2019年12⽉期
第3四半期累計(1⽉1⽇〜9⽉30⽇)
連結決算の概要
花王株式会社
2019年10⽉30⽇
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www.kao.com/jp/corporate/investor-relations/library/presentations/
本資料に記載されている業績⾒通し等の将来に関する記述は、当社が現在⼊⼿している情報
及び合理的であると判断する⼀定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨の
ものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により⼤きく異なる可能性があります。
■ 当社グループは、2019年12⽉期第1四半期よりIFRS第16号「リース」を適⽤しています。
■ 資料のカッコ()内の数字はマイナス
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2019年1‐9⽉の概況と今後の⾒通し
・ 化粧品事業は、⽇本・アジアともに引き続き好調。グローバル戦略ブランドG11の売上⾼は対前年同期+18％、
リージョナル戦略ブランドR8は+11%の成⻑。
戦略ブランドの新製品や展開地域拡⼤、Eコマース(EC)・トラベルリテールの強化等によりさらなる成⻑をめざす。
・ スキンケア・ヘアケア事業では、スキンケア製品は⽇本で全⾝洗浄料の新製品が好調。⽶州では厳しい競争環境が
続く。ヘアケア製品はシャンプー・コンディショナーのマス市場縮⼩が続く中、⽇本と欧州でプレミアム市場に新製品・
改良品を投⼊。⽶州ではヘアサロン向けブランドが好調。
スキンケア製品は⽇本とアジアの強化と⽶州の回復、ヘアケア製品は⽇本と欧⽶でプレミアムラインの強化をはかる。
・ ⽣理⽤品「ロリエ」は⽇本と中国、インドネシアで売上成⻑が続く。ベビー⽤紙おむつ「メリーズ」は、回復傾向にある
が計画に未達。インドネシアでは引き続き売上・シェアを拡⼤。⽇本では中国新EC法や元安により中国への転売縮
⼩が続き、対前年減収減益。越境ECを含む中国の売上は引き続き前年に未達だが、転売業者の在庫調整が進
み、回復傾向。元安やマーケティング投資もあり対前年で⼤きく減益。
⽇本では引き続き国内ユーザーの獲得、中国ではECの強化とプレミアム化によりブランド⼒向上と成⻑をめざす。
・ ファブリック&ホームケア事業は、⽇本で消費税率引き上げへの対策により⾐料⽤洗剤の9⽉店頭売上は市場伸⻑
を上回る。ホームケア製品は競合攻勢を受けるも堅調。
⽇本で発売した⾐料⽤洗剤「アタック ZERO」は年末に向けトライアルを喚起しシェア拡⼤をはかる。すまいの除菌
シリーズ「クイックル Joan」の新提案等でさらなる拡⼤をはかる。
・ ケミカル事業は天然油脂価格の下落や海外の経済成⻑鈍化の影響により売上⾼は前年を下回る。
⾼付加価値事業の拡⼤と費⽤の効率化により、営業利益は過去最⾼をめざす。
・ 消費税率引き上げにともなう駆け込み需要は想定を下回ったが、10-12⽉は新製品・改良品の発売による需要
喚起をはかり、売上・利益を拡⼤して2019年12⽉期連結業績予想の達成をめざす。
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連結決算のハイライト
市場 ※1 (2019年1-9⽉)
・国内トイレタリー市場伸⻑率※2: SRI+5ポイント/SCI +10ポイント ・国内化粧品市場伸⻑率※3: SRI+3ポイント/SLI+7ポイント
・国内トイレタリー15カテゴリー消費者購⼊単価※4: +2ポイント
連結経営成績 第3四半期連結累計期間 (1-9⽉)
【億円】 2018年度 2019年度 前年⽐% 前年差
売上⾼ 10,978 11,093 +1.0 +115
※5
為替の影響 (1.1) (123)
為替の影響を除く実質 +2.2 +238
営業利益 1,422 1,510 +6.2 +88
営業利益率 13.0% 13.6% - -
税引前利益 1,419 1,494 +5.3 +75
当期利益 1,006 1,051 +4.4 +45
親会社の所有者に帰属する当期利益 994 1,036 +4.2 +41
EBITDA(営業利益+減価償却費+償却費) 1,868 1,995※6 +6.8 +127
基本的1株当たり当期利益(円) 202.97 213.99 +5.4 +11.02
※1 SRI: 全国約3千店の⼩売店POSデータによる推計 / SCI: 全国約5万⼈の消費者モニターによる購⼊実績データ / SLI: 全国約4万⼈の⼥性モニターによる化粧品・スキ
ンケア・ヘアケア製品の購⼊実績データ [(株)インテージが実施するパネル調査]
※2 化粧品を除くコンシューマープロダクツ / 対前年同期⽐ [SRI/SCI調べ]
※3 対前年同期⽐ [SRI調べ/SLI調べ(花王定義にて集計・インバウンド分は調査対象外)]
※4 対前年同期⽐ [SRI調べ]
※5 為替レート: ⽶ドル=109.12円 / ユーロ=122.66円 / 中国元=15.91円
※6 使⽤権資産の減価償却費を除く
4
国内コンシューマープロダクツ市場の状況
※1
・国内トイレタリー 市場伸⻑率(⾦額ベース) ・国内化粧品市場伸⻑率(⾦額ベース)
(%) (%)
160 160
前年同期⽐ 前年同期⽐
150 150 148
140 140
130 132 130
120 120
110 103 110
102
100 100
90 90
97 92
80 80
70 70
消費税率引き上げ 消費税率引き上げ
前回消費税率引き上げ時(2014年)
(%) (%)
160 160
前年同期⽐ 前年同期⽐ 159
150 150
140 142 140
130 130
120 120
110 104 99 100100 110 103
94 96 97 97
100 100
93 95
88
103 102
90 90
80 80
83 72
70 70
※1 化粧品を除くコンシューマープロダクツ
(株)インテージSRI調べ(全国約3千店の⼩売店POSデータによる推計)
5
販売実績
2019年度 第3四半期連結累計期間 (1-9⽉)
売上⾼(億円)
2,500 2,255
⽇本 アジア ⽶州 欧州
2,000
1,660
1,521
1,500
1,170
923
1,000
702
533
424 362 457
500 312 305 298
219
129 86
41 1 - 2
0 ※1
化粧品 スキンケア・ヘアケア ヒューマンヘルスケア ファブリック&ホームケア ケミカル
対前年 347.2
225.0
実質
28.5
増減率 20.0
※2
(%) 9.7 7.7 7.6
2.5 1.7 2.9 - 1.7
(1.9) (0.4) (2.3) (0.5)
(7.0) (4.7)
(15.4)(9.6)
※1 ケミカル事業の売上⾼はセグメント間取引を含んでいます
※2 為替変動の影響を除く実質増減率
地域別の売上⾼は販売元の所在地にもとづき分類しています
6
セグメントの業績
2019年度 第3四半期連結累計期間 (1-9⽉)
売上⾼(億円)
営業利益(億円)
3,000 600
2,578 2,641
514
2,500 2,166 500
2,143
1,873 382
2,000 400
1,500 300 252 234
1,000 200
119
500 100
0 0
※1 ※1
化粧品 スキンケア・ ヒューマン ファブリック ケミカル 化粧品 スキンケア・ ヒューマン ファブリック ケミカル
ヘアケア ヘルスケア &ホームケア ヘアケア ヘルスケア &ホームケア
営業利益率(%) 11.7 14.8 6.4 19.5 10.8
対前年 11.8 対前年 134
9.4
実質 増減 45
増減率 1.2 (億円) 8 1
(%)※2
(3.4)
(6.2)
(103)
※1 ケミカル事業の売上⾼・営業利益はセグメント間取引を含んでいます
※2 為替変動の影響を除く実質増減率
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連結営業利益増減分析
【億円】 第3四半期連結累計期間 (1-9⽉)
2018年度 1,422
売上数量増 +50
原材料価格変動の影響(ネット) +70
コスト削減(TCR) +50
+88
販売費及び⼀般管理費の増減※ Δ 60
運送費/物流費 Δ 20
構成差/為替差ほか Δ2
2019年度 1,510
※ 為替変動の影響を除く実質増減
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IFRS第16号「リース」適⽤の影響
当社グループは、2019年12⽉期第1四半期よりIFRS第16号「リース」を適⽤しています。
従来オペレーティング・リースとして会計処理されていたリース契約について、使⽤権資産とリース負債を連結財政状態計算書で計上しています。
期⾸移⾏⾦額 連結財政状態計算書 (億円)
資産 負債及び資本
使⽤権資産 +1,719 リース負債 +1,674
その他 Δ 64 その他 Δ 19
IFRS第16号適⽤影響 計 +1,655 計 +1,655
これによる2019年12⽉期第3四半期の連結損益計算書および連結キャッシュ・フロー計算書への影響は下記の通りです。
第3四半期 連結損益計算書 連結キャッシュ・フロー計算書
売上⾼ - 税引前利益 Δ6
リース料 +161 (減) 減価償却費 +155
営業活動によるキャッシュ・フロー +149
減価償却費 Δ 155 (増)
営業利益 +6 投資活動によるキャッシュ・フロー -
⾦融費⽤(⽀払利息) Δ 12 (増) リース負債の返済 Δ 149
税引前利益 Δ6 財務活動によるキャッシュ・フロー Δ 149
現⾦及び現⾦同等物の増減額 -
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