4485 M-JTOWER 2021-08-04 15:00:00
2022年3月期第1四半期 決算説明資料 [pdf]

FY03/2022 Q1




               2021年度 第1四半期
                  決算説明資料

                  2021年8月4日
                 株式会社JTOWER
新コーポレート・ビジョン(2021年7月策定)




                     2
目次

1    2021年度 第1四半期業績


2    経営トピックス


3    2021年度 通期予想

4    FAQ


5    今後の事業戦略


6    Appendix
1   2021年度 第1四半期 事業別サマリー


            <4G IBS>
    国内IBS   15物件への新規導入をはかり、
            累計導入済物件数は 242物件に拡大


            NTT西日本が保有する
    タワー     通信鉄塔71基のカーブアウト
            に関する基本契約を締結


            ベトナムで前期買取契約を締結した
    海外IBS   63物件のIBS資産の契約移管手続きを進行
            ※第2四半期以降に順次、業績貢献の見込み



                          4
    1   2021年度 第1四半期 業績ハイライト
連結売上高は前年比+14%の930百万円と成長が継続
•       ナビック連結除外の影響を除く連結売上高は、前年比+21%の成長
•       国内IBS事業の売上高は前年比+29%の789百万円と売上成長を牽引
•       売上高に占めるインフラシェア売上高*¹比率は93%と売上基盤は安定

一時費用が発生したものの、高い収益性を維持
•       第三者割当増資およびJ-ESOP導入関連費用等の一時費用(36百万円)が
        発生したものの、インフラシェア売上高が順調に推移し、
        営業利益率 13%、 EBITDAマージン 41%と高い収益性を維持
•       開発費およびローカル5G関連費用は、第2四半期以降に発生見込み

第1四半期は、売上高、利益共に計画通りに進捗
• 第1四半期は、売上高、利益共に通期業績予想に対して、計画通り*²に進捗
• 第2四半期以降の、新規事業の売上貢献や先行投資費用の発生をふまえ、
  通期業績予想は据え置き
*1: 長期契約に基づくインフラシェアリング関連の売上高。詳細は、「Appendix.各事業におけるインフラシェア・その他売上高の区分」を参照
*2: 2021年4月より適用の収益認識基準に基づき、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動負債」に表示していた「前受収益」及び「固定負債」に表示していた「長期前受収益」のうち、
    顧客との契約から生じた残高については、当第1四半期連結会計期間より「契約負債」に含めて表示しています。なお、同基準による、損益及び利益剰余金の当期首残高への影響はありません。
                                                  5
  1    2021年度 第1四半期 連結業績概況 – PL
⚫ 売上高は930百万円(前期比+14%)(ナビック連結除外影響を除くと+21%成長)
⚫ EBITDAマージンは41%、営業利益率は13%の高い収益性を維持
                                    2020年度                          2021年度
                                                                              前年同期比
(百万円)                                Q1実績                Q1実績
                                                                        増減            %

売上高                                            818                930         +111    +13.6%


EBITDA *¹                                      316                381          +64    +20.4%


                EBITDA マージン                  38.7%              41.0%        +2.3pt          -


営業利益                                           100                122          +21    +21.2%


                   営業利益率                     12.3%              13.2%        +0.8pt          -


経常利益                                            93                 88           -5        -5.9%


最終利益                                            55                 54           -1        -2.4%



設備投資に係る投資CF           *²                      -668               -573          +95    -14.2%

*1:   EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額+長期前払費用償却額
*2:   未監査の数値                                         6
1   2021年度 第1四半期 連結業績概況 – BS①
⚫ 設備投資を上回るインフラシェア売上高の拡大と第三者割当増資の実施により、
  現金及び預金が158億円(前期末より74億円増加)となり、財務基盤を強化
               2020年度                            2021年度

    (百万円)      2021年3月末               2021年6月末            増減

     流動資産               8,955               16,382             +7,427

      現金及び預金              8,398              15,820             +7,421

      売掛金                  397                   402                +5

     固定資産               7,790                7,963               +173

      有形固定資産              6,968               7,124              +155

      のれん                  329                   346              +17

    資産合計             16,745                 24,346             +7,601

    主要財務指標

     有利子負債                1,195               1,128               - 67

     純有利子負債             -7,202              -14,692             - 7,489

     自己資本比率             42.6%                59.8%             +17.1pt

                                  7
1     2021年度 第1四半期 連結業績概況 – BS②
⚫ IBS事業の導入物件数拡大に伴い、契約負債*²(将来計上される売上相当)が着実に増加
                                     2020年度                           2021年度

      (百万円)                        2021年3月末                2021年6月末                 増減

       流動負債                                   8,742                  8,996                  +253

        買掛金                                     129                    133                    +3

        短期借入金 *¹                                210                    210                    +0

        未払金                                     851                    699                  - 152

        契約負債 *²                                7,156                 7,580                  +424

       固定負債                                     865                   802                    - 63

        長期借入金                                   210                    195                   - 15

      負債合計                                    9,608                  9,798                  +190

      純資産合計                                   7,137                14,548                 +7,410

        資本金                                    4,300                 7,981                 +3,680

        資本剰余金                                  2,462                 6,142                 +3,680

      負債及び純資産合計                              16,745                24,346                 +7,601
    *1: 1年内返済予定の長期借入金を含む
    *2:   2021年4月より適用の収益認識基準に基づき、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動負債」に表示していた「前受収益」及び「固定負債」に表示していた「長期前受収益」のうち、
           顧客との契約から生じた残高については、当第1四半期連結会計期間より「契約負債」に含めて表示しています。(2020年度期末実績も組み替え)
                                                       8
 1         連結売上高の推移
⚫ インフラシェア売上高*¹は、前年対比+23%成長、連結売上高に占める割合=93%と
  売上基盤は安定
⚫ その他売上高は、ナビック連結除外の影響を除くと概ね横這い

(百万円)                                    インフラシェア売上高成長率                               +23%
                                              (前年Q1対比)

             インフラシェア売上高                                               910                   914   930
                                                                                     860           65
                                                 829
                                                 828       818
                                                           819         34                   65
             その他売上高
                                                               53
                                                                      109             72
                                                  83
             その他売上高(ナビック)                                   61
                                        633      124
                         581            51                                                               インフラシェア
              515         36            63                                                                 比率
                          46
               39                                                                                         93%
               45                                                                                 865
                                                                                            848
                                                                      766            788
                                                           705
                                                 622
                         499            520
              432



               Q1         Q2            Q3        Q4        Q1         Q2             Q3    Q4     Q1

                               FY2019                                       FY2020                2021

     *1:   長期契約に基づくインフラシェアリング関連の売上高。詳細は、「Appendix.各事業におけるインフラシェア・その他売上高の区分」を参照。

                                                           9
 1    事業別売上高の推移
⚫ 国内IBS事業は、前年比+29%、連結売上高に占める割合は85%に拡大
⚫ 海外IBS事業は、前Q4に一時売上が発生していた反動で前四半期対比で減収
⚫ タワー事業において、スマートポールの売上高を計上
                                                                              +29%
(百万円)                                国内IBS事業売上高成長率                                                      構成比
                                       (前年Q1対比)                910                   914   930
       国内IBS事業(インフラシェア)
                                                               34             860    32
                                                                                            31          3%
       国内IBS事業(その他)
                                          828
                                          829     818
                                                  819          28
       タワー事業                                                                   29           109         12%
       海外IBS事業                                                                       143
                                          83         53        126                                  1
                                                                              118           33
       ソリューション事業                                     45
       ソリューション事業(ナビック)                    46                                         33
                               633                             81              43
                                                  108
               581                        128
                               51                    16
      515       36             33
                29                        78
      39                       91
      23        110
                               30
      107       17
                                                                                           757          85%
      21                                                                      669    705
                                                  596          640
                                          494
               389             429
      325



      Q1        Q2             Q3         Q4         Q1        Q2             Q3     Q4     Q1

                      FY2019                                         FY2020                FY2021
注:   四半期毎の事業別の売上高数値内訳は未監査。                                10
         1              導入物件数の推移(国内IBS事業 – 4G)
      ⚫ 導入実績は、累計導入済み物件数242件、新規導入予定物件数106件の計348件に拡大
      ⚫ Q1期間において、導入済み物件数は15件増加、新規導入予定物件数も100件越えを維持

350
      (件)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        340                        348
                                                                                                                                                         直近3年間CAGR                                                                                                                          314

300            累計導入済み物件数*1                                                  新規導入予定物件数*2                                                                                                                                                                        294
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   106
                                                                                                                                                                                 +39%                                               273                                                                                 113
                                                                                                                                                                                                         256
                                                                                                                                                                                                                                                                                            108
250                                                                                                                                                                          235                                                                               99
                                                                                                                                                215                                                                                 91
                                                                                                                     204
                                                                                                                                                                                                         95
200
                                                                                          178                                                                                95
                                                              164
                                                                                                                                                92
                                 147                                                                                 93
150
      129                                                                                 81
                                                              90                                                                                                                                                                                                                                                                                   242
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        227
100                              82                                                                                                                                                                                                                                                         206
                                                                                                                                                                                                                                                               195
       76                                                                                                                                                                                                                           182
                                                                                                                                                                                                         161
                                                                                                                                                                             140
                                                                                                                                                123
50                                                                                                                   111
                                                                                          97
                                 65                           74
       53

 0
      2018/6

               2018/7

                        2018/8

                                 2018/9




                                                                        2019/1

                                                                                 2019/2

                                                                                          2019/3

                                                                                                   2019/4

                                                                                                            2019/5

                                                                                                                     2019/6

                                                                                                                              2019/7

                                                                                                                                       2019/8

                                                                                                                                                2019/9




                                                                                                                                                                                       2020/1

                                                                                                                                                                                                2020/2

                                                                                                                                                                                                         2020/3

                                                                                                                                                                                                                  2020/4

                                                                                                                                                                                                                           2020/5

                                                                                                                                                                                                                                    2020/6

                                                                                                                                                                                                                                             2020/7

                                                                                                                                                                                                                                                      2020/8

                                                                                                                                                                                                                                                               2020/9




                                                                                                                                                                                                                                                                                                      2021/1

                                                                                                                                                                                                                                                                                                               2021/2

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        2021/3

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 2021/4

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          2021/5

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   2021/6
                                          2018/10

                                                    2018/11

                                                              2018/12




                                                                                                                                                         2019/10

                                                                                                                                                                   2019/11

                                                                                                                                                                             2019/12




                                                                                                                                                                                                                                                                        2020/10

                                                                                                                                                                                                                                                                                  2020/11

                                                                                                                                                                                                                                                                                            2020/12
      *1:      導入物件における電波発射が完了し売上計上を開始している物件
      *2:      不動産事業者の内諾や携帯キャリアからの参画意向を受領し、今後数年以内に電波発射し売上計上することが見込まれている物件
                                                                                                                                                                              11
     *1:
                                                              0.0
                                                                    0.5
                                                                          1.0
                                                                                                      1.5
                                                                                                                    2.0
                                                                                                                               2.5
                                                                                                                                                         3.0
                                                                                                                                                                                   3.5
                                                                                                                                                                                         4.0
                                                                                                                                                                                                                                                   1
                                                    2014/12




                                                                                                                                                                                            (x)
                                                     2015/2
                                                     2015/4
                                                     2015/6
                                                     2015/8
                                                    2015/10
                                                    2015/12




                                                                                1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
                                                     2016/2




                                                                                           1.1
                                                     2016/4
                                                     2016/6
                                                     2016/8
                                                    2016/10
                                                    2016/12



                                                                                                      1.4 1.4 1.5
                                                     2017/2
                                                                                                              1.6
                                                     2017/4
                                                     2017/6
                                                                                                                    1.8



                                                     2017/8
                                                                                                                     1.9




                                                    2017/10




     テナンシー・レシオ=1物件あたりの平均参画携帯キャリア数(累計導入済み物件における数値)
                                                    2017/12




12
                                                     2018/2
                                                                                                                          2.1 2.1




                                                     2018/4
                                                     2018/6
                                                                                                                              2.3




                                                     2018/8
                                                    2018/10
                                                    2018/12
                                                                                                                                     2.6 2.7




                                                     2019/2
                                                     2019/4
                                                     2019/6
                                                     2019/8
                                                                                                                                                                                                                                             Tenancy Ratio*¹の推移(国内IBS事業 – 4G)




                                                    2019/10
                                                                                                                                                                                                  ⚫ Tenancy Ratio(平均参画キャリア数)は2pt台後半で安定して推移




                                                    2019/12
                                                     2020/2
                                                                                                                                             2.7 2.7 2.8 2.7 2.8




                                                     2020/4
                                                     2020/6
                                                     2020/8
                                                    2020/10
                                                    2020/12
                                                     2021/2
                                                                                                                                                                 2.8 2.8 2.8 2.8




                                                     2021/4
                                                     2021/6
                                                                                                                                                      2.8
1   連結EBITDA*1の推移
⚫ 連結EBITDAは、国内IBS事業の導入物件数が順調に推移したが、第三者割当増資
  およびJ-ESOP導入関連費用等の一時費用(36百万円)の発生により、
  前四半期対比で横這い

                                                        EBITDA成長率
                                                          (前年Q1対比)
(百万円)
                                                                            381
                                                                            382    36      一時費用

                                                               338                         381
                                          316
                                          317   314
                                                                     +20%

                                    249
                                    250

               171            174
                              175
    142
    141




     Q1         Q2            Q3     Q4   Q1    Q2             Q3           Q4     Q1

                     FY2019                           FY2020                      FY2021



*1: EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額+長期前払費用償却額

                                          13
1   連結営業利益の推移
⚫ 営業利益は、国内IBS事業の導入物件数が順調に推移したが、第三者割当増資および
  J-ESOP導入関連費用等の一時費用(36百万円)の発生により、前四半期対比で微減

                                         営業利益成長率
                                             (前年Q1対比)
(百万円)
                                                                         36      一時費用
                                                               127

                                  100                 104                        122
                                  101
                                        87
                                        86                  +21%




                             52
                             53



          12            5
                        6

    Q1    Q2            Q3   Q4   Q1    Q2            Q3           Q4    Q1

    -0
     -1        FY2019                        FY2020                     FY2021


                                   14
  1   連結販売費及び一般管理費の推移
 ⚫ 開発費およびローカル5G関連費用は、Q2以降に発生見込み
 ⚫ 人員体制拡充のための採用活動を進めたが、Q1期間の人件費の拡大は限定的
 ⚫ 第三者割当増資およびJ-ESOP導入関連費用等の一時費用(36百万円)の発生により、
   その他販管費が増加
   (百万円)
               52%        50%            47%                                                  41%
                                                43%                             40%
                                                           40%    42%                   38%         379
                                                                                                      8
        売上高販管費率                                 355                     379     347     348                  一時費用
                                                           324                                                36
                                         298                     112                                 129
                          289                   98                               80     75
                268
                                                           94
                                                                                 24     19
  その他                      96            106                     33                                   6
                                                40                                      48
                86                                         18                                        36
  研究開発費                                                          44              59
                                                41         32
  業務委託費                                  30
                           41
  人件費           47

                                                                 191                    206          207
                                         162    177        179                  183
                135       152



                Q1         Q2            Q3     Q4         Q1    Q2              Q3     Q4           Q1

                                FY2019                                 FY2020                       FY2021
連結従業員数(人)
                124       129            131    138        144   146            137*1   136         148
*1: 連結子会社ナビックが2020年度 第3四半期から連結範囲から除外となったことにより、同社の従業員数分減少しております
                                                      15
目次

1    2021年度 第1四半期業績


2    経営トピックス


3    2021年度 通期予想

4    FAQ


5    今後の事業戦略


6    Appendix
2   タワー事業 ー NTT西日本とカーブアウトの基本契約を締結
⚫ 2021年7月、NTT西日本が保有する通信鉄塔71基のカーブアウトに関する基本契約を締結
⚫ 今後も、通信事業者が保有している通信鉄塔のカーブアウトの取り組みを更に拡大

                    鉄塔売買のスキームイメージ




     取得金額:約7億円(概算見込)              通信鉄塔数:71基

     移管スケジュール:2021年9月~           売上貢献額:約2億円
      ※既存利用事業者の契約を順次移管し、
          資産の引き渡しを実施            ※本取引による売上が通期で貢献した場合

           重点成長戦略である、今後のタワーカーブアウトの
               拡大に向けた第一弾の取り組み
                           17
2   カーブアウト対象鉄塔の特徴
⚫ 対象鉄塔の立地条件の良さを活かし通信事業者等の新規テナント誘致を行い、
  取得した鉄塔のシェアリングにも取り組んで行く予定

    対象鉄塔のイメージ     新規テナント誘致においても立地条件の良いアセット


                ⚫ 市街地中心のロケーション
                  4G・5G共に需要見込みのある市街地の鉄塔が中心



                ⚫ 光ファイバー・電源設備を完備
                  局舎内の光ファイバー、電源設備の活用が可能なため
                  追加基地局の設置が容易



                ⚫ 高い災害耐性
                  対象鉄塔の大半は、災害耐性の高い局舎上に設置
                    18
2   中長期的なタワー事業成長戦略におけるカーブアウトの売上成長イメージ


 (2021/7)
NTT西日本の
鉄塔カーブアウト
  <71基>




       本取り組みを契機に、新設タワーに加え、
      既存タワーのカーブアウトの成長加速を目指す


                                     既存タワーのカーブアウト




                                      新設タワーシェアリング
                                      (ルーラル・アーバンエリア)



    Y1(現在)
     22/1      23/1           24/1        25/1         Y●
                                                       26/1


                         19
2    <参考>通信事業者からのタワーカーブアウトの主要な海外事例
                         通信事業者            タワー事業者
       時期                                                 取引タワー数(本)     取引金額(USD)
                         (売り手)            (買い手)

                         T-Mobile         Crown Castle
      2012/9
                         (アメリカ)            (アメリカ)               7,200         24億

                           KPN           American Tower
      2012/11
                         (オランダ)            (アメリカ)               2,000          5億

                          AT&T            Crown Castle
      2013/10
                         (アメリカ)            (アメリカ)               9,700         49億

                          Verizon        American Tower
      2015/2
                         (アメリカ)            (アメリカ)              11,324         51億

                      Bouygues Telecom      Cellnex
      2017/2
                         (フランス)            (スペイン)               2,300          7億

                       Vodafone india
                                         American Tower
      2018/6            Idea Cellular
                                           (アメリカ)              20,000         14億
                          (インド)

                        Arqiva Group        Cellnex
      2019/7
                         (イギリス)            (スペイン)               7,400         25億

                       CK Hutchison         Cellnex
      2020/11
                      (ヨーロッパ6か国)           (スペイン)              24,600         85億

                       Telefonica        American Tower
      2021/1
                 (スペイン、ドイツ、ラテンアメリカ)        (アメリカ)              30,722         94億

                          Altice            Cellnex
      2021/2
                         (フランス)            (スペイン)              10,500         63億

    出所: TowerXchange、各社プレスリリース等より弊社作成
                                               20
目次

1    2021年度 第1四半期業績


2    経営トピックス


3    2021年度 通期予想

4    FAQ


5    今後の事業戦略


6    Appendix
  3     2021年度 通期業績予想
⚫ 第1四半期は、売上高、利益共に通期予想に対して計画通りに進捗
⚫ 第2四半期以降の、新規事業の売上貢献や先行投資費用の発生等をふまえ、
  通期業績予想を据え置き

                        2020年度                  2021年度                       2021年度
      (百万円)             通期実績          通期予想          増減額           増減率      Q1実績        進捗率
      売上高                    3,501         4,600    +1,098        +31.4%       930      20%
      EBITDA*1               1,349         1,590         +240     +17.8%       381      24%
        EBITDAマージン           38.5%         34.6%         -3.9pt       ー      41.0%           -
      営業利益                     418           260          -158    -37.9%       122      47%
          営業利益率              12.0%          5.7%         -6.3pt       ー      13.2%           -

      経常利益                     178           180            +2    +0.6%           88    49%

      最終利益                     506           100          -406    -80.3%          54    54%


      設備投資額
                             -2,401        -3,770    -1,369       +57.0%      -573      15%
      (投資CF)

*1:   EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額+長期前払費用償却額


                                                    22
目次

1    2021年度 第1四半期業績


2    経営トピックス


3    2021年度 通期予想

4    FAQ


5    今後の事業戦略


6    Appendix
4    FAQ
     分類              質問                               回答
                                      国内IBS事業の導入において、一部病院物件(4G IBS
                                      新規導入物件の1割程度)のみ今年度中でのサービス開始の遅れを
全社         今期におけるコロナの影響は?
                                      見込んでいます。海外IBS、ソリューション事業、タワー事業においては、
                                      コロナの影響を見込んでいません。

                                      Q1の新規導入物件数は、計画を若干上回り推移しましたが、
           Q1の新規導入物件数15件は、
国内IBS事業                               通期計画である75物件の内訳としては、下期、特にQ4の割合が大きく
           通期計画に対してどのような進捗か?
                                      なる見込みであり、現時点での通期計画の変更はありません。


           カーブアウト71基の売上は、いつから発生するの    2021年9月から、既存利用事業者の契約移管手続きを
タワー事業
           か?                         予定しており、第2四半期以降、順次売上貢献していく想定です。


           ミリ波共用無線機の開発費はいつから          開発費の計上は検収単位となり、第2四半期以降(今年度中)に
販管費
           計上されるのか?                   発生する見込みです。なお、下期の発生割合が大きくなる見込みです。

                                      連結貸借対照表において、前連結会計年度の連結貸借対照表に
                                      おいて、「流動負債」に表示していた「前受収益」及び「固定負債」に
                                      表示していた「長期前受収益」のうち、顧客との契約から生じた残高に
財務・会計      新収益認識基準の影響は?
                                      ついては、当第1四半期連結会計期間より「契約負債」に含めて
                                      表示しています。なお、同基準による、損益及び利益剰余金の
                                      当期首残高への影響はありません。
                                      現在、当社が提供するサービスは、基地局より下位レイヤーの
           クラウド基地局の導入による、
時事・ニュース                               通信ネットワークのシェアリングソリューションになりますので、
           インフラシェアリング事業への影響は?
                                      基地局クラウド化による大きな影響は認識していません。

時事・ニュース    半導体が不足しているが、事業への影響は?       現時点では、半導体不足による当社事業への影響は認識していません。

                                     24
目次

1    2021年度 第1四半期業績


2    経営トピックス


3    2021年度 通期予想

4    FAQ


5    今後の事業戦略


6    Appendix
5   今後の事業戦略と主な取り組み施策
        国内IBS                        タワー

新規物件への継続的な導入拡大と
                             ルーラルタワーシェアリング、
潜在ポテンシャルのある
                             スマートポール、カーブアウトを含めた
既設市場における導入拡大
                             タワー本数の拡大
✓ 建設・営業・技術・保守等の
                             ✓ 5Gミリ波対応共用無線機の開発
  事業体制強化
                             ✓ 事業運営体制の確立
✓ 5G需要に対応した営業アプローチ強化


        海外IBS                       ローカル5G


ベトナムを中心としたオーガニック・イン
                             ローカル5G事業における
オーガニック双方での事業拡大
                             商用サービスの実現
✓ ベトナムでの他事業者からの資産買取・
                             ✓ フィールドでの実証実験等を行い、ビジネ
  M&Aに加え、その他国での新規M&Aも
                               スモデル・商用プロダクトを構築
  基本方針を据え検討

                        26
5   今後の事業戦略①- 国内IBS事業
                 4G IBS                            5G IBS

⚫ 新規物件への継続的な導入拡大                    ⚫ 2020年度に5G対応共用装置の開発完了
⚫ 顕在化した既設物件における4Gリプレース需要への対応        ⚫ 新設・既設物件双方への新規導入
⚫ 第4の携帯キャリア参画によるテナンシーレシオ向上          ⚫ 中長期的には、ポテンシャルの大きな既設市場において
                                      更に拡大を目指す


5GにおけるIBS対策のイメージ(主な想定対象物件)

       4G Only                      4G & 5G                 5G Only




                             新築物件(4G/5G IBS同時導入)          既設物件
                             既設物件(当社4G IBS導入済)      (携帯キャリアが4G単独対策済)

                               27
5    今後の事業戦略①- 国内IBS事業 ~新たな取り組み~
⚫ 新たな取り組みである4G IBS 既設物件のリプレース、5G IBS 新規導入に関し、2021年度
  以降の導入が決定。中長期的にも、ポテンシャルの大きな既設市場において拡大を目指す

     <5G IBS> 新設・既設物件への新規導入
                                                  既設物件市場:約 30,000件
    2020年度         2021年度~
                                        今期4Qより      5G
                                         本格的な      新規導入

5G対応共用装置の                               導入を目指す
                   本格サービスイン
   開発完了


        <4G IBS> 既設物件のリプレース
    各社個別対策            共用設備への
    (既設物件)            リプレース後
                                                     4G
                                                   リプレース
             各社個別設備                      具体的な
               撤去                        ニーズとして
                +
                                        数十物件での
             共用設備導入
                                        協議を開始

                               JTOWER
                                                  中長期的には既設物件市場に
                                                  おける更なる拡大ポテンシャル
         携帯キャリア様
                               共用設備
          基地局


                                           28
5    今後の事業戦略②-タワー事業
    ルーラルエリアでのタワーシェアリング        スマートポール            ミリ波対応共用無線機

⚫ 60本超の新設タワーの建設準備をスタートし、   ⚫ 東京都の協力事業者に選定      ⚫ 2021年度より、更に上位レイヤーでの
  2021年度より一部においてサービスを開始    ⚫ 西新宿エリアの2本に加えて、      シェアリングとなるミリ波対応共用無
⚫ 提案中の数百本のタワーにおいて、           面展開を推進              線機の開発に着手
  参画回答の受領拡大に向けた取組みを強化      ⚫ スマートシティ化のニーズのある   ⚫ コンクリート柱、電柱、信号機、
⚫ 親局整備後、子局の展開拡大を目指す          エリアへの展開拡大を目指す       スマートポール、建物内等、屋内外の
                                                 幅広い設置場所での導入を想定




                               29
5   今後の事業戦略②-タワー事業 ~ルーラルエリア~
⚫ 2020年度下期にタワー60本超の建設準備を開始。2021年度は、竣工したタワーでの
  サービスを開始すると共に、提案中の数百本について、導入決定数の拡大を推進
                                                                                ルーラルエリアにおける
                                                                              新設タワーシェアリングの取組み
       総務省          5G基地局エリアの展開方針(エリアカバー)
メ                      <人口カバー> 居住地域、大都市の整備が優先
                                                                      2019   ✓ タワー設置候補エリアの選定
            ~4G
ッ                                                                     年度     ✓ 地権者との交渉
シ          <エリアカバー> 居住地域だけでなく、都市部・地方を問わず事業可能性のあるエリアを整備
ュ     5G
対                                                                            ✓ 4キャリアへの
策
に
            山岳地帯                                                               新設タワーシェアリングの提案
                                                                  海
お                  郊外・ルーラル地域        地方都市      大都市                 水   2020   ✓ 一部参画回答の受領
                                                                  面
け                                                                     年度
る            離島                                                              ✓ 60本超の建設準備を開始
親                                      ※全国を10km四方のメッシュに区切り、整備エリアを策定

局
の       携帯キャリア                                                               ✓ 竣工したタワーでのサービス開始
整                                                                     2021
備      5G基盤展開率達成のため、2024年度末までに従来基盤                                           ✓ 提案中の数百本のタワーに対し、
                                                                      年度
       のないルーラルエリアにおける5G基地局整備が必要                                                更なる参画回答の受領に向けた
                                                                               取組み強化

                  子局           子局
子      親局
                                           ・ 5Gを活用した
局                                            地方創生                            ✓ 親局での更なる展開拡大
の                                                                     中長期
展                                          ・ IoTサービスの展開                      ✓ メッシュ内における子局の展開開始
開
※ 複数の特定基地局(子局)を展開可能な超高速回線を備えた基盤となる5G高度特定基地局(親局)を各メッシュ毎に整備
                                                             30
5   今後の事業戦略②-タワー事業 ~アーバンエリア~
⚫ 東京都の協力事業者として、2020年度に西新宿エリアにスマートポール2本を建柱。
  2021年度以降は、スマート化のニーズのあるエリアへの展開拡大を目指す

    スマートポールのイメージ                         アーバンエリアにおけるタワーシェアリングの取組み


                                           •   東京都におけるスマートポール設置の
                                               協力事業者に認定(2020年4月3日)




                               2020年7月
                                           •   東京都と西新宿エリアにおける
              街路灯                              スマートポールの設置に関する協定を締結
                                           •   上記協定に基づき設置したスマートポールについて、
              5G Sub6共用アンテナ
                                               建柱が完了し、携帯キャリア4社による利用が決定

              5G 28GHzアンテナ
                                           •   5G共用装置を含めた5G基地局を設置し、
                                               通信設備のシェアリングを実施

                              2020年
              Wi-Fi6          10月~         •   2020年10月より順次、携帯キャリアによる
                                               5Gサービスが開始(携帯キャリア4社がご利用)
              デジタルサイネージ


              充電用コンセント                     ・ Tokyo Data Highwayの取組み
                              年度~
                              2021




                                           ・ スマートポール需要のある自治体との連携等、
                                             新たな受注獲得を推進し、展開拡大を目指す

                                  31
5    今後の事業戦略②-タワー事業 ~ミリ波共用無線機~
⚫ 5Gミリ波周波数帯域において、これまでのシェアリング対象からさらに上位レイヤーとなる
  無線機(基地局)を対象とした共用無線機の開発に着手
⚫ 2021年度中に開発完了予定。2022年春の商用化を目指す
    更に上位レイヤーでの無線機シェアリングの実現           設置イメージ




⚫ これまでの中継装置・アンテナまでの共用から、更に上位レ
  イヤーとなる無線機(基地局)も対象としたシェアリング
⚫ 携帯キャリア4社に割り当てられている28GHz帯の
  5Gミリ波周波数帯域に対応
⚫ O-RAN仕様に準拠していることに加え、機器の
  小型・軽量化を目指した仕様




    コンクリート柱、電柱、信号機、スマートポール、建物内等、屋内外の幅広い設置場所での導入を想定
                                32
5   今後の事業戦略②-タワー事業 ~カーブアウト~
⚫ 新たな取り組みとして、通信事業者が保有する既存タワーのカーブアウト
  (買取及び利用による契約)を検討中
⚫ 2021年度より、本取り組みの一部実現を目指す

     既存タワーカーブアウトのイメージ                既存タワーカーブアウトの意義

                                    経済的メリット (通信事業者)
携帯キャリア
資産の鉄塔

                                   シェアリングによる   資産切り出しによる
                                   運用コストの削減     財務基盤改善
    鉄塔カーブアウト     他事業者誘致
    (設備利用への移行)
                          他
                          事
                          業                 社会的意義
     利用料低減       シェア実現    者


                                    環境負荷の       社会インフラの
                                     低減          有効活用


                              33
5   今後の事業戦略③-周辺事業の強化
                海外IBS                                      ローカル5G

⚫ ベトナムにおける継続的な導入物件数の拡大                         ⚫ 国内IBS事業で培った経営資源を活かす形で、
⚫ THIEN VIET COMPANY LIMITEDから取得したIBS資産          事業化に向けた取組みを開始
  (63物件)の移管を進めることによる収益貢献開始                     ⚫ 2020年12月、ローカル5G実験試験局免許を取得
⚫ 昨今の政情不安等をふまえ、ミャンマー事業からは撤退の                   ⚫ 2021年度は、実証費用及び開発等の先行投資を
  方向性                                            行いつつ、商用サービス開始(売上計上)を目指す
⚫ これまでの進出状況を踏まえた基本方針を据え、2021年
  度は、ベトナムでの事業拡大に加え、新規M&Aでの事業
  拡大を目指す

                                                     屋内での電波伝搬シミュレーションイメージ




                                                 電波伝搬測定に使用した機器    端末接続確認イメージ




                                          34
5   今後の事業戦略③-周辺事業の強化 ~海外M&A~
⚫ これまでの海外進出状況を踏まえ、新規国への進出の際の展開戦略を明確化
⚫ これらを踏まえた戦略により、2021年度においても新規M&Aでの事業拡大を目指す
         これまでの海外進出状況                            今後の海外展開戦略

                                        ⚫ 市場特性:
     •   2017年7月に現地最大手の事業者の買収               新興国での新規事業立ち上げは
         により参入                              不確実性が高い
     •   同国内での着実な物件獲得増とストック売
         上高により、安定的に売上・利益を計上
     •   オーガニック、インオーガニック双方で中長期
                                        ⚫ 新規国への進出の基本方針:
         的にも成長が期待                           カントリーリスクを見極め、
                                            以下を基本方針とする
                                        ⁃    既存インフラシェアリング事業者のM&Aによ
                                             る参入(子会社化)
     •   2016年10月にグリーンフィールドでの新規立
         ち上げとして参入                       ⁃    成長見通し確度が高い市場において事業
                                             パートナーとの資本参加
     •   直近は、ミャンマーにおける政情不安や新型
         コロナウイルスの影響もあり、今後の事業進
         捗の見通しが立たない状況
                                        ⚫ ベトナムでの展開方針:
     •   これらの状況を踏まえ、当社は同市場から
                                            オーガニックでの着実な物件獲得増に加え、
         撤退する方向性。2021年3月期決算にお
         いて出資株式の評価損を全額計上                    他事業者からのIBS資産の買取またはM&A
                                            を積極推進
                                   35
5   KDDIとの資本業務提携 (2021/5/14公表)
     IBS事業及びタワー事業における更なる成長拡大及び展開スピードを向上し、
         5Gを中心とした設備投資の効率化、早期展開への貢献を目指す



     インフラシェアリング展開計画の共有                 新規設置希望エリア情報の共有
      新規開発における連携強化                    新規開発に有用な技術要件の提供



     IBS事業(屋内インフラシェアリング)              タワー事業(屋外タワーシェアリング)

⚫ 4G及び5G双方における導入物件数の              ⚫ ルーラル・アーバンエリアの新設タワーシェアリングの
  更なる拡大・展開スピード向上                    導入数の更なる拡大・展開スピード向上
⚫ テナンシーレシオの向上                     ⚫ 既存タワーのカーブアウトの取り組み検討の推進


                           共用設備開発

                ⚫ 将来的に割当される新たな周波数帯域に対応した共用
                  中継装置や、さらに上位レイヤーとなる無線機を対象と
                  した共用無線機等の開発の早期化・推進強化

                             36
  5   第三者割当増資(2021/5/14公表)の位置付け
              本資本取引によるNTT及びKDDI両社との関係強化により、
      インフラシェアリング事業者としてのポジショニングを強化し、更なる成長拡大を目指していく

           当社の資本構成                         当社にとっての意義


 2019/7/4 資本業務提携    2021/5/14
 2021/5/14 追加割当    資本業務提携
                                     ⚫ インフラシェアリングのリーディングカンパ
                                       ニーとしてのポジショニングを強化

本資本取引前後の
持分比率
                                     ⚫ 携帯キャリアとの関係性が重要なタ
   20.2%→21.7%      0%→2.5%            ワー事業においても、本提携での関係
                                       強化を踏まえて事業拡大を目指す


      既存提携関係の      新たに提携関係           ⚫ 今後も、企業価値向上に資するアライ
       更なる強化         を構築               アンスを重要な施策として検討していく



                                37
5    成長のロードマップ
         5Gによる通信インフラ領域における設備投資効率化ニーズの高まりを背景に、
              国内IBS事業及びタワー事業を中心に事業拡大を目指す


                                5G
                             拡大が見込まれる
                      IBS/タワーシェアリング需要の取り込み

                                                            タワー

                 4G
     屋内中心にインフラシェアリング市場を開拓                               海外IBS




                                                       国内IBS
                                                        +
                                                       ソリューション
                                                       ローカル5G



                   Y1(現在)                                         Y●
FY2018            FY2019    FY2020        FY2021   FY2022         FY2023

注:   グラフはイメージ図
                                     38
目次


1    2021年度 第1四半期業績


2    経営トピックス


3    2021年度 通期予想

4    FAQ


5    今後の事業戦略


6    Appendix
6   <参考>2021年度業績予想                           連結売上高増減要因
(百万円)
            既存成長施策 +625                          新規成長施策 +564
                                                                 新規M&A
                                                                 (海外IBS)
                                             国内IBS事業(4Q~)        ⁃ 3Q~貢献想定
                                             ⁃ 5G IBS
                                             ⁃ 既設リプレース
        国内IBS事業                                                                ナビック
                                                                             連結除外影響
        ⁃ 4G IBS:
                                                                              (上期分)
          +75物件導入
                                                         タワー事業
                    海外IBS事業            その他               ⁃ 通信事業者からのカーブアウト
                    (資産買取)                               ⁃ ルーラルタワー
                    ⁃ Thien Viet社からの                     ⁃ スマートポール
                      2020年度IBS資産
                      買取の貢献開始
                     (3Qから順次)
                                                                                       4,600

          【新型コロナウイルスの影響】

3,501     • 2021/4/25に第3回緊急事態宣言が発令されたが、大きな影響は発生しない想定。
          • 国内IBS事業の導入において、一部病院物件(4G IBS新規導入物件の1割程度)のみ
            同年度内でのサービス開始の遅れを見込む。
          • 海外IBS、ソリューション事業、タワー事業においては新型コロナウイルス影響は見込まない。




2020年度                                                                                2021年度
  実績                                    +1,099百万円                                       予想
                                                40
6   <参考>2021年度業績予想              連結営業利益増減要因
⚫ 国内IBS事業及びタワー事業を中心とした人材体制強化、5Gミリ波共用無線機を含めた開発関連費用、
  ローカル5Gの実証・開発関連費用等、将来的な成長拡大に向けた先行投資を重点的に実施

(百万円)     売上総利益                  先行投資費用 -676

                    販管費
                  (人員関連以外)
                                            共用設備
                                           開発関連費用


                               販管費
                             (人員関連)


                                                     ローカル5G
                                                    実証・開発費用

           ※新規M&A分を含み、
    418    右記先行投資分を除く
                                                                ナビック
                                                              連結除外影響    260
                                                               (上期分)



2020年度                                                                 2021年度
  実績                          -158百万円                                    予想
                                      41
 6       連結損益計算書
      (百万円)                                 2017年度         2018年度    2019年度    2020年度

      売上高                                      756           1,377     2,558     3,501
       (国内IBS事業)                               510            863      1,783     2,784
       (海外IBS事業)                               244            455       435       496
       (ソリューション事業)                               1             59       339       221
       売上高成長率                                 356%           82%       87%       37%
      売上原価                                     587            730      1,278     1,685
      売上総利益                                    169            647      1,279     1,816
       売上総利益率                                 22%            47%       50%       52%
      販売費及び一般管理費                               643            817      1,209     1,397
       販管費率                                   85%            59%       47%       40%
      営業利益                                     -474          -169        69       418
       営業利益率                                     -              -      2.7%     11.9%
      EBITDA*¹                                 -225           168       737      1,349
       EBITDAマージン                                -          12.2%     28.8%     38.5%
      経常利益                                     -479          -166         5       178
      税引前当期純利益                                 -560          -166         -1      214
      非支配株主に帰属する当期純利益                            1             15         2          -
      親会社株主に帰属する当期純利益                          -577          -214       -13       506

      連結従業員数*²(名)                               72            116       138       136

*1:    EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額+長期前払費用償却額
*2:    直近1年間の臨時雇用者数(業務委託社員・派遣社員を含む)の平均人員数を含む
                                                      42
  6   連結貸借対照表
(百万円)
                  2017年度     2018年度    2019年度    2020年度                         2017年度    2018年度    2019年度    2020年度
流動資産                                                            流動負債
現金及び預金               2,452     2,329     7,188     8,398        買掛金                 68       172       193       129
受取手形及び売掛金             195       379       482       397         短期借入金               15        12        45       210
流動資産合計               2,781     2,983     8,032     8,955        未払金                429      1,019     1,204      851
                                                                前受収益 (契約負債*¹)      318       737      1,525     7,156
固定資産                                                            流動負債合計             986      2,143     3,288     8,742
有形固定資産               1,500     3,631     5,860     6,968
のれん                   460       638       579       329         固定負債
固定資産合計               1,994     4,412     6,614     7,790        長期借入金              150       300       300       210
                                                                長期前受収益            1,024     2,042     3,869         -
資産合計                 4,776     7,396    14,646    16,745        固定負債合計            1,580     2,744     4,723      865


                                                                負債合計              2,566     4,887     8,011     9,608
各財務指標
有利子負債                 637       818      1,083     1,195        資本金               1,049     1,399     4,272     4,300
純有利子負債              -1,815    -1,510    -6,104    -7,202        資本剰余金             1,341     1,658     2,433     2,462
設備投資                  913      2,441     2,787     2,098        純資産合計             2,209     2,508     6,635     7,137
自己資本比率              24.1%     21.0%     45.3%     42.6%
                                                                負債及び純資産合計         4,776     7,396    14,646    16,745



*1:2021年4月より適用の収益認識基準に基づき、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動負債」に表示していた「前受収益」及び「固定負債」に表示していた「長期前受収益」のうち、
    顧客との契約から生じた残高については、「契約負債」に含めて表示しています。(2020年度実績より組み替え)


                                                           43
6     連結キャッシュ・フロー計算書
    (百万円)                           2017年度      2018年度    2019年度    2020年度


    営業活動によるキャッシュ・フロー                   888        1,290     3,165     3,311

     内)前受収益の増減額                       1,002       1,437     2,565     1,881

     内)減価償却費                           233         300       612       887

     内)のれん償却額                           15          36        53        41


    投資活動によるキャッシュ・フロー                 -1,900      -2,110    -2,699    -2,470

     内)投資有価証券の取得による支出                       -      -91          -         -

     内)有形固定資産の取得による支出                  -800      -1,775    -2,611    -2,401

     内)連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出       -1,067        -99          -         -


    フリーキャッシュフロー                      -1,011       -820       466       840


    財務活動によるキャッシュ・フロー                  2,603        570      4,385      418

     内)短期借入金の純増減額(-は減少)                 14           -2       32        -45

     内)株式の発行による収入                     1,095        697      5,725       56

     内)非支配株主からの払込みによる収入               1,060           -         -       99

     内)セール・アンド・リースバックによる収入             488         145       392       303

     内)連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出           -     -158     -1,604         -


    現金及び現金同等物の換算差額                      -27          -4        -0        -1

    現金及び現金同等物の増減額(-は減少)               1,563       -254      4,851     1,256

    連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額                    -         -        -6      -117

    現金及び現金同等物の期首残高                     697        2,261     2,006     6,851

    現金及び現金同等物の期末残高                    2,261       2,006     6,851     7,990

                                       44
6   各事業におけるインフラシェア・その他売上高の区分*1

    ■ インフラシェア売上高                   ■ その他売上高

              国内IBS事業                 タワー事業                海外IBS事業         ソリューション事業


                                                                           クラウドWi-Fi
                                                                            サービス

              下記以外の
              全ての項目
                                     全ての項目                 全ての項目
                                                                           SITE LOCATOR
                                                                               サービス


               請負工事等



    *1:   2021年6月末時点における区分
          (連結子会社ナビックが2020年度 第3四半期から連結範囲から除外となったことにより、上記から同社の記載を削除しております)

                                                   45
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