4452 花王 2020-02-04 15:00:00
2019年12月期 決算説明会資料 [pdf]

    2019年12⽉期
2019年1⽉1⽇〜2019年12⽉31⽇

     決算説明会


     花王株式会社
      2020年2⽉4⽇
このプレゼンテーション資料はPDF形式で当社ウェブサイトの『投資家情報』に掲載しています。
     www.kao.com/jp/corporate/investor-relations/library/presentations/



本資料に記載されている業績⾒通し等の将来に関する記述は、当社が現在⼊⼿している情報
及び合理的であると判断する⼀定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨の
ものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により⼤きく異なる可能性があります。


■ 当社グループは、2019年12⽉期よりIFRS第16号「リース」を適⽤しています。

■ 資料のカッコ()内の数字はマイナス




                                     2
2019年12⽉期の連結業績について




      花王株式会社
   執⾏役員 会計財務部⾨統括
       ⼭内 憲⼀
      2020年2⽉4⽇
              2019年12⽉期 連結決算の概況
【2019年12⽉期の取り組み】
 花王らしいESG活動の強化
 技術イノベーションの具現化
 ベビー⽤紙おむつ事業の再活性化・化粧品事業の新成⻑戦略の推進
 ⽇本の消費税率引き上げ(10⽉)への対応
 ケミカル事業の⾼付加価値化推進

【2019年12⽉期の概況】
 ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」発表。ESG経営に⼤きく舵を切ることを宣⾔し活動を本格始動。
 技術イノベーションでは、バイオIOSを「アタック ZERO」で、ファインファイバーテクノロジーを化粧品で商
  品化。「⽪脂RNAモニタリング技術」の実⽤化に向け、㈱Preferred Networksとの協働を開始。
 10期連続営業利益増・7期連続営業最⾼益となったが、公表予想には未達。
 売上⾼実質伸⻑率+0.7%・営業利益率14.1%
 コンシューマープロダクツ事業は売上⾼実質+2.9%。⽇本の消費税率引き上げに伴う駆け込み需
  要が当初計画を下回り、その反動減と景気減速が最需要期に重なり伸び悩んだ。インバウンド需要
  も減速。
 化粧品事業は、2018年にスタートした新成⻑戦略が順調に推移、プレステージスキンケアを強化。
 ケミカル事業は、天然油脂価格が下落し、売上⾼が対前年実質Δ6.6%。

【株主還元】
 総額500億円・578万株の⾃⼰株式を取得し、670万株を消却。
 1株当たり配当⾦は、公表予想通り10円増配の130円とし、30期連続増配となる予定。


                             4
                       事業戦略と進捗
化粧品:          2018年にスタートした新成⻑戦略が好調に推移し、K20⽬標の売上⾼3,000億円・営業利
              益率10%を1年前倒しで達成(2019年12⽉期3,015億円・13.7%)。G11・R8の売
              上⾼は、対前年⽐がそれぞれ+18%・+8%、構成⽐が55%・25%。⽇本・アジアで引き続き
              売上・営業利益を拡⼤。欧州でリブランディングした「SENSAI」が好発進、⽇本でも展開開始。

スキンケア・ヘアケア:   スキンケア製品は、⽇本で全⾝洗浄料の新製品「ビオレu ザ ボディ」の発売などにより売上・
              シェア伸⻑。アジアは堅調。⽶州は競合の激しい攻勢を受けて前年を下回った。
              ヘアケア製品は、⽇本でヘアカラーが好調、⽶州でヘアサロン向けブランド「Oribe」が順調に
              推移したが、シャンプー・コンディショナーが⽇本と欧州で引き続きマス市場縮⼩の影響を受け、
              ほぼ前年並み。

ヒューマンヘルスケア:   ベビー⽤紙おむつ「メリーズ」は売上・営業利益ともに前年を下回った。インドネシアでは引き続き
              好調に推移し売上・シェアともに伸⻑。⽇本では中国市場への転売⽬的の需要が減少したが、
              国内の消費者のシェアは上昇。花王中国では、Eコマースの強化で売上が回復傾向にあるもの
              の、激しい価格競争が続く。元安やマーケティング投資もあり、対前年で⼤きく減益。
              ⽣理⽤品「ロリエ」は⽇本・アジアともに好調、⼤きく伸⻑した。

ファブリック&ホームケア: ⽇本では、⾐料⽤洗剤の新製品「アタック ZERO」を発売し、売上は伸⻑。⾷器⽤洗剤「キュ
              キュット」は競合からの攻勢を受けたものの売上・シェア伸⻑。⽶州では、2018年8⽉に買収し
              たWashing Systems, LLCが売上・営業利益増に貢献。

ケミカル:         天然油脂価格の下落に伴う販売価格の調整により、売上は⼤きくマイナスになったが、⾼付加
              価値化への進展などにより、5年連続で最⾼益を更新。


                              5
                             国内コンシューマープロダクツ市場の状況
               ※1
・国内トイレタリー           市場伸⻑率(82品⽬・⾦額ベース)                                             ・国内化粧品市場伸⻑率(26品⽬・⾦額ベース)
 (%)                                                                               (%)
       前年同期⽐                                                            105              前年同期⽐
                                                                  104                                                                          104
105                                     103                103                    105
                                              102                                                                              102
                                                     101                                                          101
                                                                                                                         100         100 100
100                                                        102 102                100
                                                     101                101
                                                                                                                  100          100 100         100
                                         99    99                                                                        99
 95                                                                               95                                                     98
                            ※2                                                                                         ※2
           SRI        SCI                                                                                   SRI   SLI
 90                                                                               90


                                              [(株)インテージSRI/SCI調べ]                        [(株)インテージSRI調べ・SLI調べ(花王定義にて集計・インバウンド分は調査対象外)]
                                        ※3
・国内トイレタリー15品⽬消費者購⼊単価
指数

105
                                                                                                                                          105
100                                                                                                                             103
                                                                                                                  102
                                                                                                           100
95
                                                                                  メイク落とし 全⾝洗浄料 シャンプー コンディショナー スタイリング剤 ⾐料⽤洗剤
                                                                                  柔軟仕上剤 ⾷器⽤洗剤 ⻭みがき ⻭ブラシ ⽣理⽤品 ⼤⼈⽤紙おむつ
90
                                                                                  洗顔料              ヘアカラー    ベビー⽤紙おむつ            (対前年⽐)
85
        2008         2009        2010         2011         2012         2013            2014     2015      2016   2017          2018     2019
                                                                                                                                [(株)インテージSRI調べ]
※1 化粧品を除くコンシューマープロダクツ
※2 SRI: 全国約3千店の⼩売店POSデータによる推計 / SCI: 全国約5万⼈の消費者モニターによる購⼊実績データ / SLI: 全国約4万⼈の⼥性モニターによる化粧品・スキンケア・ヘアケア製
   品の購⼊実績データ
※3 2008年1-12⽉を100とした指数ベース


                                                                              6
                 国内コンシューマープロダクツ市場の状況
            ※1
・国内トイレタリー        市場伸⻑率(⾦額ベース)                                ・国内化粧品市場伸⻑率(⾦額ベース)
  (%)                                                          (%)
160                                                          160
        前年同期⽐                                                        前年同期⽐
150                                                          150
                                     消費税率引き上げ                                     148     消費税率引き上げ
140                                                          140
130                       132                                130
120                                                          120
110                  103                                     110
                                                                             102
100                                                          100
 90                                       98                  90                                    94
                     97              96                                                        91
 80                                                           80             92
                                83                                                        74
 70                                                           70
                                                                                                               株


前回消費税率引き上げ時(2014年)
  (%)                                                          (%)
160                                                          160               159
        前年同期⽐                                                        前年同期⽐
150                                                          150
140                       142                                140
130                                                          130
120                                                          120
110                   104
                                               100 100       110              103
                                      96 99                                                    93 95 97   97
100                              94                          100
                    103                                                      102          88
 90                                                           90
 80                                                           80
                                83                                                   72
 70                                                           70


※1 化粧品を除くコンシューマープロダクツ
(株)インテージSRI調べ(全国約3千店の⼩売店POSデータによる推計)

                                                         7
                              連結決算のハイライト
                                    連結会計年度 (1-12⽉)

【億円】                                 2018年度          2019年度          前年⽐%      前年差        公表差      公表予想
売上⾼                                   15,080              15,022      (0.4)       (58)    (778)    15,800
                                                               ※1
                                                     為替の影響            (1.1)      (170)        -      (149)
                                           為替の影響を除く実質                 +0.7     +112           -      +869
営業利益                                   2,077               2,117      +1.9       +40      (133)     2,250
     営業利益率                              13.8%              14.1%         -          -         -     14.2%
税引前利益                                  2,073               2,106      +1.6       +34      (144)     2,250
当期利益                                   1,553               1,503      (3.2)       (50)        -         -
親会社の所有者に帰属する当期利益                       1,537               1,482      (3.6)       (55)    (138)     1,620
                                                                ※2                                      ※2
EBITDA(営業利益+減価償却費+償却費)                 2,684               2,772      +3.3       +89      (128)     2,900
ROE(%)                                  18.9                17.6         -          -         -      19.2
基本的1株当たり当期利益(円)                       314.25              306.70      (2.4)    (7.55)    (28.53)   335.23
1株当たり配当⾦ (円)                          120.00              130.00         -    +10.00          -    130.00
                                                     ※3
                                   フリー・キャッシュ・フロー                      1,285 億円
                                                ※4
     キャッシュ・フロー                     配当⾦の⽀払額                             618 億円
                                                ※5
                                   ⾃⼰株式の取得                             500 億円

※1   為替レート: ⽶ドル=109.02円 / ユーロ=122.07円 / 中国元=15.79円
※2   使⽤権資産の減価償却費を除く
※3   フリー・キャッシュ・フロー = 営業活動によるキャッシュ・フロー(使⽤権資産の減価償却費等を調整) + 投資活動によるキャッシュ・フロー
※4   ⾮⽀配持分への⽀払額を含む
※5   単元未満株の買取を除く

                                            8
販売実績




 9
                                            セグメントの業績
                                            2019年 連結会計年度 (1-12⽉)
売上⾼(億円)                                                     営業利益(億円)
4,000                                3,595
                    3,408                                                                       718
                                                                 750
           3,015
                                              2,859
3,000
                            2,552
                                                                               495
                                                                 500    414
2,000
                                                                                                        308

                                                                 250                    172
1,000


   0                                                               0
                                                       ※1                                                     ※1
           化粧品     スキンケア・   ヒューマン   ファブリック    ケミカル                      化粧品   スキンケア・   ヒューマン   ファブリック   ケミカル
                   ヘアケア     ヘルスケア   &ホームケア                                    ヘアケア     ヘルスケア   &ホームケア

                                                            営業利益率(%) 13.7      14.5     6.7     20.0     10.8

対前年         9.0                                                         137
                                                                 対前年
実質                                    4.6                        増減
増減率
                     1.1                                         (億円)
      ※2
(%)                                                                             7                5       2



                            (3.5)

                                               (6.6)
                                                                                       (107)

※1 ケミカル事業の売上⾼・営業利益はセグメント間取引を含む
※2 為替変動の影響を除く実質増減率

                                                            10
                    コンシューマープロダクツ事業の状況

                                      連結会計年度 (1-12⽉)
【億円】                           売上⾼                                  営業利益                営業利益率(%)
                    2018年度 2019年度 増減率% 実質%※ 2018年度 2019年度                       増減     2018年度 2019年度
⽇本                   8,839    8,996      1.8         1.8    1,441    1,411      (31)     16.3     15.7
アジア                  1,987    2,063      3.8         6.7     243       282      39       12.2     13.6
⽶州                    850      888       4.5         6.6      55           68   13        6.5        7.6
欧州                    652      622      (4.6)        0.9      17           38   21        2.6        6.2
コンシューマープロダクツ事業計     12,329   12,570      2.0         2.9    1,757    1,799      42       14.3     14.3


主要拠点の売上⾼伸⻑率              花王中国:          11%                花王台湾: (2)%            花王ベトナム:        4%
     ※
(実質 )                    花王インドネシア:      16%                花王タイ:    (2)%         花王⾹港:          (4)%

※ 為替変動の影響を除く実質増減率

地域別の売上⾼は販売元の所在地にもとづき分類




                                                11
                   連結営業利益増減
 【億円】                         連結会計年度 (1-12⽉)


2018年度                2,077

         売上数量増等                                Δ 50

         原材料価格変動の影響(ネット)                       +110

         コスト削減(TCR)                            +80
  +40
         販売費及び⼀般管理費の増減※                        Δ 30

         運送費/物流費                               Δ 40

         構成差/為替差ほか                             Δ 30

2019年度                  2,117

         ※ 為替変動の影響を除く実質増減


                                12
               2020年度の取り組み

 花王らしい特⻑あるESG活動 “ESGよきモノづくり”の強化

■事業領域を広げ、⼈・社会・地球にインパクトを与える、技術イノベーション

■ベビー⽤紙おむつ事業の再活性化

■新成⻑戦略(2018年〜)による化粧品事業のさらなる強化

■東京オリンピック・パラリンピック等の訪⽇客や猛暑へのスキンケア事業の積極的対応

■「アタックZERO」の強化等、ファブリック&ホームケア事業の磐⽯化

 欧⽶コンシューマープロダクツ事業の強化

 ケミカル事業の⾼付加価値化推進




                        13
                2020年12⽉期連結業績の⾒通し

  国内トイレタリー市場伸⻑率          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                                                             前年並み
  国内化粧品市場伸⻑率             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  売上⾼ :                  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       15,100億円 〜 15,300億円
                                                       増減額              増減率
                         為替の変動による影響                   +83億円             +0.6%
                         売上⾼の認識⽅法変更の影響※1              Δ340億円            Δ2.3%
                         上記の影響を除く実質           +335億円〜+535億円 +2.3%〜+3.6%


                                                                       損益への影響
  原材料価格変動の影響             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・ グロス :
                                                               Δ60億円
                                                             ・ ネット :
                                                               Δ10億円
  コストダウン活動 (TCR)         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・          +60億円
  設備投資・減価償却費+償却費         ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・ 設備投資額※2 :      900億円
                                               ・ 減価償却費+償却費※3 :  720億円

 予想為替レート                  ⽶ドル = 110円         (2019年度実績[単純平均] 109.02円)
                          ユーロ = 125円         (2019年度実績[単純平均] 122.07円)
                          元   = 16円          (2019年度実績[単純平均] 15.79円)

※1 2020年12⽉期より⼀部の取引において売上⾼の認識⽅法を総額から純額に変更予定
※2 使⽤権資産を除く
※3 使⽤権資産の減価償却費を除く
                                   14
                   2020年12⽉期連結業績の⾒通し
                                 連結会計年度 (1-12⽉)

【億円】
                                2019年度     前年⽐%       2020年度予想              前年⽐%                前年差

売上⾼                              15,022     (0.4)   15,100 〜   15,300     +0.5   〜   +1.8    +78   〜   +278
                                                                     ※1
                                                           為替の影響             +0.6                +83
                                                                     ※2
                                                売上⾼の認識⽅法変更の影響                (2.3)              (340)

                                                       上記の影響を除く実質         +2.3 〜 +3.6       +335 〜 +535

営業利益                              2,117    +1.9     2,200 〜      2,300    +3.9   〜   +8.6    +83   〜   +183
  営業利益率                            14.1%        -    14.6% 〜     15.0%           -                 -

税引前利益                             2,106    +1.6     2,200 〜      2,300    +4.4   〜   +9.2    +94   〜   +194

  対売上⽐                             14.0%        -    14.6% 〜     15.0%           -                 -

親会社の所有者に帰属する当期利益                  1,482     (3.6)   1,540 〜      1,610    +3.9   〜   +8.6    +58   〜   +128
  対売上⽐                             9.9%         -    10.2% 〜     10.5%           -                 -


EBITDA(営業利益+減価償却費+償却費) ※3         2,772    +3.3     2,920 〜      3,020    +5.3   〜   +8.9   +148   〜   +248

ROE                               17.6%         -   17.1% 〜      17.8%           -                 -

基本的1株当たり当期利益 (円)                 306.70     (2.4)   320.22 〜   334.78     +4.4   〜   +9.2   +13.52 〜 +28.08

1株当たり配当⾦(円)                      130.00         -       140.00                   -             +10.00

※1 予想為替レート: ⽶ドル=110円 / ユーロ=125円 / 中国元=16円
※2 2020年12⽉期より⼀部の取引において売上⾼の認識⽅法を総額から純額に変更予定
※3 使⽤権資産の減価償却費を除く


                                           15
                     2020年12⽉期連結売上⾼予想
                                    連結会計年度 (1-12⽉)

2020年度予想                      ⽇本                     連結売上⾼                        連結売上⾼
                                    実質                       実質                          実質
【億円】                                増減率                      増減率                         増減率
                                          ※1                       ※1                          ※1
                                    (%)                      (%)                         (%)
 化粧品事業                      2,410         3.8        3,190    5.1       ⽇本※2     9,750     2.3

 スキンケア・ヘアケア事業※2             1,700         2.7        3,170    2.8       アジア      2,820     6.6

 ヒューマンヘルスケア事業               1,620         1.1        2,640    2.7       ⽶州       1,460     7.2

 ファブリック&ホームケア事業             3,160         2.7        3,690    2.6       欧州       1,270     4.0

コンシューマープロダクツ事業              8,890         2.7    12,690       3.3

ケミカル事業※3                                             3,090    7.1

連結売上⾼                                            15,300       3.6       連結売上⾼   15,300     3.6

※1 為替変動および売上⾼の認識⽅法変更の影響を除く実質増減率
※2 2020年12⽉期より⼀部の取引において売上⾼の認識⽅法を総額から純額に変更予定
※3 ケミカル事業の売上⾼はセグメント間取引を含む

地域別の売上⾼は販売元の所在地にもとづき分類




                                                16
補⾜資料




 17
                                                                 非財務活動の成果
                                 ESG活動(戦略発表、実行の決意表明)、技術イノベーションの具現化
                                 女性活躍の推進、GENKIプロジェクトの拡大、社会貢献活動の強化等

                                                  大きな成果が得られた一年であった

                                                                                                       花王
分野    種別      地域                    名  称                          評価レンジ                                                (国内での主な表彰)
                                                                                       2016    2017     2018    2019

                                                                非選定/選定
                       DJSI World
                                                              セクター上位10%選定
                                                                                        ●       ●           ●    ●     ・ 5年連続健康経営銘柄
                                                         CCC, B, BB, BBB, A, AA, AAA    ●       ●           ●   ●
ESG インデックス グローバル    MSCI ESG Leaders Indexes
                                                             7段階 (BB以上選定)              BBB     BBB          A   AA     ・ 女性が輝く先進企業表彰「内閣総理大臣賞」
                       FTSE4Good Index Series                   非選定/選定                  ●       ●           ●    ●

                                                                                         -         -        -
                                                                                                                       ・ グリーンサステナブルケミストリー賞 経済産業大臣賞
                       CDP (Climate Change)                                             A       A           A    A
                                                         A-, A : リーダーシップ
                       CDP (Water Security)              B-, B : マネジメント                 A
                                                                                         -      A           A    A
                                                                                                                       ・ 海ごみゼロアワード イノベーション部門環境大臣賞
                                                         C-, C : 認識
 E    評価     グローバル   CDP (Forests, Timber)             D-, D : 情報開示                   A
                                                                                         -
                                                                                                A
                                                                                                   -        -
                                                                                                            A   未発表    ・ 3R推進功労者表彰 内閣総理大臣賞
                                                         F  : 未提出
                                                                                         -         -        -
                       CDP (Forests, Palm Oil)
                                                         9 段階
                                                                                        A       A           A   未発表
                                                                                                                       ・ IR優良企業賞 等
                       CDP (Supply Chain)                                               A       A           A   未発表


 S   インデックス グローバル   Bloomberg Gender-Equality Index          非選定/選定                                      ●    ●

 G    評価    グローバル    World Most Ethical Companies             非選定/選定                  ●       ●           ●   未発表




                                                                                              18
                ESG投資インデックスおよび外部機関からの評価・活動
                         花王が組み⼊れられているESG投資インデックス




                             外部機関からの評価・外部機関との活動




※ ESG投資: E: Environmental [環境] / S: Social [社会] / G: Governance [ガバナンス]の要素を考慮した投資
                                                        19
           キャッシュ・フロー※の使途と株主還元

EVA視点で安定的に創出されるキャッシュ・フローを下記の通り有効活⽤し、さらな
る成⻑を⽬指す。


    将来の成⻑に向けての投資 (設備・M&A等)



    安定的・継続的な配当 (配当性向40%⽬標)



    ⾃⼰株式の取得と借⼊⾦などの有利⼦負債の早期返済


※ 営業活動によるキャッシュ・フロー


                     20
                  事業セグメントと主な製品カテゴリー
                            コンシューマープロダクツ事業
              化粧品事業                           スキンケア・ヘアケア事業
カウンセリング化粧品・                          スキンケア製品・ヘアケア製品・
セルフ化粧品                               ヘアサロン向け製品
2019年12⽉期売上⾼: 3,015億円                2019年12⽉期売上⾼: 3,408億円
対前期実質増減率※1:      +9.0%               対前期実質増減率※1:      +1.1%
売上⾼構成⽐:          20.1%               売上⾼構成⽐:          22.7%
売上⾼営業利益率:        13.7%               売上⾼営業利益率:        14.5%

         ヒューマンヘルスケア事業                        ファブリック&ホームケア事業
飲料・サニタリー製品・                          ⾐料⽤洗剤・洗濯仕上げ剤・
オーラルケア製品・⼊浴剤・温熱シート                   キッチン/バス/トイレ/リビングケア製品
2019年12⽉期売上⾼: 2,552億円                2019年12⽉期売上⾼: 3,595億円
対前期実質増減率※1:     (3.5) %              対前期実質増減率※1 :     +4.6%
売上⾼構成⽐:        17.0 %                売上⾼構成⽐:          23.9%
売上⾼営業利益率:        6.7 %               売上⾼営業利益率:        20.0%

                                ケミカル事業
2019年12⽉期売上⾼: 2,859億円※2     油脂製品・機能材料製品・
対前期実質増減率※1:     (6.6)%      スペシャルティケミカルズ製品
売上⾼構成⽐  ※3:     16.3 %
売上⾼営業利益率:       10.8 %
※1 為替変動の影響を除く実質増減率
※2 ケミカル事業の売上⾼はセグメント間取引を含む
※3 売上⾼構成⽐は外部顧客に対する売上⾼で算出
                                   21
            連結売上⾼/EBITDA/EBITA※1/営業利益
売上⾼         売上⾼          EBITDA        EBITA     営業利益                                                                    EBITDA
(億円)                                                                                                                     EBITA
                                                                                                           15,300        営業利益
                                                           14,894          15,080          15,022
                           14,746          14,576                                                                            (億円)
15,000
           14,017
                                                                                                         3,020
                                                                                                                         3,000
                                                                                         2,772
                                                                         2,684
                                                         2,593
                                         2,367                                                                   2,300
                         2,247
10,000   2,129                                                                                   2,117
                                                                 2,048           2,077
                                                 1,856                                                                   2,000
           1,621                 1,673

                 1,333

 5,000
           11.6%                                                                                                         1,000
                                                                                                           15.0%
                                                           13.7%           13.8%           14.1%
                                           12.7%
                           11.3%
           9.5%
                                                                  EBITA率               営業利益率

    0                                                                                                                    0
                                  ※2              ※2              ※2              ※2           ※2                ※2
           2014             2015               2016        2017            2018            2019※3        2020(予想)※3          (年度)
                                                                                                                 ※4
                                                                                                                 ※5
※1 M&Aに関連するのれんおよび知的財産権償却前利益
※2 2016年12⽉期よりIFRSを適⽤。2015年度はIFRSに基づき算定。IFRSではのれんの償却を停⽌しているためEBITAを表⽰せず。
※3 EBITDAは使⽤権資産の減価償却費を除く
※4 2020年12⽉期の連結業績予想の売上⾼1兆5,300億円をもとに記載
※5 2020年12⽉期より⼀部の取引において売上⾼の認識⽅法を総額から純額に変更予定

                                                             22
                          資本的⽀出の推移
(億円)
1,200
           単体      連結⼦会社


1,000
                             899             891   902   900
                   828
                                       794
 800                         211
         685                                 326         300
                                                   371
                   301                 250
 600
         283


 400
                             688
                                             565         600
                   527                 544         531
 200     402



   0
                    ※1        ※1                    ※2   ※2

                                                           (年度)

※1 2016年12⽉期よりIFRSを適⽤。2015年度はIFRSに基づき算定。
※2 使⽤権資産を除く


                                      23
                                     ROE/EPS※1の推移
             EPS(円)                                                                                   ROE (%)


                              EPS(円)          ROE (%)                      19.8
                                                                   18.6            18.9                      20
             400                                                                                   17.8
                                                                                           17.6
                                                          16.1

             300                                                                                   334.8
                                                 12.4                              314.3   306.7
                                                                           298.3
                                       10.7
                       9.8     9.4                                 253.4
             200                                                                                             10
                                                          209.8

                                                 156.5
             100                       126.0
                      100.5   101.1


               0                 ※2                                                                          0
                                                              ※4    ※4                                ※5
                                 ※3                                                                   ※6
                                                                                                           (年度)


期中平均株式数(百万株)          521.9   521.8    513.9     508.7    501.4    499.4   492.8   489.1   483.3   480.9
当期純利益[⽇本基準] (億円)
/ 親会社の所有者に帰属する当       524.3   527.7    647.6     795.9 1,052.0 1,265.5 1,470.1 1,537.0 1,482.1 1,610.0
期利益[IFRS] (億円)


※1 1株当たり当期純利益[⽇本基準] / 基本的1株当たり当期利益[IFRS]
※2 2012年度より決算期を3⽉31⽇から12⽉31⽇に変更 (2012年度の実績は3⽉決算であったグループ会社は4-12⽉・12⽉決算のグループ会社は1-12⽉)
※3 2012年度のROEは決算期変更に伴う経過期間の数値
※4 2016年12⽉期よりIFRSを適⽤。2015年度はIFRSに基づき算定。
※5 2020年12⽉期の連結業績予想の売上⾼1兆5,300億円をもとに記載
※6 2020年12⽉期より⼀部の取引において売上⾼の認識⽅法を総額から純額に変更予定

                                                         24
                      1株当たり配当⾦の推移

1株当たり配当⾦ (円)

150                                                                                                      140
                                                                ※1                                     130
                                  2019年度 30期連続増配
                                                                                                     120
                                                                                                  110

100                                                                                              94
                                                                                            80
                                                                                       70
                                                               56   57 58   60 62 64
                                                      50 52 54
 50                                              38
                                            32
                                      26 30
                           16 20 24
                   14 15

  0


                                                                                                               (年度)

※1 定時株主総会にて正式に決定
株式分割の影響を補正




                                                 25
                                                         株主還元
(億円)
1,500                  ⾃⼰株式取得額
                       配当⾦総額
                       当期純利益[⽇本基準]/親会社の所有者に帰属する当期利益[IFRS]


1,000
                                                      ⾃⼰株式取得: 通算5,938 億円
                                                                                                            500
                                                                                                      500
                                                                                                500
                                                                                     500
                           772           700
 500                                                               300         300
                    568                                300
                                  367
        295 286                                 50


   0
                                                                          ※1               ※2    ※2

                                                                                                              (年度)
                                                                                                                  (百万株)
                           29.1          27.3         ⾃⼰株式取得: 通算180.0 百万株                                         30
                    19.9
                                  16.0                             13.9                                           20
        10.0 10.0                                      9.3                  10.0 11.5           8.9
                                                                                                      6.2 5.8     10
                                                2.0
                                                                                                                  0
※1 2012年度より決算期を3⽉31⽇から12⽉31⽇に変更 (2012年度の実績は3⽉決算であったグループ会社は4-12⽉・12⽉決算のグループ会社は1-12⽉)
※2 2016年12⽉期よりIFRSを適⽤。2015年度はIFRSに基づき算定。



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                                  EVAトレンド
(億円)

                  資本コスト   EVA
  1,500
                                                                    935
                                                             904           874

                                                     734
                                 706
  1,000                                      586
                          476
                    398
           324

   500                                                              627    638
                                                     564     591
                          533    551         548
           496      508




       0
              ※1                                ※2      ※2
           2012    2013   2014   2015        2015    2016    2017   2018   2019 (年度)


※1 2012年度より決算期を3⽉31⽇から12⽉31⽇に変更 (2012年度の実績は3⽉決算であったグループ会社は4-12⽉・12⽉決算の
   グループ会社は1-12⽉)
※2 2016年12⽉期よりIFRSを適⽤。2015年度はIFRSに基づき算定。

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                     IFRS第16号「リース」適⽤の影響
当社グループは、2019年12⽉期よりIFRS第16号「リース」を適⽤しています。
従来オペレーティング・リースとして会計処理されていたリース契約について、使⽤権資産とリース負債を連結財政状態計算書で計上しています。


      期⾸移⾏⾦額                     連結財政状態計算書                                     (億円)

                資産                          負債及び資本
                使⽤権資産            +1,719         リース負債        +1,674
                その他                Δ 64         その他            Δ 19
                IFRS第16号適⽤影響 計    +1,655        計             +1,655

これによる2019年12⽉期の連結損益計算書および連結キャッシュ・フロー計算書への影響は下記の通りです。

                 連結損益計算書                              連結キャッシュ・フロー計算書
       売上⾼                 -                    税引前利益                    Δ8
       リース料             +217     (減)            減価償却費等                 +209
                                                営業活動によるキャッシュ・フロー       +201
       減価償却費等          Δ 209     (増)
       営業利益              +8                     投資活動によるキャッシュ・フロー           -


       ⾦融費⽤(⽀払利息)       Δ 16     (増)            リース負債の返済               Δ 201
       税引前利益             Δ8                     財務活動によるキャッシュ・フロー       Δ 201


                                                現⾦及び現⾦同等物の増減額              -

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