4480 Ｍ－メドレー 2020-04-17 18:00:00
新たな事業（オンライン服薬指導支援システム）の開始に関するお知らせ [pdf]
2020 年 4 月 17 日
各 位
会社名 株式会社メドレー
代表者名 代表取締役社長 瀧口 浩平
（コード番号：4480 東証マザーズ）
問合わせ先 取締役コーポレート本部長 田丸 雄太
TEL. 03-6372-1265
新たな事業（オンライン服薬指導支援システム）の開始に関するお知らせ
当社は、2020 年 4 月 17 日の取締役会において、以下のとおり、新たな事業を開始することについて
決議いたしましたので、お知らせいたします。
記
1. 事業の開始の趣旨
当社は、「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもと、医療ヘルスケア領域にお
いて各種インターネットサービスを開発・提供しております。医療ヘルスケア領域においては、医
療技術は日々進歩しているものの、法規制の存在やデジタル活用の遅れ等の要因により、万人が技
術の恩恵を受けられる状況に至るまでには多くの課題が存在しております。そのような中で、医療
ヘルスケア領域における様々なステークホルダーと連携しながらインターネットテクノロジーによ
って課題をひとつひとつ解決していくことが、結果的に患者と医療従事者の双方にとって「納得で
きる医療」の実現につながると考え、当社グループは社会の実需に対応した課題解決型のサービス
を提供しております。
このような背景のもと、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
（薬機法）の改正（令和元年法律第 63 号。以下「改正法」といいます。）に伴い、2020 年 9 月よ
り一部の特区に限られず全国的にオンライン服薬指導が可能となることが決定しています。2020
年 2 月 14 日に開示した「2019 年 12 月期 通期決算説明資料」の 47 頁に記載の通り、改正法を受
けて新たなサービス開発の検討を進めてまいりましたが、この度、2020 年 9 月 1 日（予定）より
「CLINICS for Pharmacies」として調剤薬局向けのオンライン服薬指導支援システム事業（以下
「本事業」といいます。）を開始することを決定いたしました。
また、当社では患者と医療機関をつなぐシステムとして、医療機関向けに「CLINICS オンライ
ン診療」を提供しておりますが、現在我が国において猛威を奮っている新型コロナウイルスの感染
拡大に伴う社会的な要請を受けて、時限対応として「CLINICS オンライン診療」を薬剤師による
オンライン服薬指導向けに活用しております。具体的には、医師によるオンライン診療の実施後、
処方された医薬品について、薬剤師が「CLINICS オンライン診療」を活用してオンライン服薬指
導を実施できるよう、一部の調剤薬局企業に対して暫定的なサービス提供を実施しております。
かかる暫定的なサービス提供は、当社との実証実験等に参加していただいたオンライン服薬指導
に知見のある調剤薬局企業との連携を中心に進めてまいりましたが、今後はオンライン服薬指導支
援システムを提供予定となった調剤薬局企業の要望に応じて、本年 9 月の正式提供開始に至るまで、
上記同様の「CLINICS オンライン診療」を活用した暫定的なサービス提供を実施し、社会的な要
請に応えてまいります。
2. 新たな事業の概要
(1) 新たな事業の内容
本事業では、日本全国に存在する約 59,000 件の調剤薬局施設を対象として、患者に向けた
オンラインでの服薬指導を可能とするためのシステムを提供することを予定しております。
オンライン服薬指導支援システムを活用することで、当社の顧客となる調剤薬局は、オンラ
イン診療を行った医療機関から発行された処方せん情報を FAX 等の方法により受け取った上
で、当該処方薬を必要とする患者からオンライン服薬指導の予約を受付け、ビデオ面談の形
式による服薬指導を実施し、処方薬の代金決済までを一気通貫で行うことが可能となります。
本事業では、当社の運営する「CLINICS オンライン診療」等のサービスのみならず、他社
の運営する各種サービス等とも連携し、顧客企業と患者にとって安全・便利なシステムを目
指してまいります。
(2) 当該事業を担当する部門
インキュベーション本部 事業企画室及び事業本部 CLINICS 事業部
(3) 当該事業の開始のために特別に支出する金額及び内容
現在のところ、適時開示基準に該当する金額を支出する予定はありません。
3. 日程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2020 年 4 月 17 日
(2) 事 業 開 始 期 日 2020 年 9 月 1 日（予定）
※ 事業開始期日の以前にも、上記の通り暫定的なサービス提供を実施する予定です。
4. 今後の見通し
本事業の開始が 2020 年 2 月 14 日に公表済みの 2020 年 12 月期連結業績予想に与える影響は現
在精査中でありますが、中長期的には当社の企業価値向上に寄与するものと考えております。今後、
本事業の当社連結業績に与える影響を精査し、業績予想の修正が必要となった場合には速やかに開
示を行います。
（参考）当期業績予想（2020 年 2 月 14 日公表分）及び前期実績
（百万円）
売上高 EBITDA 営業利益 経常利益 当期純利益
当期業績予想
6,600〜6,900 500〜800 330〜630 350〜650 300〜550
（2020 年 12 月期）
前期実績
4,765 249 153 178 △381
（2019 年 12 月期）
以 上