4463 日華化学 2020-10-29 15:00:00
2020年12月期 第3四半期決算補足説明資料 [pdf]
2020年12月期(第107期)
第3四半期 決算概要資料
日華化学株式会社
(証券コード:4463)
2020年10月29日
目次
1.2020年度 第3四半期業績 2.2020年度 通期業績・配当予想
2020年度 第3四半期 経営環境 4 通期業績・配当予想 12
2020年度 第3四半期 決算サマリー 5 セグメント別 通期業績予想 13
セグメント別業績 6
売上高増減要因(対前年) 7
経常利益増減要因(対前年) 8
化学品セグメント 業績詳細 9
3.参考情報
化粧品セグメント 業績詳細 10 コロナ感染拡大防止対策と稼働状況 15
コロナ感染症拡大に伴うリスク 15
会社概要 16
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1.2020年度 第3四半期 業績
3
2020年度 第3四半期 経営環境
グローバルで消費回復傾向が見られるものの、事業分野や地域によってその状況は異なり先行きは依然不透明
特に、繊維加工分野は厳しい状況が続く見込み
■事業分野外部環境等(新型コロナウイルス感染症の影響含む)
カジュアル衣料小売りの一部で回復傾向にあるものの、国内生産主体の中高級アパレルは厳しさ
日本
が続き回復は依然不透明
繊維加工
中国/消費回復で国内向け生産は回復傾向も輸出は依然厳しい
海外
その他各国/ASEANの一部は中国向けで回復傾向も欧米向けは依然厳しい状況
乗用車販売 3QYoY/日本△18%(△68万台)中国△12%(△188万台)米国△30%(△107万台)、
自動車 日本・海外
QoQ/日本△14%で未回復、中国+8%と活況、米国△22%も9月+6%と回復
家庭紙・衛生紙はペーパータオル需要増などもあり堅調
製紙 日本
新聞・雑誌の減少、広告減による再生紙需要減加速。感熱紙は消費回復傾向により需要減緩和
クリーニング 日本 クリーニング店、ホテル、飲食店は来客回復傾向が見られるものの力強さに欠ける
メディカル 日本 病院の外来・入院患者数は増加傾向が見られるもののBCレベルには至らず
半導体 日本 低迷していた自動車とスマホ向けが回復傾向に
抗菌・手指消毒剤 日本 需要旺盛で手指消毒剤(医薬部外品)はアルコール調達状況改善傾向も、容器調達は依然困難
7月以降美容室来店客数は回復傾向と落ち込みを繰り返しており依然先行き不透明
日本
化粧品 ODM案件は回復傾向
海外 韓国/美容室来店客回復傾向もBCレベルには至らず、9月には第二波で来店客再び減少
為替 期中平均 円/米ドル・107.47円で2.2%円高、中国元5.0%円高、ウォン6.4%円高
数値指標
(前年比) 1Q/44,800円(QoQ+8.7%)、2Q/25,000円(△44.9%)
国産ナフサ
3Q予想/30,300円(△24.6%)、4Q予想/32,700円(△20.8%)
4
2020年度 第3四半期 決算サマリー
新型コロナウイルス感染症の影響による減収は継続したものの、3Qで一部の事業分野で回復傾向が見られ、
コスト削減と相まって経常利益で微増益となった
単位:百万円
2019年度 2020年度 前期比
第3四半期 第3四半期 増減額 増減率
売 上 高 34,650 30,118 △4,531 △13.1%
営業利益 1,078 828
△250 △23.2%
(営業利益率) 3.1% 2.8%
経常利益 1,027 1,032 +4 +0.5%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
580 572 △8 △1.5%
5
セグメント別業績
セグメント別では、引き続き化学品の減収減益幅は大きいものの、化粧品は増収増益に転じた
単位:百万円
2019年度 2020年度
前期比 前期比
セグメント 第3四半期 第3四半期
売上高 セグメント利益 売上高 セグメント利益 売上高 増減率 セグメント利益 増減率
化学品 25,474 1,121 20,898 495 △4,576 △18.0% △626 △55.8%
化粧品 8,311 1,199 8,886 1,550 +575 +6.9% +350 +29.2%
その他 864 99 334 4 △530 △61.4% △94 △95.6%
消去等 - -1,341 - -1,222 - - +119 -
合 計 34,650 1,078 30,118 828 △4,531 △13.1% △250 △23.2%
6
売上高 増減要因(対前年)単位:百万円
円高による影響で△3.7億円、化学品事業で△42.5億円の減収、化粧品事業で6.2億円の増収
化学品は各地域で減収となった一方、化粧品は主に国内で増収となった
単位:円
期間為替 19.3Q 20.3Q 備 考
米ドル 109.38 107.47 1.7%円高
中国元 15.917 15.340 3.6%円高
△374 △4,254
34,650 +627 △530
30,118
日本 △1,334
グレーターチャイナ △1,431 日本 +588
その他アジア △1,179 海外 +38
北米 △309
7
経常利益 増減要因(対前年) 単位:百万円
為替の影響で+1.6億円増益、化学品事業で△6.2億円の減益、化粧品事業で3.5億円の増益
化学品の海外の減益が大きかった一方、国内の化学品、化粧品ともコストダウン等により増益となった
日本 +143
グレーターチャイナ △157
その他アジア △464
北米 △108
+166 △620
+78
+355 △94 +119 1,032
1,027
日本 +301
海外 +41
8
化学品セグメント 業績詳細
2Q以降、国内外双方で市場環境が特に厳しさを増し、3Qで一部領域に回復基調が見られるものの繊維加工用
薬剤等既存事業分野において厳しい状況が続き、減価償却増と相まって、グローバルで大幅減収減益続く
地域別売上高 19.3Q 20.3Q 増減額 増減率
業績推移 単位:百万円 日 本 10,744 9,410 △1,334 △12.4%
グレーターチャイナ 7,375 5,850 △1,525 △20.7%
その他アジア 6,322 4,928 △1,394 △22.1%
北 米 1,031 708 △322 △31.3%
合 計 25,474 20,898 △4,576 △18.0%
※為替影響 △322百万円
前期比概要
1.繊維化学品分野は、中国国内向けや自動車生産など一部領域で
回復基調にあるものの、欧米需要落込み、自動車生産累計落込み
に加え、暖冬の影響により、国内外で生産・販売大幅減
2.アジア各国/対アジア通貨円高による減収
3.国内/クリーニング店の来客回復傾向が見られるもクリーニング薬剤低調
4.特殊樹脂モノマー、環境衛生関連薬剤販売堅調
5.前期実施鹿島工場2期工事、ニッカコリア新工場等の減価償却費増
9
化粧品セグメント 業績詳細
国内外とも美容室来店客数減は続き、国内デミの減収要因となっているが、コストダウンやODM事業と手指
消毒剤の大幅増収で、全体として増収増益に転じた
業績推移 単位:百万円 地域別売上高 19.3Q 20.3Q 増減額 増減率
日 本 7,282 7,870 +588 +8.1%
海 外 1,029 1,015 △13 △1.3%
合計 8,311 8,886 +575 +6.9%
※為替影響 △52百万円
前期比概要
1.国内デミ/回復傾向にあるものの美容室来店客数減は変わらず
大幅減収もコスト削減で減益幅圧縮
2.山田製薬/ODM事業大口顧客受注回復と手指消毒剤販売増で
大幅増収増益
3.デミコリア/美容室来店客大幅減が続くも、新規取引先開拓、コスト
ダウンで増収(現地通貨ベース)増益
10
2.2020年度 通期業績・配当予想
11
2020年12月期 通期業績・配当予想
4Qも減収見通しであるものの、3Qで一部の事業分野で回復傾向が見られ、コスト削減と相まって利益率が改善
傾向にある事から、売上高、利益ともに上方修正とした。ただし不確定要素が多いため配当予想は未定とした。
7月30日時点 10月29日時点 単位:百万円
2019年度 2020年度 2020年度 前期比
実績 直近予想 予想 増減額 増減率
売 上 高 46,191 39,000 40,000 △6,191 △13.4%
営業利益 1,395 100 700
△695 △49.9%
(営業利益率) 3.0% 0.3% 1.8%
経常利益 1,334 300 900 △434 △32.6%
親会社株主に帰属する
当期純利益
900 0 500 △400 △44.5%
年間配当(円) 16 4 未定 - -
12
2020年12月期 セグメント別 通期業績予想
4Qも減収見通しであるものの、3Qで一部の事業分野で回復傾向が見られ、コスト削減と相まって利益率が改善
傾向にある事から、化学品、化粧品ともに、売上高、セグメント利益を上方修正した
7月30日時点 10月29日時点 単位:百万円
2019年度 実績 2020年度 直近予想 2020年度 予想 前期比 前期比
セグメント
売上高 セグメント利益 売上高 セグメント利益 売上高 セグメント利益 売上高 増減率 セグメント利益 増減率
化学品 33,890 1,441 27,800 200 28,000 400 △5,890 △17.4% △1,041 △72.2%
化粧品 11,399 1,687 10,700 1,500 11,500 1,900 +100 +0.9% +212 +12.6%
その他 901 99 500 20 500 20 △401 △44.5% △79 △79.9%
消去等 - -1,831 - -1,620 - -1,620 - - +211 △11.6%
合 計 46,191 1,395 39,000 100 40,000 700 △6,191 △13.4% △695 △49.9%
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3.参考情報
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新型コロナウイルス感染拡大防止対策と稼働の状況/感染症拡大に伴うリスク
■新型コロナウイルス感染拡大防止対策と稼働の状況
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、世界経済、社会生活への影響が多大となっている状況下において、当社グループは
事業活動地域での感染拡大防止に努めるとともに、社員の安全を確保し、事業への影響を軽減すべく努力を継続しています。
現時点の当社グループにおける新型コロナウイルス感染拡大防止対策と稼働の状況は、以下の通りです。
1.日本国内での状況
・工場、子会社を含む全拠点で、社員の毎朝の検温、発熱等体調不良時の出社自粛、また来客の入場時検温・手指消毒の協力依頼等、
徹底した安全確認を実施した上で稼働しています。
・本社、各支店においては、在宅勤務に加え、リモート・出社・顧客訪問のハイブリッド型働き方を推奨しています。
また、通勤時間帯の分散を促進する目的も含め、フレックス勤務制度の拡大運用を実施しています。
・不要不急の出張を避けるとともに、公共交通機関を利用する場合にはマスク着用・携帯用手指消毒剤使用を徹底しています。
・執務スペースでのパーテーションやビニールカーテンの設置、また換気の徹底など、密閉・密集・密接の状態を作り出さないように
努めています。
2.海外子会社での状況
・ほとんどの事業所において、日本国内に準じた対応で社員・取引先の感染防止対策を実施しています。
・全ての事業所において基本的には通常操業を行っていますが、新型コロナウイルスの影響により受注が減少している事業所につきま
しては、当該国の状況やサプライチェーン全体の需給状況を確認しながら工場等の稼働調整を行っています。
・今後についても、取り巻く環境や状況を踏まえ、必要に応じて稼動調整の実施を検討してまいります。
■新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリスク
新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界的な規模で感染者が増加し、社会経済活動に大きな影響を及ぼしております。当該感染症
の影響により、当社グループでは一部の海外事業所における一時的な操業停止や需要の減少が発生しました。
今後、コロナ禍の長期化、再拡大化により、需要が一層落ち込んだ場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響が
及ぶ可能性があります。また、事業所の操業停止、原材料の調達難による生産停止、物流機能の停滞等に至った場合にも、同様に影響
が及ぶ可能性があります。
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会社概要
商 号 : 日華化学株式会社(証券コード 4463)
本 社 : 福井県福井市文京4丁目23-1
創 立 : 1941(昭和16)年9月15日
資本金 : 28億9,854万円
発行済株式数 : 1,771万株
決算期 : 12月31日
従業員数 : 連結/1,512名 単体/623名(2020年9月30日現在)
事業内容 : 繊維を主とする各種産業用界面活性剤および化学品、化粧品等の製造・販売
上場証券取引所 : 東証1部、名証1部
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この資料には、2020年10月29日現在の将来に対する見通し及び計画に基づく予測が含まれています。
経済情勢の変動等に伴うリスクや不確定要因により、予測が実際の業績と異なる可能性があります。
<お問合せ先>
日華化学株式会社 戦略企画本部 IR担当
TEL:(0776)25-8584(直通) FAX:(0776)25-4798
E-mail : matsushima@niccachemical.com