4490 M-ビザスク 2020-07-14 15:30:00
DeepBench Inc.との資本業務提携に関するお知らせ [pdf]

                                                    2020 年7月 14 日
各 位
                               会 社 名 株式会社ビザスク
                               代表者名 代表取締役 CEO    端羽    英子
                                     (コード:4490、東証マザーズ)
                               問合せ先 取締役 CFO コーポレートグループ長 安岡 徹
                                               (TEL.050-3733-8513)




              DeepBench Inc.との資本業務提携に関するお知らせ


 株式会社ビザスク(以下、当社)は、この度、米国でテクノロジードリブンなエキスパートネットワー

クサービス事業を展開する DeepBench Inc.(以下、同社)と資本業務提携を行うことをお知らせいたし

ます。

 本提携により、当社は同社が開発した独自のアドバイザー探索システムを活用できるようになり、海外

登録者のマッチング力を強化・効率化してまいります。本提携によって当社のオペレーションに導入する

新たなテクノロジーと、当社が開発するテクノロジーやマッチングオペレーションを組み合わせ、クライ

アント企業に対して、より効率的かつ最適なグローバル知見へのアクセスを提供してまいります。



1.資本業務提携の理由

 当社は「知見と、挑戦をつなぐ」をミッションに掲げ、新規事業開発における業界研究やニーズ調査、

マーケティング、グローバル進出等、様々な課題の解決に対し、10 万人超の知見データベースを活用し

た様々なサービスを提供しています。

 地域を超え、国を超えてビジネス知見をつなぐことは、幅広い産業のイノベーションに大きなインパク

トを与えることができると考え、バリューのひとつに「初めから世界を見よう」を掲げ、グローバルを見

据えた事業展開を行ってまいりました。



 日本の企業が海外で事業活動を展開する場合、海外における最先端のビジネスに関するトレンド、市場

動向、業界構造等を把握し、理解を深めることは重要な情報収集活動でありますが、昨今の変化の激しい

経営環境のもとでは、国内において新規事業/新規商品を企画する場合にも、海外の市場等の動向を理解

することが重要であると考えられます。一方、海外の情報を収集する際、言語や文化の壁があるため、従

来のインターネット検索や文献による調査方法のみで必要な知見を得ることは、国内で同様の情報収集

を行う場合以上に困難です。

 そこで、当社は、海外事業に関して知見を有するアドバイザーとのインタビューサービスを積極的に展

開する必要性を認識し、2019 年に海外専任チームを拡充して、国内企業と海外登録者とのマッチングを

サポートしてまいりました。
 さらに、2020 年 1 月にはシンガポール共和国に当社初の海外拠点を開設し、同年 4 月には同国に当社

の完全子会社である「VISASQ SINGAPORE PTE. LTD.」を設立いたしました。当該子会社は7名の体制とな

り、前述の国内にある海外専任チームとも併せてサービスを提供することで、アジア全般の調査ニーズに

応えられるオペレーションを構築しております。

 また、当社の海外登録者数は 1 万人を超え、そのカバー範囲は 120 以上の国及び地域となり、マッチン

グ実績のある国及び地域の数は 40 カ国以上であります。海外登録者とクライアントのマッチング数は、

直近1年間で4倍以上に増加しております。

 このように、当社はこれまで積極的に当社事業を海外に展開しておりますが、今回の資本業務提携を通

じて、今後も引き続き、全世界規模で国を超えて知見をつないでまいります。



●DeepBench Inc.について

 DeepBench Inc.(以下、同社)は、2016 年にマサチューセッツ工科大学(MIT)大学院在学中の Yishi

Zuo(共同創業者 CEO)をはじめとしたメンバーによって設立されたスタートアップ企業です。

 設立以来、同社は高度な技術力を用いて、世の中に点在する様々な知見の中から必要な知見を高効率に

探索する独自のアドバイザー探索システムを開発し、テクノロジードリブンなエキスパート・ネットワー

ク・プラットフォームを提供しており、Fortune 500 の大企業からスタートアップ、投資家から UX デザ

イナーまで約 400 社の顧客基盤を有します。

 今般の同社への戦略的投資および業務提携を通じ、同社のテクノロジーと、当社のテクノロジー/マッ

チングオペレーションを組み合わせることで、グローバル市場、特に欧米における当社のアドバイザー獲

得能力を拡充します。



2.資本業務提携の内容等

 当社は、2020 年7月 14 日付で SAFE
                        (将来株式取得略式契約(Simple Agreement for Future Equity )
                                                                       )

等の契約を同社と締結し、これに基づき約 30 万米ドル(約 32 百万円(注)
                                      )を投資します。これにより

当社は、同社が開発する独自のアドバイザー探索システムの活用に関する権利を得ると共に、そのシステ

ムを含むアドバイザー探索における各種サポートを受けることができるようになります。本資本業務提

携により、当社は海外登録者のマッチング力を強化・効率化してまいります。
 なお、本投資スキームは、いわゆる Convertible Securities の一つであり、一般的なフォームであ
る SAFE による投資です。SAFE による投資は、一定期間後に一定の条件を満たした場合、投資した金額
が株式に転換されるという権利であり、当該転換イベントの条件によって発行される株式数が変化する
ものであるため、現時点では投資後の持株比率は未定となります。
 (注)2020 年7月 13 日の米ドル為替レートの TTM 106.84 円で換算しております。



3.業務提携の相手先の概要

   (1)    名称              DeepBench Inc.(以下、同社)
 (2)    所在地         2 Avenue De Lafayette 4TH FL, Boston, MA 02111   USA


 (3)    代表者の役職・氏名   Yishi Zuo, CEO & Co-Founder


 (4)    事業内容        米国を拠点としたエキスパートネットワーク事業


 (5)    資本金         1.5 百万米ドル(注)


 (6)    設立年月日       2016 年 10 月 25 日


 (7)    大株主及び持株比率   同社の意向により非開示


 (8)    上場会社と当該会社   資本関係            該当事項はありません。

        との間の関係
                    人的関係            該当事項はありません。


                    取引関係            同社のサービスを当社が利用しておりま

                                    す。


                    関連当事者へ          該当事項はありません。

                    の該当状況

  当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態に関しましては、同社の意向により非開示とさせて

 いただきます。

  (注)上記表の「
         (5)資本金」に記載している金額は、株主資本の金額であります。



4.日 程

  (1)   取締役会決議日     2020 年7月 14 日


  (2)   契約締結日       2020 年7月 14 日


  (3)   有価証券払込期日    2020 年7月 14 日(予定)



5.今後の見通し

2021 年2月期における当社連結業績に与える影響はおり込み済みでありますが、今後、当社業績に重

要な影響を及ぼすことが明らかになった場合は、速やかにお知らせします。




                                                                           以上