4503 アステラス薬 2019-10-31 12:00:00
2020年3月期 第2四半期 決算短信 [IFRS](連結) [pdf]
2020年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年10月31日
上 場 会 社 名 アステラス製薬株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4503 URL https://www.astellas.com/jp/
代 表 者(役職名) 代表取締役社長CEO (氏名)安川 健司
問 合 せ 先 責 任 者(役職名) 広報部長 (氏名)緒方 スティグ (TEL)03(3244)3201
四半期報告書提出予定日 2019年11月12日 配当支払開始予定日 2019年12月2日
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト・機関投資家・報道機関向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2020年3月期第2四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は対前年同四半期増減率)
税 引 前 親会社の所有者に帰 四 半 期 包 括
売 上 収 益 営 業 利 益 四 半 期 利 益
四 半 期 利 益 属する四半期利益 利 益 合 計 額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第2四半期 650,470 0.5 162,196 27.9 161,584 25.9 128,527 23.7 128,527 23.7 74,581 △50.4
2019年3月期第2四半期 647,096 1.1 126,842 32.0 128,298 26.7 103,867 26.5 103,867 26.5 150,222 △8.5
基 本 的 1 株 当 た り 希薄化後1株当たり
四 半 期 利 益 四 半 期 利 益
円 銭 円 銭
2020年3月期第2四半期 68.16 68.10
2019年3月期第2四半期 53.20 53.14
(2)連結財政状態
親 会 社 の 所 有 者 に 親 会 社 所 有 者
資 産 合 計 資 本 合 計
帰 属 す る 持 分 帰 属 持 分 比 率
百万円 百万円 百万円 %
2020年3月期第2四半期 1,979,816 1,296,135 1,296,135 65.5
2019年3月期 1,897,648 1,258,396 1,258,396 66.3
2.配当の状況
年 間 配 当 金
第 1 四 半 期 末 第 2 四 半 期 末 第 3 四 半 期 末 期 末 合 計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 19.00 - 19.00 38.00
2020年3月期 - 20.00
2020年3月期(予想) - 20.00 40.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売 上 収 益 営 業 利 益 税 引 前 利 益 当 期 利 益
帰属する当期利益 当 期 利 益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 1,256,000 △3.9 263,000 7.8 263,000 5.6 210,000 △5.5 210,000 △5.5 111.37
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
コアベースでの連結業績予想は次のとおりです。
(%表示は対前期増減率)
基 本 的 1 株 当 た り
売 上 収 益 コ ア 営 業 利 益 コ ア 当 期 利 益
コ ア 当 期 利 益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 1,256,000 △3.9 264,000 △5.2 214,000 △14.2 113.49
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
当社は、会社の経常的な収益性を示す指標としてコアベースの業績を開示しています。コアベースの業績の定義につきましては、添付資
料P.2に記載しています。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期第2四半期 1,888,823,175株 2019年3月期 1,979,823,175株
② 期末自己株式数 2020年3月期第2四半期 3,393,522株 2019年3月期 93,986,348株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期第2四半期 1,885,803,749株 2019年3月期第2四半期 1,952,409,113株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
上記の予想及び添付資料に含まれる将来に関する記述は、本資料発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確
実な要因に係る本資料発表日現在における仮定を前提としており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績
等は、今後様々な要因によって大きく異なる可能性があります。なお、業績予想に関する事項は、添付資料P.9をご覧ください。
(四半期決算補足資料及び四半期決算説明会内容の入手方法)
四半期決算短信の開示とあわせて四半期決算補足資料及び四半期決算説明会資料を開示しています。
また、2019年10月31日(木)に証券アナリスト・機関投資家・報道機関向けに決算説明会を開催する予定です。この決算説明会の音声に
ついては、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 7
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 9
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 11
(1)要約四半期連結純損益計算書 …………………………………………………………………………………… 11
(2)要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(3)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 13
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 15
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 17
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 18
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………… 18
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………………… 18
1
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
<連結業績(コアベース(注))>
当第2四半期(2019年4月1日から9月30日)の連結業績(コアベース)は下表の
通りです。売上収益、コア営業利益、コア四半期利益はいずれも増加しました。
[連結業績(コアベース)] (単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期 増減額
(2019 年3月期) (2020 年3月期) (増減率)
+3,374
売 上 収 益 647,096 650,470
(+0.5%)
△4,667
売 上 原 価 143,539 138,872
(△3.3%)
販 売 費 及 び △5,463
231,530 226,067
一 般 管 理 費 (△2.4%)
+5,409
研 究 開 発 費 99,566 104,974
(+5.4%)
△6,468
無 形 資 産 償 却 費 17,668 11,200
(△36.6%)
△803
持分法による投資損益 △602 △1,405
( - )
+13,761
コ ア 営 業 利 益 154,191 167,951
(+8.9%)
+11,113
コ ア 四 半 期 利 益 124,790 135,903
(+8.9%)
基本的1株当たり +8.15
63.92 72.07
コア四半期利益(円) (+12.8%)
(注)当社は、会社の経常的な収益性を示す指標としてコアベースの業績を開示しています。当該
コアベースの業績は、フルベースの業績から当社が定める非経常的な項目を調整項目として
除外したものです。調整項目には、減損損失、有形固定資産売却損益、リストラクチャリン
グ費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用等のほか、会社が除外す
べきと判断する項目が含まれます。なお、フルベースの実績からコアベースの実績への調整
表は、決算補足資料に記載しています。
2
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
【売上収益】
売上収益は6,505億円(前年同期比0.5%増)となりました。
・ 過活動膀胱(OAB)治療剤ベシケア、抗がん剤タルセバの独占販売期間満了による影響
を受けましたが、主力製品の売上拡大や新製品の伸長により増収となりました。
・ 前立腺がん治療剤 XTANDI/イクスタンジ、OAB 治療剤ベタニス/ミラベトリック/
ベットミガの売上が引き続き拡大したほか、2018年12月に日本と米国で発売した
FLT3 阻害剤ゾスパタが増収に寄与しました。
・ また、2019年3月に発売した骨粗鬆症治療剤イベニティをはじめ、日本の新製品群
が伸長しました。
【コア営業利益/コア四半期利益】
・ 売上総利益は5,116億円(同1.6%増)となりました。売上原価率は、未実現利益
の消去に係る為替の影響等により前年同期に比べ0.8ポイント低下し、21.3%とな
りました。
・ 販売費及び一般管理費は、2,261億円(同2.4%減)となりました。XTANDI に係
る米国での共同販促費用が売上拡大に伴い増加したことに加え、新製品立ち上げのため
の必要な投資を行う一方で、経費の効率的な使用やリソース配分の最適化等を推進しま
した。また、当第2四半期においては損失評価引当金の戻入れによる一過性の費用減少
要因がありました。
・ 研究開発費は、1,050億円(同5.4%増)となりました。重点後期開発品や新たな
領域・技術への投資拡充に伴う費用等が増加しました。売上収益研究開発費比率は、前
年同期に比べ0.8ポイント増加し、16.1%となりました。
・ 無形資産償却費は、112億円(同36.6%減)となりました。
以上の結果、コア営業利益は1,680億円(同8.9%増)、コア四半期利益は、
1,359億円(同8.9%増)となりました。
【為替の業績への影響】
当第2四半期の為替レートは、下表の通りです。これらの結果、前第2四半期の為替レー
トを適用した場合と比べ、売上収益においては184億円の減少、コア営業利益において
は7億円の減少の影響がありました。
期中平均レート 前第2四半期 当第2四半期 変動
米ドル/円 110 109 2円高
ユーロ/円 130 121 8円高
期首・期末の変動 前第2四半期 当第2四半期
米ドル/円 7円安 3円高
ユーロ/円 2円安 7円高
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アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
<連結業績(フルベース)>
当第2四半期の連結業績(フルベース)は下表の通りです。売上収益、営業利益、税引前
四半期利益、四半期利益はいずれも増加しました。
フルベースの業績には、コアベースの業績で除外される「その他の収益」「その他の費
、
用」(減損損失、為替差損等)等が含まれます。
「その他の収益」は、為替差益を計上したことなどから72億円(前年同期:47億円)
となりました。また、「その他の費用」は、130億円(同:320億円)となりました。
選択的ニューロキニン 3(NK3)受容体拮抗薬 fezolinetant の開発が第Ⅲ相試験段階に入っ
たことに伴い、開発の進捗に応じて支払う Ogeda 社の旧株主への条件付対価の公正価値が
増加したため、その増加分を「その他の費用」として第1四半期に計上しました。
[連結業績(フルベース)] (単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期 増減額
(2019 年3月期) (2020 年3月期) (増減率)
+3,374
売 上 収 益 647,096 650,470
(+0.5%)
+35,354
営 業 利 益 126,842 162,196
(+27.9%)
+33,285
税引前四半期利益 128,298 161,584
(+25.9%)
+24,661
四 半 期 利 益 103,867 128,527
(+23.7%)
基本的1株当たり +14.96
53.20 68.16
四半期利益(円) (+28.1%)
△75,641
四半期包括利益 150,222 74,581
(△50.4%)
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2020年3月期 第2四半期決算短信
【主要製品の売上】
(単位:億円)
前第2四半期 当第2四半期
増減率
(2019 年3月期) (2020 年3月期)
XTANDI/イクスタンジ 1,640 1,950 +18.9%
ゾスパタ ― 57 ―
ベタニス/ミラベトリック
686 788 +14.9%
/ベットミガ
ベシケア 481 251 △47.9%
プログラフ* 1,004 962 △4.2%
*プログラフ:アドバグラフ、グラセプター、アスタグラフ XL を含む
◇ XTANDI/イクスタンジ
・ 売上は1,950億円(前年同期比18.9%増)となりました。日本、米国、エスタブ
リッシュドマーケット*¹、グレーターチャイナ*²及びインターナショナル*³の全ての地
域で売上が拡大しました。
◇ ゾスパタ
・ 2018年12月に日本、米国で発売したゾスパタの売上は57億円となりました。
◇ 泌尿器 OAB 製品
・ ベタニス/ミラベトリック/ベットミガの売上は788億円(同14.9%増)となり
ました。全ての地域で売上が増加しました。また、ベシケアの売上は、米国及び欧州で
の独占販売期間満了に伴う後発医薬品発売の影響を受け、251億円(同47.9%減)
となりました。
◇ プログラフ
・ 売上は962億円(同4.2%減)となりました。グレーターチャイナで伸長しました
が、その他の地域の売上が減少しました。
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2020年3月期 第2四半期決算短信
◇ その他の主要製品・新製品の状況
・ 日本では、スーグラとスージャヌ配合錠を合わせた2型糖尿病治療剤のほか、高コレス
テロール血症治療剤レパーサ、慢性便秘症治療剤リンゼス等の売上が引き続き拡大しま
した。また、2019年3月に発売したイベニティの売上が増収に貢献しました。
・ 米国では、アゾール系抗真菌剤クレセンバ等の売上が拡大しました。
*1 エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ、オーストラリア
*2 グレーターチャイナ:中国、香港、台湾
*3 インターナショナル:ロシア、中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、
韓国、輸出売上等
【地域別売上収益の状況】
地域別の売上収益は下表の通りです。日本及び米国等が増加しました。一方で、エスタブ
リッシュドマーケットは為替の影響を受けて減少しましたが、その影響を除くと増加しま
した。
(単位:億円)
前第2四半期 当第2四半期
増減率
(2019年3月期) (2020年3月期)
日本 1,807 1,833 +1.5%
米国 2,079 2,167 +4.2%
エスタブリッシュド
1,496 1,467 △1.9%
マーケット
グレーターチャイナ 293 294 +0.4%
インターナショナル 632 634 +0.3%
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2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
①資産、資本及び負債の状況
当第2四半期末(2019年9月30日時点)の連結財政状態計算書の概要及び前期末
からの主な変動は以下の通りです。
【資産】
当第2四半期末における総資産は1兆9,798億円(前期末比822億円増)となりま
した。
<非流動資産>当第2四半期末:1兆1,242億円(同837億円増)
・ のれんは2,194億円(同65億円減)、無形資産は4,323億円(同26億円増)
となりました。
・ IFRS 第16号「リース」の適用により、当期首に使用権資産を831億円追加で認識
したことに伴い、有形固定資産は2,547億円(同812億円増)となりました。
<流動資産>当第2四半期末:8,556億円(同16億円減)
・ 現金及び現金同等物は3,114億円(同3億円増)となりました。
【資本】
資本合計は、1兆2,961億円(同377億円増)となり、親会社所有者帰属持分比率
は65.5%となりました。
・ 四半期利益1,285億円を計上した一方で、剰余金の配当358億円を実施しました。
・ 在外営業活動体の外貨換算差額が資本の減少方向に465億円変動しました。
・ なお、2019年5月に自己株式の消却1,596億円(9,100万株)を実施しまし
た。
【負債】
負債の合計は、6,837億円(同444億円増)となりました。
<非流動負債>当第2四半期末:2,001億円(同585億円増)
・ IFRS 第16号「リース」の適用により、当期首にリース負債を755億円追加で認識
したことに伴い、 その他の金融負債は1,205億円(同676億円増)となりました。
<流動負債>当第2四半期末:4,836億円(同140億円減)
・ IFRS 第16号「リース」の適用により、当期首にリース負債を169億円追加で認識
したことに伴い、その他の金融負債は454億円(同313億円増)となりました。
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2020年3月期 第2四半期決算短信
②キャッシュ・フローの状況
【営業活動によるキャッシュ・フロー】
当第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは、1,017億円(前年同期比
104億円減)となりました。
【投資活動によるキャッシュ・フロー】
当第2四半期の投資活動によるキャッシュ・フローは、△466億円(同388億円支出
増)となりました。
【財務活動によるキャッシュ・フロー】
当第2四半期の財務活動によるキャッシュ・フローは、△460億円(同905億円支
出減)となりました。
・ 配当金の支払額は358億円(同3億円増)となりました。
以上の結果、当第2四半期末における現金及び現金同等物の残高は、3,114億円(前
期末比3億円増)となりました。
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2020年3月期 第2四半期決算短信
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当期(2020年3月期)の通期連結業績予想は下表の通りです。
[通期連結業績予想(コアベース)] (単位:百万円)
2020 年3月期 2020 年3月期 2019 年3月期
差異
期初予想 修正予想 通期実績
売 上 収 益 1,224,000 1,256,000 +32,000 1,306,348
研 究 開 発 費 211,000 216,000 +5,000 208,682
コ ア 営 業 利 益 240,000 264,000 +24,000 278,514
コ ア 当 期 利 益 194,000 214,000 +20,000 249,343
基本的1株当たり
102.87 113.49 +10.62 129.07
コア当期利益(円)
[通期連結業績予想(フルベース)] (単位:百万円)
2020 年3月期 2020 年3月期 2019 年3月期
差異
期初予想 修正予想 通期実績
売 上 収 益 1,224,000 1,256,000 +32,000 1,306,348
営 業 利 益 229,000 263,000 +34,000 243,912
税 引 前 利 益 230,000 263,000 +33,000 248,967
当 期 利 益 182,000 210,000 +28,000 222,265
基本的1株当たり
96.51 111.37 +14.86 115.05
当期利益(円)
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2020年3月期 第2四半期決算短信
当第2四半期累計期間の状況及び為替の動向を踏まえ、2019年4月に公表しました
業績予想(以下、期初予想)を修正しました。コアベースの業績予想は、売上収益、コア営
業利益及びコア当期利益を上方修正しています。なお、想定為替レートを変更したことに
より、期初想定の為替レートを適用した場合と比べ、売上収益は279億円の減少、コア営
業利益は70億円の減少となる見込みです。
売上収益は1兆2,560億円(期初予想から320億円の上方修正)を予想しています。
XTANDI/イクスタンジ、プログラフ等のほか、イベニティをはじめとする日本の新製品群
の売上が期初予想を上回る見通しです。
販売費及び一般管理費は、XTANDIに係る米国での共同販促費用が増加する見込みですが、
為替の影響等により期初予想を下回る見通しです。また、研究開発費は重点後期開発品に
関わる費用等の増加により期初予想を上回る見通しです。
以上の結果、当期のコア営業利益、コア当期利益は、それぞれ2,640億円(期初予想
から240億円の上方修正)、2,140億円(期初予想から200億円の上方修正)を予
想しています。
フルベースの業績予想は、コアベースの業績予想修正に加え、当第2四半期累計期間に
計上した「その他の収益」及び「その他の費用」並びに今後の発生見込み等を踏まえ、営業
利益、税引前利益及び当期利益を上方修正しています。
[通期の想定為替レート]
2020年3月期(想定):108円/米ドル、120円/ユーロ
(第3四半期以降の想定為替レート:108円/米ドル、118円/ユーロ)
2019年3月期(実績):111円/米ドル、128円/ユーロ
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2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結純損益計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上収益 647,096 650,470
売上原価 △143,539 △138,872
売上総利益 503,557 511,597
販売費及び一般管理費 △231,530 △226,067
研究開発費 △99,566 △104,974
無形資産償却費 △17,668 △11,200
持分法による投資損益 △602 △1,405
その他の収益 4,697 7,248
その他の費用 △32,045 △13,004
営業利益 126,842 162,196
金融収益 2,106 1,336
金融費用 △650 △1,949
税引前四半期利益 128,298 161,584
法人所得税費用 △24,432 △33,056
四半期利益 103,867 128,527
四半期利益の帰属
親会社の所有者 103,867 128,527
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 53.20 68.16
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 53.14 68.10
11
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)要約四半期連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期利益 103,867 128,527
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
7,847 △6,917
測定する金融資産
確定給付制度の再測定 461 △577
小計 8,308 △7,494
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の外貨換算差額 38,048 △46,452
小計 38,048 △46,452
その他の包括利益 46,356 △53,946
四半期包括利益合計 150,222 74,581
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 150,222 74,581
12
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
(3)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資産
非流動資産
有形固定資産 173,483 254,707
のれん 225,864 219,365
無形資産 429,707 432,338
売上債権及びその他の債権 25,248 33,404
持分法で会計処理されている投資 3,653 4,916
繰延税金資産 92,958 91,966
その他の金融資産 81,457 77,201
その他の非流動資産 8,121 10,321
非流動資産合計 1,040,489 1,124,219
流動資産
棚卸資産 151,511 148,036
売上債権及びその他の債権 342,628 335,773
未収法人所得税 20,113 17,898
その他の金融資産 2,607 19,957
その他の流動資産 25,080 22,565
現金及び現金同等物 311,074 311,367
小計 853,012 855,596
売却目的で保有する資産 4,147 -
流動資産合計 857,159 855,596
資産合計 1,897,648 1,979,816
13
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資本及び負債
資本
資本金 103,001 103,001
資本剰余金 177,301 177,163
自己株式 △164,629 △5,554
利益剰余金 991,957 924,739
その他の資本の構成要素 150,767 96,787
親会社の所有者に帰属する持分合計 1,258,396 1,296,135
資本合計 1,258,396 1,296,135
負債
非流動負債
仕入債務及びその他の債務 1,572 2,966
繰延税金負債 5,175 4,890
退職給付に係る負債 40,163 40,090
引当金 5,416 2,968
その他の金融負債 52,882 120,509
その他の非流動負債 36,379 28,632
非流動負債合計 141,587 200,055
流動負債
仕入債務及びその他の債務 185,280 160,333
未払法人所得税 17,587 27,973
引当金 22,843 14,862
その他の金融負債 14,136 45,429
その他の流動負債 255,913 235,029
小計 495,759 483,626
売却目的で保有する資産に直接関連する負債 1,906 -
流動負債合計 497,665 483,626
負債合計 639,252 683,681
資本及び負債合計 1,897,648 1,979,816
14
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
(4)要約四半期連結持分変動計算書
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 在外営業
新株予約権 活動体の
外貨換算差額
2018年4月1日残高 103,001 177,219 △135,951 976,076 1,477 128,179
会計方針の変更による累積的影響額 - - - - - -
会計方針の変更を反映した
103,001 177,219 △135,951 976,076 1,477 128,179
2018年4月1日残高
四半期包括利益
四半期利益 - - - 103,867 - -
その他の包括利益 - - - - - 38,048
四半期包括利益合計 - - - 103,867 - 38,048
所有者との取引額
自己株式の取得 - - △100,439 - - -
自己株式の処分 - △281 607 △229 △96 -
自己株式の消却 - - 130,419 △130,419 - -
配当金 - - - △35,571 - -
株式報酬取引 - 183 - - - -
振替 - - - 453 - -
所有者との取引額合計 - △99 30,587 △165,765 △96 -
2018年9月30日残高 103,001 177,120 △105,364 914,177 1,381 166,227
2019年4月1日残高 103,001 177,301 △164,629 991,957 1,127 125,656
四半期包括利益
四半期利益 - - - 128,527 - -
その他の包括利益 - - - - - △46,452
四半期包括利益合計 - - - 128,527 - △46,452
所有者との取引額
自己株式の取得 - - △1,187 - - -
自己株式の処分 - △313 681 △247 △120 -
自己株式の消却 - - 159,581 △159,581 - -
配当金 - - - △35,831 - -
株式報酬取引 - 175 - - - -
振替 - - - △86 - -
所有者との取引額合計 - △138 159,075 △195,745 △120 -
2019年9月30日残高 103,001 177,163 △5,554 924,739 1,007 79,204
15
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包括 資本合計
売却可能
利益を通じて 合計
金融資産の 確定給付制度
公正価値で 合計
公正価値の の再測定
測定する
変動
金融資産
2018年4月1日残高 18,289 - - 147,945 1,268,289 1,268,289
会計方針の変更による累積的影響額 △18,289 18,289 - - - -
会計方針の変更を反映した
- 18,289 - 147,945 1,268,289 1,268,289
2018年4月1日残高
四半期包括利益
四半期利益 - - - - 103,867 103,867
その他の包括利益 - 7,847 461 46,356 46,356 46,356
四半期包括利益合計 - 7,847 461 46,356 150,222 150,222
所有者との取引額
自己株式の取得 - - - - △100,439 △100,439
自己株式の処分 - - - △96 0 0
自己株式の消却 - - - - - -
配当金 - - - - △35,571 △35,571
株式報酬取引 - - - - 183 183
振替 - 7 △461 △453 - -
所有者との取引額合計 - 7 △461 △549 △135,826 △135,826
2018年9月30日残高 - 26,143 - 193,751 1,282,685 1,282,685
2019年4月1日残高 - 23,984 - 150,767 1,258,396 1,258,396
四半期包括利益
四半期利益 - - - - 128,527 128,527
その他の包括利益 - △6,917 △577 △53,946 △53,946 △53,946
四半期包括利益合計 - △6,917 △577 △53,946 74,581 74,581
所有者との取引額
自己株式の取得 - - - - △1,187 △1,187
自己株式の処分 - - - △120 0 0
自己株式の消却 - - - - - -
配当金 - - - - △35,831 △35,831
株式報酬取引 - - - - 175 175
振替 - △491 577 86 - -
所有者との取引額合計 - △491 577 △34 △36,842 △36,842
2019年9月30日残高 - 16,576 - 96,787 1,296,135 1,296,135
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アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 128,298 161,584
減価償却費及び無形資産償却費 31,845 31,146
減損損失(又は戻入れ) 7,574 83
金融収益及び金融費用 △1,456 613
棚卸資産の増減額 3,638 △4,583
売上債権及びその他の債権の増減額 5,689 △6,945
仕入債務及びその他の債務の増減額 △11,423 △24,507
その他 △11,451 △37,201
小計 152,713 120,189
法人所得税の支払額 △40,626 △18,530
営業活動によるキャッシュ・フロー 112,086 101,659
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △9,142 △16,562
有形固定資産の売却による収入 14,574 77
無形資産の取得による支出 △9,857 △15,819
子会社の取得による支出 △1,426 △5,078
利息及び配当金の受取額 1,420 1,267
その他 △3,343 △10,439
投資活動によるキャッシュ・フロー △7,773 △46,553
財務活動によるキャッシュ・フロー
自己株式の取得による支出 △100,439 △1,187
親会社の所有者への配当金の支払額 △35,571 △35,831
リース負債の返済による支出 - △8,199
その他 △465 △739
財務活動によるキャッシュ・フロー △136,474 △45,956
現金及び現金同等物の為替変動による影響 7,297 △8,857
現金及び現金同等物の増減額 △24,864 293
現金及び現金同等物の期首残高 331,731 311,074
現金及び現金同等物の四半期末残高 306,867 311,367
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アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第2四半期決算短信
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除き、前連結会計年度の連結財務諸表におい
て適用した会計方針と同一です。
なお、当第2四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しています。
当社グループは、第1四半期連結会計期間から、以下の基準を適用しています。
IFRS 新設・改訂の概要
IFRS第16号 リース リースに関する会計処理の改訂
IFRS第16号の適用にあたり、契約がリース又はリースを含んだものであるかどうかを適用開始日現在で見直さない実
務上の便法を適用しています。また、経過措置として認められている累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用し
ています。
当社グループは、契約時に契約がリース又はリースを含んだものであるかどうかを、契約の実質に基づき判断してい
ます。リース期間は、解約不能期間に延長するオプションと解約するオプションを加えて決定していますが、適用開始
日においては、事後的判断も使用しています。特性が合理的に類似したリースのポートフォリオには単一の割引率を使
用しています。短期リース及び原資産が少額であるリースについては、使用権資産とリース負債を認識せず、当該リー
スに関連したリース料をリース期間にわたり費用として認識する場合があります。
① 使用権資産
使用権資産は、リース開始日時点のリース負債の当初測定額に、発生した当初直接コスト等を調整した取得原価で
測定しています。
開始日後は、使用権資産の耐用年数又はリース期間のいずれか短い方の期間にわたり、定額法で減価償却していま
す。
② リース負債
リース負債は、リース開始日時点で支払われていないリース料をリースの計算利子率を用いて割り引いた現在価値
で当初測定しています。リースの計算利子率を容易に算定できない場合には、追加借入利子率を使用しています。
開始日後は、リース負債に係る金利を反映するように帳簿価額を増額し、支払われたリース料を反映するように帳
簿価額を減額し、リース負債の見直しやリースの条件変更等に伴って必要に応じて再測定しています。
IFRS第16号の適用により、要約四半期連結財政状態計算書において、適用開始日に使用権資産として「有形固定資
産」を83,061百万円、リース負債として非流動負債及び流動負債の「その他の金融負債」をそれぞれ75,455百万円、
16,859百万円追加で認識しています。その他の資産及び負債への重要な影響はありません。利益剰余金期首残高への影
響はありません。要約四半期連結純損益計算書への重要な影響はありません。要約四半期連結キャッシュ・フロー計算
書において、従来、営業活動によるキャッシュ・フローに分類していたリース料を、主に、財務活動によるキャッ
シュ・フローとして分類しています。
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