4463 日華化学 2021-02-12 15:00:00
2020年12月期(第107期)決算補足説明資料 [pdf]

2020年12月期(第107期)
    通期 決算概要資料

    日華化学株式会社
    (証券コード:4463)


     2021年2月12日
目次

1.2020年度 通期業績                2.2021年度 通期業績・配当予想他
 2020年度 通期 経営環境          4    2021年度 経営環境想定           20
 2020年度 通期決算サマリー         5    2021年度 通期業績・配当予想          
                                                      21
 セグメント別業績                6    セグメント別 通期業績予想           22
 売上高増減要因(対前年)            7    設備投資計画                  23
 経常利益増減要因(対前年) 事業別       8    新中期経営計画発表スケジュール他        24
 経常利益増減要因(対前年) 要素別       9
 化学品セグメント 業績詳細          10   3.参考情報
 化粧品セグメント 業績詳細          11
 連結キャッシュフロー             12    財務データ等推移                 26
 主な経営指標                 13    事業所・所在地別 売上高比率           27
 設備投資・減価償却費 推移          14    コロナ感染拡大防止対策と稼働の状況        28
 2020年度 通期決算 総括         15    コロナ感染症拡大に伴うリスク           28
 2020年度 下期トピックス      16~18    株主優待制度変更                 29
                              会社概要                     30
                                                            2
1.2020年度 通期 業績




                 3
2020年度 通期 経営環境
新型コロナウイルス感染症により経営環境は一変し、回復傾向が見られる時期があったものの「半導体関連」
と「抗菌抗ウイルス・手指消毒剤」を除いては影響を受け、厳しい状態が続いた
   ■通期事業分野外部環境等(新型コロナウイルス感染症の影響含む)            
                          4Qにかけてカジュアル衣料小売りの一部で回復したものの、国内生産主体の中高級向け含めアパ
               日本
                          レルは厳しい状況が続いた。衛生材料・産業資材分野は一部大手は堅調に推移した
     繊維加工
                          中国/消費回復で内需は回復したものの輸出は大きく減少した
               海外
                          その他各国/ASEANの一部で回復傾向が見られたものの欧米向けは厳しい状況が続いた
                          販売 4QQoQ/日本(軽含)+14%・回復、中国+9%・活況継続、米国(小型トラック含)△2%・回復傾向
   自動車(乗用車)   日本・海外
                          YoY/日本△11%(△54万台)中国△6%(△130万台)米国△14%(△240万台)
                          家庭紙・衛生紙はペーパータオル需要増などもあり堅調、板紙はEC用途中心に需要増も、
      製紙       日本
                          新聞・雑誌の減少、広告減による再生紙需要減が加速し、感熱紙需要は消費落込みで大幅減
                          GO TOキャンペーン効果で一時回復傾向が見られたものの、クリーニング店、宿泊施設、飲食店
    クリーニング     日本
                          共に通年では来客が大きく減少した
     半導体       日本         前半は需要減があったものの後半で自動車、スマホ向けが大きく回復した
                          抗菌・抗ウイルス剤/需要、用途が拡大してきた
    生活・環境
               日本         手指消毒剤/需要が急拡大したがアルコールと容器の調達に制限があった
     衛生関連
                          医療用洗浄剤/一時回復傾向がみられたものの病院外来・入院患者数共に大きく減少した
                          美容室来店客数は回復傾向が見られた時期があったものの、年間トータルでは大きく減少した
               日本
     化粧品                  ODM市場は当初案件先送りが見られたものの下半期は堅調に推移した
               海外         韓国/回復傾向を見せた時期があったものの美容室来店客は大幅減

               為替         2020年通期期中平均 米ドル・106.67円で2.5%円高、中国元2.5%円高、ウォン3.8%円高
     数値指標
                          1Q/44,800円(QoQ+8.7%)、2Q/25,000円(△44.9%)
     (前年比)    国産ナフサ   -
                          3Q/30,200円(△24.9%)、4Q/31,300円(△24.2%)
                                                                                  4
2020年度 通期決算サマリー
新型コロナウイルス感染症などの影響により大幅減収となったものの、一部の事業分野で下期に回復傾向が
見られ、生活・環境衛生事業の拡大と抜本的なコストダウンが奏功し、利益は業績予想を大幅に上回り前年比
でも増益を確保した
                                                                 単位:百万円


                    2019年度      2020年度     増減率        公表値        達成率
                                                     (10月29日)

        売  上  高        46,191     41,179   △10.9%       40,000   +102.9%


        営業利益            1,395      1,416                   700
                                            +1.5%                +202.3%
       (営業利益率)          3.0%       3.4%                  1.8%

        経常利益            1,334      1,645   +23.3%          900   +182.8%

       親会社株主に帰属する
         当期純利益
                         900       1,044   +16.0%          500   +208.9%


        年間配当(円)※          16          10         -          16         -

      ※期末配当6円については3月26日開催の株主総会で決議予定
                                                                           5
セグメント別業績
 セグメント別では、化学品の減収減益幅は大きいものの、化粧品は増収増益となった

                                                                                     単位:百万円

              2019年度               2020年度                前期比                    前期比
    セグメント
            売上高       セグメント利益   売上高       セグメント利益   売上高       増減率       セグメント利益    増減率

     化学品    33,890       1,441   28,496        842    △5,393    △15.9%       △598     △41.5%


     化粧品    11,399       1,687   12,175      2,250     +776      +6.8%       +563     +33.4%


     その他      901           99     506           43    △394     △43.8%        △56     △56.7%


     消去等          -     -1,831         -     -1,720         -         -      +111         -


     合 計    46,191       1,395   41,179      1,416    △5,011    △10.9%        +20      +1.5%



                                                                                               6
売上高 増減要因(対前年)単位:百万円
 円高による影響で△4.6億円、化学品事業で△49.8億円の減収、化粧品事業で+8.3億円の増収
 化学品は各地域で減収となった一方、化粧品は主に国内で増収となった
                期間為替    2019年度        2020年度      備 考
                米ドル          109.37     106.67   2.5%円高
                中国元          15.837     15.435   2.5%円高


                      △462        △4,985
       46,191                                      +830          △394
                                                                        41,179
                        日本        △1,744
                        グレーターチャイナ △1,603            日本    +783
                        その他アジア    △1,320            海外     +47
                        北米         △316




                                                                                 7
経常利益 増減要因(対前年)事業別                   単位:百万円


 化学品事業で△5.8億円減益、化粧品事業で+5.6億円増益となった。化学品の海外の減益が大きかった一方、
 コストダウン等もあり国内の化粧品では大きく増益となった。また営業外損益による増益要因もあった。

                日本             +4
                グレーターチャイナ   △118
                その他アジア       △330
                北米           △105
                                                         +290
                                                                       1,645
          △17   △585         +567       △56   +111
  1,334
                                                     ・雇用調整助成金   +191
                                                     ・為替差損益     +103




                       日本    +555
                       海外     +26




                                                                               8
経常利益 増減要因(対前年)要素別                          単位:百万円


 新型コロナウイルスによる市況の影響を大きく受け、売上高は約10%の減収
 設備投資による減価償却費も増加したが、大幅なコストダウンを断行したことで増益を確保

 連結 経常利益増減要因(対前年)                                             単体 損益分岐点の状況
                                           +186     1,645
                                   +103
 1,334    △891            +1,445
                                                             100%




                  △533


                                                                                                   91%



                                                                                  ※2019年を100とした場合




                                                             12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 2019年度   売上総利益   減価償却費    販管費     為替差損益   その他営業外   2020年度
                                                             19年                  20年

                                                                                                   9
化学品セグメント 業績詳細     単位:百万円


2Q以降国内外で市場環境が特に厳しさを増し、下期で一部領域に回復基調が見られたものの繊維加工用
薬剤等既存事業分野において厳しい状況が続き、グローバルで大幅減収減益となった

                            地域別売上高      2019年度    2020年度    増減額      増減率
 業績推移   単位:百万円
                           日  本          14,345    12,600   △1,744   △12.2%
                           グレーターチャイナ     9,919     8,225   △1,693   △17.1%
                           その他アジア         8,328     6,715   △1,613   △19.4%
                           北  米           1,297      954     △342    △26.4%
                              合  計       33,890    28,496   △5,393   △15.9%
                                                            ※為替影響 △408百万円
                           前期比概要
                           1.繊維化学品分野は、中国国内向けや自動車生産など一部領域で
                             回復基調が見られたものの、欧米需要落込み、自動車生産累計落込み
                             に加え、暖冬の影響もあり、国内外で生産・販売大幅減
                           2.アジア各国/対アジア通貨円高による減収
                           3.国内/クリーニング、宿泊施設、飲食各業界向け薬剤大幅減
                           4.特殊樹脂モノマー、抗菌・抗ウイルス関連薬剤販売堅調
                           5.前期実施鹿島工場2期工事、ニッカコリア新工場等の減価償却費増
                                                                           10
化粧品セグメント 業績詳細      単位:百万円


 国内外とも美容室来店客が大きく減少し国内デミが減収となったが、コストダウンやODM事業と
 手指消毒剤の大幅増収で、セグメント全体としては増収増益となった

 業績推移   単位:百万円
                        地域別売上高    2019年度    2020年度    増減額     増減率
                       日 本         10,033    10,816    +783   +7.8%
                       海 外          1,365     1,359     △6    △0.5%
                            合計     11,399    12,175    +776   +6.8%
                                                       ※為替影響 △53百万円

                        前期比概要
                        1.国内デミ/回復傾向が見られたものの美容室来店客数が大幅減の中
                                 新商品効果で減収幅低減、コスト削減で減益幅圧縮
                        2.山田製薬/ODM事業手指消毒剤関連販売大幅増とヘアケア大口顧客
                                 受注回復で大幅増収増益
                        3.デミコリア/美容室来店客大幅減が続くも、新規取引先開拓、コスト
                                 ダウンで増収(現地通貨ベース)増益

                                                                    11
連結キャッシュフロー
営業CFは運転資金の減少により大幅に改善し64.7億円を計上
投資CFは今期はほぼ通常投資となり△15.4億円、財務CFは借入金の返済により△36.2億円を計上
期末減預金残高は16.5億円増の79.6億円、有利子負債は32.2億円減の163億円

                                   単位:百万円    【連結CF】 2020年度 主な概要
   連結CF     2019年度      2020年度     増減額       ●営業CF +6,479
                                             ・EBITDAの増加       +4,187
   営業CF         1,104      6,479    +5,375   ・運転資金の変動         +2,022
                                                 (棚卸資産削減 9億円)
   投資CF        -2,139     -1,549      +590
                                             ・法人税等の支払額         -402
                                             ・その他              +672
   財務CF          -229     -3,626    △3,396
                                             ●投資CF -1,549
   指  標     2019年度      2020年度     増減額       ・有形固定資産 取得           -1,334
                                             ・定期預金増減               -395
  期末現預金残高       6,311      7,962    +1,650   ●財務CF -3,626
                                             ・借入金の返済              -3,221
   有利子負債       19,530     16,301    △3,229
                                             ・配当金の支払               -326


                                                                           12
主な経営指標

 増益によりROA,ROEいずれも増加。 ROEは雇用調整助成金による影響も増加要因
 EBITDAは増加、減価償却費は主にニッカコリア新工場稼動で増加
 自己資本比率は主に借入金の返済により向上
                                             金額単位:百万円

            指  標      2019年度      2020年度      増減率・額

          ROA(営業利益)       2.5%        2.6%     +0.1ポイント

         ROE(当期純利益)       4.5%        5.1%     +0.6ポイント

            EBITDA        3,637      4,187         +549

          (減価償却費)         2,234      2,768         +533

            指  標      2019年度      2020年度       増減率

          自己資本比率         36.7%       39.5%    +2.8ポイント


                                                           13
設備投資・減価償却費 推移

設備投資は「改変期」(17-19年度)で大型投資を概ね完了

       設備投資額 および 減価償却費          単位:百万円

                                     16年度比
                                      +1,134百万円
                                        +69%
                                     19年度比
                                       +533百万円
                                        +24%




                                                  14
2020年度 通期決算 総括

  売上高(△10.9%、化学品△15.9%、化粧品+6.8%)
                                      減収増益
  ・一部の事業を除き多くの事業、展開地域で新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた
  ・特に化学品事業においてその影響は顕著であった
  ・生活・環境衛生事業分野の需要が拡大した
    抗菌・抗ウイルス剤、撥水剤(メディカルガウン用途)、手指消毒剤
  ・山田製薬ODM事業は手指消毒剤関連が大幅増となり、ヘアケア大口顧客からの受注が回復した
  営業利益(+1.5%、化学品△41.5%、化粧品+33.4%)
  ・抜本的なコストダウンを断行した
    休業実施、残業削減、テレワーク積極取組み、役員報酬削減・返納、設備投資見直し 等
  ・売上ポートフォリオが変わったことで利益率が向上した
  ・化学品は減価償却費増の影響も大きかった
                                               15
トピックス(2020年度下期)-1

 生活・環境衛生事業(消毒・抗菌・抗ウイルス剤)注力

 ・ウィズコロナ、アフターコロナにおいて社会がより必要とする分野と認識
 ・化学品部門、化粧品部門共同で積極推進し基幹事業の構築を目指す
 ・展開分野/テキスタイル、手指消毒、クリーニング、環境衛生、その他
 ・安全性第一で、各分野に適した原料等を使用
 ・新組織により強力に事業を推進

 抗ウイルス剤「ニッカノン」の応用展開      手指消毒剤「エコルセ」の拡販

 ウイルス試験設備稼働、             福井県内を中心に
  高機能塗料向け展示会参加 等、        ドラッグストア等での一般販売
  新分野・用途への展開スタート         ヘアサロン向け販売 等をスタート

                                            16
トピックス(2020年度下期)-2

 デミ コスメティクスより 新ブランド「UTAU」新発売 (8月)


 「歌うように、きれいに、暮らす」
 をコンセプトにした植物由来成分配合の
 ナチュラル系オイルブランド

 全身に使えるリッチオイルセラムを始め、
 幅広いラインナップでヘアケアはもちろん
 ボディケアやスタイリングまで
 厳選したオイルの恵みをご体感頂いています

                                    オイルを使用した
                                    セルフケア・スタイリング紹介など
                                    動画コンテンツ等も提供
                                                   17
トピックス(2020年度下期)-3


 「ネオシード® NR-8800」が2020 R&D100 Awardを受賞(10月)
 フッ素フリー系撥水剤
 ダウ社(米国・ミシガン州)との共同開発
  ① 世界的アパレル・スポーツメーカーは有害懸念のある化学物質の
    使用・排出をゼロにすることを⽬標
  ② 健康と環境により優しいフッ素フリー系撥水剤の研究を積み重ね、
    業界に先駆け グローバル展開
  ③ 「ネオシード®シリーズ」は、世界の大手アパレル・スポーツメーカーにて
    採用が進んでいる


 R&D100 Awardとは・・・
  ●米国R&D World Magazine主催 世界的に権威ある技術賞
  ●1963年より「技術の優位性」を評価基準に表彰実施
  ●産業界・学界・政府支援による研究が対象
   過去1年間に実用化された製品・技術の中から最も優れた100件を選出
                                              18
2.2021年度 通期業績・配当予想他




                      19
2021年度 経営環境想定
2020年に引き続き、「半導体関連」「抗菌抗ウイルス・手指消毒剤」「自動車」を除いては、新型コロナウイ
ルス感染症の影響が続くと見込む
  ■事業分野外部環境/2021年通期想定
                            消費動向の一部回復によりアパレル販売に改善が見られるものの、本格的回復は不透明
               日本
     繊維加工                   衛生材料・産業資材分野は堅調が続く見通し
               海外           中国内需向け堅調も欧米向け加工は依然厳しい見通し
                            グローバル生産台数は通期で前年同期比12%増見込、各国で生産台数回復も半導体調達難で先行
     自動車     日本・海外
                            き不透明、BC水準回復は'22見込
                            家庭紙・衛生紙、書籍分野は巣ごもり傾向もあり堅調で、ECも引き続き堅調に推移の見込み
      製紙       日本
                            新聞・雑誌等の広告減により再生紙需要減が続き、感熱紙は消費回復傾向もBC水準まで戻らず
                            クリーニング店/在宅勤務定着化でビジネスウェア減、ホテル/インバウンド回復遅れ&企業の出張
    クリーニング     日本
                            自粛、飲食店/時短営業&休業
     半導体       日本           DX、5G向けで需要増 グローバルで8%伸長見込
    生活・環境                   抗菌・抗ウイルス剤/需要、用途が引き続き拡大見通し    手指消毒剤/高い需要が定着し
               日本
    衛生関連                    資材調達も安定化見込   医療用洗浄剤/外来・入院患者減が続く見通し
                            足元の緊急事態宣言長期化の影響も含めBCレベル比で大幅減が続く見通し
               日本
     化粧品                    ODM分野も先行き不透明感が強い
               海外           韓国/20年比では回復傾向もBCレベル比で大幅減が続く見通し

               為替       -   前提 期中平均 円/米ドル・105円の前提
     数値指標
              国産ナフサ     -   前提 35,000円
  ※緊急事態宣言・ロックダウンの長期化等、新型コロナウイルス感染症による影響が現況に比して悪化した場合は、外部環境も悪化する可能性があります     20
2021年度 通期業績・配当予想

 主に化学品事業における販売増により前年度比で増収・営業利益増益を予想

                                                        単位:百万円

                   2020年度        2021年度           前期比
                     実績            予想       増減額         増減率

       売  上  高        41,179       43,500   +2,320       +5.6%

       営業利益            1,416        1,500
                                              +83        +5.9%
      (営業利益率)          3.4%          3.4%

       経常利益            1,645        1,500    △145        △8.8%
      親会社株主に帰属する
        当期純利益
                       1,044        1,300    +255       +24.5%

      年間配当(円)               10         12         -           -

                                                                  21
セグメント別 通期業績予想
 化学品事業は増収増益、化粧品は微減収減益、その他事業はほぼ横ばいを予想

                                                                                 単位:百万円

            2020年度 実績            2021年度 予想               前期比                   前期比
    セグメント
            売上高       セグメント利益   売上高       セグメント利益   売上高       増減率       セグメント利益   増減率

     化学品    28,496        842    31,000      1,050    +2,503    +8.8%        +207 +24.6%


     化粧品    12,175      2,250    12,000      2,100     △175     △1.4%       △150     △6.7%


     その他      506           43     500          50       △6     △1.3%          +6 +15.9%


     消去等          -    -1,720          -    -1,700          -         -       +20       -


     合 計    41,179      1,416    43,500      1,500    +2,320    +5.6%         +83    +5.9%


                                                                                             22
設備投資計画
 生産性向上、競争力強化のためのDX関連投資他を推進



  設備投資額                      単位:百万円




                                      化学品   1,200百万円
                                      化粧品    300百万円
                                      共通     300百万円




                                                       23
新中期経営計画発表スケジュール他




  ■新中期経営計画は 2021年2月26日㈮16時 発表予定


  ■新役員体制も同日発表予定




                                  24
3.参考情報




         25
財務データ等推移
                                                                                                                          単位:百万円

      項   目       2012/3     2013/3     2013/12     2014/12     2015/12     2016/12     2017/12     2018/12     2019/12    2020/12
売上高                 31,022     31,651      37,736     39,931      46,527       44,223     48,493       50,188     46,191        41,179
EBITDA のれん償却額反映      2,498      3,008       4,606       4,697       4,696       3,174      4,056        4,292      3,635         4,187
(EBITDA率)             8.1%       9.5%       12.6%       11.6%        9.9%        7.2%        8.2%        8.5%       7.9%         10.2%
減価償却費 のれん償却額含む       1,455      1,349       1,584       1,832       2,332       1,716      1,940        1,991      2,240         2,771
営業利益                 1,044      1,659       3,022       2,865       2,364       1,458      2,116        2,301      1,395         1,416
(営業利益率)               3.4%       5.2%        8.0%        7.2%        5.1%        3.3%        4.4%        4.6%       3.0%          3.4%
経常利益                 1,103      1,798       3,390       3,073       2,443       1,588      2,171        2,430      1,334         1,645
親会社株式に帰属する当期純利益       495       1,261       2,758       1,447       1,152        347       1,388        2,458        900         1,044
1株当り当期純利益(円)         28.11      71.65      152.20       82.22       70.13       22.09      88.48       156.68      57.33          66.4
配当金(円)                 10         15          16          16          20          20          16          18          16   ※       10
自己資本比率               27.8%      32.7%       40.1%       45.2%       36.4%       33.3%      34.4%        35.6%      36.7%         39.5%
ROE                   5.0%      11.4%       18.8%        8.2%        6.2%        2.0%        7.8%       12.6%       4.5%          5.1%
ROA                   3.1%       4.6%        7.6%        6.9%        5.2%        2.9%        4.0%        4.1%       2.5%          2.6%
研究開発費                1,730      1,807       1,659       1,786       2,096       2,035      2,065        2,219      2,289   ※※    2,019
従業員数(人)              1,158      1,172       1,182       1,228       1,373       1,418      1,472        1,479      1,496         1,500
※ 2020年12月期年間配当金のうち期末配当6円については2021年3月26日開催の株主総会で決議予定                             ※※ 見込値


                                                                                                                                   26
事業所・所在地別 売上高比率
■売上高比率は化学品事業で全体の69%、化粧品事業で30%で前年同期比で化粧品比率が5ポイント増
 繊維化学品だけで全体の47%、その内海外が76%。所在地別では海外比率は42%で前年同期比で3ポイント減

 【事業別売上高比率】                     2020年度 売上高       【所在地別売上高比率】
  その他 5億円                          411億円                                 北米 9億円
     (1%)                                                                     (2%)
                                 ※売上高は億円未満四捨五入
                                  %は小数点以下四捨五入
                                                    東南アジア
                                                   (タイ、インドネシア、
         化粧品       繊維化学品                              ベトナム、韓国)
        121億円         47%                            80億円
        (30%)      前年比△6ポイント
                                                     (20%)          日本
      前年比+5ポイント          繊維
                         (海外)                                      239億円
                                                   グレーターチャイナ
     クリーニング・メディカル       76%                      (中国、香港、台湾)      (58%)
                                                                 前年比+3ポイント
          6%          繊維
               特殊・機能                                 82億円
                     (国内)
               化学品他                                  (20%)
                      24%
                 17%               化学品
                                  284億円
                                  (69%)
                                前年比△4ポイント
                                                                                     27
新型コロナウイルス感染拡大防止対策と稼働の状況/感染症拡大に伴うリスク

■新型コロナウイルス感染拡大防止対策と稼働の状況(第4四半期)
  新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、世界経済、社会生活への影響が多大となっている状況下において、当社グループは
   事業活動地域での感染拡大防止に努めるとともに、社員の安全を確保し、事業への影響を軽減すべく努力を継続しています。
  現時点の当社グループにおける新型コロナウイルス感染拡大防止対策と稼働の状況は、以下の通りです。
 1.日本国内での状況
 ・工場、子会社を含む全拠点で、社員の毎朝の検温、発熱等体調不良時の出社自粛、また来客の入場時検温・手指消毒の協力依頼等、
   徹底した安全確認を実施した上で稼働しています。
 ・本社、各支店においては、在宅勤務に加え、リモート・出社・顧客訪問のハイブリッド型働き方を推奨しています。
  また、通勤時間帯の分散を促進する目的も含め、フレックス勤務制度の拡大運用を実施しています。
 ・不要不急の出張を避けるとともに、公共交通機関を利用する場合にはマスク着用・携帯用手指消毒剤使用を徹底しています。
 ・執務スペースでのパーテーションやビニールカーテンの設置、また換気の徹底など、密閉・密集・密接の状態を作り出さないように
   努めています。
 2.海外子会社での状況
 ・ほとんどの事業所において、日本国内に準じた対応で社員・取引先の感染防止対策を実施しています。
 ・全ての事業所において通常操業を行っています。

■新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリスク(第4四半期)
  新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界的な規模で感染者が増加し、社会経済活動に大きな影響を及ぼしております。当該感染
 症の影響により、当社グループでは一部の製商品において需要の減少が継続して発生しました。
  今後、新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化することにより、一部の製商品について需要が一層落ち込むほか、予想を上回る
 規模の事業所の操業停止、原材料の調達難による生産停止、物流機能の停滞等に至った場合には、当社グループの経営成績及び財政状
 態に大きな影響を及ぼす可能性があります。

                                                            28
株主優待制度変更

 ■当社デミ コスメティクスのヘアケア・スタイリング商品の中か
 ら自由選択方式に変更
                     メーカー希望小売価格(税込)

      保有株式数            優待内容
  500株以上~1,000株未満    合計5,000円以内

 1,000株以上~3,000株未満   合計7,000円以内

     3,000株以上        合計12,000円以内


 ■対象商品
 ヒトヨニ、ウェーボジュカーラ、ヘアシーズンズ、ヘアシーズンズ
 アロマシロップス、ハレマオ、ビオーブ、ビオーブ フォーメン、ビ
 オーブ ピュリムを予定


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会社概要


   商   号   : 日華化学株式会社(証券コード 4463)
   本   社   : 福井県福井市文京4丁⽬23-1
   創   立   : 1941(昭和16)年9月15日
   資本金     : 28億9,854万円
   発行済株式数 : 1,771万株
   決算期     : 12月31日
   従業員数 : 連結/1,500名       単体/612名(2020年12月31日現在)
   事業内容 : 繊維を主とする各種産業用界面活性剤および化学品、化粧品等の製造・販売
   上場証券取引所 : 東証1部、名証1部




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この資料には、2021年2月12日現在の将来に対する見通し及び計画に基づく予測が含まれています。
経済情勢の変動等に伴うリスクや不確定要因により、予測が実際の業績と異なる可能性があります。

          <お問合せ先>
          日華化学株式会社 経営企画本部 IR担当
          TEL:(0776)25-8584(直通)      FAX:(0776)25-4798
          E-mail : matsushima@niccachemical.com