4463 日華化学 2021-04-28 15:00:00
2021年12月期 第1四半期決算補足説明資料 [pdf]

2021年12月期(第108期)
 第1四半期 決算概要資料

    日華化学株式会社
    (証券コード:4463)


     2021年4月28日
目次


 1.2021年度 第1四半期業績              2.2021年度 通期業績・配当予想他
 2021年度 第1四半期 経営環境        4    通期業績予想             13
 2021年度 第1四半期 決算サマリー      5    セグメント別 通期業績予想      14
 セグメント別業績                 6
 売上高増減要因(対前年)             7
 経常利益増減要因(対前年)            8    3.参考情報
 化学品セグメント 業績詳細            9
 化粧品セグメント 業績詳細            10   会社概要               16
 2021年度 第1四半期決算 総括        11




                                                       2
1.2021年度 第1四半期 業績




                    3
2021年度 第1四半期 経営環境
 中国の市況・自動車分野が回復を見せ、半導体ウェハ・コロナ対応薬剤分野・ODM分野が好調も
 繊維加工全体・サービス産業関連分野はコロナ禍の影響を受けており、先行きは依然不透明
    ■事業分野外部環境等(新型コロナウイルス感染症の影響含む)            
                           カジュアル衣料小売りの一部で回復を見せているものの、国内生産主体の中高級アパレルは厳し
                日本
                           さが続き回復は依然不透明
      繊維加工
                           中国はアパレル消費・生産とも大きく回復基調
                海外
                           厳しさは続くも欧米アパレルも一部回復してきており、生産拠点であるアセアンも上向き傾向
                           販売 QoQ/日本(軽含)+4.5%(+5.6万台)、中国+77%(+220万台)、米国(小型トラック
       自動車     日本・海外
                           含)+11%(+39万台)と中国を中心に回復が力強い

       製紙       日本         家庭紙・衛生紙は堅調、新聞紙等再生紙需要減継続
                           クリーニング店は在宅勤務の影響大、ホテル・飲食店は緊急事態宣言の影響により来店客数低調
      クリーニング    日本
                           3回目の緊急事態宣言の影響懸念あり
     半導体ウェハ     日本         スマホなどのモバイル、PCなどのコンピュータ向け需要伸長
                           抗菌・抗ウイルス剤/需要、用途が拡大している
     生活・環境
                日本         手指消毒剤/需要が大きく伸長したものの、足元では落着きを見せている
      衛生関連
                           医療用洗浄剤/病院の外来・入院院患者数は依然厳しい状況
                           年初からの都市部での緊急事態宣言等もあり、コロナ禍の影響がまだ大きくなかった前年1Q比で
                日本
                           美容室来店客数は低調。一方、今後の回復を見越したODM需要は好調に推移。
     ヘアケア化粧品
                           韓国/日本より早くコロナ禍の影響が出た前年1Q比でも美容室来店客数は回復には至っていない
                海外
                           が急激に回復を見せている


      数値指標      為替         期中平均 円/米ドル・106.23円で2.7%円高、中国元4.8%円安、ウォン4.3%円安

      (前年比)    国産ナフサ   -   1Q予想/39,100円(QoQ△7.0%)、2Q予想/47,000円(+88%)
                                                                                 4
2021年度 第1四半期 決算サマリー
 コロナ禍の影響を受けたものの、一部の事業分野で回復が見られ、新規分野等での販売が伸長した事から
 増収となり、コストダウンと相まって大幅な増益となった
                                                    単位:百万円

                2020年度      2021年度            前期比
                第1四半期       第1四半期       増減額         増減率

     売  上  高       10,476      11,496    +1,020      +9.7%

     営業利益            136         702
                                          +565      +414.7%
    (営業利益率)         1.3%        6.1%

     経常利益            170         827      +656      +386.0%

   親会社株主に帰属する
     四半期純利益
                     104        1,034     +929      +889.0%


                                                              5
セグメント別業績
 化学品事業、化粧品事業共に増収となり、コストダウンも相まって各事業とも大幅増益となった

                                                                                 単位:百万円
              2020年度               2021年度
                                                         前期比                   前期比
    セグメント    第1四半期                 第1四半期
            売上高       セグメント利益   売上高       セグメント利益   売上高       増減率       セグメント利益   増減率

     化学品     7,598        268     7,792        396     +194     +2.6%        +127 +47.6%


     化粧品     2,749        344     3,613        791     +863 +31.4%           +446 +129.7%


     その他      127            3      90           -8     △36 △28.9%            △12      -


     消去等          -       -480         -      -476          -         -        +3      -


     合 計    10,476        136    11,496        702    +1,020    +9.7%        +565 +414.7%


                                                                                            6
売上高 増減要因(対前年)単位:百万円
 円安による影響で+1.5億円、化学品事業で+0.5億円、化粧品事業で+8.4億円の増収となった
 化粧品は国内で大幅増収となり、化学品は主にグレーターチャイナ地域で増収となった
                                単位:円

              期間為替   20.1Q      21.1Q       備 考
               米ドル     109.22    106.23   2.7%円高
              中国元     15.5601    16.313   4.8%円安



                                          +847            △36
              +156         +53                                  11,496
     10,476
                日本         △42
                グレーターチャイナ +225※            日本      +805
                その他アジア    △141             海外      +41
                北米         +11
               ※ 香港日華化学はグレーターチャイナ
                 からその他アジアへ移行




                                                                         7
経常利益 増減要因(対前年)                      単位:百万円


  化学品事業で+1.2億円、化粧品事業で+4.4億円、為替の影響で+0.3億円の増益となった
  化学品は国内とグレーターチャイナ地域で、化粧品は国内での増益が大きかった


                                                           +62
                                          △12        +34         827
                                                +3

     日本             +127
     グレーターチャイナ      +73※
     その他アジア         △67
     北米               +1
 ※ 香港日華化学は
   グレーターチャイナから              +444
                  +122
   その他アジアへ移行




                             日本    +403
   170                       海外     +22




                                                                       8
化学品セグメント 業績詳細
国内外ともにコロナ禍の影響は依然として残るものの、海外や自動車分野の回復と、半導体ウェハやコロナ
対応薬剤分野の好調等により増収となり、コストダウン、減価償却費減と相まって大幅増益となった

                        地域別売上高       20.1Q    21.1Q    増減額      増減率

 業績推移   単位:百万円          日  本          3,370    3,327     △42    △1.3%
                        グレーターチャイナ    1,837    2,176     +339   +18.5%
                        その他アジア        2,115    2,010    △105    △5.0%
                        北  米            275      277      +2    +1.0%
                           合  計       7,598    7,792     +194   +2.6%
                                                       ※為替影響 +140百万円
                        前期比概要
                        1.繊維化学品分野は中国国内向け中心に海外で想定以上の回復
                        2.非繊維分野も含めて自動車分野好調
                        3.各国/対アジア通貨 円安による増収
                        4.国内/クリーニング、宿泊施設、飲食各業界向け薬剤低調
                        5.特殊樹脂モノマー、環境衛生薬剤販売堅調
                        6.設備投資の減価償却費減少
                                                                         9
化粧品セグメント 業績詳細
 国内外とも市況悪化の影響は受けたものの、主力ヘアケアブランドの拡販、コストダウン、ODM事業と手指
 消毒剤の好調により大幅な増収増益となった

  業績推移   単位:百万円         地域別売上高     20.1Q    21.1Q    増減額     増減率
                        日 本         2,422    3,228    +805   +33.3%
                        海 外           326      384     +57   +17.6%
                          合計        2,749    3,613    +863   +31.4%
                                                      ※為替影響 +15百万円


                        前期比概要

                        1.日華化学/緊急事態宣言による市況悪化の影響を受けたものの主力
                          ヘアケアブランドの拡販等により堅調で、コストダウンにより大幅増益
                        2.山田製薬/ODM事業の大口顧客受注・手指消毒剤受注好調で
                          大幅増収増益
                        3.デミコリア/美容室来店客数は回復には至っていないものの、新規取引
                          先開拓、新商品効果で増収増益

                                                                      10
2021年12月期 第1四半期決算 総括

  売上高(+9.7%、化学品+2.6%、化粧品+31.4%)        増収増益
  ・多くの事業・地域でコロナ禍の影響を受けたものの、一部の事業分野・地域で回復が見られ、新規
   分野等での販売が伸長した事から増収となり、コストダウンと相まって大幅な増益となった
  ・化学品/中国国内向け、自動車分野向け、特殊樹脂モノマー、環境衛生薬剤、半導体ウエハ
        加工薬剤がけん引した
  ・化粧品/山田製薬ODM事業において、ヘアケア大口顧客からの受注が好調で、手指消毒剤
        関連が大幅増となった

  営業利益(+414.7%、化学品+47.6%、化粧品+129.7%)
  ・売上増はもとよりコストダウンの効果が大きく寄与した(原価率、販管費率いずれも低下した)
  ・売上ポートフォリオが変わったことで利益率が向上した
  ・化学品は減価償却費減の影響もあった
                                                  11
2.2021年度 通期業績・配当予想他




                      12
2021年度 通期業績・配当予想

2021年2月12日発表の業績・配当予想から変更なし

                                                        単位:百万円

                   2020年度        2021年度           前期比
                     実績            予想       増減額         増減率

        売  上  高       41,179       43,500   +2,320       +5.6%

        営業利益           1,416        1,500
                                              +83        +5.9%
       (営業利益率)         3.4%          3.4%

        経常利益           1,645        1,500    △145        △8.8%
      親会社株主に帰属する
        当期純利益
                       1,044        1,300    +255       +24.5%

       年間配当(円)              10         12         -           -

                                                                  13
セグメント別 通期業績予想

2021年2月12日発表の業績予想から変更なし

                                                                                  単位:百万円

             2020年度 実績            2021年度 予想               前期比                   前期比
     セグメント
             売上高       セグメント利益   売上高       セグメント利益   売上高       増減率       セグメント利益   増減率

      化学品    28,496        842    31,000      1,050    +2,503    +8.8%        +207 +24.6%


      化粧品    12,175      2,250    12,000      2,100     △175     △1.4%       △150     △6.7%


      その他      506           43     500          50       △6     △1.3%          +6 +15.9%


      消去等          -    -1,720          -    -1,700          -         -       +20       -


      合 計    41,179      1,416    43,500      1,500    +2,320    +5.6%         +83    +5.9%


                                                                                              14
3.参考情報




         15
会社概要


   商   号   : 日華化学株式会社(証券コード 4463)
   本   社   : 福井県福井市文京4丁目23-1
   創   立   : 1941(昭和16)年9月15日
   資本金     : 28億9,854万円
   発行済株式数 : 1,771万株
   決算期     : 12月31日
   従業員数 : 連結/1,496名       単体/607名(2021年3月31日現在)
   事業内容 : 繊維を主とする各種産業用界面活性剤および化学品、化粧品等の製造・販売
   上場証券取引所 : 東証1部、名証1部




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この資料には、2021年4月28日現在の将来に対する見通し及び計画に基づく予測が含まれています。
経済情勢の変動等に伴うリスクや不確定要因により、予測が実際の業績と異なる可能性があります。

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