4452 花王 2021-08-03 15:00:00
2021年12月期第2四半期累計決算説明会資料 [pdf]
2021年12月期
第2四半期累計(1月1日~6月30日)
決算説明会
花王株式会社
2021年8月3日
このプレゼンテーション資料はPDF形式で当社ウェブサイトの『投資家情報』に掲載しています。
www.kao.com/jp/corporate/investor-relations/library/presentations/
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的
であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。
また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
■ 第1四半期で実施した報告セグメントの変更の概要は以下の通り (詳細は42ページを参照)
1. ハイジーン&リビングケア事業を新設し、従来、ファブリック&ホームケア事業に分類していたファブリックケア製品、ホームケア製品
に加え、ヒューマンヘルスケア事業のサニタリー製品を組み入れる
2. ヘルス&ビューティケア事業を新設し、従来、スキンケア・ヘアケア事業に分類していたスキンケア製品、ヘアケア製品に加え、
ヒューマンヘルスケア事業に分類されていたパーソナルヘルス製品を組み入れる
3. ライフケア事業を新設し、従来、ファブリック&ホームケア事業に分類されていた業務用衛生製品に加え、ヒューマンヘルスケア事
業に分類されていた健康飲料を組み入れる
4. 上記1~3のセグメントの再編により、前年同期の売上高及び営業利益を組み替えて表示
■ 文中の▲付きの数字と、表中のカッコ ( ) 内の数字はマイナス
2
国内コンシューマープロダクツ市場の状況
トイレタリー市場:衛生関連製品を中心とする昨年特需の反動で上期は前年比96%だが、前々年比では伸長
化粧品市場:緊急事態宣言の影響で市場が大きく縮小した昨年に対し4-5月はプラスに転じるも上期では前年比95%
前々年比では回復は見られず
■トイレタリー※1市場伸長率(86品目・金額ベース) ■化粧品市場伸長率(26品目・金額ベース)
(%) (%)
160
160 SRI+(前年比) SRI+(前々年比)※2 SRI+(前年比) SRI+(前々年比)
※2
140
140 130
118 121 122 120 115 108
113 102 98
120 109 110 109
106
112
104 111 111 107 106 108 110 107 91
97 98
126 100 81 82
100 112 118 79 80 76 77 72 76 81
105 107 107 106 108 104 111 110 106 103 100 80 100 93 67 69
95 91 77 79
80
85 60 79 79 72 78 76 75 77 77 75 78
77 65 69 72
51
60 40
2020年 2021年 2020年 2021年
■トイレタリー主要カテゴリー市場伸長率 ■化粧品主要カテゴリー市場伸長率
(前年比) (前々年比) (前年比) (前々年比)
21 1Q 21 2Q 21 上期 21 上期 21 1Q 21 2Q 21 上期 21 上期
トイレタリー製品計 94 98 96 108 化粧品計 85 106 95 76
重質洗剤 102 110 106 110 スキンケア 89 103 96 80
バスクリーナー 105 97 101 119 洗顔料 88 104 96 80
トイレクリーナー 96 101 99 116 美容液 85 101 92 67
生理用ナプキン 75 112 90 99
メイクアップ 80 109 93 74
ベビー用紙おむつ 83 100 91 87
ベースメイク 73 103 86 67
ハンドソープ 65 57 61 141
ポイントメイク 87 115 99 82
手指消毒液 110 24 45 652
入浴剤 111 104 108 124 その他 72 114 98 65
日焼け止め 67 115 98 61
※1 化粧品を除くコンシューマープロダクツ ※2 SRI+: 全国約6千店の小売店POSデータによる推計 (株)インテージSRI+調べ 3
アジア・欧米主要参入市場の状況(主要カテゴリー)
アジア主要参入市場
◆中国 :2020年度2Q以降、新型コロナウイルス感染症の抑え込みに成功し、市場は前年超えが続き順調に回復
◆インドネシア :コロナ禍の影響を受けて2020年度2Q以降市場は低迷。2021年度2Qは堅調だが、直近の感染拡大が懸念
◆タイ :2020年度2Qの反動で前年比は改善したが、2019年度と比較すると市場は低迷しており回復の兆しが見られない
<市場伸長率(%)>
中国(EC込) インドネシア タイ
20 2Q 20 3Q 20 4Q 21 1Q 21 2Q 20 2Q 20 3Q 20 4Q 21 1Q 21 2Q 20 2Q 20 3Q 20 4Q 21 1Q 21 2Q
ベビー用紙おむつ 105 105 105 103 104 99 99 107 105 116 86 88 88 89 99
生理用ナプキン+パンティライナー 103 100 105 106 109 95 93 99 98 119 84 93 94 87 106
衣料用洗剤 99 96 97 111 105 100 93 95 97 106 83 93 94 90 96
日焼け止め 105 95 118 151 127 69 87 77 84 90
住居用洗剤 105 99 107 85 102
ニールセンIQ調べ。中国はEC含む(日焼け止め、衣料用洗剤はB2Cのみ)
欧米主要参入市場
ワクチン接種が進み感染症拡大が落ち着き人流も回復傾向。2021年度2Qは全市場・全カテゴリーで前年を超えた
しかしイギリス・ドイツ市場は、前年のロックダウンにより市場が縮小した反動であり、コロナ禍前の2019年度レベルまでは戻っていない
<市場伸長率(%)>
アメリカ イギリス ドイツ
20 2Q 20 3Q 20 4Q 21 1Q 21 2Q 20 2Q 20 3Q 20 4Q 21 1Q 21 2Q 20 2Q 20 3Q 20 4Q 21 1Q 21 2Q
ヘアケア 100 99 97 98 105 81 90 89 87 111 90 94 95 90 109
洗顔料 102 101 101 99 100 92 93 96 92 102
制汗剤 88 92 93 89 110
ハンド&ボディローション 108 105 104 107 109
ニールセンIQ/IRI調べ(ドイツは21/6/20までの実績) 4
連結決算のハイライト
第2四半期連結累計期間 (1-6月)
【億円】 2020年度 2021年度 前年比% 前年差
売上高 6,672 6,752 +1.2 +80
為替の影響※1 +1.8 +119
為替の影響を除く実質 (0.6) (39)
営業利益 745 706 (5.3) (39)
営業利益率(%) 11.2 10.4 - -
税引前利益 737 741 +0.5 +4
当期利益 515 535 +3.7 +19
親会社の所有者に帰属する当期利益 506 525 +3.8 +19
※2
EBITDA(営業利益+減価償却費+償却費) 1,083 1,051 (3.0) (33)
基本的1株当たり当期利益(円) 105.21 110.12 +4.7 +4.91
1株当たり配当金 (円) 70.00 72.00 - +2.00
※3
調整後フリー・キャッシュ・フロー 189 億円
キャッシュ・フロー ※4
配当金の支払額 340 億円
※1 為替レート: 米ドル=107.73円 / ユーロ=129.83円 / 中国元=16.65円
※2 使用権資産の減価償却費を除く
※3 調整後フリー・キャッシュ・フロー = 営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計から、使用権資産の減価償却費等を除いたフリー・
キャッシュ・フロー
※4 非支配持分への支払額を含む 5
連結決算の概況
日本で緊急事態宣言や昨年の特需の反動等があり、アジアでは感染症の影響が続く厳しい状況の中、
1-6月では前年同期を実質下回るも、4-6月は化粧品や欧米ヘアサロン向け製品が好転、ケミカル事業
も上乗せし、増収増益。全体としては、ほぼ計画通り推移
売上高 6,752億円 前年比+1.2% 為替の影響を除く実質▲0.6%
トイレタリー:欧米ヘアサロン向け製品が好転。中国でロリエブランドの強化を図るが、日本
の緊急事態宣言や昨年の特需反動が影響し、グローバル売上は前年同期を
下回り、計画に対し若干の遅れ
化粧品:2Qは中国の好調継続に加え、欧州も回復基調。日本でもデジタル施策が奏功
し、増収に転じる。グローバル売上は前年を若干下回るも、ほぼ計画通り推移
ケミカル:対象業界の回復を捉えるとともに殺菌・洗浄用途などの油脂誘導体製品が好調
に推移し、前年同期・計画ともに上回る
営業利益 706億円 前年差▲39億円 営業利益率10.4%
親会社の所有者に 525億円 前年差 +19億円
帰属する当期利益
総額500億円・688万株の自己株式を取得。700万株を6月23日に消却
株主還元
2021年度中間配当は、公表予想通り1株当たり2円増配の72円とする
6
事業セグメント概要
新製品
売上高 シェア 営業利益 売上高 EC・
市場の状況
【対前年同期】 【対前年同期】 【対前年同期】 【対計画】
評 価 改良品
デジタル
寄与
[ 対前年同期 / 増減理由 / 主な製品 ]
コアブランドへの集中投資を実行。アタック
累計 ・前年特需の反動 ・衣料用洗剤 ↑ ゼロの改良でシェア伸長も、ホームケア製
ハイジーン&
・新製品、改良品の ・ホームケア製品↓ 〇 品、生理用品の前年の特需反動が影 〇 〇
リビングケア 1Q 発売 ・生理用品↓ 響。売上高・営業利益は前年を下回る
2Q
が、計画は達成。シェアはほぼ横ばい
ハンドソープや手指消毒液は、市場拡大
・外出規制 ・ハンドソープ ↓ に伴い19年比でシェアを大きく獲得。21
ヘルス&
・前年特需の反動 ・手指消毒液 ↓ △ 年は前年の特需反動が想定以上に大きく △ 〇
ビューティケア ・欧米ロックダウン解除 ・ヘアサロン向け製品 ↑ 売上高は前年・計画を下回る。海外では
ヘアサロン向け製品が回復基調
外出規制、店舗閉鎖等で特に飲食店、
・外出規制
・飲食店・宴会場・ 宴会場向けの業務用衛生関連製品が厳
ライフケア ・前年特需の反動
旅行向け等業務用 ー 〇 しい環境。米国は経済正常化の流れの △ 〇
衛生製品 ↓ 中、回復基調。売上高・営業利益は前
年を上回る。計画を若干上回る
2Qから新製品を積極投入し、デジタルコ
・外出規制、店舗閉鎖 ミュニケーションを加速。ヒット商品を創出で
化粧品 ・インバウンド減少 ・メイク品 ↓ 〇 きた。中国は好調維持、欧州も回復基 〇 ◎
・ECキャンペーン 調。日本は、構造改革を強力に推進中。
ほぼ計画通りの進捗
対象業界の需要が回復。原材料価格の
・対象業界の回復 ・殺菌、洗浄 → 上昇も吸収。様々な社会課題解決に繋
ケミカル ・テレワーク ・産業用途 ↑
ー 〇 がる製品展開を加速。売上高・営業利益
〇 ー
・トナー・トナーバインダー ↓ は前年・計画を上回る
7
販売実績 (2021年1-6月)
売上高(億円)
2,000
日本 アジア 米州 欧州
1,715
1,500
1,004
1,000
723
619 593
500 383 348 339
202 275 224
153 199
14 46 26 81
ー 0 1
0
※1
ハイジーン&リビングケア ヘルス&ビューティケア ライフケア 化粧品 ケミカル
対前年 34.3 25.4
22.0
実質増減率(%)※2
8.1 9.2 6.2 7.0
2.6
1.8 1.6
0
(2.1) (2.8) ー (0.3)
(2.8)
(9.4) (8.2) (8.5)
※1 ケミカル事業の売上高はセグメント間取引を含む
※2 為替変動の影響を除く実質増減率
地域別の売上高は販売元の所在地にもとづき分類
8
販売実績(四半期)
1Q(1-3月) 2Q(4-6月)
売上高(億円)
(億円) (億円)
日本 アジア 米州 欧州 日本 アジア 米州 欧州
1,000 1,000 917
798
535
469
500 500 384
318 339 301 308
285
182 170 168 201 178 171
122 153 117
89 97 107 78 110 105
75
7 ー 0 20 0 13 35 7 ー 0 25 0 13 46
0 0 ※1
※1
ハイジーン& ヘルス& ライフケア 化粧品 ケミカル ハイジーン& ヘルス& ライフケア 化粧品 ケミカル
リビングケア ビューティケア リビングケア ビューティケア
86.8
対前年 41.9
30.2 32.1
実質増減率(%)※2 26.5
19.4 16.3
13.6 7.1 10.6
ー 0.7
4.2 3.3
6.1
ー 3.4 6.5 3.7 6.1
1.1
0 0
(3.7) (3.7) (5.9) (2.6) (0.6) (0.2)
(9.4) (9.2) (0.6)
(8.6) (5.4) (7.4)
(12.8) (21.5) (18.8)
※1 ケミカル事業の売上高はセグメント間取引を含む
※2 為替変動の影響を除く実質増減率
地域別の売上高は販売元の所在地にもとづき分類
9
セグメントの業績(2021年1-6月)
(億円)
2,500 2,348 売上高 (億円)
営業利益
260 263
2,000 1,740 250
1,504 168
1,500
1,106 150
1,000
50 16
500 249 (5)
0 ハイジーン& ヘルス& ライフケア 化粧品 ケミカル※1
※1 (50)
ハイジーン& ヘルス& ライフケア 化粧品 ケミカル リビングケア ビューティケア
リビングケア ビューティケア
営業利益率(%) 11.1 15.1 6.3 (0.4) 11.1
対前年実質増減率※2 対前年増減額
8.0
6.5
44
24
(億円) 3
(%)
0
0
(1.5)
(2.6) (20)
(4.1)
(100)
※1 ケミカル事業の売上高・営業利益はセグメント間取引を含む
※2 為替変動の影響を除く実質増減率
10
セグメントの業績(四半期)
売上高 (億円)
1Q(1-3月) (億円) 2Q(4-6月)
1,500 1,500
1,123 1,225
(
1,000 815 924
731 1,000 774
510 596
500 500
118 131
0 0
※1 ※1
ハイジーン& ヘルス& ライフケア 化粧品 ケミカル ハイジーン& ヘルス& ライフケア 化粧品 ケミカル
リビングケア ビューティケア リビングケア ビューティケア
13.9 12.6
9.4
対前年 3.4 3.6 (%)
(%) 0.9
実質増減率※2 0 0
0 0
(億円)
(1.7)
(6.5) (6.3)
営業利益 (億円) (14.7) 200
129
150
132 113 80
150 88 100
8 25
50 8 (30)
0 ※1
(50) ハイジーン& ヘルス& ライフケア ケミカル※1 ハイジーン& ヘルス& ライフケア 化粧品 ケミカル
化粧品
リビングケア ビューティケア リビングケア ビューティケア
76
(億円) 10 (億円) 14
対前年増減額 4 1
0
0 0
0
(1)
(21) (31)
(48) (53)
※1 ケミカル事業の売上高・営業利益はセグメント間取引を含む ※2 為替変動の影響を除く実質増減率 11
コンシューマープロダクツ事業の状況
第2四半期連結累計期間(1-6月)
【億円】 売上高 営業利益 営業利益率(%)
2020年度 2021年度 増減率% 実質%※ 2020年度 2021年度 増減 2020年度 2021年度
日本 3,834 3,644 (5.0) (5.0) 415 305 (111) 10.8 8.4
アジア 1,015 1,047 3.2 (1.6) 164 145 (19) 16.1 13.8
米州 424 470 10.7 9.5 41 68 27 9.6 14.4
欧州 237 281 18.3 8.2 (12) 17 30 (5.1) 6.2
コンシューマープロダクツ事業計 5,511 5,442 (1.2) (2.7) 608 534 (73) 11.0 9.8
主要拠点の売上高伸長率 花王中国: (1)% 花王台湾: (6)% 花王ベトナム: 20%
※
(実質 ) 花王インドネシア: (2)% 花王タイ: (5)% 花王香港: 4%
4%
※ 為替変動の影響を除く実質増減率
地域別の売上高は販売元の所在地にもとづき分類
12
連結営業利益増減分析
【億円】 第2四半期連結累計期間 (1-6月)
2020年度 745
売上増減 ▲100
原材料価格変動の影響(ネット) +0
▲39
Δ 39 コスト削減(TCR)
販売費及び一般管理費の増減※ +40
+40含む
構成差/為替差ほか +21
2021年度 706
※ 為替変動の影響を除く実質増減
13
トイレタリー事業
欧米ヘアサロン向け製品が好転。中国でロリエブランドの強化を図るが、日本の緊急事態宣言や
昨年の特需反動が影響し、グローバル売上は前年同期を下回り、計画に対し若干の遅れ
売上高 4,336億円(対前年同期▲3.0%)
営業利益 539億円(対前年同期▲118億円)営業利益率 12.4%
日本:
コアブランドへの積極投資、商品改良等による売上伸長
・衣料用洗剤、入浴剤
昨年の特需反動による市場縮小の中、衛生関連製品強化
によりシェア拡大
・ホームケア製品(+0.8ポイント)、手指消毒液(+22.2ポイント) 正しい手指衛生啓発活動の一環として
昨年の特需の反動による市場縮小 「消毒液の決まり手!」を様々なロケーションで展開
・生理用ナプキン、ハンドソープ
アジア:
中国や一部の国を除き、感染症拡大により厳しい状況が続く中、
衛生関連製品の売上は引き続き堅調。中国ではECチャネルの
大型キャンペーンが好調に推移。ロリエはブランド強化で好調
欧米:
2Q以降、経済活動が正常化に向かう中、ヘアサロン向け製品及び
米州の業務用衛生製品は前年同期を大きく上回る
* 矢印は対売上計画 ** 売上高の対前年増減率は為替変動の影響を除く実質増減率 高級ヘアサロン向けブランドOribeは
Sephora.comなどEC拡大を進め大きく伸長 14
ブランドマネジメントの刷新(国内トイレタリー)
13 カテゴリーリーディングブランド
ブランド
カテゴリーを想起した時最初に思い浮かぶブランド
44 32 4 ライフデザインブランド
一人のファンの生活に深く寄り添い新生活価値提案
ブランド ブランド
ブランド
15 ニッチセグメントブランド
ブランド カテゴリー内特定ニーズや特定商品ブランド
15
化粧品事業
2Qは中国の好調継続に加え、欧州も回復基調。日本でもデジタル施策が奏功し、増収に転じる。
グローバル売上は前年を若干下回るも、ほぼ計画通り推移
売上高 1,106億円(上期 対前年同期▲1.5%、1Q▲14.7% / 2Q+13.9%) ■EC比率
営業利益 ▲5億円(対前年同期+44億円)営業利益率 ▲0.4% 2020年 2021年
日本:上期 対前年同期 ▲8.5% (1Q ▲21.5% / 2Q +7.1%) 上期 下期 上期
インバウンド需要の消滅、繰り返される緊急事態宣言の影響を大きく受け、 日本 10% 10% 11%
特にメイク市場の回復が遅れてセルアウト苦戦 中国 66% 71% 70%
ニューノーマルに対応した化粧提案、デジタル施策により、「KATEリップモンスター」、 欧州 51% 44% 41%
「DEWクリアクレイフォンデュ」等のヒット商品を創出 *日本は(株)インテージSLI調べ、中国・欧州は売上高に対する
EC比率
アジア:上期 対前年同期 +22.0% (1Q +13.6% / 2Q +30.2%)
中国でフリープラス、キュレルが好調に推移し対前年同期で大きく伸長(+30%) ■G11・R8の前年比/構成比
4月より海南島免税店ビジネス開始。プレステージブランドSENSAI、est、 2020年通期 2021年上期
ファインファイバー技術を用いたバイオミメシスヴェールを導入 前年比 構成比 前年比 構成比
G11 ▲10% 61% 0+9% 64%
欧州:上期 対前年同期 +6.2% (1Q ▲18.8% / 2Q +41.9%)
R8 ▲28% 23% ▲10% 23%
ロックダウンの緩和による市場回復に加え、ECチャネルの強化により、
その他 ▲36% 16% ▲22% 13%
MOLTON BROWNとSENSAIが堅調に推移
* 矢印は対売上計画 ** 売上高の対前年増減率は為替変動の影響を除く実質増減率 16
化粧品事業 上期の取り組み
2Qは日本市場が想定外の緊急事態宣言等の延長に晒された中、ニューノーマルに対応した
化粧提案を推進。また、成長機会の大きいプレステージ市場、中国市場の取り組みを強化
ニューノーマルに対応した化粧提案
マスク着用常態化の中でのメイク提案
~ KATE 小顔シルエットマスク
~ マスクをしても落ちにくいリップメイク
ひと手間かけるおうち美容提案
~ DEW 3分浸って心と肌を浄化するスキンケア提案
プレステージブランドの育成
MOLTON BROWN ~ 50周年施策、OMO推進
SENSAI ~ 欧州直営ECスタート、海南島1号店スタート
SUQQU ~ アフィリエイトを活用したクロスボーダーマーケティングスタート
中国
好調なキュレル、フリープラスの強化継続
~ EC大型キャンペーンに加え、通常月のプロモーションを強化
17
DXの取り組み
コロナ禍での新たな購買行動に対応した、ECプラットフォーマーとのビジネス強化、
自社EC(D2C)のスタート、デジタルコミュニケーション発信強化
ECプラットフォーマーの特性を活かした提案強化
まとめ買いニーズを捉えた、超大型サイズの導入
ECトライアルからの新商品先行展開
ビッグセールでのSCMの取り組みによる売上拡大
~(売上跳躍チャレンジ)飲料6倍/化粧品2倍/トイレタリー製品1.7倍
自社ECスタート(D2C 顧客と直接つながるビジネスモデル)
est リアルとデジタルの両接点でユーザーとの双方コミュニケーション
で絆を深めるOMO推進
SENSAI 欧州 自社ECスタート
デジタルコミュニケーションの更なる加速 新・箱崎オフィス オンライン発信設備 KATE CHANNEL
オンラインでユーザーと直接繋がるデジタルコミュニケーション深耕
ライブスタジオからの最新のブランド&美容情報の発信
18
ケミカル事業
対象業界の回復を捉えるとともに殺菌・洗浄用途などの油脂誘導体製品が
好調に推移し、前年同期実績・計画を上回る。ESG視点の製品を積極展開
売上高 1,504億円(対前年同期+8.0%)
営業利益 168億円(対前年同期+24億円)営業利益率 11.1%
日本:対前年同期+7.0% 廃PET アスファルト改質剤
自動車関連分野等の市場回復の着実な取り込みにより増収
アジア:対前年同期+25.4%
舗装 アスファルトに混錬
中国、タイ、インドネシア等において油脂誘導体製品の好調が継続 廃PETを用いた高耐久アスファルト改質剤を各地に展開
米州:対前年同期▲2.8%
テレワークの広まりの影響を受け、トナー・トナーバインダーの需要が低迷
欧州:対前年同期+2.6%
トナー・トナーバインダーの低迷が続く中、殺菌や洗浄用途の油脂誘導体
は堅調に推移 環境を保全しながら食料増産を可能にする農業用薬剤の事業
* 矢印は対売上計画 ** 売上高の対前年増減率は為替変動の影響を除く実質増減率
19
2021年12月期連結業績の見通し
事業環境前提 2021年12月期連結業績の見通し 未更新
コンシューマープロダクツ市場 市場が緩やかに戻りつつあり、4Qは大規模な店舗閉鎖や外出規制は実施されない前提
日本:新しい生活様式のなか、ワクチン接種は進むものの、変異株の影響もありえる
アジア:中国以外は、経済活動の本格的な回復はまだ先の見通し
欧米:ワクチン接種が進み、市場の回復は段階的に進む見通し
ケミカル市場 自動車関連等の対象産業は回復傾向も一部に不透明さ。殺菌・消毒関連製品の需要も堅調
テレワーク定着により、印刷関連製品の需要の回復は限定的
増減率
売上高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ +3.5% 1兆4,300億円
・ 為替の変動による影響 +1.5% +200億円
・ 対前年実質増減 +2.0% +280億円
損益への影響
原材料価格変動の影響 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ グロス :
▲300億円
・ ネット :
▲80億円
コストダウン活動 (TCR) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ +80億円
設備投資・減価償却費+償却費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 設備投資額 ※1 : 900億円
・ 減価償却費+償却費※2 : 720億円
予想為替レート ・・・・・・・・・・・・ ・ 米ドル=108円 / ユーロ=127円 / 中国元=16円
※1 使用権資産を除く
※2 使用権資産の減価償却費を除く
20
2021年12月期連結業績予想
連結会計年度 (1-12月)
【億円】
2020年度 前年比% 2021年度予想 前年比% 前年差
売上高 13,820 (8.0) 14,300 +3.5 +480
為替の影響※1 +1.5 +200
為替の影響を除く実質 +2.0 +280
営業利益 1,756 (17.1) 1,770 +0.8 +14
営業利益率 12.7% - 12.4% - -
税引前利益 1,740 (17.4) 1,770 +1.7 +30
対売上比 12.6% - 12.4% - -
親会社の所有者に帰属する当期利益 1,261 (14.9) 1,270 +0.7 +9
対売上比 9.1% - 8.9% - -
EBITDA(営業利益+減価償却費+償却費) ※2 2,439 (12.0) 2,490 +2.1 +51
ROE 14.2% - 13.7% - -
基本的1株当たり当期利益 (円) 262.29 (14.5) 267.11 +1.8 +4.82
1株当たり配当金(円) 140.00 - 144.00 - +4.00
※1 予想為替レート: 米ドル=108円 / ユーロ=127円 / 中国元=16円
※2 使用権資産の減価償却費を除く
21
2021年12月期連結売上高予想
連結会計年度 (1-12月)
2021年度予想 日本 連結売上高 連結売上高
実質 実質
【億円】 増減率 増減率 増減率
※1 ※1
(%) (%) (%)
ハイジーン&リビングケア事業 3,680 (1.7) 4,990 (1.9) 日本 8,820 (0.7)
ヘルス&ビューティケア事業 2,190 (3.8) 3,680 0.2 アジア 2,820 6.8
ライフケア事業 470 4.4 550 5.3 米州 1,370 6.0
化粧品事業 1,650 0.8 2,470 4.2 欧州 1,290 8.3
コンシューマープロダクツ事業 7,990 (1.5) 11,690 0.3
ケミカル事業※2 2,990 8.7
連結売上高 14,300 2.0 連結売上高 14,300 2.0
※1 為替変動の影響を除く実質増減率
※2 ケミカル事業の売上高はセグメント間取引を含む
地域別の売上高は販売元の所在地に基づき分類
22
売上高の進捗計画と今後の主な取り組み
トイレタリー:メリハリある投資によるコアブランドの強化と感染予防対策を含む健康生活のための総合提案
売上高前年増減イメージ
+1桁%半ば
上期 計画に コアブランドに集中投資
+1桁%前半 Essential THE BEAUTY:髪のキメ美容シリーズ新発売
若干の遅れ ほぼ前年並み バスマジックリン:UD設計の革新的新製品を上市
新中国製メリーズ発売:1日中薄型おむつ
1Q ECプラットフォーマーとの連携強化
2Q 3Q 4Q
「プロテクトJAPAN by 花王」衛生関連製品
▲1桁%半ば
化粧品:アフターコロナを見据えた積極的なプロモーション提案。DX推進によるデジタルコミュニケーション加速
売上高前年増減イメージ +10%半ば
+10%前半 +10%前半
上期 ほぼ 積極的な新製品投入/プロモーション提案
計画通り DX推進によるEC事業拡大
プレステージブランド TR/越境EC強化
1Q 2Q 3Q 4Q 事業構造改革推進による収益改善
▲10%半ば
23
トイレタリー事業 下期の取り組み
Reborn Kaoの推進
日本市場への積極的な新商品提案でブランド強化を図り、中国市場では新中国製ベビー用紙おむつでの新提案を行う
メリハリあるマーケティング投資による岩盤事業の盤石化
アタック ~ アタックゼロでの「根本洗浄」洗濯の提案
ビオレ ~ コロナ禍でのハンド衛生や猛暑対策提案
メリーズ ~ 日本プレミアムパンツの強化
ロリエ ~ 高付加価値ラインの継続強化
技術イノベーション商品によるダントツブランドづくり
マジックリン ~ バス用クリーナーのUD視点の新商品提案
Essential ~ おうちで髪のキメ美容の新提案
メリーズ ~ 新中国製メリーズ発売で最先端技術で
赤ちゃんの成長を支援
D2C2Cの積極推進
ブランドと生活者の絆を強化
デジタルコミュニケーションの強化
Eコマース(専業・D2C)
24
化粧品事業 下期の取り組み
ワクチン接種拡大による日本市場の回復を見据えて積極的な新商品提案を通じたブランド強化と、
伸長が続く中国市場への継続的なアプローチ
ニューノーマルを捉えた新商品提案
DEW ~ おうち美容提案 第3弾! 第4弾!
SOFINA iP ~ 炭酸技術応用新商品
Curel ~ 濃密セラミドケアシートマスク
KATE ~ ラッシュフォーマーEX
プレステージブランド育成
KANEBO ~ 化粧にできる“希望”の発信
笑顔をつくるスマイルパフォーマー
SUQQU ~ 多様な肌に応えるファンデーション23色提案
RMK ~ 新クリエイティブディレクターYUKIによるAWコレクション提案
中国
好調なキュレル、フリープラスの強化継続
SENSAI海南島免税、SUQQU市中免税の拠点拡大
25
キャッシュ・フロー※の使途と株主還元
安定的に創出されるキャッシュ・フローをEVA視点で下記の通り有効活用し、さらなる発展を目指す
将来の発展に向けての投資 (設備・M&A等)
安定的・継続的な配当 (配当性向40%目標)
自己株式の取得と借入金などの有利子負債の早期返済
※ 営業活動によるキャッシュ・フロー
26
事業方針とK25
花王株式会社
代表取締役 社長執行役員
長谷部 佳宏
2021年8月3日
下期の計画
市場の状況 売上高 営業利益
上期 下期予想 上期実績 下期計画 上期実績 下期計画
【対前年同期】 【対前年同期】 【対前年同期】
累計 新製品の寄与
ハイジーン&
リビングケア 1Q 2Q
ヘルス& 新製品の寄与
ビューティケア
ライフケア
DX攻勢の寄与
化粧品
衛生用原料の寄与
ケミカル
28
花王の企業姿勢
Sustainability as the only path
最小限の物質・エネルギー・労力で最大限の価値・益を目指す
Maximum with Minimum
29
成長に限界はあっても、発展に限界はない
方向性1:量と数の線形型経済から、質と絆の循環型経済への完全移行を目指す
線形型経済 循環型経済
変換 生産
Cu Zn
生物的材料 消費 工業的材料 使用
資源の投入 生産 使用 廃棄
返還 再資源化
生物的材料と工業的材料が混在、廃棄され環境問題へ 生物的分解と工業的再生が両立、最小廃棄の社会へ
30
豊かな生活のため、すこやかな毎日を守る
方向性2:日常生活の時を豊かにしながら、病気の時を最小限にすることを目指す
日本就労率
男性72%↑
日本国民医療費 45兆円↑
女性54%↑
メイクアップケア 医科診療治療費 3/4
こころをきれいに
寛解
ヒューマンケア
人のきれいを育む 家族←→患者
Life Journey 予防 Patient Journey 治療
ライフケア
きれいに治す
介護者←→被介護者
リビングケア
診断
日本人口 生活をきれいに
1億2,000万人↓ アースケア
環境をきれいに 日本
日本世帯数 要介護者700万人↑
5,000万→ 2020年厚生労働省統計より抜粋 31
世界の社会的課題を「集積力※」で解決する会社に
※「集積力」とは、「総合力」と対比した意味で用いている。
一般的に、総合力(Total power)は全体としての総和と
なる力を意味するが、集積力(Integrated power)は異
なる力の相乗力または新結合による新たな力と定義する
32
補足資料
ESG投資※インデックスおよび外部機関からの評価・活動
花王が組み入れられているESG投資インデックス
外部機関からの評価・外部機関との活動
※ ESG投資: E: Environmental [環境] / S: Social [社会] / G: Governance [ガバナンス]の要素を考慮した投資 34
注力したESGの取り組み
社会課題解決 社会課題解決 + 事業拡大 ・ 新事業創造
野心的な脱炭素目標策定*1 廃PETを用いた高耐久アスファルト改質剤を、
・ 2040年 カーボンゼロ ・ 2030年 新目標: ウエルシアや磐田市が採用*5,6
・ 2050年 カーボンネガティブ - スコープ1+2CO2 55%減 “ポジティブリサイクル” (再利用により新事業を
- 100% 再生可能電力 創造する) の実現に貢献。
- 社内全体CO2削減1000万トン
「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」 100%再生プラスチックやケミカルリサイクルPET素材
公表*2 および調達目標の強化*3 を、製品容器に採用開始*4
パートナーとの共創
ライオン株式会社との協 ユニリーバ・ジャパンと協働回
働によるリサイクル実証実 収プログラム「みんなでボトルリ
験が順調に進捗*7 サイクルプロジェクト」を開始*8
右図赤枠:イトーヨーカドー曳舟店 右図:東大和市との協働で設置される回
のつめかえパック店頭回収ボックス 収ボックス(イメージ)
*1:新たな「脱炭素」目標を策定 2040年カーボンゼロ、2050年カーボンネガティブをめざす,*2:調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン, *3:責任ある原材料調達,
*4 :「アタック ZERO」で100%再生プラスチックのボトルを採用, 花王、化粧品でプラスチックボトルの水平リサイクルをめざしケミカルリサイクルPET素材の採用を開始
*5:花王が開発した廃PETを原料にリサイクルした高耐久アスファルト改質剤をウエルシアが新店舗駐車場舗装に初採用, *6:花王の開発した廃PETを用いた高耐久アスファルト改質剤が自治体として初めて静岡県磐田市に採用
*7:花王とライオンの協働によるリサイクル実証実験の進捗について, *8: ユニリーバ・ジャパン、花王が協働回収プログラム「みんなでボトルリサイクルプロジェクト」を開始
35
連結売上高/EBITDA/営業利益
売上高 売上高 EBITDA 営業利益 EBITDA
(億円) 営業利益
(億円)
14,894 15,080 15,022
14,746 14,576
15,000 14,300
13,820
3,000
2,772
2,684
2,593
2,439 2,490
2,367
2,247
10,000 2,117
2,048 2,077
1,856 2,000
1,756 1,770
1,673
5,000
1,000
13.7% 13.8% 14.1%
12.7% 12.7% 12.4%
11.3%
営業利益率
0 0
※1 ※1 ※2 ※3
2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021(予想) (年度)
※1 2016年12月期よりIFRSを適用。2015年度はIFRSに基づき算定
※2 2019年12月期よりEBITDAは使用権資産の減価償却費を除く
※3 2020年12月期より一部の取引において売上高の認識方法を総額から純額に変更 36
資本的支出の推移
(億円)
1,200
単体 連結子会社
1,000
899 891 902 900
828
794
800 211
685 697 300
674 326 371
637 301 250
600 210
283
364 419 319
400
688
225 600
527 544 565 531
487
200 402
311 318
194
0 ※1 ※2 ※2 ※3
(年度)
※1 2000年度から2011年度までの平均
※2 2016年12月期よりIFRSを適用。2015年度はIFRSに基づき算定
※3 2019年12月期より使用権資産を除く 37
ROE/EPS※1の推移
EPS (円) ROE (%)
EPS (円) ROE (%) 19.8
18.6 18.9 20
400
17.6
16.1
14.2
300 13.7
12.4 314.3 306.7
298.3
10.7 267.1
253.4 262.3
9.4
200 10
209.8
156.5
100 126.0
101.1
0 ※2 ※4
0
※4 ※5
※3
(年度)
期中平均株式数(百万株) 521.8 513.9 508.7 501.4 499.4 492.8 489.1 483.3 480.9 475.5
当期純利益[日本基準] (億円)
/ 親会社の所有者に帰属する当 527.7 647.6 795.9 1,052.0 1,265.5 1,470.1 1,537.0 1,482.1 1,261.4 1,270.0
期利益[IFRS] (億円)
※1 1株当たり当期純利益[日本基準] / 基本的1株当たり当期利益[IFRS]
※2 2012年度より決算期を3月31日から12月31日に変更 (2012年度の実績は3月決算であったグループ会社は4-12月・12月決算のグループ会社は1-12月)
※3 2012年度のROEは決算期変更に伴う経過期間の数値
※4 2016年12月期よりIFRSを適用。2015年度はIFRSに基づき算定
※5 2020年12月期より一部の取引において売上高の認識方法を総額から純額に変更
38
1株当たり配当金の推移
1株当たり配当金 (円)
150 144
140
2021年度 32期連続増配予定 130
120
110
100 94
80
70
62 64
57 58 60
50 52 54 56
50 38
32
26 30
20 24
14 15 16
0
(年度)
※ 株式分割の影響を補正 39
株主還元
(億円)
1,500 自己株式取得: 通算 6,438 億円
自己株式取得額
配当金総額
当期純利益[日本基準]/親会社の所有者に帰属する当期利益[IFRS]
1,000
500
500
500
500 500
772 700
500 300 300
568 300
367
295 286 50
0
※1 ※2 ※2
(年度)
(百万株)
29.1 27.3 自己株式取得: 通算 186.9 百万株 30
19.9
16.0 13.9 20
10.0 10.0 9.3 10.0 11.5 8.9
6.2 5.8 6.9 10
2.0
0
※1 2012年度より決算期を3月31日から12月31日に変更 (2012年度の実績は3月決算であったグループ会社は4-12月・12月決算のグループ会社は1-12月)
※2 2016年12月期よりIFRSを適用。2015年度はIFRSに基づき算定 40
事業セグメントと主な製品カテゴリー
コンシューマープロダクツ事業
ハイジーン&リビングケア事業 ヘルス&ビューティケア事業
衣料用洗剤・洗濯仕上げ剤・ スキンケア製品・ヘアケア製品・ヘアサロン向け製品
キッチン/バス/トイレ/リビングケア製品・サニタリー製品 入浴剤・オーラルケア製品・温熱シート
2021年1-6月売上高: 2,348億円 2021年1-6月売上高: 1,740億円
対前年同期実質増減率※1: (4.1)% 対前年同期実質増減率 ※1: (2.6)%
売上高構成比: 34.8 % 売上高構成比: 25.7 %
売上高営業利益率: 11.1 % 売上高営業利益率: 15.1 %
ライフケア事業 化粧品事業
業務用衛生製品・健康飲料 カウンセリング化粧品・セルフ化粧品
2021年1-6月売上高: 249億円 2021年1-6月売上高: 1,106億円
対前年同期実質増減率 ※1: 6.5 % 対前年同期実質増減率 ※1 : (1.5)%
売上高構成比: 3.7 % 売上高構成比: 16.4 %
売上高営業利益率: 6.3 % 売上高営業利益率: (0.4)%
ケミカル事業
2021年1-6月売上高: 1,504億円※2 油脂製品・機能材料製品・
対前年同期実質増減率※1: 8.0 % スペシャルティケミカルズ製品
売上高構成比※3: 19.4 %
売上高営業利益率: 11.1 %
※1 為替変動の影響を除く実質増減率
※2 ケミカル事業の売上高はセグメント間取引を含む
※3 売上高構成比は外部顧客に対する売上高で算出
41
報告セグメントの変更(2021年1月以降)
生活者が求める本質的な価値の視点で事業推進を行うことを目指し、 2021年1月にコンシューマープロダクツ事業を再編。
人々の日々の暮らしと社会を支え、快適な生活の向上に貢献する事業を行う「ハイジーン&リビングケア事業」、健康美を最大
化する身体全体のケアを提案する事業を行う「ヘルス&ビューティケア事業」を設立。さらに、花王グループを支えてきた基盤技
術を最大活用して、人類の命を守る新規事業を推進する「ライフケア事業」を設立。
業務用衛生製品
健康飲料
42
ご参考:2020年12月期連結業績(新セグメント)
売上高
売上高 ※2 営業利益 営業利益率
構成比率
(億円) (億円) (%)
(%)
ハイジーン&リビングケア事業 5,032 36.4 796 15.8
ヘルス&ビューティケア事業 3,623 26.2 605 16.7
ライフケア事業 522 3.8 47 8.9
化粧品事業 2,336 16.9 24 1.0
コンシューマープロダクツ事業 11,513 83.3 1,472 12.8
ケミカル事業※1 2,692 16.7 277 10.3
小 計 14,205 ー 1,749 12.3
セグメント間消去又は調整 (385) ー 7 ー
合 計 13,820 100.0 1,756 12.7
※1 ケミカル事業の売上高・営業利益はセグメント間取引を含む
※2 売上高構成比率は外部顧客に対する売上高で算出
2020年12月期連結業績を、新セグメント毎の実績に組み替えて表示しています(報告セグメントの詳細は42ページを参照)
43