4463 日華化学 2021-10-28 15:00:00
2021年12月期 第3四半期決算補足説明資料 [pdf]
2021年12月期(第108期)
第3四半期 決算概要資料
日華化学株式会社
(証券コード:4463)
2021年10月28日
目次
1.2021年度 第3四半期業績 2.2021年度 通期業績・配当予想他
2021年度 第3四半期累計 経営環境 4 通期業績・配当予想 14
2021年度 第3四半期累計 決算サマリー 5 セグメント別 通期業績予想 15
セグメント別業績 6
売上高 増減要因(対前年) 7
経常利益 増減要因(対前年) 8
3.参考情報
化学品セグメント 業績詳細 9
化粧品セグメント 業績詳細 10 会社概要 17
主な経営指標 11
2021年度 第3四半期 決算総括 12
2
1.2021年度 第3四半期 業績
3
2021年度 第3四半期累計 経営環境
繊維加工の一部とサービス産業関連分野はコロナ禍の影響を受けた一方、中国市況・自動車分野の回復、流通在庫積上げによる需
要回復が見られ、電子材料・コロナ対応薬剤分野・ODM分野が好調だったが、3Qは需要回復が落ち着き原料高の影響が出てきた
■事業分野外部環境等(コロナ禍の影響含む)
一部のカジュアル衣料小売りで回復を見せたものの、スーツ・中高級アパレルは厳しさが続いた
日本
衛生材料・産業資材分野は好調だったが落着きを見せた
繊維加工
中国は内需好調でアパレル消費・生産とも大きく回復。厳しさは続くも欧米アパレルも一部回復
海外
し、生産拠点であるアセアンの繊維加工も上向いたが、3Qではロックダウンの影響あり。
販売 1-9月前年同期比/日本(軽含)+2.3%(+7.1万台)、中国+11%(+149万台)、米国(小型ト
自動車 日本・海外 ラック含)+13%(+135万台)と1-6月比で伸び率鈍化。半導体不足による供給不足で7-9月で各国△
12~15%と急減速
製紙 日本 新聞用紙・印刷情報用紙需要減継続、家庭紙・衛生紙、板紙は横ばい
緊急事態宣言等区域拡大・延長もありクリーニング業、宿泊・飲食に関わるリネンサプライ業と
クリーニング 日本
もに依然厳しい状況
電子材料 日本 モバイル、PC等コンピュータ向け、データセンター向け需要伸長も原料高騰の影響が出てきた
抗菌・抗ウイルス剤/需要、用途が拡大している
生活・環境
日本 手指消毒剤/需要は落ち着き価格競争がさらに激化している
衛生関連
医療用洗浄剤/外来・在院患者減で治療・手術件数減少、健診受診者数減少で需要落ち込み
年初来長期にわたる緊急事態宣言等により、前年比で美容室来店客数は低調も客単価は上昇
日本
ヘアケア化粧品 ODM需要は今後の回復を見越し好調に推移
海外 韓国/美容室来店客数に回復傾向が見られたが変異株拡大により再度来店客減で推移
為替 期中平均 円/米ドル・108.56円で1.0%円安、中国元9.3%円安、ウォン6.9%円安
数値指標
(前年比) 1Q/38,800円(QoQ△13.4%)、2Q/47,700円(QoQ+90.8%)
国産ナフサ -
3Q予想/53,400円(QoQ+76.8%)、4Q予想/60,200円(QoQ+92.3%)
4
2021年度 第3四半期累計 決算サマリー
コロナ禍の影響が残る中、一部の事業分野で流通在庫の積み上げ等による需要回復が見られ、新規分野や
大口受託案件等が伸長し、経費抑制、減価償却費減少もあり引き続き増収増益となった
単位:百万円
2020年度 2021年度 前期比
第3四半期 第3四半期 増減額 増減率
売 上 高 30,118 35,909 +5,790 +19.2%
営業利益 828 2,177
+1,348 +162.9%
(営業利益率) 2.8% 6.1%
経常利益 1,032 2,399 +1,366 +132.4%
親会社株主に帰属する
572 2,308 +1,736 +303.5%
四半期純利益
5
セグメント別業績
化学品・化粧品事業共に増収が続き、経費抑制、減価償却費減少も相まって各事業とも引き続き増益となった
単位:百万円
2020年度 2021年度
前期比 前期比
セグメント 第3四半期 第3四半期
売上高 セグメント利益 売上高 セグメント利益 売上高 増減率 セグメント利益 増減率
化学品 20,898 495 25,040 1,345 +4,142 +19.8% +849 +171.6%
化粧品 8,886 1,550 10,634 2,161 +1,747 +19.7% +610 +39.4%
その他 334 4 234 47 △99 △29.8% +42 +983.5%
消去等 - -1,222 - -1,376 - - △154 -
合 計 30,118 828 35,909 2,177 +5,790 +19.2% +1,348 +162.9%
6
売上高 増減要因(対前年)単位:百万円
円安による影響で+10.0億円、化学品事業で+32.1億円、化粧品事業で+16.7億円の増収となった
化学品、化粧品ともに全ての地域で増収となった
単位:円
期間為替 20.3Q 21.3Q 備 考
米ドル 107.47 108.56 1%円安
中国元 15.34 16.77 9.3%円安
+1,672 △99
+3,215
+1,002 35,909
30,118 日本 +1,609 日本 +1,597
中国 +834 海外 +74
その他アジア +554
北米 +216
7
経常利益 増減要因(対前年) 単位:百万円
化学品事業で+7.9億円、化粧品事業で+6.0億円、為替の影響など+1.9億円の増益となった
化学品、化粧品ともに国内での増益が大きかった
日本 +513
中国 +101
その他アジア +318
北米 +11 +603 +42 △154 +191 △110
2,399
+794
日本 +536
海外 +41
1,032
8
化学品セグメント 業績詳細
国内外でコロナ禍の影響が残る中、流通在庫の積み上げ等による需要回復が見られ、経費抑制、減価償却費減と
相まって大幅増収・増益となったが、3Qでは需要回復が落ち着きを見せ、原料高の影響が出てきた
地域別売上高 20.3Q 21.3Q 増減額 増減率
業績推移 単位:百万円 日 本 9,410 11,020 +1,609 +17.1%
中 国 3,496 4,771 +1,275 +36.5%
その他アジア 7,282 8,313 +1,031 +14.2%
北 米 708 935 +226 +32.0%
合 計 20,898 25,040 +4,142 +19.8%
※為替影響 +927百万円
前期比概要
1.繊維化学品分野は中国国内向け等海外で回復も需要落着き傾向
2.非繊維分野も含めて自動車分野回復も半導体供給不足の影響あり
3.各地域/増収増益(円安による増収含む)
4.国内/クリーニング、宿泊施設、飲食各業界向け薬剤低調
5.特殊樹脂モノマー、環境衛生薬剤、フッ素化成品販売堅調
6.設備投資の減価償却費が減少した一方、原料高となってきた
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化粧品セグメント 業績詳細
国内外とも市況悪化の影響は受けたものの、主力ヘアケアブランドの拡販、ODM事業の大口顧客受注増・
新規顧客獲得増で大幅な増収増益となった
業績推移 単位:百万円 地域別売上高 20.3Q 21.3Q 増減額 増減率
日 本 7,870 9,468 +1,597 +20.3%
海 外 1,015 1,165 +149 +14.8%
合計 8,886 10,634 +1,747 +19.7%
※為替影響 +53百万円
前期比概要
1.日華化学/長期にわたる緊急事態宣言による市況悪化の影響を受けた
ものの主力ヘアケアブランドの拡販等により堅調
2.山田製薬/ODM事業の大口顧客受注増・新規顧客獲得増で大幅
増収増益
3.デミコリア/美容室来店客数は回復には至っていないものの、新規取引
先開拓、新商品効果で増収増益
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主な経営指標
増益によりROA、ROE、EBITDA、いずれも大幅に向上した
自己資本比率も、主に利益剰余金、為替換算調整勘定の増加に加え、借入金39億円の返済により大幅に向上した
金額単位:百万円
20年12月期 21年12月期
指 標 増減率・額
第3四半期 第3四半期
ROA(営業利益) 2.0% 5.5% +3.5ポイント
ROE(当期純利益) 3.8% 13.7% +9.9ポイント
EBITDA 2,853 4,036 +1,183
(減価償却費) 2,022 1,859 △162
21年12月期
指 標 2020年度 増減率
第3四半期
自己資本比率 39.5% 46.1% +6.5ポイント
11
2021年12月期 第3四半期決算 総括
増収増益
化学品事業(特に海外)、化粧品事業共に好調に推移し第3四半期も引き続き増収増益を確保した
キャッシュフローの改善も継続しており、有利子負債圧縮により自己資本比率は大幅に改善した
7月以降、流通在庫積み上げに伴う需要回復の落ち着きや原料高の影響は出てきた
売上高(+19.2%、化学品+19.8%、化粧品+19.7%)
・コロナ禍の影響が残る中、一部の事業分野で需要回復が見られた
・新規分野や大口案件等が伸長した
・地域別でも、国内だけではなく海外の各地域において回復や伸長が見られた
営業利益(+162.9%、化学品+171.6%、化粧品+39.4%)
・売上増はもとより経費抑制の効果が大きく寄与した(販管費率が低下した)
・化学品は減価償却費減の影響もあった ・3Qでは原料高の影響が出てきた
財務状況
・キャッシュフロー改善に取組み有利子負債返済を進めるなどした結果、自己資本比率が‘19年年末比で9.4ポイント
’20年年末比で6.5ポイント向上した
12
2.2021年度 通期業績・配当予想他
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2021年12月期 通期業績・配当予想
3Q累計実績、4Qの経営環境等を鑑み、売上、各利益のいずれも上方修正した
財務基盤の改善が進んできた事を踏まえ、今期から配当水準を年間22円に引き上げる
7月29日時点 10月28日時点 単位:百万円
2020年度 2021年度 2021年度 前期比 前期比
実績 直近予想 予想 増減額 増減率
売 上 高 41,179 46,500 47,500 +6,320 +15.3%
営業利益 1,416 2,200 2,400
+983 +69.4%
(営業利益率) 3.4% 4.7% 5.1%
経常利益 1,645 2,300 2,600 +954 +58.0%
親会社株主に帰属する
当期純利益
1,044 1,900 2,350 +1,305 +125.0%
年間配当(円) 10 16 22 +12 -
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2021年12月期 セグメント別 通期業績予想
各事業共に、3Q累計実績を踏まえ、4Qの経営環境等を鑑み、売上、利益のいずれも上方修正した
7月29日時点 10月28日時点 単位:百万円
2020年度 実績 2021年度 直近予想 2021年度 予想 前期比 前期比
セグメント
売上高 セグメント利益 売上高 セグメント利益 売上高 セグメント利益 売上高 増減率 セグメント利益 増減率
化学品 28,496 842 32,500 1,450 33,000 1,500 +4,503 +15.8% +657 +78.1%
化粧品 12,175 2,250 13,500 2,500 14,000 2,650 +1,824 +15.0% +399 +17.7%
その他 506 43 500 50 500 50 △6 △1.3% +6 +15.9%
消去等 - -1,720 - -1,800 - -1,800 - - △79 -
合 計 41,179 1,416 46,500 2,200 47,500 2,400 +6,320 +15.3% +983 +69.4%
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3.参考情報
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会社概要
商 号 : 日華化学株式会社(証券コード 4463)
本 社 : 福井県福井市文京4丁目23-1
創 立 : 1941(昭和16)年9月15日
資 本 金 : 28億9,854万円
発行済株式数 : 1,771万株
決算期 : 12月31日
従業員数 : 連結/1,457名 単体/601名(2021年9月30日現在)
事業内容 : 繊維を主とする各種産業用界面活性剤および化学品、化粧品等の製造・販売
上場証券取引所 : 東証1部、名証1部
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この資料には、2021年10月28日現在の将来に対する見通し及び計画に基づく予測が含まれています。
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日華化学株式会社 経営企画本部 IR担当
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