4452 花王 2021-02-03 15:00:00
2020年12月期 決算説明会資料 [pdf]

  2020年12月期
2020年1月1日~12月31日

   決算説明会


    花王株式会社
    2021年2月3日
このプレゼンテーション資料はPDF形式で当社ウェブサイトの『投資家情報』に掲載しています。
        www.kao.com/jp/corporate/investor-relations/library/presentations/


本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的
であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。
また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。


・ 当社グループは、2019年12月期第1四半期よりIFRS第16号「リース」を適用

・ 文中の▲付きの数字と、表中のカッコ ( ) 内の数字はマイナス




                                        2
2020年12月期の連結業績について




      花王株式会社
   執行役員 会計財務部門統括
       山内 憲一
      2021年2月3日
                                               国内コンシューマープロダクツ市場の状況
■国内トイレタリー※1市場伸長率(86品目・金額ベース)                                                                          ■国内化粧品市場伸長率(26品目・金額ベース)
(%)                                                                                                    (%)
160             154   前年同期比                                          SRI+          SCI※2              160        160       前年同期比                                                      ※2
                                                                                                                                                                    SRI+         SLI
                                                                                                      140        142
140           134       消費税率引き上げ                                                  133                                       消費税率引き上げ
                                             126                                        120 118                                                                                  108
                                                   112 118 110                                        120      105                        100                                          101 96
       101108                                                  106 108 109                                                      96 96 100                       94 93 88
120                                    105                                                                   96                               89
                             98 101                                     122                           100                  82
100                    85                  115    113                                                        95 100
                                        99    106     107 107 106108 78    113 110                     80
                                                                                                                                89
                                                                                                                                     94 96              75 75
 80    100 104               95   96
                                                                                                                           79
                                                                                                                                             93                             57     91 81 82
                                                                                                       60                                          80   67   69 80 76 77
                       80                                                    73                                                                                            51
 60                                                                                                    40


      2019年                            2020年                                                                 2019年                      2020年
                                                       (参考)2018年同期比                                                                                     (参考)2018年同期比
                                                                  7月 8月 9月 10月11月12月                                                                             7月 8月 9月 10月11月12月
                                                        SRI+      106 112 104 104 111 111                                                                SRI+     72 77 72 72 78 79
                                                        SCI       109 118 113 107 113 112                                                                SLI      89 93 92 89 91 90
                                                                      [(株)インテージSRI+/SCI調べ]                                       [(株)インテージSRI+調べ・SLI調べ(花王定義にて集計・インバウンド分は調査対象外)]

■国内トイレタリー15品目消費者購入単価※3
 指数                                                                                                                                                                             111
 110                                                                                                                                              106
                                                                                                                     103
 105                  100                               100                             101
 100
  95                                                                                       衣料用洗剤 柔軟仕上げ剤 食器用洗剤 全身洗浄料 洗顔料 メイク落とし ヘアカラー
                                                                                           シャンプー コンディショナー ヘアスタイリング剤 歯みがき 歯ブラシ 生理用品 大人用紙おむつ
  90
                                                                                                                                        ベビー用紙おむつ                (対前年比)
  85
                      2015                             2016                             2017                     2018                         2019                          2020
                                                                                                                                                                           [(株)インテージSRI+調べ]
※1       化粧品を除くコンシューマープロダクツ
※2       SRI+: 全国約6千店の小売店POSデータによる推計 / SCI: 全国約5万人の消費者モニターによる購入実績データ / SLI: 全国約4万人の女性モニターによる化粧品・スキンケア・ヘアケア製品の購入実績データ
※3       2015年1-12月を100とした指数ベース(2015年および2016年はSRIとSRI+の価格の比率から推計)



                                                                                                  4
                                 連結決算のハイライト
                                        連結会計年度 (1-12月)

【億円】                                     2019年度         2020年度       前年比%        前年差      公表差      公表予想
売上高                                       15,022         13,820       (8.0)   (1,202)     (480)    14,300
                                                                ※1
                                                        為替の影響         (0.7)      (102)        -      (109)
                                                                ※2
                                          売上高の認識方法変更の影響               (2.1)      (340)        -      (340)
                                                    上記の影響を除く実質        (5.2)      (761)        -      (274)
営業利益                                       2,117          1,756      (17.1)      (362)    (144)     1,900
     営業利益率                                  14.1%         12.7%          -          -         -     13.3%
税引前利益                                      2,106          1,740      (17.4)      (367)    (150)     1,890
当期利益                                       1,503          1,281      (14.8)      (223)        -         -
親会社の所有者に帰属する当期利益                           1,482          1,261      (14.9)      (221)     (79)     1,340
                               ※3
EBITDA(営業利益+減価償却費+償却費)                     2,772          2,439      (12.0)      (333)    (151)     2,590
ROE                                        17.6%          14.2%          -          -         -    15.0%
基本的1株当たり当期利益(円)                           306.70         262.29      (14.5)   (44.41)    (16.33)   278.62
1株当たり配当金 (円)                              130.00         140.00          -    +10.00          -    140.00

                                     調整後フリー・キャッシュ・フロー※4               1,312 億円
     キャッシュ・フロー                                 ※5
                                     配当金の支払額                           662 億円

※1   為替レート: 米ドル=106.77円 / ユーロ=121.82円 / 中国元=15.47円
※2   2020年12月期より一部の取引において売上高の認識方法を総額から純額に変更
※3   使用権資産の減価償却費を除く
※4   調整後フリー・キャッシュ・フロー = 営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計から、使用権資産の減価償却費等を除いたフリー・キャッシュ・フロー
※5   非支配持分への支払額を含む
                                                    5
                     連結決算の概況
【公表予想との乖離】
 新型コロナウイルス感染症拡大により衛生関連製品(ハンドソープ、手指消毒液、ホームケア等)の需
  要が増加したものの、化粧品事業とヒューマンヘルスケア事業が低迷し、公表予想未達
  - 日本で発生した感染症拡大「第3波」の影響により消費全体が鈍化
  - 日本の化粧品市場の回復が想定以上に遅延
  - 欧米で感染症再拡大による大規模なロックダウンの影響
           【億円】     2020年度     公表差     公表予想
            売上高       13,820   (480)   14,300
            営業利益       1,756   (144)    1,900

           ※新型コロナウイルス関連特別支出45億円を含む

【株主還元】
 2021年2月3日開催の取締役会において自己株式の取得を決議
 1株当たり配当金は、公表予想通り10円増配の140円とし、31期連続増配となる予定

                               6
                              セグメントの概況
化粧品事業        売上構成比・対前年比:G11(61% / ▲10%)、R8(23% / ▲28%)
            【日本】
             化粧品市場(SRI+)は、コロナ禍によるインバウンド需要の消滅、外出機会の減少、マスク着用常態化
              により対前年▲22%。特に、メイクアップ市場は▲25%と大きく影響を受けた (特に、口もとメイク
              ▲51%、ベースメイク▲28%)。花王化粧品事業はメイクアップ製品の売上構成が市場に対して約
              10%高く、より大きい影響を受けた
             消費者のオンライン購買シフトに対応し、EC強化を推進。EC売上は対前年+20%を超える伸長で、
              SLIベースでのECチャネル構成は10%(19年:7%)に拡大
            【アジア】
             中国の売上は対前年+20%を超えた。特に、ECチャネル売上は、フリープラス・キュレルを中心にECプ
              ラットフォーマーとの取り組み強化により、対前年約1.5倍で、EC売上比率は7割に拡大
             インバウンド需要の減少の影響を大きく受けた中国以外のアジアは、売上対前年▲20%超と低迷
            【欧米】
             ロックダウンによる店舗閉鎖の影響をカバーすべく、モルトンブラウンはいち早くECシフトを加速。EC売上
              比率は前年の21%から46%まで拡大。年間での売上インパクトを▲7%にとどめた
スキンケア・       スキンケアの売上は対前年+10%。日本で感染拡大により市場が大幅に拡大する中、ハンドソープ・手
ヘアケア事業        指消毒液の増産体制を整え、売上・シェア大幅伸長(ハンドソープの売上は前年の3倍、シェア6ポイン
              ト増)
             ヘアケアの売上は対前年▲1桁後半。欧米ヘアサロン向け事業がロックダウンによる取引先の店舗閉鎖
              の影響を受け、売上は対前年▲10%半ば
※ 対前年の増減率は売上高の認識方法の変更と為替変動の影響を除く実質の増減率
                                         7
                             セグメントの概況
ヒューマンヘルス    【生理用品】
ケア事業         グローバル対前年+1桁前半
             日本は特需や外出自粛による使用機会の減少で市場がアップダウンする中、売上はほぼ横ばい
             中国は対前年+10%半ば。ECプラットフォーマーとの取り組み強化により売上好調
            【ベビー用紙おむつ】
             グローバル対前年▲10%半ば
             インドネシアは好調を維持(対前年+10%前半)するも、中国市場への転売を目的とした需要の
              消滅や競争激化により、日本、中国ともに対前年2割減
ファブリック       ファブリックケアの売上は対前年で横ばい。「アタック ZERO」の改良、新製品「アタック3X」の効果で
&ホームケア事業      衣料用洗剤の売上・シェアは伸長
             ホームケアの売上は対前年+10%前半。感染症拡大による需要増により、食器用洗剤、住居用
              洗剤等の衛生関連製品が日本、アジアで好調に推移
             業務用製品の売上は対前年+10%。医療機関、介護施設等必要な現場に製品・サービスを供
              給
ケミカル事業       殺菌や洗浄用途の油脂誘導体製品は堅調に推移
             世界中で広まるテレワークの影響を受け、トナー・トナーバインダーの売上減少

※ 対前年の増減率は為替変動の影響を除く実質の増減率



                                8
                                                                   販売実績
 売上高(億円)                                           2020年 連結会計年度 (1-12月)
  3,500                                                                                         3,242
                   日本            アジア      米州            欧州
  3,000

  2,500

  2,000                                  1,777
          1,642
                                                                        1,449
  1,500
                                                                                                                           1,111
                                                                                889
  1,000                                                 686                                                                         565          589
                   454                                          372                                     406                               428
   500                           190             253
                          55                                                          1     0                  93      1
     0
                                                                                                                                            ※1
                   化粧品                     スキンケア・ヘアケア                     ヒューマンヘルスケア             ファブリック&ホームケア                        ケミカル
 対前年
 実質増減率(%)※2
                   7.6                    7.4                                         7.5        5.4 3.1
                                                                                                                                    0.0           0.1
      0
                                                        (1.7)                (3.5)                                                        (2.2)
                         (6.3)
                                 (6.9)                          (9.6)   (9.6)                                              (10.0)
                                                (9.4)
          (29.3)                                                                                              (14.9)

※1 ケミカル事業の売上高はセグメント間取引を含む
※2 為替変動の影響を除く実質増減率
   また、スキンケア・ヘアケア事業については、2020年12月期より一部の取引において売上高の認識方法を総額から純額に変更しており、その影響も除く

地域別の売上高は販売元の所在地にもとづき分類
                                                                                9
                                              セグメントの業績
                                             2020年 連結会計年度 (1-12月)
(億円)                          売上高                                 (億円)                        営業利益     809
4,000                                 3,744
                                                                   750
                     3,089
3,000                                           2,692
            2,341             2,340                                                   508
                                                                   500
2,000
                                                                                                               277
                                                                   250
1,000                                                                                          129
                                                                              26
   0                                                    ※1
                                                                     0                                                ※1
            化粧品      スキンケア・   ヒューマン   ファブリック    ケミカル                         化粧品     スキンケア・   ヒューマン   ファブリック   ケミカル
                     ヘアケア     ヘルスケア   &ホームケア                                         ヘアケア     ヘルスケア   &ホームケア

                                                             営業利益率(%)        1.1      16.5     5.5     21.6     10.3

                        対前年実質増減率※2                                                           対前年増減額
                                                                                                       91
                                       4.5
                      1.4
                                                                   (億円)                13
  (%)
        0
                                                                         0


                                                                                               (43)            (31)
                                                (4.7)
                              (7.3)
            (22.1)                                                           (388)
 ※1 ケミカル事業の売上高・営業利益はセグメント間取引を含む
 ※2 為替変動の影響を除く実質増減率
    また、スキンケア・ヘアケア事業については、2020年12月期より一部の取引において売上高の認識方法を総額から純額に変更しており、その影響も除く
                                                             10
                     コンシューマープロダクツ事業の状況
                                      連結会計年度 (1-12月)
【億円】                            売上高                               営業利益                  営業利益率(%)
                   2019年度    2020年度   増減率% 実質%※1 2019年度           2020年度        増減     2019年度 2020年度
     ※2
日本                   8,996    8,110     (9.9)    (6.3)    1,411     1,087      (324)     15.7     13.4
アジア                  2,063    2,003     (2.9)    (0.7)     282           293     12      13.6     14.7
米州                    888       836     (5.9)    (3.7)      68           79      11       7.6      9.4
欧州                    622       564     (9.3)    (8.8)      38           13     (26)      6.2      2.2
コンシューマープロダクツ事業計     12,570   11,513     (8.4)    (5.3)    1,799     1,472      (327)     14.3     12.8


主要拠点の売上高伸長率              花王中国:          5%               花王台湾:    (7)%            花王ベトナム:       (12)%
      ※1
(実質        )             花王インドネシア       5%               花王タイ:    (6)%            花王香港:         (17)%

※1 為替変動および売上高の認識方法変更の影響を除く実質増減率
※2 2020年12月期より一部の取引において売上高の認識方法を総額から純額に変更

地域別の売上高は販売元の所在地にもとづき分類




                                                11
                連結営業利益増減分析
 【億円】                       連結会計年度 (1-12月)


2019年度                         2,117

         売上増減                                ▲670

         原材料価格変動の影響(ネット)                      +70

         コスト削減(TCR)                           +80
 ▲362
         販売費及び一般管理費の増減※                      +260

         運送費/物流費                             ▲20

         構成差/為替差ほか                           ▲82

2020年度                1,756

         ※ 為替変動の影響を除く実質増減
                              12
                    2021年12月期連結業績の見通し
事業環境前提              2021年12月期連結業績の見通し                                   未更新
 コンシューマープロダクツ市場        新型コロナウイルス感染症は緩やかに収束に向かう前提だが、先行きは依然不透明
                       日本:マスク着用常態化継続、テレワーク定着。出入国制限によりインバウンドの回復は限定的
                        継続的な衛生意識の高まりにより、衛生関連製品の高い需要
                       アジア:中国市場以外は、経済活動の本格的な回復はまだ先の見通し
                       欧米:大規模なロックダウンは実施されない前提だが、先行きは依然不透明
 ケミカル市場                自動車関連分野等の対象産業の緩やかな回復。殺菌・消毒関連製品の高い需要
                       テレワーク定着により、印刷関連製品の需要減

                                                            増減率
  売上高                      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       +3.5%       1兆4,300億円
                            ・ 為替の変動による影響                    ▲0.5%          ▲73億円
                            ・ 対前年実質増減                       +4.0%         +553億円

                                                                         損益への影響

  原材料価格変動の影響               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・ グロス :
                                                                   ▲50億円
                                                              ・ ネット :
                                                                   ▲20億円
  コストダウン活動 (TCR)           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           +60億円
  設備投資・減価償却費+償却費           ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 設備投資額    ※1 :      900億円
                                               ・ 減価償却費+償却費※2 :     720億円
  予想為替レート                  ・・・・・・・・・・・・ ・ 米ドル=104円 / ユーロ=125円 / 中国元=16円
※1 使用権資産を除く
※2 使用権資産の減価償却費を除く

                                         13
                   2021年12月期連結業績の見通し
                                       連結会計年度 (1-12月)

【億円】
                                            2020年度     前年比%     2021年度予想          前年比%       前年差

売上高                                           13,820    (8.0)         14,300        +3.5     +480
                                                                             ※1
                                                                    為替の影響           (0.5)     (73)

                                                                為替の影響を除く実質          +4.0     +553

営業利益                                           1,756   (17.1)          1,770        +0.8      +14

  営業利益率                                        12.7%       -           12.4%             -         -

税引前利益                                          1,740   (17.4)          1,770        +1.7      +30

  対売上比                                         12.6%       -           12.4%             -         -

親会社の所有者に帰属する当期利益                               1,261   (14.9)          1,270        +0.7       +9

  対売上比                                          9.1%       -            8.9%             -         -


EBITDA(営業利益+減価償却費+償却費) ※2                      2,439   (12.0)          2,490        +2.1      +51

ROE                                            14.2%       -          13.7%              -         -

基本的1株当たり当期利益 (円)                              262.29   (14.5)         266.98        +1.8     +4.69

1株当たり配当金(円)                                   140.00       -          144.00             -   +4.00

※1 予想為替レート: 米ドル=104円 / ユーロ=125円 / 中国元=16円
※2 使用権資産の減価償却費を除く


                                               14
              報告セグメントの変更(2021年1月以降)
生活者が求める本質的な価値の視点で事業推進を行うことを目指し、 2021年1月にコンシューマープロダクツ事業を再編。人々の日々
の暮らしと社会を支え、快適な生活の向上に貢献する事業を行う「ハイジーン&リビングケア事業」、健康美を最大化する身体全体のケアを
提案する事業を行う「ヘルス&ビューティケア事業」を設立。さらに、花王グループを支えてきた基盤技術を最大活用して、人類の命を守る新
規事業を推進する「ライフケア事業」を設立。




                               15
                      2021年12月期連結売上高予想
                                    連結会計年度 (1-12月)

2021年度予想                       日本                 連結売上高                     連結売上高
                                                          実質                       実質
【億円】                                増減率                   増減率                      増減率
                                    (%)                   (%)※1                    (%)※1

 ハイジーン&リビングケア事業             3,770     0.6         5,090     1.6   日本       9,110    2.6

 ヘルス&ビューティケア事業              2,330     2.6         3,720     3.6   アジア      2,680    7.1
 ライフケア事業                     510     12.5          580     11.1   米州       1,290    5.8

 化粧品事業                      1,700     3.8         2,490     6.7   欧州       1,220    6.2
コンシューマープロダクツ事業              8,310     2.5        11,880     3.7

ケミカル事業※2                                          2,830     5.6

連結売上高                                            14,300     4.0   連結売上高   14,300    4.0

※1 為替変動の影響を除く実質増減率
※2 ケミカル事業の売上高はセグメント間取引を含む

地域別の売上高は販売元の所在地に基づき分類



                                            16
               キャッシュ・フロー※の使途と株主還元

安定的に創出されるキャッシュ・フローをEVA視点で下記の通り有効活用し、さらなる成長を目指す


   将来の成長に向けての投資 (設備・M&A等)


   安定的・継続的な配当 (配当性向40%目標)


   自己株式の取得と借入金などの有利子負債の早期返済


※ 営業活動によるキャッシュ・フロー


                       17
花王グループ中期経営計画「K20」の総括
    及び今後の戦略について

       花王株式会社
     代表取締役 社長執行役員
        長谷部 佳宏

       2021年2月3日
            花王グループ中期経営計画 「K20」の成果と課題
                K20の成果                              課題
     1)「特長ある企業イメージの醸成」へのこだわり            世界唯一の存在感の醸成
花
王 ✓企業イメージの向上(ESG・技術・中国)                 ・ESG経営における社会貢献と財務成長の両立
  ✓外部機関からの高評価(女性活躍・環境・商品・研究)
     2)「利益ある成長」へのこだわり                   戦略的事業改革の必要性
  ・過去最高益更新の継続(未達)
                                        ・化粧品事業(日本)
  ・実質売上高 CAGR※+5%、 営業利益率 15%を
事 目指す(未達)                               ・欧米事業(サロン向け事業)
業 ✓売上高1,000億円ブランドを3つ(達成)                ・メリーズ事業(中国・日本)
                                        ・岩盤事業の強化不足
  (メリーズ、アタック、ビオレ)
                                        ・デジタル/EC事業へのシフト不足
  ✓アジア事業の伸長(中国・インドネシア)
                                        ・新事業投資へのチャレンジ不足
  ✓ケミカル事業の収益性向上
 ス
 テ   3)「ステークホルダー還元」へのこだわり               従来の仕組みによる活動生産性の限界
 ー
 ク   ✓株主:連続増配継続(配当性向40%目標)
 ホ                                      ・KPI成果主義評価の限界
 ル   ✓社員:継続的な処遇アップ、健康サポート
                                        ・グローバル/外部人財の登用不足
 ダ   ✓顧客:Win-Winの最大化
 ー                                      ・自前主義によるスピード不足
     ✓社会:社会的課題への先進的取り組み
※実質売上高CAGR: 為替の変動・販売制度変更等の影響を除いた売上高の年平均成長率
                                   19
           花王グループ中期経営計画 「K25」の方針と施策
             K25の方針                               課題
    1)持続的社会に欠かせない企業になる                世界唯一の存在感の醸成
花
王 ○サステナブル自走社会をリードする                   ・ESG経営における社会貢献と財務成長の両立
   ESG投資=未来財務
    2)投資して強くなる事業への変革                  戦略的事業改革の必要性
  ○もうひとつの花王始動(新デジタル事業モデル)             ・化粧品事業(日本)
事  コア基盤技術群でプレシジョンヘルスケア事業拡大            ・欧米事業(サロン向け事業)
業 ○基盤花王の躍動(メリハリある戦略的投資)               ・メリーズ事業(中国・日本)
   ダントツ商品投資・面事業拡大                     ・岩盤事業の強化不足
  ○化粧品・サニタリー事業:Next Innovation        ・デジタル/EC事業へのシフト不足
  ★共通のコア価値:命を守る切実な課題を解決               ・新事業投資へのチャレンジ不足
ス
テ   3)社員活力の最大化                        従来の仕組みによる活動生産性の限界
ー
ク   ○活動生産性2倍
ホ                                     ・KPI成果主義評価の限界
ル    ・挑戦の見える化とオープンイノベーション
                                      ・グローバル/外部人財の登用不足
ダ    ・積極的外部人財登用と協業成果倍増
ー                                     ・自前主義によるスピード不足
     ・デジタル花王への抜本改革


                                 20
                                              連結業績と株価の推移
                                 海外売上高比率
売上高(億円)                                                                                                                               営業利益(億円)
                                   ’90年 15.9% ⇒ ’20年 38.2%
                                                                                                                  新型コロナウイルス感染症(’20)
 16,000            欧米            時価総額                                                                                                       2,500
                   アジア             ’90年 7,113億円 ⇒ '20年 3兆8,415億円
                   日本                                                              リーマンショック(’08)
 14,000
                   営業利益
                   株価(終値)                                                                                                                   2,000
                                                                                          欧州債務危機(’12)
 12,000            日本・アジア・欧米の売上高合計

                                                                                                                                                    株価(円)
                                  アジア通貨危機(’97)
 10,000                                                                                                                                             10,000
                                                  ITバブル崩壊(’00)                                                                              1,500
                                                                                                                                                     9,000
             バブル崩壊(’91)
  8,000                                                                                                                                              8,000
                                         Curel ('98)                                                         Colins ('16)                            7,000
                      花王グループ入り                                                                                                              1,000
  6,000               ・Guhl ('79)                                                                                                                    6,000
                      ・Jergens(’88)                    MOLTON BROWN ('05)
                                                                                                                  Chimigraf ('17)                    5,000
                      ・GOLDWELL ('89)                              カネボウ化粧品 ('06)
  4,000                                                                                                                 Oribe ('18)                  4,000
                                                                                                                                            500      3,000
                        CHEM-Y ('92)                                                                        Washing Systems ('18)
  2,000                 ※現 ドイツ花王化学                                                                                                                   2,000
                                                       KMS ('02)
                                              JOHN FRIEDA ('02)                                             K15               K20                    1,000
     0                                                                                                                                      0
          '89 '90 '91 '92 '93 '94 '95 '96 '97 '98 '99 '00 '01 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12 '13 '14 '15 '16 '17 '18 '19 '20
                                                                                                                                            年度
  ※'12年12月期より決算期を3月31日から12月31日に変更。経過期間となる’12年12 月期は、それまで3月決算であった花王株式会社および連結対象子会社については’12年4月から12月の9カ月間を、
    12月決算の子会社については、1月から12月の12カ月間をそれぞれ連結対象期間とした



                                                                         21
                       ビジネスモデルの大転換による特長最大化
     Reborn Kao          強くなる要素                            花王の特徴
     Another Kao
                         メディカル   ライフケア        化粧品        ヘルス&   ハイジーン&   ケミカル
      Partners          (治療・診断) (寛解・予防)      (美容)       ヒューマンケア リビングケア (環境・産業)
                                                        (身体ケア) (衛生・生活)


    小売店
 (購買・属性データ)

  ECプラットフォーム
 (購買・SNSデータ)

感染症・難治症                   病理研究                          本質基盤研究                         強
(命を守る)                     医薬・検査        防御         皮膚        生体      菌・ウイルス    物質      く
                           (臨床薬理学)   (感染科学)       (表皮科学)    (動態科学)   (伝搬科学)   (安全科学)
                                                                                       な
デジタル・プラットフォーム                                                                          る
(変化・予測データ)                                                                             要
                               Precision Healthcare                                    素

 想定するパートナー
                          病院・薬局・製薬・保険              サロン・施設・飲食・住宅               食料・原料


                   難病不安・Digital時代をリードするビジネスモデルにより、高収益と高成長基盤を構築
                                             22
              報告セグメントの変更(2021年1月以降)
生活者が求める本質的な価値の視点で事業推進を行うことを目指し、 2021年1月にコンシューマープロダクツ事業を再編。人々の日々
の暮らしと社会を支え、快適な生活の向上に貢献する事業を行う「ハイジーン&リビングケア事業」、健康美を最大化する身体全体のケアを
提案する事業を行う「ヘルス&ビューティケア事業」を設立。さらに、花王グループを支えてきた基盤技術を最大活用して、人類の命を守る新
規事業を推進する「ライフケア事業」を設立。




                               23
       課題事業の抜本改革と今後の位置づけ
           花王の特長である本質研究を、
      デジタル活用でネット時代の“双方向性価値”にする

化粧品:売上、利益の成長ドライバー
  注力ブランド戦略          デジタル先行戦略
  中国市場戦略            基盤構造改革

ベビー用紙おむつ:従来の成長ドライバーから安定的な売上、利益の創出へ
  デジタル・設計公開戦略       新世代おむつ


欧米コンシューマープロダクツ:ヘルスケアへの事業領域の拡大と収益性向上
  ヘルス&ビューティケア事業化    デジタル・プラットフォーム戦略

                    24
                      ESG投資※インデックスおよび外部機関からの評価・活動
                             花王が組み入れられているESG投資インデックス




                                 外部機関からの評価・外部機関との活動




                                                                25
※ ESG投資: E: Environmental [環境] / S: Social [社会] / G: Governance [ガバナンス]の要素を考慮した投資
                                           注力したESGの取り組み
新型コロナウイルス感染症拡大防止への取り組み
・暮らしのきれいを守る「プロテクトJAPAN by 花王」活動を展開
 - 消毒液・ハンドソープの増産体制を整備し、医療機関・介護施設をはじめ、一般家庭にも供給
 - 感染予防生活に必要な、エビデンスのある関連商品の拡充と役立つ情報を発信。グローバル展開予定
 - 感染症指定医療機関の医療従事者にヘルスケアを中心とした「花王グループ製品セット」を無償提供
                                                                                                                       暮らしのきれいを守る取り組み
・北里大学、Epsilon Molecular Engineeringとの共同研究で新型コロナウイルス感染抑制能を持つ抗体を取得                                                       「プロテクトJAPAN by 花王」
 新型コロナウイルスに対して結合することで感染能の抑制が期待できる VHH 抗体の取得に成功。新型コロナウイル
 スの治療薬や検査薬の開発につながることが期待される                    www.kitasato-u.ac.jp/jp/covid-19/press/20200507.html
                                                                                                                              新型コロナウイルス感
                                                                                                                              染能の抑制が期待で
 脱炭素                                                                                                                          きる VHH 抗体

・購入電力の再生可能エネルギー化の推進
 2020年末時点で購入電力の再生可能エネルギーの比率が、日本で53%*、グローバル全体で38%*になる
 2025年までに日本で、2030年までにはグローバル全体で、100%にすることを目標として導入を進める
                                                                                                   *:暫定値
 ごみゼロ
                                                                                                                      購入電力の再生可能エネルギー比率
・ライオン株式会社と協働してリサイクル実証実験を開始                                                                                             が100%の豊橋工場と太陽パネル
 イトーヨーカドー曳舟店にて、ライオン株式会社と「リサイクリエーション活動」をスタート。使用済みつめかえパックを店頭
 回収し、新たな価値あるものへと再生させる。今後、自治体や企業・店舗の協力拡大を図る
                                                www.kao.com/jp/corporate/news/sustainability/2020/20201104-003/

・京都大学と、「使用済み紙おむつの炭素化リサイクルシステム」の実証実験を愛媛県西条市で開始
 使用済み紙おむつを炭素素材へ変換し、CO2排出量削減と同時に、空気・水環境の浄化、植物の育成促進への
 活用等、炭素素材への変換技術開発を推進し、社会実装を目指す                                                                                        つめかえパック店頭回収ボックス(赤枠)
                                                www.kao.com/jp/corporate/news/sustainability/2021/20210114-001/
 責任ある原材料調達
・インドネシアの小規模パーム農園の支援プログラム「SMILE」を、アピカルグループ、アジアンアグリと開始                                                                              インドネシアの
                                                                                                                                  小規模パーム
 パーム油の持続可能なサプライチェーンの構築をめざし、インドネシアの小規模パーム農園の生産性向上、持続可能                                                                             農園の様子
 なパーム油に対する認証の取得を支援するプログラム「SMILE」を開始
                                                    www.kao.com/jp/corporate/news/sustainability/2020/20201014-001/
                                                                   26
補足資料




 27
                       連結売上高/EBITDA/営業利益
売上高          売上高        EBITDA        営業利益                                                       EBITDA
(億円)                                                                                             営業利益
                                                                                                  (億円)
                                     14,894     15,080     15,022
          14,746       14,576
15,000                                                                                 14,300
                                                                        13,820

                                                                                                 3,000
                                                          2,772
                                               2,684
                                    2,593
                                                                       2,439          2,490
                      2,367
         2,247
10,000                                                       2,117
                                       2,048      2,077
                         1,856                                                                   2,000
                                                                           1,756         1,770
            1,673



 5,000
                                                                                                 1,000
                                     13.7%      13.8%      14.1%
                       12.7%                                            12.7%          12.4%
          11.3%

                                                                  営業利益率

    0                                                                                            0
                 ※1            ※1                                 ※2             ※3
           2015         2016          2017       2018       2019          2020        2021(予想)       (年度)


※1 2016年12月期よりIFRSを適用。2015年度はIFRSに基づき算定
※2 2019年12月期よりEBITDAは使用権資産の減価償却費を除く
※3 2020年12月期より一部の取引において売上高の認識方法を総額から純額に変更
                                                  28
                               資本的支出の推移
(億円)
1,200
              単体     連結子会社


1,000
                                          899         891   902         900
                                   828
                                                794
 800                                      211
                             685                                  697   300
        674                                           326   371
                     637           301          250
 600                                                              210
                             283
        364    419   319
 400
                                          688
               225                                                      600
                                   527          544   565   531
                                                                  487
 200                         402
        311          318
               194

   0     ※1                          ※2    ※2                ※3
                                                                          (年度)

※1 2000年度から2011年度までの平均
※2 2016年12月期よりIFRSを適用。2015年度はIFRSに基づき算定
※3 2019年12月期より使用権資産を除く
                                           29
                                          ROE/EPS※1の推移
               EPS (円)                                                                                    ROE (%)


                                 EPS (円)          ROE (%)              19.8
                                                              18.6             18.9                              20
               400
                                                                                       17.6
                                                     16.1
                                                                                               14.2
               300                                                                                     13.7
                                           12.4                                314.3   306.7
                                                                       298.3
                                  10.7                                                                 267.0
                                                              253.4                            262.3
                          9.4
               200                                                                                               10
                                                    209.8

                                           156.5
               100                126.0
                         101.1


                 0         ※2                          ※4
                                                                                                                 0
                                                                  ※4                             ※5
                           ※3
                                                                                                               (年度)


期中平均株式数(百万株)             521.8    513.9    508.7     501.4    499.4    492.8   489.1   483.3   480.9   475.7
当期純利益[日本基準] (億円)
/ 親会社の所有者に帰属する当          527.7    647.6    795.9 1,052.0 1,265.5 1,470.1 1,537.0 1,482.1 1,261.4 1,270.0
期利益[IFRS] (億円)


※1   1株当たり当期純利益[日本基準] / 基本的1株当たり当期利益[IFRS]
※2   2012年度より決算期を3月31日から12月31日に変更 (2012年度の実績は3月決算であったグループ会社は4-12月・12月決算のグループ会社は1-12月)
※3   2012年度のROEは決算期変更に伴う経過期間の数値
※4   2016年12月期よりIFRSを適用。2015年度はIFRSに基づき算定
※5   2020年12月期より一部の取引において売上高の認識方法を総額から純額に変更

                                                             30
                       1株当たり配当金の推移
1株当たり配当金 (円)
                                                                                                         144
 150                                                                  ※1                               140
                               2020年度 31期連続増配                                                        130
                                                                                                   120
                                                                                                110

 100                                                                                           94
                                                                                          80
                                                                                     70
                                                               56 57 58   60 62 64
                                                      50 52 54
  50                                             38
                                            32
                                      26 30
                              20 24
                   14 15 16

   0



                                                                                                           (年度)

※1 定時株主総会にて正式に決定
株式分割の影響を補正
                                                 31
                                                            株主還元
(億円)
1,500                                             自己株式取得: 通算5,938 億円
                自己株式取得額
                配当金総額
                当期純利益[日本基準]/親会社の所有者に帰属する当期利益[IFRS]
1,000
                                                                                                     500
                                                                                               500
                                                                                         500
                                                                              500
                           772           700
 500                                                           300      300
                    568                               300
                                  367
        295 286                                 50


   0                                                                                ※2
                                                                      ※1                  ※2

                                                                                                           (年度)
                                                                                                            (百万株)
                           29.1          27.3         自己株式取得: 通算180.0 百万株                                    30
                    19.9
                                  16.0                        13.9                                           20
        10.0 10.0                                     9.3              10.0 11.5         8.9
                                                                                               6.2 5.8       10
                                                2.0
                                                                                                             0
※1 2012年度より決算期を3月31日から12月31日に変更 (2012年度の実績は3月決算であったグループ会社は4-12月・12月決算のグループ会社は1-12月)
※2 2016年12月期よりIFRSを適用。2015年度はIFRSに基づき算定

                                                             32
                                           EVAトレンド
(億円)

                  資本コスト        EVA
  1,500
                                                                         935
                                                                  904           874

                                                          734                          623
                                     706
  1,000                                        586
                             476
                      398
           324

                                                                         627    638    665
   500                                                            591
                             533     551       548        564
           496        508




       0
                 ※1                                  ※2      ※2
           2012       2013   2014    2015      2015       2016    2017   2018   2019   2020 (年度)


※1 2012年度より決算期を3月31日から12月31日に変更 (2012年度の実績は3月決算であったグループ会社は4-12月・12月決算の
   グループ会社は1-12月)
※2 2016年12月期よりIFRSを適用。2015年度はIFRSに基づき算定
                                              33
                          事業セグメントと主な製品カテゴリー
                                   コンシューマープロダクツ事業
                  化粧品事業                                     スキンケア・ヘアケア事業
カウンセリング化粧品・セルフ化粧品                             スキンケア製品・
                                              ヘアケア製品・ヘアサロン向け製品

2020年12月期売上高: 2,341億円                         2020年12月期売上高: 3,089億円
対前期実質増減率※1:     (22.1)%                       対前期実質増減率※1:      +1.4%
売上高構成比:          16.9 %                       売上高構成比:          22.4%
売上高営業利益率:         1.1 %                       売上高営業利益率:        16.5%

              ヒューマンヘルスケア事業                                 ファブリック&ホームケア事業
サニタリー製品・入浴剤・                                  衣料用洗剤・洗濯仕上げ剤・
オーラルケア製品・温熱シート・飲料                             キッチン/バス/トイレ/リビングケア製品・業務用製品
2020年12月期売上高: 2,340億円                         2020年12月期売上高: 3,744億円
対前期実質増減率※1:     (7.3) %                       対前期実質増減率※1 :     +4.5%
売上高構成比:        16.9 %                         売上高構成比:          27.1%
売上高営業利益率:        5.5 %                        売上高営業利益率:        21.6%

                                         ケミカル事業
2020年12月期売上高: 2,692億円※2     油脂製品・機能材料製品・
対前期実質増減率※1:     (4.7)%      スペシャルティケミカルズ製品
売上高構成比※3:       16.7 %
売上高営業利益率:       10.3 %
※1 為替変動の影響を除く実質増減率
   また、スキンケア・ヘアケア事業については、2020年12月期より一部の取引において売上高の認識方法を総額から純額に変更しており、その影響も除く
※2 ケミカル事業の売上高はセグメント間取引を含む
※3 売上高構成比は外部顧客に対する売上高で算出                      34