4448 M-Chatwork 2020-05-15 15:00:00
2020年12月期 第1四半期決算説明資料 [pdf]

2020年12月期 第1四半期
決算説明資料
Chatwork株式会社
2020年5月15日
このたびの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を受けられた皆様に、
心よりお見舞いを申し上げます。
また、お亡くなりになられた方、ご遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。
感染が確認された方々におかれましては、1日も早い回復を願っております。


新型コロナウイルス感染症の早期の収束を願うとともに、
テレワークを導入する企業の皆さまが安心・安全に業務を進めるうえで、
ビジネスチャット「Chatwork」が一助になれば幸いです。


社会で働く皆さまの不安が少しでも軽減できるよう、
引き続き社員一丸となりサービスをお届けしてまいります。




                                             2
アジェンダ




    1. 事業概要
    2. 主要トピック
    3. 2020年12月期 第1四半期 業績
    4. 2020年12月期 業績予想
    5. Appendix


                            3
01
事業概要
会社概要




       会社名
       Chatwork株式会社
       代表取締役CEO兼CTO
       山本 正喜
       従業員数
       114名(2020年3月末日時点)
       所在地
       東京、大阪、ベトナム、台湾
       設立
       2004年11月11日

                           5
コーポレートミッション



 働くを
 もっと楽しく、
 創造的に

 人生の大半を過ごすことになる
 「働く」という時間において、
 ただ生活の糧を得るためだけではなく、
 1人でも多くの人がより楽しく、
 自由な創造性を存分に発揮できる社会を実現する




                          6
事業概要
● ビジネスチャットツール「Chatwork」事業を中心に展開
● セキュリティ事業は全社の安定的な収益に貢献


           Chatwork事業                 セキュリティ事業




         ビジネスコミュニケーション用           ESET社提供のセキュリティ対策ソフトウェア
        チャットツール「Chatwork」及び              「ESET」の代理店販売
           付随サービスの提供


                                                           7
   ビジネスチャットツール「Chatwork」とは
● 効率的なチャットによりメール・電話・会議の非効率性を解消
● 2011年3月からサービス提供するパイオニアであり、日本国内で利用者No.1*1
● 導入社数は25.7万社*2を突破




         効率的に情報共有できる                               仕事の見える化ができる                              見落としがなくなる               いつでも会議ができる
         グループチャット                                  タスク管理                                    ファイル共有                  ビデオ/音声通話

*1 Nielsen NetView 及びNielsen Mobile NetView「2019年5月調べ 月次利用者(MAU:Monthly Active User)」より。調査対象サービスはChatwork株式会社にて選定
*2 2020年3月末時点                                                                                                                    8
コミュニケーションツールの変化




  手紙         FAX



            より効率的に、シンプルなものへ
                              チャット




       電話          メール


                                     9
冗長なメールによる生産性低下



                 宛先
                 お決まりの挨拶&自己紹介



                 先日のお礼と何の件かについて




                 伝えたい部分

                 お決まりの締め



                 署名



                                  10
ビジネスチャットによる効率性の向上




                    過去のやりとり
                    &参加メンバー情報




                    伝えたい部分




                                11
ビジネスが加速するクラウド会議室

        目的に応じてグループチャット(会議室)を作成


                             組織・業務


                            プロジェクト




                            顧客・取引先



        ● グループチャット内で必要なメンバーと複数人と同時にやり取りができ、
          情報共有がスムーズにできる

        ● 複数のプロジェクトなど、同時に相談でき会議の効率化につながる

        ● 顧客や取引先とも密なコミュニケーションが取れるので、心理的な距離が近づく

                                                 12
プラン・料金

   フリー           パーソナル             ビジネス            エンタープライズ
 まずは無料で試したい      個人で導入したい         組織で導入したい           管理機能を強化したい

   1ユーザー/月        1ユーザー/月      1ユーザー/月(年間契約)       1ユーザー/月(年間契約)



    ¥0           ¥400             ¥500                ¥800
    ********       ********    月額契約の場合は¥600/月      月額契約の場合は¥960/月


  コンタクト無制限       コンタクト無制限         コンタクト無制限            コンタクト無制限


累計14グループチャット    グループチャット無制限     グループチャット無制限         グループチャット無制限


    1 対 1での        複数人での            複数人での               複数人での
 ビデオ通話 / 音声通話   ビデオ通話 / 音声通話     ビデオ通話 / 音声通話        ビデオ通話 / 音声通話


    2段階認証          2段階認証            2段階認証               2段階認証


  5GBストレージ       10GBストレージ     10GBストレージ / 1ユーザー   10GBストレージ / 1ユーザー


       ー              ー           ユーザー管理機能            ユーザー管理機能


       ー              ー               ー              セキュリティ管理機能



                                                                       13
  ビジネスチャットをとりまく環境

● 新型コロナウイルス感染症によるテレワーク需要の拡大が、大きな追い風となっている
● ビジネスチャットは国内普及率30%未満*1。一方、海外先進国では高い普及率であり実証済みのマーケット
● 市場規模は2022年で230億円と予測され、CAGR+30%で拡大するポテンシャルの大きな高成長マーケット*2




         各国のビジネスチャット利用状況              ビジネスチャット国内市場規模


                                       CAGR+30%




*1 総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」より
*2 富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2018年版」より
                                                            14
 当社サービスの特徴


   誰もが簡単に使える            オープンプラットフォーム              フリーミアム




● ITを専門としないビジネス職をメイン   ● 社内外をひとつのアカウントでシーム   ● 無料で期限がなく使い続けられ、活用
  ターゲットとして、機能やインター       レスにやりとり可能なオープンプラッ     が進むことで有料となる"フリーミア
  フェイスを設計                トフォーム型を採用             ム"モデルでサービス提供
● 複雑なカスタマイズが不要で誰もが簡    ● 取引先やお客様との間で利用する事例   ● 無料のプランがあることで、取引先や
  単に利用可能                 が多数                   お客様にも気軽に勧められる



                                                                   15
   中小企業マーケットにフィット

                                     Chatworkの企業規模別
                                       有料ユーザー割合




                簡単に使える




オープンプラットフォーム             フリーミアム




   中小企業マーケット
    ● ITに詳しい人が社内に少ない
                                   有料ユーザーのうち、ユーザー数ベースで
    ● ITにかけられる予算がない
                                     300人以下の契約が85.5%を占める*1
    ● 取引先や顧問先と同じツールを使いたい          ※中小企業が大半であり、個社依存が少なく安定



*1 2020年3月末時点                                                16
業界におけるポジショニング
● 主要な競合は2社あるが、各社の中心となるターゲット層は異なっている
● ビジネスチャットの市場浸透率が低いため、各社がそれぞれの領域で新規に市場開拓を進めている状況



   ターゲット層:              企業規模 大



                        B社
                                 A社

          ITスキル 低                     ITスキル 高




                        企業規模 小



                                                   17
当社サービスの強み

複利でユーザー数が伸び続けるサービス構造
● 社内外がシームレスにつながるオープンプラットフォームと、無料からはじめられるフリーミアムの
 特性により、お客様・取引先と使いやすいため、紹介によりユーザーが複利の構造で広がり続けている
● 競合他社の参入も、ユーザー数の伸びには影響していない


           サービス開始からの登録ID数推移

                                     競合他社の参入時期
                                         2013年8月
                                     1
                                         A社 リリース

                                         2017年3月
                                     2
                                         B社 リリース

                                         2017年11月
              1        2   3         3
                                         A社 日本語版リリース


                                                       18
成長を支える2つのモデル

 フリーミアム   ● 無料で使えるプランを広く利用してもらい、活用が進むと機能制限があり有料化
   モデル    ● 獲得にセールスの手がかからず、完全にオンラインのみで完結



  セールス    ● マーケティング活動を実施し、インサイドセールス(電話営業)を中心に直接販売
   モデル    ● ビジネスチャットをまだあまり知らない、ITに詳しくない顧客層が中心


                  モデル別 売上




                                                    19
  利用開始年度ごとのユーザー収益推移
● 解約に伴う減少収益を、社内の利用ユーザー増などの増加収益が上回っている(ネガティブチャーンを実現)
● ネットレベニューリテンションレート*1は127%*2を達成
● 月次継続率は99.6%*3 と非常に高い水準




*1 「N-1期末時点における課金顧客から生じるN期末時点におけるストック収入」÷「N-1期末時点におけるストック収入」
*2 2018年12月末における課金顧客から生じる2019年12月末時点におけるストック収入 ÷ 2017年12月末時点から2018年12月末時のストック収入   20
*3 「1-解約率」。解約率は登録ID数に対しての解約率。2019年4月から2020年3月末までの12か月平均値
 好循環が加速するサービス構造

サービス成長の好循環サイクルを、収益を投資することでさらに加速可能



                   1   ユーザー数が多いことがサービス価値につながる
               3       (ネットワーク効果)

                   2   サービス価値に伴い活用度が上がることで、社外ユー
                       ザーの紹介や社内での利用ユーザー数が増え、ユー
   1                   ザー数が増加する

                   3   活用度が上がると収益が増加する事業モデルとなって
                       おり、その収益を認知拡大と機能強化へと再投資する
           2           ことで、サイクルがさらに加速




                                                  21
  今後の戦略

Chatworkはビジネス版スーパーアプリへ
● スーパーアプリ = プラットフォーム化し、いろいろなビジネスの起点になるアプリ
● ビジネスチャットは、他SaaSと比較して圧倒的に滞在時間が長く、プラットフォーム価値が高い
● Chatworkはオープンプラットフォームとして、様々なサービスやユーザー同士の連携が容易


                                                   コラボレーション(情報)

                    タスク管理
                                         CRM/SFA        ドキュメント管理   Web会議             カレンダー
                   プロジェクト管理




                         HR(ヒト)                                       ファイナンス(カネ)

                                                                        資金調達                 助成金
                 エンゲージメント             人事評価
                                                                   (Chatwork 早期入金)    (Chatwork 助成金診断)



                                     アウトソーシング
                                                                                        請求管理
                    採用            (Chatwork アシスタント)                    決済
                                                                                        契約管理
                                   (Chatwork 電話代行)



                  クラウド                勤怠管理
                                                                     受発注管理               会計
                  ソーシング               労務管理


* 赤字は2020年3月時点でサービス提供済み                                                                                  22
  市場規模
● Chatworkが捉える潜在市場規模(TAM)*1




                                    ×
            国内労働人口
          6,724万人          *2
                                                 Chatwork
                                               料金プラン単価*3                 =        6,455                  億円



             国内中小企業のIT支出*4
                                                  4.1        兆円

                                                                                  プラットフォーム化による
                                                                                  ターゲット市場の拡大




             Chatworkの潜在市場規模
                                                  0.6        兆円



*1 実現可能な最大の市場規模(Total Addressable Market)。外部統計資料や公表資料、当社保有のデータを元に当社が想定する市場を推察した市場規模であり、客観的な市場規模を示すものではありません。
*2 総務省統計局「労働力調査」より。2019年平均の就業者数
*3 エンタープライズプラン単価800円/ユーザーの12ヶ月分
*4 IDC Japan「国内SMB IT市場予測」より。2018年度国内SMB IT市場
                                                                                                               23
 将来の成長イメージ


                 〜2024年                        2025年以降


ビジネスチャット市場を拡大させ、ビジネスコミュニケーショ               プラットフォーム化を進め、
ンの当たり前に。高成長を維持し、売上高100億円へ                  新サービスによる収益拡大


セールス体制を強化し、レバレッジ          ネットワーク効果を最大化する    強固なユーザーとの接点を活かして
 をかけたマーケティングを実施           プロダクトロードマップの実行       プラットフォーム化

インサイドセールスを中心とした高効率   最大の強みであるオープンプラット      各種SaaSサービスとの連携、経営支援
なセールス体制を構築し、投入した広告   フォーム性を活かした機能を強化し、     サービスの提供などを拡張し、中小企業
宣伝費以上の売上を獲得し急成長させる   サービス価値向上とユーザー拡大を加速    ビジネスの基盤となるサービスへ




   中小企業マーケットにおける圧倒的なシェアを確立                 ビジネス版スーパーアプリへ


                                                                 24
02
主要トピック
 新型コロナウイルス感染症の影響について

事業環境として大きな追い風となっている
● テレワーク需要の急拡大により、3月以降から登録IDの純増数が急増。1月と比較し4月は+115.6%の伸び
● 問い合わせも大きく増えており、セールス体制の拡充を急速に進めている
● 売上の増加としては下半期以降で大きくなっていく見込み


                      登録IDの純増数



                             +115.6%




                                                         26
 新型コロナ対応事例:GMOインターネット様

Chatworkの活用によりグループ全社での在宅勤務を可能に
● 他社に先駆け、1/27 より約4,000人を在宅勤務へ移行したことで、多くのメディアで取り上げられる
● 普段からChatworkを活用しており、テレワーク移行後もこれまでと変わらない仕事環境での勤務ができている
● 在宅勤務一ヶ月後に行った社内アンケートでは、9割が高評価、7割が大きな問題はないと回答


                                「スムーズに在宅勤務へ移行できたのは
                                Chatworkがあったから」
                                ● 災害対策本部を設置し、グループチャット上で議論、情
                                  報共有をスピーディーに実施

                                ● 在宅勤務の孤独を、ビジネスチャットによるコミュニ
                                  ケーションの可視化が大きく軽減

                                ● メールのようなお作法がなく、全員が同じコミュニケー
                                  ションツールを使うことが効率化につながる

 事業:インターネットインフラ、広告、金融など         ※参考
 規模:東証一部、グループ 114社、従業員約6,000人   GMOインターネットグループに聞く緊急時のテレワーク移行のポイント -なぜ約4000人
                                が在宅勤務へスムーズに移行できたのか?
                                https://go.chatwork.com/ja/column/telework/gmo-interview.html   27
新型コロナウイルス感染症に対する当社の取り組み

急激に変化する社会情勢に対し、社内外で機動的な対応を実施
               社内・従業員向け                    お客様・お取引先向け
     全社員の在宅勤務体制を早急に整備              オンライン中心のセールス・マーケティングを実施
     生産性を落とさない環境支援を物心両面でサポート       社会貢献としての無償提供、制限緩和を実施

     ● 社長直轄の緊急対策本部を設置              ● 当社主催で主要SaaS企業と合同でオンライン
     ● 全社員の勤務体制を在宅勤務推奨へ              の「テレワークカンファレンス」を企画
2月                                 ● 第1回テレワークカンファレンス実施
                                     (協賛企業9社/400名超の参加者)


     ● 全社員の勤務体制を原則在宅勤務、            ● 第2回テレワークカンファレンス実施
       オフィス出社禁止、顧客訪問禁止へ              (協賛企業15社/1,000名超の参加者)
3月   ● 非常時特別手当、在宅ワーク環境整備の          ● 組織向け有料プランを1ヶ月無償提供
       支援制度を新設                     ● 無料プランのビデオ通話参加者数の上限緩和


     ●   全社員へマスク支給 (6,000枚を法人購入)   ● 第3回テレワークカンファレンス実施
     ●   在宅勤務が続くことによるメンタルサポート        (協賛企業25社/1,300名超の参加者)
     ●   オンラインランチ会を毎日開催            ● 組織向け有料プランの無償提供、
4月   ●   オフィスの椅子を在宅勤務で利用可能に          無料プランのビデオ通話参加者数の
                                     上限緩和を延長
                                                              28
  価格改定、旧プランの廃止を実施

組織向けプランの価格改定を実施
● 2020年2月末よりビジネスプラン(中小向け)・エンタープライズプラン(大企業向け)の価格を20%増に改定
● 新規登録ユーザーのみが対象となり、既存ユーザーの料金は据え置き


旧プランを廃止し、新料金体系へ移行
● 2020年4月より、2011年4月〜2016年3月まで提供していた旧ビジネスプランを廃止
● 旧ビジネスプランをご利用のユーザーは、2020年4月以降の更新日から新料金が適用される
● 旧ビジネスプランは長期にわたり大幅に安い価格で提供されており、価格の適正化としてご理解をお願いした



2011年4月      サービス開始            2016年4月      価格改定               2020年2月     価格改定               2020年4月      旧プラン廃止
● 旧ビジネスプラン*1                   ● ビジネスプラン:500円                 ● ビジネスプラン:600円                  ● 旧ビジネスプラン廃止
  100〜200円                     ● エンタープライズプラン*2:800円           ● エンタープライズプラン:960円




*1 2011年4月リリース時のビジネスプランは現在と料金体系が異なり、「ビジネス10(10IDパック)」は1IDあたり200円、「ビジネス100(100IDパック)」は1IDあたり100円と契約プランによって1IDあたり
の料金が異なります。2016年の価格改定以降は、ID数 x プラン価格 の料金体系となります。
*2 エンタープライズプランは2016年11月より新設                                                                                         29
    03
2020年12月期 第1四半期 業績
業績ハイライト


●   第1四半期売上高は541百万円(前年同期比 +31.2%)
●   Chatwork事業の第1四半期売上高は467百万円(前年同期比 +29.0%)
●   売上総利益は399百万円(前年同期比 +56.5%)
●   営業利益は85百万円(前年同期比 +288.2%)


●   第1四半期においては新型コロナウイルス感染症の影響は限定的で、売上高は当初想定通
    りの順調なスタート
●   システム原価(開発人件費とサーバー費の一部)を資産計上したことにより、売上総利益
    以下の各段階利益は大幅増加し、売上総利益率は前年同期比+11.9ptと大きく改善
●   課金ID数は41.2万IDと前年同期比+16.4%で成長し、価格改定もありARPUは351.8円と前
    年同期比+9.7%へと改善


                                                         31
  業績サマリー
● 売上高は前年同期比+31.2%と順調に成長
● 各段階利益はシステム原価の資産計上の影響もあり大幅に伸長

                         Q1 '19             Q4 '19           Q1 '20
                                                                               前年同期比              前四半期比
        単位:百万円          (前年同期)            (前四半期)*1          (当四半期)

        売上高                      413               502              541            +31.2%             +7.8%

        売上総利益                    255               313              399            +56.5%            +27.3%

        利益率                   61.8%             62.4%           73.7%              +11.9pt           +11.3pt

        営業利益                       22                16               85         +288.2%           +434.0%

        利益率                   5.34%              3.2%           15.8%              +10.5pt           +12.6pt

        経常利益                       22                16               86         +279.0%           +415.8%

        純利益                        20                11               92         +345.6%           +682.0%


*1 2019年12月期決算説明資料では、Q1 ‘19〜Q4 ‘19の売上高に決算整理仕訳による調整額を入れておりませんでしたが、本資料より調整額を入れた数値で開示しております。それにより、Q1 ‘19〜Q4 ‘19の売上高、売上総利   32
益、営業利益、経常利益、純利益の数値が前回開示の数値と異なります。
売上高推移
● Chatwork事業の売上は安定的な成長を継続。セキュリティ事業も在宅ワーク環境増加の影響を受け大きく伸長
● 新型コロナウイルス感染症の影響による登録ID数の増加は、下半期以降に売上増として反映されていく見込み


                                       売上高
               単位:百万円                                          541
                                                         501
                                                   458
                                             439
                                       412
                                 375
                           338
                     296
               288




                                                                     33
   主要KPI推移
● 登録ID数は327万IDを越え、紹介による複利効果で四半期ごとに成長が加速
● DAU数は74.6万と、新型コロナウイルス感染症の影響を受け当四半期において大きく増加

                         登録ID数                DAU数*1
 単位:万                                  単位:万




*1 1日あたりのサービス利用者数(Daily Active User)                   34
   主要KPI推移
● 課金ID数は41万を超え、順調な推移
● ARPUは、安定的な上昇を継続。新価格や旧プラン廃止により、今後も向上が続く見込み

                         課金ID数                                     ARPU*1
 単位:万                                                       単位:円




*1 Chatwork利用料の有料課金ユーザーあたりの平均単価(Average Revenue Per User)                   35
 売上総利益・売上総利益率推移
● 当四半期より、システム原価を資産計上した影響により、売上総利益が急伸
● 売上総利益率は73.7%と前四半期比+11.3ptと大きく改善
● システム原価を従来どおり費用計上した場合でも売上総利益率は66.5%となり、前四半期比+4.1ptの改善

                          売上総利益・売上総利益率
                 単位:百万円




                                                         36
営業利益推移
● 売上総利益と同様、システム原価の資産計上により大幅に伸長
● 今後、テレワークへの特需に対応するために機動的な投資を行っていく予定



                        営業利益
              単位:百万円




                                       37
 費用構成推移
● 黒字化に伴い当四半期よりシステム原価の資産計上を行い、人員が増えたにも関わらず人件費が減少
● 売上に対する費用構成比では人件費率が継続的に大きく減少し、労働集約ではないモデルとなっている



                        費用構成                                        売上に対する費用構成比
単位:百万円                                                     単位:百万円

                                               479
                                      1,737
                                         450         456
                       436
               1,482         389   407
   343   356    345




                                                                                  38
従業員数推移
● 採用は順調に進んでおり、当四半期は7名の純増となった
● 今後、インサイドセールス、エンジニアを中心に採用を加速していく

                                  従業員数
       単位:名


                                                          114
                                                    107
                                         99   104
                                    95
                   86        91
              84        84




                                                                39
   04
2020年度12月期 業績予想
 2020年12月期 業績予想

● 新型コロナウイルス感染症による影響は追い風ではあるものの、社会情勢は流動的であり、期初の業績予想を維持
● 前期より引き続き、Chatwork事業の売上高成長を最重要の経営目標としたい(+50%以上の成長を目指す)
● 当四半期では利益が大きく伸長。黒字を継続しつつも、市場環境の変化に機動的に対応したい


                     2020年12月期 業績予想


            Chatwork事業売上高 前期比   +40   %以上


            全体売上高 前期比           +30   %以上


            売上総利益 前期比           +40   %以上


            営業利益・経常利益・純利益       黒字を継続
                                                          41
    2020年12月期 業績予想のアップサイドシナリオ
●   新型コロナウイルス感染症の影響によるテレワーク需要の増加をアップサイドシナリオに追加
●   開発人件費の資産計上を実施したことにより、大幅に利益が増加


               アップサイドシナリオ                     現在の状況

                                         情勢を見極めており、現在のとこ
     新型コロナウイルス感染症により、テレワーク需要が加速する可能性
                                         ろは大きな追い風

                                         セールス人員の採用進捗が順調。
     広告宣伝費を巡航速度で投資する想定だが、セールス・マーケティング体
                                         新型コロナウイルス感染症による
     制の成熟に伴い、ROIがあうと判断できれば大きく投資したい
                                         問い合わせ増への対応を急ぐ

                                         カスタマーサクセスによる課金ID
     導入支援やソリューション提案、カスタマーサクセスなど当期からはじめ
                                         増の実績が増え始め、メンバーを
     る新施策は保守的な見立てをしており、上振れる可能性
                                         増員中

                                         新型コロナウイルス感染症によ
     新規事業に対しては不確定要素が高いため見通しには含めていないが、事
                                         り、早期入金(ファクタリング)
     業開発部を設立し取り組んでいく予定
                                         サービスへの需要が急増


     黒字化に伴い、開発人件費の一部を資産計上できる可能性          当四半期より資産計上を開始



                                                            42
  コスト構造 − 投資プリンシプル

                               ● SaaSにおける新規顧客獲得コスト(セールス・マーケティング費用)は、
                                  将来の売上を獲得するためのコストであり、将来への投資と考えられる
                               ● 営業黒字を保ちつつ、効率的な将来への投資を行っていく

               2年目以降
将来                ARR
                (LTV*2)




                                                                              利益
                                                         利益(販促除)   セールス・マー
                 ARR*1                                             ケティング費用
当期             (定期売上)
                                    一般管理費
                                     売上原価

                 売上                  コスト                 成長コスト     成長コスト     営業利益
                                                         控除前利益
*1 年間経常収支。毎年決まって発生する1年間の収益、売上(Annual Recurring Revenue)
*2 顧客生涯価値。顧客がサービスを使ううえで、生涯合計でどのくらいの金額を使うかの指標(Life Time Value)
                                                                                    43
 株主優待制度のご案内

株主さまの日頃のご支援に感謝いたしまして、
株主さまへのご優待をおこないます

対象となる株主さま

● 本年度より毎年6月30日現在、および12月31日現在の当社株主名簿に2回(6ヶ月)以上連続して
 当社株式の1単元(100株)以上の保有が記載されている株主さまが対象となります


ご優待の内容

● 当社有償提供のパーソナルプランを、1株主番号に対して1ID贈呈いたします
● 当社株式を保有いただいている期間において、月額の料金を無償とさせていただきます*1


詳しい内容につきましては、後日、7月上旬を目処に弊社サイトにてご案内申し上げます。
上記対象となる方でご応募頂いた株主様に、ご優待内容を差し上げる予定でございます。

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Appendix
経営メンバー 代表取締役


             代表取締役CEO兼CTO 山本 正喜
             大学在学中にEC studio(現Chatwork株式会社) を2000年に創業。以来、技術を統括する
             CTOとして多数のサービス開発に携わり、2011年3月にクラウド型ビジネスチャット
             「Chatwork」を企画しリリース。エンジニアとして開発を主導しながら、事業責任者とし
             て会社の主力事業へと育て上げる。2018年6月、同社の代表取締役CEO兼CTOに就任。




 CEOとしての強み

  ● コアプロダクト「Chatwork」初期における企画・開発・事業責任者を担当

  ● 創業期からの取締役として、技術開発・事業運営・コーポレート業務を幅広く管掌

  ● 技術に強いCEOとして、技術トレンドを深く読み込んだ意思決定が可能




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経営メンバー 取締役


       取締役副社長COO 山口 勝幸
       SI・制作会社勤務を経て、ITサービス提供事業会社でサービスと組織マネージメントに従
       事。2008年にChatworkに入社、CMO(Chief Marketing Officer)としてビジネス部門を
       統括。2019年3月、取締役副社長COOに就任。Business IT推進協会(BIPA)の理事を務め
       るなど、士業や多業種企業との外交も担う。




       取締役CFO兼コーポレート本部長 井上 直樹
       早稲田大学卒。戦略系コンサルのローランドベルガーやデル等を経て、2008年リクルート
       に入社、新規事業開発やM&Aに従事。2012年にIndeed買収を担当、その後PMIのためアメ
       リカに駐在、2015年からはTreatwell買収後のPMI担当としてイギリスに駐在。帰国後
       2017年11月よりCFO としてChatworkに入社。2019年3月取締役CFOに就任。




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経営メンバー 執行役員

       執行役員兼人事広報本部長 西尾 知一
       京都大学文学部卒業。2001年日本放送協会入局、放送記者として、司法、自治体、スポー
       ツなどを取材。2007年シナジーマーケティングに入社、IPO業務に携わり、その後管理本
       部長としてコーポレート業務全般を統括、バックオフィスからM&Aまで幅広い分野に従
       事。2017年より、Chatworkに入社し、2019年3月より執行役員に就任。



       執行役員兼開発本部長 春日 重俊
       明治大学経営学部を卒業後、電通国際情報サービスに入社、大手企業の基幹会計システム導
       入の経験を積む。その後リクルートに入社、新規事業の業務に従事し、組織マネジメント・
       サービス企画・BPRなどに携わり、2016年1月にChatworkに開発本部長として入社。2019
       年3月に執行役員兼開発本部長に就任。



       執行役員兼事業推進本部長 福田 升二
       2004年伊藤忠商事に入社。インターネット関連の新規事業開発・投資業務に携わる。2013
       年にエス・エム・エスに入社。介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」や介護職向け
       求人・転職情報サービス「カイゴジョブ」などを中心とする介護領域全体を統括する。
       2018年に同社執行役員に就任。2019年1月より当社社外取締役に就任。2020年4月より、
       Chatworkに入社し、執行役員兼事業推進本部長に就任。

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