4503 アステラス薬 2019-01-31 12:00:00
2019年3月期 第3四半期 決算説明会資料 [pdf]

2018年度第3四半期決算概況



2019年1月31日
アステラス製薬株式会社
上席執行役員 財務担当(CFO)
武田 睦史
注意事項                                     2



この資料に記載されている現在の計画、予想、戦略、想定に関する記述及びそ
の他の過去の事実ではない記述は、アステラス製薬の業績等に関する将来の
見通しです。これらの記述は経営陣の現在入手可能な情報に基づく見積りや想
定によるものであり、既知及び未知のリスクと不確実な要素を含んでいます。
様々な要因によって、これら将来の見通しは実際の結果と大きく異なる可能性が
あります。その要因としては、(i)医薬品市場における事業環境の変化及び関係
法規制の改正、(ii)為替レートの変動、(iii)新製品発売の遅延、(iv)新製品及び
既存品の販売活動において期待した成果を得られない可能性、(v)競争力のあ
る新薬を継続的に生み出すことができない可能性、(vi)第三者による知的財産
の侵害等がありますが、これらに限定されるものではありません。また、この資
料に含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医
学的アドバイスを目的としているものではありません。
本日の内容                    3




I     2018年度第3四半期 連結業績




II    新薬パイプライン




III   持続的な成長に向けた取り組み
2018年度第3四半期業績(コアベース)                                                       4




                                                    18年度               為替の影響を
(億円)                17年度3Q     18年度3Q     増減率                 進捗率      除いた増減率
                                                     予想*

売上高                   9,994      10,050   +0.6%      13,000    77.3%     +0.6%
 売上原価                 2,389       2,277    -4.7%
  売上高比率                23.9%      22.7%

 販売費及び一般管理費           3,500       3,558   +1.6%
  売上高比率               35.0%       35.4%

 研究開発費                1,616       1,500    -7.2%      2,160   69.4%
  売上高比率               16.2%       14.9%               16.6%

 無形資産償却費                270        265     -1.9%
 持分法による損益               - 14       - 11         -
コア営業利益                2,205       2,440   +10.7%      2,700    90.4%     +7.4%
コア四半期純利益              1,679       2,179   +29.8%      2,210    98.6%
1株当たりコア四半期純利益 (円)     82.22      112.20   +36.5%     114.11    98.3%



                                                      *2018年10月公表業績予想
 売上高の前年同期比較                                                          5



 XTANDI/イクスタンジ、ミラベグロンが伸長し増収
                                              (億円)


      17年度3Q                  9,994

XTANDI/イクスタンジ


       OAB製品


   その他の増減                                             ・ミカルディスほか長期収載品、
                                                       タルセバの減少

     為替の影響                                       -3

      18年度3Q                  10,050

 OAB:過活動膀胱
 OAB製品:ベシケア+ミラベグロン (製品名:ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ)           日本の薬価改定の影響:-139億円
コア営業利益の前年同期比較                                              6


主力製品の売上増加に加え、経営資源配分の最適化も奏功し、
コア営業利益は11%増加
                                 (億円)

17年度3Q                2,205

売上総利益*

                                        ・米国XTANDI 共同販促費用増加
  販管費*                                  ・経費の効率的使用と最適なリソース配分の推進

                                        ・重点後期開発品や新領域・技術への投資拡充
  R&D費*                                 ・Agensys社の研究活動終了などによる減少

  その他*

為替の影響                                     +71

 18年度3Q                  2,440

*各項目の増減は為替の影響を除いたもの
2018年度第3四半期業績(フルベース)                                                 7




(億円)             17年度3Q     18年度3Q     増減率      18年度予想*     進捗率


コア営業利益              2,205      2,440   +10.7%       2,700    90.4%

その他の収益               104        131    +25.8%

その他の費用               512        478     -6.6%

営業利益                1,798      2,094   +16.5%       2,340    89.5%

税引前四半期利益            1,846      2,128   +15.3%       2,360    90.2%

四半期純利益              1,426      1,915   +34.3%       1,950    98.2%

1株当たり四半期純利益(円)      69.84      98.63   +41.2%      100.69    98.0%




                                                   *2018年10月公表業績予想
主要製品の売上高                                                                       8



主要製品は堅調に推移し、増収に貢献


                      17年度      18年度               為替の影響を    18年度
(億円)                                      増減率      除いた増減率              進捗率
                        3Q        3Q                          予想*


XTANDI/イクスタンジ           2,199    2,534    +15.2%   +15.3%      3,259   77.7%

泌尿器OAB製品                1,716    1,843     +7.4%    +7.5%      2,457   75.0%

 ベシケア                    785        744    -5.2%    -5.2%       961    77.4%

 ミラベグロン                  931     1,099    +18.0%   +18.3%      1,496   73.5%

プログラフ                   1,502    1,500     -0.1%    -0.2%      1,960   76.5%




プログラフ (アドバグラフ/グラセプター/アスタグラフXLを含む)
ミラベグロン (製品名:ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ)                             *2018年10月公表業績予想
XTANDI/イクスタンジ                                                                9


早期ステージの前立腺がんでの浸透により、全ての地域で増収
地域別売上高                                                  1,227 (+17.4%)
                       251 (+25.3%)
                                               1,045
            200
 日本                                   米州                             ex-US
 (億円)                                 (百万ドル)
                                                        1,135        US
                                                968




                       672 (+9.3%)                       48 (+18.4%)
            615
              1,168                              40
 EMEA                                 アジア・
 1,056                                                           +21.2%
 (百万ユーロ)                              オセアニア                      (為替の影響を除く)
                                      (億円)




           17年度3Q     18年度3Q                   17年度3Q   18年度3Q
 泌尿器OABフランチャイズ                                           10


  ミラベグロンが成長し、OABフランチャイズの売上をけん引
  新規作用機序に基づくバランスのとれた有効性と忍容性を訴求
             四半期売上高の推移 (グローバル)
(億円)
       800
                         ベシケア       ミラベグロン   OAB total
       700

       600

       500

       400                                               61%

       300
                                                         39%
       200

       100

        0




  ミラベグロン (製品名:ベタニス/ミラベトリック/ベットミガ)
本日の内容                    11




I     2018年度第3四半期 連結業績




II    新薬パイプライン




III   持続的な成長に向けた取り組み
4品目で製造販売承認を取得                                                                       12
2018年度第2四半期決算発表(2018年10月)以降

継続的に患者さんへ価値を届けていく



 新規分子成分                                       新規分子成分

 ギルテリチニブ                イプラグリフロジン             ロモソズマブ                 デガレリクス

 2018年11月(米国)           2018年12月(日本)          2019年1月(日本)            2019年1月(日本)
 再発又は難治性のFLT3           1 型糖尿病                骨折の危険性の高い              前立腺がん(12週製剤)
 遺伝子変異陽性の                                     骨粗鬆症
 急性骨髄性白血病(AML)

 再発又は難治性のAMLに           治療薬がインスリン、            新規の作用機序の治療薬            前立線がん患者さんの
 対する初めての                a-GIに限られていた           として、世界に先駆けて            治療の負担を軽減
 FLT3阻害剤                1型糖尿病に対する             日本で製造販売承認を
                        初めてのSGLT2阻害剤          取得




*適応症の詳細は添付文書参照.
FLT3 mut+: FMS様チロシンキナーゼ3遺伝子変異陽性、α-GI: α-グルコシターゼ阻害剤、SGLT2:ナトリウム/グルコース共輸送体2
ギルテリチニブ:再発又は難治性の急性骨髄性白血病を                                 13
適応症として承認された初のFLT3阻害剤
経営計画2018に沿って重要なマイルストンを達成
•   再発又は難治性のFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病(AML)に対する
    治療薬として2018年11月に米国で承認取得、同年12月に日本と米国で発売
•   この患者層に対する初のFLT3阻害剤として承認
•   日本の先駆け審査指定制度、米国の優先審査やファストトラック指定等、
    開発を加速させる薬事制度を活用
•   FLT3活性化変異を有するAML患者は予後が悪く、再発率が高い。また、化学療法に対する
    反応性が低い。再発又は難治性FLT3遺伝子変異陽性AMLに対する治療法は確立されていない。
•   ギルテリチニブは、予後に影響を与えることが明らかである1
    FLT3-ITDとFLT3-TKDの両方のFLT3変異を阻害する。
•   第Ⅲ相 ADMIRAL試験で全生存期間の主要評価項目を達成。
    今後の学会で結果を発表予定。
•   血液内科専門医/がん専門医を通じ、
    患者さんに価値を届けていく。



1: Yanada M et al. Leukemia. 2005;19:1345-9
FLT3: FMS様チロシンキナーゼ3、ITD: 遺伝子内縦列重複変異、TKD: チロシンキナーゼドメイン変異
ロモソズマブ:日本において世界で初の承認                                                                                          14


骨粗鬆症治療におけるパラダイムシフトを目指す
•     「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」を効能・効果として2019年1月に日本で承認
•     骨粗鬆症患者において、骨折の既往はさらなる骨折の大きなリスク。
      特に骨折後1年以内の二次骨折のリスクは高く1、早期の治療効果が望まれる。
•     ロモソズマブは骨形成促進作用と骨吸収抑制作用の両方を有し、骨量を急速に増加させ、
      骨の微細構造を保持・強化しながら強度を向上することで骨折リスクを低下させる。
•     12ヵ月間の投与により骨折リスクを軽減
•     月1回、12ヵ月間投与する薬剤で、患者さんの利便性の向上を期待

                            ロモソズマブ

                                                     骨粗鬆症治療薬の作用2
                                                                                    BP製剤、
                                                                  ロモソズマブ                               PTH製剤
                                                                                   抗RANKL抗体
    ロモソズマブは骨芽細胞を活性化する      ロモソズマブは破骨細胞の活性を抑制する
      ロモソズマブ投与により、           ロモソズマブ投与により、
                             sCTX(骨吸収マーカー)が低下する
      P1NP(骨形成マーカー)が上昇する
                                                      骨形成


                                                      骨吸収




1: van Geek TA et al. Ann Rheum Dis 2009, 68:99, 2: Gennari L et al. Expert Opin Pharmacother. 2016 ;17:1141-52,
P1NP:1型プロコラーゲン-N-プロペプチド、sCTX:血清Ⅰ型コラーゲン架橋C-テロペプチド、BP:ビスフォスフォネート、RANKL:NFκB活性化受容体リガンド、
PTH: 副甲状腺ホルモン
6つのPOC取得済みプロジェクトの進捗                                                              15
2018年度第2四半期決算発表(2018年10月)以降

後期開発品が着実に進展し、多くのマイルストンを達成

 エンザルタミド                   ギルテリチニブ                       エンホルツマブ ベドチン
 M1 HSPC                   再発又は難治性FLT3 mut+ AML          CPI治療歴のある
                           ADMIRAL試験: 最終解析において           転移性尿路上皮がん
 • ARCHES試験: 主要評価項目        主要評価項目(OS)を達成
   (rPFS)を達成                                             • 第Ⅱ相試験コホート1(プラチナ製剤
                           • 米国: 2018年11月に承認取得
 • 2019年半ばまでに日米欧で                                          治療歴あり)の結果を2019年1-3月
                           • 欧州: 2019年1-3月に申請予定
   申請予定                                                    に入手予定
                           • OSデータを添付文書に追加予定
                                                         • 結果が良好な場合、2019年に米国
                             (米国:2019年1-3月申請、
                                                           で申請予定
                              日本:2019年7-9月)



 zolbetuximab              ロキサデュスタット                     fezolinetant
 胃腺がんおよび                   慢性腎臓病に伴う貧血                    更年期に伴う血管運動神経症状
 食道胃接合部腺がん                 • 欧州: 第Ⅲ相全6試験の結果を入手           • 後期第Ⅱ相試験のほぼすべての
                             2019年半ばに申請予定                  投与群で、4つすべての主要評価
 GLOW試験(CAPOXとの併用療
                           • 日本: 透析期患者を対象として2018年9         項目を達成
 法):患者組み入れ開始
                             月に申請。保存期患者を対象とした残り          • ENDO2019で後期第Ⅱ相試験の
                             1 試験の結果を2019年に入手予定            結果を発表予定




M1 HSPC: 転移性ホルモン感受性前立腺がん、rPFS: 画像診断による無増悪生存期間、FLT3 mut+: FMS様チロシンキナーゼ3遺伝子変異陽性、
AML: 急性骨髄性白血病、OS: 全生存期間、CPI: 免疫チェックポイント阻害剤、ENDO: 米国内分泌学会
エンザルタミド                                                                                                            16


M1 HSPC患者を対象としたARCHES試験で主要評価項目を達成
本適応症での申請を日米欧で 2019年半ばまでに予定
M1 HSPC                                                ARCHES試験

                                                                           M1 HSPC患者(n=1,150)
疾患について                                                 以下を含む
                                                       • 腫瘍体積の大きい患者層と小さい患者層
• 米国では、毎年38,000人の男性がM1                                 • M1 HSPCに対してドセタキセルの治療を受け、その後進行がみられない
                                                         患者
  HSPCを発症する。1                                          • 新規診断のM1 HSPC患者と根治療法を受けた後に再発転移した患者
• 現在、アンドロゲン除去療法(ADT)が
                                                                                     無作為化
  第一選択薬とされている。
                                                          ADT + エンザルタミド                               ADT + プラセボ
満たされていない医療ニーズ
• 遠隔転移がみられる前立腺がん患者は                                                           主要評価項目:rPFS
  予後が悪く、より良い治療薬が待ち望まれ
                                                      • 主要評価項目であるrPFSを有意に延長
  ている。
                                                      • 予備的な安全性解析において、エンザルタミドの安全性プロファ
• M1 HSPCには様々な患者層が含まれ、腫                                 イルはCRPCを対象に実施したこれまでの試験結果と一致
  瘍体積の小さい患者や再発患者における                                  • ASCO-GUで結果を発表予定
  データは少ない。
1: Scher HI et al. PLoS One. 2015; 10: e0139440, 2: Siegel RL et al. CA Cancer J Clin. 2018;68:7–30
M1 HSPC: 転移性ホルモン感受性前立腺がん、rPFS: 画像診断による無増悪生存期間、CRPC: 去勢抵抗性前立腺がん、
ASCO-GU: 米国臨床腫瘍学会 泌尿器がんシンポジウム
FEZOLINETANT                                                                  17


後期第Ⅱ相試験はほぼすべての投与群で4つの主要評価項目を達成
試験結果を2019年3月のENDO2019で発表予定
試験デザイン                                    結果

     中等度から重度のVMSを少なくとも                    有効性
    週50回以上有する閉経後の更年期の女性
                                          • ほぼすべての投与群において、4つすべての主要評価項
                                            目で統計的に有意な改善が示された。
         スクリーニング:4週間
                                          • 1日1回投与と1日2回投与では、ホットフラッシュの頻度と
                                            重症度に対する有効性とその効果量は同程度であった。
           無作為化: n=352

                                          安全性
           fezolinetant    fezolinetant   • 死亡または治験薬に関連したSAEは報告されていない。
 プラセボ         1日1回            1日2回
                                          • TEAE発現率は投与群間で同等であり、多くは軽度も
  n=44         3用量            4用量
             n=44/群          n=44/群         しくは中等度だった。
                          投与期間:12週間       • 無症候性の肝酵素上昇が、高用量群のごく少数の
主要評価項目(Co-primary):                         症例において報告された。
 • 中等度および重度のホットフラッシュの平均回数に
   おけるベースラインからの変化*                        今後の予定:
 • 中等度および重度のホットフラッシュの重症度にお                第Ⅲ相試験で用いる用量を含む試験デザインについての
   けるベースラインからの変化*                         当局相談を準備中
   * 投与4週後および投与12週目後
ENDO: 米国内分泌学会、VMS:更年期に伴う血管運動神経症状(ホットフラッシュ)、SAE:重篤な有害事象、TEAE:治験薬投与後に発現した有害事象
ロキサデュスタット                                                              18


慢性腎臓病に伴う貧血に対するファーストインクラスの経口剤を目指す
通常の酸素量
                                                 期待するプロファイル
           HIF-PH 酵素           HIF-α は急速に分解される

                                分解                  新規の作用機序
                       HIF-α
                                                    経口投与
 HIF-α
                                                    患者の治療負担を軽減する新たな
低酸素量
(例:高地)                 HIF-α      HIF-α HIF-β        治療選択肢となる可能性
あるいは
ロキサデュスタット
                       ✕               遺伝子の転写
                                                    既存治療(例:ESA)と同等の有効性
                           HIF-PH 酵素                静脈投与の鉄剤の使用を最小限に
                                                     する。
         ロキサデュスタットはHIF-α を安定化させる
                                                    生理的範囲内でエリスロポエチン値
     生理的範囲内又はそれに近いエリスロポエチンの産生
                                                     を維持することにより、既存治療での
     へプシジン値                                          懸念を回避できる可能性
     骨髄への鉄輸送とヘモグロビン合成
                                                    既存治療においてコントロールが
     鉄吸収
                                                     不十分な患者層(例:炎症のある
                                                     患者)でも有効性を示す。
     赤血球産生


HIF: 低酸素誘導因子、PH: プロリン水酸化酵素、 ESA: 赤血球造血刺激因子製剤
ロキサデュスタット                                                    19


欧州での申請に向けた第Ⅲ相全6試験の結果を入手
欧州で2019年半ばに申請予定
欧州での申請・保険償還に向けた                     第Ⅲ相全6試験の結果を入手
第Ⅲ相試験プログラム
                                    •   すべての試験で主要評価項目を達成した。
                透析期                 •   ロキサデュスタットは良好な忍容性を示した。
HIMALAYAS試験                             予備的な安全性解析において、全般的な安全性
新規透析導入患者、エポエチンアルファ対照、n=1,043            プロファイルは、これまでの臨床試験結果と
SIERRAS試験                               一致した。
安定期透析患者、エポエチンアルファ対照、n=741
PYRENEES試験
安定期透析患者、
エポエチンアルファ又はダルベポエチンアルファ対照、 n=836
                                        安全性統合解析:2019年前半に予定
                保存期
DOLOMITES試験*:
ダルベポエチンアルファ対照、n=616

ALPS試験:プラセボ対照、n=594                     欧州での申請を2019年半ばに予定
ANDES試験:プラセボ対照、n=922
                         *中間解析の結果
重点後期開発品の価値最大化                                                                                                                                     20


zolbetuximabの適応拡大に向けた開発に着手し、
より多くの患者さんへの貢献を目指す
 対象疾患:膵臓腺がん                                                                    前期第Ⅱ相試験


• 膵臓がんは、がんによる死亡の原因と                                                            • 対象となる患者層:
  して世界で7番目に多い。1                                                                  CLDN 18.2陽性の転移性膵臓腺がん
• 5年生存率は、米国で8%、世界で4%と                                                          • ファーストライン治療として、
  未だに低い。1                                                                        nab-パクリタキセルとゲムシタビンと併用
• 膵臓がん患者の50〜70%では                                                              • 2019年4-6月に試験開始予定
  Claudin 18.2(CLDN18.2)が顕著に
  発現している。2,3,4




1: Ilic, M & Ilic I. World J Gastroenterol. 2016; 22, 9694-705, 2: Lee JH et al, Oncol Rep. 2011;25:971-8, 3: Sanada et al, Clin Cancer Res.2008;14:7624-34,
4: Karanjawala ZE et al, Am J Surg Pathol. 2008;32:188-96
臨床入りから申請までのパイプライン全体の進展                                                 21
2018年度第2四半期決算発表(2018年10月)以降の進捗

開発パイプラインが着実に進展

          P1入り                           P2入り          P3入り       申請

   ASP3772                      zolbetuximab
   肺炎球菌感染症の予防                   膵臓腺がん


                                ASP1128/MA-0217
                                急性腎障害




                                                         *適応症の詳細は添付文書参照


                 reldesemtiv:慢性閉塞性肺疾患 (P2)
 (一部適応での)        ASP4070/JRC2-LAMP-vax:スギ花粉症(P2)
  開発中止等          ASP7713:低活動膀胱(P1)
                 ASP1807/CC8464:神経障害性疼痛 (P1)

注)開発段階の進展の定義 第Ⅰ相入り:治験許可申請(IND)/治験届の承認、次相への進展:社内の意思決定機関における決定、
申請:当局への申請書類の提出、開発中止:社内の意思決定機関における決定
1年以内に期待される主なイベント                                                                            22


POC試験から承認取得までの重要なマイルストン

データ判明             第Ⅱ相 (POC) 試験
                   reldesemtiv (CK-2127107)   筋萎縮性側索硬化症
                  第Ⅱ相試験
                   エンホルツマブ ベドチン               転移性尿路上皮がん
                                              (CPI治療歴/プラチナ製剤治療歴あり)
申請*               ロキサデュスタット                   透析期/保存期の慢性腎臓病に伴う貧血 (欧州)
                  ギルテリチニブ                     再発又は難治性のFLT3mut+ AML(欧州)
                  エンホルツマブ ベドチン                転移性尿路上皮がん
                                              (CPI治療歴/プラチナ製剤治療歴あり)
                  エンザルタミド                     M1 HSPC

当局判断              ペフィシチニブ                     関節リウマチ(日本)
                  ロキサデュスタット                   透析期の慢性腎臓病に伴う貧血 (日本)
                  エボロクマブ                      スタチン不耐性患者における高コレステロール血症(日本)

学会発表              エンザルタミド                     ASCO-GU (ARCHES)
                  ギルテリチニブ                     近日開催予定の学会 (ADMIRAL OS)
                  エンホルツマブ ベドチン                ASCO-GU (P1)
                  fezolinetant                ENDO 2019 (P2b)



* 試験結果判明、社内での評価・決定、必要に応じ当局との相談後に実施。当局への申請書類の提出
適応症等の詳細はパイプラインリストをご参照ください。
POC (Proof of Concept): 臨床での有効性の確認、CPI: 免疫チェックポイント阻害剤、M1 HSPC: 転移性ホルモン感受性前立腺がん、 FLT3mut+: FLT3遺伝子
変異陽性、AML: 急性骨髄性白血病、ASCO-GU: 米国臨床腫瘍学会 泌尿器がんシンポジウム、OS: 全生存期間、ENDO: 米国内分泌学会
本日の内容                    23




I     2018年度第3四半期 連結業績




II    新薬パイプライン




III   持続的な成長に向けた取り組み
FOCUS AREA アプローチによる取り組み:                                                24
POTENZA社の買収
がん領域ポートフォリオを拡充

戦略                     3つのプログラムのがん免疫制御機序


• 臨床段階にある新規がん免疫                                                       NK cell

  療法プログラムの獲得
   3つのプログラムがP1入り

   既存のがん免疫療法では効果
    不十分な患者層が対象

   アステラスの抗がん剤
    パイプラインとの併用が可能
                    抑制性シグナルの解除          T細胞応答性の向上         Treg細胞の不安定性誘導
                       抗TGIT抗体          GITR作動性抗体
                      (免疫チェック                                抗NRP1抗体
                                       (T細胞プライミング
                      ポイント阻害剤)                             (Treg機能阻害剤)
                                         および共刺激)
                    ・ASP8374/PTZ-201   ・ASP1951/PTZ-522   ・ASP1948/PTZ-329
OPERATIONAL EXCELLENCEの追求                25




2018年度における経営資源再配分の主要な取り組み

IN                   OUT

 新技術への設備投資           組織体制の見直し:
  国内での新棟建設(富山、つくば)     欧州での組織体制の最適化
  米国AIRMの設備増強          国内事業再編

 Focus Areaへの投資      生産体制の見直し:
  遺伝子治療:               西根工場の医薬品製造事業を譲渡
    Quethera買収
    遺伝子治療研究所との提携
    Juventasとの提携
     新規がん免疫療法:
      Potenza買収

下線部:この四半期に実施した取り組み
キャピタルアロケーション                                       26


成長を実現するための事業投資を最優先
中長期的な利益成長に基づき、配当は安定的かつ持続的に向上
自己株式取得は機動的に実施




       事業投資                   株主還元
                        2018年度~2020年度の期間中、
企業買収                          増配を目指す
                            機動的な自己株式取得


提携                   当期の配当(予想): 38円(2円増配)
                     当期の自己株式取得実績: 1,000億円(55百万株)
参考資料
2018年度第3四半期実績:地域別売上高                         28




 (億円)        17年度3Q     18年度3Q     増減率


 日本             3,373      3,127     -7.3%


 米州             3,268      3,520    +7.7%


 EMEA           2,600      2,618    +0.7%


 アジア・オセアニア        753        785    +4.3%
為替レート(実績)                                     29



期中平均レート
通貨            17年度3Q       18年度3Q      変動
ドル                 112円         111円    1円高
ユーロ                129円         129円    1円安

期首‐期末レートの変動
通貨            17年度3Q       18年度3Q
ドル                  1円安         5円安
ユーロ                15円安         4円高



未実現利益消去に係る為替の影響: 売上原価率 -0.6ppt
2018年度通期業績修正予想:為替感応度                                               30




  2018年10月以降の為替レートの想定:1ドル110円、1ユーロ130円
  2018年度修正予想の為替感応度(10月以降)の概算値*


                          期中平均レート                   期末日レート
                         予想前提より1円高                 予想前提より1円高
 通貨

                   売上高             コア営業利益            コア営業利益

 ドル                 約26億円減少            約6億円減少            約6億円増加

 ユーロ                約13億円減少            約6億円減少            約3億円増加




* 海外グループ会社の業績連結時の換算レートが、 2018年10月以降、 2018年度3Q以降の想定為替レートから変動した場合の
  影響額を試算したもの
バランスシート/キャッシュ・フローのハイライト                                      31



 (億円)                 18年3月末             18年12月末
 総資産                          18,582            19,283
  現金及び現金同等物                    3,317             3,313
 親会社所有者帰属持分                   12,683            12,922
 親会社所有者帰属持分比率(%)               68.3%             67.0%



 (億円)              17年度3Q       18年度3Q            17年度

 営業CF                 2,153             2,037        3,126
 投資CF                 △938              △285       △1,218
 フリーCF                1,215             1,752        1,908
 財務CF                △1,431            △1,733      △2,034
  自己株式取得              △707             △1,004      △1,307
  配当金支払額              △716              △721         △716
株主還元の推移                                                                                                       32




  (円)                                                                                                     (億円)
     40                                                                                               2,500
                        一株配当*(左軸)                       当期純利益**(右軸)

                                                                                                      2,000
       30

                                                                                                      1,500

       20
                                                                                               38
                                                                                                      1,000
                                                                                         36
       10
                                                                                                      500



        0                                                                                             0
            FY05 FY06 FY07 FY08 FY09 FY10 FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18
(億円)                                                                                           (予想)
配当総額        393   423   552   569     582   577   577    594   606   660   685     713   721   730
自己株取得       462 2,199   818   1,234   270    -     -     494   300   582   1,193   914 1,299 1,000
総還元性向(%)    82    200   77    106     70    85    74     118   100   92     97     74    123




 *2014年4月1日を効力発生日として5分割の株式分割を実施(2005年度の期首に株式分割が実施されたものとして調整した数値を表示)
 **2013年度(2014年3月期)以降の会計年度は国際財務報告基準(IFRS)
成長の基盤となる開発パイプライン                                                                                     33


 第Ⅰ相試験             第Ⅱ相試験                           第Ⅲ相試験                申請
                    zolbetuximab (IMAB362)                              ペフィシチニブ (ASP015K)
 ASP1235/AGS62P1    (膵臓腺がん)                        エンザルタミド
                                                   (M0 HSPC:米欧亜、        (関節リウマチ:日)

                    AGS-16C3F      (腎細胞がん)          M1 HSPC:米欧日亜)

 ASP8374/PTZ-201    ASP1650 (精巣がん)                                      ソリフェナシン*
                                                   ギルテリチニブ(ASP2215)     (小児神経因性膀胱:米)
                    bleselumab (ASKP1240)          (R/R AML:欧亜,
                    (rFSGS)                         AMLの他の患者層:米欧日亜)
 ASP1948/PTZ-329    ASP5094(関節リウマチ)
                                                                        ロキサデュスタット
                    reldesemtiv(CK-2127107)        エンホルツマブ ベドチン         (透析期の慢性腎臓病に伴う貧血:日)
                    (SMA, ALS)
                                                   (ASG-22ME)
 ASP1951/PTZ-522    ASP7317 (萎縮型加齢黄斑変性等)           (尿路上皮がん:米欧日亜)

                    ASP6294                                             エボロクマブ
                    (膀胱痛症候群/間質性膀胱炎)                                     (スタチン不耐性患者における
 ASP0892                                           zolbetuximab         高コレステロール血症:日)
                                                   (胃腺がんおよび食道胃接合部腺がん:
                    ASP8302 (低活動膀胱)                 米欧日亜)
                    ASP1128/MA-0217                                     * 2017年8月にFDAから
 ASP0367/MA-0211    (急性腎障害)                        ミラベグロン                 Complete Response Letter を受領
                                                   (小児神経因性膀胱:欧)
                    fezolinetant (ESN364)
                    (更年期に伴う血管運動神経症状)               ロキサデュスタット
 MucoRice-CTB                                      (ASP1517/FG-4592)
                    ASP0819 (線維筋痛症)                (慢性腎臓病に伴う貧血、
                    ASP4345                         欧:透析期/保存期、日:保存期)
                    (統合失調症に伴う認知障害)
 ASP3772                                           フィダキソマイシン
                    isavuconazole(小児:米)            (小児:欧)


  がん    免疫科学・筋疾患・眼科疾患            泌尿器・腎疾患     その他
プロジェクトの記載は概要を示したものです。詳細はパイプラインリストをご参照ください。
rFSGS: 再発性巣状糸球体硬化症、SMA:脊髄性筋萎縮症、ALS:筋萎縮性側索硬化症、M0 HSPC: 非転移性ホルモン感受性前立腺がん、M1 HSPC: 転移性ホルモン
感受性前立腺がん、R/R: 再発又は難治性、AML: 急性骨髄性白血病
6つの重点後期開発品の申請予定                                                 34




    申請済み/申請予定

    2018年度                   2019年度-2020年度       2021年度以降


 ギルテリチニブ                     エンザルタミド             エンザルタミド
 (再発又は難治性急性骨髄性白血病:欧州)        (転移性ホルモン感受性前立腺がん)   (非転移性ホルモン感受性前立腺がん)


                             エンホルツマブ ベドチン        ギルテリチニブ
 ロキサデュスタット                   (転移性尿路上皮がん)
                                                 (急性骨髄性白血病の他の患者層)
 (透析期の慢性腎臓病に伴う貧血:日本)

                             ロキサデュスタット           zolbetuximab
                                                 (胃腺がんおよび食道胃接合部腺がん)
                             (慢性腎臓病に伴う貧血
                              保存期:日本
                              透析期/保存期:欧州)        fezolinetant
                                                 (更年期に伴う血管運動神経症状)




申請は試験結果判明、社内での評価・決定、必要に応じ当局との相談後に実施

適応症等の詳細はパイプラインリストをご参照ください。
エンザルタミド                                                                           35




                    根治治療          ホルモン療法または                     去勢抵抗性
                                    去勢感受性
                                      ARCHES

                                      M1 HSPC
 診断                手術                 新規診断                      PREVAIL      AFFIRM
                                                                M1 CRPC      M1 CRPC
                                      M1 HSPC                   (一次治療)       (二次治療
                        救済療法            再発                                    以降)
         監視療法
                  放射線
                                      EMBARK
                                      EMBARK          PROSPER
                                      M0 HSPC         M0 CRPC




 第Ⅲ相                                                       2018年12月に結果入手
              M1 HSPC               プラセボ対照、ADT併用、n=1,150   ASCO-GUで結果を発表予定
 ARCHES 試験    転移性ホルモン感受性前立腺がん                              2019年半ばまでに日米欧で 申請予定

 第Ⅲ相          M0 HSPC               プラセボ対照、ADT併用、n=1,068   患者組み入れ終了
 EMBARK 試験    非転移性ホルモン感受性前立腺がん




下線部:前回の決算発表時(2018年10月31日)からの進捗
M1 HSPC: 転移性ホルモン感受性前立腺がん、M0 HSPC:非転移性ホルモン感受性前立腺がん、M0 CRPC: 非転移性去勢抵抗性前立腺がん、
M1 CRPC: 転移性去勢抵抗性前立腺がん、ADT:アンドロゲン除去療法、ASCO-GU: 米国臨床腫瘍学会 泌尿器がんシンポジウム
ギルテリチニブ                                                                                                    36



                                  第Ⅰ相試験
                                                                     維持療法
                                             地固め療法
                       寛解導入療法                                     GOSSAMER                      救援療法
                       /地固め療法
                                                移植                   維持療法                      ADMIRAL
FLT3 mut+
急性骨髄性                                                               MORPHO
白血病患者                                                                                        米国・日本で発売
                         低強度
                         化学療法                                                                欧州で申請予定
                                                                                             (2019年1-3月)
                      LACEWING


                                                                                    最終解析のOS データを入手
   第Ⅲ相                                                                              OSデータの添付文書への追加
                    再発又は治療抵抗性                  単独療法と救援療法との比較(2:1)、n=371
   ADMIRAL試験                                                                         米国: 2019年1-3月申請予定
                                                                                     日本: 2019年7-9月予定

   第Ⅲ相                                         アザシチジン併用療法とアザシチジン単独療法
                    初回寛解導入療法不適応患者                                                   患者組み入れ開始:2016年11月
   LACEWING試験                                  の比較 (2:1)、n=323
   第Ⅲ相
                    化学療法後の維持療法                 単独療法とプラセボとの比較(2:1)、n=354             患者組み入れ開始:2017年4月
   GOSSAMER試験
   第Ⅲ相                                                                              患者組み入れ開始:2017年7月
                    造血幹細胞移植後の維持療法              単独療法とプラセボとの比較 (1:1)、n=346
   MORPHO試験                                                                         BMT-CTNと共同




下線部:前回の決算発表時(2018年10月31日)からの進捗
FLT3 mut+: FMS様チロシンキナーゼ3遺伝子変異陽性、OS: 全生存期間、BMT-CTN: Blood and Marrow Transplant – Clinical Trial Network
エンホルツマブ ベドチン                                                                            37


治療状況のまとめ                   *標準治療・承認されている薬剤は地域・国ごとに違う点もあるが、基本的な治療の流れは同じ

                  1次治療                     2次治療                          3次治療
      シスプラチン




                                                                    EV-201 (コホート 1)
        適応




                  Gem-Cis                                                EV-301
                                      • CPI
                                      • Gem-Carbo                 • 単剤化学療法
                                      • 単剤化学療法                    • 臨床試験
      シスプラチン




               • CPI                                              • 緩和ケア
       不適応




               • Gem-Carbo
                                       EV-201 (コホート 2)
                  EV-103


  第Ⅲ相
                    CPI治療歴のある患者(プラチナ製剤治療歴あり)             n=550   患者組み入れ開始: 2018年7月
  EV-301 試験
                    CPI治療歴のある患者                                  患者組み入れ開始: 2017年10月
  第Ⅱ相
                     コホート1:プラチナ製剤治療歴あり                   n=200    コホート1:2019年1-3月に結果判明予定
  EV-201 試験          コホート2:プラチナ製剤治療歴なし/シスプラチン不適応                  コホート2:患者組み入れ中
  第Ⅰb相
                    CPI併用                                n=159   患者組み入れ開始: 2017年11月
  EV-103 試験
                    Part A: 転移性尿路上皮がん患者
  第Ⅰ相                                                            患者組み入れ開始: 2014年6月
                    Part B: 腎不全患者、転移性非小細胞肺がん、転移性卵巣がん     n=215
  EV-101 試験         Part C: 転移性尿路上皮がん患者(CPI治療歴あり)
                                                                 Matured dataをASCO-GUで発表予定




下線部:前回の決算発表時(2018年10月31日)からの進捗
CPI:免疫チェックポイント阻害剤、Gem-Cis:ゲムシタビン-シスプラチン療法、Gem-Carbo:ゲムシタビン-カルボプラチン療法
ZOLBETUXIMAB                                                                                                                           38



ターゲット:Claudin18.2                                                          胃腺がんおよび食道胃接合部腺がん

 タイトジャンクションの主要な構成因子で、                                                       対象となる患者層:
  上皮細胞層の細胞間の隙間をふさぐ。                                                           Claudin18.2高発現の局所進行性または転移性
 様々ながん種において広範囲に発現                                                            胃腺がんおよび食道胃接合部腺がん
  • 胆管がん、すい臓がん、胃がん、                                                          世界でがんによる死因の4番目を占める。
    ムチン性卵巣がん:約70-90%1                                                        転移性胃腺がんおよび食道胃接合部腺がんの
  • 卵巣がんと非小細胞肺がん:約10%1                                                        5年生存率は20%未満2, 3
                                                                             ステージ4の胃がんの全生存期間の中央値は
                                                                              10-15ヵ月4, 5

                            第Ⅲ相                                                                                     患者組み入れ開始:2018年10月
                                                   mFOLFOX6との併用療法                       プラセボ対照、n=550
                            SPOTLIGHT
  胃腺がんおよび   第Ⅲ相                                                                                                     患者組み入れ開始:2019年1月
                                                   CAPOXとの併用療法                          プラセボ対照、n=500
  食道胃接合部腺がん GLOW
                            第Ⅱ相                    単剤および
                                                                                        n= 102                      患者組み入れ開始:2018年9月
                            ILUSTRO                mFOLFOX6との併用療法
                                                   nab-パクリタキセルと
  膵臓腺がん                     第Ⅱ相                                                         n=141                       試験開始予定:2019年4-6月
                                                   ゲムシタビンとの併用




下線部:前回の決算発表時(2018年10月31日)からの進捗
1: Al-Batran et al., ASCO2016, 2: Pennathur et al., 2013, 3: Sahin et al., 2008, 4: 2017 RDPAC survey, 5: Iizumi, S, et al., 2018
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