4482 M-ウィルズ 2019-12-17 08:00:00
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]
2019 年 12 月 17 日
各 位
会 社 名 株式会社ウィルズ
代表者名 代表取締役社長 CEO 杉本 光生
(コード番号:4482 東証マザーズ)
問合せ先 専 務 取 締 役 CFO 蓮本 泰之
(TEL 03-6435-8151)
当社は、本日、2019 年 12 月 17 日に東京証券取引所マザーズに上場いたしました。今後とも、なお一層の
ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2019 年 12 月期(2019 年1月1日から 2019 年 12 月 31 日)における当社の業績予想は、次のとおりであり、
また、最近の決算情報等につきましては別添のとおりであります。
【個別】 (単位:百万円、%)
2019 年 12 月期
決算期 2019 年 12 月期 2018 年 12 月期
第3四半期累計期間
(予想) (実績)
項目 (実績)
対売上 対前期 対売上 対売上
高比率 増減率 高比率 高比率
売 上 高 1,600 100.0 37.9 1,176 100.0 1,161 100.0
営 業 利 益 270 16.9 144.7 238 20.3 110 9.5
経 常 利 益 266 16.7 147.6 243 20.7 107 9.3
当期(四半期)純利益 180 11.3 48.1 166 14.1 121 10.5
1 株 当 た り 当 期
44 円 28 銭 42 円 32 銭 34 円 71 銭
(四半期)純利益
1株当たり配当金 0円 00 銭 - 0円 00 銭
(注)1.当社は、連結財務諸表及び四半期連結財務諸表を作成しておりません。
2.2019 年8月 30 日付で、普通株式1株につき 300 株の株式分割を行っておりますが、2018 年 12 月
期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期(四半期)純利益を算出しておりま
す。
3.2018 年 12 月期(実績)及び 2019 年 12 月期第3四半期累計期間(実績)の1株当たり当期(四半
期)純利益は、期中平均発行済株式数により算出しております。
4.2019 年 12 月期(予想)の1株当たり当期純利益は、公募による新株式数(100,000 株)を含めた
予定期中平均発行済株式数により算出しております。
【2019 年 12 月期業績予想の前提条件】
1.当社の見通し
当社は、 『MAXIMIZE CORPORATE VALUE』をスローガンに、
「上場企業と投資家を繋ぐことにより効率的
な資本市場の形成と上場企業の企業価値最大化を支援すること」をミッションとして掲げております。
当社の事業は、株主管理プラットフォーム事業の単一セグメントでありますが、当該ミッションを果
たすべく、主に以下の3つのサービスを提供しております。
サービス名称 内容
プレミアム優待倶楽部 上場企業の株主が株主優待ポイントと優待商品を交換できる他、
「WILLsVote」を通じて電子議決権を行使することができる企業毎の
株主管理プラットフォーム
また、 「プレミアム優待倶楽部 PORTAL」として、各上場企業が発行す
る株主優待ポイントを「WILLsCoin」に交換して合算することで、
3,000 点を超える優待商品と交換することができる株主優待ポータル
サイトを運営
IR-navi 国内外機関投資家の上場企業に対する投資状況並びに 10 万名を超え
る全世界のファンドマネージャー、アナリストのデータベースを備え
た機関投資家マーケティングプラットフォーム
ESG ソリューション 統合報告書やアニュアルレポートなどの投資家とのコミュニケーショ
ンツールの企画、制作
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、米中間の貿易摩擦をはじめとした外部環境の不透明感
の高まりを受け、円高の進行や輸出の伸び悩みによる製造業の悪化、及び消費税引き上げに伴うマイナ
ス影響を背景に個人消費は底堅く、AI、RPA など新技術による行政・企業の業務効率化を目的とした設
備投資も堅調であり、東京オリンピック及びインバウンドに伴う内需改善により、引き続き緩やかな回
復基調が継続する見通しであります。
国内株式市場においては、上場企業における持続的な企業価値向上を動機付ける観点から、当該上場
企業の成長段階、上場銘柄の特性に応じた市場構造の変更も検討されており、当社サービスの販売先で
ある上場企業を取り巻く環境も変化しつつあります。上場企業における IR 活動も多様化し、コーポレ
ートガバナンス強化の観点から国内外機関投資家との対話促進ニーズが旺盛であり、MiFID2 の施行及び
海外機関投資家の保有比率の上昇も相まって、自社株式マーケティングを目的とした国内外機関投資家
への情報配信、統合報告書や CSR レポート等のコミュニケーションツールの引き合いも増加いたしまし
た。
このような状況の下、2019 年 12 月期の業績予想は、売上高 1,600 百万円(前期比 37.9%増)、営業利
益 270 百万円(同 144.7%増)、経常利益 266 百万円(同 147.6%増)、当期純利益 180 百万円(同 48.1%
増)となる見込みであります。
2.業績予想の前提条件
当社は、2019 年7月度までの累計期間における実績を踏まえて 2019 年8月 14 日の取締役会で
2019 年 12 月期修正予算を決議しております。修正予算については、2019 年7月度までの実績を使用
し、8月以降は下記に基づく予算値を使用して算出したものであります。
(1)売上高
各サービスについて、売上高の予想を算出する上で勘案した前提条件は以下の通りです。
サービス名称 計画金額 前提条件
(対前期増減率)
プレミアム優待倶 1,030 百万円 外部環境要因として、個人株主に対して自社株式への投資の
楽部 (53.4%) 魅力を高めることにつながると考えられている株主優待制度
を導入する企業は 1,507 社となり、過去最高を記録しており
ます(2019 年3月末日現在 大和インベスター・リレーショ
ンズ株式会社調べ)。その中でも中長期保有優遇型株主優待
制度を設ける企業は 400 社を超えており、株主還元施策の一
つとしての株主優待制度に対する需要は、継続して拡大して
いくものと見込んでおります。
個別の前提条件は以下の通りです。
「システム利用料売上」
既存顧客については、クライアントと締結した契約書に基づ
いて積み上げ方式で見込み額を算出しております。
新規顧客については、前年実績と足元の営業状況を勘案して
算出した新規顧客獲得件数 18 件(2018 年 12 月期は新規契
約 8 件、2019 年 12 月期は修正予算決議時点で 12 件)に、
前年実績のシステム利用料売上高を既存の契約件数で除した
平均単価を乗じて算出しております。
上記を併せた金額をシステム利用料として設定しておりま
す。
「ポイント売上」
既存顧客については、長期保有優遇型の株主優待を設計して
いる場合、株主へのポイント付与額を 10%程度増額させるケ
ースが多いため、株主数が減少しない場合においては、ポイ
ント利用額の増加に伴う増収となる傾向にありますが、顧客
企業の株主数の増減が予測しづらいことに加え、顧客の解約
が年間 1 社程度発生するとの想定を加味し、概ね前年実績の
95%程度で保守的に算定しております。
新規顧客については、前年実績と足元の営業状況を勘案して
算出した新規顧客獲得件数に、前年実績のポイント売上高を
既存の契約件数で除した平均単価を乗じて算出しておりま
す。
IR-navi 250 百万円 外部環境要因として、日本国内の株式市場においては、上場
(7.5%) 企業における外国人株主比率の上昇などを背景としたコーポ
レートガバナンス・コードへの関心の高まりから、企業の
IR・SR 活動が活発になっていくと想定され、引き続き当該
需要が継続するものと見込んでおります。
「システム利用料売上」
既存顧客については、クライアントと締結した契約書に基づ
き、積み上げ方式で見込み額を算出しております。
新規顧客については、前年実績と足元の営業状況を勘案して
算出した新規顧客獲得件数 38 件(2018 年 12 月期は新規契
約 19 件、2019 年 12 月期は修正予算決議時点で 28 件)に、
前年実績のシステム利用料売上高を既存の契約件数で除した
平均単価を乗じて算出しております。
上記を併せた金額をシステム利用料売上として設定しており
ます。
なお、 「プレミアム優待倶楽部」利用企業は、 「IR-navi」を
利用する必要があるため、 「IR-navi」の契約件数には「プレ
ミアム優待倶楽部」の契約件数が含まれております。
ESG ソリューショ 296 百万円 2018 年6月にアレックス・ネット株式会社を吸収合併して
ン (28.3%) おり、2019 年 12 月期はその効果が通期で寄与するため前期
比 28.3%を見込んでおります。なお、 「ESG ソリューション」
は、上半期よりも下半期に売上が集中する傾向にあります。
既存顧客については、継続確度の高い既存顧客の見込み額を
積み上げ方式で算出しております。
新規顧客については、前年実績に加えて、足元の営業状況の
動向を勘案して、計画を立てております。
その他 23 百万円 上記のサービス以外に決算説明会の企画及び運営サポートを
(△7.2%) 行っております。
前年度実績から、継続確度の高い既存顧客の見込み額を積み
上げ方式で算出しております。
(2)売上原価、売上総利益
売上原価は、主に「プレミアム優待倶楽部」及び「IR-navi」にかかる労務費及びサーバー費用、
「プレミアム優待倶楽部」の交換商品における仕入原価、 「ESG ソリューション」にかかる制作原価に
より構成されております。これらは、人員計画や前年実績の原価率等をベースにして、算出しており
ます。
売上原価の主な増加要因は、売上計画において前期比 53.4%を見込む「プレミアム優待倶楽部」の
売上増加に伴い、相対的に原価率の高い仕入原価の増加が見込まれていること、2018 年 6 月に吸収合
併したアレックス・ネット株式会社の「ESG ソリューション」に係る制作原価が通期で計上されるこ
とによります。
以上の結果、売上原価は 853 百万円(同 44.2%増)
、売上総利益は 747 百万円(同 31.3%増)を見
込んでおります。
(3)販売費および一般管理費、営業利益
当社の販売費及び一般管理費は、主要な項目としては人件費及び地代家賃で構成されております。
人件費としては、役員、間接部門の人件費等を見込んでおり、年間人員計画に基づき想定給与水準
の積み上げにより見込んでおります。
また、支払手数料に上場関連費用を計上しております。
以上の結果、販売費及び一般管理費は 477 百万円(同 4.0%増)
、営業利益は 270 百万円(同
144.7%増)を見込んでおります。
(4)営業外収益・費用、経常利益
営業外費用は支払利息、及び上場関連費用を見込んでおります。
以上の結果、経常利益は 266 百万円(同 147.6%増)を見込んでおります。
(5)特別利益・損失、当期純利益
特別利益及び特別損失は見込んでおりません。法人税等は 86 百万円を見込んでおります。
以上の結果、当期純利益は 180 百万円(同 48.1%増)を見込んでおります。
【業績予想に関するご留意事項】
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合がございます。
以上
㈱ウィルズ 年 月期第3四半期決算短信
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