4483 JMDC 2020-10-05 16:00:00
簡易株式交換によるデータインデックス株式会社の完全子会社化に関するお知らせ [pdf]
2020 年 10 月5日
各 位
会 社 名 株式会社JMDC
代表者名 代表取締役社長 兼 CEO 松島 陽介
(コード番号:4483 東証マザーズ)
問合せ先 取締役副社長 兼 CFO 山元 雄太
(TEL. 03-5733-5010)
簡易株式交換によるデータインデックス株式会社の
完全子会社化に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、当社を株式交換完全親会社、データインデックス株
式会社(以下「データインデックス」
)を株式交換完全子会社とする簡易株式交換(以下「本株
式交換」 を行うことについて決議し、本日、データインデックスとの間で本株式交換に係る株
)
式交換契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
なお、当社は会社法第 796 条第2項の規定に基づき、簡易株式交換の手続きにより、株主総
会の決議による承認を受けずに本株式交換を行う予定です。
記
1.本株式交換による完全子会社の目的
当社は、
「日本のヘルスケア業界の多様なデータを結集し、社会に還元する」ことを通じて、
生活者の健康増進や医療プロバイダーへの価値向上・業務最適化の支援など、データとICT
の力で持続可能なヘルスケアシステムの実現を目指しております。
データインデックスは、医薬情報に関するデータベースのパイオニアであり、創業以来「情
報を通して医療に貢献する」を経営理念に掲げ、自社開発の医薬品情報データベース「Dru
g Intelligence Reinforce(DIR)
」を、電子カルテメーカー、レ
セコン 電子薬歴メーカーに提供することを通じて全国約 45,000 の医療機関や調剤薬局等に提
・
供しております。同社は、医薬品のプロフェッショナルである薬剤師を中心として構成される
知識開発チームを有しており、当該プロフェッショナルチームの医薬品やデータベースに関す
る知見と実績が大きな強みとなり、顧客のニーズに合わせてカスタマイズしたデータベースの
導入や、
顧客に対する医薬品に対する専門的知見を前提としたアフターサービスを行うことで、
高い顧客満足を実現しています。
当社は、本株式交換によりデータインデックスを子会社化することで、医薬情報にかかるデ
1
ータベースを質・量ともにより一層強化し、日本のヘルスケア業界の多様なデータの結集を加
速させてまいります。それに加え、データインデックスが有する全国約 45,000 の医療機関や調
剤薬局等とのネットワークを活用し、当社が集約した医療ビッグデータ全体を社会に還元し循
環するネットワークを拡大してまいります。
また、当社グループであるメディカルデータベース株式会社との連携により、両社の共同で
のデータベース開発などのコストシナジーの実現を図り、さらに、当社の保有するレセプト・
健診・DPCなどのリアルワールドデータに、DIRの医薬品に深堀されたデータを掛け合わ
せることで、医療機関、製薬会社、保険会社及びアカデミア等に対して新たな価値を創出する
ことができると考えております。
2.本株式交換の要旨
(1)本株式交換の日程
株式交換契約承認取締役会決議日(当社) 2020 年 10 月5日
株式交換契約締結(当社・データインデックス) 2020 年 10 月5日
株式交換の予定日(効力発生日) 2020 年 11 月2日(予定)
(2)本株式交換の方式
当社を完全親会社、データインデックスを完全子会社とする株式交換であります。
(3)本株式交換に係る割当ての内容
株式会社JMDC データインデックス株式会社
会社名
(株式交換完全親会社) (株式交換完全子会社)
本株式交換に係る
1 0.587816
割当比率
本株式交換により
当社の普通株式 881,724 株
交付する株式数
(注)本株式交換に係る割当比率及び交付する株式数
データインデックス株式1株に対し、当社の普通株式 0.587816 株を新たに発行し、割
当交付いたします。
(4)本件株式交換に伴う新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
データインデックスは、新株予約権及び新株予約権付社債を発行しておりません。
3.本株式交換に係る割当ての内容の算定根拠等
(1)株式交換比率の算定根拠
当社は、本株式交換に用いられる株式交換比率の公正性・妥当性を確保するため、当社
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及びデータインデックスから独立した第三者算定機関である株式会社プルータス・コンサ
ルティング(以下「プルータス・コンサルティング」
)に株主価値評価の算定を依頼いたし
ました。当社は、プルータス・コンサルティングから提出を受けた株主価値評価の算定結
果を参考に、データインデックスの財務の状況、資産の状況、将来の事業活動の見通し等
を踏まえ、両社で慎重に協議を重ねた結果、最終的に本株式交換における割当比率は前記
2.
(3)
「本株式交換に係る割当ての内容」に記載の本株式交換に係る割当比率が、プル
ータス・コンサルティングが算定した株式交換比率レンジ内であり、両社の株主にとって
不利益なものではなく妥当であるとの判断に至り、合意いたしました。なおプルータス・
コンサルティングは、当社及びデータインデックスの関連当事者には該当せず、本株式交
換に関して記載すべき重要な利害関係を有しません。
(2)算定に関する事項
当社については、上場会社であり、市場株価が存在していることから、2020 年 10 月2
日の東京証券取引所マザーズ市場における当社終値を使用して算定を行っております。
一方、データインデックスについては、非上場会社であることを勘案し、将来の事業活
動の見通しを評価に反映させるため、ディスカウンテッド・キャッシュ・ フロー法(以下
「DCF法」
)を採用して算定を行いました。
各評価手法による当社の普通株式1株当たりの株式価値を1とした場合の評価は、下記
のとおりとなります。
採用手法
株式交換比率の算定結果
当社 データインデックス
市場株価 DCF法 0.50~0.87
プルータス・コンサルティングは、株式交換比率の算定に際して、両社から提供を受
けた資料及び情報、一般に公開された情報を原則としてそのまま使用し、分析及び検討
の対象とした全ての資料及び情報が正確かつ完全であることを前提としており、これら
の資料及び情報の正確性又は完全性に関し独自の検証を行っておりません。また、デー
タインデックスの事業見通し及び財務予測については、データインデックスの経営陣に
より現時点で得られる最善の予測及び判断に基づき、合理的に作成されていることを前
提としており、大幅な増減益は見込んでおりません。なお、プルータス・コンサルティ
ングが提出したデータインデックスの株式価値の算定結果は、本株式交換における株式
交換比率の公正性について意見を表明するものではありません。
(3)上場廃止となる見込み及びその事由
3
当社は、本株式交換において株式交換完全親会社となり、また株式交換完全子会社とな
るデータインデックスは非上場会社であるため、該当事項はございません。
4.本株式交換の当事会社の概要
株式交換完全親会社 株式交換完全子会社
(1)名称 株式会社JMDC データインデックス株式会社
東京都港区芝大門二丁目5番5 東京都港区芝五丁目 31 番 17 号
(2)所在地
号 PMO田町 11F
(3)代表者の氏 代表取締役社長 兼 CEO 代表取締役社長
名・役職 松島 陽介 提橋 由幾
医薬品データベースの開発・
(4)事業内容 ヘルスビッグデータ事業
研究及び販売
(5)資本金 3,412 百万円 75 百万円
(6)設立年月日 2002 年1月 31 日 2019 年2月 28 日
(7)発行済株式数 51,950,084 株 1,500,000 株
(8)決算期 3月 3月
ノーリツ鋼機株式会社 62.94% 提橋 由幾 50.0%
日本トラスティ・サー 5.08% スマートキャピタル株 50.0%
ビス信託銀行株式会社 式会社
(信託口) (2020 年3月 31 日現在)
松島 陽介 3.86%
山元 雄太 3.45%
日本マスタートラスト 2.02%
信託銀行株式会社(信
(9)大株主の状況
託口)
BNY GCM CLI 1.99%
ENT ACCOUN
T JPRD AC I
SG (FE-AC)
株 式会社 PKS HA 1.79%
Technology
杉田 玲夢 1.37%
4
木村 真也 1.16%
J.P.MORGAN 1.01%
BANK LUXEM
BOURG S.A.
381572
(2020 年3月 31 日現在)
(10)直近事業年度の経営成績及び財政状態
決算期 2020 年3月期(連結、IFRS) 2020 年3月期(日本基準)
親会社の所有者に
帰属する持分/純資 13,123 百万円 426 百万円
産
総資産 26,944 百万円 3,266 百万円
1株当たり親会社
所有者帰属持分/ 504.43 円 284.21 円
1株当たり純資産
売上収益/売上高 12,158 百万円 355 百万円※1
営業利益 2,215 百万円 84 百万円※1
親会社の所有者に
帰属する当期利益/ 1,528 百万円 276 百万円※2
当期純利益
基本的1株当たり
当期利益/1株当た 62.91 円 184.48 円
り当期純利益
※1 データインデックスは、2019 年9月 30 日に(旧)データインデックス株式会社(以
下「旧データインデックス」
)を吸収合併しております。2020 年3月期のデータイ
ンデックス及び旧データインデックスの売上高及び営業利益を単純合算した場合、
売上高は 821 百万円、営業利益は 373 百万円であります。
※2 ※1に記載の組織再編による吸収合併に伴い、特別利益 322 百万円を計上しており
ます。
5.本株式交換後の状況
株式交換完全親会社である当社において、本株式交換による商号、所在地、代表者、事業内
容、資本金、決算期についての変更はありません。
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6.今後の見通し
本株式交換による 2021 年3月期の当社連結業績に与える影響は現在精査中であり、
今後開示
すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。
以上
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