4484 M-ランサーズ 2021-02-10 16:30:00
通期業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]
2021 年2月 10 日
各 位
会 社 名 ラ ン サ ー ズ 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 CEO 秋 好 陽 介
(コード番号:4484 東証マザーズ)
問 合 せ 先 執行役員 CFO 小 沼 志 緒
TEL. 03-5774-6086
通期業績予想の修正に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、2020 年8月 13 日に公表しました 2021 年3月期の
通期の連結業績予想を下記のとおり修正いたしましたので、お知らせいたします。
記
1. 2021 年3月期通期連結業績予想数値の修正(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
親会社株主に
1株当たり
流通総額 売上高 営業利益 経常利益 帰属する当期
当期純利益
純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 9,050~ 3,950~ 10~ 10~ 0~ 0.00~
9,750 4,300 50 50 40 2.58
今回修正予想(B) 9,300 3,880 10 20 10 0.64
250~ △70~ 0~ 10~ 10~ 0.64~
増 減 額(B-A)
△450 △420 △40 △30 △30 △1.94
2.8~ △1.8~ 0.0~ 100.0~ -~ -~
増 減 率( % )
△4.6 △9.8 △80.0 △60.0 △75.0 △75.2
(参考)前期実績
8,114 3,474 △307 △328 △353 △27.91
(2020 年3月期)
2. 修正の理由
当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により依然とし
て多くの産業において経済活動の縮小・停滞など厳しい状況が継続しております。
当社グループの事業においても、企業の経済活動縮小に伴い一部サービスの取引需要が減退
いたしました。
一方で、企業と個人の双方において働き方の変化が生じております。当社グループの調査に
よると、在宅勤務が推奨された 2020 年 2 月以降に副業・複業を開始した人は「Lancers」に登
録している副業・複業者のうち3割以上に上ります。同時にオンラインベースでの働き方が日
常となり、 企業がフリーランス等の外部パートナーに仕事を発注するハードルが下がった結果、
新規登録企業数は継続して増加している状況であります。
このような、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって、当社グループではプラ
スとマイナスの影響を同時に受けております。マイナスの影響が一部事業においては引き続き
短期的に業績に影響をきたすこと、 また緊急事態宣言の延長による経済活動の動向を踏まえて、
通期業績予想の修正をいたしました。
なお、投資家の皆様に対して有用かつ合理的な情報提供を行う観点から、管理会計上の事業
区分の予想数値の開示をいたします。
当社グループの主力サービス「Lancers」を含むマーケットプレイス事業は、前述しました通
り、オンラインベースの働き方の定着や SMB(中小企業)を中心とする企業の DX ニーズが高ま
ったことにより、四半期ごとに成長が加速している状況であります。第3四半期(単体)の流通
総額は、1,472 百万円(前年同期比 24.7%増)、売上高 269 百万円(前年同期比 20.1%増)、
第4四半期(単体)においては、流通総額 1,556 百万円(前年同期比 33.0%増)売上高 286 百
万円(前年同期比 28.7%増)を見込んでおります。
その結果、マーケットプレイス事業の通期業績予想は、流通総額 5,515 百万円(前年同期比
20.2%増)売上高 1,020 百万円(前年同期比 15.4%増)を見込んでおります。
マネージドサービス事業は、主要サービスとして、受託型サービス「Lancers Outsourcing」
と定額サービス 「Lancers Assistant」が含まれております。 新型コロナウイルス感染症 (COVID-
19)拡大による経済活動縮小の影響を受けマーケティング支援領域を中心として企業から直接
依頼を受ける受託型サービス「Lancers Outsourcing」が継続してマイナスの影響を受けている
状況であります。今後も、受託型サービスは、景況の動向に影響を受けることが予想されるた
め、マネージドサービス事業については定額サービスを拡充し、事業構造の転換を図ってまい
ります。定額サービスにつきましては、従来のアシスタントプラン、クリエイティブプランに
加え、コロナ禍において新プランとして、電話代行プラン、営業支援プラン、SEO 代行プラン等
の定額パッケージサービスをリリースし、利用企業の継続化を促進しております。第3四半期
(単体)の流通総額は、375 百万円(前年同期比 1.5%増)、売上高 341 百万円(前年同期比
1.5%増)、第4四半期(単体)においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影
響と事業転換の状況を鑑みて、流通総額 461 百万円(前年同期比 11.8%増)売上高 402 百万円
(前年同期比 7.2%増)を見込んでおります。
その結果、マネージドサービス事業の通期業績予想は、流通総額 1,460 百万円(前年同期比
1.8%増)売上高 1,310 百万円(前年同期比 0.3%減)を見込んでおります。
また、主要サービス「Lancers Agent」を含むテックエージェント事業につきましても、企業
の経済活動縮小の影響を受け、新規成約クライアント獲得に影響がでており、成約数は前年並
に戻り回復基調でありますが、稼働するまでに一定程度期間を要する状況であります。第3四
半期(単体)の流通総額は、549 百万円(前年同期比 3%減)、売上高 359 百万円(前年同期比
12.9%増)、なお、第4四半期(単体)においては、成約数の積み上げに注力し回復時期を来期
として見直し、 流通総額 565 百万円 (前年同期比 8.4%減)売上高 377 百万円(前年同期比 0.2%
減)を見込んでおります。
その結果、テックエージェント事業の通期業績予想は、流通総額 2,250 百万円(前年同期比
7.9%増)売上高 1,460 百万円(前年同期比 24.4%増)を見込んでおります。
利益面につきましては、当初の戦略投資の範囲内で、好調であるマーケットプレイス事業を
中心とした積極投資を来期の流通総額最大化に向け行います。ただし、新型コロナウイルス感
染症(COVID-19)の経済活動縮小・停滞の影響が不透明であることから、投資の差配、生産性向
上の取り組みによる全社的コストの見直しは、継続して行っております。また、雇用助成金、営
業債務消滅益等営業外収益が生じていることから見直しを行いました。
以上の結果、当社グループの通期業績予想は、流通総額 9,300 百万円(前期比 14.6%増)売
上高 3,880 百万円(前期比 11.7%増)を見込んでおります。
営業利益は 10 百万円(前期は 307 百万円の営業損失)、経常利益は 20 百万円(前期は 328
百万円の営業損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は 10 百万円(前期は 353 百万円の当期
純損失)と通期業績黒字を予定しております。
(業績見通しに関する留意事項)
上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、
実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる場合があります。
以上