直腸がん）
DSP-1181 他家iPS細胞由来細胞医薬 SMC-01
（強迫性障害） （パーキンソン病） （2型糖尿病）
医師主導治験
DSP-6745 alvocidib EPI-589 SEP-363856 レルゴリクス
（パーキンソン病に伴う精神病症状） （MDS） （パーキンソン病／ALS） （統合失調症） （前⽴腺がん）
SEP-378608 dubermatinib（TP-0903） SEP-363856 ナパブカシン
（双極性障害） （固形がん） （パーキンソン病に伴う精神病症状） （結腸直腸がん） RVT-802
（⼩児先天性無胸腺症）
DSP-3905 DSP-0509 SEP-4199 レルゴリクス 審査結果通知を受領
（神経障害性疼痛） （固形がん） （双極Ⅰ型障害うつ） （⼦宮内膜症）
SEP-378614 TP-0184 alvocidib ビベグロン
ビベグロン
（治療抵抗性うつ） （固形がん／⾎液がん） （AML） （過活動膀胱）
⽶国 DSP-7888
（前⽴腺肥⼤症を伴う
レルゴリクス
SEP-380135 DSP-0337 過活動膀胱）
（アルツハイマー病に伴う⾏動障害） （固形がん） （固形がん） （⼦宮筋腫）
TP-1287 ビベグロン
（固形がん） （過敏性腸症候群関連疼痛）
TP-3654 rodatristat ethyl
（固形がん／⾎液がん） （肺動脈性肺⾼⾎圧症）
TP-1454 URO-902
（固形がん） （過活動膀胱）
レルゴリクス
欧州 （⼦宮筋腫）
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研究開発
再⽣・細胞医薬分野の新たな取り組み
S-RACMO株式会社の設⽴・業務開始
当社＋住友化学︓再⽣・細胞医薬分野におけるCDMO事業に関する合弁会社を設⽴、業務開始（2020年10⽉）
CDMO︓製法開発、製造などの受託（Contract Development and Manufacturing Organization）
当社の再⽣・細胞医薬製造施設「SMaRT」の⼀部、および新設する製造施設（2021年12⽉完成予定）を使⽤
CorneaGen社が国内承認取得を⽬指す⾓膜内⽪細胞（予定適応症︓⾓膜疾患）の製造・製法開発の受託について協議中
⼤⽇本住友製薬 住友化学
再⽣・細胞医薬事業で培った製法開発や製剤開発 iPS/ES細胞の基盤技術
のノウハウ 医薬品製造受託事業の運営ノウハウ
業界トップレベルの薬事対応経験
S-RACMO
将来的にグローバルで年間100億円超の売上⾼を⽬指す
出資⽐率51% CDMO市場規模︓2030年度までにグローバルで約1.2兆円＊ 出資⽐率49%
再⽣細胞医薬のCDMO市場でのシェア獲得と
CDMOに関わる技術・ノウハウの蓄積および⾼度化を⽬指す
＊︓デロイトトーマツコンサルティング合同会社調べ 16
研究開発
フロンティア事業の進捗状況
糖尿病管理指導⽤モバイルアプリケーション︓SMC-01
当社＋Save Medical︓共同開発契約を締結、⽇本で2型糖尿病のフェーズ3試験を開始（2020年5⽉）
医療機器として国内で2022年度上市⽬標
低疼痛⾃動採⾎・保存デバイス“OneDraw”
当社＋Drawbridge Health︓糖尿病などの診断・管理ソリューションに関する共同研究開発契約を締結（2020年10⽉）
2020年度中の⾮臨床試験完了と2021年度の治験開始、2022年度の国内申請を⽬指す
認知症・介護関連のデジタル機器
当社＋SOMPO＋Aikomi︓介護⽤途および医療⽤途における研究開発と事業化の連携に基本合意（2020年7⽉）
当社とAikomiは、⾏動・⼼理症状（BPSD）を緩和させる医療機器として開発を⽬指す
AikomiとSOMPOグループは、介護⽤デジタル機器として共同で2021年度の国内正式販売を⽬指す
社交不安障害を緩和するためのVRコンテンツ
サノビオン＋BehaVR︓VRの特徴を活かし、社交不安障害を対象に共同開発契約を締結（2020年6⽉）
⾮医療機器として⽶国で2022年度上市⽬標、将来は医療機器として製品化を⽬指す
17
参考資料
＜⽬次＞
P.19 2020年度2Q 経営成績（フルベース）
P.20 コア営業利益への調整項⽬
P.21 財政状態およびキャッシュ・フロー
P.22 ハイブリッドファイナンスの実施
P.23 2020年度業績予想 主要製品売上収益（⽇本セグメント）
P.24 2020年度業績予想 主要製品売上収益（北⽶・中国セグメント）
P.25 製品上市⽬標
P.26 2020年度の主なイベント／⽬標
P.27 再⽣・細胞医薬分野 事業化計画
18
参考資料（2020年度2Q決算）
2020年度2Q 経営成績（フルベース）
⾦額単位︓億円
2019年度 2020年度 前年同期⽐
2Q実績 2Q実績 増減額 ％
売 上 収 益 2,306 2,615 309 13.4
売 上 原 価 563 707 144 25.6
売 上 総 利 益 1,743 1,908 165 9.5
販 売 費 及 び ⼀ 般 管 理 費 470 942 471 100.2
研 究 開 発 費 602 492 △109 △18.2
そ の 他 の 収 益 ・ 費 ⽤ △3 1 4
営 業 利 益 668 475 △193 △28.9
⾦ 融 収 益 ・ 費 ⽤ △27 △39 △12
法 ⼈ 所 得 税 338 133 △205
四 半 期 利 益 303 303 0 0.0
親 会 社 の 所 有 者 に
帰 属 す る 四 半 期 利 益
303 373 70 23.0
19
参考資料（2020年度2Q決算）
コア営業利益への調整項⽬
2020年度2Q実績 ⾦額単位︓億円
IFRSフル IFRSコア
ベース
調整額 ベース
主な調整内容
売上収益 2,615 - 2,615
売上原価 707 - 707
売上総利益 1,908 - 1,908
・条件付対価公正価値の変動額 1
販売費及び⼀般管理費 942 △6 936 ・事業構造改善費⽤ △6
研究開発費 492 - 492
その他の収益・費⽤等 1 △1 △0 その他の収益・費⽤等のうち持分法による損益（＋︓益）
営業利益 475 4 480 コア営業利益
IFRSフルベース︓IFRSに基づいた各項⽬の財務値
IFRSコアベース︓コア営業利益を算定するための調整を
各収益・費⽤項⽬に加えた後の数値
20
参考資料（2020年度2Q決算）
財政状態およびキャッシュ・フロー
⾦額単位︓億円
Ｂ/Ｓ 2020年3月 2020年9月 増減額
資産 12,529 12,385 △144 為替換算(円⾼)による影響△262
のれん 1,690 1,643 △47
無形資産 4,218 4,081 △137
その他の⾦融資産(⾮流動) 2,009 1,890 △119
現預⾦・短期貸付⾦ 1,276 1,347 71
負債 6,208 6,025 △183
社債 - 1,189 1,189 ブリッジローン2,700億円のうち
借⼊⾦ 2,980 1,785 △1,195 1,200億円を劣後債発⾏により
営業債務及びその他の債務 借り換え
623 530 △92
未払法⼈所得税 226 134 △93
引当⾦ 846 938 91
資本 6,321 6,360 39
うち親会社に帰属する持分 5,295 5,435 140
（親会社所有者帰属持分⽐率） 42.3% 43.9%
Ｃ/Ｆ 2019年度2Q 2020年度2Q 増減額
営業CF 318 261 △57
投資CF 108 194 86
財務CF △112 △98 14
現⾦及び現⾦同等物残⾼ 1,647 1,347 △300
（運⽤資⾦残⾼） 1,863 1,347 △516 21
参考資料（ハイブリッドファイナンス）
ハイブリッドファイナンスの実施
公募ハイブリッド社債の発⾏
ハイブリッド社債
株式の希薄化は発⽣しない⼀⽅、利息の任意繰延、超⻑期の償還期限、清算⼿続・倒産⼿続における劣後性等、
資本に類似した性質および特徴を有するなど、資本と負債の中間的性質を持つハイブリッドファイナンスの⼀形態
⼤⽇本住友製薬株式会社 利払繰延条項･期限前償還条項付無担保
社債の名称
社債（劣後特約付）
発⾏総額 第1回債︓600億円、第2回債︓600億円
当初利率 第1回債︓年1.39％、第2回債︓年1.55％
払込期⽇ 2020年9⽉10⽇
償還期限 2050年9⽉9⽇（30年）
初回任意償還 第1回債︓2027年9⽉10⽇、第2回債︓2030年9⽉10⽇
取得格付 BBB＋ （株式会社格付投資情報センター）
資本性 クラス３、資本性50％ （株式会社格付投資情報センター）
Roivant社との戦略的提携契約に伴うブリッジローン2,700億円の返済の⼀部に充当
ブリッジローンの残額については、銀⾏借⼊等により借り換え実施
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参考資料（2020年度業績予想）
主要製品売上収益（⽇本セグメント）
⾦額単位︓億円
2020年度 2020年度
増減額
7/30予想 修正予想
エクア・エクメット 405 405 －
トルリシティ * 366 366 －
トレリーフ 170 170 －
リプレガル 133 137 4 リプレガルを上⽅修正
メトグルコ 88 88 －
ロナセンテープ 25 25 －
アムビゾーム 40 40 －
ラツーダ 22 22 －
プロモーション品 計 1,249 1,253 4
アムロジン 61 61 －
シュアポスト 35 35 －
AG品 72 72 －
その他差額 114 112 △2
合計 1,531 1,533 2 20年度薬価改定の影響︓約100億円
（19年4⽉薬価⽐、20年度販売計画ベース）
（注） 上記の各品⽬別の売上⾼は、仕切価ベースで記載（*トルリシティのみ薬価ベース）
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参考資料（2020年度業績予想）
主要製品売上収益（北⽶・中国セグメント）
2020年度 2020年度 2020年度 2020年度
増減額 増減額
7/30予想 修正予想 7/30予想 修正予想
北⽶セグメント 百万ドル 億円
ラツーダ 1,740 1,843 103 1,879 1,990 111 ラツーダ、アプティオムを上⽅修正
ブロバナ COVID-19による影響が想定を下回
275 275 － 297 297 －
る
アプティオム 216 228 12 233 246 13
ロンハラ マグネア 28 28 － 30 30 －
ゾペネックス 43 43 － 46 46 －
キンモビ 10 10 － 11 11 －
サノビオン品⽬その他 45 55 10 49 61 12
スミトバント 37 37 － 40 40 －
合計 2,394 2,519 125 2,585 2,721 136
中国セグメント 百万元 億円
メロペン 1,484 1,452 △32 230 225 △5 中国は、引き続きCOVID-19の影響
その他 を受け下⽅修正
355 335 △20 55 52 △3
合計 1,839 1,787 △52 285 277 △8
【為替レート】変更なし
2020年度予想︓ 1$ =108.0円 1元 =15.5円
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参考資料（研究開発）
製品上市⽬標（2020年10⽉28⽇現在）
* 2020年7⽉以降の変更部分は⾚字で⽰しています
SMC-01
（2型糖尿病）
キンモビ
（パーキンソン病に伴う ナパブカシン ナパブカシン
オフ症状） （結腸直腸がん） （結腸直腸がん）
2020年9⽉発売
ラツーダ 他家iPS細胞由来
RVT-802 SEP-363856
（統合失調症／ 細胞医薬
（⼩児先天性無胸腺症） （統合失調症）
双極性障害うつ） （パーキンソン病）*2
2020年6⽉発売
レルゴリクス 他家iPS細胞由来
レルゴリクス （⼦宮筋腫） 細胞医薬 alvocidib
dubermatinib
（前⽴腺がん） （TP-0903）
FDA審査終了⽬標⽇︓ （加齢⻩斑変性） （MDS） *1 *1
審査終了⽬標⽇︓2020年12⽉ （固形がん）
2021年6⽉ 上市⽬標⾒直し中 *2
ビベグロン
イメグリミン レルゴリクス TP-0184 TP-3654
（過活動膀胱） （固形がん） （⾎液がん）
（2型糖尿病） （⼦宮内膜症）
審査終了⽬標⽇︓2020年12⽉ *1 *1
2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
︓精神神経領域 ︓がん領域 ピーク時︓グローバル売上が500億円規模または *1 迅速承認制度活⽤を前提
それ以上を期待する品⽬（最初の上市に記載） （今後、FDAと協議予定）
︓再⽣・細胞医薬分野 ︓その他の領域
*2 連携先との合意ではない当社の⽬標
︓フロンティア事業
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参考資料（研究開発）
2020年度の主なイベント／⽬標（2020年10⽉28⽇現在）
完了したイベント／⽬標
アポモルヒネ︓⽶国でパーキンソン病に伴うオフ症状の承認取得
SEP-363856 ︓ 新たに開発（グローバル試験）を実施する適応症の決定
精神神経
⽇本、中国を含めたアジアで統合失調症のフェーズ2/3試験開始
SEP-4199 ︓双極Ⅰ型障害うつのフェーズ2試験の結果判明
ナパブカシン︓結腸直腸がんの国際共同フェーズ3試験の結果判明
がん
レルゴリクス︓⽶国で前⽴腺がんの申請
RVT-802︓⽶国で⼩児先天性無胸腺症の再申請
再⽣・
他家iPS細胞由来医薬品（加齢⻩斑変性）︓企業治験開始
細胞医薬
他家iPS細胞由来医薬品（パーキンソン病）︓医師主導治験の移植完了
薬剤耐性（AMR）、ユニバーサルインフルエンザワクチン、マラリアワクチン（伝搬阻⽌／⾚⾎球期）︓
感染症
研究開発プロジェクトの推進
ビベグロン ︓⽶国で過活動膀胱の承認取得
レルゴリクス︓ ⼦宮内膜症のフェーズ3試験の結果判明（SPIRIT1試験、SPIRIT2試験）
その他
⽶国で⼦宮筋腫の申請 欧州で⼦宮筋腫の承認取得
イメグリミン︓⽇本で2型糖尿病の申請
フロンティア 既存テーマの推進（メルティン社、Aikomi社、Drawbridge社、社内テーマ）、新規テーマの開拓
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参考資料（研究開発）
再⽣・細胞医薬分野 事業化計画 （2020年10⽉28⽇現在）
予定適応症等 連携先 予定地域 細胞種 実施状況
⼩児先天性無胸腺症
（RVT-802）
デューク⼤学 Global 培養胸腺組織 再申請に向けて準備中
他家 臨床研究実施中
ヘリオス 2020年度
加齢⻩斑変性
理化学研究所
Global iPS細胞由来 企業治験開始に向けて準備中
治験開始⽬標
網膜⾊素上⽪ （⽇本）
他家 医師主導治験実施中
京都⼤学iPS
パーキンソン病 iPS細胞由来 2022年度
細胞研究所 Global
ドパミン神経
（フェーズ1/2試験）
（先駆け審査指定制度対象） 上市⽬標 *
（CiRA） （⽇本）
前駆細胞
他家
iPS細胞由来
網膜⾊素変性 理化学研究所 Global
網膜シート
臨床研究実施中
（⽴体組織）
他家
慶應義塾⼤学
脊髄損傷
⼤阪医療センター
Global iPS細胞由来 臨床研究実施中
神経前駆細胞
⾃家／他家
東京慈恵会医科⼤学
⽇本 iPS細胞由来
腎不全 バイオス
北⽶ ネフロン前駆細胞
⾮臨床試験実施中
ポル・メド・テック
（⽴体臓器）
* 上市⽬標は連携先との合意ではない当社の⽬標 27