4502 武田薬 2021-05-11 15:00:00
2021年3月期通期連結業績予想と実績値との差異に関するお知らせ [pdf]

                                                                                 会社名 武田薬品工業株式会社
                                                                  代表者 代表取締役社長 CEO クリストフ・ウェバー
                                                                                 (コード番号 4502 東証第 1 部)




 News Release
     2021 年 5 月 11 日



                       2021 年 3 月期通期連結業績予想と実績値との差異に関するお知らせ


当社は、2021 年 2 月 4 日に公表しました 2021 年 3 月期の通期連結業績予想と本日公表の実績値との差異に
つきまして、下記のとおりお知らせいたします。本件は、税引前当期利益と親会社の所有者に帰属する当期利益
の実績値が直近の予想値から 30%以上乖離したため、上場規程に基づき、適時開示するものであります。


税引前当期利益は、条件付対価契約に関連する資産の公正価値の再評価を行い、追加の損失を計上したこと
により一部相殺されたものの、主に武田コンシューマーヘルスケア株式会社の売却に伴う譲渡益を計上したこと
により、前回公表予想から+42.0%上回りました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、税引前当期利益が
増加したことと実効税率が低下したことにより、前回公表予想から+108.3%上回りました。詳細は下記をご参照く
ださい。


                                                    記


1. 2021 年 3 月期通期連結業績予想と実績値との差異(2020 年 4 月 1 日~2021 年 3 月 31 日)

                                                                                               (単位:百万円)

                                                                      親会社の所有者に    基本的1株当たり
                         売上収益        Core 営業利益   営業利益      税引前利益                                Core EPS
                                                                      帰属する当期利益      当期利益


     前回公表予想(A)*1         3,200,000     984,000   434,000    258,000    180,500    115 円 56 銭       420 円

     実績値(B)              3,197,812     967,916   509,269    366,235    376,005    240 円 72 銭       420 円

     増減額(B-A)             △2,188       △16,084   +75,269   +108,235   +195,505             ―           ―

     増減率(%)               △0.1%        △1.6%     +17.3%    +42.0%     +108.3%              ―           ―
*1
     2021 年 2 月 4 日公表




                                                    1
2. 差異の理由

   売上収益は、主に、ビジネスモメンタムが事業等の売却が早期に完了したことによる減収影響によって相殺さ
   れたため、前回公表予想を 22 億円(△0.1%)下回る 3 兆 1,978 億円となりました。

   Core 営業利益は、コストシナジーが加速して実現したものの、研究開発費が増加し、事業等の売却が早期
   に完了したことによる減益影響があったため、前回公表予想を 161 億円(△1.6%)下回る 9,679 億円となりま
   した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に伴う、通期連結業績への影響は軽微でありました。詳細
   については、2021 年 3 月期決算短信の「1.経営成績等の概況(4)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
   拡大による影響と当社の取り組み」をご参照ください。

   営業利益は、前回公表予想を 753 億円上回る 5,093 億円となりました。主な増益要因は、武田コンシューマ
   ーヘルスケア株式会社の売却に伴う譲渡益(1,395 億円)を計上したことによりますが、XIIDRA の条件付対
   価契約に関連する資産の公正価値の再評価により、追加の損失(543 億円)を計上したことによって一部相
   殺されました。

   親会社の所有者に帰属する当期利益は、前回公表予想を 1,955 億円上回る 3,760 億円となりました。これ
   は、税引前当期利益が増益となったことに加え、子会社再編による最適化、未認識であった繰延税金資産の
   認識、事業構造再編費用の計上など様々な要因により税務上の便益が発生し、実効税率が低下したことに
   よります。


3. 2020 年度マネジメントガイダンス

   タケダの 14 のグローバル製品が成長し、コストシナジーが加速して実現したことにより、実質ベースの指標で
   あるマネジメントガイダンスを達成しました。
                                          前回公表
                                     マネジメントガイダンス                    2020 年度実績
                                    (2021 年 2 月 4 日公表)

        実質的な売上収益の成長                     一桁台前半                          +2.2%

      実質的な Core 営業利益の成長                 一桁台後半                         +13.0%

        実質的な Core 営業利益率                 30%台前半                         30.2%

        実質的な Core EPS の成長               10%台前半                        +24.6%




<報道関係問い合わせ先>                             <投資家関係問い合わせ先>
GCA グローバルパブリックリレーションズ                    グローバルファイナンス IR
松元 涼子                                    クリストファー・オライリー
Tel: 03-3278-2037                        Tel: 03-3278-2306
Email: ryoko.matsumoto@takeda.com        Email: takeda.ir.contact@takeda.com




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<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さ
んを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーデ
ィングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む
地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、
オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾
患の 4 つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品
は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)の
パイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢
をお届けします。武田薬品は、約 80 カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に
貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

<留意事項>
本留意事項において、「ニュースリリース」とは、本ニュースリリース(添付資料及び補足資料を含みます。)におい
て武田薬品工業株式会社(以下、「武田薬品」)によって説明又は配布された本書類、口頭のプレゼンテーション、
質疑応答及び書面又は口頭の資料を意味します。本ニュースリリース(それに関する口頭の説明及び質疑応答
を含みます。)は、いかなる法域においても、いかなる有価証券の購入、取得、申込み、交換、売却その他の処分
の提案、案内若しくは勧誘又はいかなる投票若しくは承認の勧誘のいずれの一部を構成、表明又は形成するも
のではなく、またこれを行うことを意図しておりません。本ニュースリリースにより株式又は有価証券の募集を公に
行うものではありません。米国 1933 年証券法に基づく登録又は登録免除の要件に従い行うものを除き、米国に
おいて有価証券の募集は行われません。本ニュースリリースは、(投資、取得、処分その他の取引の検討のため
ではなく)情報提供のみを目的として受領者により使用されるという条件の下で(受領者に対して提供される追加
情報と共に)提供されております。当該制限を遵守しなかった場合には、適用のある証券法違反となる可能性が
ございます。

武田薬品が直接的に、又は間接的に投資している会社は別々の会社になります。本ニュースリリースにおいて、
「武田薬品」という用語は、武田薬品およびその子会社全般を参照するものとして便宜上使われていることがあり
得ます。同様に、「当社(we、us および our)」という用語は、子会社全般又はそこで勤務する者を参照していること
もあり得ます。これらの用語は、特定の会社を明らかにすることが有益な目的を与えない場合に用いられることも
あり得ます。

<将来に関する見通し情報>
本ニュースリリース及び本ニュースリリースに関して配布された資料には、武田薬品の見積もり、予測、目標及び
計画を含む当社の将来の事業、将来のポジション及び業績に関する将来見通し情報、理念又は見解が含まれて
います。将来見通し情報は、「目標にする(targets)」、「計画する(plans)」、「信じる(believes)」、「望む(hopes)」、
「 継続 する( continues )」、 「期 待する( expects )」、「 めざす (aims )」、 「意図 する( intends )」、 「確 実にす る
(ensures)」、「だろう(will)」、「かもしれない(may)」、「すべきであろう(should)」、「であろう(would)」、「することが
できた(could)」、「予想される(anticipates)」、「見込む(estimates)」、「予想する(projects)」などの用語若しくは
同様の表現又はそれらの否定表現を含むことが多いですが、それに限られるものではありません。これら将来見
通し情報は、多くの重要な要因に関する前提に基づいており、実際の業績は、将来見通し情報において明示又
は暗示された将来の業績とは大きく異なる可能性があります。その重要な要因には、日本及び米国の一般的な
経済条件を含む当社のグローバルな事業を取り巻く経済状況、競合製品の出現と開発、世界的な医療制度改革
を含む関連法規の変更、臨床的成功及び規制当局による判断とその時期の不確実性を含む新製品開発に内在
する困難、新製品および既存製品の商業的成功の不確実性、製造における困難又は遅延、金利及び為替の変
動、市場で販売された製品又は候補製品の安全性又は有効性に関するクレーム又は懸念、新規コロナウイル
ス・パンデミックのような健康危機が、当社が事業を行う国の政府を含む当社とその顧客及び供給業者又は当社
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事業の他の側面に及ぼす影響、買収対象企業との PMI(買収後の統合活動)の時期及び影響、武田薬品の事
業にとってのノン・コア資産を売却する能力及びかかる資産売却のタイミング、当社のウェブサイト(https://w
ww.takeda.com/investors/reports/sec-filings/)又は www.sec.gov において閲覧可能な米国証券取引委員会に
提出した Form 20-F による最新の年次報告書及び当社の他の報告書において特定されたその他の要因が含ま
れます。武田薬品は、法律や証券取引所の規則により要請される場合を除き、本ニュースリリースに含まれる、又
は当社が提示するいかなる将来見通し情報を更新する義務を負うものではありません。過去の実績は将来の経
営結果の指針とはならず、また、本ニュースリリースにおける武田薬品の経営結果は武田薬品の将来の経営結
果又はその公表を示すものではなく、その予測、予想、保証又は見積もりではありません。

<国際会計基準に準拠しない財務指標>
本ニュースリリースには、国際会計基準(IFRS)に準拠しない財務指標及び目標値が含まれています。当社役員
は業績評価並びに経営及び投資判断を、IFRS 及び本ニュースリリースに含まれる IFRS 以外の指標に基づき行
っています。IFRS に準拠しない財務指標においては、IFRS に基づく場合には含まれることとなる一定の利益及
びコストを除外しております。IFRS に準拠しない財務指標を提供することで、当社役員は、投資家の皆様に対し、
当社の経営状況、主要な業績及び動向の更なる分析のための付加的な情報を提供したいと考えております。
IFRS に準拠しない財務指標は、IFRS に準拠するものではなく、付加的なものであり、また、IFRS に準拠する財務
指標に代替するものではありません。投資家の皆様におかれましては、IFRS に準拠しない財務指標につき、これ
らに最も良く対応する IFRS 準拠財務指標との照合を行っていただきますようお願い申し上げます。

<医療情報>
本ニュースリリースには、製品についての情報が含まれておりますが、それらの製品は、すべての国で発売されて
いるものではありませんし、また国によって異なる商標、効能、用量等で販売されている場合もあります。ここに記
載されている情報は、開発品を含むいかなる医療用医薬品の効能を勧誘、宣伝又は広告するものではありませ
ん。

<財務情報>
当社の財務諸表は、国際会計基準(IFRS)に基づき作成しております。



                                                                          以 上




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