4480 M-メドレー 2020-12-17 16:00:00
株式会社パシフィックシステムの株式の取得(子会社化)に関する補足説明資料 [pdf]
株式会社パシフィックシステムのグループ化について
株式会社メドレー
2020年12月17日
ディスクレイマー
本資料の作成に当たり、当社は当社が入手可能な情報の正確性や完全性に依拠し、前提としていますが、その正確性あるいは完全性について、当社は何ら表明及び保証するものではあり
ません。また、発表日現在の将来に関する前提や見通し、計画に基づく予想が含まれている場合がありますが、これらの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、当社として、その達成を約束するものではありません。当該予想と実際の業績の間には、経済状況の変化や顧客のニーズ及びユーザーの嗜好
の変化、他社との競合、法規制の変更等、今後のさまざまな要因によって、大きく差異が発生する可能性があります。なお、当社は、新たな情報や将来の事象により、本資料に掲載され
た将来の見通しを修正して公表する義務を負うものでもありません。
C opy ri g ht © Medl ey, I nc. A L L RI GHTS RES ERV ED. 2
サマリ
• パシフィックシステム社の発行済株式80%取得
- 株式譲渡契約締結日:2020年12月17日
- 効力発生日:2021年1月4日(予定)
取引概要
- 取得価額:792百万円
- 取得資金の調達方法:手元現預金より充当
- 当期業績への影響:軽微
目的 • 病院向け電子カルテ市場への参入
想定される • メドレー社の顧客基盤を活用したシェアの拡大
シナジー • 病院向け電子カルテとオンライン診療システムの連携
C opy ri g ht © Medl ey, I nc. A L L RI GHTS RES ERV ED. 3
本件の目的
メドレー社はこれまで病院向けプロダクトとして、ジョブメドレー及びオンライン診療システムを提供しておりましたが、本件
により、基幹システムである電子カルテの市場へ参入します。今後、メドレー社の顧客基盤を活用したシェアの拡大、病院向け
電子カルテとオンライン診療システムの連携等のシナジー創出を積極的に行います。
事業所向け業務支援システムの展開
薬局・ 歯科診療所・
病院 診療所 ドラッグストア 技工所 介護・福祉事業所
基幹システム
(レセコン/カルテ等)
MALL3 検討中 検討中 検討中
パシフィックシステム社
電子カルテ
試験運用中
周辺システム
(採用/予約/CRM等) 顧客基盤の活用
C opy ri g ht © Medl ey, I nc. A L L RI GHTS RES ERV ED. 4
パシフィックシステム社の特長
1997年に設立されたパシフィックシステム社は、電子カルテ事業を全国に展開しています。同社の電子カルテは、低コスト・高機
能性を実現しており、過去17年間の利用継続率は98%と高い顧客満足度を有しています。
基本情報 代表者の紹介
主要事業 病院向け電子カルテの開発・販売(2003年∼) 創業者兼代表取締役社長 小松 広行
615百万円(2020年3月期) 1995年に米国に渡り、フィラデルフィアのテンプル大学
売上高
- CAGR(過去3年):10% でコンピュータサイエンスを専攻。
顧客医療機関数 全国125件 米国でのITインフラの普及状況を体感し、日本の医療IT
インフラを整えるべく、1997年にパシフィックシステム
従業員数 62名 社を設立。
病院向け電子カルテのビジネスモデル 電子カルテ(MALL3)の競争優位性 過去17年間
利用継続率 98%(1)
電子カルテの開発・販売
低コスト 自社開発により、初期費用・保守費用の低コスト化を実現
パシフィック 全国の
システム社 医療機関
利用料
ユーザー毎にカルテ画面のレイアウトを設定可能
(初期・月額費用/更新費用) 高カスタマイズ性
(2,664種類に及ぶカスタマイズ)
• 主要顧客は病床数400床未満の中小病院
自社開発の部門システム(透析、リハビリ管理等)との
• 代理店が介在する取引もあり 高連動性
スムーズな連携が可能
• 5 7年に一度のハードウェア更新
(1) 過去17年間の電子カルテ累積導入件数128件のうち、現在125件が利用を継続
C opy ri g ht © Medl ey, I nc. A L L RI GHTS RES ERV ED. 5
中小病院向け電子カルテの広大な市場機会
病院向け電子カルテの市場が拡大傾向にある中、中小病院では依然として紙カルテが過半を占めているため、広大な市場機会があ
ります。中小病院に強みを持つパシフィックシステム社のグループ化により、電子カルテの普及を促進し、医療ヘルスケア業界の
デジタル活用を加速させていきます。
電子カルテ市場規模推移(1) CAGR 病床規模別電子カルテ導入率推移(2)
(2014-2019)
(億円)
診療所 2,691 8.9%
病院 400床以上病院
2,478 171 8.3% 85.4% - 導入:603
2,227 156 - 未導入:103
77.5%
2,071 144
1,918 139
1,755 133
115 57.3% ターゲット市場
400床未満病院
2,520 9.0% - 導入:2,829
2,322 42.6%
38.8%
2,083 - 未導入:3,818
1,932
1,785
1,640
29.7%
18.2%
11.6%
2014 年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2008年 2011年 2014年 2017年
• 病院向け電子カルテ市場は、資金力のある大病院向けが牽引 • 400床未満の中小病院は、主に予算の関係上、電子カルテの導入が遅れている
- 大規模・複雑なカスタマイズを要求されることが多いため、 - 低コストの電子カルテのニーズ
導入費用・保守費用が高額 • 導入済みの病院では、低コスト志向の高まりに加え、技術の進展により電子
カルテのデータ移行が容易になってきたため、リプレイスが活発化している
(1) 株式会社シード・プランニング「2020年版 電子カルテの市場動向調査」 (2) 厚生労働省「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」
C opy ri g ht © Medl ey, I nc. A L L RI GHTS RES ERV ED. 6
医療ヘルスケアの未来をつくる