4483 JMDC 2020-11-05 16:00:00
2021年3月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]
2021年3月期 第2四半期
決算説明資料
株式会社JMDC
2020年11月5日
INDEX
1. 要約
2. 2021年3月期 第2四半期業績報告
3. ヘルスビッグデータ事業
4. 遠隔医療事業
5. 調剤薬局支援事業
6. 事業展望
2
Section1
要約
3
2021年3月期 第2四半期 業績ハイライト
ヘルスビッグ 取引健保の
売上収益(百万円) データ 母集団数
6,975 前年同期
895万人
+64%
うちPepUp-ID数
181万人
前年同期
+24%
※ 2020年9月末時点の継続契約締結済健康保険組合の組合
員数及びID発行数の推計
EBITDA(百万円) 遠隔医療及び 医療ビックデータの
調剤薬局支援 取引額
1,664 前年同期
上位5顧客の平均取引額
+31%
遠隔医療 調剤薬局支援
-2% -11%
前年同期
+26%
※ 2019年9月期LTMと2020年9月期LTMの比較
4
Note: IFRSベース
EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用
LTM:Last Twelve Months(直近四半期から過去12ヶ月)
(参考)JMDCグループの事業セグメント
3つの事業セグメントで構成しています。
ビジネス概要 トピックス
インダストリー向け • コンサルティングサービスが順調に立ち上がり
製薬企業や保険会社などへのデータ活用事業 • M&Aや提携によりデータ種類が大幅に拡張
保険者・生活者向け
ヘルスビッグ 健保組合向けデータ分析および健保組合員向けの • 健保組合の母集団およびPepUpユーザーは順調に拡大
データ ICT ・プロダクトの提供 • 特定保健指導や重症化予防プロダクトの提供開始
医療提供者向け
薬剤DBや医療機関の経営改善に資するデータ分析の • M&Aにより医療機関コンサルティングサービスおよびクリニック
提供 向け診断ツールの提供開始
• 新型コロナウィルス感染症の影響からの回復傾向は顕著
遠隔医療 遠隔画像診断サービスの提供
• インド市場のフットプリントとしてDeep Tek社への投資
• 新型コロナウィルス感染症の影響が大きい
調剤薬局支援 薬局向けレセコン・電子薬歴の開発・提供
• オンライン服薬指導などの機能を持つクラウド型P-CUBE nの発表
5
Section2
2021年3月期 第2四半期業績報告
6
2021年3月期 第2四半期 連結業績サマリー
(単位:百万円)
(5/14開示)
20年3月期 21年3月期 21年3月期
前年同期比 達成率
第2四半期累計 第2四半期累計 上半期予想
売上収益 5,626 6,975 +24.0% 6,600 105.7%
営業利益 888 1,107 +24.7% 550 201.4%
(率) (15.8%) (15.9%) (8.3%)
税引前利益 855 1,101 +28.8% 500 220.4%
(率) (15.2%) (15.8%) (7.6%)
親会社の所有者に 590 729 +23.6% 300 243.2%
帰属する利益(率) (10.5%) (10.5%) (4.5%)
EBITDA 1,316 1,664 +26.4% 1,200 138.7%
(マージン) (23.4%) (23.9%) (18.2%)
7
Note: IFRSベース
EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用、EBITDAマージン:EBITDA÷売上収益
(参考)業績予想の進捗状況
(単位:百万円)
(10/29修正)
21年3月期 21年3月期
進捗率
上半期実績 通期予想
売上収益 6,975 16,000 +43.6%
営業利益 1,107 3,150 +35.2%
(率) (15.9%) (19.7%)
税引前利益 1,101 3,100 +35.5%
(率) (15.8%) (19.4%)
親会社の所有者に 729 2,100 +34.7%
帰属する利益(率) (10.5%) (13.1%)
EBITDA 1,664 4,400 +37.8%
(マージン) (23.9%) (27.5%)
8
Note: IFRSベース
EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用、EBITDAマージン:EBITDA÷売上収益
2021年3月期 第2四半期 売上収益の状況
上半期の売上収益は、新型コロナウィルス感染症の影響の中においても、堅調に推移いたしました。
また、前年の増税前特需の反動減を乗り越え、過去最高の四半期売上収益を達成いたしました。
(単位:百万円)
上半期連結売上収益 前年比較 連結売上収益 四半期推移
16,000
12,158
+23%
9,024
3,763 4,000
3,503
年間 6,532 3,212
3,068 3,028
+24% 2,838 2,841
2,456 2,558
1,927
3,763
Q2 3,068 進捗率
進捗率 44%
46%
Q1 2,558 3,212
20/3期上半期 21/3期上半期 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
19/3期 20/3期 21/3期
9
Note: IFRSベース
2021年3月期 第2四半期 EBITDAの状況
新型コロナウィルス感染症への対応や積極的な人員増強を行いつつも、引き続き高い収益性を実現しています。
過去最高の四半期EBITDAを達成いたしました。
(単位:百万円,%)
上半期連結EBITDA 前年比較 連結EBITDA/マージン 四半期推移
4,400 27.2 27.9
EBITDA 22.3
3,245 マージン
2,735 +26%
1,200
1,050
993
年間 1,928 886 934
EBITDA 835
+26%
617 614
547
480
1,050
Q2 835 進捗率
306
進捗率
38%
41%
Q1
480 614
20/3期上半期 21/3期上半期 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
19/3期 20/3期 21/3期
10
Note: IFRSベース
EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用、EBITDAマージン:EBITDA÷売上収益
2021年3月期 第2四半期 販売管理費/人員の状況
急速に拡大する事業機会を積極的に取り込むため、引き続き積極的な体制強化を行っております。
(単位:百万円,人)
販売管理費 四半期推移 人員数 四半期推移
+24% 683 700
648
1,500
1,386
1,293
1,170 503
1,166
461 469 474
1,047 1,039 1,013 420 421 434 441
984
894
736
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
19/3期 20/3期 21/3期 19/3期 20/3期 21/3期
11
Note: IFRSベース
2021年3月期 第2四半期 セグメント別業績
ヘルスビッグデータにおいては、新型コロナウィルス感染症の影響を一部受けたものの、それを超えて大きく成長しました。他方、遠隔医療は新型コ
ロナウィルス感染症の影響を、調剤薬局支援は新型コロナウィルス感染症および消費増税の反動減を受けたことにより、本年度上半期は苦戦しました。
(単位:百万円)
20年3月期 21年3月期
第2四半期累計 第2四半期累計 前年同期比
ヘルスビッグデータ 売上 2,375 3,897 +64.1%
EBITDA 700 1,114 +59.1%
(マージン) (29.5%) (28.6%)
遠隔医療 売上 1,948 1,900 △2.5%
EBITDA 529 545 +3.0%
(マージン) (27.2%) (28.7%)
調剤薬局支援 売上 1,414 1,247 △11.8%
EBITDA 173 139 △19.7%
(マージン) (12.2%) (11.1%)
調整額 売上 △112 △68 -
EBITDA △87 △133 -
(マージン) (-) (-)
12
Note: IFRSベース
EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用、EBITDAマージン:EBITDA÷売上収益
(参考)セグメント別売上高/EBITDA(2021年3月期 第2四半期)
ヘルスビッグデータが当社グループのEBITDAの6割を創出しております。
売上収益 EBITDA/EBITDAマージン
その他 その他
▲68百万円 ▲133百万円
調剤薬局支援
EBITDA
調剤薬局支援 139百万円
EBITDAマージン
1,247万円 ヘルスビッグ 11.1% ヘルスビッグ
データ データ
遠隔医療
1,664百万円 EBITDA
6,975百万円 EBITDA
1,114百万円
3,897百万円 545百万円 (その他▲133百万円を含む)
EBITDAマージン
(その他▲68百万円を含む) EBITDAマージン
28.7% EBITDAマージン 28.6%
遠隔医療 23.9%
1,900百万円
13
Note: IFRSベース
EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用、EBITDAマージン:EBITDA÷売上収益
2021年3月期 第2四半期 貸借対照表
積極的な成長事業への開発投資に加えて積極的なM&Aを実施した結果、純有利子負債が増加しております。
(単位:百万円)
2020年9月末 貸借対照表 純有利子負債 推移
資産 負債・資本
現預金 現預金
6,563 有利子負債 有利子負債
10,383
その他
流動資産
16,000
7,720
その他負債
13,660 10,383
9,214
3,819
7,692
△4,118 6,563
固定資産 20,031 △2,641 5,051
5,096
自己資本 10,271
34,314百万円 34,314百万円 上場時 20/3期末 20/9期末
(19/12期末)
14
Section3
ヘルスビッグデータ事業
15
ヘルスビッグデータ事業の売上
世の中のヘルスデータ需要の高まりに合わせ新型コロナウィルス感染症の影響下においても、順調に業容は拡大しております。
(単位:百万円)
ヘルスビッグデータ事業売上 経年比較 売上 四半期推移
3,897
+53% +57% 2,500
2,098
2,098 1,963
2,375 1,798
1,366 1,328 1,338 1,415
1,669
1,338 1,037
957
Q2 957 712
1,798
Q1 1,037
712
19/3期上半期 20/3期上半期 21/3期上半期 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
19/3期 20/3期 21/3期
16
ヘルスビッグデータ事業の収益
積極的な事業投資を行ったうえでも、収益性は極めて高く維持できております。
(単位:百万円)
ヘルスビッグデータ事業EBITDA 経年比較 EBITDA 四半期推移
1,114
+51%
+73% 900
802
707
700 707 649 616
509
468
468 406
375
280
232
Q2 280 406
94
232
Q1 94
19/3期上半期 20/3期上半期 21/3期上半期 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
19/3期 20/3期 21/3期
17
Note: EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用
JMDCヘルスビッグデータ
JMDCは、日本におけるヘルスケアの多様なデータを結集し、すべてのヘルスケアプレーヤーがデータを利活用できる環境を構築することで医療の進
化を支援していきます。
データ活用 データ活用
疾患発生率
保険者 の算定 医療機関
疫学
患者の
データ
動態分析
研究
保険会社 医師
JMDC’s Health
Big Database
データ提供 データ提供
地域医療
製薬会社 患者数の 事業主
ネットワーク 推計・分析
分析
調剤薬局 生活者
18
各ヘルスケアプレーヤーへの事業の具体例
JMDCヘルスビッグデータは各ヘルスケアプレーヤーの様々な業務で活用され、なくてはならないものと認識されてきております。
製薬企業 にとって 事業主 にとって
勤怠管理
患者推計(市場性調査)
ストレスチェック
市販後調査
論文解析
産業医対応
リアルワールドエビデンス エンゲージメント
…
…
製薬企業
事業主
医療機関
保険者
保険会社
医療機関 にとって 保険者 にとって
調剤薬局
経営分析 医療費分析
地域医療ネットワーク 受診勧奨
働き方改革 重症化予防 保険会社 にとって
調剤薬局 にとって
患者CRM 医療費抑制モデル
新商品開発
経営分析
引き受け最適化
…
…
服薬指導
支払い業務改善
患者CRM
潜在顧客アプローチ
アドヒアランス(継続服薬)
19
…
…
ヘルスビッグデータ事業の概要
「主に製薬企業・保険会社へのインダストリー向け」、「保険者・生活者向け」、「医療提供者向け」などの各ヘルスケアプレーヤーへのデータを活
用した事業展開が進んできております。
(単位:百万円)
データ活用 ヘルスビッグデータ事業規模
(21/3期上半期実績)
1 主に製薬企業や保険会社で活用
インダストリー • 製薬企業は薬剤の価値を高める解析など、保険会社は商品開
向け 発や引き受け最適化などに活用 1,709
• データ種類が増えることで製薬・生損保以外のプレーヤーに
も順次展開
2 健保向けサービスとPep Upを展開
保険者・生活者 • レセプトや処方履歴などの情報を集積し、医療費抑制の施策
向け を立案 799
• 健診受診や重症化予防のほか、特定保健指導事業も順調に立
ち上がり
3 医療機関向け事業も急速に立ち上がり
医療提供者向け • 病院の経営指標や院内データを収集し分析
1,417
• 医療機関コンサル・ファイナンス事業を開始
• 薬剤の添付文書DBを独自アプリケーションとして医院へ提供
20
Note: 事業規模は経営管理上の単純合算数値であり、IFRS調整額及びセグメント内取引調整額を調整しておりません。
①インダストリー向け データ活用の状況
上位顧客の深耕によりインダストリー向けのデータ活用は順調に拡大しています。
(単位:百万円)
インダストリー向けデータ活用 売上 顧客セグメント毎の1社あたり年間取引額
20/9期LTM 20/9期LTM
3,780 200
180 Top5
2,897 160
140
2,356
120
1,973
1,751 100 Top6-10
3,422
80
60
40
20 11位以下
0
16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期
Note: Top5は各年度の取引額の上位5社、Top6-10は各年度の取引額の上位6-10社、11位以下は各年度の取引額の上位11社以降の取引額より算出。
21
LTM:Last Twelve Months(直近四半期から過去12ヶ月)
①インダストリー向け データ活用の事業方針
データ活用意欲の高い業界のフロントランナーとともにデータ活用の可能性を広げ、それが業界スタンダードになっていく世界を目指していきます。
製薬・生損保会社の顧客1社あたりの年間取引額
(単位:百万円)
ステップ① 業界のフロントランナー顧客とデータ活用を拡げる
200
• Top5顧客の平均取引額が31%up(2019年9月LTM vs 2020年9月LTM)
• Top10顧客の平均取引額が21%up( 2019年9月LTM vs 2020年9月LTM)
100 ステップ② データ活用を業界標準にする
• 上位顧客との取引で拡大した用途を横展開し、
全体の平均取引額を上昇
0
A B C D E F G H I J ・・・・ (製薬会社、生損保会社)
Note:グラフはイメージ。
22
LTM:Last Twelve Months(直近四半期から過去12ヶ月)
①インダストリー向け 上位顧客のデータ活用(過去1年での拡大)
上位顧客におけるデータの活用はこの1年で大きく広がっています。
(単位:百万円)
2019年9月LTM取引額上位顧客 2020年9月LTM取引額上位顧客
0 100 200 300 0 100 200 300
第1位 第1位
第2位 第2位
第3位 第3位
第4位 第4位
第5位 第5位
23
Note: LTM:Last Twelve Months(直近四半期から過去12ヶ月)
①インダストリー向け データ活用の取引額の最大化
データ活用の拡大を図るため、「高付加価値化(アップセル)」×「データ種類の拡充(クロスセル)」による施策を講じていきます。
データ種類拡充(クロスセル)
付 ソリューション
加
価
値
保険者 健診 DPC
ア レセプト
検査値
コンサルティング
ッ
プ
(
ア 解析
ッ 電子カルテ 問診 医療画像 医療施設
プ
セ
ル DB
)
医師 活動量
・ 薬剤
PRO
ゲノム
・
データ
・
24
①インダストリー向け アップセルに向けた取り組み
データの活用量が増大しているだけでなく、コンサルティングサービスやソリューションなどの付加価値が高いサービスも順調に立ち上がってきてい
ます。
(単位:百万円)
今年度上半期アップセル別売上(インダストリー向けのみ)
1,709
• アプリケーション開発やデータによる業務改善シス
ソリューション 177 テム開発など
64 • データを活用したコンサルティングサービス
1,313 (今期立ち上げ)
コンサルティング
110
8
964 • データベースのサブスクリプション利用
解析
890
DB
• アドホックでのデータ提供
504
305
データ
20/3期上半期 21/3期上半期
25
①インダストリー向け クロスセルに向けた取り組み
本年度上半期においては、M&Aや提携を通じデータ種類の拡大に尽力しました。日本で最も多様で大きなヘルスビッグデータに基づき、当社グルー
プでしか生み出せない新たな価値の創出につなげていきます。
データ種類の拡大に向けた対応
保険者レセプト • JMDCにて国内最大規模のデータ基盤を構築
健診 • JMDCにて国内最大規模のデータ基盤を構築
DPC・病院レセ • JMDCにて医療機関支援事業を強化しネットワーク拡大
検査値 • グループ会社(メディカルデータベース社)を通じたデータ取得
保険者 健診 DPC 検査値
電子カルテ • グループ会社(メディカルデータベース社)を通じたデータ取得レセプト
クリニック診断 • flixy社のM&Aにより強化
調剤レセプト • グループ会社(ユニケ社)に加え、EMシステムズ社との提携により拡大
電子カルテ 問診 医療画像 医療施設
医療画像 • グループ会社(ドクターネット社)による取得
医療施設 • mecompany社のM&Aにより強化
医師 活動量 薬剤 ゲノム
医師 • 医薬情報ネット社のM&Aにより強化
PRO
活動量 • Fitbit社との提携によりネットワーク拡大
26
①インダストリー向け データ活用の事業マッピング
アップセルではコンサルティングサービスの拡充、クロスセルでは医療機関由来のデータに力を入れております。
ソリュー
ション 疾病啓発
コン
サル
ア
ッ
プ 解析
セ
ル
DB
データ
提供
保険者 健診 DPC 検査値 電子 問診 医療 医療 医師 活動量 ゲノム 薬剤
レセプト カルテ 画像 施設 PRO
クロスセル
27
②保険者・生活者向け データ基盤の広がり
保険者との接点はデータヘルスの政策を背景に、着実に広がってきております。
(単位:万人)
JMDC母集団数推移 組合管掌健保における浸透状況
1年間で100万人以上母集団が増加 追跡可能対象は3.2人に1人
健保数261
895 約2,900万人
800 First mover advantage
A winner takes all
… 1,500万人規模の圧
倒的なポジションを
早期に目指します
500
224
895万人
0 (約3.2人に1人)
14/4 15/4 16/4 17/4 18/4 19/4 20/4 20/9
Note: 加入者は各年の4月末及び9月末時点で継続契約を締結している(単発取引を除く)取引健康保険組合の組合員数の合計(四捨五入)。但し、過去の組合員数は当該時点の取引健保の現在の組合員数の合計。
28
②保険者・生活者向け 事業の状況
重要プロダクトであるPepUpのID数も着実に拡大しており、保険者・生活者に向けた事業は前年+57%という高い成長を実現しています。
(単位:万人,百万円)
ID発行数実績 保険者・生活者向け売上
200 +57%
181 850
799
152
年間+122%
108 508
44
9
2016.12 2017.12 2018.12 2019.12 2020.9 20/3期上半期 21/3期上半期
29
②保険者・生活者向け 事業の展開方針
健保の母集団(ヘルスデータプラットフォーム)をユーザープラットフォームへと発展させ、健康増進・重症化予防などのソリューション提供へ事業
を拡大させていきます。
健保向け事業の5年目標
母集団 1500万人を視野に拡大
(ヘルスデータプラットフォーム)
895万人
PepUpユーザー 母集団の50%まで拡大
181万人
●万人 サービスユーザー 特定保健指導などのサービス
(年間5,000円以上/人) 拡充でユーザー率10%
5
164万人
約 万人
820万人 30
②健保向け以外への事業の拡大
データヘルスのノウハウを事業主(企業)の福利厚生代行に活かす取り組みや、製薬企業などからのPepUpユーザーへの働きかけなど、より一層広範
な事業展開の準備が整ってきました。
JMDCの強み 強みを活かした取り組み
• 健保とつながる事業主(約8000社)への福利厚生代行事業
ポピュレーション No.1の健保ネットワー
クと実績
の拡大
• 自治体向けサービスの強化
• 生損保の既契約者向けプラットフォームサービスの開発
健康情報を持つ • ePRO、被験者リクルーティング、希少疾患PHRなどのファーマ事業者の
PepUp事業モデル ニーズへの対応
ユーザー
の拡大 プラットフォーム • 疾患リスクから最適の民間保険の選定サービス
データに基づく • 事業所向けメンタルヘルス、RIZAPなどの予防サービス充実
サービスメニュー 将来予測・効果検証 • ハビタスケア社のM&Aによる重症化予防メニュー充実
の拡大
31
③医療提供者向け ビッグデータビジネスの事業状況
薬剤DB事業を中心に順調に事業は拡大しております。今後も医療機関向けサービスを拡大・強化していきます。
(単位:百万円)
医療機関支援事業売上 経年比較 売上 四半期推移
+122%
705 711 750
1,417
+72%
711
368 360
689 320
248 270
231 239
480 320 211
Q2 231 705
Q1 368
248
19/3期上半期 20/3期上半期 21/3期上半期 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
19/3期 20/3期 21/3期
32
Note: 当該売上は経営管理上の単純合算数値であり、また、当該セグメントに含まれるメディカルデータベース株式会社は2018年5月より連結財務諸表に取り込んでおりますが、それ以前からの数値を取り込んでおります。
Section4
遠隔医療事業
33
遠隔医療事業(Tele-RADサービス)の概要
日本の医療施設は約11万軒、画像撮影数は年1.5億症例に比し、放射線診断専門医は約5,500名と不足しており、専門医リソースを有効に活用し、この
ギャップを埋めていきます。
業界シェア24%
国内最大レコード
時間
短縮
画像診断依頼と
契約読影医をマッチング
DtoDで遠隔医療を実施
放射線診断
契約医療機関 専門医
854医療機関 770専門医
画像DB 専門医
DB
Note: DtoDとは医療機関と外部専門医との連携の意味(Doctor to Doctor)。業界シェアは、ドクターネットの遠隔読影マッチングサービスの売上3,146百万円(2020年3月期)を遠隔読影サービスの市場規模13,370百万円( 2019年予測、矢野
34
経済研究所「2019年版 医用画像システム(PACS)・関連機器市場の展望と戦略」)で除して算出
出典:厚生労働省「平成30(2018)年医療施設動態調査」、公益社団法人日本放射線学会HPの専門医一覧
新型コロナウィルス感染症による影響からの回復状況
医療機関への来院控えにより第1四半期は大きく苦戦しておりましたが、この第2四半期においては前年の水準まで回復しております。
医療機関への来院控えの影響
対前年での変化率(%)
60
40
20 前年+
0
-20 前年-
-40 遠隔画像診断
(保険診療件数)
-60 遠隔画像診断
(健康診断件数)
-80
-100
4月 5月 6月 5w 2w 3w 4w 5w 2w 3w 4w 5w 6w 3w 4w 5w
1w 1w 1w
1Q実績 7月 8月 9月
35
Note: 7月以前は前四半期決算時点で未確定の部分を修正しております。
遠隔医療事業の業績
来院控えからの揺り戻しにより、徐々に回復の兆候が見られております。下期にかけて遠隔画像診断のニーズは一層高まることが見込まれます。
(単位:百万円)
遠隔医療事業売上 四半期推移 EBITDA 四半期推移
+2% 1,300 +6%
350
1,014 1,004 1,038 313
934 932 294 288
861 890 900 864 861 254 249
236 234 231
162
127
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
19/3期 20/3期 21/3期 19/3期 20/3期 21/3期
36
Note: EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用
遠隔医療事業(Tele-RADサービス)の概要
契約医療機関にとって代替しづらいサービスであり、ほとんど減少せず積み上がっていきます。
遠隔読影マッチングサービスの売上高(百万円)
3,200
3,000 2020年3月期契約
2,800 2019年3月期契約
2,600
2018年3月期契約
2,400
2,200 2017年3月期契約
2,000
1,800 2016年3月期契約
1,600
2015年3月期契約
1,400
1,200
1,000
800
2014年3月期以前契約
600
400
200
0
15.3 16.3 17.3 18.3 19.3 20.3
37
Note: 売上は経営管理上の数値。ドクターネットは2018年4月より連結財務諸表に取り込んでおりますが、上記はそれ以前からの数値を含めて記載
遠隔医療事業(Tele-RADサービス)の成長余地
放射線診断専門医の不足にもかかわらず、遠隔読影サービスを活用している医療機関は未だ限定的となっております。まだまだ開拓余地は大きいと見
ています。
保険診療全体の診断回数:159百万回
ドクターネット(DN)
の診断回数0.7百万回
(0.5%)
医療機関内で診断回数 遠隔画像診断の診断回数
(遠隔画像診断を除く) 3.8百万回
155百万回 (2.5%)
Note:保険診療全体の診断回数は厚労省「平成30年社会医療診療行為別統計」より作成した2018年6月の画像診断回数に12をかけて算出。遠隔画像の診断回数は矢野経済研究所「2018年版 医用画像システム(PACS)・関連機器市場
38
の展望と戦略」の読影プロバイダーの月間平均件数(保険診療分のみ)に12をかけて算出。DNの回数は2019年3月期の保険診療の実績
Section5
調剤薬局支援事業
39
新型コロナウィルス感染症による影響からの回復状況
新型コロナウィルス感染症による来院控えは引き続き調剤薬局の業績に影を落としておりますが、いまだ回復途上にあります。
グループ調剤薬局の売上推移
対前年での変化率(%)
10
前年+
0
前年-
-20
-40
-60 調剤薬局
(調剤売上)
-80
-100
4月 5月 6月 5w 2w 3w 4w 5w 2w 3w 4w 5w 6w 3w 4w 5w
1w 1w 1w
1Q実績 7月 8月 9月
40
Note: 7月以前は前四半期決算時点で未確定の部分を修正しております。
調剤薬局支援事業の業績
新型コロナウィルス感染症拡大の影響による営業活動の自粛、調剤薬局への来局者数の減少に伴う調剤薬局の投資抑制、前年の消費税増税特需の反動
等により、前年比で大きく苦戦いたしました。
(単位:百万円)
調剤薬局支援事業売上 四半期推移 EBITDA 四半期推移
増税特需 -14%
768
684 658
641 645 639 655 -16%
601 588
118 120
99
369 80 81
55
39
32
20
14
2
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2
19/3期 20/3期 21/3期 19/3期 20/3期 21/3期
41
Note: EBITDA:営業利益+減価償却費及び償却費±その他の収益・費用
調剤薬局支援事業の今後の展開①
グループの持つデータやサービスと連携し、社会生活者にとって利便性が高く、クリニックや調剤薬局にとって活用しやすいシステムを作り上げてい
きます。
Web問診
Web問診 • クリニックにおける待ち時間を短縮し院内感染を防ぐため
システム のツールとして、Web問診を提供
• 診断予約をすることなく事前に問診を完了することも可能
• チャット形式であるため、クリニックにとって問診結果を
診断
文字で記録しやすい
クリニック
処方箋 PepUP
連携 • PepUpにWeb問診やオンライン処方箋システムが利用でき
るクリニックや薬局を紹介する機能を搭載
処方
オンライン処方箋システム
オンライン • オンライン処方箋に対応するシステムを提供することで、
処方箋システム 処方箋からお薬手帳までをスムーズに連携
• 規制の動向を見つつ、次世代システムに展開予定
調剤薬局
42
調剤薬局支援事業の今後の展開②
データを活用することで、投薬の最前線である調剤薬局に新たな役割を提案していきます。
PHR×EHR 薬局におけるデータ利活用
保険者
(健保国保等)
・
レセ・健診・台帳 健診受診勧奨
クリニック・薬局 アドヒアランス
(治療継続)勧奨
かかりつけ
連携・お薬手帳アプリ
ポリファーマシー
(多剤服用)削減
本人同意
重症化予防
・
・
・
43
Section6
事業展望
44
JMDCのミッション
「健康で豊かな人生をすべての人に」
データとICTの力で、
持続可能なヘルスケアシステムを実現する
45
ミッションの達成に向けて
ヘルスケアは、臨床で向かいあう医師と生活者に集約していきます。我々はヘルスデータの活用を「医師の貴重な医療スキル・リソースの最適配分」
と「生活者個々のヘルスリテラシーの向上」につなげていくことで、日本の医療費の健全化につなげていきます。
収益
分析 業務 予測
整理
レコード
時間 褒章
短縮
業務 重症化
効率 予防
ネット リスク
ワーク 把握
保障
研究
医療従事者 生活者
先端 医療費
医療 分析
臨床力 予防
アップ 医療
貴重な医療スキル・リソースの最適配分
医療費の 個々人のヘルスリテラシーの向上
健全化 46
すべてのヘルスケア情報が生活者の手のひらに
「生活者のヘルスリテラシーの向上」に向け、個々人のすべての健康情報、診断情報、将来の疾患リスクなどを個人に還元し健康資産を高める取り組
みを促進していきます。
医療
過去の健診や健康情報を収録
情報
リスク
将来の疾患リスクを測定
測定
受診記録 受診や服薬・検査値を記録
医療検索 医療機関や薬剤などの情報を提供
医療
健康相談と診断チャット
相談
47
ヘルスケアナレッジを医師に集約
医師ネットワークを介したナレッジシェア、医療機関データを活用した業務改善、地域医療情報を活かした施設ネットワークなどにより、「医師のス
キル・リソースを最適化する」仕組みを構築していきます。
観察研究 患者データ
ビッグデータによる研究支援 患者のデータがすべて集約
業務改善 医師NW
業務コンサルテーション 医師同士のナレッジシェア
診断Dx 地域医療
診断のデジタル化
医師 地域の医療ネットワーク検索
専門強化 統計データ
専門領域の育成 論文化支援 48
ヘルスケア領域でのデータ整備
医師と生活者の間におけるあるべき医療の実現を目指し、日本のヘルスケアの全ての領域においてデータ環境を構築していきます。
製薬企業 調剤薬局 医療機関 医師 生活者 保険者 事業主 保険会社
ヘルスビッグデータ
49
Power of Data
データはその規模が大きくなるにつれ、大きな引力を発揮します。その引力によりさまざまタレントなやナレッジを持つ人材や関連する事
業を惹きつけ、データと結合することで新たな価値を生み出します。
様々な
有望な事業
INNOVATION
多くの
優秀な人材
Health Big Database
新たな 新たな 新たな
プロダクト 価値 サービス
先進的な
パートナー企業
50
顧客別の事業のバランス
データによる多様な事業創出により、あらゆるヘルスケアプレーヤーからバランスよい事業を実現できております。
11 51
ヘルスケアプレーヤー別事業規模
(2020.3月期)
億円 億円
• 保険者向け分析、ICTツールの提供 • 遠隔画像診断、薬剤DB、経営支援
• 圧倒的な規模を維持し、より深い保 生活者 ツールの提供
健事業のサポートを行う • 今後は、ファイナンス、Web問診な
• 今後は、事業主に向けたサービス提 どサービスを強化
供に大きな成長余地を見込む 保険者 医療機関 • 施設DBや医師DBも整備
事
業
主 医師
34 億円
生損保 調剤薬局
27 億円
• データの利活用事業を展開 • 電子薬歴・レセコンの開発・提供
• 今後も、アップセル・クロスセルに 製薬 • 自社でも調剤薬局を運営しショー
より顧客あたり取引額を拡大 ルームとしている
• オープンデータにも着目し製薬・保 • 今後は、オンライン対応及び服薬指
険会社だけでなく幅広く顧客を拡大 導を強化 51
Note: 事業規模は経営管理上の単純合算数値であり、IFRS調整額及びセグメント内取引調整額を調整しておりません。
JMDCグループの事業の広がり
これからもヘルスケア業界のプレーヤーに対しデータを活かした各種サービスを提供し、それに基づく新たなデータを蓄積・次のサービスの創出のサ
イクルにつなげていきます。
ヘルスケア業界のプレイヤー 提供サービス
製薬企業 プラットフォーム
医薬品卸 SaaS
調剤薬局 メディア
医療機関 ファイナンス
医師 コンサル
介護施設 モデリング
生活者 BPO
保険者 分析ツール
事業主 DBインフラ
保険会社 アドホックデータ 52
本資料は、株式会社JMDC(以下「当社」といいます。)及び当社グループの企業情報等の提供のために作成されたものであり、当社の発行
する株式その他の有価証券への勧誘を構成するものではありません。
本資料に記載される当社グループの目標、計画、見積もり、予測、予想その他の将来情報については、本資料の作成時点における当社グルー
プの判断又は考えにすぎず、実際の当社グループの経営成績、財政状態その他の結果は、国内外の経済情勢、業界の動向、他社との競業、人
材の確保、技術革新、その他経営環境等により、本資料記載の内容又はそこから推測される内容と大きく異なる可能性があります。
本資料に記載される業界、市場動向又は経済情勢等に関する情報は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成しているものであり、当社グ
ループがその真実性、正確性、合理性及び網羅性について保証するものではありません。また、業界、市場動向又は経済情勢等に関し、当社
グループの見立て、予想、又は試算に基づく情報が記載されていることがありますが、これらは、本資料の作成時点における当社グループの
判断又は考えにすぎず、実際の数値はこれらと大きく異なる可能性があります。
他社の財務数値その他の指標は、会計基準又は計算方法の違い等の理由により、当社における対応する指標と直接比較することはできません。
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ません。本資料の内容は事前の通知なく変更されることがあります。
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