4461 第一工業 2021-07-29 16:00:00
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年7月29日
上場会社名 第一工業製薬株式会社 上場取引所 東
コード番号 4461 URL https://www.dks-web.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役会長兼社長 (氏名)坂本 隆司
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理統括 (氏名)河村 一二 TEL 075-323-5822
四半期報告書提出予定日 2021年8月6日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第1四半期 14,413 5.7 1,094 54.8 903 44.8 490 43.9
2021年3月期第1四半期 13,632 △9.5 707 26.3 624 19.3 340 20.9
(注)包括利益 2022年3月期第1四半期 730百万円 (10.3%) 2021年3月期第1四半期 662百万円 (403.9%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第1四半期 48.21 -
2021年3月期第1四半期 33.52 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2022年3月期第1四半期 83,113 37,728 41.8 3,415.67
2021年3月期 85,033 37,404 40.7 3,405.28
(参考)自己資本 2022年3月期第1四半期 34,753百万円 2021年3月期 34,648百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 35.00 - 35.00 70.00
2022年3月期 -
2022年3月期(予想) 35.00 - 35.00 70.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 30,000 7.1 2,000 12.5 1,800 8.3 1,200 18.2 117.94
通期 61,500 4.0 5,100 13.7 4,800 11.3 3,400 32.6 334.16
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注)詳細は、添付資料P.8「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(会計方針の変更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期1Q 10,684,321株 2021年3月期 10,684,321株
② 期末自己株式数 2022年3月期1Q 509,479株 2021年3月期 509,423株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期1Q 10,174,852株 2021年3月期1Q 10,169,495株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
第一工業製薬(株)(4461)2022年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 9
(収益認識関係) …………………………………………………………………………………………………… 9
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第一工業製薬(株)(4461)2022年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間は、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の延長と拡大により、経済活動が抑
制され停滞しました。ワクチン接種が進む中、政府の各種政策や海外の経済環境改善で景気の回復が期待されま
す。
自動車生産台数の回復や半導体市場の活況が素材メーカーの業績を押し上げる傾向にあります。一方で、原油・
ナフサ等の原料価格の上昇や物流コストの高騰は懸念材料です。旺盛な需要に応えるため、素材各社は製品の値上
げを相次いで発表しています。
このような環境下、当社は中期経営計画「FELIZ 115」をスタートさせ2年目に入りました。昨年は、計画に掲げ
た事業ポートフォリオの再構築に着手しました。「アクチャル」と呼ぶ既存事業の収益が大幅に改善しました。
「ネクスト」とした既存の周辺事業は充実度合いが増しています。「ドリーム」であるライフサイエンス事業で
は、1月に掲載された国際学術誌への反響、期待が高まっています。4月には、体制、特に研究部門の組織・人事
強化を図りました。DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する部門も立ち上げました。DXで人と人をつ
なぎ、顧客を軸としたマーケティングの強化を図ります。FELIZ(幸福)計画に掲げた重点施策を着実に進めてまい
ります。
当第1四半期連結累計期間の業績といたしましては、『機能材料』セグメントの光硬化樹脂用材料は大きく落ち
込みましたが、『電子デバイス材料』セグメントの太陽電池用途の導電性ペーストが大幅に伸長しましたことや、
自動車関連分野の需要の回復により、売上高は144億13百万円(前年同期比5.7%増)となりました。
損益面につきましては、営業努力による価格是正の効果が顕著となり、『機能材料』セグメントを除く他の5つ
のセグメントが増収を達成したうえ、営業経費の増加が最小限に止まったことやコストダウン効果により、営業利
益は10億94百万円(前年同期比54.8%増)、経常利益は9億3百万円(前年同期比44.8%増)、親会社株主に帰属
する四半期純利益は4億90百万円(前年同期比43.9%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
<界面活性剤>
界面活性剤の売上高は、総じて堅調に推移しました。
国内では、ゴム・プラスチック用途は低調に推移しましたが、石鹸・洗剤用途、IT・電子用途、機械・金属用
途は堅調に推移しました。
海外では、繊維用途は低調に推移しましたが、ゴム・プラスチック用途は堅調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は43億95百万円(前年同期比5.2%増)となりました。
営業利益は、販売価格の是正や営業経費の削減により6億9百万円(前年同期比130.8%増)となりました。
<アメニティ材料>
アメニティ材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
国内では、セルロース系高分子材料は食品用途が低調に推移しましたが、エネルギー・環境用途は堅調に推移し
ました。ショ糖脂肪酸エステルは食品用途が堅調に推移しました。
海外では、ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途、食品用途が低調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は19億14百万円(前年同期比10.3%増)となりました。
営業利益は、売上高の伸長や営業経費の削減により99百万円(前年同期は16百万円の利益)となりました。
<ウレタン材料>
ウレタン材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
土木用薬剤は低調に推移しましたが、自動車関連分野の回復からフロン規制に関連する環境配慮型の合成潤滑油
は大幅に伸長しました。
機能性ウレタンは建築用途等が低調に推移しましたが、IT・電子用途が堅調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は18億15百万円(前年同期比8.8%増)となりました。
当セグメントは売上高の伸長はありましたが、新規製品や新規用途の開発の遅延が響き25百万円の営業損失(前
年同期は92百万円の損失)となりました。
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第一工業製薬(株)(4461)2022年3月期 第1四半期決算短信
<機能材料>
機能材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。
国内では、水系ウレタンはIT・電子用途が堅調に推移しましたが、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が大き
く落ち込みました。
海外では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が大幅に伸長しました。
その結果、当セグメントの売上高は45億49百万円(前年同期比9.2%減)となりました。
営業利益は、難燃剤や水系ウレタンは売上高が伸長しましたが、光硬化樹脂用材料の売上高が大きく落ち込んだ
ため4億26百万円(前年同期比28.4%減)となりました。
<電子デバイス材料>
電子デバイス材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
ディスプレイ用途のイオン液体は堅調に推移し、太陽電池用途の導電性ペーストは大幅に伸長しました。
その結果、当セグメントの売上高は16億35百万円(前年同期比74.5%増)となりました。
営業利益は、売上高の大幅な伸長により1億19百万円(前年同期比219.3%増)となりました。
<ライフサイエンス>
ライフサイエンスの売上高は、総じて堅調に推移しました。
医薬品添加物や天然素材からの抽出物の濃縮化、粉末化による健康食品等の受託事業は堅調に推移しました。
また、カイコ冬虫夏草から認知機能を改善する可能性を示唆する新規有用成分「ナトリード」を発見し、その機
能性を本年1月に国際学術誌に論文掲載しましたことから、将来への期待が高まっております。
その結果、当セグメントの売上高は1億3百万円(前年同期比2.4%増)となりました。
営業利益は、売上高は堅調に推移しましたが、営業経費がかさみ1億34百万円の営業損失(前年同期は1億14百
万円の損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は422億21百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億76百万円
減少しました。これは主に商品及び製品などのたな卸資産の合計が4億22百万円増加したものの、現金及び預金が
14億39百万円、受取手形及び売掛金が13億42百万円減少したことなどによるものです。固定資産は408億92百万円
となり、前連結会計年度末に比べ1億43百万円減少しました。これは主に有形固定資産の合計が1億17百万円増加
したものの、投資有価証券が3億94百万円減少したことなどによるものです。
この結果、総資産は831億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億19百万円減少しました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は213億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億96百万円
減少しました。これは主に支払手形及び買掛金が3億61百万円減少したことなどによるものです。固定負債は240
億10百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億45百万円減少しました。これは主に長期借入金が14億75百万円減
少したことなどによるものです。
この結果、負債合計は453億85百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億42百万円減少しました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は377億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億23百万
円増加しました。これは主に株価の下落によりその他有価証券評価差額金が3億66百万円減少しましたが、親会社
株主に帰属する四半期純利益4億90百万円及び剰余金の配当3億56百万円などにより利益剰余金が1億19百万円、
為替換算調整勘定が2億9百万円増加したことなどによるものです。
この結果、自己資本比率は41.8%(前連結会計年度末は40.7%)となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想につきましては、2021年5月13日付で公表いたしました通期の連結業績予想からの変更はありませ
ん。
なお、本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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第一工業製薬(株)(4461)2022年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 11,595 10,156
受取手形及び売掛金 15,413 14,071
電子記録債権 1,453 1,863
商品及び製品 8,928 9,260
仕掛品 22 20
原材料及び貯蔵品 4,297 4,390
前払費用 278 390
その他 2,022 2,078
貸倒引当金 △13 △9
流動資産合計 43,997 42,221
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 14,059 13,962
機械装置及び運搬具(純額) 5,827 5,704
工具、器具及び備品(純額) 635 730
土地 9,273 9,409
リース資産(純額) 3,203 3,074
建設仮勘定 1,318 1,552
有形固定資産合計 34,317 34,434
無形固定資産
のれん 363 325
その他 470 461
無形固定資産合計 833 787
投資その他の資産
投資有価証券 4,372 3,977
長期貸付金 18 17
長期前払費用 140 130
繰延税金資産 195 134
退職給付に係る資産 841 1,087
その他 323 328
貸倒引当金 △6 △6
投資その他の資産合計 5,884 5,670
固定資産合計 41,035 40,892
資産合計 85,033 83,113
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 9,404 9,043
電子記録債務 423 443
短期借入金 6,698 6,734
リース債務 598 566
未払費用 302 283
未払法人税等 700 254
未払事業所税 41 10
賞与引当金 753 546
廃棄物処理費用引当金 375 272
その他 2,773 3,219
流動負債合計 22,071 21,375
固定負債
社債 6,000 6,000
長期借入金 15,831 14,355
リース債務 2,978 2,861
繰延税金負債 305 367
退職給付に係る負債 116 100
資産除去債務 73 73
その他 251 252
固定負債合計 25,556 24,010
負債合計 47,628 45,385
純資産の部
株主資本
資本金 8,895 8,895
資本剰余金 7,267 7,267
利益剰余金 18,733 18,852
自己株式 △1,040 △1,040
株主資本合計 33,856 33,975
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 484 118
為替換算調整勘定 24 234
退職給付に係る調整累計額 282 425
その他の包括利益累計額合計 791 778
非支配株主持分 2,756 2,974
純資産合計 37,404 37,728
負債純資産合計 85,033 83,113
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 13,632 14,413
売上原価 10,263 10,654
売上総利益 3,368 3,758
販売費及び一般管理費 2,661 2,663
営業利益 707 1,094
営業外収益
受取利息 0 1
受取配当金 3 3
持分法による投資利益 11 10
受取賃貸料 8 8
その他 19 24
営業外収益合計 43 48
営業外費用
支払利息 49 49
社債利息 9 9
為替差損 35 -
休止設備関連費用 - 147
その他 31 33
営業外費用合計 126 239
経常利益 624 903
特別損失
固定資産処分損 25 30
特別損失合計 25 30
税金等調整前四半期純利益 599 873
法人税、住民税及び事業税 103 127
法人税等調整額 91 134
法人税等合計 195 261
四半期純利益 404 611
非支配株主に帰属する四半期純利益 63 120
親会社株主に帰属する四半期純利益 340 490
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
四半期純利益 404 611
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 329 △366
為替換算調整勘定 △65 318
退職給付に係る調整額 1 143
持分法適用会社に対する持分相当額 △8 23
その他の包括利益合計 258 119
四半期包括利益 662 730
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 622 477
非支配株主に係る四半期包括利益 39 253
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)
等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該
財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。
これにより、当社の輸出販売については、従来、主に船積時に収益を認識しておりましたが、インコタームズ等
で定められた貿易条件に基づきリスク負担が顧客に移転した時点で収益を認識する処理に変更しております。
また、売上リベート等の顧客に支払われる対価については、従来、販売費及び一般管理費として処理する方法に
よっていましたが、取引価格から減額する方法に変更しております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従ってお
り、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1四半
期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
当該会計基準の適用が四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
なお、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過的
な取扱いに従って、前第1四半期連結累計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記載しており
ません。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
アメニティ 電子デバイス ライフ
界面活性剤
材料
ウレタン材料 機能材料
材料 サイエンス
合計
売上高
外部顧客への売上高 4,178 1,735 1,668 5,011 937 101 13,632
セグメント間の内部売上高
- - - - - - -
又は振替高
計 4,178 1,735 1,668 5,011 937 101 13,632
セグメント利益又は損失(△)
263 16 △92 596 37 △114 707
(営業利益又は営業損失)
(注) 報告セグメント利益又は損失の合計金額と四半期連結損益計算書の営業利益は一致しております。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(単位:百万円)
アメニティ 電子デバイス ライフ
界面活性剤
材料
ウレタン材料 機能材料
材料 サイエンス
合計
売上高
顧客との契約から生じる収
4,395 1,914 1,815 4,549 1,635 103 14,413
益
外部顧客への売上高 4,395 1,914 1,815 4,549 1,635 103 14,413
セグメント間の内部売上高
- - - - - - -
又は振替高
計 4,395 1,914 1,815 4,549 1,635 103 14,413
セグメント利益又は損失(△)
609 99 △25 426 119 △134 1,094
(営業利益又は営業損失)
(注) 報告セグメント利益又は損失の合計金額と四半期連結損益計算書の営業利益は一致しております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
会計方針の変更に記載のとおり、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月
31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、収益認識に関する会計処理方法を変更したた
め、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しております。
この変更による当第1四半期累計期間のセグメント利益又は損失への影響は軽微であります。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
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