4493 M-サイバーセキュリ 2021-02-12 15:00:00
2020年12月期通期 決算説明資料 [pdf]
2020年12月期通期 決算説明資料
Financial Materials for FY2020
株式会社サイバーセキュリティクラウド
(証券コード: 市 場 : 4 4 9 3
東証マザーズ 2021年2月12日
エグゼクティブ・サマリー ❶ 業績サマリー
⚫ 売上高、各段階利益において、通期予想を上回る結果に
⚫ 営業利益は、通期予想を上回る203百万円(通期予想対比113.5%)を達成
売上高※1(通期) P7 営業利益※1(通期) P7 ARR ※1 P8
(年間経常収益)
1,194百万円 203百万円 13.5億円
前年同期比 + 46.2%増 前年同期比 + 41.2%増 前年同期比 +43.9%増
総ユーザー数※2 P10,11 解約率 P12,13 保有データ数(累計) P38
1.24%
2,876ユーザー 1.9兆件超
△16.9%
※1 サイバーセキュリティクラウド単体ベース
※2 攻撃遮断くん、WafCharm、Managed Rulesのユーザーを合計して算出
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 2
エグゼクティブ・サマリー ❷ 主要プロダクトサマリー
ARR (年間経常収益) 主要プロダクトの導入数 推移 ※
(百万円)
1,500 攻撃遮断くん
WafCharm
13.5 億円
Managed Rules 926 社
1,250
1,000
2017 2018 2019 2020
750
500 392ユーザー 1,558ユーザー
250
0
2018 2019 2020
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 2018 2019 2020 2018 2019 2020
※ 各プロダクトにおける2020年12月末時点のエンドユーザー数を元に算出(当社調べ)
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 3
エグゼクティブ・サマリー ❸ FY2020 4Qの実行施策
M&A M&Aにより、株式会社ソフテックを取得。
M&Aによる Webセキュリティ(WAF)に続く新たな領域として、Web脆弱性
事業領域の拡大 診断と脆弱性管理ビジネスを拡大。相互にシナジーを生み出し、ク
ロスセルが可能に。
ビジネス進捗 大手企業との新規代理店契約の獲得
大手企業との 富士通Japan、インターネットイニシアティブ、 LRM等の新たな
販売連携の加速 販売代理店契約を締結。
今後も代理店による拡販を狙う。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 4
目次
Ⅰ. 2020年12月期 第4四半期 決算概要 6
Ⅱ. 2020年12月期 第4四半期 ビジネス進捗 18
Ⅲ. 2020年12月期 通期 ビジネス進捗 22
Ⅳ. 2021年12月期 通期業績見通し 26
Ⅴ. 今後の成長戦略 31
Ⅵ. 参考資料 39
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 5
Ⅰ.2020年12月期 第4四半期 決算概要
6
業績の概況
⚫ 売上高、各段階利益ともに通期予想を達成。
⚫ 前年比で売上高は+46.2%の増収、営業利益も+41.2%の増益で着地。
2019年12月期 2020年12月期
2020年12月期
単体 単体 前年同期比 進捗率
(百万円) 通期予想
(前期) (当期)
売上高 816 1,194 +46.2% 1,126 106.0%
攻撃遮断くん 728 919 +26.2% 952 96.6%
WafCharm 71 216 +202.4% 143 150.7%
Managed Rules 16 58 +261.6% 30 190.4%
売上総利益 583 816 +39.9% 745 109.5%
営業利益 143 203 +41.2% 179 113.5%
営業利益率 17.6% 17.0% -0.6pt 15.9% -
経常利益 141 187 +32.0% 166 112.7%
当期期純利益 153 149 -3.0% 140 106.4%
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 7
ARRの推移
⚫ 全社ARRは前年同期比+43.9%増の13.5億円まで拡大
⚫ WafCharmが順調に増加し、ARRが3億円を突破
(百万円)
YoY+43.9%
1,500
攻撃遮断くん 1,354
WafCharm 1,240 81
1,250
Managed Rules 1,122 76
1,042 45 306
1,000 941 34 249
867 201
31 166
764 22 121
88
750 669 12
68
572 3
39
506
450 35
500 404 966
874 915
788 841
755
626 684
250 494 537
404 443
0
2018 2019 2020
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
ARR:Annual Recurring Revenueのこと。対象月の月末時点におけるMRR を12倍することで年額に換算して算出。
MRRはサブスクリプション型モデルにおけるMonthly Recurring Revenueの略で、既存顧客から毎月継続的に得られる収益の合計のこと。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 8
各プロダクト主要KPI
⚫ 主力の攻撃遮断くん加え、第二の柱となるWafCharmが大きく成長
⚫ WafCharm Azure版もリリースが完了し、さらに拡大させていく
2019年12月期 2020年12月期
前年同期比
4Q(前期) 4Q(当期)
ARR(百万円)※1 788 966 +22.6%
利用企業数(社) 798 926 +16.0%
攻撃遮断くん
ARPU(千円)※2 988 1,043 +5.6%
解約率(%)※3 1.06% 1.24% +0.18pt
ARR(百万円) 121 306 +152.6%
ユーザー数 157 392 +149.7%
WafCharm
ARPU(千円) 773 782 +1.2%
Net解約率(%)※4 1.4% △16.9% -18.3pt
ARR(百万円) 31 81 +159.4%
Managed Rules
ユーザー数 547 1,558 +184.8%
全社合計 ARR(百万円) 941 1,354 +43.9%
※1 対象月の月末時点におけるMRR を12倍することで年額に換算して算出。
MRRはサブスクリプション型モデルにおけるMonthly Recurring Revenueの略で、既存顧客から毎月継続的に得られる収益の合計のこと。
※2 Average Revenue Per Userの略語。1社当たりの年間平均売上金額
※3 MRRチャーンレートの直近12ヶ月平均をもとに作成。MRRチャーンレートとは、当月失ったMRRを先月末時点のMRRで除すことで計算される実質解約率。
※4 N-1期末時点における課金ユーザーにおける、N期末時点までに増減したARR÷ N-1期末時点におけるARRで算出。
Net解約率が-の場合、既存ユーザーのアップセル及び従量課金売上による増加額が、解約やダウンセルの金額を上回っている状態。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 9
順調に拡大してく主力製品の攻撃遮断くん
⚫ 利用企業数が順調に増加。また、アップセル(サイト数・サーバー台数の増加、帯域
UP)等により、ARPUが増加
攻撃遮断くん利用企業数※1 ARPUの推移※2
(社) (千円)
利用企業数 1,100 ARPU
1,000 926社 1,043千円
900 988
1,000
800
700
887
900
843
600
500 800
400
700
300
200
600
100
0 500
2017 2018 2019 2020 2017 2018 2019 2020
1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 4Q 4Q 4Q 4Q
Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q Q
※1 2020年12月末時点のエンドユーザー数を元に算出(当社調べ) ※2 Average Revenue Per Userの略語。1社当たりの年間平均売上金額
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 10
AWSユーザー向けプロダクトの高い成長率
WafCharm課金ユーザー数※1 Managed Rulesユーザー数※2
(ユーザー) (ユーザー)
450
392 ユーザー 1600
1,558 ユーザー
400
350
1200
300
250
800
200
150
400
100
50
0 0
2018 2019 2020 2019 2020
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
※1 2020年12月末時点のエンドユーザー数を元に算出(当社調べ) ※2 2020年12月末時点のActive Subscriber数の合計を元に算出(当社調べ)
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 11
攻撃遮断くん 解約率
⚫ 攻撃遮断くんの平均月次解約率は微増するも、1%前半と低い水準で推移
⚫ 解約理由にサービスへの不満は少なく、多くのユーザーが継続的に利用
3.00%
攻撃遮断くんの主な解約理由
❶サイト閉鎖に伴う解約
2.50% (サービス終了、一時利用含む) 攻撃遮断くん解約率
❷パートナー企業とE/U間の契約終了に伴う解約
(サーバ利用やMSPサービスの終了)
2.00%
1.24%
1.50% 1.34%
1.24% 1.26%
1.13% 1.15% 1.15% 1.15%
1.07% 1.09% 1.06% 1.07%
1.00%
0.50%
18Q1 18Q22018 18Q3 18Q4 19Q1 19Q22019 19Q3 19Q4 20Q1 20Q22020 20Q3 20Q4
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
※「攻撃遮断くん」におけるMRRチャーンレートの直近12ヶ月平均をもとに作成。
MRRチャーンレートとは、当月失ったMRRを先月末時点のMRRで除すことで計算される解約率。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 12
WafCharm 解約率
⚫ ユーザー数ベースの解約率は1%前後発生するものの、アップセルや利用増加に伴う
従量課金で単価が上昇し、 Net解約率はネガティブチャーンを達成
2019 2020
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
解約率※1
1.4% 1.1% 0.9% 1.2% 0.9%
(ユーザー数)
Net解約率※2
1.4% △35.4% △7.2% △16.3% △16.9%
(ARR)
ユーザー数 ARR
(ユーザー) (百万円)
400
2019 4Qユーザー 2019 4Qユーザー
300 2012 新規ユーザー
2012 新規ユーザー
300
252 164
200
200
100 100
157 140 121 142
0 0
2019 4Q 2020 4Q 2019 4Q 2020 4Q
※1 N-1期末時点で契約していた課金ユーザーのうち、N期末時点までに解約となった課金ユーザー数÷ N-1期末時点における課金ユーザー数 ÷ 12ヶ月で算出。
※2 N-1期末時点における課金ユーザーにおける、N期末時点までに増減したARR÷ N-1期末時点におけるARRで算出。
Net解約率が-の場合(ネガティブチャーン)、既存ユーザーのアップセル及び従量課金売上による増加額が、解約やダウンセルの金額を上回っている状態。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 13
売上高の推移(四半期)
⚫ 継続課金(攻撃遮断くんストック収益、WafCharm、Managed Rules)が
売上高の大部分を占め、高成長を維持
(百万円) 攻撃遮断くんストック収益 WafCharm Managed Rules その他
350 337
313
300 284
年成長率 260
(CAGRベース※1)
250 237
217
200 80.8 % 194
168
145
150
128
116
100
100 82
71
53
50 36 41
27 30
18
0
2016 2017 2018 2019 2020
※1 2016年から2020年の売上高の年平均成長率
※2 2016年については未監査 (C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 14
営業費用(売上原価・販売費及び一般管理費)の推移
⚫ 新規採用による人件費増、R&D強化によりコストが増加
⚫ 2020年4Qは潜在層へのリーチのため、広告宣伝を集中的に実施
(百万円)
302
300 通信費
人件費
249 74
250 採用教育費
233
R&D 216 217 222
67
広告宣伝費 51 42
200
55
59
その他 166 68 8
24
151 9 22
7
150 72 138 13 17 12
50 13 13 8
115 45 14 10
40
7 23
100 86 18 8 11 99
82 42 6 12 8 81 89
17 11 5 69
1
22 24
5 60
6 7 59
50 9 6 54
3 56 57
44
33 37
50 49 49 52
28 36
17 20 25
12 12 14
0
2018 2019 2020
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 15
サイバーセキュリティクラウドの成長を支える従業員
⚫ 上場に伴う信頼度向上なども影響し、採用が加速。当期は単体で+18人の増員で着地
⚫ ソフテックの11人が加わり、グループ全体で前期末比約2倍の人員体制に
(人)
60 ソフテック 59人 ※
CSC 当期 +29人
11
50
40
30
48
20
30
27
10 19
0
2017 4Q 2018 4Q 2019 4Q 2020 4Q
※ 2020年12月末時点のサイバーセキュリティクラウド及びソフテックの従業員数合計
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 16
ソフテック子会社化による連結決算への影響
⚫ 当期末より、買収したソフテックを連結子会社としてB/S上取り込む
⚫ P/Lについては、2021年12月期1Qより本格的に取り込みを開始
(百万円)
単体B/S 連結B/S
短期借入金 短期借入金
220 240
流動負債 1年以内返済
流動負債 1年以内返済
長期借入金 長期借入金
現金及び預金 536 35 現金及び預金 645 35
720 899
固定負債 長期借入金
169 169
固定負債
その他流動資産 長期借入金
188 169
159
その他流動資産
純資産 199
関係会社株式 固定資産
440 504 679 のれん 純資産
253 固定資産 664
顧客関連資産
74
400
総資産 1,384 負債及び純資産 1,384
総資産 1,499 負債及び純資産 1,499
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 17
Ⅱ.2020年12月期 第4四半期 ビジネス進捗
18
株式会社ソフテックの子会社化
⚫ 株式会社ソフテックの全株式を取得し、セキュリティの領域を拡大
⚫ WAF領域に、脆弱性管理及びWeb診断領域のシナジーを最大化していく
両社が手掛ける対象領域のイメージ
WEBサイト
サイバー攻撃 Web 診断 Web脆弱性診断
アプリケーション
ミドルウェア 管理
脆弱性管理
OS 管理
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 19
広告投資の拡大
⚫ 2020年4Qより、小泉孝太郎氏を活用した動画広告等を含む、広告投資を実施
⚫ 2020年4Qの獲得リード数は、前年同期比で約2.3倍と、過去最高のリード数を更新
2020年4Q 注力広告投資領域
タクシー広告 Youtube広告 SNS(Twitter等)広告 セミナー(自社/共催)
獲得リード数
約2.3倍
2019 4Q 2020 4Q
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 20
コロナ禍での新ワークスタイル
⚫ 新たなワークスタイルの確立を目指し、オフィスリニューアルを実施
⚫ 中長期での採用強化とコスト削減を狙う
働き方の見直し オフィスリニューアルを実施
• テレワークを中心とした働き方を推奨 • 画一的な作業空間から、多様な協働空間へ、
オフィス内装をリニューアル。
• フレックスタイム制のコアタイムを廃止
• 従業員数の増加やオフィス利用率低下に備え
• 柔軟なワークスタイルにより採用強化を狙う るとともに、中長期でコスト削減が可能に。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 21
Ⅲ.2020年12月期 通期 ビジネス進捗
22
直近1年で当社が発行したレポートのサマリ
⚫ 攻撃検知レポートや調査レポートなど、様々な形で啓蒙活動を実施
公表時期 レポート 主な内容(トピック)
20年3月 経営層600人に聞く最新セキュリティ対策調 ・7割以上がサイバーセキュリティを経営リ
査 スクとして考えている
・WAF導入済みの企業は1割未満。
20年7月 2020年度上半期攻撃検知レポート ・緊急事態宣言期間中は、宣言発出前と比
べ19%以上多い攻撃を検知
20年8月 サイバー攻撃の発生から発覚・公表までの ・攻撃の発生~発覚までに平均383日かかる
期間に関する調査レポート ・攻撃の発覚~公表までに平均69日かかる
20年9月 2020年7月1日から8月31日を対象としたサ ・2020年上半期平均攻撃検知数と比較して
イバー攻撃検知レポート 7月~8月はサイバー攻撃が30%増加
20年10月 業界ごとの個人情報漏洩事案に関する調査 ・漏洩事案、件数ともに小売業界が最多
レポート ・全体に占める上場企業割合は43%
21年2月 サイバー攻撃検知レポート2020 ・1sidあたりの攻撃は前年比で約10%増加
・2020年は約10秒に1回攻撃を検知
21年2月 改正個人情報保護法成立後のサイバーセ ・法改正を受け、8割以上の経営層が対策を
キュリティ対策に関する意識調査 強化する必要があると感じている。
・WAFを導入しているのは6.7%
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 23
プロダクトの主なアップデート一覧
⚫ 攻撃遮断くんは基本機能強化、AIを活用したシグネチャ改善などを実施
⚫ WafCharmはプラットフォームの拡大とアップデート対応を実施
• DDoSセキュリティタイプ
Webサイト入れ放題プラン新仕様提供開始
• ディープラーニングを用いた攻撃検知AIエンジン
「Cyneural」を全面活用開始
• AWS WAFの新バージョンへのアップデートに対
応
• マイクロソフト社が提供するAzure WAF向けに
提供開始
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 24
導入企業及び販売パートナー(一部抜粋)
⚫ 企業規模、業種業態を問わず幅広く広がるユーザー
⚫ 2020年は攻撃遮断くんパートナー9社、WafCharmパートナー13社が新たに加わる
上場企業
成長企業/
その他
金融/
官公庁・
公社・団体
販売パートナー
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 25
Ⅳ.2021年12月期 通期業績見通し
26
2021年12月期 業績予想
⚫ 連結業績予想は、ソフテック業績の通期寄与により、売上高・利益ともに大きく成長
することを計画
2020年12月期 2021年12月期
(百万円) 前年同期比
連結実績 連結予想
売上高 1,194 1,790 +50.0%
CSC 1,194 1,587 +33.0%
ソフテック ー 202 ー
EBITDA※ 193 287 +46.0%
営業利益 188 250 +32.8%
経常利益 172 247 +43.5%
親会社株主に
帰属する当期純利益 134 179 +33.7%
※ 営業利益+減価償却費+のれん償却費
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 27
売上高の成長イメージ
⚫ 2021年12月期は2020年12月期比で+50.0%の成長を見込む
⚫ 2022年以降の成長に向け、グループ全体で各種施策に取り組む
(百万円)
CSC
ソフテック
2021年12月期
+50.0%
202
1,587
1,194
816
488
2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期 2021年12月期 2022年12月期 2023年12月期
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 28
プロダクト戦略~プラットフォームを活用~
⚫ WafCharmを AWS、Azure、GCPの3大クラウドへ展開していく
AWS WAFの自動運用
サービス導入ユーザー数
国
・・・ 内 No.1 ※
Amazon Web Services| AWS Microsoft | Azure Google Cloud Platform
2017年12月~ 2020年11月~ 2021年予定
400
392ユーザー Microsoft Azure
Marketplace上で公開開始。 2021年
200 今後もパートナー拡大と GCPへの展開を予定。
Azureユーザへの認知向上
0
を狙う
※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2020年7月期_実績調査
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 29
新・経営体制
⚫ 事業成長のスピードを上げながら、これまで培った技術をさらに強化するために、
新たな経営体制へ移行。
代表取締役社長 兼 CEO※ 代表取締役CTO
小池 敏弘 渡辺 洋司
国内外のSaaS・IT企業における 蓄積されたデータと高い技術力を
経営経験を活かし、 活かしたサービス品質の向上と
セールスおよびアライアンスを主導 新規事業の創出を牽引
※ 2021年3月31日開催の定時株主総会及び取締役会を経て就任予定
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 30
Ⅴ.今後の成長戦略
31
市場環境~急速に拡大するサイバーセキュリティ領域~
拡がるサイバーセキュリティ領域
クラウド化 DX 攻撃手法の多様化
個人情報保護法
5G IoT
改正
コロナ禍により、これまで以上にリアルからサイバー空間への移行が加速していく。
CSCのプロダクト普及にとって、圧倒的な追い風が吹く。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 32
成長市場での圧倒的No.1を目指す
クラウドWAF市場
(倍)
3.0
クラウドWAF
圧倒的な WAF
2.5 成長率を誇る Webセキュリティ
クラウドWAF市場
セキュリティ製品合計
2.0
1.5
1.0
2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
※ 2019年の市場規模を1.0とした場合の成長率
富士キメラ総研 2020 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧(市場編)より、当社作成。
成長を続ける国内WAF市場における圧倒的No.1を確立する。
グローバルセキュリティメーカーとして、世界中で信頼されるサービスを提供する
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 33
成長実現における3つの戦略軸
• WAFの導入促進のため、啓蒙活動とプロダクト認知向上を目指し、
各種プロモーション等により日本中へリーチしていく
マーケット戦略
• クラウド化の流れに乗り、WafCharmをグローバルへ
• 各プロダクトを有機的に連携させることで、プロダクトの価値向上、
クロスセルによる拡販を目指す
プロダクト戦略
• 攻撃遮断くんをクラウドプラットフォームへ
• AI・データ・ノウハウを活かし、コア技術の開発へ
テクノロジー戦略 • 開発したコア技術の、各分野への応用展開を目指す
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 34
マーケット戦略~WEBセキュリティ対策の啓蒙活動~
WAF導入率を6.7%から更に引き上げるため、
啓蒙活動を強化。
認知度向上と大量のリード獲得を目指す
サイバーセキュリティ対策に関する意識調査
個人情報保護法改正にあたり WAFの導入有無
対策強化が必要か
85.2% 6.7%
必要 必要性と導入状況に 導入している
その他 大きなギャップ その他
【n=379】 【n=415】
正しいセキュリティ対策を啓蒙することで、新たな顧客を開拓
※調査概要
名称:改正個人情報保護法成立後のサイバーセキュリティ対策に関する意識調査
調査対象者:20~79 歳の会社経営者・役員(男女)
サンプル数:600 名(従業員規模 100 名以下、101~300 名、300 名超の企業各 200 名ずつ)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021 年 2 月 2 日~2021 年 2 月 3 日 (C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 35
プロダクト戦略~CSCとソフテックによるクロスセル~
ノウハウの共有
相互送客
脆弱性診断 WAF
シグネチャ
脆弱性データベース
脆弱性管理
Web脆弱性診断→WAFによる対策→脆弱性管理という一連のプロセスの中で、
各プロダクトを有機的に連携させることでプロダクトのクオリティ向上、クロスセ
ルによる拡販を目指す
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 36
プロダクト戦略②~既存プロダクトの販売チャネル拡張~
当社の主力商材
マーケットプレイスA マーケットプレイスB プラットフォームC
サイバーセキュリティクラウド製品をあらゆるプラットフォームで販売するための
開発を強化。より簡単に、いつでもどこからでもWAFが利用できる世界を目指す。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 37
テクノロジー戦略~「AI」と「データ」の活用~
ビジネスの応用分野
WAF運用
「AI」と「データ」に基づく
Cyneulal / WRAO
コア技術の開発
異常検知技術
金融/マーケティング
不正ユーザー発見
行動分析技術 コア技術をビジネスへ展開
IoT/5G
予兆検知技術
機器監視
医療/社会 etc
異常行動
累計1.9兆件※に及ぶ利用者のWebアクセスデータと悪意のある攻撃データをもとに、
コア技術の開発を推進。開発したコア技術を各分野へ応用展開していく。
※ 2020年12月末時点の当社保有累計ログ数を元に算出(当社調べ)
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 38
Ⅵ.参考資料
39
企 業 理 念
世界中の人々が安心安全に使える
サイバー空間を創造する。
サイバーセキュリティ
× Webサイトへの
サイバー攻撃の
可視化・遮断ツール
AI(人工知能)
AIによるAWS/Azure AWS WAFの
WAF自動運用ツール ルールセット
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 40
社会的課題に対するAIの活用
①攻撃の高度化、多様化~未知の攻撃の発見、誤検知の発見~
②セキュリティ人材の不足~AIによる効率化、運用工数削減~
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 41
Webサイトへのサイバー攻撃による被害事例
サイバー攻撃は企業の事業活動に様々な影響を与え、個人情報の
流出だけでなく、株価の下落や株主代表訴訟に繋がるおそれも
売上機会の損失
ブランドイメージ 損害賠償費用
の毀損 (約6.3億円/件※1)
個人情報の流出 株価の下落 株主代表訴訟
(平均10%※2)
※1 出典:JNSA 2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書
※2 出典:JICI 取締役会で議論するためのサイバーリスクの数値化モデル
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 42
企業におけるセキュリティの種類は2つに分類される
社内セキュリティ Webセキュリティ
パソコンや社内ネットワークの 誰もが訪れるWebサイト
セキュリティ などのセキュリティ
© Cyber Security Cloud Inc. All Rights Reserved.
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 43
当社が守る領域
Webセキュリティ領域におけるWAF(Web Application Firewall)とは?
ファイア
IPS/IDS WAF Webサービス
ウォール
一般の閲覧者
通常のアクセス
WEBサイト
Webアプリケーション層への攻撃 Web
アプリケーション
ハッカー
ソフトウェア・
ソフトウェア/OSへの攻撃 OS
インフラ・
インフラ/ネット ネットワーク
ワーク層への攻撃
WAFは、「SQLインジェクション」や「XSS」をはじめとした不正侵入による
情報漏えいやWebサイト改ざんなどを防ぐファイアウォールのことを意味し、
従来のファイアウォールやIPS/IDSでは防ぐ事ができない攻撃にも対応可能。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 44
提供する3つのプロダクト
主力商品
Amazon Web Services(AWS) セキュリティ専門のベンダーの
外部からのサイバー攻撃を遮断
の提供するAWS WAF、 提供するAWS WAFの
し、個人情報漏洩、改ざん、
Microsoftの提供するAzureWAF セキュリティルールセットを、
サービス説明 サービス停止などからWebサイ
を利用するお客様に対して、 AWS Marketplaceにて販売
トを守るクラウド型Webセキュ
AIによって学習し、WAFを自動 積極的な営業活動なしで拡販が
リティサービス
運用するサービス 可能
ARR 966百万円 306百万円 81百万円※1
導入数※2 926 社 392 ユーザー 1,558 ユーザー
※1 Managed Rulesは米国子会社経由で販売しているため、日本本社の計上額にて算出
※2 2020年12月末時点のそれぞれユーザー数を元に算出(当社調べ)
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 45
攻撃遮断くんの提供する2つのアーキテクチャ
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 46
AI×ビッグデータによるWAF自動運用 = WafCharm
お客様環境に最適なルールの作成・設定を実現
導入から新規の脆弱性対応までWAFを手放しで運用可能に
47
ストック収益ベースの「SaaS型ビジネスモデル」
攻撃遮断くん売上全体に占める
高い成長率
ストック収益の割合
デロイト トウシュ トーマツ
リミテッド
96.8 % 日本テクノロジー Fast 50に
て、2年連続第10位を受賞
ストック収益 2019年は338.58%の
収益(売上高)成長を記録
その他収益
※「攻撃遮断くん」の売上高における直近1年のMRR(2020年12月)が占める比率
継続課金による安定的な収益 低い解約率
新規契約が翌年以降の売上に大きく貢献。
新規 MRRチャーンレート
高いストック収益割合と低い解約率により、
(2020年1月~12月までの12ヶ月
安定的な収益を確保。
攻撃遮断くん解約率 平均)
1.24% ※MRRチャーンレートとは、当月失ったMRRを
先月末時点のMRRで除すことで計算される実質
継続契約 解約率。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 48
~国外ユーザーの状況~
AWSというプラットフォームを利用し、累計70の国と地域に展開。
国外ユーザー数は合計で800を超える。
North
Europe America
239
Asia Total
379
Africa
6
132
873 ユーザー
South
America
Oceania
47
70
※ 2020年12月末時点の当社サービスを利用する国外ユーザー数を元に算出
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 49
個人情報保護法の改正
2020年6月に個人情報保護法の改正案が可決、2年以内に施行予定
法人に対する罰則規定が強化される
改正スケジュール
• 2020年6月5日の国会において可決、成立し、2020年6月12日に
「個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律」が公布
• 改正法の施行は一部を除き、公布後2年以内
• 今後、政令、委員会規則、ガイドライン等が検討される
改正による企業への内容(一部)
• 個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)の法定刑が引上げ。
命令違反等の罰金について、法人に対しては最高額が1億円以下に
• 漏えい等が発生し、個人の権利利益を害するおそれがある場合(※)、
委員会への報告及び本人への通知を義務化
※個人の権利利益を大きく害するおそれが大きいものとして、個人情報保護委員会規則で定めるもの
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 50
緊急事態宣言前後のサイバー攻撃数
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、サイバー攻撃数が増加傾向
今後も攻撃数増加が予想され、更なる被害拡大の可能性も
(件)
緊急事態宣言発出前後の1日あたりの攻撃数
1,000,000
緊急事態宣言発出前比
+19% 緊急事態宣言発出前比
900,000 +6%
縦軸:1日当たりの平均攻撃検知数
800,000
700,000
600,000
500,000
緊急事態宣言発出前 緊急事態宣言期間中 緊急事態宣言解除後
※調査概要
・調査対象期間:2020年1月1日~2020年6月30日
・調査対象:「攻撃遮断くん」、「WafCharm」をご利用中のユーザーアカウント
・調査方法:「攻撃遮断くん」、「WafCharm」で観測した攻撃ログの分析
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 51
サイバー攻撃から被害発覚・公表までの日数
攻撃~発覚、発覚~公表までのタイムラグが明らかに
それぞれ合計すると平均約452日もの日数を経て公表されている
攻撃発生から発覚に要した日数 発覚から公表に要した日数
1.2%
平均 約 383日 11.1% 平均 約 69日
24.1%
90日超 90日超
41.4% 18.5%
51.7% 30.9%
■1年超 50.6% ■1年超
■180日超1年以内 ■180日超1年以内
15.5% ■90日超1年以内 ■90日超1年以内
■30日超90日以内 18.5% ■30日超90日以内
12.1% 6.9% ■30日以内 ■30日以内
【n=58】 【n=81】
※調査概要
-調査対象期間:2019年1月1日~2020年7月31日
-調査対象:上記期間までに公表された法人・団体における不正アクセスに関する被害規模1千件以上の個人情報流出事案(81件)
-調査方法:サイバーセキュリティクラウド調べ
• 50%以上がサイバー攻撃を受けてから被害 • 30%以上が被害発覚から公表までに90日超
発覚までに90日超を要している を要している
• 24%以上が1年超も被害が発覚していない • 一方で50%は30日以内に公表している
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 52
中長期での市場環境の変化
個人情報保護法の改正に加え、サイバー攻撃が増加
法改正準備に伴いセキュリティ投資が増加していく見込み
2020年1月 2020年3月 2020年6月 2022年6月まで
法律改正 全面施行
個人情報保護法改正 改正までの準備期間
サイバー攻撃被害 緊急事態宣言 増加
(コロナ禍) サイバー攻撃が増加
平均1年以上のタイムラグを経て被害が発覚、公表される
法改正に向けた準備に加えて被害事例が多発。
市場環境変化により投資に追い風
セキュリティ
投資額
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 53
会社概要
社 名 株式会社サイバーセキュリティクラウド
設 立 2010年8月11日
上場日 2020年3月26日
代表者 代表取締役社長 兼 CTO 渡辺洋司
役 員 取締役 倉田 雅史(公認会計士) 常勤監査役 安田 英介(公認会計士)
社外取締役 伊倉 吉宣(弁護士) 社外監査役 村田 育生
社外取締役 石坂 芳男 社外監査役 泉 健太
所在地 東京都渋谷区東3-9-19 VORT恵比寿maxim3F
事業内容 AI 技術を活用したサイバーセキュリティサービスの開発・提供
子会社 株式会社ソフテック
Cyber Security Cloud Inc. (USA)
エ ン ジ ニ ア 数 グ ロ ー バ ル
日本・米国の2拠点体制
USA
社 員 全 体 の
Japan
約 半数※
※ 2020年12月末時点
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 54
免責事項
本資料の作成に当たり、当社は当社が入手可能な情報の正確性や完全性に依拠し、前提としてい
ますが、その正確性あるいは完全性について、当社は何ら表明及び保証するものではありません。
また、発表日現在の将来に関する前提や見通し、計画に基づく予想が含まれている場合があります
が、これらの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定
の前提に基づいており、当社として、その達成を約束するものではありません。当該予想と実際の
業績の間には、経済状況の変化や顧客のニーズ及びユーザーの嗜好の変化、他社との競合、法規制
の変更等、今後のさまざまな要因によって、大きく差異が発生する可能性があります。また、本資
料発表以降、新しい情報や将来の出来事等があった場合において、当社は本資料に含まれる将来に
関するいかなる情報についても、更新又は改訂を行う義務を負うものではありません。
世 界 中 の 人 々 が 安 心 安 全 に 使 え る サ イ バ ー 空 間 を 創 造 す る
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved.