4493 M-サイバーセキュリ 2021-08-13 16:00:00
2021年12月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]
2021年12月期第2四半期 決算説明資料
Financial Materials for FY2021 2Q
株式会社サイバーセキュリティクラウド
(証券コード: 市 場 : 4 4 9 3
東証マザーズ 2021年8月13日
エグゼクティブ・サマリー ❶ FY2021 2Q 業績サマリー
⚫ 主力プロダクトの攻撃遮断くんとWafCharmの伸長に加え、ソフテックの寄与もあり、
売上高、営業利益ともに前年同期比で大幅成長
売上高(2Q累計) ※1 P6 営業利益(2Q累計)※1 P6 ARR ※1 P7
(年間経常収益)
853百万円 192百万円 16.6億円
前年同期比 +56.9%増 前年同期比 +84.7%増 前年同期比 +48.5%増
総ユーザー数※2 P8 解約率 P9,10 保有データ数(累計)
1.16%
3,611ユーザー 約2.3兆件
0.84%
※1 サイバーセキュリティクラウド連結ベース
※2 攻撃遮断くん、WafCharm、Managed Rules、SIDfmのユーザーを合計して算出
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エグゼクティブ・サマリー ❷ FY2021 2Qの実行施策
Managed Rulesの販売実績に裏付けされた技術力を
「WafCharm 武器にユーザー獲得を目指す
AWS版」β版を
米国で提供開始 Managed Rules同様に、独自のコア技術を持つWafCharm AWS版
P16
も、米国において大きな需要を見込む。
改正個人情報保護法に関するセミナーを起点に
顧客基盤拡大の 顧客獲得を狙う
施策として
セミナーを実施 改正個人情報保護法に関するセミナーを2回開催。本セミナーの集
客実績は上期実施の全セミナー集客平均の約2.3倍を記録。2022年4
P17
月の改正個人情報保護法全面施行まで1年を切り、注目が集まる。
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目次
I. 2021年12月期 第2四半期 決算概要 5
II. 2021年12月期 第2四半期 ビジネスハイライト 15
III. CSCを取り巻く事業環境 19
IV. 参考資料 26
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Ⅰ.2021年12月期 第2四半期 決算概要
5
業績の概況
⚫ 主力プロダクトの伸長とソフテックの子会社化により、売上高が大幅増加
⚫ 売上高は計画通りに推移し、営業利益は計画を大きく上回って着地
2020年12月期 2021年12月期
2021年12月期
2Q累計 2Q累計 前年同期比 進捗率
(百万円) 通期予想
(非連結) (連結)※
売上高 543 853 +56.9% 1,790 47.6%
CSC 543 742 +36.7% 1,587 46.8%
ソフテック - 110 - 202 54.1%
売上総利益 363 602 +66.0% - -
営業利益 104 192 +84.7% 250 77.0%
営業利益率 19.2% 22.6% +3.4pt - -
経常利益 93 193 +107.0% 247 77.9%
四半期純利益 78 127 +63.9% 179 71.2%
※ 2021年1Qより、ソフテックのP/L取り込みを開始
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ARRの推移
⚫ 1Qに引き続きWafCharmが順調に成長し、ARRは16.6億円まで増加
⚫ 攻撃遮断くんの3月末解約増を新規受注増大でカバーし、ARRはプラス成長を継続
YoY+48.5%
(百万円)
SIDfm 1,667
1,602
Managed Rules 148
144
WafCharm 103
1,354 105
攻撃遮断くん
1,240 81
76 385
1,122 347
1,042 45 306
34 249
941 201
867 31 166
764 22 121
669 12 88
3 68
572 39
506 35
404 450 12 1,004 1,029
7 915 966
841 874
755 788
626 684
494 537
404 443
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2018 2019 2020 2021
ARR:Annual Recurring Revenueのこと。対象月の月末時点におけるMRR を12倍することで年額に換算して算出。
MRRはサブスクリプション型モデルにおけるMonthly Recurring Revenueの略で、既存顧客から毎月継続的に得られる収益の合計のこと。
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ユーザー数の推移
⚫ 全プロダクトにおいてユーザー数は拡大
⚫ 第2の柱であるWafCharmのユーザー数が順調に成長
YoY+62.1%
(ユーザー)
SIDfm
3,611
Managed Rules
3,325 129
WafCharm
127
攻撃遮断くん 2,876
2,568
1,960
2,228 1,771
1,928 1,558
1,373
1,502 1,105
857
1,218
547 471 527
946 337 392
226 272 320
769 143 157
649 38 82 122
571 43 62
443 494 25 995
1 14 845 851 875 926 956
669 721 759 798
442 480 546 606
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2018 2019 2020 2021
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攻撃遮断くんの低い解約率
⚫ 新型コロナウイルスの影響などが一段落し、解約率が大幅に改善
⚫ 解約理由や動向に大きな変化はなく、引き続き低水準維持を目指していく
3.00%
攻撃遮断くん解約率 主な解約理由
2.50%
①サイト閉鎖に伴う解約
(サービス終了、一時利用含む)
2.00% ②パートナー企業とエンドユーザー間の契約終了に伴う解約
(サーバー・MSPサービスの利用が終了)
1.50% 1.34% 1.35%
1.24% 1.26% 1.24%
1.13% 1.15% 1.15% 1.15% 1.16%
1.07% 1.09% 1.06% 1.07%
1.00%
0.50%
0.00%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2018 2019 2020 2021
※「攻撃遮断くん」におけるMRRチャーンレートの直近12ヶ月平均をもとに作成。
MRRチャーンレートとは、当月失ったMRRを先月末時点のMRRで除すことで計算される解約率。
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WafCharm 拡大するユーザーとARR
⚫ 低い解約率(0.84%)と新規獲得ユーザー増により、1年でユーザー数は約2倍に成長
⚫ 既存ユーザーの利用単価が増加(NRR:115.9%)し、ARRは大幅成長
ユーザー数 ARR
(ユーザー) (百万円)
直近1年間の新規獲得ユーザー 527 直近1年間の新規獲得ユーザー 385
2020/2Q時点利用ユーザー 2020/2Q時点利用ユーザー
276 168
272 201 217
251
2020/2Q 2021/2Q 2020/2Q 2021/2Q
平均解約率※1:0.84% 平均売上高継続率(NRR)※2:115.9%
※1 ユーザー数の直近12ヶ月平均解約率を使用。解約率は、n期におけるn-1期の継続利用ユーザー数÷n-1期のユーザー数で算出
※2 NRR(Net Revenue Retention (Rate) の略)の直近12ヶ月平均を使用。NRRは、n期におけるn-1期の継続利用ユーザーのARR÷n-1期のARRで算出
NRRが100%以上の場合、既存ユーザーの単価上昇によるARR増加額が、解約・単価減少に伴うARR減少額を上回っている状態
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売上高・ストック収益の推移(四半期)
⚫ 主力の攻撃遮断くんとWafCharmが成長し、ストック収益は順調に成長
⚫ 販売パートナーとの連携を深め、さらにストック収益を拡大させる
(百万円) YoY+52.6%
その他収益 ※1
ストック収益 ※2 420 ※3
432
21
29
337
313 7
284 8
260 7
237 7
217 6
194 8 411
168 10 391
145 11 330
128 306
116 5 276
100 7 253
6 231
5 210
185
139 157
109 121
95
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2018 2019 2020 2021
※1 攻撃遮断くんの初期導入費用や脆弱性診断等のスポット契約を含む売上高の合計
※2 攻撃遮断くん、WafCharm、Managed Rules、SIDfmのMRRの合計
※3 2021年1Qよりソフテックの売上を取り込み開始
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営業費用(売上原価・販売費及び一般管理費)の推移
⚫ 1Qから大きな変化はなく、同水準を維持
⚫ 下期にかけて採用を強化し、人件費及び採用教育費の増加を見込む
(百万円)
その他 329 331
広告宣伝費 302
R&D 81 73
採用教育費 249 74
人件費 233 19 25
216 217 222
通信費 68 26 27
51 43
9 3
59 55
68 8
166 24
151 9 22 8
72 138 13 17 12
50 13 13 8
115 45 14 10 137 143
40 7 23 100
86 18 8 11
82 42 6 12 8 81 89
17 11 70
24 5 5
22 1 60
9 6 7 54 59
1 6 56 57
3 37 44 55 57
33 50 49 49 53
25 28 36
12 12 14 17 20
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
2018 2019 2020 2021
※ 2021年1Qより、ソフテックの費用を取り込み開始
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サイバーセキュリティクラウドの成長を支える従業員
⚫ 中長期的な成長を見据え、エンジニアを中心に採用を強化予定
⚫ 下期はさらに採用を強化し、人員増加を狙う
(人)
コーポレート 65
セールスマーケティング
59
エンジニア
30
27
2018年4Q 2019年4Q 2020年4Q 2021年2Q
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参考情報 各プロダクト主要KPI
⚫ 主力の攻撃遮断くんは順調に成長し、第2の柱となるWafCharmのARRも大幅成長
⚫ Managed Rulesにおいては、一部の大口顧客の利用減少や解約に伴い、ARRは微減
FY2020 FY2021
前年同期比
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
ARR(百万円)※1 841 874 915 966 1,004 1,029 +17.7%
利用企業数(社) 845 851 875 926 956 995 +16.9%
解約率(%)※2 1.07 1.15 1.15 1.24 1.35 1.16 +0.01pt
ARR(百万円) 166 201 249 306 347 385 +90.8%
ユーザー数 ※3 226 272 320 392 471 527 +93.8%
NRR(%)
※4 109.9 113.0 115.1 119.5 118.7 115.9 +2.8pt
ARR(百万円) 36 45 77 81 105 103 +125.9%
ユーザー数 857 1,105 1,373 1,558 1,771 1,960 +77.4%
ARR(百万円) - - - - 144 148 -
ユーザー数 - - - - 127 129 -
全社合計 ARR(百万円) 1,044 1,122 1,241 1,354 1,602 1,667 +48.5%
※1 対象月の月末時点におけるMRRを12倍することで年額に換算して算出
MRRはサブスクリプション型モデルにおけるMonthly Recurring Revenueの略で、既存顧客から毎月継続的に得られる収益の合計のこと
※2 MRRチャーンレートの直近12ヶ月平均をもとに算出。MRRチャーンレートとは、当月失ったMRRを先月末時点のMRRで除すことで計算される実質解約率
※3 ユーザー数の直近12ヶ月平均解約率を使用。解約率は、n期におけるn-1期の継続利用ユーザー数÷n-1期のユーザー数で算出
※4 NRRの直近12ヶ月平均を使用。NRRは、n期におけるn-1期の継続利用ユーザーのARR÷n-1期のARRで算出
売上高継続率が100%以上の場合、継続利用ユーザーの単価上昇によるARR増加額が解約・ダウンセルによるARR減少額を上回っている状態
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Ⅱ.2021年第2四半期 ビジネスハイライト
15
「WafCharm AWS版」β版を米国で提供開始
⚫ 巨大かつ高成長を続ける米国のサイバーセキュリティ市場に参入
⚫ Managed Rulesの販売実績に裏付けされた技術力を武器にユーザー獲得を目指す
巨大なセキュリティ市場 Managed Rulesの販売実績
2020年の市場規模は グローバルユーザー数が
日本の約6倍 2年で1,000を突破
(兆円) (ユーザー)
6.8 1,055
1.1 76
日本 アメリカ 2019/2Q 2021/2Q
※1 ※2
• 大手グローバル企業が競合にいる中、
• 米国のセキュリティ市場は、日本の約6倍と巨大な
世界的には無名な当社の技術力が支持され、
市場
急速にユーザー数が拡大
• 米国はAWSユーザーが多く、当社が提供するプロ
• 独自のコア技術を持つWafCharm AWS版も、米国
ダクトに合致した市場
において大きな需要が見込まれる
※1 JNSA調査研究部会 セキュリティ市場調査WG「国内情報セキュリティ市場 2020年度調査報告」より当社作成。
※2 Fortune Business Insight: Market Research Report, published in Mar, 2021より当社作成。$1=110円で算出
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顧客基盤拡大の施策としてセミナーを実施
⚫ 改正個人情報保護法に関するセミナーは上期の全セミナー平均集客数の2.3倍を動員
⚫ 2022年4月の改正個人情報保護法全面施行に向け、セミナーを起点に顧客獲得を狙う
セミナー集客実績 ※
約2.3倍
上期平均 法改正セミナー
※上期平均は、2021年上期開催のセミナー集客数をもとに算出。法改正セミナーは、改正個人情報保護法に関するセミナー集客数の平均値( 2021年5月と7月)。
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メディアへの露出が増加(一部紹介)
⚫ 世界中でサイバー攻撃が横行し、サイバーセキュリティ企業としての取材が増加
⚫ 各種メディアを通じて、サイバーセキュリティの重要性を啓発
テレビ出演実績 メディア掲載実績
• テレビ朝日「報道ステーション」 • 日本経済新聞 • 日経クロステック
• TBS「あさチャン!」 • 繊研新聞 • ZDNET
• BSテレ東「日経ニュースプラス9」 • 日刊工業新聞
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Ⅲ.CSCを取り巻く事業環境
19
増加し続けるサイバー攻撃
⚫ インターネットの利用増加とともに、サイバー攻撃数は増加傾向
⚫ DX化の加速に伴い、サイバー攻撃はさらに拡大すると予測
サイバー攻撃関連通信(億パケット)
1IPアドレス当たりの年間総パケット数
5,001
3,220
2,121
1,281 1,504
545
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2030年
DX化の加速
国立研究開発法人情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所「NICTER観測レポート2020」より当社作成
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中小~準大手企業の低いWAF導入率
⚫ 従業員数が5,000人以上の大手企業は、WAFの導入が当たり前の時代に
⚫ 5,000人未満の企業はWAF導入率が低く、導入率の大幅な拡大余地あり
従業員数別
企業区分 2020年WAFの導入率 ※1
大手 5,000人以上 72.0%
5,000人~
準大手 1,000~4,999人 33.3%
1,000~4,999人
中堅
100~999人 12.7% 大幅な
100~999人
拡大余地
中小
~99人 3.2%
~99人 ※2
※1 総務省「令和2年通信利用動向調査」より当社作成
※2 当社調べ
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DX化と同時に求められるサイバーセキュリティ対策
⚫ 2021年7月に決定した「次期サイバーセキュリティ戦略(案)」において、
DX化とサイバーセキュリティ確保に向けた取組を同時に推進することが掲げられた
▼ 内閣サイバーセキュリティセンター 2021年7月7日付「次期サイバーセキュリティ戦略(案)について」の報道発表資料より抜粋
https://www.nisc.go.jp/conference/cs/dai30/pdf/30shiryou01.pdf
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サイバーセキュリティに関連する日本政府の動向
⚫ 2021年9月にデジタル庁発足、2022年4月に改正個人情報保護法の全面施行を予定
⚫ 全ての日本企業は、より強固なセキュリティ対策を求められることに
デジタル庁の発足 改正個人情報保護法の全面施行
• 2021年9月よりデジタル庁が発足 • 2022年4月より全面施行
• マイナンバーの普及による、 • 個人情報保護委員会への報告義務、
個人情報の管理 個人への通知義務が発生
• 医療・教育現場のIT活用促進 • 法人に対する罰金刑が強化
(最大1億円、2020年12月施行)
より強固なセキュリティ対策が必要
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(参考)改正個人情報保護法について
⚫2 0 2 0 年 1 2 月 よ り 法 定 刑 の 引 上 げ が な さ れ 、 法 人 に 対 す る 罰 則 が 強 化
⚫全 面 施 行 が 2 0 2 2 年 4 月 に 決 定 。 情 報 漏 え い が 発 生 し た 際 に は 、
個人情報保護委員会への報告や本人への通知が義務化される
義務化
個人情報保護委員会
情報漏えい発生
または発生のおそれ 個人情報保護委員会からの
報告 命令に違反した場合等※
法人に対しては、
本人 罰金の最高額が1億円以下
に引き上げに
通知
個人の権利利益を害するおそれが大きいものとして個人情報委員会規則で定めるものが生じた時、
委員会への報告の義務、本人通知が義務化されるもの
①要配慮個人情報が含まれる漏えい等(例:健康診断情報、病歴等)
②不正に利用されることにより、財産的被害が生じるおそれがある漏えい等(例:クレジットカート情報)
③不正目的をもって行われたおそれがある漏えい等(例:不正アクセス、ハッキング)
④個人データに係る本人の数が1,000人を超える漏えい等
※ 個人情報保護委員会の命令に違反した場合や、個人情報データベース等の不正提供等
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セキュリティ人材不足が課題、業務の自動化がカギ
⚫ 日本はセキュリティ人材が圧倒的に不足している
⚫ 海外では業務の自動化を推し進め、効率的なセキュリティ対策を実施
セキュリティ人材の充足状況※1
海外に比べて圧倒的に人材が不足 セキュリティ業務の自動化率※2
人材不足を解消するために自動化が必須
圧倒的な人材不足 自動化率の向上
85.0%
47.3%
20.2%
※2
11.2%
日本 4ヵ国平均 日本※3 4ヵ国平均
※1NRIセキュアテクノロジーズ株式会社「NRI Secure Insight 2018」より当社作成。セキュリティ人材が充足していると回答した企業の割合。
4ヵ国平均は、アメリカ、イギリス、シンガポール、オーストラリアの数値を平均して算出。
※2NRIセキュアテクノロジーズ株式会社「NRI Secure Insight 2018」より当社作成。セキュリティ業務が自動化できていると回答した企業の割合。
4ヵ国平均は、アメリカ、イギリス、シンガポール、オーストラリアの数値を平均して算出。
※3 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書2021」より当社作成
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Ⅳ.参考資料
26
会社概要
社 名 株式会社サイバーセキュリティクラウド
設 立 2010年8月11日
上場日 2020年3月26日
代表者 代表取締役社長 兼 CEO 小池 敏弘
代表取締役CTO 渡辺 洋司
役 員 取締役CFO 倉田 雅史(公認会計士) 常勤監査役 関 大地(公認会計士)
社外取締役 伊倉 吉宣(弁護士) 社外監査役 村田 育生
社外取締役 石坂 芳男 社外監査役 泉 健太
所在地 東京都渋谷区東3-9-19 VORT恵比寿maxim3F
事業内容 AI 技術を活用したサイバーセキュリティサービスの開発・提供
子会社 株式会社ソフテック
Cyber Security Cloud Inc. (USA)
エ ン ジ ニ ア 数 グ ロ ー バ ル
日本・米国の2拠点体制
USA
社 員 全 体 の
Japan
約 半数※
※ 2021年6月末時点
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企 業 理 念
世界中の人々が安心安全に使える
サイバー空間を創造する。
サイバーセキュリティ
× Webサイトへの
サイバー攻撃の
可視化・遮断ツール
AI(人工知能)
AIによるAWS/Azure AWS WAFの
WAF自動運用ツール ルールセット
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社会的課題に対するAIの活用
①攻撃の高度化、多様化~未知の攻撃の発見、誤検知の発見~
②セキュリティ人材の不足~AIによる効率化、運用工数削減~
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企業におけるセキュリティの種類は2つに分類される
社内セキュリティ Webセキュリティ
パソコンや社内ネットワークの 誰もが訪れるWebサイト
セキュリティ などのセキュリティ
© Cyber Security Cloud Inc. All Rights Reserved.
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CSCが守る領域
Webセキュリティ領域におけるWAF(Web Application Firewall)とは?
ファイア
IPS/IDS WAF Webサービス
ウォール
一般の閲覧者
通常のアクセス
WEBサイト
Webアプリケーション層への攻撃 Web
アプリケーション
ハッカー
ソフトウェア・
ソフトウェア/OSへの攻撃 OS
インフラ・
インフラ/ネット ネットワーク
ワーク層への攻撃
WAFは、「SQLインジェクション」や「XSS」をはじめとした不正侵入による
情報漏えいやWebサイト改ざんなどを防ぐファイアウォールのことを意味し、
従来のファイアウォールやIPS/IDSでは防ぐ事ができない攻撃にも対応可能。
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Webサイトへのサイバー攻撃による被害事例
⚫ サイバー攻撃は企業の事業活動に様々な影響を与え、個人情報の流出だけでなく、
株価の下落や株主代表訴訟に繋がるおそれも
売上機会の損失
ブランドイメージ 損害賠償費用
の毀損 (約6.3億円/件※1)
個人情報の流出 株価の下落 株主代表訴訟
(平均10%※2)
※1 出典:JNSA 2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書
※2 出典:JICI 取締役会で議論するためのサイバーリスクの数値化モデル
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情報漏えいの具体的事例
⚫業 種 を 問 わ ず 、 多 く の 情 報 漏 え い が 発 生 。 改 正 個 人 情 報 保 護 法 の
全面施行前に、全ての企業でサイバーセキュリティ対策強化が必要となる
業種 内容 流出件数
情報通信 第三者による不正アクセスが行われ、加盟店の営業情報や従業員の情報が流出 約2,000万件
空運 顧客情報のデータベースが不正アクセスを受け、氏名、会員番号、ステータスが流出 約100万件
教育 システムサーバーがサイバー攻撃を受け、利用情報が流出 約4.3万件
金融 会員向けスマートフォンアプリがサイバー攻撃を受け、顧客ID情報が不正侵入を受けた 約1.6万件
電力・ガス 提供するアプリに不正アクセスが確認され、メールアドレスが流出 約1万件
電気機器 クラウドサーバーに対するサイバー攻撃が発生し、取引先の一部情報が流出 約8千件
食品 運営するECサイトが不正アクセスを受け、会員情報が流出 約5千件
陸運 運営するECサイトに不正アクセスが発生し、カード情報が流出 約3千件
メディア 運営するECサイトに対するサイバー攻撃が発生し、個人情報が流出 約1千件
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ソフテックが守る領域
⚫ 2020年12月に株式会社ソフテックの全株式を取得し、セキュリティの領域を拡大
⚫ WAF領域に、脆弱性管理及びWeb診断領域のシナジーを最大化していく
両社が手掛ける対象領域のイメージ
WEBサイト
サイバー攻撃 Web 診断 Web脆弱性診断
アプリケーション
ミドルウェア 管理
脆弱性管理
OS 管理
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当社グループが提供するプロダクト・サービスの内容
会社 プロダクト名 概要 ARR 導入数 ※1 課金形態
外部からのサイバー攻撃を遮断し、個人情
報漏洩、改ざん、サービス停止などから
Webサイトを守るクラウド型Webセキュリ 1,029百万円 995社 月額課金
ティサービス
Amazon Web Services(AWS)の提供す
るAWS WAF、Microsoftの提供する 月額課金
AzureWAFを利用するお客様に対して、AI 385百万円 527 +
によって学習し、WAFを自動運用するサー ユーザー
従量課金
ビス
セキュリティ専門のベンダーの提供する 月額課金
AWS WAFのセキュリティルールセットを、
103百万円 1,960 +
AWS Marketplaceにて販売。積極的な営業 ※2 ユーザー 従量課金
活動なしで拡販が可能
ソフトウェア・OSの脆弱性調査から運
用・サポートまで行う包括的ソリューショ 148百万円 129
年間契約
ンサービス ユーザー
WebシステムやWebアプリケーションの問
題や脆弱性への対策を行うため、情報漏え
スポット
脆弱性診断※3 いやWebシステムの停止可能性など、セ - - 契約
キュリティ上の問題を調査し、現状の安全
性を確認するサービス
※1 2021年6月末時点のそれぞれ企業数・ユーザー数を元に算出(当社調べ)
※2 Managed Rulesは米国子会社経由で販売しているため、日本本社の計上額にて算出
※3 スポット契約型のサービスであり、ユーザー数も四半期毎に変動するため、ARRとユーザー数は非開示
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攻撃遮断くんの提供する2つのアーキテクチャ
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AI×ビッグデータによるWAF自動運用 = WafCharm
お客様環境に最適なルールの作成・設定を実現
導入から新規の脆弱性対応までWAFを手放しで運用可能に
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Managed Rules:国外ユーザーの状況
⚫A W S と い う プ ラ ッ ト フ ォ ー ム を 利 用 し 、 累 計 7 0 以 上 の 国 と 地 域 に 展 開
⚫国 外 ユ ー ザ ー 数 は 合 計 で 1 , 0 0 0 を 超 え る
North
Europe America
290
Asia
463
Total
147
Africa 1,055ユーザー
6 South
America
Oceania
65
84
※ 2021年6月末時点の当社サービスを利用する国外ユーザー数を元に算出
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ストック収益ベースの「SaaS型ビジネスモデル」
当社グループの売上全体に占める
高い成長率
ストック収益の割合
デロイト トウシュ トーマツ
リミテッド
95.7 % アジア太平洋地域テクノロ
ジーFast 500において、国内
企業として9位にランクイン
ストック収益
その他収益 2020年は230.6%の
収益(売上高)成長を記録
※当社グループの売上高における直近1年のMRR(2021年6月末時点)が占める比率
継続課金による安定的な収益 低い解約率
新規契約が翌年以降の売上に大きく貢献。 攻撃遮断くん解約率※1 WafCharm解約率※2
高いストック収益割合と低い解約率により、 新規
安定的な収益を確保。 1.16% 0.84%
2021年6月末時点 2021年6月末時点
継続契約 ※1 直近12ヶ月のMRRチャーンレート ※2 ユーザー数の直近12ヶ月平均解約
の平均値。MRRチャーンレートとは、 率を使用。解約率は、n期におけるn-1
当月失ったMRRを先月末時点のMRR 期の継続利用ユーザー数÷n-1期の
で除して算出 ユーザー数で算出
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ユーザーの声
株式会社 インターファクトリー 様 株式会社 ココナラ 様
クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」開発・運営 スキルのフリーマーケット「ココナラ」開発・運営
クラウドECシェアNo.1 ※1 国内導入社数・導入サイト数 日本最大級のスキルマーケット AWS WAF自動運用サービス
クラウド型WAF No.1 ※2 導入ユーザー数 国内No.1 ※3
お客様の意識が非常に高いなかで、システムの外側に 使用しているフレームワークに古いバージョンがあり、
壁を一枚置いてブロックできるWAFは有効な選択肢であ フレームワークを移行するまでに何かあってからでは遅
り、非常に安心感を得られると考えておりました。 いと考えました。しかし、リソース的にセキュリティ
「攻撃遮断くん」を選んだ理由は、当社が展開する パッチ対応は厳しく、WAFでセキュリティ対策をしよう
ebisumartが複数のサーバーで複数店舗が稼働しており、 と決めました。
各店舗でWAFのルール設定を変更できる必要があるなど、 「WafCharm」を使ってみて、今まで大変だったAWS
特殊かつ複雑な状況でも柔軟に対応できるからです。 WAFの運用が非常に便利になりました。AWS WAFの運
導入後は、管理・運用にほとんど工数がかからないた 用を「WafCharm」に任せることで、セキュリティ対策
め、負担にならないことが大きいです。お客様に対して にリソースを割く必要も無くなりました。サポート体制
インターファクトリーがセキュ もバッチリで何か心配事がある時
リティ対策を頑張っていること や、疑問に思ったことを問い合わ
をアピールできるようになった せしてスムーズに対応いただける
ことは成果といえます。 ことにも非常に満足しています。
CTO 水野 謙氏 開発本部部長 岡本 邦宏氏
※1 出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2020年版~国内の主要パッケージおよびSaaSを徹底調査~」 ※3 出典:日本マーケティングリサーチ機構調べ (2020年7月期 実施調査)
<ECサイト構築ツール・SaaS(非カート型)>
※2 出典:「クラウド型WAFサービス」に関する市場調査(2019年6月16日現在)<ESP総研調ベ>
(2019年5月~2019年6月調査)
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導入企業(一部抜粋)
⚫ 業種・規模・業態を問わずセキュリティニーズが拡大し、様々な企業で導入が進む
金融/官公庁・ メディア・
IT・サービス 交通 ・建設
公社・団体 エンターテイメント
メーカー 人材
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販売パートナー(一部抜粋)
⚫ 多くの販売パートナーを通じて、幅広いユーザーへプロダクト提供を行う
⚫ 今後も販売網を拡大すべく、販売パートナーの獲得を狙う
大手販売パートナー
APNプレミアティア
コンサルティングパートナー※
その他パートナー
※ AWSを使用し、多数のお客様に対して優れた貢献を行い、多数の認定技術者を有しているなど、「AWS パートナーネットワーク(APN)」の中でも特に優れた実績を残した
コンサルティングパートナー
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業績の間には、経済状況の変化や顧客のニーズ及びユーザーの嗜好の変化、他社との競合、法規制
の変更等、今後のさまざまな要因によって、大きく差異が発生する可能性があります。また、本資
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世 界 中 の 人 々 が 安 心 安 全 に 使 え る サ イ バ ー 空 間 を 創 造 す る
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