4492 J-ゼネテック 2020-05-28 15:30:00
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月28日
上場会社名 J−ゼネテック 上場取引所 東
コード番号 4492 URL https://www.genetec.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 上野 憲二
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 経営企画室長 (氏名) 金井 登志雄 TEL 03(6683)3244
定時株主総会開催予定日 2020年6月25日 配当支払開始予定日 2020年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月26日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (動画配信のみ)
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期の連結業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 4,720 5.3 335 29.3 327 18.7 212 18.4
2019年3月期 4,482 11.9 259 103.5 275 104.9 179 114.7
(注)包括利益 2020年3月期 211百万円 (18.8%) 2019年3月期 178百万円 (109.0%)
潜在株式調整後1株当た 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
り当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年3月期 141.27 134.72 16.5 13.3 7.1
2019年3月期 120.16 ― 21.0 12.5 5.8
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 ―百万円 2019年3月期 ―百万円
(注)1. 2019年12月27日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し
て1株当たり当期純利益を算定しております。
2. 2019年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在したものの、当社株式は非上場であったため、期中平均株価
が把握できないため記載しておりません。
3. 当社株式は2020年3月19日に東京証券取引所JASDAQに上場したため、2020年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、新規
上場日から2020年3月期連結会計期間末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 2,691 1,637 60.8 906.60
2019年3月期 2,217 943 42.5 631.21
(参考) 自己資本 2020年3月期 1,637百万円 2019年3月期 943百万円
(注)2019年12月27日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して
1株当たり純資産を算定しております。
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フ 投資活動によるキャッシュ・フ 財務活動によるキャッシュ・フ
現金及び現金同等物期末残高
ロー ロー ロー
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 61 △49 403 867
2019年3月期 227 △103 △168 451
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年3月期 ― ― ― 3,500.00 3,500.00 5 2.9 0.6
2020年3月期 ― ― ― 3.50 3.50 6 2.5 0.5
2021年3月期(予想) ― ― ― ― ― ―
(注)1. 2019年12月27日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期については、当該株式分割前の実際の配当金
の額を記載しております。
2. 2021年3月期の配当予想については未定です。
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が当社グループに与える影響の不確実性が高く、未定としております。
今後、連結業績予想を合理的に算定することが可能となった時点で、速やかに開示する予定です。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 1,920,000 株 2019年3月期 1,920,000 株
② 期末自己株式数 2020年3月期 114,000 株 2019年3月期 426,000 株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 1,505,082 株 2019年3月期 1,494,000 株
2019年12月27日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を行っております。このため、2019年3月期の期首に当該株式分割が行われたと
仮定した株式数を記載しております。
(参考)個別業績の概要
2020年3月期の個別業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 4,667 5.1 312 27.9 398 52.1 289 71.5
2019年3月期 4,440 12.4 244 149.4 262 145.7 168 162.2
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2020年3月期 192.30 183.38
2019年3月期 112.99 ―
(注)1. 2019年12月27日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し
て1株当たり当期純利益を算定しております。
2. 2019年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在したものの、当社株式は非上場であったため、期中平均株価
が把握できないため記載しておりません。
3. 当社株式は2020年3月19日に東京証券取引所JASDAQに上場したため、2020年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、新規
上場日から2020年3月期会計年度末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 2,668 1,620 60.7 897.55
2019年3月期 2,112 849 40.2 568.86
(参考) 自己資本 2020年3月期 1,620百万円 2019年3月期 849百万円
(注)2019年12月27日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して
1株当たり純資産を算定しております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が当社グループに与える影響の不確実性が高く、未定としております。
今後、連結業績予想を合理的に算定することが可能となった時点で、速やかに開示する予定です。
㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 3
(5)利益配分の方針 …………………………………………………………………………………………………… 3
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 3
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 4
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 4
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 6
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 6
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 7
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 8
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 11
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 14
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 14
※ 当社は、新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を受け、会場での投資家向け説明会を中止とし、動画配信
のみに変更いたしました。動画につきましては、後日当社公式WEBサイトIRページへの掲載を予定しております。
( https://www.genetec.co.jp/ir/ )
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、米中貿易摩擦と海外景気の行方の不透明さなど下振れ要因が残り、企
業収益は足踏み感があるものの、設備投資マインドは回復基調にあり、雇用・所得環境の改善傾向が続く中、景気
は横ばいで推移しておりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の急速な拡大などにより世界的な景気減速感
が強まり、先行きに対する不透明感が強まっております。
情報サービス産業におきましては、自動運転やFintech(フィンテック)をはじめとするAI(人工知能)、
IoT、ビッグデータ収集・分析、ロボット等を活用した超スマート社会の実現(ソサエティ5.0)に大きな期待が寄
せられております。一方では、巧妙化・複雑化するサイバー攻撃に対応するためのセキュリティサービス等、企業
の成長を支援する新たなサービスの創出と、技術者採用・育成の重要性がさらに増しております。
このような状況の中、当社グループはスローガン「新たなるステージへ」の下、さらなる成長と企業価値の向
上に向けた諸施策を推進いたしました。
売上高につきましては、オートモーティブ分野を中心とするシステム受託開発事業は堅調に推移し、また3次
元CAD/CAMシステム「Mastercam」の販売・サポートを中心とするエンジニアリングソリューション事業は、主要販
売代理店への効果的な販売施策の実施により、好調な売上となりました。利益面につきましては、システム受託開
発事業における半導体製造装置向けの量産品ハードウェア開発の落ち込みを、オートモーティブ分野、デジタル家
電分野等で補いきれず、セグメント利益が減少しましたが、エンジニアリングソリューション事業の増収効果、災
害時位置情報自動通知システム「ココダヨ」事業の赤字幅が大幅に縮小したことから、連結グループ全体では増益
となりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高4,720百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益335百万円(前年
同期比29.3%増)、経常利益327百万円(前年同期比18.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益212百万円(前
年同期比18.4%増)となりました。
各セグメント別の状況は次のとおりであります。
(システム受託開発事業)
当事業は、オートモーティブ分野、デジタル情報家電分野、半導体製造装置分野などの組込みシステムに係る
ソフトウェア開発およびハードウェア開発において、長年培ってきた受託開発ノウハウを駆使し、仕様分析・検
討、基本設計から製造までシステムの一括受託開発を行っております。
当期は、半導体製造装置向けの量産品ハードウェア開発の落ち込みをオートモーティブ分野、デジタル家電分
野等で補いきれず、売上高は3,307百万円(前年同期比1.7%増)、セグメント利益は599百万円(前年同期比4.5%
減)となりました。
(エンジニアリングソリューション事業)
当事業は、「製造業向け3次元CAD/CAMソリューション」「ロボットティーチングシステム」「工場・物流・マ
テハン3Dシミュレーションシステム」について、輸入販売、導入・技術支援、サポート、教育・研修などのソリュ
ーションサービス事業を行っております。また、今後、飛躍的な成長が見込まれる製造業向けIoT分野において、
創立来34年間のシステム開発で培ってきた通信・制御・センサーデバイス、ネットワーク、クラウド技術をベース
にしたモニタリングプラットフォーム「Surve-i」を自社開発し、製造機械・設備の稼働監視システムや防犯・災
害対策用遠隔カメラ監視ソリューションとして販売しております。
当期は、主要販売代理店への効果的な販売施策の実施により好調に推移し、売上高は1,336百万円(前年同期比
10.5%増)、セグメント利益は277百万円(前年同期比38.0%増)となりました。
(その他事業)
当事業は、緊急地震速報の受信と同時に、事前に合意登録されている家族の最新の居場所が自動配信され、お
互いの安否が把握できるスマートフォン用防災アプリである、災害時位置情報自動通知システム「ココダヨ」を提
供しており、今後、高齢者や子供の見守り用としてのサービス拡大や、地震・自然災害の多い国や地域へのサービ
ス拡大を目指しております。
2018年9月より株式会社NTTドコモの提供するコンテンツプロバイダー向けサービス「スゴ得」に採用されてお
り、また、2019年8月からはKDDI株式会社の提供するコンテンツプロバイダー向けサービス「スマートパス」にも
採用されております。
当期は、上記の大手携帯電話会社向けのサービスが好調に推移し、売上高は96百万円(前年同期比210.0%
増)、セグメント損失は6百万円(前年同期は46百万円の損失)となりました。
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は2,230百万円となり、前連結会計年度末と比べて484百万円増加しました。
これは主に現金及び預金が447百万円増加したことによるものです。固定資産は461百万円となり、前連結会年度末
と比べて10百万円減少しました。これは主に有形固定資産の減価償却によるものであります。
この結果、当連結会計年度末の総資産は2,691百万円となり、前連結会計年度末と比べて473百万円増加いたしま
した。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は700百万円となり、前連結会計年度末と比べて154百万円減少いたしまし
た。これは主に買掛金が110百万円減少したことによるものであります。固定負債は353百万円となり、前連結会計
年度末と比べて66百万円減少しました。これは主に社債が50百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は1,054百万円となり、前連結会計年度末と比べて220百万円減少いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は1,637百万円となり、前連結会計年度末と比べて694百万円増加いたしま
した。これは主に自己株式処分により資本剰余金が456百万円増加、また利益剰余金が207百万円増加したことによ
るものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は61百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益327百万円の計上、
未収入金の増減額202百万円などの資金増加要因、売上債権の増減額△228百万円、仕入債務の増減額△107百万
円、法人税等の支払額132百万円などの資金減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は49百万円となりました。これは主に定期預金の預入による支出32百万円によるも
のであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は403百万円となりました。これは主に株式上場に伴う自己株式の処分による収
入487百万円によるものであります。
(4)今後の見通し
2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が当社グループに与える影響の
不確実性が高く、未定としております。
本日時点において本邦における緊急事態宣言は解除されましたが、システム受託開発事業においては現状の開発
活動に大きな影響はないものの、主力開発分野の一つであるオートモーティブ分野における世界的な自動車販売需
要の減退がメーカーのシステム開発投資に与える影響が現段階では見通せないこと、また、エンジニアリングソリ
ューション事業につきましては、展示会の中止やテレワークの増加に伴い、販売代理店を含む販売活動が全般的に
停滞しており、緊急事態宣言の解除に伴う回復ペースが見通せない状況にあります。
今後、連結業績予想を合理的に算定することが可能となった時点で、速やかに開示する予定です。
(5)利益配分の方針
当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の最重要課題のひとつと考え、事業環境や財政状態、経営成績を考慮
の上、内部留保と配当のバランスを考えた利益配分を行うことを基本的な考え方としております。
当期の配当金につきましては、株式上場前から継続する配当額である期末配当1株当たり3.5円を予定しており
ます。
内部留保資金につきましては、主にシステム受託開発事業及びエンジニアリングソリューション事業における競
争力向上、その他事業における研究開発・商品開発に有効投資してまいりたいと考えております。
2. 会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務
諸表を作成する方針であります。なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、検討を進めて
いく方針であります
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 675,089 1,123,065
受取手形及び売掛金 677,819 874,063
電子記録債権 63,131 95,838
商品 9,823 3,985
仕掛品 45,893 55,880
原材料及び貯蔵品 9,713 18,976
未収入金 225,077 22,537
その他 39,650 35,981
流動資産合計 1,746,197 2,230,330
固定資産
有形固定資産
建物附属設備 106,320 109,033
減価償却累計額 △40,764 △48,140
建物附属設備(純額) 65,555 60,892
工具、器具及び備品 68,126 56,304
減価償却累計額 △48,302 △41,658
工具、器具及び備品(純額) 19,824 14,646
有形固定資産合計 85,379 75,538
無形固定資産
ソフトウエア 12,213 7,716
その他 1,365 1,365
無形固定資産合計 13,579 9,081
投資その他の資産
投資有価証券 20,022 18,614
長期未収入金 890 890
敷金及び保証金 118,943 123,350
繰延税金資産 173,946 174,585
その他 59,809 60,003
貸倒引当金 △890 △890
投資その他の資産合計 372,720 376,553
固定資産合計 471,679 461,173
資産合計 2,217,877 2,691,504
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 351,242 240,649
短期借入金 30,000 40,243
1年内償還予定の社債 56,250 50,000
1年内返済予定の長期借入金 22,917 -
未払金 126,696 117,604
未払法人税等 66,308 48,357
賞与引当金 146,795 167,722
その他 54,708 36,095
流動負債合計 854,918 700,672
固定負債
社債 125,000 75,000
長期借入金 10,243 -
退職給付に係る負債 284,682 278,519
固定負債合計 419,925 353,519
負債合計 1,274,844 1,054,191
純資産の部
株主資本
資本金 50,000 50,000
資本剰余金 - 456,917
利益剰余金 936,562 1,143,950
自己株式 △42,395 △11,345
株主資本合計 944,166 1,639,522
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △1,133 △2,210
その他の包括利益累計額合計 △1,133 △2,210
純資産合計 943,033 1,637,312
負債純資産合計 2,217,877 2,691,504
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 4,482,808 4,720,378
売上原価 2,972,976 3,111,376
売上総利益 1,509,832 1,609,002
販売費及び一般管理費 1,250,227 1,273,250
営業利益 259,604 335,752
営業外収益
受取利息 252 168
受取配当金 339 268
為替差益 - 1,957
保険解約返戻金 3,680 -
助成金収入 16,041 13,818
雑収入 4,384 -
その他 2,406 1,889
営業外収益合計 27,104 18,103
営業外費用
支払利息 1,862 1,489
社債利息 1,293 788
為替差損 1,724 -
支払手数料 1,605 -
リース解約損 3,869 -
株式公開費用 - 22,781
その他 476 1,463
営業外費用合計 10,831 26,522
経常利益 275,877 327,333
特別利益
投資有価証券売却益 951 -
特別利益合計 951 -
特別損失
固定資産除却損 136 -
特別損失合計 136 -
税金等調整前当期純利益 276,692 327,333
法人税、住民税及び事業税 96,297 114,785
法人税等調整額 879 △69
法人税等合計 97,176 114,716
当期純利益 179,516 212,616
親会社株主に帰属する当期純利益 179,516 212,616
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 179,516 212,616
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △1,371 △1,076
その他の包括利益合計 △1,371 △1,076
包括利益 178,144 211,540
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 178,144 211,540
非支配株主に係る包括利益 - -
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 50,000 762,275 △42,395 769,879
当期変動額
剰余金の配当 △5,229 △5,229
親会社株主に帰属する当期純利
益
179,516 179,516
株主資本以外の項目の当期変動
額(純額)
当期変動額合計 - 174,287 - 174,287
当期末残高 50,000 936,562 △42,395 944,166
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他有価証券評価差額 その他の包括利益累計額
金 合計
当期首残高 237 237 770,117
当期変動額
剰余金の配当 △5,229
親会社株主に帰属する当期純利
益
179,516
株主資本以外の項目の当期変動
△1,371 △1,371 △1,371
額(純額)
当期変動額合計 △1,371 △1,371 172,915
当期末残高 △1,133 △1,133 943,033
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 50,000 - 936,562 △42,395 944,166
当期変動額
剰余金の配当 △5,229 △5,229
親会社株主に帰属する当期純利
益
212,616 212,616
自己株式の処分 456,917 31,050 487,968
株主資本以外の項目の当期変動
額(純額)
当期変動額合計 - 456,917 207,387 31,050 695,355
当期末残高 50,000 456,917 1,143,950 △11,345 1,639,522
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他有価証券評 その他の包括利益
価差額金 累計額合計
当期首残高 △1,133 △1,133 943,033
当期変動額
剰余金の配当 △5,229
親会社株主に帰属する当期純利
益
212,616
自己株式の処分 487,968
株主資本以外の項目の当期変動
△1,076 △1,076 △1,076
額(純額)
当期変動額合計 △1,076 △1,076 694,279
当期末残高 △2,210 △2,210 1,637,312
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 276,692 327,333
減価償却費 22,082 20,166
固定資産除却損 136 -
投資有価証券売却損益(△は益) △951 -
助成金収入 △16,041 △13,818
賞与引当金の増減額(△は減少) 17,046 20,927
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 22,644 △6,163
受取利息及び受取配当金 △591 △437
支払利息 3,156 1,489
売上債権の増減額(△は増加) △36,755 △228,950
たな卸資産の増減額(△は増加) 16,818 △13,393
仕入債務の増減額(△は減少) △36,139 △107,129
未収入金の増減額(△は増加) △16,837 202,539
前払費用の増減額(△は増加) 1,790 4,499
未払金の増減額(△は減少) △19,352 △9,092
預り金の増減額(△は減少) 1,120 △12,480
その他 16,413 △4,285
小計 251,230 181,204
利息及び配当金の受取額 591 437
利息の支払額 △3,380 △1,516
助成金の受取額 16,041 13,818
法人税等の支払額 △36,633 △132,646
営業活動によるキャッシュ・フロー 227,849 61,298
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △30,000 △32,500
有形固定資産の取得による支出 △45,899 △5,924
無形固定資産の取得による支出 △6,115 △3,476
投資有価証券の取得による支出 △248 △238
投資有価証券の売却による収入 2,089 -
敷金の差入による支出 △19,484 △6,697
敷金の回収による収入 3,007 -
貸付金の回収による収入 3,256 -
保険積立金の積立による支出 △6,452 △646
資産除去債務の履行による支出 △3,399 -
その他 - 90
投資活動によるキャッシュ・フロー △103,247 △49,393
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △33,490 10,243
長期借入金の返済による支出 △44,894 △33,160
社債の償還による支出 △85,000 △56,250
自己株式の処分による収入 - 487,968
配当金の支払額 △5,229 △5,229
財務活動によるキャッシュ・フロー △168,613 403,572
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △44,010 415,476
現金及び現金同等物の期首残高 495,589 451,578
現金及び現金同等物の期末残高 451,578 867,054
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源
の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、本社に商品・サービス別の事業本部を置き、各事業本部は、取扱う商品・サービスについて包括的な戦
略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社は、事業本部を基礎とした商品・サービス別のセグメントから構成されており、「システム受
託開発事業」及び「エンジニアリングソリューション事業」の2つを報告セグメントとしております。
「システム受託開発事業」は、モバイルコミュニケーション、カーエレクトロニクス、デジタル家電などの組込
み機器に係る組込みソフトウェア開発について、分析・設計から評価業務まで、生産性の高い技術を提供しており
ます。「エンジニアリングソリューション事業」は、CNC Software, Inc.(米国)から3次元CAD/CAMソフトウェア
「Mastercam」の日本における総代理店権を取得し、「Mastercam」の販売とサポート等を行っております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」にお
ける記載とおおむね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
エンジニアリン その他
システム受託開 合計
グソリューショ 計 (注)
発事業
ン事業
売上高
外部顧客への売上高 3,243,028 1,208,794 4,451,823 30,984 4,482,808
セグメント間の内部売上
9,847 248 10,096 - 10,096
高又は振替高
計 3,252,876 1,209,042 4,461,919 30,984 4,492,904
セグメント利益又は損失
628,135 201,404 829,540 △46,750 782,790
(△)
セグメント資産 862,278 338,434 1,200,713 6,908 1,207,621
その他の項目
減価償却費 8,546 7,342 15,888 459 16,347
有形固定資産及び無形固
8,045 10,498 18,544 809 19,354
定資産の増加額
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、災害時位置情報自動通知システム
「ココダヨ」に係る研究開発を含んでおります。
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
エンジニアリン その他
システム受託開 合計
グソリューショ 計 (注)
発事業
ン事業
売上高
外部顧客への売上高 3,288,823 1,335,495 4,624,318 96,060 4,720,378
セグメント間の内部売上
19,102 679 19,782 - 19,782
高又は振替高
計 3,307,925 1,336,175 4,644,100 96,060 4,740,161
セグメント利益又は損失
599,821 277,864 877,686 △6,869 870,817
(△)
セグメント資産 825,890 400,654 1,226,545 16,203 1,242,749
その他の項目
減価償却費 8,467 6,969 15,436 224 15,661
有形固定資産及び無形固
5,348 479 5,827 - 5,827
定資産の増加額
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、災害時位置情報自動通知システム
「ココダヨ」に係る研究開発を含んでおります。
4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
売上高 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 4,461,919 4,644,100
「その他」の区分の売上高 30,984 96,060
セグメント間取引消去 △10,096 △19,782
連結財務諸表の売上高 4,482,808 4,720,378
(単位:千円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 829,540 877,686
「その他」の区分の利益 △46,750 △6,869
セグメント間取引消去 - 839
全社費用(注) △523,185 △535,904
連結財務諸表の営業利益 259,604 335,752
(注)全社費用は、報告セグメントに配賦できない営業費用であり、その主なものは本社管理部門に係る費用でありま
す。
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
(単位:千円)
資産 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 1,200,713 1,226,545
「その他」の区分の資産 6,908 16,203
全社資産(注) 1,010,256 1,448,754
連結財務諸表の資産合計 2,217,877 2,691,504
(注)全社資産は、報告セグメントに配賦できない資産であり、その主なものは余資運用資金(現金及び預金)、長期投
資資金(投資有価証券)及び本社管理部門に係る資産であります。
(単位:千円)
報告セグメント計 その他 調整額 連結財務諸表計上額
その他の項目
前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結
会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度
減価償却費 15,888 15,436 459 224 5,734 4,505 22,082 20,166
有形固定資産及び無形固定
18,544 5,827 809 - 3,642 - 22,996 5,827
資産の増加額
(注)調整額は、報告セグメントに配賦できない減価償却費及び資産の増加額であり、その主なものは本社管理部門に係
る減価償却費及び資産の増加額であります。
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㈱ゼネテック(4492) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 631.21円 906.60円
1株当たり当期純利益金額 120.16円 141.27円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 - 134.72円
(注)1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社
株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
2.当社は、2020年3月19日に東京証券取引所JASDAQに上場したため、当連結会計年度の潜在株式調整後1株当
たり当期純利益金額は、新規上場日から2020年3月期末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定して
おります。
3.当社は、2019年11月29日開催の取締役会決議に基づき、2019年12月27日付で普通株式1株につき1,000株の
割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり
純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。
4.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益金額
179,516 212,616
(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
179,516 212,616
金額(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 1,494,000 1,505,082
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(千円) - -
普通株式増加数(株) - 73,187
(うち新株予約権(株)) (-) (73,187)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当 新株予約権1種類(新株予 -
たり当期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式 約権の数127個)。
の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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