4502 武田薬 2019-05-14 15:00:00
2018年度(4-3月期)の連結業績および2019年度の連結業績予想について [pdf]

                                                           Better Health, Brighter Future




    News Release
    2019 年 5 月 14 日


          2018 年度(4-3 月期)の連結業績および 2019 年度の連結業績予想について
−     2018 年度の好調な業績は主力成長製品の伸長と規律ある経費管理が牽引、旧武田薬品 1の実績は当
      初予想を大きく上回り、Shire 社買収関連費用を吸収
−     2019 年度は、タケダの 5 つの主要ビジネスエリア 2における主力成長製品のモメンタムが継続すること
      によって独占販売期間満了に伴う大幅な減収影響の大部分を相殺
−     14 のグローバルブランド 3からなるバランスの取れたポートフォリオ、革新的な R&D エンジンによる持続
      的なパイプラインの創出、利益率向上およびレバレッジ低下へのコミットメントといった将来の成長に向
      けた力強い基盤を構築

2018 年度通期業績

旧武田薬品の実質的な売上収益は+5.3%、財務ベース連結売上収益+18.5%
    • 旧武田薬品の実質ベースの売上収益の成長率は、エンティビオ(+34.8%)、ニンラーロ(+36.1%)等
      武田薬品の主力成長製品の力強い伸長により堅調に推移し、対前年同期+5.3%
    • 財務ベースの売上収益は、流通チャネルにかかる武田薬品の方針を旧 Shire 社製品にも適用したこと
      に伴い一時的な減収影響があったものの、2019 年 1 月 8 日より旧 Shire 社が武田薬品に連結されたこ
      とにより、対前年同期+18.5%増収の 2 兆 972 億円

旧武田薬品の実質的なコア・アーニングスの対売上収益比率は+540bps 向上
    • 旧武田薬品の実質的なコア・アーニングスは+38.7%の増益、対売上収益比率は+540bps 向上、うち
      4 分の 3 が規律ある経費管理により実現。旧武田薬品の実質的なコア・アーニングスの対売上収益比率
      は、主力成長製品の伸長とグローバル経費削減イニシアチブの実行により 2 年間(2017 年度と 2018 年
      度の対前年度 bps の単純合算)で+960bps 向上
    • 旧武田薬品の営業利益はビジネスモメンタムにより+70.3%の増益。2018 年度における不動産および
      テックプール社やマルチラブ社の売却益が、2017 年度に発生した和光純薬の売却益とテバ社との合弁
      会社へ製品を追加で売却したことによる一時的収益の減益影響を相殺
    • 財務ベースの営業利益は企業結合会計による非資金性の費用の影響を大きく受け、△15.2%減益の
      2,050 億円、財務ベース EPS は△52.6%減少の 113 円。旧武田薬品の堅調な財務ベースの営業利益
      では 2018 年度に発生した Shire 社買収関連費用を完全に吸収



1
  旧武田薬品とは旧 Shire 社の業績(2019 年 1 月 8 日~2019 年 3 月 31 日の業績、2019 年 1 月 8 日以降は武田薬品に連結されている)、旧武田薬
品と旧 Shire 社で発生した買収関連費用、企業結合会計による影響を除く。旧 Shire 社とは、文脈に応じ、武田薬品が 2019 年 1 月 8 日に買収を完
了する前の、あるいは完了した後の Shire 社のことを指します。
2
  消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー、ニューロサイエンス
3
  エンタイビオ、ガテックス/リベスティブ、アロフィセル、ビプリブ、エラプレース、ナトパラ、アディノベイト、タクザイロ、ハイキュービア、カービトゥル
ー、ガンマガード、アルブミングラス/フレクスブミン、ニンラーロ、アルンブリグ
革新的な R&D エンジンにより重要な研究開発マイルストンを達成

•   エンティビオの潰瘍性大腸炎患者を対象とした VARSITY 試験 4(アダリムマブとの直接比較試験)にお
    いて、有意に高い臨床的寛解を達成。潰瘍性大腸炎の効能で(米国)、また潰瘍性大腸炎およびクロ
    ーン病(米国・欧州)の効能で皮下注射製剤の承認申請 5を実施

•   タクザイロ(米国、欧州)およびアルンブリグ(欧州)の承認取得、アドセトリス(日本、欧州)のホジキンリ
    ンパ腫(フロントライン適応)の効能追加およびトリンテリックス (米国)認知機能の一症状である処理速
    度および治療に伴う性機能障害に関するデータの添付文書への追記を達成

•   2018 年 4 月以降、15 の新規候補物質がステージアップ

•   バイオテック企業やアカデミアと新たに 44 のパートナーシップを締結、最先端の細胞療法を対象とした
    3 つのパートナーシップを公表


ノン・コア資産の売却でキャッシュを創出し、ビジネスに注力

•   連結フリー・キャッシュ・フローは+4.6%増加し 3,781 億円、不動産、投資有価証券、ノン・コア資産であ
    るテックプール社およびマルチラブ社の売却による 2,009 億円を含む

•   2019 年 5 月 8 日、XIIDRA を一時金 34 億米ドルと追加で最大 19 億米ドルの潜在的なマイルストンで
    Novartis 社に譲渡することで合意、TACHOSIL を一時金 358 百万ユーロで Ethicon 社に譲渡し、さらに
    同社と長期製造供給契約を締結したことを公表 6

•   譲渡で得られる資金は負債の返済に充当、3~5 年で純有利子負債/EBITDA 倍率 2 倍の水準に向け
    てレバレッジの低下を加速


当社 代表取締役社長 CEO のクリストフ・ウェバーは、「競争力を有し経営の基本精神(バリュー)に基づい
た、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーになるために Shire 社買収を完了し、
2018 年度はタケダの歴史にとって重要な年になりました。統合プランの策定および実行へ注力していた期
間でも力強いビジネスモメンタムを維持し、良好な業績を達成できたことを喜ばしく思います。
タケダのバリューおよび文化に沿って、Shire 社統合は計画通り進捗しています。従業員およびロケーション
に関する重要な意思決定の多くはこれまでに完了し、より多くのコストシナジー実現へ向けた機会を特定し、
ノン・コア資産の譲渡戦略は既に進んでいます。


将来に向けては、成長への強固な基盤を構築しました。当社は消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、
オンコロジー、ニューロサイエンスの 5 つのビジネスエリアにフォーカスし、売上収益は中期的に 14 のグロー
バルブランドを含む主要製品のバランスが取れたポートフォリオにより成長する見込みです。昨年度、15 の
新規候補物質がステージアップしたことで示されているように、タケダの革新的なパイプラインが実りつつあり
ます。タケダは利益率向上およびレバレッジ低下にもコミットしています。
ビジネスエリアのフォーカス、R&D エンジンおよび強固な財務基盤を通じ、当社は患者さんおよび株主の皆
様へ長期的な価値をもたらすことが可能となります」と述べています。


4
  出典: Schreiber S, et al. J Crohns Colitis 2019;13(Supplement_1):S612–3 (abst OP34). [Oral presentation]
5
  米国は生物学的製剤承認申請、欧州は適応追加申請
6
  一定のクロージング条件、法的要件、規制上および適用される現地の労使協議会の要件を満たすことを前提として、Xiidra と Tachosil の譲渡は
2019 年後半に完了する予定
2018 年度(4-3 月期)の財務ベース連結業績

      • 旧武田薬品の好調な業績により Shire 社買収関連費用を完全に吸収。これら費用の詳細は添付アペン
        ディックスをご参照下さい。

            (億円)                  2017 年度     2018 年度       対前年度の成長

            売上収益                    17,705      20,972                +18.5%
            営業利益                     2,418       2,050                -15.2%
            当期利益 i                   1,869       1,091                -41.6%
            EPS                     239 円       113 円                 -52.6%
            コア・アーニングス ii             3,225       4,593                +42.4%

i
親会社の所有者帰属分
ii
コア・アーニングスは、IFRS(国際会計基準)に準拠しない財務指標であり、純利益から、法人所得税費用、持分法にかかる投資損益、金融損益、
その他の営業収益およびその他の営業費用、製品に係る無形資産償却費および減損損失を控除して算出します。その他、企業買収に係る会計処
理の影響や買収関連費用など、本業に起因しない(ノン・コア)とマネジメントが判断した事象による影響を調整します。


2018 年度(4-3 月期)の財務ベース旧武田薬品業績

            (億円)                  2017 年度    2018 年度 iii    対前年度の成長

            売上収益                    17,705      17,880                 +1.0%
            営業利益                     2,418       4,118                +70.3%
            当期利益 iv                  1,869       3,129                +67.4%
            EPSv                    239 円       399 円                 +66.6%
            コア・アーニングス vi             3,225       3,933                +21.9%

iii
   旧 Shire 社の業績(2019 年 1 月 8 日~2019 年 3 月 31 日)、旧武田薬品と旧 Shire 社で発生した買収関連費用、企業結合会計による影響を除く
iv
   親会社の所有者帰属分
v
 2018 年度 EPS 算出に用いた株式数: 784,477,109 株(Shire 社買収完了前日の 2019 年 1 月 7 日時点)
vi
   コア・アーニングスは、IFRS(国際会計基準)に準拠しない財務指標であり、純利益から、法人所得税費用、持分法にかかる投資損益、金融損益、
その他の営業収益およびその他の営業費用、製品に係る無形資産償却費および減損損失を控除して算出します。その他、企業買収に係る会計処
理の影響や買収関連費用など、本業に起因しない(ノン・コア)とマネジメントが判断した事象による影響を調整します。




2019 年度通期ガイダンス
2019 年度のマネジメントガイダンス: ビジネスのモメンタムによって独占販売期間満了に伴う大きな減収
影響を相殺する見通し

      • 5 つのビジネスエリアにおける主力成長製品の伸長により、ベルケイド、フィラジル、ユーロリックおよびそ
        の他製品の独占販売期間満了に伴う減収影響の大部分を相殺する見通し
      • 旧 Shire 社の通期での業績貢献、コストシナジーや規律ある経費管理により、実質的なコア EPS の見通
        しは 350-370 円の見込み
                                            ガイダンス
                           vii
                実質的な売上収益                 横ばいから僅かに減少
                実質的なコア・アーニングスの対売上収益比率        20%台半ば
                実質的なコア EPS                  350-370 円
            1 株当たり年間配当金                                         180 円
      • 米国のベルケイドについては、治療上の同等性が認められない、静脈投与と皮下投与が可能な競合品
        1 つが 2019 年 7 月に市場参入してくることを業績予想上の前提とする。米国ベルケイドの競合が発売さ
        れなかった場合、実質的な売上収益成長は「横ばいから僅かに増加」。
vii
      ベースラインである 3 兆 3,000 億円:2018 年 4 月~2019 年 3 月の旧武田薬品および旧 Shire 社の合計金額(Pro Forma ベース)

を期中(2018 年 4 月~2019 年 3 月)平均レート、1 ドル=111 円で換算

注: 2019 年度のマネジメントガイダンスには、Xiidra および Tachosil の譲渡にかかる業績影響を織り込んでおりませんが、当社は、こ

れら譲渡が本マネジメントガイダンスに対して意味ある影響を与えるものとは考えていません。



当社 チーフ フィナンシャル オフィサーのコスタ・サルウコスは、「独占販売期間満了が無ければエンティビ
オ、タクザイロ、ニンラーロ、免疫グロブリンといった主要製品の数量ベースの成長で売上収益は約 6-7%成
長する見込みですが、 2019 年度ガイダンスは独占販売期間満了による大きな減収影響を受ける見通しで
す。2019 年度は、実質的なコア・アーニングスの対売上収益比率が 20%台半ばに到達する見込みで、継続
的に経費の効率化を図りコストシナジーの目標を確実に遂行することにより、中期的には同比率 30%台半
ばを目指しています。Shire 社買収、綿密なボトムアップからの試算により、年間のコストシナジー(税前)のタ
ーゲットを 2021 年度までに 14 億米ドルから約 20 億米ドルに引き上げたことを喜ばしく思います。
利益率向上に加え、3 年から 5 年以内に純有利子負債/調整後 EBITDA 倍率を 2.0 倍の水準へ迅速に低
下させることにコミットしています。これは力強いキャッシュ・フローと最近公表した XIIDRA や TACHOSIL の
譲渡に関する合意といった事業売却により牽引されます。さらに、成長ドライバーを支えるビジネスへのフォ
ーカスを絞った投資を継続し、年間 1 株当たり 180 円の確立された配当方針の維持を企図します。
素晴らしい利益率向上とキャッシュ創出で裏付けられるように、当社は 2018 年度の目標を達成しました。当
社は、株主の皆様に大きなリターンをもたらすという今後の目標にコミットしています」と述べています。

2019 年度公表予想:コア・アーニングスが力強く増加し+92.2%、買収関連費用および取得原価配分の影
響を除いた場合、当期利益は+17.7%の増益
      • 旧 Shire 社の通期連結により売上収益の予想は、対前年比で+57.4%増加
      • 営業利益および EPS の予想は Shire 社統合費用および企業結合会計の影響を大きく受ける(詳細は添
        付アペンディックスをご参照下さい)。Shire 社買収関連費用および企業結合会計の影響を除いた場合、
        当期利益は+17.7%の増益
      • コア・アーニングスの予想は、Shire 社の貢献、シナジー、規律ある営業経費管理の継続的な取り組みに
        より +92.2%増加

              (億円)                 2018 年度実績      2019 年度公表予想        増減(%)
              売上収益                      20,972           33,000       +57.4%
              営業利益                       2,050          △1,930          N/A
              当期利益                       1,091          △3,830          N/A
              EPS                       113 円           △246 円          N/A
              コア・アーニングス                  4,593            8,830         +92.2%
              為替レート               1 米ドル=111 円      1 米ドル=111 円
              (年間平均)              1 ユーロ=129 円      1 ユーロ=124 円



2018 年度連結業績の詳細およびその他の決算関連情報については、当社ホームページをご覧ください。
https://www.takeda.com/jp/investors/reports/
<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に
基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバ
イオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品のミッションは、優れた医薬品の創出を通じて
人々の健康と医療の未来に貢献することです。研究開発においては、オンコロジー(がん)、消化器
系疾患、希少疾患およびニューロサイエンス(神経精神疾患)の 4 つの疾患領域に重点的に取り組
むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化な
らびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築する
ことにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。
武田薬品は、約 80 の国および地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に
貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。




<投資家関係問い合わせ先>                         <報道関係問い合わせ先>
武田薬品工業(株)                             武田薬品工業(株)
グローバルファイナンス IR                        CCPA コーポレート・コミュニケーション
大久保 隆                                 小林 一三
Tel: 03-3278-2306                     Tel: 03-3278-2095
Email: takeda.ir.contact@takeda.com   Email: kazumi.kobayashi@takeda.com



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武田薬品が直接的に、又は間接的に投資している会社は別々の会社になります。本ニュースリリースにおい
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本ニュースリリース及び本ニュースリリースに関して配布された資料には、武田薬品の見積もり、予測、目標
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が含まれています。特に、本ニュースリリースには、売上収益、営業利益、調整後 EBITDA、税引前当期利
益、親会社の所有者に帰属する当期利益、基本的1株当たり利益、無形資産償却費及び減損損失、その
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予測が含まれています。将来見通し情報は、「目標にする(targets)」、「計画する(plans)」、「信じる
(believes)」、「望む(hopes)」、「継続する(continues)」、「期待する(expects)」、「めざす(aims)」、「意図する
(intends)」、「だろう(will)」、「かもしれない(may)」、「すべきであろう(should)」、「であろう(would)」「すること
ができた(could)」、「予想される anticipates)」、「見込む(estimates)」、「予想する(projects)」などの用語又
は同様の用語若しくはその否定表現を含むことが多いですが、それに限られるものではございません。この
書類における将来見通し情報は、現在当社が入手可能な情報に鑑みて行った当社の現在の前提及び理
念に基づくものです。かかる将来見通し情報は、当社又は当社の役員による、将来の業績に関する保証を
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は、将来見通し情報において、明示又は暗示された将来の業績、経営結果、財務内容とは、大きく異なる可
能性があります。当社の業績、経営結果又は財務状況に影響を与え得る事項の詳細に関しては、米国証券
取引委員会に提出した Form 20-F による登録届出書の”第 3 項重要事項 - D.リスクファクター”をご参照く
ださい(https://www.takeda.com/investors/reports/sec-filings/ 又は www.sec.gov において閲覧可能で
す。)。当社又は当社の役員は、この将来見通し情報において示された予想が結果的に正しいということを
何ら保証するものではなく、実際の業績又は経営結果は予想と大きく異なることがあり得ます。本ニュースリリ
ースの受領者は、将来見通し情報に過度に依存するべきではありません。武田薬品は、本プレゼンテーショ
ンに含まれる、又は当社が提示するいかなる将来見通し情報を更新する義務を負うものではありません。過
去の実績は将来の経営結果の指針とはならず、また、本ニュースリリースにおける武田薬品の経営結果は
武田薬品の将来の経営結果を示すものではなく、また、その予測、予想又は見積もりではありません。
IFRS に準拠しない財務指標
本ニュースリリース及び本ニュースリリースに関して配布された資料には、IFRS(国際会計基準)に準拠しな
い財務指標である、実質的な売上収益、コア・アーニングス、実質的なコア・アーニングス、コア当期利益、
実質的なコア当期利益、実質的なコア EPS、純有利子負債、EBITDA、調整後 EBITDA、営業フリー・キャッ
シュ・フローが含まれています。当社役員は業績評価並びに経営および投資判断を、IFRS および本ニュー
スリリースに含まれる IFRS 以外の指標に基づき行っています。IFRS に準拠しない財務指標においては、
IFRS に基づく場合には含まれることとなる一定の利益およびコスト並びにキャッシュ・フローを除外しており、
または IFRS において最も良く対応した財務指標とは異なる計算方法で算出されています。IFRS に準拠しな
い財務指標を提供することで、当社役員は、投資家の皆様に対し、当社の経営状況、主要な業績および動
向の更なる分析のための付加的な情報を提供したいと考えております。IFRS に準拠しない財務指標は、
IFRS に準拠するものではなく、付加的なものであり、また、IFRS に準拠する財務指標(「財務ベース」の用語
で使われることがあります)に代替するものではありません。投資家の皆様におかれましては、IFRS に準拠し
ない財務指標につき、これらに最も良く対応する IFRS 準拠財務指標との照合を行っていただけますようお
願い申し上げます。
当社の IFRS に準拠しない財務指標のさらなる詳細については当社のホームページをご参照ください。
https://www.takeda.com/jp/investors/reports/quarterly-announcements/quarterly-announcements-2018/
医療情報
本ニュースリリースには、製品についての情報が含まれておりますが、それらの製品は、すべての国で発売
されているものではありませんし、また国によって異なる商標、効能、用量等で販売されている場合もありま
す。ここに記載されている情報は、開発品を含むいかなる医療用医薬品の効能を勧誘、宣伝又は広告する
ものではありません。


財務情報
当社の財務諸表は、IFRS(国際会計基準)に基づき作成しております。シャイアー社の財務諸表は米国会
計基準に基づき作成されております。従いまして、両社の財務情報は直接的に比較検討可能なものではご
ざいません。
シャイアー社の買収は 2019 年 1 月 8 日に完了しており、当社の 2019 年 3 月 31 日までの事業年度におけ
る連結業績には、2019 年 1 月 8 日から 2019 年 3 月 31 日までのシャイアー社の業績が含まれています。な
お、「旧武田薬品」ビジネスとの記載は、シャイアー社の買収前の当社のビジネスを意味し、「旧シャイアー社」
ビジネスとの記載は、シャイアー社の買収により当社が取得したビジネスを意味しています。さらに、本プレ
ゼンテーションにおいては、当社の調整後 EBITDA 及びシャイアー社の Non-GAAP EBITDA への言及がご
ざいます。当社の調整後 EBITDA は IFRS に準拠した指標ではなく、IFRS に準拠した指標の中では当期利
益が最も類似するものです。また、シャイアー社の Non-GAAP EBITDA は、米国会計基準に準拠した指標
ではなく、米国会計基準に準拠した指標の中では、当期利益が最も類似するものです。当社の調整後
EBITDA 及びシャイアー社の Non-GAAP EBITDA の更なる説明並びに IFRS 及び米国会計基準において
最も類似した指標との照合については、本プレゼンテーションのスライド 58 と 74 をご参照ください。当社の調
整後 EBITDA 及びシャイアー社の Non-GAAP EBITDA は、(1) 当社の業績が IFRS に基づいており、シャイ
アー社の業績が米国会計基準に基づいていること、及び(2)当社の調整後 EBITDA とシャイアー社の
Non-GAAP EBITDA の定義が異なることから、直接的に比較検討可能なものではございません。



                               ###
2018年度の財務ベース実績(詳細)
                           2017年度      2018年度                                        2018年度                         2018年度
                                                                       Shire社                       企業結合会計           連結合計
 (億円)                     旧武田薬品       旧武田薬品
                                              *1
                                                                      買収関連費用
                                                                                *2
                                                                                     旧Shire社
                                                                                               *3
                                                                                                    による影響        (A)+(B)+(C)+(D)
                                                      対前年度                                                                            対前年度
                                        (A)                             (B)            (C)            (D)

 売上収益                        17,705      17,880     +175      +1.0%             -       3,092                -          20,972     +3,267    +18.5%
      売上原価                  △4,959      △4,764      +196      +3.9%             -      △1,016          △817             △6,597     △1,638    △33.0%
 売上総利益                       12,746      13,117     +371      +2.9%             -       2,076          △817             14,375     +1,629    +12.8%
 対売上収益比率                     72.0%       73.4%               +1.4pp             -       67.1%                -           68.5%               △3.4pp
      販売費及び一般管理費            △6,281      △5,947      +334      +5.3%      △238           △985                △6          △7,176      △895     △14.2%
      研究開発費                 △3,254      △3,237       +17      +0.5%       △16           △430                 -          △3,683      △429     △13.2%
      製品に係る無形資産償却費          △1,261       △954       +307     +24.3%             -              0       △992             △1,947      △686     △54.4%
      製品に係る無形資産減損損失             40         △87      △127          -             -            △0              -            △87       △127          -
      その他の営業収益                1,694       1,612      △82     △4.8%              -        △14                 -           1,599       △95     △5.6%
      その他の営業費用              △1,266       △386       +880     +69.5%      △596            △49                 -          △1,032      +234     +18.5%
 営業利益                         2,418       4,118    +1,700    +70.3%      △850                598     △1,816              2,050      △368     △15.2%
 対売上収益比率                     13.7%       23.0%               +9.4pp             -       19.3%                -            9.8%               △3.9pp
      金融収益                     395         166      △229     △57.9%             -            △0              2             168      △227     △57.4%
      金融費用                    △319       △271        +48     +15.1%      △413           △106            △42              △833       △514    △160.9%
      持分法による投資損益              △322       △439       △117     △36.4%             -              3             -           △436       △114     △35.5%
 税引前当期利益                      2,172       3,574    +1,402    +64.5%     △1,263               494     △1,856                949     △1,223    △56.3%
 当期利益                         1,869       3,129    +1,260    +67.4%     △1,002               381     △1,417              1,091      △778     △41.6%
           *4
 EPS (円)                      239 円      399 円     +159 円    +66.6%             -               -            -           113 円     △126 円    △52.6%

 Core Earnings                3,225       3,933     +708     +21.9%             -            660             -           4,593     +1,368    +42.4%
 Core Earningsの対売上収益比率       18.2%       22.0%               +3.8pp             -       21.4%                -           21.9%               +3.7pp

 円/ドル                         111 円      111 円      △0 円     △0.4%                                                       111 円      △0 円     △0.4%
 円/ユーロ                        129 円      129 円      △1 円     △0.4%                                                       129 円      △1 円     △0.4%
 *1 旧Shire社の業績(2019年1月8日~2019年3月31日)、旧武田薬品と旧Shire社で発生した買収関連費用、企業結合会計による影響を除く。
 *2 旧武田薬品と旧Shire社で発生した買収関連費用。
 *3 Shire社の業績(2019年1月8日~2019年3月31日)、Shire社で発生した買収関連費用を除く。
 *4 2018年度のEPS算出に用いた株式数:旧武田薬品 784,477,109株(Shire社買収完了前日の2019年1月7日時点)、連結合計 961,476,993株(2018年4月~2019年3月の期中平均)
 2019年度業績予想

                                                                                               Shire社買収関連費用        2018年度    2019年度

                                                         2018年度   2019年度                       販売及び一般管理費・研究開発費
                                                                                                                      △253            -
                                                          実績      業績予想                          - 買収費用等
                   2018年度   2019年度
(億円)                                     対前年度                                  対前年度            その他の営業費用
                    実績      業績予想                                                                                      △596    △1,540
                                                         Shire社買収関連費用と
                                                                                                - 統合費用
                                                          企業結合会計影響除き
                                                                                               金融費用
                                                                                                                      △413      △870
売上収益               20,972   33,000   +12,028    +57.4%   20,972   33,000   +12,028    +57.4%    - ブリッジローンフィー、利息等

   研究開発費           △3,683   △4,910   △1,227    △33.3%    △3,667   △4,910   △1,243    △33.9%    税引前当期利益影響            △1,263    △2,410

   無形資産償却費及び減損損失   △2,034   △6,590   △4,556    △224.0%   △1,041   △2,200   △1,159    △111.3%   主な企業結合会計による影響
                                                                                               売上原価
   その他の営業収益         1,599       90   △1,509    △94.4%     1,599       90   △1,509    △94.4%                           △822    △2,530
                                                                                                - 棚卸資産の公正価値調整
   その他の営業費用        △1,032   △1,720     △688    △66.7%     △435     △180      +255     +58.6%
                                                                                               製品等に係る無形資産償却費
                                                                                                                      △992    △4,390
営業利益                2,050   △1,930   △3,980          -    4,715    6,540    +1,825    +38.7%    - Shire社買収関連
税引前当期利益               949   △3,690   △4,639          -    4,068    5,810    +1,742    +42.8%   その他の非資金性の費用
当期利益                1,091   △3,830   △4,921          -    3,510    4,130     +620     +17.7%   製品等に係る無形資産償却費
                                                                                                                      △954      △990
                                                                                                - 旧武田薬品関連
EPS (円)             113 円   △246 円   △360 円          -    365 円    266 円    △99 円    △27.2%
                                                                                               製品等に係る無形資産減損損失         △87     △1,210
Core Earnings       4,593    8,830   +4,237     +92.2%    4,593    8,830    +4,237    +92.2%

円/ドル                111 円    111 円     △0 円

円/ユーロ               129 円    124 円     △5 円




    (注)2019年度の業績予想には、XiidraおよびTachosilの譲渡にかかる業績影響を織り込んでおりません。当社は、これら譲渡が本業績予想に対して重要性ある影響を与えるとは見込
    んでおりません。当社は、これら譲渡の完了時期に依拠する影響額の合理的な見積もりが得られましたら、本業績予想にその影響を織り込む予定です。