4464 ソフト99 2021-02-09 15:00:00
2021年3月期 第3四半期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月9日
上場会社名 株式会社 ソフト99コーポレーション 上場取引所 東
コード番号 4464 URL https://www.soft99.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 田中 秀明
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部長 (氏名) 上尾 茂 TEL 06-6942-8761
四半期報告書提出予定日 2021年2月15日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日∼2020年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 20,380 8.9 2,577 29.4 2,746 28.6 1,828 18.9
2020年3月期第3四半期 18,722 △2.3 1,992 △6.6 2,136 △6.1 1,537 △1.5
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 2,177百万円 (16.7%) 2020年3月期第3四半期 1,866百万円 (52.8%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年3月期第3四半期 83.66 ―
2020年3月期第3四半期 70.62 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期第3四半期 57,488 50,071 87.1 2,287.28
2020年3月期 55,255 48,380 87.6 2,217.42
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 50,071百万円 2020年3月期 48,380百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― 12.00 ― 12.00 24.00
2021年3月期 ― 13.50 ―
2021年3月期(予想) 13.50 27.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 25,700 5.2 2,650 9.4 2,770 7.1 1,930 5.8 88.34
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 22,274,688 株 2020年3月期 22,274,688 株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 383,476 株 2020年3月期 456,441 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 21,856,050 株 2020年3月期3Q 21,773,741 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達
成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び
業績予想のご利用にあたっての注意事項については、添付資料5ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する
説明」をご覧ください。
㈱ソフト99コーポレーション(4464)2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 8
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 9
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 10
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 11
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 11
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㈱ソフト99コーポレーション(4464)2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けており、
企業活動においては、感染症対策を講じる中で生産は持ち直しておりますが、設備投資は低調に推移いたしました。
個人消費においては、行政による各種施策により持ち直しの動きはあるものの、雇用情勢の悪化や、感染症拡大の
懸念は続いており、先行きは不透明な状況にあります。
また、世界経済においてもアメリカ、ヨーロッパを中心に感染症拡大が継続しており、経済活動や個人の行動が制
限されるなど予断を許さない状況となっております。
このような経済環境の下で、当社グループは「生活文化創造企業」の企業理念の下、より幅広い社会課題(事業機
会)に向けた他にない製品・サービスの開発と事業化に努めてまいりました。その結果、当第3四半期連結累計期間
の経営成績は、売上高20,380百万円(前年同期比8.9%増)となり、営業利益2,577百万円(同29.4%増)、経常利益
2,746百万円(同28.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,828百万円(同18.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(ファインケミカル)
自動車販売においては、新車、中古車ともに販売が回復傾向にあります。新車販売は当第3四半期累計では前期実
績を下回っているものの、10月以降前期を上回る実績で推移しております。また、中古車販売は当第3四半期累計で
前期実績を上回り好調に推移いたしました。
国内の小売業界においては、ホームセンターなどの量販店はマスクや消毒薬などの衛生用品をはじめ、感染予防の
ため外出を控えるといったいわゆる巣ごもり消費需要を取り込み、園芸用品、DIY用品、カー用品やインテリア用
品が好調に推移しました。
カー用品専門店においては、カーケア製品は引き続き巣ごもり消費需要がユーザー自身で行うカーメンテナンスに
波及し好調に推移しました。また12月中旬以降の全国的な冷え込みにより日本海側を中心に大雪となり、これまで苦
戦していたタイヤの販売がスタッドレスタイヤを中心に拡大しました。一方で外出自粛によりレジャーや旅行などの
遠距離運転の機会が減少したことで、カーエレクトロニクスはドライブレコーダーの販売が苦戦し、オイル交換も低
調に推移しました。
①一般消費者向け販売(自動車分野)
ボディケア製品は、前期に発売直後プロモーション展開を強化し出荷が拡大した「レインドロップ」は今期になっ
て販売が落ち着きましたが、新製品の加圧式噴射機を用いたカーシャンプー「パーフェクトフォームスターティング
セット」の販売が好調に推移したことや、「レインドロップ20%増量限定品」や「フクピカ増量」の企画品の出荷が
順調に進んだことなどにより、前期を上回りました。
ガラスケア製品は、コロナ禍の影響により例年実施している梅雨対策の店頭プロモーションは縮小しておりました
が、第2四半期以降の台風やゲリラ豪雨対策といった店頭プロモーションを計画通り実施したことによる撥水剤の出
荷の増加や、12月以降日本海側で大雪となり冬用ワイパーの販売が好調に推移したことなどによって、前期を上回り
ました。
リペア製品は、巣ごもり消費需要の継続が腰を据えて行うカーリペアの需要増につながったことで、前期を上回り
ました。
これらの結果、一般消費者向け販売全体で前期を上回る結果となりました。
②業務用製品販売(自動車分野・産業分野)
新車向け販売においては、第2四半期までは苦戦していたものの当第3四半期より回復傾向にあり、得意先の新車
ディーラーでは、車両販売に併せて積極的なコーティングサービスの販売を展開したことによって当社ブランドの業
務用コーティング剤の出荷が増加し、中古車販売においても車両販売台数の増加を背景に施工台数が増加したことに
よって、前期を上回る結果となりました。
③家庭用製品販売(生活分野)
主力のメガネケア製品は、感染症拡大防止のために外出時のマスクの着用が季節を問わず一般化したことで「メガ
ネのくもり止め」の販売好調が継続したことや、飛沫感染予防に対する意識の高まりにより「メガネのシャンプー」
の販売も堅調に推移しました。併せて、感染症対策ニーズが高まる中、家庭用衛生用品の新ブランド「クリニクル
(CLEANICLE)」シリーズの販売を開始したことなどにより、前期を上回る結果となりました。
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㈱ソフト99コーポレーション(4464)2021年3月期 第3四半期決算短信
④海外向け販売(自動車分野)
中国エリアでは、ガラスクリーナーや撥水剤といったガラスケア製品の販売がECチャネルを中心に拡大しまし
た。また、感染症拡大防止からマスクの着用が継続していることによりメガネケア製品の出荷も好調に推移しました
が、中国全体では前期を下回る結果となりました。
中国を除く東アジアでは、台湾においては例年より降水量が減少したことにより主力の撥水剤の販売が低調に推移
しました。一方韓国においては、現地代理店のマーケティングが奏功し販路が拡大したことや、降水量の増加に伴っ
てガラスクリーナーや撥水剤の販売が好調に推移したことにより、台湾の落ち込みをカバーし、東アジア全体で前期
を上回りました。
東南アジアでは、タイ向けの出荷は減少したものの、当第3四半期においてシンガポール向けの出荷が増加したこ
とや、マレーシアの現地代理店がECチャネルへ注力し販売が拡大したことなどによって、東南アジア全体で前期を
上回りました。
ロシアにおいては、当第3四半期ではロックダウンなどの移動制限はないものの感染者数は増加傾向にあり、ボデ
ィケア製品とメンテナンス製品を中心に販売が苦戦し、前期を下回りました。
欧州エリアにおいては、当第3四半期から急激に感染者数が増加し続けており、再び移動制限措置がとられるなど
コロナの収束が見えない中、現地代理店が積極的にECチャネルへの販売拡大を図ったことや、外出自粛による巣ご
もりが自身で行うカーケア需要の拡大につながったことで、ワックス・撥水剤などの出荷が増加し、前期を上回りま
した。
ブラジルにおいては、感染者数が高止まりしているものの、現地代理店の積極的な販売プロモーションや現地語パ
ッケージの推進により撥水剤などを中心に販売が増加し、前期を上回りました。
海外向け販売全体では、中国エリアとロシア向け販売の減少を欧州などの他のエリアでカバーしたことによって、
前期を上回る結果となりました。
⑤TPMSの企画開発販売(自動車分野)
トラック・バス向けTPMSの運輸運送会社への販売は好調に推移しているものの、乗用車向けTPMSのOEM
製品販売が減少し、前期を下回る結果となりました。
⑥電子機器・ソフトウエア開発販売(産業分野)
第1四半期において、顧客の在宅勤務などで遅れていた検収が進んだことや3Gの停波に伴う4Gへの通信規格切
り替え需要を受けて受注が好調に推移したことで、前期を上回る結果となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間のファインケミカル事業の売上高は10,723百万円(同11.7%増)となり
ました。また、営業利益は売上高の伸長による売上総利益の増加や営業費用の減少などにより1,864百万円(同
57.1%増)となりました。
(ポーラスマテリアル)
①産業資材部門(産業分野)
半導体市場においては、生活様式の変化により在宅勤務が浸透し、ノートパソコンやクラウド向けのメモリやスト
レージ需要の増加や、通信規格が4Gから5Gへと変わりつつある中で通信端末などのデバイスの更新に伴う需要の
増加が見込まれます。一方でこれらの電子機器分野の需要増に伴い、車載向け半導体は供給不足が懸念されるなど、
半導体の供給はひっ迫することが予想されます。
国内向け販売は、主力の半導体製造用途向けにおいては、需要増加を背景に出荷が増加いたしました。また、取組
みを強化している医療用途向けにおいては、PCR検査用部材の出荷が増加したことや、M&Aにより新たに病院施
設向け衛生用品の販売をスタートしたことにより増加いたしました。一方でプリンター用途向けがペーパーレス化の
流れから需要が落ち込み出荷が減少しましたが、半導体製造向けと医療用途向けの増加により、国内向け販売全体で
前期を上回る結果となりました。
海外向け販売は、感染症拡大に起因する物流不安からユーザーの在庫積み増しによる需要増が前第4四半期から継
続しております。当第3四半期においても、半導体需要の拡大が継続することでユーザーの在庫調整による出荷の減
少がみられなかったことや、HDD研磨用途向けにおいても出荷が増加したことから、海外向け販売全体で前期を上
回り、産業資材全体でも前期を上回る結果となりました。
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㈱ソフト99コーポレーション(4464)2021年3月期 第3四半期決算短信
②生活資材部門(自動車分野・生活分野)
国内向け販売は、巣ごもり消費需要を受けて家庭用製品を中心に出荷が増加したことにより、前期を上回りまし
た。
海外向け販売は、主要仕向け地である米国では市況の回復が見られ出荷が増加したものの、インドネシアは感染症
拡大を抑え込むための移動制限が継続し量販店が営業を縮小したこと、また、韓国においてはスポーツ用途向けの製
品が感染症拡大防止による施設の閉鎖などが継続したことによって需要が縮小し、前期を下回りました。
生活資材全体では、海外の落ち込みを国内の販売好調によりカバーしたことで、前期を上回る結果となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間のポーラスマテリアル事業の売上高は4,617百万円(同10.4%増)とな
りました。また、営業利益は、売上高の増加と併せて営業経費の減少により、564百万円(同3.4%増)となりまし
た。
(サービス)
①自動車整備・鈑金事業(自動車分野)
コロナ禍における近場を安全に移動する手段としての自動車の利用機会増加や輸入車ディーラーへの積極的な入庫
促進活動により、鈑金入庫は回復傾向にあるものの、例年に比べると低い水準に留まりました。一方で取組みを強化
しているプロテクションフィルムやコーティング施工、物販は好調に推移しましたが、鈑金入庫の低迷をカバーでき
ず、前期を下回る結果となりました。
②自動車教習事業(自動車分野)
2020年4月の緊急事態宣言に伴う営業自粛要請を受けて約1カ月間休業期間がありましたが、営業再開後は受講を
待機頂いていた在籍者と併せて新規入所希望者が例年に比べて増加しました。これに対して教習時限数を増加するこ
とで教習ニーズ増加に対応し、営業再開後の教習稼働は好調に推移しましたが、休業期間における売上高の減少をカ
バーするには至らず、わずかに前期を下回る結果となりました。
③生活用品企画販売事業(生活分野)
外出による感染リスクを避けるための通販需要の高まりにより、主力の生協向け販売やECチャネルによる販売が
好調に推移し、前期を上回る結果となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間のサービス事業の売上高は、自動車整備鈑金事業と教習事業の売上高の
減少を生活用品企画販売事業でカバーし4,140百万円(同6.9%増)となりましたが、営業利益は77百万円(同2.2%
減)となりました。
(不動産関連)
①不動産賃貸事業(生活分野)
保有物件において入居が増加し稼働率を高く保ったことで、前期を上回る結果となりました。
②温浴事業(生活分野)
2020年4月の緊急事態宣言に伴う営業自粛要請を受け、およそ1カ月間にわたり、公衆浴場の営業許可のない1店
舗の営業を自粛、残り2店舗においても混雑を避けるためGW期間は営業を自粛、また期間中全店舗において飲食部
門の営業を自粛しておりました。緊急事態宣言解除後は感染症対策を徹底しながら営業を再開し、イベントの実施な
ど集客に努めてまいりましたが、週末にファミリーで来店頂くお客様の戻りが遅いことや、飲食の利用も低下したこ
とから、前期を下回る結果となりました。
③介護予防支援事業(生活分野)
外出自粛を理由とする利用者の解約が増加したことや、利用者の来所頻度も減少したことにより、前期を下回る結
果となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の不動産関連事業の売上高は、899百万円(同16.1%減)となり、営業
利益は64百万円(同63.6%減)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末 における総資産は、57,488百万円(前連結会計年度末 は55,255百万円)となり、
2,233百万円増加いたしました。これは主に、ファインケミカル事業における一般製品販売やポーラスマテリアル事
業の販売が増加した結果、売上債権が1,585百万円増加したこと、金融市場が好調に推移したことなどによって、有
価証券及び投資有価証券が合わせて461百万円増加したこと、また2020年8月にアズテック株式会社の全株式を取得
したことにより、のれんが646百万円増加したことや当社保有の不動産が完成したことなどに伴い建物及び構築物が
117百万円増加した一方で建設仮勘定が87百万円減少したことや、現金及び預金が400百万円減少したことなどによる
ものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、7,416百万円(前連結会計年度末は6,874百万円)となり、541百万
円増加いたしました。これは主に、ファインケミカル事業における一般製品販売やポーラスマテリアル事業の販売が
増加したことに伴い仕入債務が134百万円増加、また金融市場が好調に推移したことによって繰延税金負債が187百万
円増加したことなどによるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末 における純資産は、50,071百万円(前連結会計年度末 は48,380百万円)となり、
1,691百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が1,269百万円増加したことやその他有価証券評価差額金が
340百万円増加したことなどによるものです。
(キャッシュ・フローの状況)
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、1,463百万円の流入(前年同期は1,176百万円の流入)となりました。
これは主に、税金等調整前四半期純利益が2,746百万円、減価償却費が571百万円となったこと、販売の拡大に伴って
売上債権が1,410百万円増加したことや仕入債務が98百万円増加したこと、法人税等の支払額868百万円などを要因と
しております。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、1,354百万円の支出(前年同期は568百万円の支出)となりました。こ
れは主に、有形固定資産の取得による支出456百万円、投資有価証券の取得による支出601百万円、投資有価証券の売
却及び償還による収入632百万円、また連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出865百万円を要因として
おります。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、549百万円の支出(前年同期は539百万円の支出)となりました。これ
は主に、配当金の支払額539百万円などを要因としております。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は17,340百万円となり、前連結会計
年度末と比較して441百万円減少いたしました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第3四半期連結期間は、2020年4月の緊急事態宣言による休業要請に従い営業を一時停止したサービスセグメン
トの教習事業や不動産セグメントの温浴事業においては、販売は回復傾向にあるものの、営業停止による販売減少の
影響の全てをカバー出来ていない状況です。一方で当社グループの主力事業であるファインケミカルセグメントやサ
ービスセグメントの生活用品企画販売事業では、巣ごもり消費需要の継続により販売が好調に推移し、教習事業や温
浴事業の落ち込みカバーしたことで、グループ全体の売上高は前年実績を上回りました。また、営業利益において
も、ファインケミカルセグメント・ポーラスマテリアルセグメントの販売伸長による売上総利益の増加などにより前
年を上回りました。
足元ではコロナ禍は再び拡大傾向にあり、政府により関東・関西を中心に再度の緊急事態宣言が発出されたことに
伴い、当社の各事業においては引き続きプラス・マイナスの両面の影響が出ることが想定されますが、これらの影響
を正確に見通すことは困難であることから、当社グループの通期連結業績予想につきましては、2020年10月26日の公
表値を据え置き、売上高は25,700百万円、営業利益は2,650百万円、経常利益は2,770百万円、親会社株主に帰属する
当期純利益は1,930百万円といたします。
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㈱ソフト99コーポレーション(4464)2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 18,274,995 17,874,188
受取手形及び売掛金 3,160,601 4,546,937
電子記録債権 559,874 758,670
有価証券 200,549 500,054
商品及び製品 2,114,037 2,016,354
仕掛品 471,697 376,892
原材料及び貯蔵品 748,216 839,697
その他 215,512 243,641
貸倒引当金 △20,120 △23,165
流動資産合計 25,725,363 27,133,271
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 5,375,974 5,493,327
機械装置及び運搬具(純額) 822,006 780,435
土地 15,545,376 15,545,587
建設仮勘定 227,281 140,066
その他(純額) 244,286 262,485
有形固定資産合計 22,214,925 22,221,903
無形固定資産
のれん 17,250 663,643
その他 181,868 171,071
無形固定資産合計 199,119 834,715
投資その他の資産
投資有価証券 6,513,942 6,675,919
繰延税金資産 317,490 296,219
その他 321,195 364,931
貸倒引当金 △36,802 △38,669
投資その他の資産合計 7,115,826 7,298,401
固定資産合計 29,529,871 30,355,020
資産合計 55,255,234 57,488,291
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㈱ソフト99コーポレーション(4464)2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,109,442 1,243,497
1年内返済予定の長期借入金 - 73,430
未払法人税等 518,975 506,757
未払金及び未払費用 1,206,601 1,186,301
その他 481,765 733,746
流動負債合計 3,316,785 3,743,733
固定負債
長期借入金 123,225 -
繰延税金負債 163,543 351,516
再評価に係る繰延税金負債 830,663 830,663
役員退職慰労引当金 336,725 378,095
退職給付に係る負債 1,598,801 1,624,134
その他 505,205 488,792
固定負債合計 3,558,164 3,673,202
負債合計 6,874,949 7,416,935
純資産の部
株主資本
資本金 2,310,056 2,310,056
資本剰余金 3,286,444 3,286,444
利益剰余金 42,712,980 43,982,136
自己株式 △368,051 △295,378
株主資本合計 47,941,429 49,283,258
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,084,887 1,425,338
土地再評価差額金 △643,437 △643,437
為替換算調整勘定 53,477 52,751
退職給付に係る調整累計額 △56,073 △46,556
その他の包括利益累計額合計 438,855 788,096
純資産合計 48,380,284 50,071,355
負債純資産合計 55,255,234 57,488,291
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 18,722,547 20,380,782
売上原価 11,806,031 12,777,718
売上総利益 6,916,516 7,603,063
販売費及び一般管理費 4,924,491 5,025,881
営業利益 1,992,025 2,577,182
営業外収益
受取利息 14,592 16,915
受取配当金 58,672 65,474
助成金収入 300 41,618
その他 79,768 53,639
営業外収益合計 153,334 177,648
営業外費用
支払利息 11 12
手形売却損 278 174
為替差損 231 265
その他 8,625 7,806
営業外費用合計 9,146 8,259
経常利益 2,136,212 2,746,571
特別利益
固定資産売却益 10,399 6,617
投資有価証券売却益 88,665 2,883
特別利益合計 99,064 9,500
特別損失
固定資産売却損 - 1,680
固定資産除却損 6,316 8,293
投資有価証券売却損 565 -
特別損失合計 6,881 9,974
税金等調整前四半期純利益 2,228,395 2,746,096
法人税、住民税及び事業税 638,315 864,102
法人税等調整額 52,359 53,545
法人税等合計 690,675 917,648
四半期純利益 1,537,720 1,828,448
非支配株主に帰属する四半期純利益 - -
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,537,720 1,828,448
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(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 1,537,720 1,828,448
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 331,720 340,450
為替換算調整勘定 △10,549 △725
退職給付に係る調整額 7,910 9,516
その他の包括利益合計 329,082 349,241
四半期包括利益 1,866,802 2,177,690
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,866,802 2,177,690
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 2,228,395 2,746,096
減価償却費 585,462 571,729
のれん償却額 4,312 38,560
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △1,628 41,369
受取利息及び受取配当金 △73,265 △82,390
支払利息 11 12
固定資産売却損益(△は益) △10,399 △4,936
投資有価証券売却損益(△は益) △88,099 △2,883
売上債権の増減額(△は増加) △629,106 △1,410,109
たな卸資産の増減額(△は増加) △205,928 132,075
仕入債務の増減額(△は減少) △71,168 98,108
その他 5,305 117,757
小計 1,743,890 2,245,391
利息及び配当金の受取額 76,255 86,510
利息の支払額 △11 △12
法人税等の支払額 △643,702 △868,655
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,176,432 1,463,233
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) 194,771 △40,888
有形固定資産の取得による支出 △602,727 △456,975
有形固定資産の売却による収入 21,658 21,824
投資有価証券の取得による支出 △606,259 △601,423
投資有価証券の売却及び償還による収入 502,375 632,756
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- △865,104
支出
その他 △78,455 △44,745
投資活動によるキャッシュ・フロー △568,636 △1,354,555
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △47,918 △49,794
自己株式の取得による支出 △46 △35
自己株式の処分による収入 64,640 72,708
配当金の支払額 △526,146 △539,172
その他 △30,228 △33,681
財務活動によるキャッシュ・フロー △539,698 △549,975
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,552 △184
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 66,544 △441,482
現金及び現金同等物の期首残高 16,818,096 17,782,287
現金及び現金同等物の四半期末残高 16,884,641 17,340,804
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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自2019年4月1日 至2019年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
ファイン ポーラス (注) 計上額
サービス 不動産関連 計 (注)
ケミカル マテリアル
売上高
外部顧客への売
9,596,477 4,181,144 3,873,389 1,071,536 18,722,547 - 18,722,547
上高
セグメント間の
内部売上高又は 53,447 28,793 9,607 79,471 171,320 △171,320 -
振替高
計 9,649,925 4,209,937 3,882,997 1,151,008 18,893,868 △171,320 18,722,547
セグメント利益又
1,186,804 545,755 79,675 177,151 1,989,387 2,637 1,992,025
は損失(△)
(注)セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っており、セグメント利益の調整額
2,637千円は、セグメント間取引消去によるものであります。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自2020年4月1日 至2020年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
ファイン ポーラス (注) 計上額
サービス 不動産関連 計 (注)
ケミカル マテリアル
売上高
外部顧客への売
10,723,584 4,617,100 4,140,956 899,141 20,380,782 - 20,380,782
上高
セグメント間の
内部売上高又は 56,146 27,567 9,234 74,962 167,911 △167,911 -
振替高
計 10,779,731 4,644,667 4,150,190 974,103 20,548,693 △167,911 20,380,782
セグメント利益又
1,864,403 564,314 77,919 64,549 2,571,186 5,995 2,577,182
は損失(△)
(注)セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っており、セグメント利益の調整額
5,995千円は、セグメント間取引消去によるものであります。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(のれんの金額の重要な変動)
「ポーラスマテリアル」セグメントにおいて、アズテック株式会社の株式を取得しております。
当該事象によるのれんの増加額は、当第3四半期連結累計期間においては、684,953千円であります。
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