4490 M-ビザスク 2020-07-14 15:30:00
2021年2月期 通期業績予想および第1四半期決算説明資料 [pdf]

  2021年2月期
   通期業績予想
     および
第1四半期決算説明資料
目次




1. 会社およびサービスの概要

2. 2021年2月期の経営方針

3. 第1四半期までの進捗




                   2
目次




1. 会社およびサービスの概要

2. 2021年2月期の経営方針

3. 第1四半期までの進捗




                   3
 会社概要



         会社名    株式会社ビザスク

         所在地    東京都目黒区青葉台4-7-7      住友不動産青葉台ヒルズ9F

       設立年月     2012年3月

       事業内容     ビジネス分野に特化したナレッジプラットフォームの運営




  代表取締役CEO      端羽英子

       役職員数     120人(2020年5月)

         株式数    発行済株式総数 8,632,350株(完全希薄化後       9,343,600株)
     VC保有比率     各社合計(持株比率:15.7%)


※上記に記載している持株比率は、2020年3月10日に行った公募増資及び売出の結果を反映した保有株式数を、上記発行済株式総数で除し
て計算しております。                                                          4
          知見と、挑戦をつなぐ

  私たちは、世界で1番のナレッジプラットフォームをつくります。

           様々なニーズをつなぐことで、
実際に経験したことで得られた知識や意見を、知見として価値最大化します。

     組織、世代、地域を超えて、知見を集めつなぐことで、
         世界中のイノベーションに貢献します。           5
経営陣
      代表取締役CEO 端羽英子
      東京大学卒業後、ゴールドマン・サックス証券、日本ロレ
      アルを経て、MITに留学しMBAを取得。国内投資ファンド
      ユニゾン・キャピタルにてバイアウト投資に5年間携わっ
      た後、ビザスクを立ち上げる。

      取締役CTO   花村創史                    取締役COO    瓜生英敏
      横浜国立大学大学院修了後、日本技芸にてグループウェア       東京大学大学院修了後、ゴールドマン・サックスにて
      rakumoの立ち上げメンバーとして開発を主担当、GREEで   国内外の多数のテクノロジー企業に対するM&A/資金
      はゲームプラットフォームのユーザー獲得チームに所属。       調達の助言業務に約19年携わった後、ビザスクに参画。
      創業期からビザスク開発に携わり、13年12月にフル参画。     コア事業「ビザスク」の拡大と海外展開を担う。

      取締役CFO 安岡徹                       執行役員 事業法人部長      田中亮
      東京大学卒業後、JPモルガンを経て、国内投資ファン        早稲田大学卒業後、住友商事での化学品トレード、採
      ドのユニゾン・キャピタルにおいてバイアウト投資に         用・人事コンサルティング会社を経て、15年7月にビ
      14年間携わり、投資先企業の取締役等として価値向上        ザスクに参画。採用、CS等の様々な業務立ち上げを担
      を実現。ビザスクではコーポレート業務全般を統括。         った後、事業法人向けサービス全般を統括。

      執行役員 FIG事業部長    井無田ゆりか           執行役員 PF事業部長 七倉壮
      慶應義塾大学卒業後、JPモルガン証券にてNY/東京の内部     一橋大学卒業後、日本政策投資銀行にて地方経済調査
      監査に8年従事、資産運用部門にてマーケティングを担当。      や中堅・大企業向け長期融資、DBJキャピタルにてベ
      16年1月にビザスクに参画し、事業部長として仕組み化を      ンチャー投資に携わる。16年5月にビザスク参画、FIG
      牽引後、コンプライアンス担当執行役員ののち、FIG事業      事業部長後、PF事業部を統括。
      部を統括。
                                                CEO室長
      執行役員 ビザスク開発グループ長      田中慶之       執行役員                    宮崎 雄
                                                ビザスクlite事業部長
      東京工科大学大学院修了後、大日本印刷に入社し、自然言       リクルートHRマーケティングに入社後、営業・新規
      語処理技術の研究開発や写真共有SNSの立ち上げに従事。      事業開発を経て、リクルートホールディングス、リ
      その後、GREEにてネィティブアプリ開発のプロジェクト      クルートジョブズの経営企画部門の責任者として従
      マネージャーを経て、17年4月にビザスクに参画。「ビザ      事。2019年3月にビザスクに参画、CEO室長。同12    6
      スク」のシステム開発を統括。                   月からは、ビザスクlite事業部の事業部長を兼務。
沿革
2012年3月    株式会社walkntalk設立


2012年12月   「ビザスク」β版運用開始


2013年7月    経済産業省「多様な「人活」支援サービス創出事業」を受託


2013年10月   「ビザスク」を正式リリース


2014年11月   株式会社ビザスクへ商号変更


2016年12月   帝人「One Teijin Award」の包括的支援プロジェクトを受託(社内事業提案制度支援の初案件)


2017年4月    海外対応専任チーム「VQ Global」を発足


2018年1月    BtoB向けのwebアンケート調査「ビザスクexpert survey」を提供開始


2018年2月    第4回「日本ベンチャー大賞」女性起業家賞(経済産業大臣賞)を受賞


2018年6月    経済産業省により「J-Startup」企業に選定


2019年6月    「ビザスクweb展示会」リリース


2019年8月    フルサポート形式「ビザスク」、セルフマッチング形式「ビザスクlite」、グローバル対応強化に向けてサービス英語名称を「VQ」へ


2019年12月   シンガポール共和国に駐在員事務所を設立


2020年1月    セルフマッチング形式「ビザスクlite」においてチームプランを提供開始


2020年4月    シンガポール共和国に現地法人「VISASQ SINGAPORE PTE.LTD.」を設立                      7
ビザスクとは
 ● ビジネス領域に特化した日本有数のナレッジシェア・プラットフォーム
 ● 「スポットコンサル=1時間インタビュー」という短時間取引を、テクノロジー x
   高度なオペレーションでマッチング




                               マッチング
                                サポート


    依頼者:アドバイス/調査ニーズ                    アドバイザー:ビジネス知見を活かす機会
マッチング実績   累計57,000件超   ※2020年5月末時点        110,000人超※2020年6月末時点




 時間単価が高い社外の知見も複数活用                         忙しい人もスキマ時間を活かして活躍
                                                                 8
ビザスクinterviewのビジネスモデル
● ビザスクスタッフがマッチングをフルサポートする、ビザスクのコアサービス
   ○ ご依頼案件毎に、アドバイザーの候補者リストを作成
   ○ 事前にスクリーニングアンケートを実施、高精度なマッチングを実現
   ○ 実施日の日程調整までサポート

  クライアント                           ビザスク                     アドバイザー
 大手企業を中心とする顧客層                   プラットフォームを提供                知見データベースに登録
                                               スクリーニング/
                 チケットによる前払い等                   インタビュー依頼
                       1                           3

                 アドバイザー紹介依頼
                  ※スクリーニング結果に
                  基づき依頼者が実施を決定
                       2                        知見の提供
                                                (インタビュー)

                                                   4

                                                謝礼の支払い
                                               (利用手数料を控除)
                                                   5


 サービスの流れ
 お金の流れ
                                                                          9
1時間インタビューの価値
● 説得力のある一次情報を提供
● レポートや書籍より広範・ピンポイントな情報収集手段
● 1時間ならではの気軽さ、1時間ならではの出会い


                                   事例インタビューより抜粋
            新規事業の創出

          ・新規参入に向けた初期調査
           ・ユーザーインタビュー              業界経験者の生の声ならでは
            ・技術的アドバイス               “説得力”, “肌感覚”, “現場感”
              ・出口探索



                                    1時間インタビューならでは
                                    “レポートとは異なり、対話型で深掘りしていける”
                                    “業界の影響力のある方に出会えた”
                                    “スポットコンサルなら比較的手ごろな金額”
                       投資先の
組織・業務課題の解決          デューデリジェンス       ビザスクならでは
                                    “求めている情報を持っている方に出会うための、
・組織/制度に関する事例調査      ・投資検討業界の初期調査
                                    時間を含めたコストを下げることが出来る”
  ・業務プロセス改善          ・ユーザーインタビュー
                      ・サイトビジット




                                                               10
(参考)インタビューの例
● ビザスクliteにおいて、公開されている案件がご覧になれます
  https://service.visasq.com/




                                   11
良質で充実したアドバイザー基盤

 ● 既存の専門家ネットワークと比較してもビザスクは登録者が多く、対象層は広い
   ため幅広い業種・業務を網羅することが可能
               登録者数      ビザスクのアドバイザーの経験領域




※ビザスクのデータは2020年6月末時点
                                            12
プラットフォームの価値が向上するメカニズム
● アドバイザー数の増加 ✕ マッチング数の増加 = データの量&質の向上
   ○ プラットフォームの価値の向上「求める知見が迅速、的確に見つかる」
   ○ さらなる依頼増につながる好循環のサイクル
● アドバイザーの知見のデータベース化が高い参入障壁につながる




            プロフィール登録       マッチング

          事実や自覚しやすいこと   依頼と紐づけ深掘り
 アドバイザー   ・実名           ・未自覚だった知見
                                          データベース
   登録     ・職歴                               充実
                        ・キーワード
          ・説明しやすい実績
                        ・年代/規模/フェーズ等
          ・経験した業界/業務
                        の詳細          データが充実



                                    マッチング数が増加      13
  「1時間」だから参画する多様なアドバイザー
      ● 「働き方改革」黎明期から、個人の新たな活躍機会を提唱
      ● あらゆる業界・職域をカバーする、国内97,000人超が登録
(人)       国内登録者数の推移



                                                     2018年1月
                                                     厚生労働省モデル
                                                     就業規則改定


                                    2016年10月
                                    『LIFE SHIFT』発行




                                2016年9月
                                内閣官房に「働き方改
                                革実現推進室」発足
                  2015年10月
                  内閣官房に「一億総活
                  躍推進室」が発足




※ 2020年6月30日時点算出。各月末時点の退会者を除く。「国内登録者数」は、当社日本語webサイトにて登録をした人数の合計であります。国内登録者は、知見を提供する個人(アドバイザ
ー)と、これを求める個人(ビザスクliteにおける依頼者。また、ビザスクliteを活用するための契約を締結した法人に所属し、当該契約に基づき登録された個人を含む。)に分かれております。
いずれの登録者もアドバイザーとしてフルサポート形式「ビザスク」及びセルフマッチング形式「ビザスクlite」で活動することができ、また、依頼者として「ビザスクlite」を利用することがで   14
きます。
                                     ビザスク          ビザスクlite
サービス一覧                           (フルサポート)
                               大手企業・コンサルティング
                                                  (セルフマッチング)
                                                 中小・ベンチャー企業向け
                                  ファーム向け




     1時間単位での        BtoBの特定領域における              1時間単位での
  対面インタビュー/電話会議     オンラインアンケート調査            対面インタビュー/電話会議
 ビザスクメンバーがフルサポート                             web上でセルフマッチング




  幅広い業界のアドバイザーが    アドバイザーの知見を活用しつつ          登録アドバイザー全体から募る
   柔軟な時間設定でご支援      社内事業提案制度を伴走支援              「アイデア募集」


                                                                15
(参考)ビザスクinterviewとliteの違い

               ビザスクinterview        ビザスクlite
               (フルサポート)           (セルフマッチング)


              ビザスク担当者が候補者を       依頼者がセルフでアドバイザーを
     特徴      スクリーニング/提案/日時調整          公募/指名


     外部           無料で実施                 なし
  リクルーティング


               平均 10万円 /1時間         平均 約2万円 /1時間
  インタビュー費用   ※アドバイザーのご経験によって変動    ※アドバイザーの設定によって変動



               チケット事前購入など         面談日時決定時に事前決済
    請求方法      実施毎にチケット枚数から消化




 当社のテイクレート      案件により異なる                30%


                                                     16
目次




1. 会社およびサービスの概要

2. 2021年2月期の経営方針

3. 2021年2月期第1四半期までの進捗




                        17
現状における新型コロナウイルスによる影響
● 主要サービスである「ビザスクinterview」は、オンラインでの実施が中心
● 「ビザスクproject」など、一部についてキャンセルや延期が発生
● 5月はやや成長が鈍化したものの、6月には成長軌道が再加速

        前年同月比
                                                                          取扱高(※1、2)
                                                                          営業収益(※2)




                                              自粛期間              宣言解除後




                                                                        成長の
                                                                        再加速

                                                              やや鈍化


                                                                 (速報値)
                  2020年2月期                         2021年2月期
※1: 「取扱高」とは、当社の知見プラットフォーム事業において当社が顧客から得た対価(知見提供取引毎に顧客と合意した値引控除前の数値であり、アドバイザーへの謝礼を含みま
す)の合計をいいます。
※2:この表で用いた月次の取扱高及び営業収益は当社が業績管理用に集計している数値であり、監査法人による監査証明の対象ではありません。                     18
新型コロナウイルスによる足元の状況
● ダウンサイドシナリオに対して、足元の状況は比較的安定して推移している
● 6月以降に再びダウントレンドに入ることは、想定していない
         ダウンサイドシナリオとして想定していた
                                それに対する6月までの足元の状況
         クライアントの動向等

                                - ビザスクinterviewは好調
         - 新規事業開発プロジェクトの延期
 事業法人                           - ビザスクprojectなどの対面型サービスが
         - 長期的なR&Dの予算への影響は小さい
                                  一部で実施延期


         - 業務改善系プロジェクトの延期       - 3月は好調に推移
 コンサル
ティング会社   - 戦略立案系プロジェクトは長期視点であ   - 4月~6月は一部のコンサルティング会社
           るため、影響は小さい             で、やや弱含みの傾向

         - 顧客オフィスのリモート勤務へのシフト
                                - 3月は落ち込み
 金融法人    - PEファンドによるM&Aの活動低下
                                - 4月以降は、PEファンドを中心に回復
         - 資産運用会社における調査活動の低下


                                - オンライン営業やウェビナーでの集客が
  全般     - 当社での新規営業の活動量低下
                                  好調

                                                           19
新型コロナウイルスの長期的な影響                    (クライアント側)
● リセッション下でも、企業における研究開発予算や、新規事業予算は底堅い



 研究開発予算
 新規事業予算


                            コンサル
             事業法人          ティング会社



 主要企業は新型コロナウイルスの逆風下でも研究開発
 投資を積み増す。2020年度の研究開発費を明らかに
 した企業のうち、約8割が19年度実績以上を計画して
 いることが分かった。医薬品や電子部品で増額が目立
 つ。目先の需要減に対応して設備投資は6割の企業が
 抑制するが、中長期の種まきは欠かさない。

 日経平均株価の採用銘柄のうち直近で決算を発表した
 3月期、12月期の143社を対象に調べた。研究開発の
 計画を明らかにしたのは32社で、うち26社が前年度
 を上回る見通しだ。例年、増額する企業の割合は6~7
 割で、これを上回る。

 日本経済新聞 2020年6月12日                  アスタミューゼ株式会社 2020年5月27日リリース
 ・研究開発費「増額」8割 設備投資「絞る」6割            ・【緊急事態宣言解除で見える企業活動】コロナ禍の選択と集中。「営業」「広告
                                    プロモーション」を控える一方で、「新規事業」「研究・開発」は継続。       20
新型コロナウイルスの長期的な影響               (アドバイザー側)
● リモートワークの普及により、個人による本業以外での活動が活発化する


 アドバイザーの新規登録者数(単月平均)の比較


  (人)                2,386



    2,006

              登録者数
              の増加




2019年3~6月平均      2020年3~6月平均
                    (自粛期間)     株式会社YOUTRUST 2020年5月14日リリース
                               ・4割以上が「副業意欲向上」「副業しやすくなった」と変化|新型コロナウ
                               イルスの影響下における働き方の実態・意識調査                21
2021年2月期業績予想
● 取扱高および営業収益の拡大を見込む
● 業容の拡大のため、利益水準とのバランスを取りつつ、積極的に投資

                                                             今期業績予想
                                   実績
                                                        (2020年3月-2021年2月)


                                        前々期
          (百万円)
                                  (2018年3月-2019年2月)
                       前期                                 予想値        増減率

                                   実績         増減率


          取扱高            1,568       1,000     +54.3%       2,250    +43.4%


          営業収益              983         614    +60.2%       1,400    +42.3%


          営業利益              71          25    +183.5%           55   △23.1%


          経常利益              57          24    +137.8%           48   △16.1%


          当期純利益             52          27     +92.3%           36   △31.9%


※1: 「取扱高」とは、当社の知見プラットフォーム事業において当社が顧客から得た対価(知見提供取引毎に顧客と合意した値引控除前の数値であり、アドバイザー
への謝礼を含みます)の合計をいいます。                                                            22
※2:上記の各数値は百万円未満を切り捨てて開示しております。また、本資料において百万円単位で開示している数値について同様です。
業績の推移
● 国内有数の知見プラットフォームとしての競争優位性を拡大
● 今期も高成長を実現し、国内最大プレイヤーとしての地位を強化
(百万円)


         取扱高
         営業収益
                    取扱高
         営業利益

                CAGR 111%
                (2017/2-2020/2)




                                  23
全社取扱高の内訳
 ● コアビジネスである「ビザスクinterview」は、着実に成長
 ● データベースを活かす新商材群による取扱高への寄与も拡大中

(百万円)

         ビザスクinterview
          その他
          (主にビザスクexpert survey, project, lite)




                                                         ビザスクinterviewについては、
                                                         次ページ以降でKPIを説明
                                                 1,227


                                        811


                    401




                                                                       24
KPI:顧客数の増大×高いエンゲージメント=取扱高の成長
 ● マーケティングの活発化により口座数の大幅な増加を計画
 ● 「1口座あたりビザスクinterview取扱高」は、新規顧客増により低下~維持

KPI①                          KPI②
                              1口座あたり                        主要プロダクトである
法人クライアント口座数※1,2                                             ビザスクinterview取扱高※3
                              ビザスクinterview取扱高
(口座)                         (百万円)                       (百万円)




※1.「法人クライアント」とは、法人契約を締結し、フルサポート形式「ビザスク」を活用する法人顧客をいい、「ビザスクlite」のみを活用する法人顧客は含まれま
せん。
※ 2 .「法人クライアント口座数」とは、法人クライアントの中で、法人契約に基づき各集計時点から起算した過去1年間 において「ビザスクinterview」を活用した
法人クライアントの合計であります。同一法人において複数の部署が別途契約を締結した場合には、複数カウントとなっております。
※ 3 .「スポットコンサル取扱高」は、取扱高のうち「ビザスクinterview」によるものをいい、各期末時点を起算日として過去12か月間を対象に集計した「ビザスク
interview」によるものものであります。
                                                                                     25
KPI①

法人クライアント口座数の拡大
● 事業法人、コンサル・金融法人、海外クライアントと、幅広い顧客基盤で成長
● 21/2期は、特に事業法人での口座数の大幅加速を見込む

法人クライアント口座数の推移


             海外
                                  CAGR 93%
                                 (2015/2-2020/2)

             コンサル・金融
(口座)

             事業法人                                        増加率の
                                                   485   再加速
                                        +47.4%

                        +34.2%    329

                  245                      増加率の
       153                                 加速
                                                         事業法人の
                                                         口座数増加


                                                                 26
(参考)多種多様な大手事業法人が利用




                     27
KPI②

高い顧客エンゲージメント①:1口座あたり取扱高
 ● 顧客における利用頻度の上昇や、新商材の追加により上昇
 ● 21/2期は、事業法人の新規顧客の増加を見込んでおり、1口座あたりinterview取
   扱高はやや低下~維持することを見込む。将来の成長要因に(次ページ参照)

  1口座あたりビザスクinterview取扱高

(百万円)



                             2.5   2.5
                     CAGR
                      44%
                       1.6




              0.8




                                                 28
KPI②補足

高い顧客エンゲージメント②:口座あたり取扱高の経年成長
● 各年度の新規獲得顧客は、期を経るごとに「口座あたり取扱高」が成長
● 今期に大幅増加する新規顧客が来年度以降の成長ドライバーに

(百万円)

          各年度で獲得した顧客による
          ビザスクinterview取扱高推移                               新規顧客が
               2020/2期                        CAGR
                                                           成長
               2019/2期                   (2017/2-2020/2)
                                 1,227
               2018/2期                          NA
               2017/2期                        +55%
                                             (19/2-20/2)
               2016/2期
               2015/2期     811                +74%
                                             (18/2-20/2)


                                              +99%

                     401
                                              +71%

         129
                                              +92%


                                                              29
2021年2月期における主な重点活動事項
● 新規の法人クライアント口座数増加のため、広告宣伝費を積極的に投入
● 既存顧客については、1口座あたり取扱高の拡大を狙う




   事業法人                 v
               ● 新規顧客獲得のため、広告宣伝費を積極的に投下予定


 プロフェッショナル
    ファーム       ● 既存顧客内での利用の促進と他部署への横展開
 (コンサルティング会社   ● ヘッジファンド、証券会社、地銀などへの営業強化
   & 金融法人)


               ● シンガポールに現地法人を設立(4月)
 海外クライアント               v
               ● 日本顧客、日本人アドバイザーを軸に展開



     全般        ● ビザスクexpert survey、ビザスクliteの加速


                                                 30
国内市場の顧客拡大                         事業法人へのリーチ拡大
 ● 研究開発費の大きい顧客へのリーチを活かし、1社あたり利用額を拡大
 ● 新規プランの導入を検討し、すそ野の拡大による取引社数を目指す


             研究開発費の                スポットコンサル                年間取扱高※3                  アプローチ
              多い会社※1                 利用率※2                 (2020年2月期)


                                                                                  ● 顧客内のアカウント
                                                                                    数・利用額を増やすこ
                 上位                      46%
                                                                                    とで、1社あたりの
                 50社
                                                                                    利用額を拡大

                                                                                  ● 営業人員拡充・マーケ
            上位51〜300社                    28%                                        ティング強化によって、
                                                                      500万円以上
                                                                      500〜100万円
                                                                                    利用社数を拡大
                                                                      100万円未満     ● 新規プランの導入



             上位301社以下                    更なる                 更なる
                                        社数拡大              1社あたり売上拡大



※1「研究開発費の多い会社」出所: 開発費ランキング:各社決算発表・有価証券報告書(東洋経済オンライン調べ)より、当社作成
※2 当社におけるスポットコンサル利用:研究開発費上位企業において2017年3月~2020年2月まで「ビザスクinterview」利用実績有顧客
※3 研究開発費上位企業における2020年2月期のスポットコンサル年間取扱高
                                                                                                  31
国内市場の顧客拡大 プロフェッショナルファームへの浸透
● プロフェッショナルファームは、情報サービスへの予算が大きい。
   ○ コンサルティングファーム:部門・部署拡大による利用者数を拡大
   ○ 金融:大手優先でアカウントを拡大




          プロフェッショナルファームの例             顧客浸透度    利用額


●   戦略系コンサル      ●   国内証券
●   総合/IT系コンサル   ●   M&Aアドバイザリーファーム    新規開拓
●   シンクタンク       ●   投資ファンド                    一人当たり
●   会計系コンサル      ●   ベンチャーキャピタル       部署内で浸透   利用金額の
●   再生系コンサル      ●   アセットマネジメント /
                                                増加
●   人事系コンサル          ヘッジファンド          他部署へ展開
●   外資系投資銀行      ●   都銀/地銀他国内金融 他


                                                       32
海外クライアントの拡大
● OUT-IN、IN-OUTのニーズを獲得しながら、海外展開を加速。
● 20年4月にシンガポールに現地法人を設立。現地採用等により、7名体制を確立済




                                         アドバイザ所在地



                     当社の強み               戦略


                                ● グローバル顧客の海外拠点を開拓
   Out - IN   ● 圧倒的な国内データベース    ● 海外拠点開設による営業、
(海外企業⇒日本)
                                  マーケティングを開始


              ● 国内マッチングのノウハウ
                                ● チーム/システムへの投資
   IN - Out   ● 本格投資前のフェーズでの
                                ● 海外アドバイザー獲得への投資
(国内企業⇒海外)       マッチング実績は30ヵ国超
                                ● 顧客へのマーケティング
              ● 大手事業会社へのリーチ
                                                    33
DeepBenchとの資本・業務提携
●    米国Tech x Knowledge分野のスタートアップ DeepBenchと資本・業務提携
●    DeepBenchは、アドバイザーを迅速に探索するシステムを開発・保有
●    当社の注力分野である海外アドバイザー開拓のため、システムをカスタマイズ
●    出資額 約30万米ドルでのマイノリティ出資




                          アドバイザー
                          探索システム
             海外アドバイザー                         アドバイザー
               の紹介依頼                            探索
    クライアント                7月より提供開始
                                                         海外アドバイザー




※   詳細は、7月14日付「DeepBench Inc.との資本業務提携に関するお知らせ」をご参照ください
                                                                    34
 営業費用
  ● 21/2期は、積極的な投資により、営業費用率は増加の見込み

(百万円)

                                                                                 取扱高営業費用率
                                                                                 営業収益営業費用率
                                                                                 その他
                                                                                 SNG投資※1
                                                                                 採用費
                                                                                 広告宣伝費
                                                                                 人件費※2




                                                                                           35
    ※1「シンガポール投資」: 管理会計上のシンガポール法人による営業収益の貢献分から、同法人の経費を控除した額 ※2 「人件費」:役員報酬+給料及び手当+賞与+法定福利費
 積極的な投資分野
  ● 事業法人の新規クライアント獲得のために、広告宣伝費を積極投入
  ● 業績の進捗を見極めつつ、今期も積極的な採用を想定
  ● シンガポール法人の立ち上げに伴い費用が先行


  広告宣伝費                           期末役職員数(※一時費用として採用費に影響)     シンガポールへの投資
(百万円)                            (人)                        (百万円)
                            98

                                                                        42

                                                      108



        43                                       66
                  39   42
             34
                                            43
                                       25

                                                                    2




                                                                             36
   バランスの取れた投資を実行
       ● 「積極的な投資分野」前では、増収とマージンの改善により、45.1%の増益を達成
       ● 広告宣伝費+採用費を考慮したうえでも、増益を確保
       ● シンガポールも含め、営業利益とのバランスが取れた投資を実行
       (百万円)                                             取扱高から見たマージン(%)

               100


                     62.7                     積極的な投資分野
前期




                            10.4                 4.7             4.6
20/2




                                   増益率
                                   +45.1%
                                                       増益を確保
                                   マージンの向上
       (百万円)
               100
                                   +0.2%pts

                     62.2                     積極的な投資分野
今期




                            10.6                 4.3             2.4

21/2
(予)


                                                                       37
目次




1. 会社およびサービスの概要

2. 2021年2月期の経営方針

3. 第1四半期までの進捗




                   38
業績ハイライト
● 新型コロナウイルスによる影響は軽微にとどめ、増収を達成
● 取扱高が増加していく傾向のため、第1四半期の段階では販管費率が高い

                        2021年2月期 第1四半期                           通期業績予想
                       (2020年3月-2020年5月)


                      前年同期 (前1Q)            前四半期 (前4Q)
 (百万円)
                    (2019年3月-2019年5月)    (2019年12月-2020年2月)
         当期1Q                                                   予想値        進捗率

                     実績         増減率        実績         増減率


 取扱高        482           341   +41.3%          448    +7.7%     2,250      21.4%


 営業収益       304           209   +45.4%          286    +6.1%     1,400      21.8%


 営業利益           7         20    △62.8%          10    △26.0%          55    13.4%


 経常利益           2         19    △87.8%          △0          -         48     5.3%


 当期純利益          2         15    △85.4%          △2          -         36     6.3%


                                                                                    39
第1四半期での取扱高の進捗
 ● 第1四半期の通期進捗率が低いものの、2Q以降の成長率の想定は無理のない水準
 ● 2Q以降には、進捗率が加速することが想定される
                                        成長率
                             通期進捗率
                                      (前年同期比)
(百万円)   2,250        2,250    100%      43.4%


                4Q
                                                 コロナウイルスからの回復期
                                                 成長率は、1Qよりやや高め程度と
                                                 慎重に判断
                              78.6%     +44.1%
                3Q
                                                  ※   6月速報値
                                                      前年同期比:約 +69.4%
                                                             (p.18参照)

                2Q




                1Q   482     21.4%     +41.3%    コロナウイルスによる影響下
                                                 成長率がやや鈍化(p.18参照)

        通期
                     四半期
        予想
                                                                        40
第1四半期での営業収益の進捗
  ● 同様に2Q以降の成長率の想定は適度であり、進捗率が加速していくと想定


                                        成長率      取扱高
                             通期進捗率
                                      (前年同期比)   営業収益率
(百万円)   1,400        1,400    100%      42.3%   62.2%
                                                         コロナウイルスからの回復期
                                                         成長率は、1Qよりやや高め程度と
                4Q                                       慎重に判断

                                                          ※   6月速報値
                                                              前年同期比:約 +68.9%
                3Q            78.2%    +41.4%    61.9%
                                                                     (p.18参照)



                                                         取扱高営業収益率は、ビザスクlite
                                                         の拡大貢献を反映し、やや低下を見
                2Q                                       込む



                1Q                                       コロナウイルスによる影響下
                     304     21.8%     +45.4%   63.2%
                                                         成長率がやや鈍化(p.18参照)

        通期
                     四半期
        予想
                                                                                41
 第1四半期での販管費の状況
   ● 今期1Qの取扱高の進捗率が低いため、費用比率が増加
   ● 2Q以降の取扱高の進捗率が上がるにつれ、通期では販管費率の低下が見込まれる

                          前年同期比
                          前年同期比                        前四半期比                         通期業績予想比
                                                                                     通期業績予想比

          (百万円)                                                 97.7%             97.7%
                                   97.7%         96.2%
                   90.4%                                                                        96.1%


                                  91              79           91                         380
                                                                                  61.6%
                                       61.6%                        61.6%                    59.8%
                   55.4%                       61.4%                                       42
                                         3.7                   14     3.7                  43
                              14
                                                  15
取扱高営業費用率                      19                  16           19                          98
営業収益営業費用率            67
その他

SNG投資※1
                     12
                      6
採用費                           169                161           169                         782
広告宣伝費                                                                               91
人件費※2
                    104                                                     3.7    1914
                                                                                    169

                   前年同期       今期                前四半期           今期                  今期      通期
                  20/2期 1Q    1Q               20/2期 4Q        1Q                  1Q     業績予想
                                                                                                     42
   第1四半期でのKPIの進捗の状況
       ● 法人クライアント口座数は、マーケティング強化により増加ペースを加速させる
       ● 1口座あたり取扱高は維持したが、今後の口座数拡大により低下~維持する見込み

   KPI①                           KPI②

   法人クライアント口座数                    1口座あたり               主要プロダクトである
                                  ビザスクinterview取扱高     ビザスクinterview取扱高

(口座)                            (百万円)                (百万円)




                   ※




              1Q                           1Q                    1Q

※.各集計時点から起算した過去1年間 において「ビザ
スクinterview」を活用した法人クライアントの合計で                                             43
す。そのため、過去の低い数字が含まれています。
KPI①:法人クライアント口座数の進捗
 ● 前下期より導入したMAツールとインサイドセールスにより、事業法人数を拡大

  法人クライアント口座数の推移                ※

                (口座)


      海外

      コンサル・金融
                                                          ※
      事業法人


                                                                 事業法人の
                                                                 口座数増加




                                                     1Q
※.各集計時点から起算した過去1年間 において「ビザスクinterview」を活用した法人クライアントの合計です。そのため、過去の低い数字が含まれています。   44
KPI②:1口座あたりスポットコンサル取扱高の進捗
● 新規口座数の大幅拡大を計画するため、口座あたり取扱高は低下~維持の見込み
● この新規クライアントは、経年により成長していくことが想定される(p.29参照)


1口座あたりスポットコンサル取扱高
 (百万円)


           2.5       2.5




                           新規口座数の増加
                           により低下~維持




                     1Q
                                            45
貸借対照表
● 2020年3月にIPOによる公募増資693百万円を実施
● 法人クライアントの増加等により前受金が増加

                    2020/5                                    2020/5
(百万円)     2020/2               増減                   2020/2                 増減
                     (1Q)                                      (1Q)

流動資産          559     1,267     +708     流動負債           358       378       +20

 現金及び預金       321      1,000    +678      買掛金            68        56       △11

 売掛金          202       210         +8    有利子負債          11            6        △5

 その他           36        57      +21      前受金           140       197        +57

                                          その他           139       118       △21

固定資産           88       101     +13      固定負債           190       190           ±0

                                          有利子負債         190       190           ±0

                                         純資産             99       801       +701

資産合計          648     1,369     +721     負債・純資産合計       648     1,369       +721



                                                                                     46
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