4495 M-アイキューブド 2021-05-12 16:00:00
2021年6月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2021年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年5月12日
上 場 会 社 名 株式会社アイキューブドシステムズ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4495 URL https://www.i3-systems.com/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 CEO (氏名) 佐々木 勉
問合せ先責任者 (役職名) 経理財務部部長 (氏名) 小野 崇 (TEL) 092(552)4358
四半期報告書提出予定日 2021年5月12日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年6月期第3四半期の業績(2020年7月1日~2021年3月31日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年6月期第3四半期 1,451 21.1 390 7.2 380 6.6 264 △15.3
2020年6月期第3四半期 1,198 - 364 - 357 - 311 -
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年6月期第3四半期 50.86 49.57
2020年6月期第3四半期 62.23 -
(注)1.当社は、2019年6月期第3四半期については四半期財務諸表を作成していないため、2020年6月期第3四半期
の対前年同四半期増減率は記載しておりません。
2.2021年6月期第3四半期の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、当社株式が2020年7月15日に
東京証券取引所マザーズ市場に上場したため、新規上場日から当第3四半期会計期間の末日までの平均株価を
期中平均株価とみなして算定しております。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年6月期第3四半期 2,209 1,519 68.8
2020年6月期 1,336 704 52.7
(参考) 自己資本 2021年6月期第3四半期 1,519百万円 2020年6月期 704百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年6月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2021年6月期 - 0.00 -
2021年6月期(予想) 10.00 10.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 有
3.2021年6月期の業績予想(2020年7月1日~2021年6月30日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 2,025 23.4 532 29.3 522 30.1 387 21.8 74.45
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年6月期3Q 5,215,450株 2020年6月期 5,011,350株
② 期末自己株式数 2021年6月期3Q 92株 2020年6月期 -株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年6月期3Q 5,192,690株 2020年6月期3Q 5,011,350株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっ
ての注意事項等については、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)業績予想などの将来
予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社アイキューブドシステムズ(4495) 2021年6月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………3
2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………4
(1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………4
(2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………5
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………6
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………6
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………6
(四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………………6
1
株式会社アイキューブドシステムズ(4495) 2021年6月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間における経済環境は、新型コロナウイルス感染症のワクチン供給開始に伴い、日本国内にお
いても医療従事者へのワクチン接種が開始され沈静化に向けて前進しつつあるものの、未だ収束までの目途は立って
おらず、先行きが不透明な状況が続いております。このような状況下において、当社が属するEMM(MDM)の市場で
は、企業を中心にテレワークの導入が進み、それに伴うセキュリティ等の環境整備も進んでおり、新しいビジネス環
境・生活様式に対応する動きに牽引される形で、前事業年度に引き続きその需要は拡大を見せています。
このような市場環境の中、当社は「ITをもっと身近に」というミッションのもと、2010年から提供を開始したモバ
イル端末管理サービス「CLOMO MDM」及びモバイル端末向けアプリサービス「CLOMO SECURED APPs」を事業の主軸に、
クラウドを利用したB to BのSaaS事業をサブスクリプションの形で提供しており、2020年12月に公表されたMDM市場
(自社ブランド)シェアにおいて、2011年度から10年連続でシェアNo.1を達成しました(注1)。
当 第 3 四 半 期 累 計 期 間 に お い て は、Android 端 末 の ホ ー ム 画 面 を 自 由 に カ ス タ マ イ ズ 可 能 と す る 「CLOMO
Launcher」を「CLOMO MDM」の新オプションサービスとして提供開始しました。本サービスは、Android端末のホーム
画面においてシンプルで統一された操作性を実現することで、Android端末活用の効率と利便性が向上するものであ
り、一般企業での活用のみならず、主に2021年1月を以てサービスが終了(注2)したPHSからスマートフォンへの
切り替えが進む医療機関での活用も期待されています。
引き続き、当社Webサイト等のWeb媒体にCLOMOの導入事例記事を積極的に掲載するとともに、急激な環境変化に適
応する手法としてWeb会議システムを用いたリモート営業や、デジタルマーケティングを推進しており、GIGAスクー
ル構想(注3)による小中高等学校へのモバイル端末の導入やリモートワークでのIT資産管理に伴う需要に対して
も、積極的に営業活動を行っております。
また、今後の市場シェア拡大に向けて、当社の競争力の一部である製品開発への投資を進め、製品価値の向上及び
原価コストの低減に取り組んでおります。具体的には、製品開発とサービスの運用面においては、Azure Kubernetes
Service (AKS)(注4)やXamarin(注5)といった新たな技術を活用し、製品開発やサービス運用の効率化を進めて
おり、人材面においては、外国籍のエンジニアを積極的に採用する等、多様性の促進と優秀な人材の採用を進めてお
ります。
その結果、導入社数は3,131社(前事業年度末に比べ702社増加、28.9%増)に達しております。(なお、第1四半
期報告書のとおり、当社は2020年7月より導入社数のカウント方法を変更しており、変更後の前事業年度末時点の導
入社数は2,429社となっております。)
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による当社事業及び経営成績へのマイナスの影響については、感染拡
大以前に見込まれた受注の一部が延期される等限定的なものに留まっており、その後企業を中心にテレワークの導入
が進み、それに伴うセキュリティ等の環境整備も進んでおり、新しい生活様式への対応という動きに伴う需要の拡大
といったプラスの影響があったことで、当第3四半期累計期間の経営成績や当社が目標とする経営指標(CLOMOの導
入社数の増加、ライセンス継続率)への影響は極めて軽微でありました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高1,451,542千円(前年同期比21.1%増)、営業利益
390,928千円(前年同期比7.2%増)、経常利益380,884千円(前年同期比6.6%増)、四半期純利益264,093千円(前
年同期比15.3%減)となりました。
なお、当社の事業はライセンス販売事業のみの単一事業であるため、セグメントごとの記載を省略しております
が、サービス別の内訳は次のとおりであります。
CLOMO MDM 売上高 1,291,669千円
SECURED APPs 売上高 151,693千円
その他 売上高 8,180千円
(注1)出典 デロイト トーマツ ミック経済研究所「コラボレーション/コンテンツ・モバイル管理パッケージ
ソフトの市場展望」2011~2018年度、「ミックITリポート2020年12月号」2019年度出荷金額実績および
2020年度出荷金額予測。
(注2)医療機器に与える電磁波の影響などから、従来は主にPHSが導入されていた医療機関等において、今後は一
般的なスマートフォンへの移行が進むものと見込まれる。
(注3)2019年12月に文部科学省が打ち出した、児童生徒向けに1人1台の端末や、高速通信環境を一体的に整備
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株式会社アイキューブドシステムズ(4495) 2021年6月期 第3四半期決算短信
することで、学習活動の一層充実や主体的・対話的で深い学びの視点から授業改善の実現を目指す構想。
(注4)マイクロソフト社が提供するコンテナ化技術。CLOMOシステムをコンテナベースとすることで、信頼性の向
上や運用負担の軽減、運用コストの削減を進めている。
(注5)マイクロソフト社が提供するアプリケーション開発用のプラットフォーム。iOS、Android、Windowsという
異なる環境で動作するCLOMOアプリケーションのソースコードを共有化することで、開発速度の向上や省力
化を進めている。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期会計期間末における財政状態については次のとおりであります。
(資産)
総資産は2,209,079千円となり、前事業年度末に比べ872,590千円の増加となりました。これは主に現金及び預
金が898,131千円増加したことによるものです。
(負債)
負債は689,717千円となり、前事業年度末に比べ57,746千円の増加となりました。これは主に未払法人税等が
97,519千円増加し、その他が30,818千円減少したことによるものです。
(純資産)
純資産は1,519,362千円となり、前事業年度末に比べ814,843千円の増加となりました。これは公募増資及び第
三者割当増資の実施、新株予約権の行使に伴い資本金及び資本剰余金がそれぞれ275,642千円、四半期純利益の
計上に伴い利益剰余金が264,093千円増加したことによるものです。この結果、自己資本比率は68.8%(前事業
年度末は52.7%)となりました。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年6月期の通期の業績予想につきましては、第3四半期累計期間の実績及び足元の動向を踏まえ、2020年7
月31日に公表いたしました業績予想を変更しております。詳細につきましては、本日(2021年5月12日)開示して
おります「通期業績予想の修正及び配当方針の変更、並びに配当予想の修正に関するお知らせ」をご参照くださ
い。
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株式会社アイキューブドシステムズ(4495) 2021年6月期 第3四半期決算短信
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2020年6月30日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 930,634 1,828,766
売掛金 114,723 159,854
その他 46,140 57,408
流動資産合計 1,091,498 2,046,028
固定資産
有形固定資産 38,236 36,140
無形固定資産
ソフトウエア 113,503 22,297
ソフトウエア仮勘定 33,562 43,955
無形固定資産合計 147,066 66,253
投資その他の資産 59,688 60,657
固定資産合計 244,990 163,050
資産合計 1,336,489 2,209,079
負債の部
流動負債
買掛金 45,075 26,309
未払法人税等 21,150 118,670
前受収益 358,722 339,856
賞与引当金 45,487 25,202
その他 148,469 117,651
流動負債合計 618,904 627,689
固定負債
長期前受収益 13,066 62,027
固定負債合計 13,066 62,027
負債合計 631,970 689,717
純資産の部
株主資本
資本金 100,000 375,642
資本剰余金 - 275,642
利益剰余金 604,518 868,611
自己株式 - △533
株主資本合計 704,518 1,519,362
純資産合計 704,518 1,519,362
負債純資産合計 1,336,489 2,209,079
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(2)四半期損益計算書
第3四半期累計期間
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 1,198,875 1,451,542
売上原価 232,158 350,512
売上総利益 966,716 1,101,029
販売費及び一般管理費 602,169 710,101
営業利益 364,546 390,928
営業外収益
受取利息 41 64
その他 223 569
営業外収益合計 265 634
営業外費用
支払利息 80 -
上場関連費用 6,561 10,469
その他 766 209
営業外費用合計 7,409 10,679
経常利益 357,402 380,884
特別損失
固定資産除却損 2,605 -
特別損失合計 2,605 -
税引前四半期純利益 354,797 380,884
法人税等 42,925 116,790
四半期純利益 311,871 264,093
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(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2020年7月15日に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。上場にあたり、2020年7月14日を
払込期日とする有償一般募集(ブックビルディング方式による募集)による新株式の発行150,000株により、資本
金及び資本準備金がそれぞれ215,280千円増加しております。
また、2020年8月12日を払込期日とする有償第三者割当(オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三
者割当増資)による新株式の発行22,500株により、資本金及び資本準備金がそれぞれ32,292千円増加しておりま
す。
並びに、2020年11月12日を払込完了日とする譲渡制限付株式報酬制度による新株式の発行6,000株により、資本
金及び資本準備金がそれぞれ24,870千円増加しております。
さらに、2020年7月1日から2021年3月31日までの間に、新株予約権の行使により、発行済株式総数が25,600株、
資本金及び資本準備金がそれぞれ3,200千円増加しております。
これらの結果、当第3四半期会計期間末において、資本金が375,642千円、資本剰余金が275,642千円となってお
ります。
(四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用については、当第3四半期会計期間を含む事業年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実
効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
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