4503 アステラス薬 2019-07-30 12:00:00
2020年3月期 第1四半期 決算短信 [IFRS](連結) [pdf]
2020年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年7月30日
上 場 会 社 名 アステラス製薬株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4503 URL https://www.astellas.com/jp/
代 表 者(役職名) 代表取締役社長CEO (氏名)安川 健司
問 合 せ 先 責 任 者(役職名) 広報部長 (氏名)緒方 スティグ (TEL)03(3244)3201
四半期報告書提出予定日 2019年8月6日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト・機関投資家・報道機関向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2020年3月期第1四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は対前年同四半期増減率)
税 引 前 親会社の所有者に帰 四 半 期 包 括
売 上 収 益 営 業 利 益 四 半 期 利 益
四 半 期 利 益 属する四半期利益 利 益 合 計 額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第1四半期 334,134 1.5 77,086 21.3 76,528 18.7 58,518 7.3 58,518 7.3 27,045 △61.8
2019年3月期第1四半期 329,085 2.0 63,548 46.0 64,495 33.1 54,559 28.5 54,559 28.5 70,861 △15.2
基 本 的 1 株 当 た り 希薄化後1株当たり
四 半 期 利 益 四 半 期 利 益
円 銭 円 銭
2020年3月期第1四半期 31.03 31.00
2019年3月期第1四半期 27.68 27.65
(2)連結財政状態
親 会 社 の 所 有 者 に 親 会 社 所 有 者
資 産 合 計 資 本 合 計
帰 属 す る 持 分 帰 属 持 分 比 率
百万円 百万円 百万円 %
2020年3月期第1四半期 1,927,031 1,249,708 1,249,708 64.9
2019年3月期 1,897,648 1,258,396 1,258,396 66.3
2.配当の状況
年 間 配 当 金
第 1 四 半 期 末 第 2 四 半 期 末 第 3 四 半 期 末 期 末 合 計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 19.00 - 19.00 38.00
2020年3月期 -
2020年3月期(予想) 20.00 - 20.00 40.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
親 会 社の 所有 者 に 基 本 的1 株当 た り
売 上 収 益 営 業 利 益 税 引 前 利 益 当 期 利 益
帰 属 する 当期 利 益 当 期 利 益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 1,224,000 △6.3 229,000 △6.1 230,000 △7.6 182,000 △18.1 182,000 △18.1 96.51
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
コアベースでの連結業績予想は次のとおりです。
(%表示は対前期増減率)
基 本 的 1 株 当 た り
売 上 収 益 コ ア 営 業 利 益 コ ア 当 期 利 益
コ ア 当 期 利 益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 1,224,000 △6.3 240,000 △13.8 194,000 △22.2 102.87
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
当社は、会社の経常的な収益性を示す指標としてコアベースの業績を開示しています。コアベースの業績の定義につきましては、添付資
料P.2に記載しています。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期第1四半期 1,888,823,175株 2019年3月期 1,979,823,175 株
② 期末自己株式数 2020年3月期第1四半期 2,713,572株 2019年3月期 93,986,348株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期第1四半期 1,885,959,029株 2019年3月期第1四半期 1,970,872,905 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
上記の予想及び添付資料に含まれる将来に関する記述は、本資料発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確
実な要因に係る本資料発表日現在における仮定を前提としており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績
等は、今後様々な要因によって大きく異なる可能性があります。なお、業績予想に関する事項は、添付資料P.9をご覧ください。
(四半期決算説明資料及び四半期決算説明会内容の入手方法)
四半期決算短信の開示とあわせて四半期決算補足資料及び四半期決算説明会資料を開示しています。
また、2019年7月30日(火)に証券アナリスト・機関投資家・報道機関向けにカンファレンス・コールを開催する予定です。このカン
ファレンス・コールの音声については、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 7
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 9
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 10
(1)要約四半期連結純損益計算書 …………………………………………………………………………………… 10
(2)要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 11
(3)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 14
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 16
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 17
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………… 17
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………………… 17
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アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
<連結業績(コアベース(注) )>
当第1四半期(2019年4月1日から6月30日)の連結業績(コアベース)は下表の
通りです。売上収益、コア営業利益は増加、コア四半期利益は減少しました。
[連結業績(コアベース)] (単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期 増減額
(2019 年3月期) (2020 年3月期) (増減率)
+5,049
売 上 収 益 329,085 334,134
(+1.5%)
△223
売 上 原 価 70,736 70,512
(△0.3%)
販 売 費 及 び +4,583
112,888 117,470
一 般 管 理 費 (+4.1%)
+1,375
研 究 開 発 費 52,132 53,507
(+2.6%)
△1,861
無 形 資 産 償 却 費 9,039 7,178
(△20.6%)
△475
持分法による投資損益 △252 △728
( - )
+700
コ ア 営 業 利 益 84,038 84,738
(+0.8%)
△3,249
コ ア 四 半 期 利 益 70,350 67,101
(△4.6%)
基本的1株当たり △0.12
35.70 35.58
コア四半期利益(円) (△0.3%)
(注)当社は、会社の経常的な収益性を示す指標としてコアベースの業績を開示しています。当該
コアベースの業績は、フルベースの業績から当社が定める非経常的な項目を調整項目として
除外したものです。調整項目には、減損損失、有形固定資産売却損益、リストラクチャリン
グ費用、災害による損失、訴訟等による多額の賠償又は和解費用等のほか、会社が除外す
べきと判断する項目が含まれます。なお、フルベースの実績からコアベースの実績への調整
表は、決算補足資料に記載しています。
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アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第1四半期決算短信
【売上収益】
売上収益は3,341億円(前年同期比1.5%増)となりました。
・ 過活動膀胱(OAB)治療剤ベシケア、抗がん剤タルセバの独占販売期間満了による影響
を受けましたが、主力製品の売上拡大や新製品の伸長により増収となりました。
・ 前立腺がん治療剤 XTANDI/イクスタンジ、OAB 治療剤ベタニス/ミラベトリック/
ベットミガの売上が引き続き拡大したほか、2018年12月に日本と米国で発売した
FLT3 阻害剤ゾスパタが増収に寄与しました。
・ また、2019年3月に発売した骨粗鬆症治療剤イベニティをはじめ、日本の新製品群
が伸長しました。
【コア営業利益/コア四半期利益】
・ 売上総利益は2,636億円(同2.0%増)となりました。売上原価率は、未実現利益
の消去に係る為替の影響等により前年同期に比べ0.4ポイント低下し、21.1%とな
りました。
・ 販売費及び一般管理費は、1,175億円(同4.1%増)となりました。主に、XTANDI
に係る米国での共同販促費用が売上拡大に伴い増加しました。また、新製品立ち上げの
ために必要な投資も行っていますが、一方で、経費の効率的な使用やリソース配分の最
適化等を推進しました。
・ 研究開発費は、535億円(同2.6%増)となりました。重点後期開発品や新たな領域・
技術への投資拡充に伴う費用等が増加しました。売上収益研究開発費比率は、前年同期
に比べ0.2ポイント増加し、16.0%となりました。
・ 無形資産償却費は、72億円(同20.6%減)となりました。
以上の結果、コア営業利益は847億円(同0.8%増)となりました。コア四半期利益
は、前年同期における法人税等の負担率が一時的な要因により低下したことなどもあり、
671億円(同4.6%減)となりました。
【為替の業績への影響】
当第1四半期の為替レートは、下表の通りです。これらの結果、前第1四半期の為替レー
トを適用した場合と比べ、売上収益においては51億円の減少、コア営業利益においては
4億円の増加の影響がありました。
期中平均レート 前第1四半期 当第1四半期 変動
米ドル/円 109 110 1円安
ユーロ/円 130 123 7円高
期首・期末の変動 前第1四半期 当第1四半期
米ドル/円 4円安 3円高
ユーロ/円 3円高 2円高
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2020年3月期 第1四半期決算短信
<連結業績(フルベース)>
当第1四半期の連結業績(フルベース)は下表の通りです。売上収益、営業利益、税引前
四半期利益、四半期利益はいずれも増加しました。
フルベースの業績には、コアベースの業績で除外される「その他の収益」「その他の費
、
用」(減損損失、為替差損等)等が含まれます。
当第1四半期における「その他の収益」は45億円(前年同期:42億円)「その他の費
、
用」は122億円(同:247億円)となりました。選択的ニューロキニン 3(NK3)受容
体拮抗薬 fezolinetant の開発が第3相試験段階に入ったことに伴い、開発の進捗に応じて支
払うオジェダ社の旧株主への条件付対価の公正価値が増加したため、その増加分を「その
他の費用」に計上しました。
[連結業績(フルベース)] (単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期 増減額
(2019 年3月期) (2020 年3月期) (増減率)
+5,049
売 上 収 益 329,085 334,134
(+1.5%)
+13,538
営 業 利 益 63,548 77,086
(+21.3%)
+12,033
税引 前四半期利 益 64,495 76,528
(+18.7%)
+3,959
四 半 期 利 益 54,559 58,518
(+7.3%)
基本 的1株当た り +3.35
27.68 31.03
四半 期利益(円 ) (+12.1%)
△43,817
四半期包括利益 70,861 27,045
(△61.8%)
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2020年3月期 第1四半期決算短信
【主要製品の売上】
(単位:億円)
前第1四半期 当第1四半期 増減率
(2019 年3月期) (2020 年3月期)
XTANDI/イクスタンジ 812 960 +18.2%
ゾスパタ ― 25 ―
泌尿器 OAB 製品 593 535 △9.8%
ベタニス/ミラベトリック
344 399 +16.1%
/ベットミガ
ベシケア 249 136 △45.6%
プログラフ* 522 504 △3.4%
*プログラフ:アドバグラフ、グラセプター、アスタグラフ XL を含む
◇ XTANDI/イクスタンジ
・ 売上は960億円(前年同期比18.2%増)となりました。日本、米国、エスタブリッ
シュドマーケット*¹、グレーターチャイナ*²及びインターナショナル*³の全ての地域で
売上が拡大しました。
◇ ゾスパタ
・ 2018年12月に日本、米国で発売したゾスパタの売上は25億円となりました。
◇ 泌尿器 OAB 製品
・ ベタニス/ミラベトリック/ベットミガの売上は399億円(同16.1%増)となり
ました。全ての地域で売上が増加しました。また、ベシケアの売上は、米国及び欧州で
の独占販売期間満了に伴う後発医薬品発売の影響を受け、136億円(同45.6%減)
となりました。
◇ プログラフ
・ 売上は504億円(同3.4%減)となりました。グレーターチャイナで伸長しました
が、米国、エスタブリッシュドマーケット及びインターナショナルの売上が減少しまし
た。
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2020年3月期 第1四半期決算短信
◇ その他の主要製品・新製品の状況
・ 日本では、スーグラとスージャヌ配合錠を合わせた2型糖尿病治療剤のほか、高コレス
テロール血症治療剤レパーサ、慢性便秘症治療剤リンゼス等の売上が引き続き拡大しま
した。また、2019年3月に発売したイベニティの売上が好調に推移しました。
・ 米国では、アゾール系抗真菌剤クレセンバの売上が拡大しました。
*1 エスタブリッシュドマーケット:欧州、カナダ、オーストラリア
*2 グレーターチャイナ:中国、香港、台湾
*3 インターナショナル:ロシア、中南米、中東、アフリカ、東南アジア、南アジア、
韓国、輸出売上等
【地域別売上収益の状況】
地域別の売上収益は下表の通りです。日本、米国、グレーターチャイナ、インターナショ
ナルは増加、エスタブリッシュドマーケットは減少しました。
エスタブリッシュドマーケットは為替の影響を受けて減少しましたが、その影響を除く
と増加しました。
(単位:億円)
前第1四半期 当第1四半期 増減率
(2019年3月期) (2020年3月期)
日本 941 985 +4.6%
米国 1,027 1,053 +2.5%
エスタブリッシュド
769 758 △1.4%
マーケット
グレーターチャイナ 137 147 +7.4%
インターナショナル 321 342 +6.6%
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(2)財政状態に関する説明
①資産、資本及び負債の状況
当第1四半期末(2019年6月30日時点)の連結財政状態計算書の概要及び前期末
からの主な変動は以下の通りです。
【資産】
当第1四半期末における総資産は1兆9,270億円(前期末比294億円増)となりま
した。
<非流動資産>当第1四半期末:1兆1,069億円(同664億円増)
・ のれんは2,201億円(同57億円減)、無形資産は4,237億円(同60億円減)
となりました。
・ IFRS 第16号「リース」の適用により、当期首に使用権資産を831億円追加で認識
したことに伴い、有形固定資産は2,519億円(同784億円増)となりました。
<流動資産>当第1四半期末:8,201億円(同370億円減)
・ 現金及び現金同等物は2,594億円(同517億円減)となりました。
【資本】
資本合計は、1兆2,497億円(同87億円減)となり、親会社所有者帰属持分比率は
64.9%となりました。
・ 四半期利益585億円を計上した一方で、剰余金の配当358億円を実施しました。
・ 在外営業活動体の外貨換算差額が資本の減少方向に263億円変動しました。
・ なお、2019年5月31日に自己株式の消却1,596億円(9,100万株)を実施
しました。
【負債】
負債の合計は、6,773億円(同381億円増)となりました。
<非流動負債>当第1四半期末:2,132億円(同716億円増)
・ IFRS 第16号「リース」の適用により、当期首にリース負債を755億円追加で認識
したことに伴い、 その他の金融負債は1,296億円(同767億円増)となりました。
<流動負債>当第1四半期末:4,642億円(同335億円減)
・ IFRS 第16号「リース」の適用により、当期首にリース負債を169億円追加で認識
したことに伴い、その他の金融負債は435億円(同294億円増)となりました。
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2020年3月期 第1四半期決算短信
②キャッシュ・フローの状況
【営業活動によるキャッシュ・フロー】
当第1四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは、74億円(前年同期比298億円
減)となりました。
・ 法人所得税の支払額が106億円となりました。
【投資活動によるキャッシュ・フロー】
当第1四半期の投資活動によるキャッシュ・フローは、△140億円(同164億円支出
増)となりました。
【財務活動によるキャッシュ・フロー】
当第1四半期の財務活動によるキャッシュ・フローは、△404億円(同229億円支
出減)となりました。
・ 配当金の支払額は358億円(同3億円増)となりました。
以上の結果、当第1四半期末における現金及び現金同等物の残高は、2,594億円(前
期末比517億円減)となりました。
8
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(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社は、当期の連結業績予想について、コアベース及びフルベースでの業績予想を開示
しています。
当期(2020年3月期)の通期連結業績予想は下表の通りです。2019年4月に公表
しました業績予想を据え置いています。
[通期連結業績予想(コアベース)] (単位:百万円)
2019 年3月期 2020 年3月期 増減額
通期実績 通期予想 (増減率)
△82,348
売 上 収 益 1,306,348 1,224,000
(△6.3%)
+2,318
研 究 開 発 費 208,682 211,000
(+1.1%)
△38,514
コ ア 営 業 利 益 278,514 240,000
(△13.8%)
△55,343
コ ア 当 期 利 益 249,343 194,000
(△22.2%)
基本 的1株当た り △26.20
129.07 102.87
コア当期利益(円) (△20.3%)
[通期連結業績予想(フルベース)] (単位:百万円)
2019 年3月期 2020 年3月期 増減額
通期実績 通期予想 (増減率)
△82,348
売 上 収 益 1,306,348 1,224,000
(△6.3%)
△14,912
営 業 利 益 243,912 229,000
(△6.1%)
△18,967
税 引 前 利 益 248,967 230,000
(△7.6%)
△40,265
当 期 利 益 222,265 182,000
(△18.1%)
基本 的1株当た り △18.54
115.05 96.51
当 期 利 益 ( 円 ) (△16.1%)
[通期の想定為替レート]
2020年3月期(想定):110円/米ドル、125円/ユーロ
2019年3月期(実績):111円/米ドル、128円/ユーロ
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2020年3月期 第1四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結純損益計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上収益 329,085 334,134
売上原価 △70,736 △70,512
売上総利益 258,349 263,622
販売費及び一般管理費 △112,888 △117,470
研究開発費 △52,132 △53,507
無形資産償却費 △9,039 △7,178
持分法による投資損益 △252 △728
その他の収益 4,239 4,522
その他の費用 △24,728 △12,174
営業利益 63,548 77,086
金融収益 1,166 766
金融費用 △219 △1,325
税引前四半期利益 64,495 76,528
法人所得税費用 △9,935 △18,010
四半期利益 54,559 58,518
四半期利益の帰属
親会社の所有者 54,559 58,518
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 27.68 31.03
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 27.65 31.00
10
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2020年3月期 第1四半期決算短信
(2)要約四半期連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
四半期利益 54,559 58,518
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
7,289 △4,224
測定する金融資産
確定給付制度の再測定 158 △908
小計 7,446 △5,132
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の外貨換算差額 8,856 △26,342
小計 8,856 △26,342
その他の包括利益合計 16,302 △31,473
四半期包括利益合計 70,861 27,045
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 70,861 27,045
11
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第1四半期決算短信
(3)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産
非流動資産
有形固定資産 173,483 251,898
のれん 225,864 220,129
無形資産 429,707 423,704
売上債権及びその他の債権 25,248 23,616
持分法で会計処理されている投資 3,653 5,117
繰延税金資産 92,958 90,886
その他の金融資産 81,457 81,235
その他の非流動資産 8,121 10,317
非流動資産合計 1,040,489 1,106,901
流動資産
棚卸資産 151,511 150,539
売上債権及びその他の債権 342,628 358,800
未収法人所得税 20,113 22,677
その他の金融資産 2,607 3,934
その他の流動資産 25,080 24,756
現金及び現金同等物 311,074 259,422
小計 853,012 820,128
売却目的で保有する資産 4,147 2
流動資産合計 857,159 820,130
資産合計 1,897,648 1,927,031
12
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資本及び負債
資本
資本金 103,001 103,001
資本剰余金 177,301 177,087
自己株式 △164,629 △4,613
利益剰余金 991,957 854,412
その他の資本の構成要素 150,767 119,821
親会社の所有者に帰属する持分合計 1,258,396 1,249,708
資本合計 1,258,396 1,249,708
負債
非流動負債
仕入債務及びその他の債務 1,572 1,597
繰延税金負債 5,175 5,072
退職給付に係る負債 40,163 41,085
引当金 5,416 6,216
その他の金融負債 52,882 129,626
その他の非流動負債 36,379 29,565
非流動負債合計 141,587 213,161
流動負債
仕入債務及びその他の債務 185,280 140,035
未払法人所得税 17,587 24,426
引当金 22,843 10,946
その他の金融負債 14,136 43,502
その他の流動負債 255,913 245,253
小計 495,759 464,162
売却目的で保有する資産に直接関連する負債 1,906 -
流動負債合計 497,665 464,162
負債合計 639,252 677,323
資本及び負債合計 1,897,648 1,927,031
13
アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第1四半期決算短信
(4)要約四半期連結持分変動計算書
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 在外営業
新株予約権 活動体の
外貨換算差額
2018年4月1日残高 103,001 177,219 △135,951 976,076 1,477 128,179
会計方針の変更による累積的影響額 - - - - - -
会計方針の変更を反映した
103,001 177,219 △135,951 976,076 1,477 128,179
2018年4月1日残高
四半期包括利益
四半期利益 - - - 54,559 - -
その他の包括利益 - - - - - 8,856
四半期包括利益合計 - - - 54,559 - 8,856
所有者との取引額
自己株式の取得 - - △27,786 - - -
自己株式の処分 - △281 340 △51 △7 -
自己株式の消却 - - 130,419 △130,419 - -
配当金 - - - △35,571 - -
株式報酬取引 - 127 - - - -
振替 - - - 151 - -
所有者との取引額合計 - △154 102,973 △165,890 △7 -
2018年6月30日残高 103,001 177,064 △32,978 864,746 1,469 137,035
2019年4月1日残高 103,001 177,301 △164,629 991,957 1,127 125,656
四半期包括利益
四半期利益 - - - 58,518 - -
その他の包括利益 - - - - - △26,342
四半期包括利益合計 - - - 58,518 - △26,342
所有者との取引額
自己株式の取得 - - △1 - - -
自己株式の処分 - △313 436 △87 △37 -
自己株式の消却 - - 159,581 △159,581 - -
配当金 - - - △35,831 - -
株式報酬取引 - 99 - - - -
振替 - - - △564 - -
所有者との取引額合計 - △214 160,016 △196,063 △37 -
2019年6月30日残高 103,001 177,087 △4,613 854,412 1,090 99,315
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アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包括 資本合計
売却可能
利益を通じて 合計
金融資産の 確定給付制度
公正価値で 合計
公正価値の の再測定
測定する
変動
金融資産
2018年4月1日残高 18,289 - - 147,945 1,268,289 1,268,289
会計方針の変更による累積的影響額 △18,289 18,289 - - - -
会計方針の変更を反映した
- 18,289 - 147,945 1,268,289 1,268,289
2018年4月1日残高
四半期包括利益
四半期利益 - - - - 54,559 54,559
その他の包括利益 - 7,289 158 16,302 16,302 16,302
四半期包括利益合計 - 7,289 158 16,302 70,861 70,861
所有者との取引額
自己株式の取得 - - - - △27,786 △27,786
自己株式の処分 - - - △7 0 0
自己株式の消却 - - - - - -
配当金 - - - - △35,571 △35,571
株式報酬取引 - - - - 127 127
振替 - 6 △158 △151 - -
所有者との取引額合計 - 6 △158 △159 △63,230 △63,230
2018年6月30日残高 - 25,584 - 164,088 1,275,921 1,275,921
2019年4月1日残高 - 23,984 - 150,767 1,258,396 1,258,396
四半期包括利益
四半期利益 - - - - 58,518 58,518
その他の包括利益 - △4,224 △908 △31,473 △31,473 △31,473
四半期包括利益合計 - △4,224 △908 △31,473 27,045 27,045
所有者との取引額
自己株式の取得 - - - - △1 △1
自己株式の処分 - - - △37 0 0
自己株式の消却 - - - - - -
配当金 - - - - △35,831 △35,831
株式報酬取引 - - - - 99 99
振替 - △343 908 564 - -
所有者との取引額合計 - △343 908 528 △35,733 △35,733
2019年6月30日残高 - 19,416 - 119,821 1,249,708 1,249,708
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アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第1四半期決算短信
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 64,495 76,528
減価償却費及び無形資産償却費 16,080 17,012
減損損失(又は戻入れ) 3,004 -
金融収益及び金融費用 △947 558
棚卸資産の増減額 2,424 △3,482
売上債権及びその他の債権の増減額 △12,780 △22,011
仕入債務及びその他の債務の増減額 △5,862 △44,988
その他 △4,962 △5,627
小計 61,453 17,990
法人所得税の支払額 △24,274 △10,578
営業活動によるキャッシュ・フロー 37,179 7,412
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △5,035 △7,342
有形固定資産の売却による収入 14,255 30
無形資産の取得による支出 △4,979 △3,156
子会社の取得による支出 - △5,138
利息及び配当金の受取額 738 646
その他 △2,534 975
投資活動によるキャッシュ・フロー 2,446 △13,985
財務活動によるキャッシュ・フロー
自己株式の取得による支出 △27,786 △1
親会社の所有者への配当金の支払額 △35,571 △35,831
リース負債の返済による支出 - △4,003
その他 68 △520
財務活動によるキャッシュ・フロー △63,289 △40,354
現金及び現金同等物の為替変動による影響 1,675 △4,725
現金及び現金同等物の増減額 △21,990 △51,652
現金及び現金同等物の期首残高 331,731 311,074
現金及び現金同等物の四半期末残高 309,741 259,422
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アステラス製薬株式会社(4503)
2020年3月期 第1四半期決算短信
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除き、前連結会計年度の連結財務諸表におい
て適用した会計方針と同一です。
なお、当第1四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しています。
当社グループは、当第1四半期連結会計期間から、以下の基準を適用しています。
IFRS 新設・改訂の概要
IFRS第16号 リース リースに関する会計処理の改訂
IFRS第16号の適用にあたり、契約がリース又はリースを含んだものであるかどうかを適用開始日現在で見直さない実
務上の便法を適用しています。また、経過措置として認められている累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用し
ています。
当社グループは、契約時に契約がリース又はリースを含んだものであるかどうかを、契約の実質に基づき判断してい
ます。リース期間は、解約不能期間に延長するオプションと解約するオプションを加えて決定していますが、適用開始
日においては、事後的判断も使用しています。特性が合理的に類似したリースのポートフォリオには単一の割引率を使
用しています。短期リース及び原資産が少額であるリースについては、使用権資産とリース負債を認識せず、当該リー
スに関連したリース料をリース期間にわたり費用として認識する場合があります。
① 使用権資産
使用権資産は、リース開始日時点のリース負債の当初測定額に、発生した当初直接コスト等を調整した取得原価で
測定しています。
開始日後は、使用権資産の耐用年数又はリース期間のいずれか短い方の期間にわたり、定額法で減価償却していま
す。
② リース負債
リース負債は、リース開始日時点で支払われていないリース料をリースの計算利子率を用いて割り引いた現在価値
で当初測定しています。リースの計算利子率を容易に算定できない場合には、追加借入利子率を使用しています。
開始日後は、リース負債に係る金利を反映するように帳簿価額を増額し、支払われたリース料を反映するように帳
簿価額を減額し、リース負債の見直しやリースの条件変更等に伴って必要に応じて再測定しています。
IFRS第16号の適用により、要約四半期連結財政状態計算書において、適用開始日に使用権資産として「有形固定資
産」を83,061百万円、リース負債として非流動負債及び流動負債の「その他の金融負債」をそれぞれ75,455百万円、
16,859百万円追加で認識しています。その他の資産及び負債への重要な影響はありません。利益剰余金期首残高への影
響はありません。要約四半期連結純損益計算書への重要な影響はありません。要約四半期連結キャッシュ・フロー計算
書において、従来、営業活動によるキャッシュ・フローに分類していたリース料を、主に、財務活動によるキャッ
シュ・フローとして分類しています。
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