4499 J-Speee 2021-05-14 15:00:00
2021年9月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]

                  決算説明資料           2021年9月期
                                   第2四半期
株式会社Speee             2021年5月14日
証券コード : 4 4 9 9
    目次


                     1   事業概要                P02

                     2   2021年9月期 第2四半期 業績   P21

                     3   成長戦略に関するトピック        P34

                     4   Appendix            P41

© 2021 Speee, Inc.                                 1
                     1   事業概要




© 2021 Speee, Inc.              2
                     Mission

                     解き尽くす。
                     未来を引きよせる。
                     情報と情報、
                     人と人、
                     サービスとサービス、
                     すべてを連鎖させ、
                     世界を前に進める企業になる。




© 2021 Speee, Inc.                    3
    ビジネスの全体像
     祖業のマーケティングDX ※ を発展させ、不動産DX ※ 企業へと進化
      各事業の位置づけ
                                      大                                  (縦軸)
                                                                       自社インパクト

                マーケティングDX
                                                                      考慮するファクター
                                               不動産DX                |売上比率|成長性|収益性|
                     祖業 安定成長・高収益化事業              基幹事業




            長年培ってきたマーケティングDXの
             スキル・経験を不動産DXに応用
                                                                大        (横軸)
                                                                      市場ポテンシャル
                                                新規事業                   考慮するファクター
                                                 R&D事業              |市場規模|成長性|DX化余地|
                                                                         |競合度|



                                          ブロックチェーン等の最新テクノロジーを
 ※セグメント名称を当四半期から、MarTechをマーケティング              応用したビジネス開発
 DXに、X-Techを不動産DXに変更している

© 2021 Speee, Inc.                                                                   4
    今後の成長の考え方
     不動産DXをメインの事業ドメインとして更なる拡大を目指す

                                      現在


                                             新規事業
                                               R&D
                                                        売上比率*1     成長率(YonY)




                                                        44    %     69    %
                                              不動産DX     (前期 34%)

                                                 基幹事業




                                           マーケティングDX
                                            安定成長・高収益化
                                                        55   %       11   %



© 2021 Speee, Inc.   *1:FY2021 2Q累計                                            5
    Speeeの考える不動産DX
     不動産関連市場のDX化に注力
     高齢化など社会課題ד住まい”の軸でサービスカバレッジを広げる
                                               対象市場                 対応サービス
               サ
               ー       来                        高齢者×ホーム
               ビ
               ス       た   “
                           住   ラ                    ・・・
                               イ
                       る
               を       高   ”       不
               創           を       動
               出       齢
                       化   ラ   フ   産
                                                 リフォーム
                               ス
               (       社   イ
               住       会   フ       関   情報収集    営業         交渉   契約
               ま
               い       ・   ス
                           テ   テ   連
                               ー
                       循   ー       市
                       環
                   高       ジ       場                中古売買
                               ジ
             ×




                   齢   社   毎
                       会
                               軸
                   者   に   に
                   市   必   俯
                   場       瞰           情報収集    営業         交渉   契約
                   な   要   し
                   ど   な
                   )

                                          バリューチェーン軸
                                          バリューチェーンの1パーツではなく
                                          全体を変革していくサービスを創出
© 2021 Speee, Inc.                                                           6
    不動産DXの今後の成長の考え方
     各サービスを同じビジネスモデルにて展開
     事業の拡大により、利益率は高水準になるモデル
                               サービス開始時期
                     現在
                                2020年12月




                                2015年12月




                                2014年1月




© 2021 Speee, Inc.                         7
    不動産DXの市場ポテンシャル① 中古売買市場
     イエウールが対象とする不動産中古売買市場は、16.9兆円と巨大な市場


             16.9            兆円




                                                                          2.0   兆円



                                                                                          1,200    億円




                                  TAM                                       SAM              SOM
 TAM: 獲得可能な最大市場規模             マンション・戸建                                    マンション・戸建         マンション・戸建
                               |中古売買|市場                                 |中古売買オンライン|市場   |中古売買オンライン仲介|市場
 SAM:実際に提供可能な市場規模
 SOM:実際に獲得できる市場規模


© 2021 Speee, Inc.   出所: 「不動産業統計集」、東京カンテイデータ、経済産業省「電子商取引に関する市場調査」より分析                                     8
    不動産DXの市場ポテンシャル② 住宅ストック数
     中古売買市場のベースとなる住宅ストック数は毎年積み上がり、
      近年流通量の増加が加速している

                     単位:万件


                             1.4      %
                                                                           5,759
                                                                                   6,063
                                                                                           6,241

                                                                   5,389
                                                           5,025
                                                   4,588                                      66
                                       4,201
                          3,861                                                       55
                                                                              51
                                                                      47


   住宅ストック数                                                                                         中古住宅流通量




                          1983年        1988        1993    1998    2003    2008    2013    2018



© 2021 Speee, Inc.   出所: 総務省「住宅・土地統計調査」、 「不動産業統計集」より                                                     9
    不動産DXの市場ポテンシャル③ リフォーム市場
     ヌリカエが対象とするリフォーム市場は、6.5兆円と巨大な市場


                6.5        兆円




                                                                     4,700           億円



                                                                                              470     億円




                                 TAM                                       SAM                  SOM
 TAM: 獲得可能な最大市場規模             |リフォーム|市場                             |リフォームオンライン|市場         |リフォームオンライン仲介|市場
 SAM:実際に提供可能な市場規模
 SOM:実際に獲得できる市場規模


© 2021 Speee, Inc.   出所:矢野経済研究所「国内住宅リフォーム市場調査」、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会「平成29年度住宅リフォーム実例調査」より分析                      10
    不動産DXの市場ポテンシャル④ DX化の余地
     これまで不動産市場のDX化は他の業界と比べても遅れていた
     今後は政府方針の後押しもあり、デジタル化の流れが加速する見込み
                              不動産業界のデジタル化の状況                                                              不動産業界のデジタル化の流れ
                                             デジタル成熟度(1)                                     EC化率(2)
                                                                                                                日本政府の方針
                                                                                     2017年 → 2019年
                     情報・通信
                                                                                                        不動産売買に関して今後重要事項説明
                                                                   6.06               18.3 % → 19.9 %
                                                                                                        等のデジタル化・オンライン化を推進
       メディア・エンタメ                                                5.49                       -%→-%
                                                                                                        売り主の
                              運輸                              5.18                    15.7 % → 16.8 %   売却活動     前工程のデジタル化・
                              金融                                                                        見込み顧客   オンライン化の需要も加速
                                                              5.14                    20.3 % → 22.0 %    の集客
                              小売                             5.03                          -%→-%        仕入れ営業
                              医薬                             5.00                          -%→-%
                                                                                                        接客・交渉
                              製造                          4.54                        31.9 % → 35.1 %           政府の方針でデジタル化・
                                                                                                                  オンライン化が加速
              建設・不動産業                                   4.50                        10.7 % → 12.0 %     購入契約


                     出所:   (1) Kane, et al.(2015)のThe Digital Business Global Executive Studyより
© 2021 Speee, Inc.
                           (2) 経産省「電子商取引に関する市場調査」より                                                                            11
    不動産DXの市場ポテンシャル⑤ 先進プレイヤー
     不動産DXが進む米国では市場から高い評価を受けている

                     企業名                       概要                       時価総額               売上高      当期利益
                                    住宅関連情報と地元の専門家                              PSR 約10 倍
                                    を繋げる住宅関連マーケット
                     Zillow         プレイスの運営など                         31,651 百万ドル     3,340 百万ドル   -162 百万ドル



                                    消費者が自宅を売買できる
                                    住宅用不動産のデジタル
              Opendoor              プラットフォーム運営など                      12,290 百万ドル     2,583 百万ドル   -287 百万ドル



                                    住宅不動産仲介サービスを
                                    提供。顧客に売家検索サイト
                 Redfin             とアプリによるオンライン・                     7,083 百万ドル       886 百万ドル    -19 百万ドル
                                    プラットフォ―ムを提供する



© 2021 Speee, Inc.    出所:各社HPより。売上高・当期利益は FY2020の数値。時価総額はFY2020期末時点                                            12
     不動産DXのビジネスモデル イエウール
     イエウールは、不動産仲介会社のオフラインを中心とした従来型業務を
      マッチングプラットフォームと業務効率化DXで解決
         分野          サービス名                         課題とサービス                       モデル

                                  情報収集           営業        交渉          契約        対象
                                  チラシ等による       相性の良い売主   交渉ステータス     書面での契約や
                             課    売主へのリーチ       の探索や情報    管理や社内人員     契約後の書類等
                                  や足を使った物       提供・ナーチャ   リソースの管理
                             題    件探索を各社で       リングが属人的   がアナログ
                                                                      の管理がアナロ
                                                                      グ
                                  実施                                            仲介企業
                                 不動産仲介


       売買
                             ソ    マッチングプラットフォーム           業務効率化DXソリューション
                             リ                                                  マネタイズ
                             ュ     売主     アルゴ   買主(仲介)
                             ー            リズム             • 一次査定
                             シ                            • リソース管理
                             ョ                            • 意思決定支援    デジタル管理    送客手数料
                             ン          独自データベース          • 交渉諸条件&
                                                            ステータス管理


© 2021 Speee, Inc.                                                                      13
    不動産DXのビジネスモデル ヌリカエ
     ヌリカエは、リフォーム会社のオフラインを中心とした従来型業務をマッチ
      ングプラットフォームと業務効率化DXで解決
         分野          サービス名                         課題とサービス                      モデル

                                  情報収集          営業        交渉          契約        対象
                                  チラシ等による施主へのリーチや親・      一次見積り後の     書面での契約や
                             課    関連会社からの紹介はあるが、営業       交渉や社内人員     契約後の書類等
                                  リソースが不足し、十分な営業が実施      リソースの管理     の管理がアナロ
                             題    できていない                 がアナログ       グ         リフォーム
                                                                                 会社
                                 リフォーム会社


  リフォーム
                             ソ    マッチングプラットフォーム          業務効率化DXソリューション
                             リ                                                 マネタイズ
                             ュ     売主      アルゴ リフォーム会社
                             ー             リズム           • 一次見積り
                             シ                           • リソース管理              送客手数料
                             ョ                           • 意思決定支援    デジタル管理      +
                             ン          独自データベース         • 交渉諸条件&
                                                                               成約手数料
                                                           ステータス管理


© 2021 Speee, Inc.                                                                     14
    不動産DXの実績 ランキング調査
     イエウール「不動産の一括査定サイトに関するランキング調査」にて、
      ユーザー数・加盟業者数・エリアカバー率で全て1位を獲得

                                           査定依頼ユーザー数

                                                                   13,000
                     A社                                  9,300
                     B社                                 9,000
                     C社                              8,100
                     D社            1,900
                     E社          1,200
                     F社        700
                     G社       400
                     H社   0                出所:東京商工リサーチ「不動産の一括査定サイトに関するランキング調査」


© 2021 Speee, Inc.                                                               15
    不動産DX 集客力の強化
     自社サービスの充実及び他社メディアとの提携により、継続的に集客力を
      強化
                     自社サービス            提携メディアの増加

                                                           ・・・


                                           送客




                                 不動産売却一括査定サイト「イエウール」
                                 「すまいステップ」、葬儀コンシェル等と業務提携




                              集客力強化

© 2021 Speee, Inc.                                               16
    マーケティングDXのビジネスモデル
     事業を通じて蓄積したデータを分析・利活用しながら、マーケティングの
      プランニングから実行までを持続的に支援するコンサルティングを提供



                      コンサルティング
                                      PAAM                     自社
               ク
               ラ                                              システム
               イ     定額コンサルティング料
               ア                   Web Analytics    データ利活用
               ン
               ト
               企                                   データ蓄積・分析
               業      マーケティング代行         TD


                     マーケティング委託料       UZOU




© 2021 Speee, Inc.                                                   17
    マーケティングDXのソリューション
     バリューチェーン上のさまざまな課題に対し、単体のソリューションだけで
      なく、統合的なソリューションパッケージを提供することができる
                                            広告・       チャネル構築・                    サービス・
    凡例                        企画・開発                                営業・販売
                                          ブランディング       最適化                    アフターフォロー

             ソリューション例                           データ統合プラットフォーム構築・運用

                               トレンド予測・    ユーザの態度変容     顧客接点全体の    顧客タイプごとの      パーソナライズ
             各事業の
                              ユーザニーズ分析      デザイン         デザイン     攻略シナリオ作成     リテンション施策
             サービスカバレッジ
                                          リアル/デジタル   ダイレクトチャネルの     SFAによる営業
                                         プロモーション統合    構築(OMO等)    オペレーション最適化

                                         広告オペレーション    顧客の行動履歴から
                                            最適化         パターン把握

                     PAAM             オンライン/オフラインデータを活用したマーケティング変革のコンサル業務

              Web Analytics                           オンラインデータの分析に基づく最適化のコンサル業務

                      TD                    広告の運用業務

                     UZOU                広告マッチングプラットフォーム

© 2021 Speee, Inc.                                                                        18
    新規事業 Datachainについて
     株式会社Datachainにおいて、ブロックチェーン技術を利用した実証実験
      を大手企業と共同で複数プロジェクト進行中

                         NFT※による所有権移転の効率化                         データ取引の透明性向上




                        条件に基づくデータ取引の自動執行                        ブロックチェーンネットワークに
                                                                  おけるセキュアな鍵管理




                     ※NFT(Non-Fungible Token)とは、代替不可能なトークンをさす
© 2021 Speee, Inc.                                                                19
    自社の強み
     マーケティングDXから不動産DXへシナジーを効かし、効率・効果的に成果
      を実現するための強みを有している
                     マーケティングDX                                   不動産DX

                1,000を超えるクライアントと最新の                           最新手法をテストしながら
               マーケティング手法の成功パターン蓄積             強み①           不動産DX事業に最適な手法を定着化

      付加価値                                    最新
                                              手法
                                        蓄積           テスト

                                                                   定着




                                              強み②
                                              強み③

          強み① データ      & アルゴリズム         強み② テクノロジー・仕組み           強み③ 人材・組織

   バリューチェーン上の多様なデータ・アル                テクノロジー、オペレーション、顧客接点   データ活用、プロダクト開発、ビジネス
   ゴリズム蓄積により、高深度な分析が可能                等、全事業でビジネスアセットを共通化    構築の各職種を1/3ずつバランス良く配置

© 2021 Speee, Inc.                                                                 20
                     2   2021年9月期 第2四半期 業績




© 2021 Speee, Inc.                           21
    全社 2021年9月期 第2四半期 業績ハイライト
     売上及び営業利益は前年同期比で大幅増加し、過去最高を更新




                     売上         売上総利益         営業利益        EBITDA      当期利益



         3,190            百万円   1,985   百万円   348   百万円   379   百万円   209   百万円




                 前年同期比           前年同期比        前年同期比       前年同期比        前年同期比

               +37.7 %           +63.2 %      +51.1 %     +85.7 %     +131.5 %


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    全社 2021年9月期 第2四半期 損益計算書サマリー
     売上高及び各段階利益は前回発表の業績予想に対して順調に進捗
     特に営業利益は65.5%と非常に高い進捗率

                                                  比較                            進捗

                          実績
                                    前年同期                 前四半期          前回発表
                単位:百万円                                                          2Q累計     進捗率
                                  実績        増減率        実績      増減率     会社予想

                 売上高      3,190   2,316      37.7%     2,824   13.0%   11,257    6,014   53.4%

                 営業利益      348     230       51.1%      244    42.7%     906      593    65.5%

                 経常利益      362     191       89.4%      237    52.6%     899      600    66.7%

                 EBITDA    379     204       85.7%      255    48.4%       -      635          -


                 四半期純利益    209         90   131.5%      144    45.0%     525      353    67.4%



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    全社 売上高・営業利益
     売上高・営業利益ともに過去最高。業績予想に対して順調に進捗
     売上高・営業利益ともに高い成長率を実現
                                       売上高                                                    営業利益
                                                            進捗率                                                    進捗率


            単位:百万円                FY19-FY21                53.4      %   単位:百万円                                   65.5      %
                                 年平均成長率

                               +23.2 %
                                                            11,257
                                                                                        FY19-FY21
                                                                                                                   906
                                                                                       年平均成長率

                                                                                    +113.7 %
                                                  9,347                                                  777


                                        7,420                                                                      593
                              7,165

                     5,767                                  6,014


                                                                                     205       198


                                                                           -150

                 FY17.09     FY18.09   FY19.09   FY20.09   FY21.09        FY17.09   FY18.09   FY19.09   FY20.09   FY21.09

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    不動産DX 売上高・営業利益
     売上高・営業利益ともに過去最高。業績予想に対して順調に進捗
     売上高・営業利益ともに極めて高い成長率

                                       売上高                                                    営業利益
            単位:百万円                                          進捗率          単位:百万円                                    進捗率

                                                           56.5      %                                            47.4      %
                                  FY19-FY21                                                                        992
                                 年平均成長率                     4,720

                               +37.1 %
                                                                                         FY19-FY21
                                                                                        年平均成長率


                                                  3,545                               +72.6 %            746


                                                            2,665
                                        2,510
                              2,300                                                                                467
                     1,978
                                                                                     313       333


                                                                           149

                 FY17.09     FY18.09   FY19.09   FY20.09   FY21.09        FY17.09   FY18.09   FY19.09   FY20.09   FY21.09

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    不動産DX 主要KPI
     不動産DXは、加盟企業数・ユーザー数とも順調な伸び


                      プラットフォームの成長
                                                                前期比(半期累計)


                                                                 22.7
                        プラットフォーム             加盟企業数の伸び
                     加盟店企業数の増加、ユーザー数の増加
                                          (イエウール+ヌリカエ+ケアスル合計)
                                                                +           %
                     マッチングの増加が相乗効果をもたらず
                           加盟企業数




                           マッチング
                                                                前期比(半期累計)


                                                                 78.2
                                             ユーザー数の伸び
                                          (イエウール+ヌリカエ+ケアスル合計)
                                                                +           %
                           ユーザー数




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    マーケティングDX 売上高・営業利益
     売上高・営業利益ともに過去最高。業績予想に対して順調に進捗
     売上高・営業利益ともに高い成長率

                                       売上高                                                    営業利益
            単位:百万円                                          進捗率          単位:百万円                                    進捗率
                                   FY19-FY21
                                  年平均成長率                   50.9      %                                            50.2      %

                                +15.8 %
                                                                                         FY19-FY21
                                                                                        年平均成長率

                                                                                      +17.9 %
                                                            6,537
                                                                                                                   1,925
                                                  5,781
                                                                                                         1,668
                              4,856     4,871
                                                                                     1,447     1,386
                                                                           1,286
                     3,578
                                                            3,330
                                                                                                                   968




                 FY17.09     FY18.09   FY19.09   FY20.09   FY21.09        FY17.09   FY18.09   FY19.09   FY20.09   FY21.09

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    マーケティングDX 主要KPI
     マーケDXは安定的成長と収益性の向上を目指す。KPIは順調に進捗


                                                 前期比(半期累計)


                                                  25.0
                                      コンサルティング
                              安定的成長
                                        新規受注数    +           %




                      安定的成長
                     と収益性向上


                                                 前期比(半期累計)

                               収益性      顧客単価
                                                 +   5.6   %




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    マーケティングDX コロナ禍における体制アップデート
     営業及びコンサルティング活動のオンライン化を推進し、コロナ前を
      上回る営業効率と労働生産性の向上を実現

                              マーケティング      セールス     コンサルタント
                      職種



                                 展示会・      対面営業      対面による
                     Before   オフラインセミナー             コンサルティング




                              オンラインセミナー   オンラインでの   オンラインでの
                     After
                                  開催       企画・提案    コンサルティング



                      効果        リード獲得       受注        生産性

© 2021 Speee, Inc.                                             29
    マーケティングDX 顧客内訳
     幅広い業界の顧客を開拓しつつ、安定的に成長
     前期末比では、小売(EC)の比率が増加
                     その他

                                   小売(EC)
                     旅行・レジャー


                     金融                 コロナ禍において需要が
                                        好調な小売(EC)の受注が
                     建設・不動産             増加。

                     教育



                                            サービス
                     情報通信サービス



                                    食料・生活用品
                     ※2021年3月末現在

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    全社 投資内訳
     戦略的な成長投資を継続し、334百万円を実行
     今後も中長期の成長を見据え、規律を持った投資を継続

                       2021年9月 第2四半期累計 利益と投資の内訳
              単位:百万円




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    全社 2021年9月期 業績予想の修正
     不動産DX及びマーケティングDXセグメントの好調により上方修正
     前期比で売上高34.7%、営業利益35.2%、EBITDA57.2%増加を見込む

              単位:百万円   前回発表        今回発表        増減額              増減率       前期実績      増減率
                       (a. 修正前)    (b. 修正後)    (= b - a)


            売上高           11,257      12,589        1,331       +11.8%      9,347   +34.7%

            営業利益             906       1,051          145       +16.0%       777    +35.2%

            経常利益             899       1,013          113       +12.6%       674    +50.1%

            EBITDA            -        1,088               -          -      692    +57.2%

            親会社に帰属
                             525         561               35    +6.8%       407    +37.7%
            する当期純利益


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    全社 2021年9月期 業績予想の修正 セグメント別
     不動産DXにおいて過去の投資が寄与し売上が大きく伸長
     下期はさらに投資を加速させながら営業利益拡大を見込む

              単位:百万円
                       前回発表        今回発表        増減額              増減率      前期実績      増減率
                       (a. 修正前)    (b. 修正後)    (= b - a)


           不動産DX売上高        4,720       5,920        1,200       +25.4%     3,544   +67.0%

           マーケティング
                           6,537       6,634               97    +1.5%     5,781   +14.8%
           DX売上高

           不動産DX
                             992       1,051               59    +6.0%      745    +41.1%
           営業利益

           マーケティング
                           1,925       1,993               68    +3.5%     1,667   +19.5%
           DX営業利益



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                03 成長戦略に関するトピック




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    DX市場全体の成長ポテンシャル
     当社が対象とするDX市場はポテンシャルの大きい成長市場
                        市場規模の成長               企業のDXへの取組み状況の国際比較                      企業のDXへの取組み状況
                                                     国内企業におけるDX取組み比率は                  今後、多岐にわたる業務で


                     +29 %
                                                        まだ米国の1/2以下                     取り組みが大幅に増加する

                                              100%
                                                                                          実施中 検討中 / 検討予定
                                                                                     サービス力
                             12,189 億円        80%                      93%              向上


                                              60%                                     担当者の
                                                                                     業務効率化

                                              40%
                                                       44%                          営業・販売力
              5,653 億円                                                                  向上

                                              20%
                                                                                   顧客のニーズや
                                                                                     行動の分析
                                               0%
                     2017年      2020年                   日本             米国
                                                                                             0 10 20 30 40 50 60 70 80%


         ※出典:                                    ※出典:                                  ※出典:
         富士経済「2018 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望」      野村総合研究所「企業における情報セキュリティ実態調査2019」       野村総合研究所「IT活用実態調査(2017年)」


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    事業の成長方向性
     マーケティングDXは、顧客アカウント数の増加に取り組む
     不動産DXは、対象バリューチェーンを拡大させながら新領域開発に取り組む
                                       マーケティングDX

                     リアルDX               マーケティング
                                           活動

                                                    バリューチェーン
                             中古不動産売却
                                                       拡大

                             リフォーム
                     不動産DX
                             介護・福祉領域

                             新領域



                     〇〇DX


                              領域拡大
                                       顧客アカウント数拡大

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    主な成長トピック
     不動産DXにおいて介護・福祉領域を本格ローンチ
     Datachainにおいて複数取引先と実証実験を実施

                                 成長トピック                            関連セグメント




                  介護・福祉領域のケアスルを本格ローンチ                              不動産DX




                  DatachainがNTTデータとブロックチェーン間のインターオペラ                新規事業
                   ビリティ実現に向け技術連携・実証実験を実施                           (Datachain)



              ※インターオペラビリティとは、無数の様々なブロックチェーン同士を相互に運用可能とするための技術のこと
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    不動産DX 介護・福祉事業ケアスルの本格ローンチ
     介護・福祉領域のプラットフォームサービスを本格ローンチ。2022年9月期
      から利益貢献を見込む
                                                           市場環境                                                            自社との親和性
                                介護・福祉領域の市場ポテンシャル                                                                       既存事業とのシナジーを活かす



                                                           分散・                            非効率な
                     ポテンシャルが
                                                         クローズド・                         バリューチェーン                                顧客開拓力
                      大きい市場
                                                         非対称な市場                            が残存




                                                     要介護認定者数推移
                                                                                                                        デジタル
                                                                                                                      マーケティング           データ分析力
                                                                                                                        ノウハウ


                     2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018




© 2021 Speee, Inc.                                                                                                                               38
    Datachain NTTデータとの技術提携・実証実験
     世界初となる複数の異なるブロックチェーン間における価値移転の自動化に
      関する実証実験を実施
                                 Datachainの技術                                                       実証実験の内容
                  複数システムをつなぐプロダクトで特許出願                                         「貿易プラットフォーム上の貿易文書の移転」と「決済プ
                 (業界をリードする取組として専門誌に掲載)                                          ラットフォーム上の資金の移転」のDvP決済*1を実施




                     *1 DvP決済(Delivery Versus Payment)とは、証券と資金の授受をリンクさせ、代金の支払いが行われることを条件に証券の引渡しを行う(逆に、証券の引渡しが行われることを条件に代金の支払いを行う)ことにより、
© 2021 Speee, Inc.
                        仮に決済不履行が生じても取りはぐれが生じない決済方法                                                                                        39
© 2021 Speee, Inc.   40
                     4   Appendix




© 2021 Speee, Inc.                  41
    会社概要
                      社名    株式会社Speee (英文社名) Speee, Inc.


                     代表者    大塚 英樹


                            ・不動産DX事業             ・その他事業
                     事業内容
                            ・マーケティングDX事業


                      創立    2007年11月29日


                     資本金    1,371,482千円 (2021年3月31日)


                     従業員数   328名 (2021年3月31日) (派遣社員、業務委託、アルバイトを除く)


                             代表取締役 大塚 英樹          取締役   西田 正孝   常勤監査役 大川 勝廣
                      役員     取締役   久田 哲史          取締役   田口 政実   監査役   山中 健児
                             取締役   渡邉 昌司          社外取締役 長谷部 潤   監査役   髙松 悟


                     所在地    〒106-0032 東京都港区六本木四丁目1番4号



© 2021 Speee, Inc.                                                            42
    経営陣

                                               代表取締役・Founder              取締役・Founder
                                               CEO                        (株)Datachain CEO

                                               大塚 英樹                      久田 哲史




                     取締役                          取締役・COO             上級執行役員                     取締役・CFO
                     (株)ThinQ Healthcare CEO      不動産DX事業管掌           マーケDX事業管掌                  経営管理本部管掌
                     渡邉 昌司                        田口 政実               本多 航                       西田 正孝




                     専門執行役員                       専門執行役員              専門執行役員             社外取締役: 長谷部 潤
                     VP of Engineering            CISO(最高セキュリティ責任者)   (株)Datachain CTO
                                                                                         常勤監査役: 大川 勝廣
                     大場 光一郎                       伊藤 秀行               木村 淳
                                                                                         監査役   : 山中 健児

                                                                                         監査役   : 髙松 悟




© 2021 Speee, Inc.                                                                                          43
    沿革
             2007年 11月   株式会社Speee設立。Webアナリティクス事業を開始

             2013年 10月   DSPを中心としたデジタル広告の「トレーディングデスク」事業を開始

             2014年 1月    中古不動産売却におけるマッチングサービス「イエウール」事業を開始

             2015年 12月   外装リフォームにおけるマッチングサービス「ヌリカエ」事業を開始

             2016年 4月    ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」事業を開始

             2017年 1月    インドネシア共和国に現地求職メディア運営事業を行う海外子会社PT. SPEEE RECRUITMENT NUSANTARAを設立

                         ブロックチェーン技術を基盤としたデータプラットフォーム事業を行う国内子会社株式会社Datachain
             2018年 3月
                         (現連結子会社)を設立

             2018年 10月   データインテグレート手法と予測分析技術を活用したマーケティング支援サービス「PAAM」事業を開始

             2019年 8月    スマートヘルスケア事業を行う国内子会社株式会社ThinQ Healthcare(現連結子会社)を設立

             2020年 7月    東京証券取引所JASDAQ市場に上場

             2020年 12月   介護・福祉領域におけるマッチングサービス「ケアスル」を開始



          マーケティングDX事業 不動産DX事業 その他新規事業
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    顧客事例①
                     事業部    PAAM事業部                                  クライアント   プロサッカークラブ


                     ニーズ概要     Sports Marketing           J1チームのマーケティングをデータを使って再構築したい


                                               課題                                                       解決
                      1 集客すべきファン層の特徴がわからない                                       1 集客すべきファン層の特徴を分析し、
                                                                                  最適なプロモーション施策を設計・実施

                                         ?                 ?
                                                                                                                             施策




                      2 集客の変数がわからない                                              2 集客の変数を分析し、精緻な予測を可能に

                               ?
                                                                                                                    !
                                                                                             対戦
                                   対戦
                                              天気                                             カード
                                                                                                        天気
                                   カード

                              戦績         客層          広告
                                                          ?                             戦績         客層         広告

                                   出場選        イベン                                            出場選        イベン
                                    手          ト                                              手          ト




                      3 感覚や過去実績からプロモーション予算を配分                                    3 データ基盤構築&モデル開発・運用
                           しており、最適なのかわからない                                        によりプロモーション予算の配分を最適化
                                                    試合A                                                            試合A

                                                    試合B       ?                                                    試合B   !
                                                    試合C                                                            試合C




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    顧客事例②
                     事業部    トレーディングデスク・PAAM事業                クライアント   外資系 大手ヘルスケア/トイレタリーメーカー


                     ニーズ概要     Direct to Consumer(D2C)戦略。直販チャネルを最適化して販売量を大幅に増やしたい


                                        課題                                                   解決

                       1 小売を通さずWEB経由でユーザーと直接繋がる事                         1 Webでのユーザデータを蓄積・分析し
                           で、直販を強化したい                                     情報発信型の自社ECを構築

                                         小売




                                                                                             分析
                                              直販ルート                            自社サイト              自社EC




                       2 自社製品のWeb上での情報流通量の相対シェア                          2 自社&競合製品のWeb上でのブランド情報構造を
                           (Share of Voice)が低く、競合へのスイッチを許し                調査・分析し、補強が必要なベクトルを明確化して
                           ている                                            広告を強化


                                                      自社
                                                                                                    広告
                                                                              自社サイト
                                               競合B    競合A
                                                                                       競合A



                                                                               競合B




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    顧客事例③
                     事業部    Webアナリティクス・UZOU事業    クライアント   大手出版社


                     ニーズ概要    古いビジネスモデルからの脱却。雑誌と連動したデジタルメディアを強化する事で収益性を向上させたい


                                     課題                                 解決

                      1 デジタルシフトによる雑誌離れで                      1 コンテンツ企画とメディア運営を
                           若い層を中心に新規読者の獲得に苦戦                  データドリブンに行う事で、
                                                              潜在的な読者層をリアルとデジタルの両軸で囲い込み




                      2 デジタルメディアにおいて                         2 媒体価値と広告効果を最大化する
                           ブランドと収益性の両立は難しい                    マッチングアルゴリズムで
                                                              デジタルメディアの広告収益を最大化




                                                                        あなたにおすすめの記事

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    顧客事例④
                     事業部   イエウール事業                クライアント   中規模不動産会社

                             自社で抱えているオフラインを前提としたサービスフローでは接点が持てない売却意向度の高い見込み顧客に対して
                     ニーズ概要
                             最適かつリアルタイムにサービスを提供したい

                                     課題                                         解決

                      1 見込み顧客の集客を、紹介・チラシ・店舗訪問等オ              1 イエウールを通したオンライン集客に全面的に変更。
                       フラインに依拠
                                                               売却ニーズの高いユーザーを紹介することで成約率が
                                                               上昇




                      2 オフラインを中心とした                          2 顧客の営業工数を勘案しながら月単位での見込み顧
                       非効率的な集客と労働集約的な営業プロセス                    客の紹介を調整


                                                                      オンライン集客        営業



                                                                            CV




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    顧客事例⑤
                     事業部    Datachain事業              クライアント   大手自動車グループ

                               ブロックチェーン技術を用いた車両データ連携の実証実験。「モビリティ領域へのブロックチェーン活用」の
                     ニーズ概要
                               可能性・将来性の探求

                                          課題                               解決


                              自動車の二次流通における課題                        改ざん不可能な技術で流通を促進
                           中古車査定の根拠となる走行データ・整備データ                 ブロックチェーンによって改ざんを実質不可能な
                           等を唯一無二のデジタル上での車両IDと紐付けて                状態にすることで、車両履歴が信頼できるように
                           記録する等、より信頼性の高い車両履歴に基づく                 なり、中古車の正当な査定を可能にし、二次流通
                           査定・二次流通の手段が求められている                     を促進




                                               ?




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    全社 2021年9月期 第2四半期 貸借対照表サマリー

                                       実績                   比較

                                     2021年3月末      2020年9月末

                     単位:百万円
                                                 実績              増減額

                     総資産                 7,655    7,336            319
                        流動資産             6,879    6,590            289
                        (内、現金及び預金)       4,783    4,979            -196
                        固定資産              775         745              30
                     負債・純資産合計            7,655    7,336            319
                        流動負債             2,564    2,445            119
                        固定負債              725         893          -168
                        純資産              4,366    3,997            368
                     自己資本比率             57.0%    54.5%


© 2021 Speee, Inc.                                                          50
    (参考) 不動産DXの市場-マクロ要因の市場への影響
     不動産売買市場は経済や金利の影響を受けるが、過去のリーマンショック
      並みの金融不安が起こった場合で10%程度の市場収縮

                                                                      3.69 3.68 3.64 3.86

                                                                                              3.31 3.24
                                                               3.20
                              2.90                      2.86          リーマンショック並みの
                       2.68          2.64 2.68                         経済・金融不安で、                          2.72
                                                 2.42                  10%ほどの市場収縮                                2.48
                                                                                                                        2.20




                                                                                                                                             666

                                                                                                                                                   659
                                                                                                                                      621
                                                                                                                               594
                                                                                                                        578
                                                                      558




                                                                                                                 554
                                                                            546
                                                               536
                                                        518




                                                                                  510




                                                                                                          510
                                                                                              508
                                                                                        505




                                                                                                    499
                                                                                                                               1.98
                                                 473




                                                                                                                                      1.49
                                           455
                                     443




                                                                                                                                             1.39 1.37
                              423
                        412




                                                                                                                                                         融資基準金利
中古住宅流通量                                                                                                                                                  (単位:%)
  (単位:千件)




                       1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018


© 2021 Speee, Inc.   出所: 推計中古住宅流通量は「不動産業統計集」より。金利は住宅金融支援機構「公庫融資基準金利の推移」の中間値を年毎に単純平均を使用                                                                            51
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                     本資料において提供される情報等は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を
                     含みます。これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的
                     にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含んでおります。

                     これらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった
                     国内および国際的な経済状況が含まれます。

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