4464 ソフト99 2020-11-06 15:00:00
2021年3月期 第2四半期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年11月6日
上場会社名 株式会社 ソフト99コーポレーション 上場取引所 東
コード番号 4464 URL https://www.soft99.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 田中 秀明
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部長 (氏名) 上尾 茂 TEL 06-6942-8761
四半期報告書提出予定日 2020年11月12日 配当支払開始予定日 2020年12月1日
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有 当社WEBサイト(https://www.soft99.co.jp/ir/)にて11月末開示予定
四半期決算説明会開催の有無 : 有 機関投資家・アナリスト向けにオンラインで開催予定
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日∼2020年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 12,805 5.3 1,416 12.6 1,523 14.0 995 6.6
2020年3月期第2四半期 12,165 △1.0 1,257 10.1 1,335 9.0 933 12.3
(注)包括利益 2021年3月期第2四半期 1,345百万円 (24.9%) 2020年3月期第2四半期 1,077百万円 (49.8%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年3月期第2四半期 45.56 ―
2020年3月期第2四半期 42.89 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期第2四半期 56,902 49,507 87.0 2,264.36
2020年3月期 55,255 48,380 87.6 2,217.42
(参考)自己資本 2021年3月期第2四半期 49,507百万円 2020年3月期 48,380百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― 12.00 ― 12.00 24.00
2021年3月期 ― 13.50
2021年3月期(予想) ― 13.50 27.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 25,700 5.2 2,650 9.4 2,770 7.1 1,930 5.8 88.34
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 22,274,688 株 2020年3月期 22,274,688 株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 410,841 株 2020年3月期 456,441 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 21,845,547 株 2020年3月期2Q 21,764,322 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達
成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び
業績予想のご利用にあたっての注意事項については、添付資料5ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関す
る説明」をご覧ください。
㈱ソフト99コーポレーション (4464) 2021年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 8
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 9
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 10
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 11
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 11
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㈱ソフト99コーポレーション (4464) 2021年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症流行による大きな影響を受けてお
り、企業活動においては、生産は回復しつつあるものの、設備投資は低調に推移し、厳しい状況にあります。個人消
費においては、Withコロナの新しい生活様式が広まりつつあることによる持ち直しの動きがあるものの、雇用情勢は
悪化の傾向にあり、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、先行きは不透明な状況となっております。ま
た、世界経済においても経済活動を再開させる動きは広がりを見せているものの、感染者数は増加傾向にあり、予断
を許さない状況が継続しております。
このような経済環境の下で、当社グループは「生活文化創造企業」の企業理念の下、より幅広い社会課題(事業機
会)に向けた他にない製品・サービスの開発と事業化に努めてまいりました。その結果、当第2四半期連結累計期間
の経営成績は、売上高12,805百万円(前年同期比5.3%増)となり、営業利益1,416百万円(同12.6%増)、経常利益
1,523百万円(同14.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は995百万円(同6.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(ファインケミカル)
自動車販売において、新車販売は第1四半期より発生していた供給が不安定な状況が徐々に解消しており、普通自
動車、軽自動車の販売は少しずつ回復しておりますが、前期には届きませんでした。また中古車販売も同様に前期に
は届いておりませんが、落ち込み幅は新車販売より緩やかになっております。
国内の小売業界において、ホームセンターなどの量販店は外出自粛による巣ごもり消費需要により、園芸用品やD
IY関連用品、カー用品の販売が好調だったほか、在宅勤務拡大などの生活様式の変化によってインテリア用品も好
調に推移しました。一方、カー用品専門店ではカーケア製品は巣ごもり消費需要がカーメンテナンスに波及したこと
で好調に推移しましたが、タイヤやカーエレクトロニクスなどの高額品の販売が減少し、苦戦いたしました。
①一般消費者向け販売(自動車分野)
ボディケア製品は、前期に発売直後プロモーション展開を強化し出荷が拡大した「レインドロップ」は、今期にな
って販売が落ち着きましたが、新製品の加圧式噴射機を用いたカーシャンプー「パーフェクトフォームスターティン
グセット」の販売が好調に推移したことや第2四半期から「レインドロップ20%増量限定品」や「フクピカ増量」の
企画品の出荷を開始したことなどにより、前期を上回りました。
ガラスケア製品は、コロナの影響により例年実施している梅雨対策の店頭プロモーションは縮小しておりました
が、第2四半期より台風やゲリラ豪雨対策といった店頭プロモーションを当初の計画通り実施し、出荷が増加したこ
とで前期を上回りました。
リペア製品は、巣ごもり消費需要の拡大によって腰を据えて行うカーリペアの需要が第1四半期より継続したこと
で、前期を上回りました。
これらの結果、一般消費者向け販売全体で前期を上回る結果となりました。
②業務用製品販売(自動車分野・産業分野)
新車向け販売は、販売台数が前期に届かず、施工台数が減少したことにより当社ブランドの業務用コーティング
剤、OEM製品ともに前期を下回りました。 一方で中古車向け販売は好調に推移し、前期を上回りましたが、新車
向け販売の落ち込みをカバーできず、業務用製品販売全体で前期を下回る結果となりました。
③家庭用製品販売(生活分野)
主力のメガネケア製品は、マスク着用が季節を問わず求められ一般化したことによって「メガネのくもり止め」の
販売好調が継続したことや飛沫感染予防に対する意識の高まりにより「メガネのシャンプー」の販売も堅調に推移し
たことに加え、感染症対策ニーズが高まる中、家庭用衛生用品の新ブランド「クリニクル(CLEANICLE)」
シリーズの販売を開始したことにより、前期を上回る結果となりました。
④海外向け販売(自動車分野)
中国では、ガラスクリーナーや撥水剤といったガラスケア製品の販売がECチャネルを中心に拡大しました。ま
た、感染症拡大防止からマスクの着用が継続していることによりメガネケア製品の出荷も好調に推移しましたが、中
国全体では前期を下回る結果となりました。
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㈱ソフト99コーポレーション (4464) 2021年3月期 第2四半期決算短信
中国を除く東アジアでは、台湾においては新型コロナウイルス感染症の抑え込みができているものの、台風の上陸
が例年と比較して非常に少なく、降水量が減少したことで主力製品である撥水剤の販売が減少しました。一方、韓国
においては台風の上陸が多く降水量が増加したことによって撥水剤の販売が好調に推移したことに加えて、現地代理
店のマーケティング計画が奏功し販路が拡大、出荷が増加したことによって台湾の販売の落ち込みをカバーし、東ア
ジア全体で前期を上回りました。
東南アジアでは、タイやシンガポール向けの出荷が減少したものの、マレーシアの現地代理店がECチャネルに注
力したために販売が増加したことやミャンマー、ベトナム向けの出荷も増加したことによって、東南アジア全体で前
期を上回りました。
ロシアにおいては、感染者数が増加傾向にあり、前期好調に推移していたボディケア製品とメンテナンス製品を中
心に今期は販売が苦戦し、前期を下回りました。
欧州エリアにおいては、感染者数が増加し続けており再び移動制限措置がとられるなどコロナの収束が見えない
中、現地代理店が積極的にECチャネルへの販売拡大を図ったことでワックス、撥水剤などの出荷が増加したことや
業務用の大容量製品の出荷を新たに開始したことで、前期を上回りました。
ブラジルにおいては、感染者数は増加傾向にありますが、撥水剤を中心に出荷が回復し、前期を上回りました。
海外向け販売全体では、中国の現地販売とロシア向け販売の減少を他のエリアでカバーできず、前期を下回る結果
となりました。
⑤TPMSの企画開発販売(自動車分野)
トラック・バス向けTPMSの運輸運送会社への販売は好調に推移しているものの、乗用車向けTPMSのOEM
製品販売が減少し、前期を下回る結果となりました。
⑥電子機器・ソフトウエア開発販売(産業分野)
顧客において在宅勤務などのイレギュラーな勤務形態により検収が停滞していた案件が、その状況が解消し検収が
進んだことにより、前期を上回る結果となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間のファインケミカル事業の売上高は、6,720百万円(同9.4%増)となり
ました。営業利益は、販売費及び一般管理費においては広告宣伝費や運賃などの費用が増加したものの、売上高の伸
長により、994百万円(同34.7%増)となりました。
(ポーラスマテリアル)
①産業資材部門(産業分野)
半導体市場においては、米中貿易摩擦の長期化や新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中で先行きが不透
明であるものの、在宅勤務やオンライン授業などの生活様式の変化によりパソコンやクラウド向けのメモリやストレ
ージ需要の増加が期待されています。
国内向け販売は、主力の半導体製造用途分野においては、一部ユーザーの設備投資の延期によって製品出荷が後ろ
倒しになったことで出荷が減少しました。また、プリンター用途向けも出荷が減少しました。一方で取組みを強化し
ている医療用途向けの出荷は堅調に推移しましたが、国内向け販売全体で前期を下回る結果となりました。
海外向け販売は、感染症拡大に起因する物流不安からユーザーが在庫を積み増しており、それに伴う出荷の増加が
前第4四半期から継続しておりましたが、当第2四半期においても在庫調整による出荷の減少が見られず堅調に推移
したことや、HDD研磨用途分野においても出荷が増加したことから、海外向け販売全体で前期を上回り、産業資材
全体でも前期を上回る結果となりました。
②生活資材部門(自動車分野・生活分野)
国内向け販売は、巣ごもり消費需要を受けて家庭用製品を中心に出荷が増加したことにより前期を上回りました。
海外向け販売は、主要仕向け地である米国向けでは市況の回復が見られたものの、インドネシアにおいては感染症
拡大による移動制限の強化が継続し、量販店が営業を縮小したことによって販売が減少したことや、韓国においては
スポーツ用途向けの製品が感染症拡大防止による施設の閉鎖などで需要が落ち込んだことにより、前期を下回りまし
た。
生活資材全体では、国内は好調に推移しましたが、海外の落ち込みをカバーできず、前期を下回る結果となりまし
た。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間のポーラスマテリアル事業の売上高は2,874百万円(同3.8%増)となり
ました。また、営業利益は、売上高の増加と併せて営業経費の減少により、397百万円(同11.9%増)となりまし
た。
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㈱ソフト99コーポレーション (4464) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(サービス)
①自動車整備・鈑金事業(自動車分野)
第1四半期と比較して、自動車の利用機会の増加や修理に必要な車両部品の入荷が安定したことにより、鈑金入庫
の減少は歯止めがかかっているものの、例年に比べると低い水準に留まりました。一方で取組みを強化しているプロ
テクションフィルムやコーティング施工、物販は伸長しましたが、鈑金入庫の低迷をカバーできず、前期を下回る結
果となりました。
②自動車教習事業(自動車分野)
緊急事態宣言に伴う営業自粛要請を受けて約1カ月間休業しておりました。営業再開後は待機頂いていた在籍者の
教習希望が大幅に増加したため、時間外勤務により教習時限数を増やし教習の実施に努めたことで稼働は好調に推移
しましたが、休業期間における売上高の減少をカバーできず、前期を下回る結果となりました。
③生活用品企画販売事業(生活分野)
外出による感染リスクを避けるための通販需要の増加が第1四半期より継続し、主力の生協向け販売やECチャネ
ルによる販売が好調に推移したことによって、前期を上回る結果となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間のサービス事業の売上高は、自動車整備鈑金事業と教習事業の売上高の
減少を生活用品企画販売事業でカバーし2,635百万円(同3.7%増)となりましたが、利益面においては、生活用品企
画販売事業における利益の伸長だけでは自動車整備鈑金事業と教習事業における利益の落ち込みをカバーできず、営
業損失は、0百万円(前年同期は47百万円の営業利益)となりました。
(不動産関連)
①不動産賃貸事業(生活分野)
保有物件において入居が増加し稼働率を高く保ったことで、前期を上回る結果となりました。
②温浴事業(生活分野)
緊急事態宣言に伴う営業自粛要請を受け、公衆浴場の営業許可のない1店舗の営業を自粛、残り2店舗においても
混雑を避けるためGW期間は営業を自粛、また期間中全店舗において飲食部門の営業を自粛しておりました。解除後
は感染症対策を徹底しながら営業を再開いたしましたが、お客様の戻りは遅く、飲食の利用も低下したことから、前
期を下回る結果となりました。
③介護予防支援事業(生活分野)
外出自粛を理由とする利用者の解約が増加したことや、利用者の来所頻度も減少したことにより、前期を下回る結
果となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の不動産関連事業の売上高は、574百万円(同19.4%減)となり、営業
利益は、20百万円(同82.2%減)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、56,902百万円(前連結会計年度末は55,255百万円)となり、
1,646百万円増加いたしました。これは主に、ファインケミカル事業における一般製品販売やポーラスマテリアル事
業の販売が増加した結果、売上債権が756百万円増加したこと、金融市場が好調に推移したことなどによって、有価
証券が99百万円増加したことや投資有価証券が472百万円増加したこと、また8月にアズテック株式会社の全株式を
取得したことにより、のれんが682百万円増加したことや当社保有の不動産が完成したことなどに伴い建物及び構築
物が125百万円増加した一方で、建設仮勘定が 149百万円減少したことや現金及び預金が441百万円減少したことなど
によるものです。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は、7,394百万円(前連結会計年度末は6,874百万円)となり、519百万
円増加いたしました。これは主に、ファインケミカル事業における一般製品販売やポーラスマテリアル事業の販売が
増加したことに伴い仕入債務が241百万円増加、また金融市場が好調に推移したことによって繰延税金負債が160百万
円増加したことや未払法人税等が42百万円増加したことなどによるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、49,507百万円(前連結会計年度末は48,380百万円)となり、
1,127百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益995百万円と配当金の支払い263百
万円により利益剰余金が732百万円増加したことやその他有価証券評価差額金が347百万円増加したことなどによるも
のです。
(キャッシュ・フローの状況)
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、1,067百万円の流入(前年同期は1,043百万円の流入)となりました。
これは主に、税金等調整前四半期純利益が1,524百万円、減価償却費が373百万円となったこと、売上債権が582百万
円増加したことや仕入債務が205百万円増加したこと、法人税等の支払額505百万円などを要因としております。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、1,265百万円の支出(前年同期は520百万円の支出)となりました。こ
れは主に、有形固定資産の取得による支出280百万円、投資有価証券の取得による支出501百万円、投資有価証券の売
却及び償還による収入432百万円、また連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出865百万円を要因として
おります。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、278百万円の支出(前年同期は262百万円の支出)となりました。これ
は主に、配当金の支払額263百万円などを要因としております。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は17,305百万円となり、前連結会計
年度末と比較して477百万円減少いたしました。
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年5月15日に公表しました業績予想については、緊急事態宣言に伴う政府による営業停止要請を受け、当社の
サービスセグメント・不動産関連セグメントの一部事業において、およそ2ヶ月間の営業停止を想定した予想値を公
表しておりました。
これに対し、営業停止期間が当初の想定より短期に終了したことや当社グループの主力事業であるファインケミカ
ルセグメント・ポーラスマテリアルセグメントを中心に、巣ごもり消費需要による販売伸長などにより、当第2四半
期連結累計期間の業績は期首に想定しておりました業績予想を上回る結果となりました。
下期については、上期において当社業績を押し上げた巣ごもり消費需要は徐々に落ち着くとともに、店舗型事業は
営業を再開しているものの、需要の回復に一定の時間が必要と想定しております。
これらを踏まえた上で、当社グループの通期業績予想につきましては、2020年10月26日に公表しましたとおり、期
首設定の連結業績予想から上方修正し、売上高は25,700百万円、営業利益は2,650百万円、経常利益は2,770百万円、
親会社株主に帰属する当期純利益は1,930百万円といたしました。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 18,274,995 17,833,713
受取手形及び売掛金 3,160,601 3,899,715
電子記録債権 559,874 577,629
有価証券 200,549 300,276
商品及び製品 2,114,037 2,197,707
仕掛品 471,697 462,870
原材料及び貯蔵品 748,216 769,258
その他 215,512 214,719
貸倒引当金 △20,120 △21,234
流動資産合計 25,725,363 26,234,657
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 5,375,974 5,501,791
機械装置及び運搬具(純額) 822,006 787,944
土地 15,545,376 15,545,587
建設仮勘定 227,281 77,884
その他(純額) 244,286 236,529
有形固定資産合計 22,214,925 22,149,737
無形固定資産
のれん 17,250 699,329
その他 181,868 174,320
無形固定資産合計 199,119 873,649
投資その他の資産
投資有価証券 6,513,942 6,986,558
繰延税金資産 317,490 328,079
その他 321,195 368,144
貸倒引当金 △36,802 △38,698
投資その他の資産合計 7,115,826 7,644,083
固定資産合計 29,529,871 30,667,469
資産合計 55,255,234 56,902,127
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,109,442 1,351,219
未払法人税等 518,975 561,434
未払金及び未払費用 1,206,601 1,230,717
その他 481,765 551,567
流動負債合計 3,316,785 3,694,938
固定負債
長期借入金 123,225 85,179
繰延税金負債 163,543 323,860
再評価に係る繰延税金負債 830,663 830,663
役員退職慰労引当金 336,725 363,114
退職給付に係る負債 1,598,801 1,603,594
その他 505,205 493,066
固定負債合計 3,558,164 3,699,478
負債合計 6,874,949 7,394,417
純資産の部
株主資本
資本金 2,310,056 2,310,056
資本剰余金 3,286,444 3,286,444
利益剰余金 42,712,980 43,445,017
自己株式 △368,051 △322,633
株主資本合計 47,941,429 48,718,884
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,084,887 1,432,142
土地再評価差額金 △643,437 △643,437
為替換算調整勘定 53,477 49,848
退職給付に係る調整累計額 △56,073 △49,728
その他の包括利益累計額合計 438,855 788,825
純資産合計 48,380,284 49,507,709
負債純資産合計 55,255,234 56,902,127
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㈱ソフト99コーポレーション (4464) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 12,165,344 12,805,209
売上原価 7,668,634 8,125,425
売上総利益 4,496,710 4,679,784
販売費及び一般管理費 3,238,795 3,262,990
営業利益 1,257,914 1,416,793
営業外収益
受取利息 11,250 11,747
受取配当金 30,073 34,061
助成金収入 300 34,344
その他 43,306 31,326
営業外収益合計 84,930 111,479
営業外費用
支払利息 0 0
手形売却損 174 164
為替差損 534 50
その他 6,250 4,790
営業外費用合計 6,960 5,006
経常利益 1,335,884 1,523,266
特別利益
固定資産売却益 8,639 3,724
投資有価証券売却益 - 2,883
特別利益合計 8,639 6,607
特別損失
固定資産売却損 - 19
固定資産除却損 2,399 5,797
特別損失合計 2,399 5,816
税金等調整前四半期純利益 1,342,124 1,524,057
法人税、住民税及び事業税 432,837 536,425
法人税等調整額 △24,214 △7,602
法人税等合計 408,622 528,823
四半期純利益 933,502 995,233
非支配株主に帰属する四半期純利益 - -
親会社株主に帰属する四半期純利益 933,502 995,233
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㈱ソフト99コーポレーション (4464) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純利益 933,502 995,233
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 144,171 347,255
為替換算調整勘定 △5,499 △3,629
退職給付に係る調整額 5,273 6,344
その他の包括利益合計 143,946 349,969
四半期包括利益 1,077,448 1,345,203
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,077,448 1,345,203
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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㈱ソフト99コーポレーション (4464) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 1,342,124 1,524,057
減価償却費 381,418 373,983
のれん償却額 2,875 2,875
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △15,001 26,389
受取利息及び受取配当金 △41,323 △45,808
支払利息 0 0
固定資産売却損益(△は益) △8,639 △3,704
投資有価証券売却損益(△は益) - △2,883
売上債権の増減額(△は増加) △5,310 △582,781
たな卸資産の増減額(△は増加) △346,522 △65,396
仕入債務の増減額(△は減少) 10,236 205,931
その他 △2,718 91,687
小計 1,317,139 1,524,350
利息及び配当金の受取額 43,297 48,957
利息の支払額 △0 △0
法人税等の支払額 △316,746 △505,573
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,043,689 1,067,733
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) △1,478 △36,946
有形固定資産の取得による支出 △368,903 △280,608
有形固定資産の売却による収入 16,922 15,250
投資有価証券の取得による支出 △403,927 △501,101
投資有価証券の売却及び償還による収入 300,361 432,756
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- △865,104
支出
その他 △63,801 △30,032
投資活動によるキャッシュ・フロー △520,826 △1,265,786
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △36,450 △38,045
自己株式の取得による支出 △46 -
自己株式の処分による収入 39,242 45,417
配当金の支払額 △244,932 △263,081
その他 △20,657 △22,484
財務活動によるキャッシュ・フロー △262,844 △278,193
現金及び現金同等物に係る換算差額 △970 △918
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 259,047 △477,164
現金及び現金同等物の期首残高 16,818,096 17,782,287
現金及び現金同等物の四半期末残高 17,077,143 17,305,122
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㈱ソフト99コーポレーション (4464) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自2019年4月1日 至2019年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
ファイン ポーラス (注) 計上額
サービス 不動産関連 計 (注)
ケミカル マテリアル
売上高
外部顧客への売
6,142,524 2,769,593 2,540,452 712,774 12,165,344 - 12,165,344
上高
セグメント間の
内部売上高又は 33,098 16,545 6,098 52,036 107,779 △107,779 -
振替高
計 6,175,623 2,786,138 2,546,551 764,811 12,273,124 △107,779 12,165,344
セグメント利益又
738,037 355,392 47,174 115,454 1,256,059 1,855 1,257,914
は損失(△)
(注)セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っており、セグメン
ト利益又は損失(△)の調整額1,855千円は、セグメント間取引消去によるものであります。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自2020年4月1日 至2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
ファイン ポーラス (注) 計上額
サービス 不動産関連 計 (注)
ケミカル マテリアル
売上高
外部顧客への売
6,720,363 2,874,778 2,635,560 574,507 12,805,209 - 12,805,209
上高
セグメント間の
内部売上高又は 31,778 17,585 5,721 49,769 104,854 △104,854 -
振替高
計 6,752,141 2,892,363 2,641,282 624,276 12,910,064 △104,854 12,805,209
セグメント利益又
994,477 397,659 △133 20,501 1,412,504 4,289 1,416,793
は損失(△)
(注)セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っており、セグメン
ト利益又は損失(△)の調整額4,289千円は、セグメント間取引消去によるものであります。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(のれんの金額の重要な変動)
「ポーラスマテリアル」セグメントにおいて、アズテック株式会社の株式を取得しております。
当該事象によるのれんの増加額は、当第2四半期連結累計期間においては、684,953千円であります。
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