4463 日華化学 2020-07-30 15:00:00
2020年12月期 第2四半期決算補足説明資料 [pdf]
2020年12月期(第107期)
第2四半期 決算概要資料
日華化学株式会社
(証券コード:4463)
2020年7月30日
目次
1.2020年度 第2四半期業績 2.2020年度 通期業績・配当予想他
2020年度 第2四半期 経営環境 4 2020年度 下期 経営環境想定 20
コロナ禍における当社グループの取り組み 5 通期業績予想 21
2020年度 第2四半期 決算サマリー 6 セグメント別 通期業績予想 22
セグメント別業績 7 20年度下期 収益確保への取り組み 23~26
売上高増減要因(対前年) 8 新中期経営計画発表スケジュール 27
経常利益増減要因(対前年) 9
化学品セグメント 業績詳細 10
3.参考情報
化粧品セグメント 業績詳細 11
連結キャッシュフロー 12 財務データ等推移 29
主な経営指標 13 コロナ感染拡大防止対策と稼働状況 30
トピックス 14~18 コロナ感染症拡大に伴うリスク 30
会社概要 31
2
1.2020年度 第2四半期 業績
3
2020年度 第2四半期 経営環境
当社を取り巻く経営環境は一変。一部の「半導体関連」と「抗菌・手指消毒剤」を除いては、新型コロナ
ウイルス感染症の影響で特に4月以降いずれも厳しさを増している
■事業分野外部環境等(新型コロナウイルス感染症の影響含む)
コロナの影響で4,5月の繊維加工操業は激減。6月にカジュアル衣料小売りの一部でリバウンド消
日本
費が見られたものの本格的回復は不透明
繊維加工
中国/コロナと暖冬の影響で1-5月前年同期比アパレル(服装関連)生産△18%、輸出△23%
海外
その他各国/コロナの影響で繊維加工大幅減
乗用車販売不振 1-6月前年同期比 日本△20.2%(△51万台)、中国△22.2%(△225万
自動車 日本・海外 台)、米国△34.2%(△82万台)
中国は6月単月で販売・生産量とも二桁伸長と回復兆し有り
家庭紙分野はコロナ対応でペーパータオル需要増も全体的効果は限定的で低調
製紙 日本
新聞・雑誌等の広告減により再生紙需要減加速。感熱紙は消費落込みで大幅減
クリーニング 日本 コロナの影響でクリーニング店、ホテル、飲食店来客激減
メディカル 日本 コロナの影響で病院の外来・入院患者減
半導体 日本 コロナ影響によるスマホ需要減もあるがデータセンター向インフラは追い風が吹いている
抗菌・手指消毒剤 日本 コロナ対策で需要旺盛も手指消毒剤は小型容器入手困難、アルコール供給制限等あり
コロナによる外出自粛要請で4,5月美容室来店客大幅減。6月にリバウンド来店が見られたものの
日本
化粧品 本格的回復は不透明。ODM案件先送り多数発生
海外 韓国/コロナの影響で美容室来店客大幅減。足元は回復傾向もBCには戻らず
数値指標 為替 期中平均 円/米ドル・108.43円で1.5%円高、中国元5.2%円高、ウォン6.6%円高
(前年比) 国産ナフサ 1Q/44,800円(前年同期比+8.7%)、2Q予想/25,500円(△43.8%)
4
コロナ禍における当社グループの取り組み
厳しい環境下ではあるが、一部の特需取り込みや、抜本的なコスト削減に取り組んでいる
特別需要の取り込み
• 手指消毒剤
• 抗菌剤・抗ウイルス剤
• 撥水剤(防護服用途)
抜本的なコスト削減
• 海外拠点含め不要不急な細部に及ぶコスト削減を徹底
• 休業実施
• 設備投資計画の大幅な見直し
• 仕事量の見直しによる残業代削減
• 在宅テレワークの積極取組みによる様々な経費削減
• 役員報酬削減・返納
5
2020年度 第2四半期 決算サマリー
そうした中、2020年度上期は、売上および利益共に対前年で大きく落ち込むも、抜本的なコスト削減
により利益を確保
単位:百万円
2019年度 2020年度 前期比
第2四半期 第2四半期 増減額 増減率
売 上 高 23,649 19,753 △3,895 △16.5%
営業利益 770 339
△430 △55.9%
(営業利益率) 3.3% 1.7%
経常利益 681 470 △210 △30.9%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
329 175 △153 △46.6%
※
中間配当(円) 8 4 △4 △50.0%
6
セグメント別業績
セグメント別では、化学品の売上高・セグメント利益の減少幅が大きかったものの、化粧品はそれぞれ
微減にとどまった
単位:百万円
2019年度 2020年度
前期比 前期比
セグメント 第2四半期 第2四半期
売上高 セグメント利益 売上高 セグメント利益 売上高 増減率 セグメント利益 増減率
化学品 17,251 763 14,004 378 △3,247 △18.8% △385 △50.4%
化粧品 5,650 832 5,449 801 △201 △3.6% △31 △3.8%
その他 747 86 300 19 △446 △59.8% △66 △77.0%
消去等 - -912 - -859 - - +53 -
合 計 23,649 770 19,753 339 △3,895 △16.5% △430 △55.9%
7
売上高 増減要因(対前年)単位:百万円
円高による影響で△3.3億円、化学品事業で△29.6億円、化粧品事業で△1.5億円の減収となったが、
化学品の海外が減収の主要因となった
単位:円
期間為替 19.2Q 20.2Q 備 考
米ドル 110.11 108.43 1.5%円高
中国元 16.211 15.367 5.2%円高
△335 △2,960
23,649
△152 △446
19,753
日本 △620
グレーターチャイナ △1,237 日本 △163
その他アジア △854 海外 +10
北米 △247
8
経常利益 増減要因(対前年) 単位:百万円
為替の影響で+1.6億円増益、化学品事業で△3.8億円、化粧品事業で△0.2億円の減益となり、中でも
化学品のその他アジアと北米の減益が大きかった
+165 △380
681
△27 +45
△66 +53
470
9
化学品セグメント 業績詳細
主力の繊維化学品事業が、特に4月以降、国内・海外双方で市場環境が厳しさを増し、売上・利益両面で
苦戦を強いられた
地域別売上高 19.2Q 20.2Q 増減額 増減率
業績推移 単位:百万円 日 本 7,160 6,539 △620 △8.7%
グレーターチャイナ 4,993 3,650 △1,342 △26.9%
その他アジア 4,393 3,363 △1,029 △23.4%
北 米 705 450 △254 △36.1%
合 計 17,251 14,004 △3,247 △18.8%
※為替影響 △287百万円
前期比概要
1.コロナの影響による欧米需要落込み、ロックダウン、自動車生産落込
みに加え、暖冬の影響により、アジア各国にて生産・販売大きく減少
2.アジア各国/対アジア通貨円高による減収
3.米国/ロックダウン、感染者数激増の影響で市況が厳しく減収減益
4.ベトナム・バングラデシュ/新規開拓により堅調
5.国内/外出自粛により業務用クリーニング薬剤低調
6.特殊樹脂モノマー上市、コロナ関連薬剤取組開始
10
化粧品セグメント 業績詳細
外出自粛の影響が国内デミで大きく響き、全体として売上・利益両面を押し下げることになった
業績推移 単位:百万円
地域別売上高 19.2Q 20.2Q 増減額 増減率
日 本 4,934 4,770 △163 △3.3%
海 外 715 678 △37 △5.2%
合計 5,650 5,449 △201 △3.6%
※為替影響 △48百万円
前期比概要
1.国内デミ/新型コロナによる外出自粛等による美容室来店客
大幅減により大幅減収もコスト削減で減益幅圧縮
2.山田製薬/手指消毒剤販売増で増収増益
3.デミコリア/新型コロナの影響で美容室来店客大幅減も新ブラ
ンド投入等で前年並みを維持(現地通貨ベース)
11
連結キャッシュフロー
営業CFは運転資金の減少により大幅に改善し13.4億円を計上
投資CFの前期は定期預金払い戻しによりプラスとなったが、今期はほぼ通常投資となり△8.1億円を計上
単位:百万円
19年12月期 20年12月期 【連結CF】 ■前年第2四半期との比較
連結CF 増減額
第2四半期 第2四半期
●営業CF +2,235
営業CF -889 1,346 +2,235 ・EBITDAの増加 +31
・法人税支払額の減少 +549
投資CF 47 -811 △858
・運転資金の増減 +1,497
財務CF -1,206 389 +1,596 ・その他 +158
●投資CF △858
20年12月期
指 標 2019年度 増減額 ・有形固定資産 取得による支出+584 (前期:NKR新工場あり)
第2四半期
・定期預金増減の影響 △1,624
期末現預金残高 6,311 7,200 +890
●財務CF +1,596
有利子負債 19,530 20,218 +687 ・借入金の増減影響 +170
・子会社株式追加取得 +774(前期:台湾818、当期:タイ44)
・支払配当金の減少 +642(前期:台湾配当)
12
主な経営指標
減益によりROA,ROEは減少も、EBITDAは微減にとどまった
減価償却費は、主に鹿島工場2工場稼動で増加
自己資本比率は、子会社株式の取得、子会社からの配当による非支配株主持分減少により向上
金額単位:百万円
19年12月期 20年12月期
指 標 増減率・額
第2四半期 第2四半期
ROA(営業利益) 2.8% 1.3% △1.5ポイント
ROE(当期純利益) 3.3% 1.8% △1.5ポイント
EBITDA 1,704 1,680 △24
(減価償却費) 929 1,337 +408
20年12月期
指 標 2019年度 増減率
第2四半期
自己資本比率 36.7% 37.6% +0.9ポイント
13
トピックス(2020年度上期)
新型コロナウイルス感染症による不安が増大する一方で、新たな営業案件や事業の種に繋がる話題も複数あった
1.繊維加工用抗菌防臭剤「ニッカノン」に抗ウイルス効果を確認
コロナ特需の取り込みに繋げた
2.当社独自技術の水系ウレタンがグローバルでニッチ分野で
勝ち抜いている事業として認定された
3.化粧品事業においてオンライン営業を業界に先駆けて
本格導入し顧客・業績等に大きく貢献した
14
トピックス(2020年度上期)-1
繊維加工用抗菌防臭剤「ニッカノン」に抗ウイルス効果を確認
今後のウィズコロナの世界での拡販に注力
■「ニッカノン」とは
1987年発売
長年繊維加工用抗菌防臭剤として実績あり
■抗ウイルス効果を確認
新型コロナウイルスと同じ形状のウイルスに対し、
加工布上のウイルスを2時間で99.9%以上減少。
マスク、フィルター、モップ、カーテン、衣料など、様々
な繊維製品に対して抗菌防臭だけでなく抗ウイルス
機能の付与が可能に。
15
トピックス(2020年度上期)-2
繊維加工用撥水剤が防護服用途として高評価
医療現場に求められる撥水・抗ウイルス加工ニーズが急増
■メディカルガウンなどへの用途
・飛沫感染を防ぐための「撥水加工」
・繊維上のウイルスの数を減少させる「抗ウイルス加工」
感染症患者と接する際の防護服に必要な機能
16
トピックス(2020年度上期)-3
2020年版 グローバルニッチトップ企業100 選に認定(6月)
認定製品:人工スウェード用水系ポリウレタンエマルジョン
■ポイント■
① 約40年前より業界に先駆けDMFを含まない水系ウレタン樹脂を開発
② 環境にやさしく安全で、高性能・高品質な製品を提供。
③ 製品力、トータルソリューション力の強みでニッチ分野世界市場
シェア85%を維持、拡大
グローバルニッチトップ企業 100選とは・・・
経済産業省が公募し、変化する事業環境の中で世界市場のニッチ分野で勝ち抜いてい
る企業や、国際情勢の変化の中でサプライチェーン上の重要性を増している部素材等の
事業を有する優良な企業をグローバルニッチトップ企業 として認定する。
17
トピックス(2020年度上期)-4
オンライン営業スタイルの推進(化粧品)
オンライン営業を業界に先駆けて本格導入
お客様の要望にもマッチ
行動制限下ビジネスチャンス喪失回避
営業効率の大幅向上
働き方改革に大きく貢献
ニュースタイルのスタンダードに
18
2.2020年度 通期業績・配当予想他
19
2020年度 下期 経営環境想定
上期に引き続き、一部の「半導体関連」と「抗菌・手指消毒剤」を除いては、新型コロナウイルス感染症の
影響が大きく、日本・海外ともに厳しい状況が続くと見込む
■事業分野外部環境/下期想定
日本 消費動向の一部回復により衣料品販売にも回復の兆しは見られるものの、本格的回復は不透明
繊維加工
海外 一部を除きコロナの影響で繊維加工大幅減の状況が継続
自動車 日本・海外 グローバル生産台数 通期で前年同期比20%減見込、中国は回復兆し有りも先行き不透明
家庭紙分野はペーパータオル需要増も全体的効果は限定的
製紙 日本
新聞・雑誌等の広告減により再生紙需要減加速。感熱紙は消費回復傾向もBC水準までは戻らず
クリーニング 日本 クリーニング店、ホテル、飲食店来客回復傾向もBC水準比で引き続き厳しい状況が継続
メディカル 日本 病院の洗浄薬剤市場は3Q中にBC水準まで回復見通し
半導体 日本 コロナ影響によるスマホ需要減もあるがデータセンター向インフラ、ゲーム機向け需要は追い風
抗菌・手指消毒剤 日本 コロナ対策で需要増も、引き続き手指消毒剤は小型容器入手困難、アルコール供給制限有り
日本 美容室への来店サイクル長期化・滞在時間減による業務用商材使用減少、店販品伸び悩み
化粧品
海外 韓国/日本同様、美容室市場は減少見込
為替 - 期中平均 円/米ドル・105円の前提
数値指標
国産ナフサ - 3Q予想/30,100円、4Q予想/30,600円
20
2020年12月期 通期業績予想
新型コロナウイルス感染症の影響が当社グループ各事業において2020年3,4Qも継続する見通し
配当は利益水準と安定配当を総合的に勘案
4月28日時点 7月30日時点 単位:百万円
2019年度 2020年度 2020年度
増減額 増減率
実績 直近予想 予想
売 上 高 46,191 未定 39,000 △7,191 △15.6%
営業利益 1,395 未定 100
△1,295 △92.8%
(営業利益率) 3.0% 0.3%
経常利益 1,334 未定 300 △1,034 △77.5%
親会社株主に帰属する
当期純利益
900 未定 0 △900 △100.0%
年間配当(円) 16 未定 4 △12 △75.0%
21
2020年12月期 セグメント別 通期業績予想
新型コロナウイルス感染症の影響が当社グループ各事業において2020年3,4Qも継続する見通し
4月28日時点 7月30日時点 単位:百万円
2019年度 実績 2020年度 直近予想 2020年度 予想 前期比 前期比
セグメント
売上高 セグメント利益 売上高 セグメント利益 売上高 セグメント利益 売上高 増減率 セグメント利益 増減率
化学品 33,890 1,441 未定 未定 27,800 200 △6,090 △18.0% △1,241 △86.1%
化粧品 11,399 1,687 未定 未定 10,700 1,500 △699 △6.1% △187 △11.1%
その他 901 99 未定 未定 500 20 △401 △44.5% △79 △79.8%
消去等 - -1,831 - 未定 - -1,620 - - +211 △11.5%
合 計 46,191 1,395 未定 未定 39,000 100 △7,191 △15.6% △1,295 △92.8%
22
2020年度下期 収益確保に向けた主な取り組み
かかる環境下ではあるが、生活・環境衛生事業、新商品投入、コスト削減継続などにより、可能な限りの
収益確保を目指す
1. 「生活・環境衛生事業(消毒・抗菌・抗ウイルス剤)」への注力
2. 化粧品分野での環境衛生ブランドをECチャネルも活用し展開スタート
3. デミ コスメティクスの 新ブランド「UTAU」3Q発売予定
4. 徹底したコスト削減の継続
23
2020年度下期の主な取り組み -1
生活・環境衛生事業(消毒・抗菌・抗ウイルス剤)注力
・ウィズコロナ、アフターコロナにおいて社会がより必要とする分野と認識
・化学品部門、化粧品部門共同で積極推進し基幹事業の構築を目指す
・展開分野/テキスタイル、手指消毒、クリーニング、環境衛生、その他
・安全性第一で、各分野に適した原料等を使用
・新組織発足により強力に事業を推進
24
2020年度下期の主な取り組み -2
化粧品分野での環境衛生ブランド展開スタート(4Qより)
ブランド名:tuebo~テュエボ~
【コンセプト】 日常に安心・快適を与えるソーシャル衛生品ブランド
販売チャネル / 1.美容代理店 → サロン チャネル
2.ECチャネル
オシャレ系デザインをイメージした揃えたくなる商品群
Image Image
日華化学の技術を盛り込んだ
高付加価値商品をラインアップ
消毒、殺菌、抗菌、
防菌、洗浄、ケア
25
2020年度下期の主な取り組み -3
デミ コスメティクスより 新ブランド「UTAU」 3Q発売予定
「歌うように、きれいに、暮らす」
をコンセプトにした植物由来成分配合の
ナチュラル系オイルブランド
全身に使えるリッチオイルセラムを始め、
幅広いラインナップでヘアケアはもちろん
ボディケアやスタイリングまで
厳選したオイルの恵みをご体感頂けます
26
新中期経営計画発表スケジュール
新中期経営計画は、2021年2月に発表予定
現在、今後のアフターパンデミック・ウィズコロナの事業環境を精査し、
ゼロベースでの検討を進めている
【新中計策定ポイント】
アフターパンデミック・ウィズコロナ下での経営環境シナリオ
目指すべき成長の姿と到達への具体的なイメージ
– 目指したい姿
– 事業戦略
– 企業体質の変革の方向性
ESG経営への注力
働き方改革の推進 など
27
3.参考情報
28
財務データ等推移
単位:百万円
項 目 2013/2Q※ 2014/2Q 2015/2Q 2016/2Q 2017/2Q 2018/2Q 2019/2Q 2020/2Q
売上高 22,963 19,542 21,999 20,966 23,414 24,752 23,649 19,753
EBITDA のれん償却額反映 2,974 2,576 2,424 1,722 1,999 2,180 1,703 1,678
(EBITDA率) 13.0% 13.2% 11.0% 8.2% 8.5% 8.8% 7.2% 8.5%
減価償却費 のれん償却額含む 1,103 880 935 840 923 967 933 1,339
営業利益 1,871 1,696 1,489 882 1,076 1,213 770 339
(営業利益率) 8.1% 8.7% 6.8% 4.2% 4.6% 4.9% 3.3% 1.7%
経常利益 2,062 1,688 1,632 831 1,099 1,266 681 470
親会社株式に帰属する四半期純利益 1,737 1,129 993 402 571 1,829 329 190
1株当り四半期純利益(円) 98.74 64.21 58.27 25.64 36.45 116.58 20.95 12.14
配当金(円) 6 8 8 10 8 8 8 4
自己資本比率 39.2% 42.7% 39.3% 35.7% 34.7% 35.7% 37.0% 37.6%
ROE 25.8% 13.6% 10.5% 4.7% 6.7% 18.9% 3.3% 1.8%
ROA 10.0% 8.4% 6.7% 3.8% 4.3% 4.4% 2.8% 1.3%
研究開発費 1,130 984 1,010 1,061 986 1,085 1,022 -
従業員数(人) 1,186 1,227 1,359 1,444 1,455 1,490 1,514 1,503
※ 単体は4-9月
29
新型コロナウイルス感染拡大防止対策と稼働の状況/感染症拡大に伴うリスク
■新型コロナウイルス感染拡大防止対策と稼働の状況
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、世界経済、社会生活への影響が多大となっている状況下において、当社グループは
事業活動地域での感染拡大防止に努めるとともに、社員の安全を確保し、事業への影響を軽減すべく努力を継続しています。
現時点の当社グループにおける新型コロナウイルス感染拡大防止対策と稼働の状況は、以下の通りです。
1.日本国内での状況
・工場、子会社を含む全拠点で、社員の毎朝の検温、発熱等体調不良時の出社自粛、また来客の入場時検温・手指消毒の協力依頼等、
徹底した安全確認を実施した上で稼働しています。
・本社、各支店においては、在宅勤務に加え、リモート・出社・顧客訪問のハイブリッド型働き方を推奨しています。
また、通勤時間帯の分散を促進する目的も含め、フレックス勤務制度の拡大運用を実施しています。
・不要不急の出張を避けるとともに、公共交通機関を利用する場合にはマスク着用・携帯用手指消毒剤使用を徹底しています。
・執務スペースでのパーテーションやビニールカーテンの設置、また換気の徹底など、密閉・密集・密接の状態を作り出さないように
努めています。
2.海外子会社での状況
・ほとんどの事業所において、日本国内に準じた対応で社員・取引先の感染防止対策を実施しています。
・全ての事業所において基本的には通常操業を行っていますが、新型コロナウイルスの影響により受注が大きく減少している事業所に
つきましては、当該国の状況やサプライチェーン全体の需給状況を確認しながら工場等の稼働調整を行いました。
今後についても取り巻く環境や状況を踏まえ、必要に応じて稼動調整の実施を検討してまいります。
■新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリスク
新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界的な規模で感染者が増加し、社会経済活動に大きな影響を及ぼしております。当該感染
症の影響により、当社グループでは一部の海外事業所における一時的な操業停止や一部の製商品における需要の減少が発生しました。
今後、新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化することにより、一部の製商品について需要が一層落ち込むほか、予想を上回る
規模の事業所の操業停止、原材料の調達難による生産停止、物流機能の停滞等に至った場合には、当社グループの経営成績及び財政状
態に大きな影響を及ぼす可能性があります。
30
会社概要
商 号 : 日華化学株式会社(証券コード 4463)
本 社 : 福井県福井市文京4丁目23-1
創 立 : 1941(昭和16)年9月15日
資 本 金 : 28億9,854万円
発行済株式数 : 1,771万株
決算期 : 12月31日
従業員数 : 連結/1,503名 単体/627名(2020年6月30日現在)
事業内容 : 繊維を主とする各種産業用界面活性剤および化学品、化粧品等の製造・販売
上場証券取引所 : 東証1部、名証1部
31
この資料には、2020年7月30日現在の将来に対する見通し及び計画に基づく予測が含まれています。
経済情勢の変動等に伴うリスクや不確定要因により、予測が実際の業績と異なる可能性があります。
<お問合せ先>
日華化学株式会社 戦略企画本部 IR担当
TEL:(0776)25-8584(直通) FAX:(0776)25-4798
E-mail : matsushima@niccachemical.com