4483 JMDC 2019-12-16 08:00:00
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]

                                                                   2019 年 12 月 16 日
各   位
                                会 社 名       株 式 会 社 J M D C
                                代表者名        代表取締役社長 兼 CEO    松 島 陽 介
                                            (コード番号:4483 東証マザーズ)
                                問合せ先        執行役員副社長 兼 CFO    山 元 雄 太
                                                       (TEL. 03-5733-5010)

         東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ

 当社は、本日、2019 年 12 月 16 日に東京証券取引所マザーズに上場いたしました。今後とも、な
お一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 なお、当社グループの 2020 年3月期(2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)の業績予想は以下のと
おりであり、また、最近の決算情報等につきまして別添のとおりであります。

【連結】                                                               (単位:百万円、%)
                                             2020 年3月期
                       2020 年3月期                                    2019 年3月期
         決算期                                第2四半期累計期間
                         (予想)                                         (実績)
                                               (実績)
項 目                         対売上     対前期             対売上                      対売上
                            高比率     増減率             高比率                      高比率
売上収益               11,206   100.0    11.4     5,626        100.0    10,064    100.0
営業利益                1,948    17.4    32.5       888         15.8     1,470        14.6
親会社の所有者に帰属す
                    1,259    11.2    24.7       590         10.5     1,010        10.0
る当期(四半期)利益
基本的1株当たり
                        51 円 86 銭              25 円 20 銭              47 円 73 銭
当期(四半期)利益
(参考)調整後営業利益         2,065    18.4    39.2       891         15.9     1,484        14.7
(参考)調整後親会社の所
有者に帰属する当期(四半        1,340    12.0    31.5       592         10.5     1,019        10.1
期)利益
(参考)調整後基本的
1株当たり当期(四半期)            55 円 20 銭              25 円 31 銭              48 円 18 銭
利益
1株当たり配当金                    -                         -                  -

(注1)当社グループは、2019 年3月期より国際会計基準(IFRS)に基づいて連結財務諸表を作成しております。
(注2)2019 年3月期(実績)及び 2020 年3月期第2四半期累計期間(実績)の基本的1株当たり当期(四半期)
        利益は、期中平均発行済株式数により算出しております。
(注3)2020 年3月期(予想)の基本的 1 株当たり当期利益は、公募株式数(2,000,000 株)を含めた期中平均発行
        済株式数により算出しております。
(注4)当社は、2018 年6月 18 日付で普通株式1株につき 1,000 株の割合で株式分割を、2019 年 10 月9日付で普
        通株式1株につき2株の割合で株式分割を行いましたが、2019 年3月期の期首に当該株式分割のいずれも
        が行われたと仮定し、基本的 1 株当たり当期(四半期)利益を算出しております。
(注5)調整後営業利益及び調整後親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益は、国際会計基準により規定され
        た指標ではなく、投資家が当社グループの業績を評価する上で、当社が有用と考える財務指標であります。
        調整後営業利益及び調整後親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益は、上場後には発生しないと見込
        まれるアドバイザリー費用及び上場関連費用の影響を除外しております。詳細については、下記「調整後営
        業利益及び調整後親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益の調整表(連結)」をご参照ください。
【調整後営業利益及び調整後親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益の調整表(連結)】
                                                    (単位:百万円)
                                    2020 年3月期
                   2020 年3月期                        2019 年3月期
                                   第2四半期累計期間
                     (予想)                             (実績)
                                     (実績)

営業利益                      1,948             888            1,470

(調整額)
                            116                 3               13
+ 上場関連費用
調整後営業利益                    2,065             891           1,484
 対売上収益比率                  18.4%           15.9%           14.7%
親会社の所有者に帰属する当期
                          1,259             590            1,010
(四半期)利益
調整項目の税金調整額                 △35              △1              △4
(適用税率)                (30.6%)          (30.6%)         (30.6%)
調整後親会社の所有者に帰属す
る当期(四半期)利益                1,340             592            1,019
 対売上収益比率
(注) 調整後営業利益及び調整後親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益は、以下の数式により算出してお
   ります。
  ・調整後営業利益=営業利益+上場関連費用※
  ・調整後親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益=親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益+上
   場関連費用+調整項目の税金調整額
  ※上場関連費用には、上場に向けた専門家報酬や上場申請書類の作成費用、売出しに関わる費用、東京証券取
   引所への新規上場手数料、新株予約権の評価費用などが含まれております。
 【2020 年3月期業績予想の前提条件】
1.当社グループ全体の見通し
  当社グループは企業理念として、  「健康で豊かな人生をすべての人に」を掲げております。現在、日本
 において取りざたされている「医療費の増大(2025 年問題)(※1)「医療の地域格差」
                                  」         「生活習慣病の
 増大」 「労働力不足」といった社会課題に対しデータとICT(※2)の力で解決に取り組むことで、持
 続可能なヘルスケアシステムの実現を目指してまいります。
  この企業理念の実現、すなわち、個人の健康な生活のため、その結果としての持続可能な国民医療制度
 の実現のため、人材やテクノロジーに積極的に投資し、医療ビッグデータを活用した新しい取組みやサ
 ービス開発にチャレンジし続けます。

  当社グル-プは上記の企業理念を達成するため、ヘルスビッグデータ事業、遠隔医療事業、調剤薬局支
 援事業の3つの事業を営んでおります。各事業の概要は、次のとおりであります。なお、以下に示す区
 分は、報告セグメントと同一の区分であります。

 ヘルスビッグデ-タ   (セグメントに属する会社)
 事業           当社、メディカルデ-タベ-ス株式会社(以下、MDB)

             (事業の概要)
             ・保険者(※3)支援:レセプト(※4)データ分析及びデータに基づく健康増進・
                        医療費抑制ソリューションの提供
             ・PHR(※5)  :アプリやウェブによる個人向け健康情報プラットフォーム
             ・医療ビッグデータ :レセプトデータ、健診データ、DPC(※6)データなどの
                        医療データベースの構築、管理及び解析とそれらの学術及び
                        産業界への提供
             ・薬剤DB(※7) :薬剤DBの構築・販売と医療機関向けの薬剤DBを活用した
                        システムの開発・提供
             ・その他      :新規事業等
 遠隔医療事業       (セグメントに属する会社)
               株式会社ドクタ-ネット(以下、DN)、有限会社エムアイ・コミュニケ-ショ
               ンズ(以下、MIC)、医解网(上海)科技有限公司(以下、DNC)

              (事業の概要)
              ・医療機関に対する遠隔画像診断(※8)を含めた診断及び治療に関わる領域でのデ
              ジタルソリューションの提供
 調剤薬局支援事業     (セグメントに属する会社)
               株式会社ユニケソフトウェアリサ-チ(以下、USR)、株式会社日本メディケ-
               トプラン、有限会社神田登栄薬局、他1社

              (事業の概要)
              ・調剤薬局に対する業務システム(レセコン(※9)、電子薬歴(※10)など)の開
               発・提供
              ・自社開発ソリューションの企画・開発・テストのための調剤薬局の運営
《用語説明》
   ※1 2025年問題
       日本国内における団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者                  (75歳以上)に達することにより、
       介護・医療費などの社会保障費の急増が懸念されている問題の通称をいう。
   ※2 ICT
       Information and Communication Technologyの略であり、情報・通信に関する技術の総称を
       いう。
   ※3 保険者
       健康保険事業の運営主体のことをいう。健康保険の保険者には、全国健康保険協会(協会け
       んぽ)と健康保険組合の2種類が存在する。
   ※4 レセプト
       患者が受けた保険診療について、医療機関が保険者に請求する医療報酬の明細書をいう。
   ※5 PHR
       Personal Health Recordの略。生涯型電子カルテとも言われ、複数の医療機関や薬局などに
       散らばる健康関連の情報を一元的に集約・管理する仕組みをいう。
   ※6 DPC
       Diagnosis Procedure Combinationの略であり、診療群分類包括評価とも言われる。医療費
       の計算において、        従来の診療行為ごとの点数をもとに計算する            「出来高払い方式」 と異なり、
       疾患に応じた計算を基本として医療費の計算が行われる。
   ※7 薬剤DB
       医薬品の添付文書その他薬剤関連情報をもとに薬学的見解を加味して開発したデータベー
       スをいう。
   ※8 遠隔画像診断
       医用画像について、         ICTを活用することで検査が行われた施設とは異なる場所から実施す
       る診断をいう。
   ※9 レセコン
       レセプトコンピュータの略。             レセプトを作成するコンピュータ若しくはソフトウエアを指す。
       本書において、       特段の記載がない限りは、            調剤薬局で使用する医師の処方箋に基づくレセプ
       ト処理システムを指す。
   ※10 電子薬歴
       医師から発行された処方箋に基づき、 ・               調剤 指導歴を電子化したものをいう。    本書において、
       特段の記載がない限りは、調剤薬局で使用する電子薬歴システムを指す。
 これら3つの事業を収益の観点から整理すると、以下の表のようになります。2019 年3月期における
売上収益は、ヘルスビッグデータ事業が約 43%、遠隔医療事業が約 35%、調剤薬局支援事業が約 22%の
配分となっており、各セグメントが一定の割合を有しております。他方、EBITDA においては、ヘルスビ
ッグデータ事業が約 62%、遠隔医療事業が約 35%、調剤薬局支援事業が約 3%の配分となっておりヘル
スビッグデータ事業と遠隔医療事業が大きな割合を有しております。

 (2019 年3月期のセグメント情報)                                          (単位:百万円)
                             報告セグメント
                                                          調整額      連結
               ヘルスビッグ                                     (注1)
                デ-タ        遠隔医療      調剤薬局支援     計
 売上収益
  外部収益             4,336     3,516      2,211   10,064        -    10,064
  セグメント間収益           28        -          84        113    △ 113        -
       合計          4,364     3,516      2,296   10,177     △ 113   10,064
 セグメント利益
   EBITDA          1,534       867        69    2,472      △ 113   2,358



 (2020 年3月期の予想セグメント情報)                                       (単位:百万円)
                             報告セグメント
                                                          調整額      連結
               ヘルスビッグ                                     (注1)
                デ-タ        遠隔医療      調剤薬局支援     計
 売上収益
  外部収益             5,135     3,633      2,437   11,206        -    11,206
  セグメント間収益           30        -         102        132    △ 132        -
       合計          5,165     3,633      2,540   11,339     △ 132   11,206
 セグメント利益
   EBITDA          1,785       924        339   3,049      △ 160   2,888
(注1)調整額の内容は、セグメント間取引の消去及び全社費用になります。
(注2)EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用


 3つの事業が属する市場環境及び成長戦略については、以下のとおりです。
 当社グループがその抑制を目指している医療費は、       2018 年5月において、2018 年度の 39 兆円から 2025
年度には 47 兆円を超え、2040 年度には 66 兆円を超えるとの予測が公表されております(出所:内閣官
房・内閣府・財務省・厚生労働省「2040 年を見据えた社会保障の将来見通し(議論の素材))            」。
 その中で、ヘルスビッグデータ事業が属する医療ビッグデータ市場は、社会的課題の増大によるニーズ
の高まりと、データ利活用に関する法的基盤整備の動きに合わせ、市場は一層拡大していくものと考え
られており、年平均成長率約 12%での成長が予測されております(出所:㈱富士経済「2018 年 医療 IT
のシームレス化・クラウド化と医療ビッグデータビジネスの将来展望 No.2」に基づく 2015 年から 2025
年(予測)の年平均成長率)   。当社は、主に保険者由来のデータを取り扱っており、民間事業者としては
圧倒的な規模である 703 万人(2019 年4月末時点)の健康保険組合員のデータを取り扱っております。
短期的には、健康保険組合の保健事業支援を強化していくことでこの規模を成長させながら、製薬会社
や保険会社などの産業界に対して提供できるデータベースを量・質ともに拡大することで、収益性を向
上させていきます。また、中長期的には、健康保険組合及び組合員の方々に対して、データ解析により
効果検証が可能な重症化予防等の健康増進プログラムを提供していくための健康情報プラットフォーム
を構築することで、直接的に、組合員の皆様の健康増進と医療費の抑制に取り組んでいきます。
 遠隔医療事業が属する遠隔画像診断市場は、       専門医の読影リソースとスキルを採用に苦慮することなく
活用することができる利便性に対する医療機関のニーズの高まりに伴って、年平均成長率約7%で成長
してきております(出所:矢野経済研究所「2018 年版 医用画像システム(PACS)          ・関連機器市場の
展望と戦略」に基づく 2015 年から 2018 年(予測)の年平均成長率)   。DNを中心とした遠隔医療事業に
おいては、当該業界のトッププレイヤーとして、オペレーション改善によるコスト競争力強化や、24 時
 間 365 日対応などのサービス品質向上といった規模を活かした差別化要因を構築しております。また、
 新規事業として、遠隔画像診断の中国進出や AI 関連テクノロジーを使った診断アシストプラットフォー
 ム「AI-RAD」の開発にも取り組んでまいります。

  調剤薬局支援事業が顧客としている調剤薬局市場は、既に成熟市場に至っており、保険薬局数の伸び率
 はこの数年1%程度に留まっています。 このため、  USRのシステム販売事業の過去の実績においては、
 約 80%が既存顧客の買換え(リプレース)、約 10%が既存顧客の新店開局、残る約 10%が他社メーカー
 からのリプレース及び既存顧客以外の新店開局という構成比となっており、今後もこの傾向は大きく変
 わらず、安定して推移するものと考えております。

  すなわち、当社グループの短期的な業績計画としては、ヘルスビッグデータ事業における医療ビッグデ
 ータの販売及び薬剤DBの販売のようにデータ構築が固定費であるため極めて限界利益率の高い領域、
 並びに、遠隔医療事業における遠隔マッチングサービス領域の成長により利益を拡大することを目指し
 ております。当該2事業セグメントの中の他の領域は、主に新規事業領域でありますが、費用対効果を
 検証しながら中長期の事業拡大を目指します。また、調剤薬局支援事業においては、既存事業領域を安
 定的に推移させつつ、費用対効果を検証しながら中長期の新規事業領域での事業拡大を目指します。

 結果として、2020 年3月期は、売上収益 11,206 百万円(前期比 11.4%増)
                                            、営業利益 1,948 百万円(前
 期比 32.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益 1,259 百万円(前期比 24.7%増)を見込んでおり
 ます。

2.業績予想の前提条件
 (売上収益)
  当社グループでは、各事業の売上収益は、継続契約によるものと個別契約によるものに分けた上で、
 予想数値の作成を行っております。継続契約部分は、前期からの継続契約に一定の解約予測を踏まえて
 策定した売上収益に、市場動向や直近の見込み案件数等を勘案して策定した当期の新規獲得契約からの
 売上収益を合計して、予想数値を策定しております。また、個別契約は、市場動向や直近の見込み案件
 数等を勘案して、予想数値を策定しております。なお、当社の売上収益の約 70%が継続契約からの売上
 収益となっております。
  事業セグメントごとには以下のように予想数値を策定しております。

 ① ヘルスビッグデータ事業
   当該セグメントの売上収益の推移は、保険者支援及びPHR、医療ビッグデータの提供、薬剤DB、
  その他(新規事業等)に分けることができ、その内訳は下記のとおりです。

  (ヘルスビッグデータ事業の売上構成)
                               2016 年     2017 年     2018 年     2019 年
    会社         事業の概要
                               3月期        3月期        3月期        3月期
         保険者支援及びPHR(百万円)            158        274        616        703
   当社    医療ビッグデータ(百万円)            1,751      1,973      2,356      2,897
         その他(新規事業等)(百万円)             99         28         69        120
   MDB   薬剤DB(百万円)                  661        708        787        849
  (注1)   上記の売上は経営管理上の各社の個別数値であり、当社の数値には 2018 年 11 月に吸収合併したヘル
         スデータ・プラットフォーム株式会社及び 2019 年4月に吸収合併した株式会社クリンタルの数値が
         含まれております。また、MDBは 2018 年5月より連結財務諸表に取り込んでおりますが、上記は
         それ以前からの数値も含めて記載しております。
  (注2)   MDBは決算期変更の影響から、2016 年3月期は 2015 年3月~2016 年2月の数値を記載しておりま
         す。
  (注3)   2017 年3月期から 2018 年3月期にかけての「保険者支援及びPHR」の売上の増加は、主にPHR
         サービスの立ち上げによるものです。


   保険者支援及びPHRは、2019 年3月期において 703 百万円の売上収益となっており、その構成は、
  健康保険組合向けに保健事業支援のための分析ツールやPHRサービスの継続契約による売上収益が
595 百万円、健康保険組合向けのウェアラブル端末販売等の個別契約による売上収益が 108 百万円です。
継続契約による売上収益は取引健康保険組合数または取引健康保険組合の加入者数の増加に伴って上
昇しますが、以下の表のとおり、これらの指標は過去から順調に増加しており、2020 年3月期には、取
引健康保険組合が約 30 健保増加し、取引健康保険組合の加入者数が約 120 万人増加することを見込ん
でおります。他方、個別契約による売上収益は、見積もりが困難であるため、予算策定時点で受注確度
が高い案件のみを計上し、前期比 30%減を見込んでおります。その結果、全体では前期比4%増の売上
収益の予算数値を策定しております。

 (取引健保数と加入者数の推移)
                   2014 年    2015 年      2016 年     2017 年     2018 年    2019 年
                   4月末       4月末         4月末        4月末        4月末       4月末
  取引健保数(組合)             48        85          97        116        172       207
  取引健保の加入者数(万人)        224       308         359        397        578       703
  (注)上記の取引健保数及び取引健保の加入者数は、各時点において当社と継続契約を締結している(単発取
     引を除く)健保のみを集計しております。また、前事業年度の営業活動の結果として4月1日に開始す
     る契約が多数存在すること、及び、当社として加入者数を集計できるのが月末であることから、4月末
     を集計基準月としております。


 医療ビッグデータの提供は、2019 年3月期において 2,897 百万円の売上収益で、その構成は、デー
タや解析ツールの利用ライセンス等の継続契約による売上収益が 1,806 百万円、    解析サービス等の個別
契約からの売上収益が 1,091 百万円です。2020 年3月期の継続契約による売上収益は、 前期獲得した契
約が通年にわたって寄与することなどにより、      前期比 21%増を見込んでおります。個別契約による売上
収益は、顧客の予算繰りから 12 月及び3月に売上が集中し、また、突発的な案件が多く、見積りが困
難ですが、市場成長率に鑑みて十分に達成可能である前期比 10%増の予測数値を策定しております。      そ
の結果、医療ビッグデータの販売全体として、前期比 17%増の予想数値を策定しております。
 当該予想数値は、以下の表のとおり、過去からの1社あたり平均取引額は上位顧客の平均取引額の上
昇を主な要因として年平均 18%で成長しており、また、顧客数も順調に増加していることからも、妥当
だと判断しております。

 (医療ビッグデータの取引推移)
                         2015 年        2016 年      2017 年     2018 年     2019 年
                         3月期           3月期         3月期        3月期        3月期
 取引先数(製薬企業及び生損保企業)            48            70          75          86         88
 上位5顧客の平均取引額(百万円)             53            85          95         106        119
 全顧客の平均取引額(百万円)               16            21          24          26         31
 (注)上位5顧客の平均取引額は、各年度の取引額の上位5社の平均取引額であります。

 その他(新規事業)の売上収益については、継続契約からの売上収益が主なものです。2020 年3月
期は、前期獲得した契約が通年にわたって寄与することなどにより、前期比 120%増の予算数値を策定
しております。
 薬剤DB(MDB)は、2019 年3月期において 849 百万円の売上収益(当該事業は 2018 年5月より
連結財務諸表に取り込んでおりますが、   上記数値は期初から加入していたと仮定した数値となります。     )
です。そのうち、70%以上が継続契約による売上収益であり、残りの約 30%は主にシステムのカスタマ
イズ対応のための個別開発案件の個別契約による売上収益です。     2020 年3月期は、継続契約からの売上
収益は前年獲得した契約が通年にわたって寄与することなどにより増加を見込んでおりますが、2019
年 10 月の消費税増税の影響が見通しにくかったことから、個別開発案件を保守的に減少すると見積も
っております。その結果、薬剤DB(MDB)全体の売上収益として前期並みの予想数値を策定してお
ります。
 なお、MDBは 2018 年5月より連結財務諸表に取り込まれたため、前期と当期の比較においては連
結上1カ月分の売上収益が増加することを前提としております。

② 遠隔医療事業
  当該セグメントの売上収益の推移は、遠隔読影マッチングサービス、遠隔読影インフラとその他(新
規事業等)に分けることができ、その内訳は以下の表のとおりです。

 (遠隔読影事業の売上構成)
                           2015 年     2016 年     2017 年     2018 年     2019 年
           事業の概要
                           3月期        3月期        3月期        3月期        3月期
 遠隔読影マッチングサービス(百万円)          1,435      1,791      2,053      2,431      2,711
 遠隔読影インフラ(百万円)                  205        234        276        320        353
 その他(新規事業等)(百万円)               457         495        308        398        418
 (注)   上記の売上は経営管理上のDN及びMICの単純合算数値であります。また、DNは2018年4月より連
       結財務諸表に取り込んでおりますが、上記はそれ以前からの数値も含めて記載しております。MICに
       ついては連結加入タイミングの2019年3月期より数値を取り込んでおります。なお、DNCは2019年4
       月に設立・連結子会社化したため、上記の売上には含まれておりません。


 全体の売上収益の約 80%を占める遠隔読影マッチングサービスでは、以下のグラフのとおり、既存
契約からの売上収益が 95%を占める中、その売上は安定しております。2020 年3月期は、新規契約か
らの売上収益を約 170 百万円見込んでおり、その結果、遠隔読影マッチングサービスとして前期比4%
増の売上収益の予算数値を策定しております。また、同様に安定した事業構造をもつ遠隔読影インフラ
は過去水準の成長率を維持する前期比 11%増、 個別契約が主であり売上収益の予測が困難であるその他
(新規事業等)は、保守的に見積もり、前期比 13%減の予算数値を策定しております。

(遠隔読影マッチングサービスの顧客契約年度別売上推移)




③ 調剤薬局支援事業
   当該セグメントの売上収益は、約 70%が調剤薬局向け業務システムを販売するUSRの売上収益、
 約 30%が製品のショールームとしても活用する調剤薬局の運営による売上収益となっております。  前者
 は主に継続契約からの売上収益であり、また、後者も安定した売上構造となっております。そのため、
 2020 年3月期は前期並みの予想数値を策定しております。
   なお、当該セグメントを構成する全社が 2018 年5月より連結財務諸表に取り込まれたため、前期と
 当期の比較においては連結上1カ月分の売上収益が増加することを前提としております。

 以上の結果、売上収益は、前期比 11.4%増の 11,206 百万円を見込んでおります。

(売上原価)
① ヘルスビッグデータ事業
  当該事業の売上原価は、主にデータベース構築のための人件費、ソフトウェアやサーバーの償却費等
 の固定費と一部の卸売製品の仕入原価である変動費で構成されております。2020 年3月期は、変動費に
対応する売上収益が前期並みを見込んでいることもあり、   固定費及び変動費ともに前期並みの予算数値
を策定しております。
 MDBは 2018 年5月より連結財務諸表に取り込まれたため、前期と当期の比較においては連結上1
カ月分の売上原価が増加することを前提としております。

② 遠隔医療事業
  当該事業の売上原価は、主に契約読影医への支払等の変動費と遠隔読影のオペレーションにかかる人
 員の人件費等の固定費で構成されております。2020 年3月期は、契約読影医への支払が遠隔読影マッチ
 ングサービスの売上拡大及び市場競争の激化(特に健診領域)の可能性を勘案した単価上昇により増加
 する予算数値を策定しております。

③ 調剤薬局支援事業
   当該事業の売上原価は、主に調剤薬局における薬の仕入原価などの変動費で構成されております。
 2020 年3月期は、前期並みの売上収益を見込んでいるため、 売上原価についても前期並みの予算数値を
 策定しております。
   なお、当該セグメントを構成する全社が 2018 年5月より連結財務諸表に取り込まれたため、前期と
 当期の比較においては連結上1カ月分の売上原価が増加することを前提としております。

 以上の結果、売上原価は、前期比 5.0%増の 4,865 百万円を見込んでおります。

(販売費及び一般管理費)
① ヘルスビッグデータ事業
  当該事業の販売費及び一般管理費は、その 50%以上を人件費が占めており、主に新規事業への投資
 を目的に人員増を進めております。そのため、2020 年3月期は、前期比で大幅に費用が増加する予算数
 値を策定しております。
  MDBは 2018 年5月より連結財務諸表に取り込まれたため、前期と当期の比較においては連結上1
 カ月分の販売費及び一般管理費が増加することを前提としております。

② 遠隔医療事業
  当該事業の販売費及び一般管理費は、そのほとんどが人件費、施設費、研究開発費等の固定費となっ
 ております。2020 年3月期は、前期においてシステム開発体制の見直しのために投じた一過性の研究開
 発費の減少が見込まれているため、前期比で費用が減少する予算数値を策定しております。

③ 調剤薬局支援事業
  当該事業の販売費及び一般管理費は、   売上収益及び売上原価同様に前期並みの水準を見込んでおりま
 すが、来年度発売予定の新製品の開発のために保守人員を開発側に振り向けることを予定しております。
 結果として、2020 年3月期は、前期比で費用が減少する予算数値を策定しております。
  なお、当該セグメントを構成する全社が 2018 年5月より連結財務諸表に取り込まれたため、前期と
 当期の比較においては連結上1カ月分の販売費及び一般管理費が増加することを前提としております。

 以上の結果、販売費及び一般管理費は、ヘルスビッグデータ事業の大幅な増加により、前期比 13.0%
増の 4,274 百万円を見込んでおります。

(その他の収益、その他の費用)
  前期においては、遠隔医療事業において基幹システム開発の中止に伴う減損損失 150 百万円が計上さ
れましたが、当期は発生を見込んでおりません。一方、主に IFRS 導入支援費用等の上場準備費用として
116 百万円の発生を見込んでおります。その他固定資産の除売却に係る損益が前期並みに発生することを
見込んでおります。

 以上の結果、当社グループの当期営業利益は 1,948 百万円(前期比 32.5%増)を見込んでおります。

(金融収益、金融費用)
 当期において、当社の親会社であるノーリツ鋼機株式会社からの借入金を全額返済し、金融機関より
ローン借入れ(リファインス)を行っております。借入に伴う利息費用として 34 百万円を見込むほか、
IFRS 第 16 号「リース」適用に伴う金利費用 25 百万円を見込んでおります。

(当期純利益)
 法人税については実効税率を 30.6%と見込んでおり、法人税額等は 628 百万円を見込んでおります。
以上の結果、親会社所有者に帰属する当期利益は 1,259 百万円(前期比 24.7%増)となる見込みです。

【業績予想に関するご留意事項】
 本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的
であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は、経済状況の変化や市場状況の変化等の様々
な要因によって異なる場合があります。
                                            以 上
 



                     2020年3月期  第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
                                                                                                                          2019年12月16日
 
上場会社名          株式会社JMDC                                                                                                   上場取引所  東
コード番号          4483  URL  https://www.jmdc.co.jp/
代表者            (役職名) 代表取締役社長 兼 CEO (氏名)松島                                           陽介
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員副社長                               兼    CFO (氏名)山元 雄太                          TEL  03-5733-5010
四半期報告書提出予定日   -                                              配当支払開始予定日                      -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無  
四半期決算説明会開催の有無      :無  
                                                                                                                            
                                                                                                                 (百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第2四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年9月30日)
  (1)連結経営成績(累計)                                                                             (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                                                                                                      親会社の
                                                                                                                           四半期包括利益
                      売上収益                    営業利益              税引前利益               四半期利益           所有者に帰属する
                                                                                                                             合計額
                                                                                                      四半期利益
                    百万円            %        百万円           %     百万円        %        百万円         %   百万円               %    百万円       %
    2020年3月期第2四半期    5,626       28.3         888    106.3        855   112.6        590    134.3        590     134.3       589   134.2
    2019年3月期第2四半期    4,384          -         430          -      402       -        251        -        251          -      251       -
 
                      基本的1株当たり                          希薄化後1株当たり
                        四半期利益                             四半期利益
                                            円 銭                         円 銭
    2020年3月期第2四半期                           25.20                       24.17
    2019年3月期第2四半期                           13.01                       11.10
 
(参考)EBITDA     2020年3月期第2四半期                        1,316百万円 (54.2%) 2019年3月期第2四半期                                853百万円 (-%)
(注)1.当社は、2018年3月期第2四半期連結財務諸表を作成していないため、2019年3月期第2四半期の対前年同四半期増減率は記載してお
     りません。
   2.当社は、2018年6月18日付で普通株式1株につき1,000株の割合で、2019年10月9日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を
     行いましたが、前連結会計年度の期首に当該株式分割のいずれもが行われたと仮定して、基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1
     株当たり四半期利益を算出しております。
   3.EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用
       
    (2)連結財政状態
                                                                                     親会社の所有者に                         親会社所有者
                             資産合計                              資本合計
                                                                                      帰属する持分                          帰属持分比率
                                        百万円                             百万円                         百万円                              %
    2020年3月期第2四半期                       19,618                          6,756                       6,756                          34.4%
    2019年3月期                            18,965                          6,117                       6,117                          32.3%
 
2.配当の状況
                                                                         年間配当金
 
                      第1四半期末                        第2四半期末              第3四半期末                      期末                       合計
                                   円 銭                         円 銭                  円 銭                     円 銭                    円 銭
    2019年3月期                            -                      0.00                    -                       0.00                0.00
    2020年3月期                            -                      0.00                                                            
    2020年3月期(予想)                                                                       -                       0.00                0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
 
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
                                                                                                     (%表示は、対前期増減率)
 
                                                                                                    親会社の所有者に 基本的1株当たり
                      売上収益                    営業利益              税引前利益                当期利益
                                                                                                    帰属する当期利益   当期利益
                    百万円            %        百万円           %     百万円        %        百万円         %   百万円               %            円 銭
         通期         11,206       11.4       1,948       32.5    1,888    33.9       1,259   24.7     1,259        24.7             51.86
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※  注記事項
    (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
 
    (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
     ①  IFRSにより要求される会計方針の変更:無
     ②  ①以外の会計方針の変更                :無
     ③  会計上の見積りの変更                  :無
 
    (3)発行済株式数(普通株式)
      ①  期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期2Q         23,975,042株   2019年3月期     23,105,042株

      ②  期末自己株式数                 2020年3月期2Q         -株 2019年3月期                -株
      ③  期中平均株式数(四半期累計)          2020年3月期2Q   23,428,321株   2019年3月期2Q   19,362,375株
     (注)当社は、2018年6月18日付で普通株式1株につき1,000株の割合で、2019年10月9日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割
       を行いましたが、前連結会計年度の期首に当該株式分割のいずれもが行われたと仮定して、「期末発行済株式数」、「期末自己株式
       数」及び「期中平均株式数」を算定しております。
 
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
    本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
    する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、業績予想
    に関連する事項については添付資料の3ページをご参照ください。
 
                                    株式会社JMDC(4483)2020年3月期第2四半期決算短信

○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………        2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………        2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………        3
     (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………        3
    2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………        4
     (1)要約四半期連結財政状態計算書 …………………………………………………………………………………        4
     (2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………        5
     (3)要約四半期連結持分変動計算書 …………………………………………………………………………………        7
     (4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………        8
     (5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………        9
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………        9
       (セグメント情報) …………………………………………………………………………………………………        9
       (後発事象) …………………………………………………………………………………………………………       10
 




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                                             株式会社JMDC(4483)2020年3月期第2四半期決算短信

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
    当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな
   回復基調が持続した一方、米中間の貿易摩擦の激化、英国のEU離脱問題、保護貿易政策によるグローバル経済
   への影響が懸念されるなど、先行きは不透明な状況で推移いたしました。
    こうした中で、当社グループが属するヘルステック市場においては、AI(人工知能)、ビッグデータ、ウェ
   アラブルIoT、クラウドサービス等の本格的な普及の兆しが見え始めており、今後さらなる市場拡大が見込ま
   れています。
    このような事業環境のもと、当社グループは医療ビッグデータを活用した社会生活者に向けた健康増進の取組
   み、デジタル化による医療の効率化、調剤薬局の情報化による薬局オペレーションの最適化を合わせ、グループ
   全体で国民医療費の健全化を目指すべく業務を進めました。
    また、前期にユニケグループ(株式会社ユニケソフトウェアリサーチ及びその子会社、及び管理目的会社であ
   る株式会社Launchpad13から構成されるグループの総称)、株式会社クリンタル(当期に当社と合併に
   より消滅)、有限会社エムアイ・コミュニケーションズを新たに連結子会社としたことが連結業績に寄与しまし
   た。
    その他、前年同期に遠隔医療セグメントで計上した基幹システム開発の中止に伴う減損損失150百万円の反動
   により営業利益、税引前四半期利益、四半期利益が前年同期に比べそれぞれ増加しております。
    これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上収益は5,626百万円(前年同期比28.3%増)、営業利益は888
   百万円(前年同期比106.3%増)、税引前四半期利益は855百万円(前年同期比112.6%増)、四半期利益は590百
   万円(前年同期比134.3%増)、EBITDAは1,316百万円(前年同期比54.2%増)、EBITDAマージンは23.4%(前年
   同期は19.5%)となりました。
    (注) EBITDA :営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用
        EBITDAマージン:EBITDA/売上収益×100
     
    当社グループは、ヘルスビッグデータ事業、遠隔医療事業、調剤薬局支援事業の3つの事業をそれぞれ報告セ
   グメントとしております。セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
     
   [ヘルスビッグデータ]
    ヘルスビッグデータ事業は、健康保険組合の保健事業を推進するため、健康保険組合が保有するデータの分析
   サービスやその分析結果をもとに組合員への健診の受診勧奨や重症化予防のサポート等の保険者支援を行ってお
   ります。また、こうした業務の付帯として受領した匿名加工情報をデータベース化し、学術・産業利用を進めて
   まいりました。
    産業界では、製薬企業と生損保企業が主たる顧客となっております。製薬企業においては、各種製品の上市後
   の調査、開発シーズの優先順位付けのためのアンメット・メディカル・ニーズ(治験ニーズが存在するものの適
   正な薬剤がない状況)の発見など多方面においてデータの利活用が進んでおります。生損保企業においては、新
   商品開発のための疾病発生率や治療費分析、保険加入の引受け条件の適切化などのデータ利活用が盛んになって
   おります。中でも当第2四半期連結累計期間においては、生損保企業向けのデータ利活用サービスや新規事業が
   順調に成長しました。
    また、2018年5月にメディカルデータベース株式会社(ユニケグループ)が、また、同年12月に株式会社クリ
   ンタルが連結子会社に加わったことも増収に大きく貢献しました。
     以上の結果、ヘルスビッグデータセグメントの売上収益は、前第2四半期連結累計期間の1,669百万円から
   42.3%増の2,375百万円となり、セグメント利益(セグメントEBITDA)は前第2四半期連結累計期間の375百万円
   から86.7%増の700百万円、EBITDAマージンは29.5%(前年同期は22.5%)となりました。
     
   [遠隔医療]
     遠隔医療事業は、放射線診断専門医が不足している医療機関と契約読影医を遠隔読影システムで繋ぐ「遠隔読
   影マッチングサービス」を主要事業としております。
    当事業では、2019年3月に有限会社エムアイ・コミュニケーションズを連結子会社化したこと等により、当第
   2四半期連結累計期間においても順調に成長しました。他方、当第2四半期連結累計期間においては、中国にお
   ける新規事業開発及び新規システム開発等新たな投資によりコストを増加させました。
     以上の結果、遠隔医療セグメントの遠隔医療の売上収益は、前第2四半期連結累計期間の1,751百万円から
   11.2%増の1,948百万円となり、セグメント利益(セグメントEBITDA)は前第2四半期連結累計期間の491百万円
   から7.7%増の529百万円、EBITDAマージンは27.2%(前年同期は28.0%)となりました。
     


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       [調剤薬局支援]
        調剤薬局支援事業は、「スマートファーマシー」の実現を目指し、保険薬局の経営及び業務支援のためのレセ
       コン及び電子薬歴システムなどのシステム開発・販売事業を主要事業としております。当第2四半期連結累計期
       間においては消費税の増税対応によるシステムリプレース需要の高まりを受け、堅調に推移しました。
        当事業は2018年5月に連結子会社となった株式会社ユニケソフトウェアリサーチ(ユニケグループ)を中心と
       する事業であり、前第2四半期連結累計期間に含まれる売上収益は5か月分となっております。
        以上の結果、調剤薬局支援セグメントの売上収益は、前第2四半期連結累計期間の1,010百万円から39.9%増
       の1,414百万円となり、セグメント利益(セグメントEBITDA)は前第2四半期連結累計期間の34百万円から
       400.4%増の173百万円、EBITDAマージンは12.3%(前年同期は3.4%)となりました。
         
    (2)財政状態に関する説明
      ①資産、負債及び資本の状況
      (資産)
        当第2四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末と比べ652百万円増加の19,618百万円となり
       ました。流動資産は、主として営業債権及びその他の債権の増加等により、前連結会計年度末と比べ180百万円
       増加の6,105百万円となりました。非流動資産は、主としてその他の金融資産及び無形資産の増加等により、前
       連結会計年度末と比べ471百万円増加の13,512百万円となりました。
       
      (負債)
        当第2四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比べ12百万円増加の12,861百万円となりま
       した。流動負債は、既存借入金のリファイナンス(借換え)等により、前連結会計年度末と比べ1,579百万円減
       少の4,030百万円となりましたが、一方で非流動負債は、前連結会計年度末と比べ1,592百万円増加の8,830百万
       円となりました。
       
      (資本)
         当第2四半期連結会計期間末における資本は、前連結会計年度末と比べ639百万円増加の6,756百万円となり
        ました。これは主に、利益剰余金の増加等によるものです。
       
      ②キャッシュ・フローの状況
        当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に
       比べ17百万円増加し、3,652百万円となりました。
       当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
        
       (営業活動によるキャッシュ・フロー)
        営業活動の結果得られた資金は、1,036百万円(前年同期比82.8%増)となりました。これは主に、税引前四
       半期利益の増加等によるものであります。
        
       (投資活動によるキャッシュ・フロー)
        投資活動の結果使用した資金は、797百万円(前年同期は741百万円の収入)となりました。これは主に、前年
       同期は連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入が発生したこと、及び当第2四半期連結累計期間で
       は設備投資による有形固定資産及び無形資産の取得による支出が発生したことによるものであります。
        
       (財務活動によるキャッシュ・フロー)
        財務活動の結果使用した資金は、221百万円(前年同期は1,566百万円の収入)となりました。これは主に、前
       年同期は短期借入れによる収入が発生した一方、当第2四半期連結累計期間は既存の短期借入金及び長期借入金
       の返済が進んだことによるものであります。
 
    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
        2020年3月期の連結業績予想につきましては、2019年11月13日に当社ホームページで開示いたしました「2020
       年3月期の業績予想(IFRS)について」をご参照ください。
        なお、当該業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績等は
       さまざまな要因により異なる可能性があります。
 




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                                     株式会社JMDC(4483)2020年3月期第2四半期決算短信

2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
    (1)要約四半期連結財政状態計算書
                                                             (単位:百万円)
 
                                  前連結会計年度               当第2四半期連結会計期間
                                                     
                                 (2019年3月31日)             (2019年9月30日)
    資産                                                                 
     流動資産                                                              
      現金及び現金同等物                             3,634                 3,652
      営業債権及びその他の債権                          1,778                 1,918
      棚卸資産                                    166                   225
      その他の流動資産                                345                   309
      流動資産合計                                5,925                 6,105
     非流動資産                                                             
      有形固定資産                                4,921                 4,818
      のれん                                   5,863                 5,863
      無形資産                                  1,428                 1,644
      その他の金融資産                                351                   650
      繰延税金資産                                  416                   477
      その他の非流動資産                               60                    57
      非流動資産合計                              13,040                13,512
     資産合計                                  18,965                19,618
                                                                           
    負債及び資本                                                             
     負債                                                                
      流動負債                                                             
         借入金                                2,155                   356
         営業債務及びその他の債務                       1,164                   879
         リース負債                                372                   372
         未払法人所得税                              213                   380
         引当金                                   23                    26
         その他の流動負債                           1,679                 2,014
         流動負債合計                             5,610                 4,030
      非流動負債                                                            
         借入金                                3,120                 4,828
         リース負債                              3,751                 3,620
         退職給付に係る負債                            252                   250
         引当金                                  114                   131
         非流動負債合計                            7,238                 8,830
      負債合計                                 12,848                12,861
     資本                                                                
      資本金                                     646                   668
      資本剰余金                                 3,142                 3,165
      その他の資本の構成要素                              11                    14
      利益剰余金                                 2,317                 2,907
      親会社の所有者に帰属する持分合計                      6,117                 6,756
      資本合計                                  6,117                 6,756
     負債及び資本合計                              18,965                19,618
 




                             - 4 -
                                      株式会社JMDC(4483)2020年3月期第2四半期決算短信

    (2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
     (要約四半期連結損益計算書)
                                                            (単位:百万円)
                             前第2四半期連結累計期間             当第2四半期連結累計期間
                             (自 2018年4月1日             (自 2019年4月1日
                              至 2018年9月30日)            至 2019年9月30日)
    売上収益                                  4,384                  5,626
    売上原価                                  2,176                  2,644
    売上総利益                                 2,207                  2,981
    販売費及び一般管理費                            1,630                  2,087
    その他の収益                                    5                      4
    その他の費用                                  151                     10
    営業利益                                    430                    888
    金融収益                                      0                      0
    金融費用                                     28                     32
    税引前四半期利益                                402                    855
    法人所得税費用                                 150                    265
    四半期利益                                   251                    590
                                                                      
    四半期利益の帰属                                                          
     親会社の所有者                                251                    590
     四半期利益                                  251                    590
                                                                      
    1株当たり四半期利益                                                        
     基本的1株当たり四半期利益(円)                     13.01                  25.20
     希薄化後1株当たり四半期利益(円)                    11.10                  24.17
 




                              - 5 -
                                         株式会社JMDC(4483)2020年3月期第2四半期決算短信

     (要約四半期連結包括利益計算書)
                                                               (単位:百万円)
                                前第2四半期連結累計期間             当第2四半期連結累計期間
                                (自 2018年4月1日             (自 2019年4月1日
                                 至 2018年9月30日)            至 2019年9月30日)
    四半期利益                                      251                   590
    その他の包括利益                                                            
     純損益に振り替えられる可能性のある項目                                               
      在外営業活動体の換算差額                               -                   △0
      純損益に振り替えられる可能性のある項目
                                                 -                   △0
      合計
     税引後その他の包括利益                                 -                   △0
    四半期包括利益                                    251                   589
    四半期包括利益の帰属                                                          
     親会社の所有者                                   251                   589
     四半期包括利益                                   251                   589
 




                                 - 6 -
                                              株式会社JMDC(4483)2020年3月期第2四半期決算短信

    (3)要約四半期連結持分変動計算書
     前第2四半期連結累計期間(自       2018年4月1日   至     2018年9月30日)
                                                                         (単位:百万円)
                                    親会社の所有者に帰属する持分
                                      その他の資本の構成要素

                                                                                   合計
                  資本金     資本剰余金 在外営業          新株予約             利益剰余金     合計
                                活動体の                  合計
                                                権
                                換算差額

2018年4月1日時点の残高      100       336       -         8        8     1,307   1,752     1,752
    四半期利益           -         -         -        -        -        251     251       251
    その他の包括利益        -         -         -        -        -         -       -         -
四半期包括利益合計           -         -         -        -        -        251     251       251
    株式に基づく報酬取引      -         -         -        5        5         -        5         5
    新株予約権の行使        383       383               △9        △9        -      757       757
    新株の発行           162       162       -        -         -        -      325       325
    共通支配下の企業結合に
                    -       1,994       -        -        -         -    1,994     1,994
    よる影響
所有者との取引額合計          546     2,540       -       △3        △3        -    3,083     3,083
2018年9月30日時点の残高     646     2,876       -         4        4     1,559   5,087     5,087
 
     当第2四半期連結累計期間(自       2019年4月1日   至     2019年9月30日)
                                                                         (単位:百万円)
                                    親会社の所有者に帰属する持分
                                      その他の資本の構成要素

                                                                                   合計
                  資本金     資本剰余金 在外営業          新株予約             利益剰余金     合計
                                活動体の                  合計
                                                権
                                換算差額

2019年4月1日時点の残高      646     3,142       -        11       11     2,317   6,117     6,117
    四半期利益           -         -         -        -        -        590     590       590
    その他の包括利益        -         -        △0        -        △0        -      △0        △0
四半期包括利益合計           -         -        △0        -        △0       590     589       589
    新株予約権の発行        -         -         -         0        0        -          0         0
    株式に基づく報酬取引      -         -         -         5        5        -          5         5
    新株予約権の行使        22        22        -       △2        △2        -         43        43
所有者との取引額合計          22        22        -         3        3        -         49        49
2019年9月30日時点の残高     668     3,165      △0        14       14     2,907   6,756     6,756
 




                                      - 7 -
                                           株式会社JMDC(4483)2020年3月期第2四半期決算短信

    (4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                                 (単位:百万円)
                                     前第2四半期連結累計期間          当第2四半期連結累計期間
                                     (自 2018年4月1日           (自 2019年4月1日
                                      至 2018年9月30日)          至 2019年9月30日)
    営業活動によるキャッシュ・フロー                                                         
     税引前四半期利益                                     402                     855
     減価償却費及び償却費                                   277                     422
     減損損失                                         150                       -
     営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)                       177                   △140
     棚卸資産の増減額(△は増加)                              △25                     △59
     営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)                     △220                    △272
     その他                                          293                     348
     小計                                         1,056                   1,154
     利息及び配当金の受取額                                    0                       0
     利息の支払額                                      △25                     △31
     法人所得税の支払額                                  △463                     △86
     営業活動によるキャッシュ・フロー                             567                   1,036
    投資活動によるキャッシュ・フロー                                                         
     有形固定資産の取得による支出                              △82                    △147
     無形資産の取得による支出                               △151                    △346
     投資有価証券の取得による支出                                 -                   △302
     連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入                      975                       -
     その他                                          △1                      △0
     投資活動によるキャッシュ・フロー                             741                   △797
    財務活動によるキャッシュ・フロー                                                         
     短期借入れによる収入                                 1,090                       -
     短期借入金の返済による支出                                  -                 △1,790
     長期借入れによる収入                                   637                   5,185
     長期借入金の返済による支出                              △819                  △3,485
     リース負債の返済による支出                               △99                    △174
     新株予約権の行使による収入                                757                      43
     その他                                            -                       0
     財務活動によるキャッシュ・フロー                           1,566                   △221
    現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                         2,875                      18
    現金及び現金同等物の期首残高                                977                   3,634
    現金及び現金同等物に係る換算差額                                -                     △0
    現金及び現金同等物の四半期末残高                            3,852                   3,652
 




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                                                        株式会社JMDC(4483)2020年3月期第2四半期決算短信

    (5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
      該当事項はありません。
 
    (セグメント情報)
        ① 報告セグメントの概要
           当社グル-プの報告セグメントは、当社グル-プの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、
            取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもので
            あります。当社グル-プは「ヘルスビッグデ-タ」、「遠隔医療」及び「調剤薬局支援」の3つの事業を事業
            セグメント及び報告セグメントとしております。当社グル-プでは、これらの報告セグメントに属するサ-ビ
            スの全て若しくはその一部を行う単位で株式会社として組織化しており、各セグメントに属する組織の財務情
            報を集計することによって、各報告セグメントを評価しております。
             各報告セグメントに属するサ-ビスは下記のとおりであります。
             
                報告セグメント                                主要な製品及びサービス
        ヘルスビッグデータ           医療データベース(レセプト・医薬品ほか)の開発・提供、医療ビッグデータの分析

        遠隔医療                遠隔読影マッチングサービスの提供、遠隔読影のためのインフラシステムの提供

        調剤薬局支援              調剤薬局向け業務システムの開発・販売
             
        ② 報告セグメントに関する情報
           当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は以下のとおりであります。
             セグメント間の内部売上収益は、市場価格や製造原価を勘案し、価格交渉の上決定した取引価格に基づいてお
            ります。
                セグメント利益はEBITDA(営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用)であります。
     
        ③ 報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失、その他の項目の金額に関する情報
        前第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
                                                                                               (単位:百万円)
                                         報告セグメント
                                                                                     調整額
                          ヘルスビッグ                                                                 連結
                                        遠隔医療        調剤薬局支援             計             (注)
                            デ-タ
        売上収益                                                                                        
            外部収益              1,656       1,751              975       4,384               -       4,384
            セグメント間収益               12           -             35            48         △48               -
                     合計       1,669       1,751          1,010         4,432           △48         4,384
        セグメント利益                                                                                           
             EBITDA               375         491             34           901         △47             853
    (注)調整額の内容は、セグメント間取引の消去及び全社費用になります。
 
        当第2四半期連結累計期間(自         2019年4月1日       至    2019年9月30日)
                                                                                               (単位:百万円)
                                         報告セグメント
                                                                                     調整額
                          ヘルスビッグ                                                                 連結
                                        遠隔医療        調剤薬局支援             計             (注)
                            デ-タ
        売上収益                                                                                        
         外部収益                 2,360       1,948          1,317         5,626               -       5,626
         セグメント間収益                  15           -             96           112        △112               -
                 合計           2,375       1,948          1,414         5,738          △112         5,626
        セグメント利益                                                                                           
            EBITDA                700         529            173       1,403           △87         1,316
    (注)調整額の内容は、セグメント間取引の消去及び全社費用になります。


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                                              株式会社JMDC(4483)2020年3月期第2四半期決算短信

     EBITDAから税引前四半期利益への調整表は以下のとおりであります。
                                                (単位:百万円)
                            前第2四半期連結累計期間   当第2四半期連結累計期間
                             (自 2018年4月1日            (自 2019年4月1日
                              至 2018年9月30日)           至 2019年9月30日)
         EBITDA                               853               1,316
          減価償却費及び償却費                         △277               △422
          その他の収益                                5                     4
          その他の費用                             △151                △10
         営業利益                                 430                 888
          金融収益                                  0                     0
          金融費用                               △28                 △32
         税引前四半期利益                             402                 855
 
 
 
    (後発事象)
    (株式分割)
     当社は、2019年9月17日開催の取締役会決議に基づき、2019年10月9日付で株式分割を行っております。
     ① 株式分割の目的
          株式上場を見据え、株式分割を行い投資単位当たりの金額を引き下げることにより、当社株式の流動性の向上
         及び、投資家層の拡大を図ることを目的とするものであります。
     ② 株式分割の概要
      a.分割の方法
          2019年10月8日を基準日とし、同日最終の株主名簿に記載された株主の所有する普通株式1株につき2株の割
         合をもって分割しております。
         b.株式分割前の発行済株式総数          普通株式       11,987,521株
         c.株式分割による増加株式数           普通株式       11,987,521株
         d.株式分割後の発行済株式総数          普通株式       23,975,042株
         e.株式分割後の発行可能株式総数         普通株式       92,400,000株
     ③ 株式分割の効力発生日
       2019年10月9日
     ④ 1株当たり利益に及ぼす影響
       当該株式分割が前連結会計年度の期首に行われたと仮定した場合の基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後
         1株当たり四半期利益は、以下のとおりであります。
           
                                  前第2四半期連結累計期間                 当第2四半期連結累計期間
                                   (自 2018年4月1日                 (自 2019年4月1日
                                     至   2018年9月30日)             至    2019年9月30日)
           基本的1株当たり四半期利益                              13.01円                  25.20円

           希薄化後1株当たり四半期利益                             11.10円                  24.17円
 
 




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