4452 花王 2020-04-27 15:00:00
2020年12月期 第1四半期(1月1日~3月31日)連結決算の概要 [pdf]
2020年12⽉期
第1四半期(1⽉1⽇〜3⽉31⽇)
連結決算の概要
花王株式会社
2020年4⽉27⽇
このプレゼンテーション資料はPDF形式で当社ウェブサイトの『投資家情報』に掲載しています。
http://www.kao.com/jp/corporate/investor-relations/library/presentations/
本資料に記載されている業績⾒通し等の将来に関する記述は、当社が現在⼊⼿している情報
及び合理的であると判断する⼀定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨の
ものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により⼤きく異なる可能性があります。
■ 当社グループは、2019年12⽉期第1四半期よりIFRS第16号「リース」を適⽤しています。
■ 資料のカッコ()内の数字はマイナス
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2020年1‐3⽉の概況と今後の⾒通し
【2020年1-3⽉の概況】
新型コロナウイルス感染症拡⼤により、インバウンド需要の減少などの影響を受けた化粧品事業と、店舗閉鎖の影響を受けた欧⽶ヘアサロン
向け事業が減収減益。⼀⽅、⽇本とアジアで衛⽣関連製品が伸⻑し、連結では増収(実質ベース)・増益を確保。
化粧品︓ インバウンド需要の減少、外出制限によるメイクアップ製品売上減、店頭でのカウンセリング活動の制限、欧⽶での
店舗閉鎖などの影響を受け、減収減益。花王中国は3⽉から復調。
グローバル戦略ブランドG11の売上は対前年同期△2%、リージョナル戦略ブランドR8は△13%。
スキンケア・ヘアケア︓ 衛⽣意識の⾼まりを受け、「ビオレ」ハンドソープや、⼿指の消毒液の売上が⼤きく伸⻑。外出制限の影響を受けて、
UVケア製品などのシーズン品の売上が減少。⽶州マス向け事業に新型コロナウイルス感染症拡⼤の影響に伴う特需
があるが、ヘアサロン向け事業では欧⽶で店舗閉鎖が影響し売上・利益が減少。
ヒューマンヘルスケア︓ ⽇本で⽣理⽤品「ロリエ」の⾼付加価値品が好調、⼀部で特需が発⽣し、売上・シェアが⼤きく伸⻑。ベビー⽤紙
おむつ「メリーズ」は、インドネシアで引き続き好調、⽇本・花王中国では前年同期を下回った。パーソナルヘルス製品
は堅調に推移。
ファブリック&ホームケア︓ 衛⽣意識の⾼まりにより、⽇本で漂⽩剤やキッチン回り洗浄剤、⾷器⽤洗剤の売上が⼤きく伸⻑。アジアでも、衛⽣関
連製品の売上が⼤きく伸⻑。
ケミカル︓ ⼀部の対象業界で需要が減少したものの、衛⽣関連製品向け油脂製品が堅調。利益は前年同期並みを確保。
【今後の⾒通し】
・第2四半期は事業環境の悪化が続いているため、売上・利益ともに厳しい状況になる⾒込み。
・感染症拡⼤の収束時期や各国の状況を予測することは困難であり、景気回復にも時間がかかる模様。
・下半期は⽇本で前年9⽉に消費税率引き上げによる駆け込み需要があったことからハードルが⾼く、事業環境は予断を許さない状況が続く。
・今後は、原油価格の低下に伴うコスト低減が⾒込め、さらに、あらゆる施策や経費の⾒直しを⾏っていくことにより、公表数値達成を⽬指す。
現時点では連結業績予想を据え置き、第2四半期終了時に状況を⾒て検討。
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連結決算のハイライト
市場 ※1 (2020年1-3⽉)
・国内トイレタリー市場伸⻑率※2: SRI+9ポイント/SCI +6ポイント ・国内化粧品市場伸⻑率※3: 前年を⼤きく下回る
・国内トイレタリー15カテゴリー消費者購⼊単価※4: +2ポイント
連結経営成績 第1四半期連結累計期間 (1-3⽉)
【億円】 2019年度 2020年度 前年⽐% 前年差
売上⾼ 3,469 3,378 (2.6) (91)
※5
為替の影響 (0.9) (31)
※6
売上⾼の認識⽅法変更の影響 (2.3) (81)
上記の影響を除く実質 +0.6 +21
営業利益 382 393 +2.8 +11
営業利益率 11.0% 11.6% - -
税引前利益 386 373 (3.4) (13)
当期利益 270 272 +0.6 +2
親会社の所有者に帰属する当期利益 264 267 +0.9 +2
※7
EBITDA(営業利益+減価償却費+償却費) 541 563 +4.0 +22
基本的1株当たり当期利益(円) 54.33 55.45 +2.1 +1.12
※1 SRI: 全国約3千店の⼩売店POSデータによる推計 / SCI: 全国約5万⼈の消費者モニターによる購⼊実績データ / SLI: 全国約4万⼈の⼥性モニターによる
化粧品・スキンケア・ヘアケア製品の購⼊実績データ [(株)インテージが実施するパネル調査]
※2 化粧品を除くコンシューマープロダクツ / 対前年同期⽐ [SRI/SCI調べ]
※3 対前年同期⽐ [SLI調べ] (花王定義にて集計・インバウンド分は調査対象外)
※4 対前年同期⽐ [SRI調べ]
※5 為替レート: ⽶ドル=108.95円 / ユーロ=120.18円 / 中国元=15.61円
※6 2020年12⽉期より⼀部の取引において売上⾼の認識⽅法を総額から純額に変更しています
※7 使⽤権資産の減価償却費を除く
4
販売実績
5
セグメントの業績
第1四半期連結累計期間 (1-3⽉)
売上⾼ 営業利益 営業利益率 %
【億円】 増減率 実質※1
2019年度 2020年度 2019年度 2020年度 増減 2019年度 2020年度
% %
化粧品事業 673 592 (12.1) (11.4) 62 1 (60) 9.2 0.2
スキンケア・ヘアケア事業 806 741 (8.1) 3.1 107 113 7 13.2 15.3
ヒューマンヘルスケア事業 611 619 1.3 2.5 29 51 22 4.7 8.3
ファブリック&ホームケア事業 743 818 10.0 10.2 110 153 42 14.9 18.7
コンシューマープロダクツ事業 2,834 2,769 (2.3) 1.3 308 318 11 10.9 11.5
ケミカル事業※2 734 698 (5.0) (3.4) 77 78 1 10.5 11.1
⼩計 3,568 3,467 (2.8) 0.3 385 396 11 - -
セグメント間消去⼜は調整 (99) (89) - - (3) (3) (1) - -
合計 3,469 3,378 (2.6) 0.6 382 393 11 11.0 11.6
※1 為替変動の影響を除く実質増減率
また、スキンケア・ヘアケア事業については、2020年12⽉期より⼀部の取引において売上⾼の認識⽅法を総額から純額に変更しており、その影響も除いています
※2 ケミカル事業の売上⾼・営業利益はセグメント間取引を含んでいます
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セグメントの業績
2020年度 第1四半期連結累計期間 (1-3⽉)
売上⾼(億円)
営業利益(億円) 153
818
741
698
592 619 113
100
500 78
51
1
0
※1 0
化粧品 スキンケア・ ヒューマン ファブリック ケミカル ※1
化粧品 スキンケア・ ヒューマン ファブリック ケミカル
ヘアケア ヘルスケア &ホームケア
ヘアケア ヘルスケア &ホームケア
営業利益率(%) 0.2 15.3 8.3 18.7 11.1
対前年 10.2 対前年
42
実質 増減 22
3.1 2.5 7 1
増減率 (億円)
(%) ※2
(3.4)
(11.4) (60)
※1 ケミカル事業の売上⾼・営業利益はセグメント間取引を含んでいます
※2 為替変動の影響を除く実質増減率
また、スキンケア・ヘアケア事業については、2020年12⽉期より⼀部の取引において売上⾼の認識⽅法を総額から純額に変更しており、その影響も除いています
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連結営業利益増減分析
【億円】 第1四半期連結累計期間 (1-3⽉)
2019年度 382
売上数量増 0
原材料価格変動の影響(ネット) +10
コスト削減(TCR) +20
+11
販売費及び⼀般管理費の増減※ +20
運送費/物流費 Δ 20
構成差/為替差ほか Δ 19
2020年度 393
※ 為替変動の影響を除く実質増減
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