4493 M-サイバーセキュリ 2020-09-09 17:15:00
(差替)2020年12月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]
2020 年 9 月 9 日
各 位
会 社 名 株式会社サイバーセキュリティクラウド
代表者名 代表取締役社長 大野 暉
(コード番号:4493 東証マザーズ)
問合せ先 取締役経営管理本部長 倉田雅史
(TEL.03-6416-9996)
(差替) 「2020 年 12 月期第 2 四半期 決算説明資料」のファイル差替について
2020 年 8 月 14 日に公表いたしました「2020 年 12 月期第 2 四半期 決算説明資料」の P39
で使用していた画像について、一部修正する必要が生じたため、別添のとおり改めてご提示
致します。なお、その他の記載内容に変更はございません。
皆様には、お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い致します。
以 上
2020年12月期第2四半期 決算説明資料
Financial Materials for FY2020 Q2
株式会社サイバーセキュリティクラウド
(証券コード: 市 場 : 4 4 9 3
東証マザーズ 2020年8月14日
エグゼクティブ・サマリー❶ 決算数値
P/L 売上高(Q2累計) 前年同期比+50.2%増の543百万円
P/L 営業利益(Q2累計) 前年同期比+43.8%増の104百万円
KPI ARR 前年同期比+46.8%増の11.2 億円
(Annual Recurring Revenue)※1
※1:対象月の月末時点におけるMRR を12倍することで年額に換算して算出。
MRRはサブスクリプション型モデルにおけるMonthly Recurring Revenueの略で、既存顧客から毎月継続的に得られる収益の合計のこと。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 2
エグゼクティブ・サマリー❷ ビジネス進捗
ビジネス進捗 緊急事態宣言前後でサイバー攻撃が増加
コロナ禍で コロナウイルス感染拡大により、サイバー攻撃が増加。
サイバー攻撃が増加 営業活動にも一部影響があるものの、
2020年6月の受注は過去最高額を記録。
保険領域とマーケティング領域における
新規ビジネス
データ活用に向けた共同研究を開始
当社保有のビッグデータの活
攻撃遮断くん及びWafCharmの提供により得たサイバー
用に向けた提携 攻撃関連データの活用に向けたビジネスの可能性
保険領域は損害保険ジャパン株式会社等と4社共同研究
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 3
目次
Ⅰ. 事業の内容 5
Ⅱ. 2020年12月期 第2四半期 決算概要 16
Ⅲ. サービス別実績 23
Ⅳ. 新型コロナウイルス感染拡大に関して 29
Ⅴ. 今後の成長戦略 34
Ⅵ. 参考資料 41
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 4
Ⅰ.事業の内容
5
企 業 理 念
世界中の人々が安心安全に使える
サイバー空間を創造する。
サイバーセキュリティ
× Webサイトへの
サイバー攻撃の可視
化・遮断ツール
AI(人工知能)
AIによるAWS WAF AWS WAFの
ルール自動運用ツール ルールセット
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 6
経営層600人に聞く最新セキュリティ対策調査※ ❶
Q1 企業経営において、サイバーセキュリティを経営リスクと考えていますか。
経営層全体の75%が
サイバーセキュリティを
経営リスクと考えている
75.0% ■そう考えている
■どちらかといえばそう考えている
■あまりそう考えていない
■そう考えていない
※調査概要
【n=600】 名称:経営層600人に聞く最新セキュリティ対策調査
調査対象者:20〜59歳の役員・経営者(男女)
サンプル数:600名
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年1月24日(金)〜2020年1月26日(日)
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 7
企業におけるセキュリティの種類は2つに分類される
社内セキュリティ Webセキュリティ
パソコンや社内ネットワークの 誰もが訪れるWebサイト
セキュリティ などのセキュリティ
© Cyber Security Cloud Inc. All Rights Reserved.
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 8
経営層600人に聞く最新セキュリティ対策調査※ ❷
セキュリティ投資を積極的に行う企業は86.7%である一方、
WAF導入済み企業はわずか8.1%と、今後の拡大余地が大きい
Q2 セキュリティ対策において Q3 「Q2」で実施しているを選択した企業の中で、
「社内セキュリティ」と「Webセキュリティ」 セキュリティ対策において
をどちらも実施していますか。 「WAF」を導入していますか。
■実施している
■実施している
78.3% ■実施していない
■わからない
8.1% ■実施していないまたは不明
【n=396】 【n=310】
Q4 2020年、サイバーセキュリティへの投資を
前年に比べ積極的に行っていきますか。
■積極的に行っていく
■前年度と同様の投資を行っていく
86.7% ■前年に比べ投資を縮小していく
※調査概要
名称:経営層600人に聞く最新セキュリティ対策調査
調査対象者:20〜59歳の役員・経営者(男女)
サンプル数:600名
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査 【n=600】
調査期間:2020年1月24日(金)〜2020年1月26日(日)
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Webサイトへのサイバー攻撃による被害事例
サイバー攻撃は企業の事業活動に様々な影響を与え、個人情報の
流出だけでなく、株価の下落や株主代表訴訟に繋がるおそれも
売上機会の損失
ブランドイメージ 損害賠償費用
の毀損 (約6.3億円/件※1)
個人情報の流出 株価の下落 株主代表訴訟
(平均10%※2)
※1 出典:JNSA 2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書
※2 出典:JICI 取締役会で議論するためのサイバーリスクの数値化モデル
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 10
当社が守る領域
Webセキュリティ領域におけるWAF(Web Application Firewall)とは?
ファイア
IPS/IDS WAF Webサービス
ウォール
一般の閲覧者
通常のアクセス
WEBサイト
Webアプリケーション層への攻撃 Web
アプリケーション
ハッカー
ソフトウェア・
ソフトウェア/OSへの攻撃 OS
インフラ・
インフラ/ネット ネットワーク
ワーク層への攻撃
WAFは、「SQLインジェクション」や「XSS」をはじめとした不正侵入による
情報漏えいやWebサイト改ざんなどを防ぐファイアウォールのことを意味し、
従来のファイアウォールやIPS/IDSでは防ぐ事ができない攻撃にも対応可能。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 11
提供する3つのプロダクト
主力商品
Amazon Web Services(AWS)
外部からのサイバー攻撃を遮断
の提供するAWS WAFを利用す セキュリティ専門のベンダーの
し、個人情報漏洩、改ざん、
るお客様に対して、 提供するAWS WAFの
サービス説明 サービス停止などからWebサイ
AIによって学習し、AWS WAF セキュリティルールセット
トを守るクラウド型Webセキュ
のルールを自動運用するサービ
リティサービス
ス
導入数 ※ 851 社 272 ユーザー 1,102 ユーザー
(2020年6月末時点) (利用企業数) (課金ユーザー数) (ユーザー数)
※ それぞれユーザー数を元に算出(当社調べ)。Managed Rulesは下記Active Subscriber数の合計を元に算出
・Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF -API Gateway/Serverless-
・Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF Classic -OWASP Set-
・Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF -HighSecurity OWASP Set-
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攻撃遮断くんの提供する2つのアーキテクチャ
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 13
AI×ビッグデータによるAWS WAF自動運用 = WafCharm
12,000サイト以上 各WEBサイト毎に
の企業情報を ピッタリの防御方法
守ってきたデータ を判別して自動運用
ビッグデータ AI
14
ストック収益ベースの「SaaS型ビジネスモデル」
攻撃遮断くん売上全体に占める
高い成長率
ストック収益の割合
デロイト トウシュ トーマツ
リミテッド
96.7 % 日本テクノロジー Fast 50に
て、2年連続第10位を受賞
ストック収益 2019年は338.58%の
収益(売上高)成長を記録
その他収益
※「攻撃遮断くん」の売上高における直近1年のMRR(2020年6月)が占める比率
継続課金による安定的な収益 低い解約率
新規契約が翌年以降の売上に大きく貢献。
新規 MRRチャーンレート
高いストック収益割合と低い解約率により、
(2019年7月〜2020年6月までの
安定的な収益を確保。
解約率 12ヶ月平均)
1.15% ※MRRチャーンレートとは、当月失ったMRRを
先月末時点のMRRで除すことで計算される実質
継続契約 解約率。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 15
Ⅱ.2020年12月期 第2四半期 決算概要
16
業績の概況
WafCharm及びManaged Rulesが大きく成長し、
前年同期比で+50.2%の増収、 営業利益は+43.8%の増益
2019年12月期 2020年12月期
2020年12月期
Q2累計 Q2累計 前年同期比 進捗率
(百万円) 通期予想
(前期) (当期)
売上高 361 543 +50.2% 1,126 48.3%
攻撃遮断くん 335 440 +31.0% 952 46.2%
WafCharm 23 84 +261.8% 143 59.1%
Managed Rules 2 18 +600.8% 30 61.3%
売上総利益 258 363 +40.5% 745 48.7%
営業利益 72 104 +43.8% 179 58.3%
営業利益率 20.1% 19.2% -0.9pt 15.9% -
経常利益 73 93 +26.9% 166 56.0%
四半期純利益 61 78 +27.1% 140 55.5%
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 17
売上高の推移(四半期)
ストック収益が売上高の大部分を占め、高成長を維持
(百万円)
300
攻撃遮断くんMRR
年成長率
250 WafCharm (CAGRベース※1)
Managed Rules 94.1 %
200
その他
150
100
50
0
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
※1 2016年から2019年の売上高の年平均成長率
※2 2014年~2016年については未監査
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 18
営業利益の推移
順調に利益を積み重ね、
2020年Q2営業利益は過去最高益の61百万円で着地
(百万円)
120
Q2営業利益は 104
100 過去最高益
80
61
72
60
46 43
40
28
20 43
29
17
0
2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期
Q1 Q2
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 19
営業利益の増減要因分析
今後の売上UPを見込んだサーバーコスト増加と採用強化により、
短期的には営業利益率低下。中長期の成長のための投資を継続。
(百万円)
売上高
売上原価 • 新規受注によるMRRの増加
-78 • 1%前後の低い解約率を維持
売上原価
売上高 • 売上増加に伴うサーバーコストの増加
+181 -26 • DDoSセキュリティタイプのアップグレード
広告宣伝費 に伴うサーバーコストの増加
人件費 -7 採用教育費 →今後の売上高UPを見込む。
-6
(販管費)
研究開発費 -12 • 人員増強による人件費の増加
-20
販売費及び一般管理費
その他 • 人員増強による人件費・採用教育費増加
• 研究開発活動強化によるコスト増加
• 広告宣伝費の増加
104 営業利益
72 • 営業利益率は20.1%→19.2%へと微減
• 中長期の成長のための投資を継続していく
2019年12月期 2020年12月期
Q2累計 Q2累計
営業利益 営業利益
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 20
営業費用(売上原価・販売費及び一般管理費)の推移
採用に伴い人件費は増加傾向にあるものの
(百万円) 営 業 費 用 合 計 は 2 0 2 0 年 Q 1 か ら + 2 . 4 % 程 度 の 微 増 に と ど ま る
250
233
222
216 217
51
200
55
59
68
166
151 9
150 138 13 17
72
50 13
13 8
45 14
115 10
40
7 23
100 86 18 8 11
82 42 6 12 8 81
17 11 5 69
1
24
22 5 60
6 7
59
9 6 54
50 3 57
56
44
33 37
50 49
36
25 28
14 17 20
12 12
0
18Q1 18Q2 18Q3 18Q4 19Q1 19Q2 19Q3 19Q4 20Q1 20Q2
通信費 人件費 採用教育費 R&D 広告宣伝費 その他
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 21
従業員数の推移
エンジニア及び営業人員を拡充し、採用計画は順調に推移
今後の成長に向けて更なる増員を予定
38人
(人)
※1
40
当期 +8人
35
30
30
27
25
20
19
15
14
10
5
0
2016年12月期 2017年12月期 2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期
Q4 Q4 Q4 Q4 Q2
※1 2020年6月末時点の従業員数
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 22
Ⅲ.サービス別実績
23
ARRの推移
全社ARRは前年同期比+46.8%増の11.2億円まで拡大
WafCharmのARRも2億円を突破
(百万円)
11.2 億円
1,200
1,042
1,000 941
201
867 166
121
800 764 88
669 68
572 39
600
506 35
450
404
841 874
400 327 755 788
287 684
626
215 537
164 494
200 404 443
287 327
215
164
0
17Q1 17Q2 17Q3 17Q4 18Q1 18Q2 18Q3 18Q4 19Q1 19Q2 19Q3 19Q4 20Q1 20Q2
攻撃遮断くん WafCharm Managed Rules
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 24
攻撃遮断くん主要KPI
利用企業数が順調に拡大
高単価プランの受注増加によりARPUも前年同期比+8.3%と拡大
2019年12月期 2020年12月期
Q2累計 Q2累計 前年同期比
(前期) (当期)
ARR(百万円)※1 684 874 +27.9%
利用企業数(社) 721 851 +18.0%
ARPU(千円)※2 948 1,027 +8.3%
解約率(%)※3 1.15% 1.15% ±0.0 pt
※1 対象月の月末時点におけるMRR を12倍することで年額に換算して算出。
MRRはサブスクリプション型モデルにおけるMonthly Recurring Revenueの略で、既存顧客から毎月継続的に得られる収益の合計のこと。
※2 Average Revenue Per Userの略語。1社当たりの年間平均売上金額
※3 MRRチャーンレートの直近12ヶ月平均をもとに作成。MRRチャーンレートとは、当月失ったMRRを先月末時点のMRRで除すことで計算される実質解約率。
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 25
順調に拡大してく主力製品の攻撃遮断くん
高単価プラン受注とアップセルにより、ARPUが毎期大きく増加
攻撃遮断くん利用企業数※1 ARPUの推移※2
(社) 利用企業数 (千円)
ARPU
900 851社 1,100
1,027千円
800 前期末比 +4.0%
1,000
700
600
900
500
800
400
300
700
200
100 600
0
2017年Q1
2017年Q2
2017年Q3
2017年Q4
2018年Q1
2018年Q2
2018年Q3
2018年Q4
2019年Q1
2019年Q2
2019年Q3
2019年Q4
2020年Q1
2020年Q2
500
2017年12月期 2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期
Q4 Q4 Q4 Q2
※1 2020年6月末時点のエンドユーザー数を元に算出(当社調べ) ※2 Average Revenue Per Userの略語。1社当たりの年間平均売上金額
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AWSユーザー向けプロダクトの高い成長率
WafCharm課金ユーザー数※1 Managed Rulesユーザー数※2
(ユーザー) (ユーザー)
300
272 ユーザー 1200
1,102 ユーザー
250 1000
200 800
150 600
100 400
50 200
0 0
2019年Q1 2019年Q2 2019年Q3 2019年Q4 2020年Q1 2020年Q2
※2 2020年6月末時点の下記Active Subscriber数の合計を元に算出(当社調べ)
※1 2020年6月末時点のエンドユーザー数を元に算出(当社調べ) ・Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF -API Gateway/Serverless-
・Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF Classic -OWASP Set-
・Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF -HighSecurity OWASP Set-
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平均月次解約率
攻撃遮断くんは1%前半、WafCharmは1%未満と低い水準で推移
今後更なる解約率低下を目指す
3.00%
攻撃遮断くん解約率
2.50% WafCharm解約率
2.00%
1.50% 1.34% 1.15%
1.24% 1.26%
1.13% 1.15% 1.09%
1.07% 1.06% 1.07%
1.00%
1.00% x
0.70%
0.56% 0.41%
0.43%
0.50% 0.36%
0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.03%
0.00%
18Q1 18Q2 18Q3 18Q4 19Q1 19Q2 19Q3 19Q4 20Q1 20Q2
※「攻撃遮断くん」及び「WafCharm」におけるMRRチャーンレートの直近12ヶ月平均をもとに作成。
MRRチャーンレートとは、当月失ったMRRを先月末時点のMRRで除すことで計算される実質解約率。
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Ⅳ.新型コロナウイルス感染拡大に関して
29
現状の新型コロナウイルス感染拡大による影響
ストック型のビジネスモデルのため、短期的な景気変動の影響は受
けにくいものの、市場環境とともに足元で変化が発生
業務運営への影響
• テレワーク環境下での業務運営体制の構築を実施
• 業務オペレーション改善により、サポート電話窓口縮小を解除
業績への影響(短期)
ネガティブ要因 ポジティブ要因
コロナウイルスを要因とす サービスのオンライン化に
る業績悪化などにより 伴いトラフィック量が増加。
既存顧客
解約が一部発生するも、 一部顧客のアップセルによ
Q2の当該解約は4件に留まる りARPUが拡大
取引先のテレワーク化に伴 2020年6月に、単月受注額が
新規顧客 い、一部で商談リードタイ 過去最高を記録
ムの長期化が発生 (2020年7月以降で売上計上)
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緊急事態宣言前後のサイバー攻撃数
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、サイバー攻撃数が増加傾向
今後も攻撃数増加が予想され、更なる被害拡大の可能性も
(件)
緊急事態宣言発出前後の1日あたりの攻撃数
1,000,000
緊急事態宣言発出前比
+19% 緊急事態宣言発出前比
900,000 +6%
縦軸:1日当たりの平均攻撃検知数
800,000
700,000
600,000
500,000
緊急事態宣言発出前 緊急事態宣言期間中 緊急事態宣言解除後
※調査概要
・調査対象期間:2020年1月1日〜2020年6月30日
・調査対象:「攻撃遮断くん」、「WafCharm」をご利用中のユーザーアカウント
・調査方法:「攻撃遮断くん」、「WafCharm」で観測した攻撃ログの分析
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 31
サイバー攻撃から被害発覚・公表までの日数
攻撃~発覚、発覚~公表までのタイムラグが明らかに
それぞれ合計すると平均約452日もの日数を経て公表されている
攻撃発生から発覚に要した日数 発覚から公表に要した日数
1.2%
平均 約 383日 11.1% 平均 約 69日
24.1%
90日超 90日超
41.4% 18.5%
51.7% 30.9%
■1年超 50.6% ■1年超
■180日超1年以内 ■180日超1年以内
15.5% ■90日超1年以内 ■90日超1年以内
■30日超90日以内 18.5% ■30日超90日以内
12.1% 6.9% ■30日以内 ■30日以内
【n=58】 【n=81】
※調査概要
-調査対象期間:2019年1月1日〜2020年7月31日
-調査対象:上記期間までに公表された法人・団体における不正アクセスに関する被害規模1千件以上の個人情報流出事案(81件)
-調査方法:サイバーセキュリティクラウド調べ
• 50%以上がサイバー攻撃を受けてから被害 • 30%以上が被害発覚から公表までに90日超
発覚までに90日超を要している を要している
• 24%以上が1年超も被害が発覚していない • 一方で50%は30日以内に公表している
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 32
中長期的での成長可能性に関して
テレワーク推進により、事業活動をオンライン化する企業の増加
Webサービスの増加や 攻撃の発生から発覚、
テレワーク推進により 公表までに生じている
サイバー攻撃が拡大傾向に タイムラグ(平均約452日)
今後も被害事例が多数公表され、更なるニーズが顕在化する見込み
当該ニーズを獲得すべく、人材及び広告宣伝への投資を強化していく
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 33
Ⅴ.今後の成長戦略
34
成長実現における3つの戦略軸
テクノロジー プロダクト マーケット
戦略 戦略 戦略
・攻撃手法の研究 ・製品開発力
・サイバーセキュリティ
・R&D ・品質
・グローバル
・AI ・ビッグデータ
SaaS(月額課金)型モデル
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 35
テクノロジー戦略 ~AIとビッグデータの活用可能性~
当社の保有する累計アクセス数※1
(兆件) アクセス数 サイバーセキュリティ領域
1.5兆件超 • WafCharmのAIエンジンである「WRAO」の
1.6
自動運用に活用
• 未知の攻撃の発見や見逃していた攻撃への対
1.4 応を実現するAIエンジン「Cyneural」に活用
1.2
保険領域
1.0 損害保険ジャパン株式会社、
SOMPOリスクマネジメント株式会社、
株式会社フィナンシャル・エージェンシー
0.8
との共同研究により、新たな保険商品および
関連ソリューションの開発を目指す
0.6
マーケティング領域
0.4
株式会社Macbee Planetとの共同研究により、
サイバーセキュリティ機能を搭載したマーケ
0.2 ティングサービスの開発や、Web接客に
おいて不正なアクセスを排除しデータ分析精度
を向上させるサービス開発などを目指す
0.0
2017年Q1
2017年Q2
2017年Q3
2017年Q4
2018年Q1
2018年Q2
2018年Q3
2018年Q4
2019年Q1
2019年Q2
2019年Q3
2019年Q4
2020年Q1
2020年Q2
※1 2020年6月末時点の当社保有累計ログ数を元に算出(当社調べ)
(C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 36
プロダクト戦略 ~AWS以外のプラットフォームへ~
AIエンジンWRAO(ラオ)を活用したビジネスの可能性
AWS WAFの自動運用
サービス導入ユーザー数
国
・・・ 内 No.1※
Amazon Web Services| AWS Microsoft | Azure
その他のクラウド大手
2017年12月〜 2020年中(予定)
300
272ユーザー
その他のグローバル
200 早ければ、2020年中
プラットフォームへの
リリース予定
100 新規展開を検討中
0
※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2020年7月期_実績調査
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マーケット戦略 ~国外ユーザーの状況~
AWSというプラットフォームを利用し、累計70の国と地域に展開。
国外ユーザー数は合計で600を超える。
North
Europe America
152
Asia Total
281
Africa
5
96
617 ユーザー
South
America
Oceania
33
50
※ 2020年6月末時点の当社サービスを利用する国外ユーザー数を元に算出
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更なる成長を見据え、広告宣伝投資を強化
動画広告の活用により、リード獲得とブランディングを強化
2020年下半期より放映開始を予定
※ イメージ画面キャプチャ (C) Cyber Security Cloud , Inc. All Rights Reserved. 39
今後の成長戦略
事業展開イメージ
今後は、研究開発及びグローバル展開を更に加速
世界中の人々が安心に使えるサイバー空間を創造します 新規プロダクト
グローバル展開
AI×セキュリティ
SaaS×セキュリティ
2017 2018 2019 2020 2021 2022
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Ⅵ.参考資料
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BS実績
2019年12月期 2020年12月期
前期末比
(百万円) Q4(前期) Q2(当期)
流動資産 425 739 173.8%
うち現預金 356 634 177.8%
固定資産 73 73 99.4%
資産合計 498 812 162.9%
流動負債 248 203 81.6%
固定負債 40 12 31.3%
負債合計 288 215 74.6%
純資産 210 596 284.1%
負債純資産合計 498 812 162.9%
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PL実績
2019年12月期 2020年12月期
前年同期比
(百万円) Q2累計(前期) Q2累計(当期)
売上高 361 543 +50.2%
売上原価 103 180 +74.7%
売上総利益 258 363 +40.5%
販売費及び
一般管理費
185 258 +39.2%
営業利益 72 104 +43.8%
営業利益率 20.1% 19.2% -0.9pt
経常利益 73 93 +26.9%
四半期純利益 61 78 +27.1%
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会社概要
社 名 株式会社サイバーセキュリティクラウド
設 立 2010年8月11日
上場日 2020年3月26日
代表者 代表取締役社長 大野 暉
役 員 取締役CTO 渡辺 洋司
取締役 倉田 雅史(公認会計士) 常勤監査役 安田 英介(公認会計士)
社外取締役 伊倉 吉宣(弁護士) 社外監査役 村田 育生
社外取締役 石坂 芳男 社外監査役 泉 健太
所在地 東京都渋谷区東3-9-19 VORT恵比寿maxim3F
事業内容 AI 技術を活用したサイバーセキュリティサービスの開発・提供
エ ン ジ ニ ア 数 グ ロ ー バ ル
日本・米国の2拠点体制
USA
社 員 全 体 の
Japan
約 半数※
※ 2020年6月末時点
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